JP2008146618A - 硬貨識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨の同一部位における材質と材厚の相互関係が不明であり、この点を用いた識別ができなかった。
【解決手段】硬貨2の投入口23と、この投入口23に連結されるとともに下流に向かって設けられた通路24と、この通路24の壁面に配置されるとともにフェライトコア41a、41bに巻回されたコイル42a、42bと、このコイル42a、42bとコンデンサ73a、73bとで形成された同調回路40と、この同調回路40に信号を供給する発振器37と、同調回路40に接続された検出回路45と、この検出回路45の出力が供給される識別回路47とを備え、発振器37から同調回路40に供給する信号を硬貨2がコイル42a、42bを通過する時間内に10回以上切り替える切替手段39が設けられたものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動販売機等に搭載される硬貨識別装置に関するものである。
以下、従来の硬貨識別装置について説明する。従来の硬貨識別装置は、図17に示すように、筐体1の上方に設けられた硬貨2の投入口3と、この投入口3に連結されるとともに下方に向かって設けられた通路4と、この通路4の壁面に設けられた3つのセンサ5、6、7と、通路4の終端に設けられたゲート8と、このゲート8の一方に連結された返却通路9と、ゲート8の他方に連結された振り分け通路10と、この振り分け通路10により振り分けられた硬貨2が収納される収納筒12と、前記センサ5、6、7の出力が供給される識別部11とで構成されていた。
以上のように構成された硬貨識別装置において、以下にその動作を説明する。投入口3に投入された硬貨2は、通路4を転動する途中において、センサ5で硬貨2の凹凸が検知され、センサ6で硬貨2の材質が検知され、センサ7で硬貨2の厚みが検知される。これらのセンサ5、6、7で検知された硬貨2の特徴は識別部11に伝達され、この識別部11で硬貨2の真偽と金種が識別される。そして、その識別結果に基づいて、偽貨はゲート8で返却通路9へ導かれる。また、真貨はゲート8で振り分け通路10へ導かれ、夫々振り分けられて金種別に収納筒12へ収納される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2006−59139号公報
しかしながらこのような従来の硬貨識別装置では、硬貨2の凹凸と材質と厚みの特徴を得るために夫々独立した専用のセンサ5、6、7が装着されていた。これら3個のセンサ5、6、7を装着するためには、通路4の上流側から順に取り付けるため、同一場所に2つのセンサ5、6或いは6、7を取り付けることはできない。従って、硬貨2の凹凸と材質と厚みは夫々異なる場所において、関連付けられることなく夫々独立に検出されることになる。そのため、硬貨2の同一部位における凹凸・材質・厚み相互間の関係を検知することは困難であり、硬貨2の精密な識別には限界があった。
本発明は、この問題を解決したもので、硬貨の同一部位における2つの特徴の相互関係をも検出することができる硬貨識別装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の硬貨識別装置は、硬貨の投入口と、この投入口に連結されるとともに下流に向かって設けられた通路と、この通路の壁面に配置されるとともにコアに巻回されたコイルと、このコイルとコンデンサとで形成された同調回路と、この同調回路に信号を供給する発振器と、前記同調回路に接続された検出回路と、この検出回路の出力が供給される識別回路とを備え、前記発振器から前記同調回路に供給する信号を前記硬貨が前記コイルを通過する時間内に10回以上切り替える切替手段が設けられたものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
本発明の硬貨識別装置は、硬貨の投入口と、この投入口に連結されるとともに下流に向かって設けられた通路と、この通路の壁面に配置されるとともにコアに巻回されたコイルと、このコイルとコンデンサとで形成された同調回路と、この同調回路に信号を供給する発振器と、前記同調回路に接続された検出回路と、この検出回路の出力が接続された識別回路とを備え、前記発振器から前記同調回路に供給する信号を前記硬貨が前記コイルを通過する時間内に10回以上切り替える切替手段が設けられたものであり、この切替手段により硬貨がコイルを通過する間にコイルを含む同調回路に供給する信号を10回以上の高速で切り替えるので、硬貨の同一部位における複数の特徴の相互関係を検出することができる。従って、この相互関係の特徴をも含めた硬貨の精密な識別を行なうことができる。
