JP2006324721A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子写真方式のプリンタにおいて、ドット間の不規則な干渉による影響を補正し、且つ処理を高速に行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置20は、入力された画像データに色補正および色変換処理を行う色補正・色変換部21と、ハーフトーン処理を行い、露光に合わせた画像データを取得するハーフトーン処理部22と、補正する画素を特定するためのフラグを生成するフラグ生成部23と、補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部28と、ドット間の不規則な干渉を、フラグおよび補正テーブルを参照して所定の周期の位置にドットを形成したときに受ける干渉に近づける補正を行う補正処理部24と、補正した画像データから印刷エンジン30が電子写真印刷を行うための露光信号を生成する露光信号生成部25と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像処理装置20は、入力された画像データに色補正および色変換処理を行う色補正・色変換部21と、ハーフトーン処理を行い、露光に合わせた画像データを取得するハーフトーン処理部22と、補正する画素を特定するためのフラグを生成するフラグ生成部23と、補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部28と、ドット間の不規則な干渉を、フラグおよび補正テーブルを参照して所定の周期の位置にドットを形成したときに受ける干渉に近づける補正を行う補正処理部24と、補正した画像データから印刷エンジン30が電子写真印刷を行うための露光信号を生成する露光信号生成部25と、を備える。
【選択図】 図1
Description
露光することにより像担持体上に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像してドットを形成する電子写真印刷において、ドット間の干渉を考慮して補正する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、感光体を露光することにより形成した静電潜像に、トナーを定着されてドットを形成する、いわゆる電子写真方式のプリンタでは、多階調で表現された画像データにハーフトーン処理を施すことによって、ドットを形成する画素を決定している。電子写真方式のプリンタにおけるハーフトーン処理としては、ドット集中型のディザ法を用いることが多いが、ドット集中型ディザ法では一定の周期的な位置にドットを形成するためにモアレが発生することがあり、また、解像度が低下するためにドットの間の位置に形成されるべき線などの欠けを発生することがあった。そこで、これらの問題の少なくとも一つを解決するため、ドット分散型ディザ法、誤差拡散法などのドット密度を制御する手法を用いることが考えられる。これらの手法によれば、解像度の低下を抑えられるために、線の欠けの発生を抑えた高画質な画像を得ることができると期待される。また、誤差拡散法などの方法によってドット位置に周期性を持たせなければ、モアレの発生しない高画質な画像を得ることができると期待される。
ここで、電子写真方式のプリンタにおいて、誤差拡散法を用いると、形成するドット間の距離が不規則となるため、ドットを形成する静電潜像が周辺の画素に帯電した電荷から不規則に干渉を受けることがあった。このように、ドット間の干渉が不規則に生じるため、例えば、隣り合って形成されるドット同士が繋がって大きくなってしまったり、周辺に形成するドットがないような孤立したドットにあっては条件によってドットが大きくなってしまったり小さくなってしまうことがある。このようにドットの大きさが不規則に変化すると、印刷した画像の粒状性(ざらつき感)が大きくなってしまう。また、ドット分散型ディザ法を用いた場合でも、ドット数の変化に応じて干渉の程度が変化してドットの大きさが変化してしまうので、ドット数に対応した階調にならないことがあった。そのため、実際に印刷してみると、階調が反転し、階調性を適切に表現できないことがあった。
そこで、特許文献1では、誤差拡散法によるハーフトーン処理を行ったときに、形成するドットが隣接しているドットについては、隣接ドットの影響によりドットが大きく形成されることを考慮して、露光する画素領域の面積を減少させる処理を行っている。このようにすれば、隣接しているドットが干渉し合うことにより発生するざらつき感を抑えることができる。
特許文献2では、隣接するドット以外に周辺に位置するドットの干渉も考慮するため、感光体へ照射するビームのエネルギー分布を用いて、露光された静電潜像の電位の分布を計算している。計算した静電潜像の電位の分布からドット間に及ぼしあう干渉を補正している。
特許文献3〜5では、注目画素の周辺画素の階調値を参照して、露光量を増減させる制御を行うことにより、周辺画素との干渉を補正している。具体的には、特許文献3では、ラプラシアンなどの輪郭を強調するオペレータ演算を行うことにより周辺画素との干渉を補正している。特許文献4〜5では、ドットを形成する画素の周辺画素の階調値の平均値、または重み付き平均値に応じて露光量を増減させることにより、周辺画素との干渉を補正している。
しかしながら、特許文献1では、隣接したドットのみを想定しているので、例えば、1画素おきにドットを形成するパターンのように、他のドットパターンに対応することはできない。また、特許文献2に記載の技術では、隣接したドット以外のドットパターンであっても対応することができるものの、静電潜像の電位を推定するための計算量が多大なものとなる。特許文献3〜5の技術によっても、画像全体にオペレータ演算を行う必要があるため、計算量が大きくなってしまう。
このように、従来の技術によっては、ドット密度制御型のハーフトーン処理を施した際に、不規則なドット位置の影響を補正するためには、計算量が大きくなってしまうという課題があった。
また、特許文献3の技術においては、ドットを形成する画素が連続する黒領域を処理した場合には、オペレータ演算を行うことにより黒領域の階調値を小さくしてしまうので(特許文献3 第11頁参照)、感光体の露光特性や現像装置の特性などによっては、連続した黒領域において安定して画像形成することが困難になるという課題があった。
そこで、本発明は、このような課題の少なくとも一部を解決し、電子写真方式のプリンタにおいて、ドット間の不規則な干渉による影響を補正し、且つ処理を高速に行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理装置であって、露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得部と、ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるように、画像データの階調値を補正する補正処理部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、画像データの階調値を補正することにより露光量を調整して、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに受ける干渉に近づけるので、ドット間に生じる干渉が平準化される。不規則な位置の画素を露光してドットを形成するような画像データであっても、ドット間に不規則に及ぼしあう干渉を平準化するので、ドット間の不規則な干渉を抑えて、画質に優れた画像を印刷することができるようになる。
