JP2008147721A - 画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動きの時系列を明瞭にしつつ動きのある被写体部分を合成する。
【解決手段】表示装置にスリット枠を表示させるとともに、スルー画像を表示させる(ステップS105)。シャッターキーを全押しすると、ステップS109に進み、スリット枠画像切り出し処理を実行し部分画像を生成し、スリット枠にステップS109で切り出した部分画像を表示する(ステップS110)。最後のスリット枠であるか否かを判断し(ステップS111)、最後のスリット枠となるまで、ステップS108からの処理を繰り返す。このようにして、部分画像P1〜P5をDRAM10内への保存が終了すると、ステップS111の判断がYESとなる。したがって、ステップS111からステップS113に進み、部分画像P1〜P5の画像合成処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、動きのある被写体が撮像される画像の合成に好適な画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法に関する。
現在、動きのある被写体を有する画像の合成に好適な画像合成装置として特許文献1記載のものが知られている。この画像合成像装置は、被写体を連写して、その連写画像を構成する複数の画像について動きを伴う被写体部分を切り出して抽出する。さらに、この切り出し抽出した前記動きの伴う被写体部分の画像を積層して合成画像を生成する。したがって、1枚の画像上に動きの部分を合成した画像を得ることができ、例えば野球の投球フォームの研究などに用いることができるとするものである。
特開平11−331693号公報
しかしながら、この画像合成装置にあっては、前述のように、動きを伴う被写体部分を切り出して抽出し、この切り出し抽出した動きの伴う被写体部分の画像を積層して合成する。したがって、合成画像においては、積層により動きを伴う被写体部分の一部が重なってしまうことから、当該合成画像を見ても、被写体の動きを時系列に認識することができない。
無論、野球の投球フォームのように、動きが単純で合成画像を見る者において、その動きの時系列を予め知っている場合には、被写体部分の一部が重なっていても、当該合成画像から被写体の時系列的な動きを認識することができる。しかし、動きが複雑でその動きの時系列が明らかでない場合には、当該合成画像を見ても、被写体の動きを時系列に認識することは不可能である。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたものであり、動きの時系列を明瞭にしつつ動きのある被写体部分を合成することのできる画像合成装置、画像合成プログラム及び画像合成方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1の発明に係る画像合成装置にあっては、複数のフレーム画像を取得する取得手段と、フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段と、前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割手段と、前記各フレーム画像から、前記分割手段により分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出手段と、前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成手段とを備え、前記抽出手段は、前記取得手段により取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る画像合成装置にあっては、被写体を撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、前記取得手段は、外部からの所定の操作毎に、前記撮像素子から出力された画像データに基づいて前記フレーム画像を取得することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記複数のフレーム画像を予め記憶している第1の画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を、その時系列順に再生表示させる表示制御手段とを備え、前記取得手段は、外部からの所定の操作毎に、その操作タイミング時に前記表示制御手段により再生表示されているフレーム画像を取得することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る画像合成装置にあっては、撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段を備え、前記分割条件は、異なる撮影シーンと対応付けて前記分割条件記憶手段に記憶され、前記分割手段は、前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンに対応する分割条件に基づいて、前記フレーム画像の画像領域を分割することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記撮像素子から出力される画像データ、又は前記表示制御手段により再生表示されるフレーム画像を、イメージ画像として表示する表示手段と、前記表示手段に表示されるイメージ画像上に、前記分割条件に基づいた分割領域を区分する分割ラインを重畳表示する分割ライン表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記抽出手段により、既に前記分割画像が切り出し抽出された分割領域、又は次回に切り出し抽出される分割領域を前記表示手段に識別表示する識別表示制御手段を備えることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係る画像合成装置にあっては、複数のフレーム画像を予め記憶している第2の画像記憶手段と、前記第2の画像記憶手段に記憶されている時系列的に隣接したフレーム画像間で、変化のある画像領域を動的領域として検出する検出手段とを備え、前記取得手段は、前記第2の画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を時系列的に並べたときに、前記検出手段により検出された動的領域が、所定の画像領域内に収まる最初のフレーム画像を、前記第2の画像記憶手段から順次取得することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記第2の画