また、切替手段を用いて、硬貨の材質を検出する同相接続コイルと、硬貨の材厚を検出する逆相接続コイルとを共用し、一対のコアに巻回して一つのセンサを形成すれば、硬貨識別装置の小型化を図ることができるとともに低価格化を図ることもできる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1における硬貨識別装置21の正面図である。図2において22は筐体であり、この筐体22の上方に硬貨2の投入口23が設けられている。この投入口23は、スナバ24aを介して通路24に連結されており、この通路24は約10度〜12度の傾斜で下方に向かって設けられている。この通路24の壁面には、直径8.3mmのセンサ25と、直径12.5mmのセンサ26がこの順に装着されている。
センサ25、26ともに通路24の底辺から13.25mmの距離(センサ25、26の中心までの距離)に装着されている。また、センサ25と26の中心間の距離は25.0mm離れて装着されている。
通路24の終端には、硬貨2の真偽により振り分けられるゲート27が設けられており、このゲート27の一方は、偽貨が導かれる返却通路28に連結されている。また、ゲート27の他方には、真貨が導かれる振り分け通路29が連結されており、更にこの振り分け通路29には、硬貨2を金種別に収納する収納筒30が連結されている。
次に、硬貨識別装置21の電気回路を中心に図1を用いて説明する。35は、8MHzの水晶振動子であり、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)36内の発振器37に接続されている。この発振器37からはクロック信号が出力され、このクロック信号は分周器38と切替手段39に接続されている。分周器38の出力は、センサ25、26に接続されて構成された同調回路40に接続されている。
センサ25は、通路24の両壁面に対向して装着されたフェライトコア41a、41bに2個のコイル42a、42bが巻回されて構成されている。また、センサ26も同様に、通路24の両壁面に対向して装着されたフェライトコア43a、43bに2個のコイル44a、44bが巻回されて構成されている。これらのコイル42a、42b、44a、44bは、コンデンサと接続されて同調回路40を構成している。
この同調回路40を構成するコイル42a、42b、44a、44b及びコンデンサは、切替手段39の出力で電子的に切り替えられる。また、この切替手段39の出力は、分周器38の分周比も切り替える。
同調回路40の出力は、検波回路と、ピークホールド回路と、このピークホールド回路をリセットするリセット回路が内蔵された検出回路45に接続されている。この検出回路45内のリセット回路は切替手段39の出力でリセットされる。検出回路45の出力は、A/Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)46を介して識別回路47に接続されている。そして、この識別回路47の出力は出力端子48に接続されている。この出力端子48からは、投入された硬貨の真偽と金種データが出力される。
次に、図3、図4を用いてセンサ25、26を説明する。なお、センサ25、26は基本的に同じ構成であるので、センサ25で代表して説明する。コア41a、41bは、通路24の両壁面に対向して装着されており、このコア41a、41bには、夫々コイル42a、42bが巻回されている。コア41a、41bは切替手段39の出力で直列同相接続と直列逆相接続に切り替えられる。
図3は、コイル42aとコイル42bが直列同相接続された場合の磁力線50の様子を説明したものである。磁力線50は、通路24中の硬貨2を貫通する方向に出力され、主に硬貨2の材質の特徴を能率良く検知することができる。
図4は、コイル42aとコイル42bが直列逆相接続された場合の磁力線50の様子を説明したものである。磁力線50は、通路24中の硬貨2で制限される方向に出力され、主に硬貨2の凹凸や厚みの特徴を能率良く検知することができる。
なお、本実施の形態では、コイル42aとコイル42bを直列接続しているが、これは直列接続に限ることはなく、並列接続即ち、並列同相接続或いは並列逆相接続であっても良い。直列接続をすると変化が大きく微小の変化を検出することができる。これに対して、並列接続をすれば安定した出力を検知することができる。
図5は、硬貨2の通過時におけるセンサ25、26の出力を検波してその出力を平滑した包絡線波形である。図5において、52は、センサ25に巻回されたコイル42a、42bを直列同相接続した場合の出力波形であり、53は、センサ25に巻回されたコイル42a、42bを直列逆相接続した場合の出力波形である。