ここで、補正処理部は、画像データの階調値を補正することにより、注目画素の周辺の画素における露光量を、注目画素を含む所定の周期の画素を露光したときの露光量に近づけることが好ましい。
このようにすれば、注目画素の周辺の画素における露光量を、注目画素を含む所定の周期の画素を露光したときの露光量に近づけることにより、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに受ける干渉に近づけることができる。したがって、露光量を調整することにより、ドット間に生じる干渉を平準化することができる。
ここで、画像データ取得部は、入力された画像データにハーフトーン処理を施して、露光に関する階調値を有する画像データを取得することが好ましい。
このようにすれば、ハーフトーン処理を施した画像データに対して補正することになるので、ハーフトーン処理により生じたドット間の不規則な干渉を抑えることができる。
なお、ハーフトーン処理としては、誤差拡散法、ドット分散型ディザ法などのドット密度制御型のハーフトーン処理を用いることが望ましい。誤差拡散法であれば、不規則な位置に形成したドット間の干渉を抑えるので、ざらつき感を低減することができる。ドット分散型ディザ法であれば、不規則な干渉により生じるドットのばらつきを抑えることができるので、階調の反転を抑制することができる。したがって、ハーフトーン処理により生じる不規則な干渉を抑えて、画質に優れた画像を印刷できるようになる。
ここで、補正処理部は、注目画素から所定の周期の1周期分の画素数だけ離れた位置より近い位置にドットを形成する画素がない当該注目画素を孤立画素として、孤立画素から、1周期分の画素数だけ離れた位置にある画素について階調値を増加させることが好ましい。
このようにすれば、孤立画素に対して1周期分の画素数だけ離れた位置にある画素の階調値を増加させるので、孤立画素の周辺における干渉を、所定の周期に位置する画素にドットを形成したときの干渉に近づけることができる。したがって、孤立画素に形成するドットの不規則な干渉を抑え、画質に優れた印刷を行うことができるようになる。
ここで、孤立画素から、1周期分の画素数だけ離れた位置にあるドットを形成しない画素について階調値を増加させることが好ましい。
このようにすれば、孤立画素の周辺における干渉を補正する際に、ドットを形成する画素については階調値を増加させる補正を行わないので、1周期分の画素数だけ離れた位置に形成するドットを大きくしてしまうことがなくなる。したがって、より適切に補正することができるようになる。
ここで、補正処理部は、ドットが形成されないような値だけ階調値を補正することが好ましい。
このようにすれば、孤立画素に対して1周期分の画素数だけ離れた位置にある画素について、ドットが形成されないような値だけ階調値を増加させるので、補正した画素には新たにドットが形成されない。したがって、形成するドットパターンを変えることなく、ドット間の不規則な干渉を抑えることができる。
ここで、補正処理部は、注目画素から所定の周期の1周期分の画素数だけ離れた位置より近い位置にあるドットを形成する画素を近接画素として、近接画素について階調値を減少させることが好ましい。
このようにすれば、注目画素に対して近接画素がある場合に、近接画素の階調値を減少させることによって、注目画素の周辺における干渉を、所定の周期の画素にドットを形成したときに受ける干渉に近づけることができる。したがって、注目画素と近接画素との不規則な干渉を抑え、画質に優れた印刷を行うことができるようになる。
ここで、注目画素から、所定の周期の1周期分の画素数より近い位置の画素に第1のフラグを付与し、注目画素から、1周期分の画素数だけ離れた位置の画素に第2のフラグを付与するフラグ付与部を更に備え、補正処理部は、第1のフラグおよび第2のフラグに基づいて、補正する画素を判断することが好ましい。
このようにすれば、注目画素に対して、所定の周期の1周期分の画素数より近い位置の画素については第1のフラグを、注目画素から1周期分の画素数だけ離れた画素には第2のフラグを付与するので、第1のフラグおよび第2のフラグに基づいて、注目画素に対する近接画素、または孤立画素から1周期分の画素数だけ離れた画素を判断することができる。したがって、第1のフラグおよび第2のフラグにより補正すべき画素を容易に判断することができる。また、フラグに基づいた簡単な判断により補正する画素を容易に知ることができるので、特許文献2〜4に記載の技術に比べると、処理に要する計算量を少なくすることができる。
ここで、補正処理部は、第1のフラグが付与された画素について階調値を減少させることが好ましい。このようにすれば、第1のフラグが付与された画素について補正を行うことにより、容易に孤立画素の補正を行うことができる。
ここで、補正処理部は、第2のフラグが付与された画素について階調値を増加させることが好ましい。このようにすれば、第2のフラグが付与された画素について補正を行うことにより、注目画素に対する近接画素の補正を容易に行うことができる。
ここで、補正処理部は、第1のフラグおよび第2のフラグを付与された画素には、階調値を増減しないことが好ましい。
このようにすれば、第1のフラグおよび第2のフラグを付与された画素には階調値を増減しないので、ドットを形成する画素が連続して分布している黒領域においては、各画素に第1のフラグおよび第2のフラグを付与され、階調値を増減しないことになる。したがって、補正することによりドットを連続して形成する黒領域における画像形成が不安定になることがなくなる。
ここで、補正処理部は、第1のフラグおよび第2のフラグを共に付与されていない画素には、階調値を増減しないことが好ましい。
このようにすれば、第1のフラグおよび第2のフラグを共に付与されない画素には階調値を増減しないので、ドットを形成する画素が連続して存在しない白領域においては、各画素に第1のフラグおよび第2のフラグが付与されないので、階調値を増減しないことになる。したがって、補正することによりドットを形成しない白領域における画像形成が不安定になることがなくなる。
また、本発明は、方法の発明とすることもできる。すなわち、本発明の画像処理方法は、像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理方法であって、露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得工程と、ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるように、画像データの階調値を補正する補正処理工程と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明は、画像処理プログラムまたはその画像処理プログラムを記録した記録媒体とすることもできる。すなわち、本発明の画像処理プログラムは、像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理プログラムであって、コンピュータを、露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得部、ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるための補正量を示す補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部から補正テーブルを読み出し、補正テーブルに従って画像データの階調値を補正する補正処理部、として機能させることを特徴とする。