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を分割する第2の分割手段を備え、前記取得手段は、前記第2の分割手段により分割された各分割領域としての前記画像領域内に、前記動的領域が最初に収まるフレーム画像を、前記第2の画像記憶手段から順次取得することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像生成手段は、前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させる際に、各分割画像を結合する結合領域における画像データを、結合される互いの分割画像データに基づいて調整して、合成画像を生成することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像生成手段は、結合領域をモザイク結合して、合成画像を生成することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像生成手段は、前記結合領域における画像データを、結合される互いの分割画像データの平均値にして、画像を生成することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像生成手段は、結合される互いの分割画像における結合部情報に基づいて、互いの分割領域のズレを補正した画像を生成することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明に係る画像合成装置にあっては、前記合成画像生成手段は、前記互いの分割領域のズレを補正することにより、合成画像のサイズ又は形状が元画像と異なる場合には、前記合成画像が元のフレーム画像と等しくなるように、トリミング及び拡大処理を行うことを特徴とする。
また、請求項14記載の発明に係る画像合成プログラムにあっては、画像合成装置が備えるコンピュータを、複数のフレーム画像を取得する取得手段と、フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段と、前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割手段と、前記各フレーム画像から、前記分割手段により分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出手段と、前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成手段として機能させ、前記抽出手段は、前記取得手段により取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする。
また、請求項15記載の発明に係る画像合成方法にあっては、複数のフレーム画像を取得する取得ステップと、フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段の前記分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割ステップと、前記各フレーム画像から、前記分割ステップにより分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成ステップとを含み、前記抽出ステップでは、前記取得ステップにより取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする。
本発明によれば、動きの時系列を明瞭にしつつ動きのある被写体部分を合成することができる。よって、動きの時系列が明瞭な、動きのある被写体部分を合成した合成画像を得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通する電子カメラ1の概略構成を示すブロック図である。この電子カメラ1は静止画像だけでなく、静止画像を連続して撮影し、再生時にはそれら(コマ画像)を撮影順に表示することにより動画を再生可能とする動画撮影機能を備えたものであって、CCD2とDSP/CPU3とを有している。DSP/CPU3は、JPEG方式による画像のデータの圧縮・伸張を含む各種デジタル信号処理機能を有するとともに電子カメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。DSP/CPU3には、CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4が接続されており、TG4には、CCD2から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力するユニット回路5が接続されている。ユニット回路5は、入力した撮像信号を保持するCDSと、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、CCD2の出力信号はユニット回路5を経てデジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
また、DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、時計部8が接続されるとともに、アドレス・データバス9を介してDRAM10、内蔵フラッシュメモリ11、カード・インターフェイス12が接続されている。また、カード・インターフェイス12には、図示しないカメラ本体のカードスロットに着脱自在に装着されたメモリ・カード13が接続されている。
DRAM10は、撮影待機モードの設定時にCCD2によって撮像され、デジタル化された被写体の画像データを一時保存するバッファであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。DRAM10に一時保存された画像データは圧縮され、最終的にはメモリ・カード13に記録される。内蔵フラッシュメモリ11には、DSP/CPU3の動作プログラムや各部の制御に使用する各種データが記憶されており、DSP/CPU3は、前記動作プログラムに従い動作することにより本発明の分割手段、抽出手段、合成画像生成手段等として機能する。
表示装置6はカラーLCDとその駆動回路とを含み、撮影待機状態にあるときにはCCD2によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、記録画像の再生時にはメモリ・カード13から読み出され伸張された記録画像を表示する。キー入力部7は、シャッターキー、電源キー、モード選択キー、十字キー等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3に出力する。シャッターキーは、半押しと全押しとが可能なハーフシャッター機能を有するものである。時計部8は日付及び時刻をカウントするカレンダー機能と時計機能とを有しており、撮影動作時等に必要に応じて日付データ及び時刻データをDSP/CPU3へ送る。