また、54は、センサ26に巻回されたコイル44a、44bを直列同相接続した場合の出力波形であり、55は、センサ26に巻回されたコイル44a、44bを直列逆相接続した場合の出力波形である。なお、図5において、横軸56は時間(msec)であり、縦軸57はレベル(V)である。
本実施の形態においては、切替手段39により、コイル42a、42bを直列同相接続、直列逆相接続に切り替えているので、例えば略同一時刻56aにおける硬貨2の材質の特徴を示す直列同相接続波形レベル52aと、硬貨2の凹凸の特徴を示す直列逆相接続波形レベル53aを略同時に検出することができる。
なお、直径8.3mmのセンサ25と、直径12.5mmのセンサ26とが距離25.0mm離して配置されている。従って、センサ25、26間に直径14.60mm以上の硬貨が流入すると、この硬貨2はセンサ25、26の双方のセンサで検知されることになる。従って、センサ25で直列同相接続波形レベル52aと直列逆相接続波形レベル53aを検出すると同時にセンサ26により、直列同相接続波形レベル54aと直列逆相接続波形レベル55aを略同時に検出することもできる。
即ち、本実施の形態においては、切替手段39により、コイル44a、44bを直列同相接続、直列逆相接続に切り替えているので、センサ26においても略同一時刻56aにおける硬貨2の材質の特徴を示す直列同相接続波形レベル54aと、硬貨2の厚みの特徴を示す直列逆相接続波形レベル55aを略同時に検出することができる。
従って、センサ25のレベル52a、53aにより、略同一時刻56aにおいて、硬貨2の同一場所における材質と凹凸情報の検知と、センサ26のレベル54a、55aにより、略同一時刻56aにおいて、硬貨2の同一場所における材質と厚み情報の検知と、センサ25とセンサ26相互の情報を検知することができる。従って、より精密な硬貨2の識別を行なうことができる。
次に図6を用いて、切替手段39による切り替えと、この切り替えにより各センサ25、26から出力される情報波形を説明する。図6において、60は1msecの時間を表している。この1msecを切替手段39で4つの時間61、62、63、64に分割している。この4つの時間61、62、63、64は、夫々250μsecの等間隔に分割されており、時間61〜64までの一連の時間を繰り返すことにより、連続して各センサ25、26の出力を順次取り込んでいる。
即ち、時間61では、センサ25のコイル42a、42bが直列同相接続され、硬貨2の材質の特徴が主に検知される。また、時間62では、センサ25のコイル42a、42bが直列逆相接続され、硬貨2の凹凸が主に検知される。
時間63では、センサ26のコイル44a、44bが直列同相接続され、硬貨2の材質の特徴が主に検知される。また、時間64では、センサ26のコイル44a、44bが直列逆相接続され、硬貨2の厚みが主に検知される。
61a〜64aは、切替手段39による分周器38の分周比を切り替えた周波数を示している。即ち、61aは100kHzの信号であり、分周器38の分周比を切り替えて、時間61の間、100kHzの信号61aを分周器38から出力してコイル42a、42bに与えている。
以下同様に、62aは120kHzの信号であり、分周器38の分周比を切り替えて、時間62の間、120kHzの信号62aを分周器38から出力してコイル42a、42bに与えている。
63aは170kHzの信号であり、分周器38の分周比を切り替えて、時間63の間、170kHzの信号63aを分周器38から出力してコイル44a、44bに与えている。64aは215kHzの信号であり、分周器38の分周比を切り替えて、時間64の間、215kHzの信号64aを分周器38から出力してコイル44a、44bに与えている。
61b〜64bは、各時間61〜64における同調回路40からの出力を表している。即ち、61bは時間61における同調回路40の出力であり、62bは時間62における同調回路40の出力である。同様に、63bは時間63における同調回路40の出力であり、64bは時間64における同調回路40の出力である。同調回路40の動作が安定し、その出力が略一定になるまで約100μsecかかる。
61c〜64cは、各時間61〜64の終端において切替手段39から出力される50μsecのリセット信号であり、検出回路45内のピークホールド回路のリセットを行なうものである。
61d〜64dは、各時間61〜64における検出回路45からの出力波形であり、同調回路40からの出力61b〜64bを検波して、ピークホールドしたものである。検出回路45はピークホールド回路を有しているので、各時間61〜64の終端においてこのリセット信号を用いてリセットし、前の時間における影響を受けないようにしている。