本発明の画像処理プログラムを記録した記録媒体としては、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク、CD−RやDVD−Rなどの光ディスク、MOなどの光磁気ディスク、メモリカードなどのコンピュータが読み取り可能な種々の記録媒体を利用することができる。
以下、本発明を具体化した画像出力装置2について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明が適用されるシステム全体を示す構成図である。本システムは全体として、印刷対象としてのデータを供給するホストコンピュータ1と、ホストコンピュータ1に接続され、ホストコンピュータ1から入力された画像データに基づく画像を出力する画像出力装置2とを備えている。
ホストコンピュータ1は、アプリケーション部10とラスタライズ部11とを備えている。アプリケーション部10は、文字データ、図形データ、ビットマップデータ等の印刷対象となる画像データを生成する。例えば、ホストコンピュータ1でワードプロセッサや図形ツールなどのアプリケーションプログラムを使用してキーボード等の操作により文字データや図形データなどを生成する。
ラスタライズ部11は、アプリケーション部10が生成したデータを画素ごと(又はドットごと)に階調値を持つ画像データに変換する。本実施形態では、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の色毎で、8ビットの階調データを画素ごとに有する画像データに変換する。したがって、ラスタライズ部11から出力される画像データは、画素ごとに「0」から「255」までの256種類の値(階調値)を有することになる。ラスタライズ部11が生成した画像データは、画像出力装置2に出力される。
画像出力装置2は、ホストコンピュータ1から入力された画像データに基づく画像を電子写真方式により印刷するものであり、より具体的には、画像出力装置2は、レーザプリンタ、複写機などである。図1に示すように、画像出力装置2は、大別して、入力された画像データに各種の画像処理を行い、印刷エンジン30が印刷するために適した画像データに加工する画像処理装置20と、画像処理を施したデータに基づき印刷用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷エンジン30とを備えている。
図2は、画像処理装置20の具体的ハードウェア構成を示した図である。画像処理装置20は、入力インターフェース(以下、入力I/F)40、CPU41、ROM42、ハードディスク43、RAM44、メモリスロット45および出力インターフェース(以下、出力I/F)46を備えており、それらはバスを介して互いに接続されている。入力I/F40は、ホストコンピュータ1と画像出力装置2とのインターフェースの役割を果たす。入力I/F40には、所定の伝送方式により伝送されたホストコンピュータ1からの画像データが入力され、画像出力装置2が処理を行うことのできるデータに変換し、一旦RAM44に格納する。また、RAM44は、CPU41の制御によって実行される各処理のワーキングメモリとしての役割、後述する画像データ、フラグデータを記憶するバッファメモリとしての役割を果たす。
CPU41は、バスを介して、入力I/F40、ハードディスク43、ROM42、RAM44、出力I/F46のそれぞれと接続され、ハードディスク43またはROM42に格納された画像処理プログラムを読み出して、後述する各種処理を行う。すなわち、CPU41が画像処理プログラムを実行することにより、画像処理装置20が以下に説明する各種の処理を実行する構成として機能するようにしている。この画像処理プログラムは、予めハードディスク43やROM42に格納されていることとしてもよいし、例えば、メモリカード47などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体によって外部から供給され、メモリスロット45を介して画像出力装置2に備えられたハードディスク43に記憶することによって格納されるものとしてもよい。もとより、インターネットなどのネットワーク手段を介して、プログラムを供給するサーバー等にアクセスし、データをダウンロードすることによって格納されるものとしてもよい。
出力I/F46は、画像処理装置20と印刷エンジン30とのインターフェースの役割を果たす。画像処理装置20が各種の処理を施したデータは、出力I/F46を介して、印刷エンジン30に出力される。
次に、画像処理装置20の構成について説明する。画像処理装置20は、入力された画像データに色補正および色変換処理を行う色補正・色変換部21と、ハーフトーン処理を行い、露光に合わせた画像データを取得するハーフトーン処理部22と、補正に用いるフラグを生成するフラグ生成部23、フラグを参照して画像データに所定の補正を行う補正処理部24と、補正した画像データから露光信号を生成する露光信号生成部25と、を備えている。
また、画像処理装置20は、ハーフトーン処理を施した画像データを格納する画像データバッファ26、生成したフラグを格納するフラグデータバッファ27、および補正処理にて用いる補正量を示した補正テーブルを記憶している補正テーブル記憶部28を有している。実際には、画像データバッファ26およびフラグデータバッファ27はRAM44の所定の記録領域上に設定される。補正テーブル記憶部28はハードディスク43の所定の記録領域に補正テーブルを記憶している。
色補正・色変換部21は、ホストコンピュータ1より入力される256種類の階調値を有するRGB各8ビット(計24ビット)の画像データを受け取り、印刷エンジン30にて実際に印刷された印刷物が良好な色を表現できるように、画像データの色補正を行う。その後、色補正した画像データを、CMYKの画像データに変換する色変換を行う。ここで、Cはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラックを示している。なお、色補正は、色補正前後の階調値の対応を示した色補正テーブルを用いて行う処理である。色補正テーブルはROM42またはハードディスク43などに格納されている。
ハーフトーン処理部(画像データ取得部)22は、色補正・色変換部21が変換したCMYKの画像データに対して周知のハーフトーン処理を施し、所定の種類の階調値を閾値とした画像データ(2値あるいは4値などの多値の値)に変換する。本実施形態では、ハーフトーン処理として、ドット分散型ディザ法、誤差拡散法などのドット密度を制御する手法を用いることとする。もっとも、ハーフトーン処理としてはこれに限られることなく、ドット集中型ディザ法などドットサイズを制御する手法であってもよいし、例えば、ドット分散型ディザ法による誤差成分を誤差拡散法によりランダムに拡散させるように、複数の手法を組み合わせてハーフトーン処理を行うようにしてもよい。