内蔵フラッシュメモリ11には、前記プログラム等とともに、図2に示す撮影シーン選択テーブル111が記憶されている。この撮影シーン選択テーブルには、「スキー」「ランニング」「飛び込み(水泳)」等の撮影シーンに対応して、「横」又は「縦」のフレーム画像の分割方向と、「5」「7」「6」等のその分割数とが記憶されている。つまり、例えばスキーやランニングを行っている人物を撮影する際には、人物が撮影画面上を左右方向に横切るように移動するシーンになるため、フレーム画像の分割方向を「スキー」や「ランニング」に対応付けて予め横方向として記憶させておくことが好ましく、また、飛び込み(水泳)を行っている人物を撮影する際には、人物が撮影画面上を上下方向に横切るように移動するシーンとなるため、フレーム画像の分割方向を「飛び込み(水泳)」に対応付けて予め縦方向として記憶させておくことが好ましい。また、分割数は、撮影対象としての移動する被写体の予測される大きさやその速さに応じた分割数をそれぞれ撮影シーンに対応付けて予め記憶させておくことが好ましい。
次に、以上の構成からなる電子カメラ1において、DSP/CPU3は、前記プログラムに従って、図3に示すフローチャートに示すように処理を実行する。すなわち、ユーザによるキー入力部7における前記モード選択キーの操作により、スリット撮影モードが選択されたか否かを判断する(ステップS101)。スリット撮影モードが選択されていない場合には、通常撮影モード等の他のモード処理に移行する(ステップS102)。
スリット撮影モードが選択されている場合には、ユーザによるキー入力部7における前記十字キー等の操作により、前記撮影シーン選択テーブル111からいずれかの撮影シーンが選択されたか否かを判断する(ステップS103)。撮影シーンが選択されたならば、撮影シーン選択テーブル111から選択された撮影シーンに対応する分割方向と分割数とを読み出す(ステップS104)。したがって、例えば撮影シーン選択テーブル111から撮影シーンとして「スキー」が選択されたとすると、これに対応する分割方向「横」と分割数「5」とが読み出されることとなる。
よって、本実施の形態においては、撮影シーン選択テーブル111から所望の撮影シーンを選択する簡単な操作により、適切な分割方向と分割数とを設定することができる。
次に、この読み出した分割方向と分割数に従って、表示装置6にスリット枠を表示させるとともに、左端のスリット枠内の上部にカーソルを表示し、かつ、スルー画像を表示させる(ステップS105)。このステップS105での処理により、図4(1)に示すように、表示装置6には、縦方向の罫線により5等分割されたスリット枠6−1〜6−5が表示されるとともに、左端の第1スリット枠6−1の上部にカーソル66が表示され、かつ、スルー画像67が全画面表示される。
次に、シャッターキーが半押しされたか否かを判断する(ステップS106)。シャッターキーが半押しされたならば、CCD2の光軸上に配置されている図示しない光学系を駆動するAF処理を実行する(ステップS107)。
引き続き、シャッターキーが全押しされたか否かを判断する(ステップS108)。このとき、ユーザは、図4(1)に示したカーソル66が表示されている第1スリット枠6−1内に被写体となるスキーヤーが表示されるまで待機する。そして、図4(2)に示すように、第1スリット枠6−1内に被写体となるスキーヤー68が表示された時点で、シャッターキーを全押しする。すると、ステップS108の判断がYESとなる。
したがって、ステップS108からステップS109に進み、スリット枠画像切り出し処理を実行する。このスリット枠画像切り出し処理においては、CCD2によりフレーム画像を取り込んでDRAM10に保存し、さらにDRAM10内にて、カーソル66が表示されているスリット枠内の部分画像を切り出し、この切り出した部分画像をDRAM10に一時保存する。よって、現時点でカーソル66が表示されているスリット枠が、図4(2)に示すように、第1スリット枠6−1であるならば、第1スリット枠6−1内の部分画像がDRAM10に一時保存されることとなる。
次に、スリット枠に前記ステップS109で切り出した画像を表示する処理を実行する(ステップS110)。このステップS110での処理により、図4(3)に示すように、表示装置6の第1スリット枠6−1内には、切り出された部分画像P1が表示される。
引き続き、前記ステップS110で部分画像を表示させたスリット枠が、最後のスリット枠であるか否かを判断する(ステップS111)。最後のスリット枠でない場合には、カーソルを右側のスリット枠内に表示させた後(ステップS112)、ステップS108からの処理を繰り返す。
したがって、図4(3)に示すように、第2スリット枠6−2にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを全押しすれば、第2スリット枠6−2内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、図4(4)に示すように、第2スリット枠6−2にその部分画像P2が表示される。
また、図4(4)に示すように、第3スリット枠6−3にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを全押しすれば、第3スリット枠6−3内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、図4(5)に示すように、第3スリット枠6−3にその部分画像P3が表示される。
また、図4(5)に示すように、第4スリット枠6−4にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを全押しすれば、第4スリット枠6−4内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、図4(6)に示すように、第4スリット枠6−4にその部分画像P4が表示される。
また、図4(6)に示すように、第5スリット枠6−5にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを全押しすれば、第5スリット枠6−5内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、第5スリット枠6−5にその部分画像P5が表示される。