そして、この出力波形61d〜64d信号をA/Dコンバータ46でデジタル量に変換して、識別回路47へ供給している。ここで、硬貨2がセンサ25、26を通過する時間は夫々略100msecである。従って、1個の硬貨2についてセンサ25、26は、夫々100ポイントの異なる場所における特徴を順次抽出していることになる。本実施の形態では、同相接続と逆相接続の切り替えと、センサ25、26の切り替えを切替手段39で切り替えて、100msec間に400個の特徴データを得ている。即ち、切替手段39で400回の切り替え(100ポイント×2×2)を行なっている。
本実施の形態では2個のセンサ、即ちセンサ25で硬貨2の凹凸と材質の検知、センサ26で硬貨2の厚みと材質の検知を行ない精密に硬貨2の識別をしている。しかし、1個のセンサのみであっても、このセンサを同相接続と逆相接続との切り替えにより、硬貨2の凹凸(厚み)と材質を識別することができる。以下、1個のセンサを用いた場合の必要な切り替え回数について述べる。
切替手段39による切り替えが遅いと硬貨2の精密な特徴を検知することができない。少なくとも1個のセンサについて、異なる5ポイント以上の場所における硬貨2の特徴を得る必要があり、同相接続と逆相接続との切り替えを考慮すると、硬貨2の通貨時間内に10回以上の切り替えが必要となる。また、切替手段39による切り替えは、早いほど精密な検知情報を得ることができる。しかし、必要以上に早くすることはマイコン36への負担を重くすることになり、本実施の形態における切り替え回数で充分である。
図7は、同調回路40と検出回路45とその周辺の回路図である。図7において、65は分周器38の出力に接続された入力端子であり、この入力端子65は抵抗67aを介してトランジスタ66のベースに接続されている。このトランジスタ66のベースとグランドとの間には抵抗67bが接続されており、トランジスタ66のエミッタには、オフセット電圧切替回路が接続されている。
オフセット電圧切替回路69は、トランジスタ66のエミッタとグランドとの間に直列接続された5個の抵抗67c、67d、67e、67f、67gと、抵抗67d〜67gの両端に夫々接続された電子スイッチ68a〜68dとで構成されている。電子スイッチ68a〜68dは切替手段39を用いて、図6における時間61〜64で夫々切り替えられ、夫々の切り替えに対して予め決められたオフセット電圧を得るようにしている。
なお、本実施の形態では、抵抗67d〜67gを直列接続するとともに、夫々の抵抗67d〜67gと電子スイッチ68a〜68dを並列接続しているが、これは抵抗67d〜67gを並列接続して、夫々の抵抗67d〜67gと直列に電子スイッチ68a〜68dを接続しても良い。何れにしても電子スイッチ68a〜68dの切り替えにより、オフセット電圧を制御して検出回路45の出力電圧変化幅を大きくすることが重要である。
トランジスタ66のコレクタと電源70との間には、同調回路40が接続されている。この同調回路40の出力は、検出回路45の入力に接続されている。以下、同調回路40について説明する。
電源70には、電子スイッチ71a〜71dの一方の端子が全て接続されている。電子スイッチ71aの他方の端子は、電子スイッチ71eの一方の端子と電子スイッチ71jの一方の選択端子とコイル42aの他方の端子に接続されている。電子スイッチ71jの共通端子はコイル42bの他方の端子に接続されており、このコイル42bの一方の端子は、トランジスタ66のコレクタに接続された端子72に接続されている。また、電子スイッチ71eの他方の端子はコンデンサ73aを介して端子72に接続されている。
電子スイッチ71bの他方の端子は、コイル42aの一方の端子と電子スイッチ71jの他方の選択端子と電子スイッチ71fの一方の端子に接続されている。また、電子スイッチ71fの他方の端子はコンデンサ73bを介して端子72に接続されている。
電子スイッチ71cの他方の端子は、電子スイッチ71gの一方の端子と電子スイッチ71kの一方の選択端子とコイル44aの他方の端子に接続されている。電子スイッチ71kの共通端子は、コイル44bの他方の端子に接続されており、このコイル44bの一方の端子は端子72に接続されている。また、電子スイッチ71gの他方の端子はコンデンサ73cを介して端子72に接続されている。
電子スイッチ71dの他方の端子は、コイル44aの一方の端子と電子スイッチ71kの他方の選択端子と電子スイッチ71hの一方の端子に接続されている。また、電子スイッチ71hの他方の端子はコンデンサ73dを介して端子72に接続されている。
そして、電子スイッチ71a〜71dと、電子スイッチ71e〜71hと、電子スイッチ71j、71kは切替手段39で、図6に示す時間61〜64で順次切り替えられている。即ち、時間61では、電子スイッチ71aと電子スイッチ71eは短絡され、電子スイッチ71jは他方の選択端子側に切り替えられる。このことにより、コイル42aとコイル42bとは直列同相接続される。そして、このコイル42aとコイル42bの直列接続体と並列にコンデンサ73aが接続された同調回路40を得る。