フラグ生成部23および補正処理部24は、画像データに対して、ハーフトーン処理により生じるドット間の干渉を抑えるように補正するものであるが、詳細な説明については後述することとする。
露光信号生成部25は、画像データの階調値に対してパルス幅変調(PWM)を行い、レーザ駆動パルスを生成する。そして、このレーザ駆動パルスを露光信号として印刷エンジン30に出力する。
画像出力装置2の印刷エンジン30は、露光信号生成部25から入力された露光信号に基づいて駆動されるレーザダイオード31と、レーザダイオード31からのレーザビームが照射されることにより、表面に静電潜像を形成する感光体ドラム(像担持体)32とを備えている。
次に、印刷エンジン30が、静電潜像を形成する動作について簡単に説明する。図3は、静電潜像を形成する動作を説明するための図である。印刷に際しては、まず、印刷に先立って、帯電ユニット(図示なし)が感光体ドラム32の表面を帯電することにより、図3(a)に示すように感光体ドラム32の表面にマイナスの電荷を一様に帯電する。
一様にマイナスの電荷を帯電した状態で、レーザダイオード31が生成したレーザビームを感光体ドラム32に照射すると、レーザビームに反応して感光体ドラム32内部に分布する感光層が露光することにより、レーザビームが照射された領域の感光層にプラスの電荷が発生する。発生したプラスの電荷は、感光体ドラム32表面のマイナスの電荷と結合するようにして、レーザビームが照射された領域の電荷が中和される(図3(b)参照)。
露光した領域の電荷が中和されると、電荷が中和した領域とマイナスに帯電した領域とにより、感光体ドラム32表面に静電潜像が形成される(図3(c)参照)。静電潜像の電荷に応じて表面電界が発生する。また、感光体ドラム32表面にトナーを付着させるために、感光体ドラム32上の空間にはバイアス電界が付加している。表面電界およびバイアス電界により、図3(c)に示すように感光体ドラム32に向かう電界Eが発生する。静電潜像にマイナスに帯電したトナーを付着させようとすると、電界Eに応じて感光体ドラム32に向かう力がトナーに働いて、感光体ドラム32表面にトナーな付着することによりトナー像が形成される。形成されたトナー像を印刷用紙などの記録媒体に転写・定着すると、ホストコンピュータ1から入力された画像データに基づく画像が印刷される。
ここで、静電潜像の電荷が発生する表面電界は、レーザビームを照射して露光した画素について、その画素がもつ電荷のほかに周辺に位置する電荷の干渉も受けるようにして形成される。図4は、露光した画素およびその周辺に発生する電界の強さの一例を示した図である。図4では、横軸に感光体ドラム32表面における画素の位置、縦軸に感光体ドラム32から離れる向きの電界の強さを示している。トナーにはマイナスの電荷が帯電するので、図4に示す電界の強さがマイナスとなる領域において、トナーが電界の向き、すなわち感光体ドラム32に向かう方向に引き寄せられる。図4(a)は、周囲にドットを形成する画素がない孤立画素に対してドット(以下、「孤立ドット」という)を形成したときの電界の強さを示している。これは、例えば、図3(c)のように、一点の画素のみにレーザビームを照射したときの状態に相当している。このとき、孤立画素では、一様に帯電させたマイナスの電荷が中和されるので電界Eは小さくなる。しかしながら、レーザビームを照射した画素の周辺にはマイナスの電荷が残っているために、周辺の画素からの干渉も受けた結果、図4(a)に示すようにレーザビームを照射して露光した画素の位置mにおいて電界の強さが最小となり、位置mから周辺の領域については徐々に電界が大きくなる。このとき、電界の強さが0より小さい領域の大きさは図4(a)に示す「L1」となる。実際には、電界の強さが0付近の領域では、ドットの形成が不安定となるが、この領域にトナーが付着することによりおおよそL1の大きさのドットが形成されると推定できる。
図4(b)には、1つおきの画素にドットを形成したときの電界の強さを示している。このときのドットのパターンを以下では「周期パターン」ということにする。図4(b)の例では、位置mおよび位置m+2の画素にドットを形成している。もっとも、図では2つの位置にのみドットを形成しているが、m+4、m+6、…と1つおきの画素に繰り返しドットを形成する。このとき、画素間の干渉の程度が変化して電界の強さの大小が変化してしまうことがある。例えば図4(b)では、位置mについて見ると、図4(a)の場合に比べて、周辺の画素から受ける干渉を受けて、位置mにおける電界の強さは、孤立ドットのときより大きくなっている。このとき、電界の強さが0より小さい領域の大きさは図4(b)に示す「L2(<L1)」となり、孤立ドットのときよりも小さいドットが形成される。
また、図5は、連続した位置にある近接画素にドット(以下、「近接ドット」という)を形成したときの電界の強さを示した図である。図5の例では、位置mおよび位置m+1の画素にドットを形成している。このとき、例えば、位置mについて見ると、図4(b)の場合に比べても、さらに周囲にマイナスの電荷が少なくなるので、周辺の画素の電荷から受ける干渉は、1つおきの画素にドットを形成したときよりも小さくなる。したがって、図5に示すように、位置mにおける電界の強さはさらに小さくなっている。このとき、電界の強さが0より小さい領域の大きさは、隣り合うドットが結合してしまい、図5に示す「L3(>2×L2)」の大きさとなり、1つおきの画素にドットを形成した周期パターンのときよりもさらにドットが大きくなってしまう。
以上に説明したように、電子写真方式の印刷においては、周辺の画素から干渉を受けてドットの大きさが変化してしまうことがあった。このことは、例えば、誤差拡散法によるハーフトーン処理を行ってドットを不規則に分散させた場合、ドット間に不規則な干渉が働きドットサイズが不規則にばらつくことになる。このドットサイズのばらつきが印刷する画像にざらつき感を生じさせる要因となっていた。また、ドット分散型ディザ法を行った場合であっては、ドットサイズの不規則なばらつきにより、ドット分散型ディザ法により作り出した階調性を正しく再現できなくなってしまい、階調が反転してしまうことがあった。
そこで、本発明の画像処理装置20では、周期的な位置の画素にドットを形成した周期パターンの干渉に近づけることにより、ドット間に生じる不規則な干渉を抑え、ざらつき感および階調の反転を抑えることを目的としている。そのため、ハーフトーン処理部でハーフトーン処理された画像データにフラグ生成部23がフラグを付与し、生成したフラグに基づいて、補正処理部24は、ハーフトーン処理後の画像データの周期的位置にある画素の階調値を補正する処理を行う。以下、フラグ生成部23および補正処理部24が行う処理について説明する。
フラグ生成部23は、画像データを参照してフラグを付与したフラグデータを生成する。フラグを付与するために、フラグ生成部23は、画像データを参照してドットを形成する画素を注目画素として、注目画素を中心として予め決められたフラグのパターン(以下、フラグ生成パターンという)を当てはめるように適用して、各画素ごとにフラグを付与したフラグデータを生成する。