なお、上述においてDRAM10に一時保存された部分画像を表示する際には、DRAM10に一時保存された部分画像を表示していない領域に対してのみ、当該領域に対応するスルー画像を表示する構成(DRAM10に一時保存された部分画像をスルー画像よりも優先させて表示する構成)としてもよいし、DRAM10に一時保存された部分画像を表示している領域においては当該表示されている部分画像上にスルー画像を重畳させて表示する構成(部分画像とスルー画像とがそれぞれ半透過画像となるような構成)としてもよい。何れにしても、次回に切り出し抽出される画像領域と、その領域におけるスルー画像とが、ユーザによって認識可能なように構成されていればよい。
つまり、本実施の形態においては、スリット枠6−1〜6−5が表示されることから、分割領域を撮影時において明瞭に示すことができる。
また、被写体が到来した時点でシャッター操作を行うべき、スリット枠がカーソル66により表示されることから、各スリット枠内に動的な被写体が存在する部分画像を容易に撮影することができる。
しかも、部分画像が撮像されるタイミングは、ユーザがシャッターキーを全押ししたタイミングであることから、各部分画像の形態にユーザの意思を反映させることができる。
そして、このようにして、部分画像P1〜P5をDRAM10内への保存が終了すると、ステップS111の判断がYESとなる。したがって、ステップS111からステップS113に進み、部分画像P1〜P5の画像合成処理を実行する。
このステップS113における画像合成処理においては、部分画像P1〜P5を時系列に従って配列して面内結合させる。
つまり、時系列において最も早期である部分画像P1を左端に位置させるとともに、該部分画像P1の右側に次に早期である部分画像P2を位置させ、部分画像P1の右側エッジ部分と部分画像P2の左側エッジ部分とを結合させて合成する。さらに、部分画像P2の右側に次に早期である部分画像P3を位置させ、部分画像P2の右側エッジ部分と部分画像P3の左側エッジ部分とを結合させて合成し、部分画像P3の右側に次に早期である部分画像P4を位置させ、部分画像P3の右側エッジ部分と部分画像P4の左側エッジ部分とを結合させて合成する。そして、部分画像P4の右側に最後の部分画像P5を位置させ、部分画像P4の右側エッジ部分と部分画像P5の左側エッジ部分とを結合させて合成する
このとき、下記処理(A)〜(E)を適宜実行する。
(A)各分割画像P1〜P5を面内結合させる際に、各分割画像P1〜P5を結合する結合領域における画像データを、結合される互いの分割画像データに基づいて調整して、合成画像を生成する。つまり、分割画像P1の右側エッジ部分と分割画像P2の左側エッジ部分、分割画像P2の右側エッジ部分と分割画像P3の左側エッジ部分、分割画像P3の右側エッジ部分と分割画像P4の左側エッジ部分、分割画像P4の右側エッジ部分と分割画像P5の左側エッジ部分、の各エッジ部分の画像データに基づいて、色調等を調整して合成画像を生成する。
(B)前記エッジ部分(結合領域)をモザイク結合して、合成画像を生成する。つまり、前記エッジ部分を相補関係となるモザイク状にして結合する。
(C)前記エッジ部分(結合領域)を、結合される互いの分割画像データの平均値にして、画像を生成する。
(D)結合される互いの分割画像における前記エッジ部分の情報(結合部情報)に基づいて、互いの分割領域のズレを補正する。つまり、隣接する部分画像が上下方向においてズレている場合には、これを補正して結合合成する。
(E)各分割画像P1〜P5のズレを補正することにより、合成画像P0のサイズ又は形状が元画像と異なる場合には、合成画像P0が元のフレーム画像と等しくなるように、トリミング及び拡大処理を行う。
したがって、前記(A)〜(D)の画像処理が実行されることにより、図4(7)に示すように、合成された部分画像の合成ラインが目立つことなく、動的な被写体が1つの背景内で動いているような合成画像P0を得ることができる。
また、前記(E)の画像処理が実行されることにより、図4(7)に示した合成画像P0を、シャッターキーの全押し時に撮影した元画像と等しい大きさにして記録することができる。つまり、スリット撮影モードで撮影した合成画像P0であっても、通常の撮影画像と同様のサイズで記録することができる。
他方、ステップS113に続くステップS114においては、合成画像表示処理を実行する。このステップS114での処理により、図4(7)に示すように、表示装置6には、前記合成画像P0が表示される。引き続き、保存するか否かを判別する(ステップS115)。このとき、ユーザが図4(7)に示した合成画像P0を見て満足し、これを保存すべくキー入力部7にて保存操作を行うと、ステップS115の判断がYESとなる。よって、ステップS115からステップS116に進み画像記録処理を実行する。この画像記録処理により、前記合成画像P0がメモリ・カード13に記録されることとなる。
これにより、動きの時系列的変化が明瞭となるように、動きのある被写体画像を含む部分画像P1〜P5を合成した合成画像P0を得ることが可能となる。
また、ユーザは、通常の撮影動作と同じように、スルー画像を見ながらシャッター操作を行うという簡単な操作で、一枚の合成写真を得ることができる。
また、動きのある被写体画像と動きのないその背景画像とを分離させる必要がないため、各部分画像P1〜P5では、動きのある被写体画像に対してその背景画像をそのまま残しておくことができ、結果として、被写体画像とそれとは異なる背景画像とを合成したときに生じるような『不自然さ』を生じさせることもない。
なお、この画像記録処理(ステップS116)においては、合成画像P0のみならず、各分割画像P1〜P5やシャッターキーの全押し操作によりDRAM10に記憶されている各フレーム画像もメモリ・カード13に記録するようにしてもよい。また、スリット撮影モードで撮影を行う場合には、電子カメラ1を三脚等により固定しておくことが好ましい。
(第2の実施の形態)
図5、6は、本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、図5のフローチャートに示すように、ユーザによるキー入力部7における前記モード選択キーの操作により、スリット撮影モードが選択されたか否かを判断する(ステップS201)。スリット撮影モードが選択されていない場合には、通常撮影モード等の他のモード処理に移行する(ステップS202)。
スリット撮影モードが選択されている場合には、ユーザによるキー入力部7における前記十字キー等の操作により、前記撮影シーン選択テーブル111からいずれかの撮影シーンが選択されたか否かを判断する(ステップS203)。撮影シーンが選択されたならば、撮影シーン選択テーブル111から選択された撮影シーンに対応する分割方向と分割数とを読み出す(ステップS204)。したがって、例えば撮影シーン選択テーブル111から撮影シーンとして「スキー」が選択されたとすると、これに対応する分割方向「横」と分割数「5」とが読み出されることとなる。