図6は、フラグ生成パターンの一例を示した図である。図6に示すように、フラグ生成パターンFPは、注目画素(ドットが形成される階調値が0ではない画素)を中心とした縦横5×5のマトリクスにおいて、注目画素からの距離(所定の周期)により、各画素ごとに付与するフラグの種類が決められている。図6の例では、「1」の数字のフラグがフラグ1(第1のフラグ)、「2」の数字のフラグがフラグ2(第2のフラグ)を付与することを示している。フラグ1は、注目画素自身を除いて、注目画素から所定の周期の画素数(ここでは、2画素)より近い位置にある画素であることを示し、フラグ2は、注目画素に対して、所定の周期の画素数だけはなれた位置にある画素であることを示している。
図6に示すように、フラグ生成パターンFPでは、注目画素の階調値に基づき、各画素にフラグ1またはフラグ2を付与するので、フラグデータの各画素は、いずれのフラグもない画素、フラグ1のみを有する画素、フラグ2のみを有する画素、フラグ1およびフラグ2を有する画素の4つのうち、いずれかの状態となる。したがって、フラグデータは、各画素ごとに2ビットのデータで表している。
補正処理部24は、フラグデータを参照して、画像データを補正することにより、ドット間の干渉を抑える処理を行う。以下、補正する方法について説明する。
本実施形態の補正処理部24は、ドットを形成する画素に対して、周辺の画素から受ける干渉を、1つおきにドットを形成する周期パターン(図4(b)参照)に近づけるように補正している。なお、このときのパターンの1周期は2画素である。
補正する画素を特定する際には、注目画素の階調値およびフラグの条件に従って予め定められた補正テーブルに従って判断することによって行う。図7は、補正テーブルの一例を示した図である。図7に示すように、補正テーブルHTによれば、補正する画素の階調値およびフラグからなる補正条件に応じて画素に対する補正量が決定する。
補正テーブルHTによれば、階調値が「0以上30未満」であり、且つフラグ2のみを有する画素について、階調値を増加させる補正を行う。これは、フラグ生成パターンFPを適用した注目画素に対して、1周期分の2画素離れた画素に対して階調値を増加する補正を行うことを意味している。図7の例では、補正量は「+16」として、階調値を増加させている。このときの注目画素は孤立ドットを形成する画素であるので、階調値を補正した画素がドットを小さくする影響を及ぼすことにより、孤立ドットが小さくなるように補正される。
また、この補正量としては、ドットを形成する画素に影響を与えながら、階調値を補正した画素自身には、ドットが形成されないような値にしている。すなわち、階調値が「0以上30未満」の画素に対して階調値を増加させる補正を行っても、ドットが形成されるために必要な階調値より小さくなるような補正量としている。
また、補正テーブルHTによれば、階調値が「255」であり、且つフラグ1のみを有する画素については、階調値を減少させる補正を行っている。これは、フラグ生成パターンFPを適用した注目画素に対して、半周期分の1画素離れた画素に形成する近接ドットを補正することを意味している。このとき、注目画素のドットと近接ドットが干渉しあい大きくなったドットを、近接ドットの階調値を小さく補正することにより、注目画素のドットを小さくするように補正している。図7の例では、補正量を「−16」として、階調値を減少させている。
なお、補正量としては図7に示す値に限られることなく、レーザダイオード31の出力特性、感光体ドラム32の感光層の感光特性、トナーの付着特性など様々な要因により適切な値が変化しうるので、実験やシミュレーションなどにより求めた適切な値を用いることが望ましい。
また、補正テーブルHTでは、階調値およびフラグについて上述した2つの組合せ以外の画素については補正量を「0」として、補正を行っていない。
以上に説明したように、本実施形態の画像処理装置20は、フラグ生成部23および補正処理部24により、注目画素に対して、1周期分(2画素)離れた画素、または半周期分(1画素)離れた画素の階調値を増減させることにより、注目画素が周辺の画素から受ける干渉を補正している。図8は、本実施形態の画像処理装置20が行う処理の流れを示したフローチャートである。以下、フローチャートを用いて詳細に説明する。
処理を開始して、まず、ステップS10では、色補正・色変換部21は、ホストコンピュータ1より出力された画像データ(RGBデータ)を取得し、色補正テーブルに基づいて、個別の印刷エンジン30のドット出力特性に対応した色補正を行う(色補正処理)。このとき、実際には、ホストコンピュータ1から入力I/F40を介してRAM44に取り込むことで画像データの読み込みを行っている。また、このステップでは、画像出力装置2のCMYK各トナーの特性に合わせて、色補正を行った画像データに対してRGBデータからCMYKデータへの色座標変換の処理(色変換処理)も行っている。色変換処理は所定の色変換テーブルを用いて行われる。色補正処理および色変換処理を施した画像データは、RAM44に格納される。
次に、ステップS20では、ハーフトーン処理部22が、色補正処理および色変換処理を施した画像データに対してハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理することにより得られる画像データは、画像データバッファ26に記憶すると共に、画像データをフラグ生成部23に受け渡す。
次に、ステップS30〜S50では、フラグ生成部23が、画像データにフラグ生成パターンFPを適用して、フラグデータを生成するフラグ生成処理を行う。
フラグ生成処理では、まず、ステップS30において、フラグ生成部23は、フラグ生成処理において注目する注目画素の画像データの階調値が「1」以上であるか、すなわち露光を行ってドットを形成する画素、であるか否かを判断する。注目画素がドットを形成する画素であった場合(Yes)、ステップS40へ進み、フラグを付与する処理を行う。注目画素が階調値がドットを形成する画素でなかった場合(No)、注目画素に対してフラグを付与することなく、ステップS50へ進む。
ステップS40では、フラグ生成部23は、注目画素を中心として図6に示すフラグ生成パターンFPを適用してフラグを付与することにより、フラグデータを生成する。生成したフラグデータはフラグデータバッファ27に格納する。
次に、ステップS50では、画像データの全ての画素について、ステップS30〜S50の処理を終了したか否かを判断する。全ての画素について処理を終えていなかった場合(No)、次の画素を新たな注目画素として、ステップS30へ戻る。全ての画素について処理を終えていた場合(Yes)、フラグ生成処理を終えて、ステップS60へ進む。
ここで、フラグ生成処理の処理の一例について説明する。図9は、処理対象とする画像データの一例を示した図である。以下では、図9に示すように、縦横7×7のマトリクスの画素からなる画像データに処理を施す例について説明する。なお、各画素の位置は、図の横方向(x方向)に左から右に向かってm〜m+6の座標、縦方向(y方向)に上から下に向かってn〜n+6の座標により表している。図9の画像データでは、座標(m+2,n+2)、(m+3,n+3)、(m+3,n+4)の3つの位置にドットを形成するための「255」の階調値が与えられ、他の画素については、階調値は「0」となっている。