次に、スリット撮影モードにおける撮影モードと再生モードとのいずれかが設定されているか否かを判断し(ステップS205)、再生モードが設定されている場合には、後述する再生モード処理を実行する(ステップS206)。
スリット撮影モードにおける撮影モードが設定されている場合には、シャッターキーが半押しされたか否かを判断する(ステップS207)。シャッターキーが半押しされたならば、CCD2の光軸上に配置されている図示しない光学系を駆動するAF処理を実行する(ステップS208)。
引き続き、シャッターキーが全押しされたか否かを判断する(ステップS209)。ユーザがシャッターキーを全押しすると、ステップS209の判断がYESとなって、ステップS209からステップS210に進み連写処理を実行する。この連写処理においては、所定のフレームレートで、CCD2によりフレーム画像を順次取り込んで時系列順にDRAM10に保存する。
次に、このステップS210での連写枚数Nが前記「分割数+α」となったか否かを判断し(ステップS211)、「連写枚数N=分割数+α」となるまで、ステップS210での所定のフレームレートによる連写を続ける。したがって、本実施の形態においては、ステップS210の処理が「分割数+α」回繰り返されることにより、DRAM10には連写枚数N(=分割数+α)枚の連写フレーム画像が保存されることとなる。したがって、分割数が「5」であって、αが「1」であった場合には、図7(1)〜(6)に例示する連写フレーム画像がDRAM10に保存される。
なお、この連写枚数Nは、「分割数+1」に限ることなく、「=分割数」であってもよく、分割数以上であれば如何なる枚数であってもよい。
また、ユーザによりシャッターキーが全押しされている間、所定のフレームレートによる連写を続け、全押しが解除されたときに連写を停止させる構成としてもよい。この場合、全押しが解除されたときに既に連写枚数Nが分割数(または分割数+α)以上となっていれば連写を直ちに停止させ、未だ連写枚数Nが分割数(または分割数+α)未満であったならば連写枚数Nが分割数(または分割数+α)に至った時点で連写を停止させる構成とすることが好ましい。係る構成によれば、よりユーザの意思を反映させながら、後述の合成画像を得るために必要な枚数のフレーム画像を得ることができる。
図6は、前記再生モード処理(ステップS206)の詳細を示すフローチャートである。まず、前記ステップS204で読み出した分割方向と分割数に従って、表示装置6にスリット枠を表示させるとともに、左端のスリット枠内の上部にカーソルを表示させる(ステップS251)。このステップS251での処理により、図7(7)に示すように、表示装置6には、縦方向の罫線により5等分割されたスリット枠6−1〜6−5が表示されるとともに、左端の第1スリット枠6−1の上部にカーソル66が表示される。
次に、表示するフレーム画像をカウントするためのカウンタCに初期値「1」をセットする(ステップS252)。そして、このカウンタCの値により示されるC番目の連写フレーム画像をDRAM10から読み出して、表示装置6に表示させる。したがって、今C=1であったとすると、図7(1)のフレーム画像が表示装置6に表示されることとなる。
しかし、この図7(1)のフレーム画像には、スキーヤーが存在しないことから、ユーザはシャッターキーを操作することなく無視する。すると、ステップS254の判断がNOとなり、ステップS254からステップS255に進み、所定時間が経過したか否かを判断する。このステップS255における所定時間は、前述した連写時のフレームレートよりも長い時間間隔であり、よって、DRAM10から読み出された連写フレーム画像は、再生時においてスロー再生されることとなる。
次に、カウンタCの値が前記連写枚数Nとなったか否かを判断する(ステップS256)。C=Nとなった場合には、後述するステップS262に進み、C≠Nである場合には、カウンタCの値をインクリメントして(ステップS257)、ステップS254に戻る。したがって、ステップS257の処理により、C=2になると、図7(2)のフレーム画像が表示装置6に表示されて、図7(7)の状態になる。
これにより、図7(7)に示したカーソル66が表示されている第1スリット枠6−1内に被写体となるスキーヤーが表示される。そして、このように、第1スリット枠6−1内に被写体となるスキーヤー68が表示された時点で、シャッターキーを全押しすると、ステップS254の判断がYESとなる。
したがって、ステップS254からステップS258に進み、スリット枠画像切り出し処理を実行する。このスリット枠画像切り出し処理においては、DRAM10内にて、当該フレーム画像のカーソル66が表示されているスリット枠内の部分画像を切り出し、この切り出した部分画像をDRAM10に一時保存する。よって、現時点でカーソル66が表示されているスリット枠が、図7(7)に示すように、第1スリット枠6−1であるならば、第1スリット枠6−1内の部分画像がDRAM10に一時保存されることとなる。
次に、スリット枠に前記ステップS258で切り出した画像を表示する処理を実行する(ステップS259)。このステップS259での処理により、図7(8)に示すように、表示装置6の第1スリット枠6−1内には、切り出された部分画像P1が表示される。
引き続き、前記ステップS259で部分画像を表示させたスリット枠が、最後のスリット枠であるか否かを判断する(ステップS260)。最後のスリット枠でない場合には、カーソルを右側のスリット枠内に表示させた後(ステップS261)、前述したステップS256に進む。
したがって、図7(7)に示すように、第1スリット枠6−1にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを操作すれば、第1スリット枠6−1内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、図7(8)に示すように、第2スリット枠6−2にその部分画像P2が表示される。
また、図7(8)に示すように、第2スリット枠6−2にカーソル66が表示され、かつ、スキーヤー68が表示された時点でシャッターキーを操作すれば、第2スリット枠6−2内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、図7(9)に示すように、第2スリット枠6−2にその部分画像P4が表示される。また、以降シャッターキーが操作される毎に、各スリット枠内の部分画像がDRAM10に一時保存された後、当該スリット枠6−3にその部分画像が表示される。
そして、このようにして、部分画像P1〜P5をDRAM10内への保存が終了すると、ステップS260の判断がYESとなる。したがって、ステップS260からステップS262に進み、部分画像P1〜P5の画像合成処理を実行する。このステップS262における画像合成処理においては、部分画像P1〜P5を時系列に従って配列して面内結合させる。
つまり、前述したステップS113での処理と同様に、時系列において最も早期である部分画像P1を左端に位置させるとともに、該部分画像P1の右側に次に早期である部分画像P2を位置させ、部分画像P1の右側エッジ部分と部分画像P2の左側エッジ部分とを結合させて合成する。さらに、部分画像P2の右側に次に早期である部分画像P3を位置させ、部分画像P2の右側エッジ部分と部分画像P3の左側エッジ部分とを結合させて合成し、部分画像P3の右側に次に早期である部分画像P4を位置させ、部分画像P3の右側エッジ部分と部分画像P4の左側エッジ部分とを結合させて合成する。そして、部分画像P4の右側に最後の部分画像P5を位置させ、部分画像P4の右側エッジ部分と部分画像P5の左側エッジ部分とを結合させて合成する
また、前記処理(A)〜(E)を適宜実行する。
さらに、ステップS262に続くステップS263においては、合成画像表示処理を実行する。このステップS263での処理により、図7(10)に示すように、表示装置6には、前記合成画像P0が表示される。引き続き、保存するか否かを判別する(ステップS264)。このとき、ユーザが図7(10)に示した合成画像P0を見て満足し、これを保存すべくキー入力部7にて保存操作を行うと、ステップS264の判断がYESとなる。よって、ステップS264からステップS265に進み画像記録処理を実行する。この画像記録処理により、前記合成画像P0がメモリ・カード13に記録されることとなる。
したがって、本実施の形態においては、撮影時には単に連写を行って、再生時において部分画像を選択して合成することから、撮影時にユーザが高速でシャッターキー操作を行う必要がない。よって、ユーザの操作負担を軽減しつつ、動きの時系列的変化が明瞭となるように、動きのある被写体を含む部分画像P1〜P5を合成した合成画像P0を得ることが可能となる。
また、再生されるフレーム画像を見ながらシャッター操作を行うことで一枚の合成写真を得ることができるため、ユーザは、通常の撮影感覚と同じような感覚で一枚の合成写真を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、撮影シーンを選択した後に連写撮影を行い、この連写撮影で得た各フレーム画像を再生させて合成画像を得る構成について説明したが、連写撮影を行った後に撮影シーンを選択する構成としてもよい。この場合、連写撮影で得られているフレーム画像の枚数に基づいて、選択可能な撮影シーンが制限される構成とすることが好ましい。
(第3の実施の形態)
図8、9は、本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートにおけるステップS301〜S311の処理は、前述した第2の実施の形態における図5のフローチャートのS301〜S311とほぼ同様の処理である。したがって、選択された撮影シーンが「スキー」であって、分割数が「5」であり、ステップS311における「α」が「5」であったとすると、連写枚数N(=分割数+α)=10となる。よって、DRAM10には、図10に示すように(1)〜(10)の10枚分のフレーム画像が時系列順に格納されることとなる。
なお、ステップS301〜S311の処理において、ステップS304の処理のみが対応する第2の実施の形態のステップS204とは異なり、移動方向は読み出すことなく分割枚数のみを読み出す。
図9は、前記再生モード処理(ステップS306)の詳細を示すフローチャートである。まず、前述のように時系列順にDRAM10に格納されているフレーム画像(1)〜(10)において、最初に変化があったフレーム画像P1とその前のフレーム画像P0との差分「P0−P1」を検出し、この差分が生じた領域である矩形の動的領域の対角座標(XA,YA)(XB、YB)を求める。
したがって、本例においては、最初に変化があったフレーム画像P1は(2)であり、その前のフレーム画像P0は(1)であることから、図11に示すように、「(1)−(2)」により、動的領域M1の対角座標(XA,YA)(XB、YB)が求められる。
引き続き、最初に変化があったフレーム画像P1の次のフレーム画像P2と前記フレーム画像P0との差分「P0−P2」を検出し、この差分が生じた領域である矩形の動的領域の対角座標(XC,YC)(XD、YD)を求める。
したがって、本例においては、最初に変化があったフレーム画像P2は(3)であり、フレーム画像P0は(1)であることから、図11に示すように、「(1)−(3)」により、動的領域M2の対角座標(XC,YC)(XD、YD)が求められる。
次に、動的領域M1、M2に基づき、その移動方向を検出する(ステップS353)。この移動方向の検出に際しては、各対応する対角座標の差(XA,YA)−(XC、YC)=(XE,YE)、(XB,YB)−(XD、YD)=(XF,YF)により求めることができ、本例においては求められた(XE,YE)(XF、YF)により、右方向であることが検出されることとなる。
さらに、この検出された方向に、分割数に対応するスリット枠を表示する(ステップS354)。したがって、検出方向が右であり、分割数は「5」であることから、表示装置6には右方向に第1スリット枠〜第5スリット枠が表示される。
また、前記DRAM10時系列順に格納されているフレーム画像(1)〜(10)において、隣接するフレーム画像を比較することにより動的領域があるフレーム画像を抽出する(ステップS355)。しかる後に、スリット枠をカウントするためのカウンタQに初期値「1」を設定する(ステップS356)。
次に、前記ステップS355で抽出したフレーム画像を時系列順に順次読み出し、当該読み出したフレーム画像の動的領域は、カウンタQの値で示される第Qスリット枠内に収まるか否かを判断する(ステップS357)。つまり、カウンタQ=1であったならば、読み出したフレーム画像の動的領域が第1スリット枠内に収まるか否かを判断する(ステップS358)。
このとき、図12(12)に示すように、動的領域Mが第1スリット枠6−1に収まる場合には、ステップS358の判断はYESとなる。また、カウンタQ=2であり、図12(13)に示すように、動的領域Mが第2スリット枠6−2に収まる場合、あるいは、カウンタQ=3であり、図12(14)に示すように、動的領域Mが第3スリット枠6−3に収まる場合には、ステップS358の判断はYESとなる。