図10は、フラグデータを生成する処理の一例を示した図である。なお、フラグデータは、画像データと同じ大きさのマトリクスの画素で構成され、図9の画像データに対しては縦横7×7の大きさからなるマトリクスで表される。各画素の初期値は「0」である。
フラグは、露光してドットを形成する、階調値が1以上の画素に対して、フラグ生成パターンFPを当てはめるようにして適用するので、まず、255の階調値を有する座標(m+2,n+2)の画素を注目画素としてフラグ生成パターンFPを当てはめ、図10(a)に示すように、フラグデータにフラグ1およびフラグ2を付与している。
次に、1以上の階調値を有する座標(m+3,n+3)の画素を注目画素として、図10(b)に示すように、注目画素を中心としてフラグ生成パターンFPを適用する。ここで、図10(b)に示す「3」の数字は、フラグ1およびフラグ2の両方を有している画素であることを示している。さらに、次に、1以上の階調値を有する座標(m+3,n+4)の注目画素を中心としてフラグ生成パターンFPを当てはめると、図10(c)に示すフラグデータを得て、フラグ生成処理を終了する。
図8のフローチャートに戻り、フラグ生成処理を終了すると、次に、ステップS60〜S70では、補正処理部24が、補正処理を行う。補正処理では、まず、ステップS60において、補正対象の画素に対して、補正テーブルHTに従って当該画素の階調値を補正する。ここでは、CPU41は、画像データバッファ26から補正対象の画素の階調値を、フラグデータバッファ27からフラグデータを、補正テーブル記憶部28から補正テーブルHTを読み出す。そして、補正対象の画素の階調値およびフラグの条件が補正テーブルHTのいずれの条件に当てはまるかを判断する。すなわち、補正対象の画素の階調値が「30」以上であるかを判断してから、フラグ1を有しているか、フラグ2を有しているかを判断して、補正テーブルHTのいずれの条件に該当しているかを判断している。該当する条件が定まると、条件に対応する補正量だけ補正対象の画素の階調値を補正する。補正した階調値は再び、画像データとして画像データバッファ26に格納する。
次に、ステップS70では、全画素についてステップS60の処理を行ったか否かを判断して、全画素について処理を行っていなかった場合(No)、次の画素を補正対象の画素としてステップS60へ進む。全ての画素について処理を終えていた場合(Yes)、補正処理を終えて、ステップS80へ進む。
ここで、補正処理の処理の一例について説明する。図11は、図9に示した画像データに対して、図10(c)に示したフラグデータを参照して行う補正処理の一例を示した図である。補正処理では、まず、画像データおよびフラグデータから、補正テーブルHTに従って補正量を決定している。図11中段には、補正量の一例を示している。例えば、位置(m,n)の画素についてみてみると、図9より画像データの階調値は「0」であり、図10(c)よりフラグデータの座標(m,n)にはフラグ2が付与され、フラグ1が付与されていない。したがって、補正テーブルHTより補正量は「+16」ということになる。また、座標(m+3,n+3)についてみてみると、画像データの階調値は「255」であり、フラグ1が付与され、フラグ2が付与されていないので、補正テーブルHTより補正量は「−16」となる。このようにして、画像データおよびフラグデータから補正量を得ることができる。
図9に示す画像データの階調値を、図11中段に示す補正量だけ補正すると、図11下段に示す補正した画像データを得ることができる。図11下段に示すように、補正した画像データでは、ドットを形成する3つの画素に対して、2画素離れた位置を囲むように、階調値「16」を与えて階調値が大きくなるように補正している。また、画素(m+3,n+3)は、画素(m+2,n+2)および(m+3,n+4)に近接しているので、階調値を「239」と小さくなるように補正されている。
ステップS80では、露光信号生成部25が、補正した画像データに従ってパルス幅変調を行って、露光信号を生成する。生成した露光信号は出力I/F46を介して印刷エンジン30に出力する。露光信号を入力された印刷エンジン30は、露光信号に従ってレーザダイオード31を駆動させることにより、感光体ドラム32表面に画像データに基づく静電潜像を形成して、印刷を行う。以上により、図8に示した処理を終了する。
なお、ステップS20が画像データ取得工程、ステップS30〜S50が、フラグ生成工程、ステップS60〜S70が補正処理工程に相当する。
次に、本実施形態の画像処理装置20が補正した画像データに基づいて露光したときの処理結果の一例について説明する。
図12は、形成するドットが孤立ドットである場合に、補正した画像データに基づいて露光したときの電界の強さの一例を示した図である。すなわち、補正前では、図4(a)に示すような電界の強さとなるところを、補正後の電界の強さを示したものである。また、図の実線は補正後の孤立ドット、破線は図4(b)に示す1画素おきにドットを形成した周期パターンの電界の強さを示している。図12に示す電界の強さの分布には、補正する前の分布と異なり、ドットを形成する画素の位置mのピークに対して、2画素離れた画素の位置m−2,m+2にも弱いピークが形成されている。これは、孤立ドットから1周期分である2画素離れた画素を階調値「16」だけ補正して、弱い露光を行ったためである。位置m−2,m+2にも弱いピークがあることにより、位置mにおいて周辺の電荷より受ける干渉の程度が変化して、図12に示す実線は、周期パターンのときの電界の強さである破線に近づくように補正されている。したがって、孤立ドットから2画素離れた画素の階調値を補正することにより、1画素おきにドットを形成する周期パターンのときに受ける干渉に近づける。このとき、位置mにおいても周期パターンの電界の強さに近づき、ドットが形成される領域がL1’(<L1)と小さくなる。すなわち、より小さいドットが形成されるように補正されている。
また、階調値を補正した位置m−2,m+2については、補正した階調値が「16」と小さく露光量も小さいので、1画素おきにドットを形成したときの電界の強さに近づけるように補正していながら、ドットを形成するには至らない。
図13は、形成するドットに対して近接ドットがある場合に、補正したときの電界の強さの一例を示した図である。すなわち、補正前では、図5に示す電界の強さであるところを、補正後の電界の強さの一例を示したものである。また、図の実線は補正後の注目画素のドットおよびその近接ドット、破線は図4(b)に示す周期パターンの電界の強さを示している。図13(a)には、位置mの画素を注目画素とした場合に、補正した結果の電界の強さを示している。位置mの注目画素に対しては、位置m+1に形成するドットが近接ドットなるので、注目画素から1画素離れた、位置m+1の画素に対して階調値「−16」だけ補正する。図13(a)の電界の強さの分布では、補正することにより破線に示す周期パターンにおいて干渉しあったときの電界の強さに近づく。すなわち、ドット間に規則的な干渉を受けたときの電界の強さに近づけている。
また、図13(b)には、位置mの次に位置m+1の画素を注目画素とした場合に、補正した結果の電界の強さを示している。位置m+1の注目画素に対しては、位置mに形成するドットが近接ドットになるので、位置mの画素について階調値を「−16」だけ補正する。結局、位置mおよびm+1について階調値を小さくするように補正が行われて、図13(b)のような電界の強さとなる。このとき、位置mにおいてもドット間に規則的な干渉を受けたときの電界の強さに近づき、電位の強さが0より小さくなる領域が「L3’(<L3)」と小さくなる。すなわち、補正する前では、近接ドットが互いに干渉し合って、電位の強さが0より小さくなる領域が大きくなり、さらに近接する2つの領域が結合してしまっていた。ドット間に規則的な干渉を受けたときの電界の強さに近づけるように補正することにより、電位の強さが0より小さくなる領域の大きさが小さくなり、形成されるドットの大きさは、周期パターンのときのドット2つ分の大きさに近づく。
また、図11下段において位置(m+3,n+4)の画素は、フラグ1およびフラグ2の両方が付与されているため、補正テーブルHTに従って、補正量を「0」としている。フラグ1およびフラグ2を有する画素の補正量を「0」とすることにより、領域内の全画素にドットを形成するような黒領域に対しては階調値を変化させないことになる。
図14は黒領域に対する処理を説明するための図である。図14(a)は黒領域のある画像データ、図14(b)は黒の画像に対するフラグデータの一例を示している。図14(a)に示すように、位置(m+2,n+2)〜(m+6,n+6)の矩形領域にドットを形成する「255」の階調値をもつ黒領域がある画像データにフラグ生成処理を施すと、図14(b)に示すように黒領域の画素は、フラグ1およびフラグ2を有することになる。補正テーブルHTによれば、フラグ1およびフラグ2を有する画素の補正量は「0」であるので、黒領域に対しては階調値を変化させないことになる。黒領域については元の階調値に基づいて露光することになるので、黒領域の階調値を補正することにより、画像形成が不安定になることがなくなる。
また、補正テーブルHTによれば、ドットを形成しない白領域についてもフラグ1またはフラグ2が付与されないので、補正テーブルHTに従って補正量は「0」となる。こうすることにより、補正することによって画像形成が不安定になることがなくなる。
以上に説明したように、本実施形態の画像処理装置では、図4(b)に示す周期パターンにおいて周辺の画素から受ける規則的な干渉に近づけるように画像データを補正することにより、ドットが受ける不規則な干渉を抑えている。
以下、本実施形態における効果を記載する。
(1)本実施形態によれば、ハーフトーン処理により、不規則な位置に形成されるドットが周辺の画素から受ける不規則な干渉を、周期パターンのときに受ける干渉に近づけることにより平準化することができる。
(1)本実施形態によれば、ハーフトーン処理により、不規則な位置に形成されるドットが周辺の画素から受ける不規則な干渉を、周期パターンのときに受ける干渉に近づけることにより平準化することができる。
(2)ハーフトーン処理として、誤差拡散法を用いた場合であっては、不規則な位置にドットが形成されることにより周辺の画素から受ける不規則な干渉を平準化するので、ドットの大きさが不規則なばらつきが小さくなる。したがって、画像のざらつき感を低減することができ、画質に優れた画像を印刷することができるようになる。
(3)ハーフトーン処理としてドット分散型ディザ法を用いた場合であっては、ドット間に及ぼしあう干渉を規則的な干渉に平準化するので、階調の反転を抑制することができる。
(4)付与されたフラグおよび補正テーブルHTに従う簡単な処理によって補正を行っているので、計算量が少なくなり、高速に処理することができる。
(5)画像データの画像領域のうち、黒領域および白領域に対しては、補正により階調値を変化させないので、黒領域および白領域における画像形成が不安定になることがない。
(6)注目画素に対して補正を行う際に、注目画素自身の階調値を補正することなく、周辺の画素の階調値を補正することにより注目画素に対する補正を行っているので、注目画素の階調値に関わらず、的確に補正することができるようになる。例えば、注目画素が孤立画素であり、露光量が最大となっていて、さらに階調値を増加する補正ができないような場合でも、周辺の画素の階調値を補正することにより適切に補正することができる。
(7)フラグ生成パターンFPおよび補正テーブルHTを用いて、補正する画素を決定しているので、様々なドットパターンに対応することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限られることなく、様々な形態とすることもできる。以下、本発明の変形例について説明する。
(変形例1)第1の変形例では、注目画素の階調値の大きさに応じてフラグ生成パターンFPを変化させる。例えば、注目画素の階調値が1未満であれば、フラグを付与することなく、階調値が1以上で且つ所定の階調値未満のとき、図15に示すように、注目画素を中心として8近傍の位置にフラグ1を付与する。所定の階調値以上のときについては、図6に示したようにフラグ1またはフラグ2を付与するフラグ生成パターンFPを用いる。このようにすれば、注目画素の階調値に応じて、周辺の画素から受ける干渉をより好適に補正することができるようになる。
(変形例2)前記実施形態では、補正処理部24は補正した階調値を露光信号生成部25に受け渡し、露光信号生成部25がレーザ駆動パルス幅である露光信号を生成していた。第2の変形例では、例えば、ハーフトーン処理部22が2値の階調値に変換した場合に、補正処理部24は、図16に示す補正テーブルHTに従って、「0」〜「3」の4種類出力値を2ビットの出力信号により出力する。補正処理部24の出力信号を受けた露光信号生成部25は、図17に示す2ビットの出力信号をレーザ駆動パルス幅に変換する変換テーブルLUTを用いて、パルス幅の露光信号を得ることができる。このようにすれば、補正処理部24が扱うデータ量を、ハーフトーン処理部22が出力するビット数に応じて小さくすることができる。
(変形例3)前記実施形態では、1画素おきにドットを形成するパターン周期パターンはこれに限られることはない。例えば、周期が4画素の周期パターンに近づけるように補正する際には、図18(a)に示すように、注目画素から、2画素まで離れた領域にフラグ1を付与して、3画素〜4画素離れた画素にフラグ2を付与するようにしてもよい。また、図6に示すフラグ生成パターンFPと同じ1周期を2画素としても、図18(b)に示すようなフラグ生成パターンFPを用いてもよい。
(変形例4)前記実施形態では、CPU41が画像処理プログラムを実行することにより、色補正・色変換部22、フラグ生成部23、補正処理部24および露光信号生成部25として機能させたように、処理をソフトウェアにより実現する一例について説明した。第5の変形例として、上述した画像処理装置20の構成を、ASICなどのハードウェア回路により実現するとしてもよい。もちろん、一部の機能をハードウェア回路にもたせて、ハードウェア回路がもたない機能をソフトウェアにより実現するようにしてもよい。