したがって、これらの場合には、ステップS358からステップS359に進み、スリット枠画像切り出し処理を実行する。このスリット枠画像切り出し処理においては、DRAM10内にて、当該フレーム画像のスリット枠に対応する部分画像を切り出し、この切り出した部分画像をDRAM10に一時保存する。
次に、スリット枠に前記ステップS358で切り出した画像を表示する処理を実行する(ステップS359)。引き続き、カウンタQの値が分割数Qmaxとなったか否かを判断し(ステップS361)、Q≠Qmaxであるならば、カウンタQの値をインクリメントして(ステップS362)、ステップS357からの処理を繰り返す。
他方、図12(15)及び(16)の場合には、動的領域Mがスリット枠に収まらない。よって、この場合には、ステップS358の判断はNOとなる。よって、ステップS358からステップS363に進み、前記ステップS357で読み出したフレーム画像が最後のフレーム画像であるか否かを判断する。最後のフレーム画像でなく、未だフレーム画像がある場合には、ステップS357からの処理を繰り返す。
そして、Q=Qmaxとなることにより、全てのスリット枠に対応する画像が切り出し処理されると、ステップS361の判断がYESとなる。したがって、ステップS361からステップS364に進み、各スリット枠に対応する部分画像の画像合成処理を実行する。このステップS364における画像合成処理においては、部分画像を時系列に従って配列して面内結合させ、また、前記処理(A)〜(E)を適宜実行する。
さらに、ステップS364に続くステップS365、S366、S367は、前述した実施の形態と同様である。すなわち、合成画像表示処理を実行し(ステップS365)、保存するか否かを判断し(ステップS366)、保存する場合には画像記録処理を実行する(ステップS367)。
したがって、本実施の形態によれば、撮影時のシャッターキー操作や再生時のシャッターキーを伴うことなく、動きの時系列が明瞭な、動きのある被写体部分を合成した合成画像を得ることが可能となる。つまり、合成画像において、動きのある被写体画像が重なり合うことを防止することができる。
しかも、本実施の形態においては、スリット枠内に収まる動的領域を含む部分画像を順次結合して合成することから、動的領域をスリット枠と同数にして均等配置することができ、これにより動きのある被写体部分の変化を明瞭にしつつ画像合成することができる。
なお、この第3の実施の形態においては、ステップS354で表示装置6にスリット枠を表示したり、ステップS360で切り出し画像を表示するようにした。しかし、これらの表示は行うことなく、DSP/CPU3内部で切り出し等を順次行い、最終的に画像合成処理(ステップS364)が終了した時点で、ステップS365で合成画像のみを表示させるようにしてもよい。
また、画像領域の分割数は、導出された動的領域M1またはM2の領域サイズに基づいて補正される構成としてもよい。つまり、導出された動的領域M1またはM2の領域サイズが予め記憶されている基準サイズより大きい場合にはその差に応じて画像領域の分割数を減少させるとともに、小さい場合にはその差に応じて画像領域の分割数を増加させる構成としてもよい。
また、前述した各実施の形態においては、表示装置6に表示されたスルー画像の全域を分割して、各部分画像を合成結合するようにしたが、スルー画像を部分的に分割して、各分割領域内の部分画像を合成結合するようにしてもよい。
すなわち、図13に示すように、スルー画像67の上下をトリミングして中央部分のみを分割及び合成対象とし、中央部分のみにスリット枠6−1〜6−7を表示させる。そして、各スリット枠6−1〜6−7内の部分画像P1〜P7を前述と同様に処理して、合成結合する。これにより、不要な部分を削除して、データ量を削減しつつ、必要な動きのある被写体部分の変化が明瞭な合成画像を得ることができる。
無論、分割及び合成対象とする領域は中央部分に限らず、上側部分のみであったり、下側部分、左側部分、右側部分のみであってもよい。
また、動的領域の移動方向の検出や、切り出し抽出される分割領域(部分画像)は、例えば加速度センサー等により検出される当該電子カメラのブレ量などに基づいて補正される構成としてもよい。係る構成によれば、より精度のよい合成画像を得ることができる。
本発明の第1、第2及び第3の実施の形態に共通する電子カメラのブロック図である。 同実施の形態に共通する撮影シーン選択テーブルの概念図である。 第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態の概要を示す説明図である。 第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態の再生モード処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態の概要を示す説明図である。 第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態の再生モード処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態において記憶されたフレーム画像の一例を示す図である。 同実施の形態におけるステップS351、S352の概要を示す説明図である。 同実施形態におけるスリット枠に収まる動的領域と収まらない動的領域とを示す説明図である。 本発明の他の実施形態の概要を示す説明図である。
符号の説明
1 電子カメラ
2 CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
6−1 第1スリット枠
6−2 第2スリット枠
6−3 第3スリット枠
6−4 第4スリット枠
6−5 第5スリット枠
7 キー入力部
10 DRAM
11 内蔵フラッシュメモリ
12 インターフェイス
13 カード
66 カーソル
67 スルー画像
68 スキーヤー
M 動的領域

Claims (15)

  1. 複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
    フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段と、
    前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割手段と、
    前記各フレーム画像から、前記分割手段により分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成手段とを備え、
    前記抽出手段は、前記取得手段により取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする画像合成装置。
  2. 被写体を撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、
    前記取得手段は、外部からの所定の操作毎に、前記撮像素子から出力された画像データに基づいて前記フレーム画像を取得することを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  3. 前記複数のフレーム画像を予め記憶している第1の画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を、その時系列順に再生表示させる表示制御手段とを備え、
    前記取得手段は、外部からの所定の操作毎に、その操作タイミング時に前記表示制御手段により再生表示されているフレーム画像を取得することを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  4. 撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段を備え、
    前記分割条件は、異なる撮影シーンと対応付けて前記分割条件記憶手段に記憶され、
    前記分割手段は、前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンに対応する分割条件に基づいて、前記フレーム画像の画像領域を分割することを特徴とする請求項2又は3記載の画像合成装置。
  5. 前記撮像素子から出力される画像データ、又は前記表示制御手段により再生表示されるフレーム画像を、イメージ画像として表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されるイメージ画像上に、前記分割条件に基づいた分割領域を区分する分割ラインを重畳表示する分割ライン表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の画像合成装置。
  6. 前記抽出手段により、既に前記分割画像が切り出し抽出された分割領域、又は次回に切り出し抽出される分割領域を前記表示手段に識別表示する識別表示制御手段を備えることを特徴とする請求項5記載の画像合成装置。
  7. 複数のフレーム画像を予め記憶している第2の画像記憶手段と、
    前記第2の画像記憶手段に記憶されている時系列的に隣接したフレーム画像間で、変化のある画像領域を動的領域として検出する検出手段とを備え、
    前記取得手段は、前記第2の画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を時系列的に並べたときに、前記検出手段により検出された動的領域が、所定の画像領域内に収まる最初のフレーム画像を、前記第2の画像記憶手段から順次取得することを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  8. 前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記第2の画像記憶手段に記憶されている各フレーム画像を分割する第2の分割手段を備え、
    前記取得手段は、前記第2の分割手段により分割された各分割領域としての前記画像領域内に、前記動的領域が最初に収まるフレーム画像を、前記第2の画像記憶手段から順次取得することを特徴とする請求項7記載の画像合成装置。
  9. 前記合成画像生成手段は、前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させる際に、各分割画像を結合する結合領域における画像データを、結合される互いの分割画像データに基づいて調整して、合成画像を生成することを特徴とする請求項1から8にいずれか記載の画像合成装置。
  10. 前記合成画像生成手段は、結合領域をモザイク結合して、合成画像を生成することを特徴とする請求項9記載の画像合成装置。
  11. 前記合成画像生成手段は、前記結合領域における画像データを、結合される互いの分割画像データの平均値にして、画像を生成することを特徴とする請求項9記載の画像合成装置。
  12. 前記合成画像生成手段は、結合される互いの分割画像における結合部情報に基づいて、互いの分割領域のズレを補正した画像を生成することを特徴とする請求項1から11にいずれか記載の画像合成装置。
  13. 前記合成画像生成手段は、前記互いの分割領域のズレを補正することにより、合成画像のサイズ又は形状が元画像と異なる場合には、前記合成画像が元のフレーム画像と等しくなるように、トリミング及び拡大処理を行うことを特徴とする請求項12記載の画像合成装置。
  14. 画像合成装置が備えるコンピュータを、
    複数のフレーム画像を取得する取得手段と、
    フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段と、
    前記分割条件記憶手段に記憶されている分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割手段と、
    前記各フレーム画像から、前記分割手段により分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成手段として機能させ、
    前記抽出手段は、前記取得手段により取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする画像合成プログラム。
  15. 複数のフレーム画像を取得する取得ステップと、
    フレーム画像の画像領域を、複数の領域に分割するための分割条件が予め記憶されている分割条件記憶手段の前記分割条件に基づいて、前記取得手段により取得される各フレーム画像の画像領域を分割する分割ステップと、
    前記各フレーム画像から、前記分割ステップにより分割された所定の分割領域に対応する画像部分を切り出し抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより切り出し抽出された各分割画像を結合させた合成画像を生成する合成画像生成ステップとを含み、
    前記抽出ステップでは、前記取得ステップにより取得されるフレーム画像の取得順序に基づいて、前記各フレーム画像からそれぞれ異なる分割領域を切り出し抽出することを特徴とする画像合成方法。
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