(変形例5)前記実施形態では、画像出力装置2側で補正処理を行う例について説明した。第5の変形例としては、色補正・変換部21、フラグ生成部23および補正処理部24が行う処理をホストコンピュータ1側で行うシステムとしてもよい。
1…ホストコンピュータ、2…画像出力装置、10…アプリケーション部、11…ラスタライズ部、20…画像処理装置、21…色補正・色変換部、22…画像データ取得部としてのハーフトーン処理部、23…フラグ付与部としてのフラグ生成部、24…補正処理部、25…露光信号生成部、26…画像データバッファ、27…フラグデータバッファ、28…補正テーブル記憶部、30…印刷エンジン、31…レーザダイオード、32…像担持体としての感光体ドラム、40…入力インターフェース、41…CPU、42…ROM、43…ハードディスク、44…RAM、45…メモリスロット、46…出力インターフェース、47…記録媒体としてのメモリカード、FP…フラグ生成パターン、HT…補正テーブル、LUT…変換テーブル。
Claims (15)
- 像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理装置であって、
露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得部と、
ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、
前記注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、前記注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるように、前記画像データの階調値を補正する補正処理部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、前記画像データの階調値を補正することにより、前記注目画素の周辺の画素における露光量を、前記注目画素を含む所定の周期の画素を露光したときの露光量に近づけることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
前記画像データ取得部は、入力された画像データにハーフトーン処理を施して、露光に関する階調値を有する画像データを取得することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、前記注目画素から前記所定の周期の1周期分の画素数だけ離れた位置より近い位置にドットを形成する画素がない当該注目画素を孤立画素として、
前記孤立画素から、前記1周期分の画素数だけ離れた位置にある画素について階調値を増加させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記孤立画素から、前記1周期分の画素数だけ離れた位置にあるドットを形成しない画素について階調値を増加させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4または5に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、ドットが形成されないような値だけ階調値を補正することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、前記注目画素から前記所定の周期の1周期分の画素数だけ離れた位置より近い位置にあるドットを形成する画素を近接画素として、
前記近接画素について階調値を減少させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記注目画素から、前記所定の周期の1周期分の画素数より近い位置の画素に第1のフラグを付与し、
前記注目画素から、前記1周期分の画素数だけ離れた位置の画素に第2のフラグを付与するフラグ付与部を更に備え、
前記補正処理部は、前記第1のフラグおよび前記第2のフラグに基づいて、補正する画素を判断することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、第1のフラグが付与された画素について階調値を減少させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8または9に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、第2のフラグが付与された画素について階調値を増加させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8ないし10のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、第1のフラグおよび第2のフラグを付与された画素には、階調値を増減しないことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8ないし11のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記補正処理部は、第1のフラグおよび第2のフラグを共に付与されていない画素には、階調値を増減しないことを特徴とする画像処理装置。 - 像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理方法であって、
露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得工程と、
ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、
前記注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、前記注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるように、前記画像データの階調値を補正する補正処理工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 像担持体を画素ごとに露光することにより、ドットを形成する電子写真方式の印刷を行うための画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
露光に関する階調値を画素ごとに有する画像データを取得する画像データ取得部、
ドットを形成する画素のうち、注目する画素を注目画素として、
前記注目画素が周辺の画素から受ける干渉を、前記注目画素を含む所定の周期の画素にドットを形成したときに周辺の画素から受ける干渉に近づけるための補正量を示す補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部から補正テーブルを読み出し、補正テーブルに従って前記画像データの階調値を補正する補正処理部、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項14に記載の画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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