次に、時間62では、電子スイッチ71bと電子スイッチ71fは短絡され、電子スイッチ71jは一方の選択端子側に切り替えられる。このことにより、コイル42aとコイル42bとは直列逆相接続される。そして、このコイル42aとコイル42bの直列接続体と並列にコンデンサ73bが接続された同調回路40を得る。
時間63では、電子スイッチ71cと電子スイッチ71gは短絡され、電子スイッチ71kは他方の選択端子側に切り替えられる。このことにより、コイル44aとコイル44bとは直列同相接続される。そして、このコイル44aとコイル44bの直列接続体と並列にコンデンサ73cが接続された同調回路40を得る。
次に、時間64では、電子スイッチ71dと電子スイッチ71hは短絡され、電子スイッチ71kは一方の選択端子側に切り替えられる。このことにより、コイル44aとコイル44bとは直列逆相接続される。そして、このコイル44aとコイル44bの直列接続体と並列にコンデンサ73dが接続された同調回路40を得る。なお、電子スイッチ71a〜71dと電子スイッチ71e〜71hは夫々選ばれた一個の電子スイッチのみがオンとなり、他の電子スイッチはオフとなっている。
以上のように、1msec間にセンサ25を構成するコイル42a、42bの直列同相接続と直列逆相接続の切り替え、及びセンサ26を構成するコイル44a、44bの直列同相接続と直列逆相接続の切り替えが行なわれる。
電子スイッチ71a〜71dの一方の端子は直接電源70に接続されているので、同調回路40に高周波的な悪影響を与えることなく切り替えを行なうことができる。また、同調回路40を形成するコンデンサ73a〜73dは夫々独立に設けているので、直列同相接続と直列逆相接続の周波数調整を容易に行なうことができる。
電源70とコイル42a・44aとの接続をコイルとコンデンサで構成された並列回路の外部に設けられた電子スイッチ71a〜71dで切り替えることで、コイル(42a・42bまたは44a・44b)とコンデンサ(73a〜73dのいずれか)との並列回路中に、2個の電子スイッチ(71e〜71hのいずれかと、71j・71kのいずれか)を備えるだけで、コンデンサ73a〜73dも含めた切り替えができる。コイルとコンデンサの並列回路に含まれる抵抗値は小さいほど望ましく、電子スイッチの個数は少なく構成するのがよい。
この同調回路40の出力は端子72へ出力され、検出回路45に入力される。検出回路45の出力は、端子73からA/Dコンバータ46に出力される。この検出回路45は、端子72に接続された公知の検波回路を含むピークホールド回路74と、このピークホールド回路74をリセットする公知のリセット回路75と、このリセット回路75にリセット信号が入力される入力端子76と、ピークホールド回路74の出力と端子73との間に設けられたゲイン切替回路77とで構成されている。
ゲイン切替回路77のゲイン切り替えは、オペアンプ77aの入力と出力との間に直列接続された抵抗78a〜78dと、この抵抗78a〜78dの夫々に並列接続された電子スイッチ79a〜79dとで構成されている。この電子スイッチ79a〜79dは、図6に示す時間61〜64に夫々対応して切替手段39で切り替えられる。
なお、本実施の形態では、直列接続された抵抗78a〜78dの夫々と電子スイッチ79a〜79dとで構成されているが、これは抵抗78a〜78dを夫々並列接続し、この並列接続体の夫々に電子スイッチ79a〜79dを直列に接続しても良い。何れにしても、このゲイン切替回路77と、先に説明したオフセット電圧切替回路69とで、センサ25、26の各出力におけるゲインの変化幅を最大にすることが精密な測定を行なうに際して重要なことである。
なお、本実施の形態におけるオフセット電圧切替回路69の構成の他に、ピークホールド回路74の入力に複数のツェナー電圧の異なるツェナーダイオードを並列に挿入し、これらのツェナーダイオードを電子スイッチで切り替えることにより、オフセット電圧を切り替えても良い。
図8は、本実施の形態で用いる電子スイッチ71(電子スイッチ71a〜71k)の回路図である。特に同調回路40内で用いる電子スイッチ71e〜71kにおいては、電界効果トランジスタ(以後、FETという)を用いた形式の電子スイッチを用いることが好ましい。これは周波数の切り替えに際して同調回路40のアイソレーションを向上させるためである。なお、この電子スイッチ71は、電子スイッチ71a〜71dと、電子スイッチ68a〜68dと、電子スイッチ79a〜79dに使用することもできる。
図8において、81は、切替手段39で制御される信号が入力する入力端子である。この入力端子81とトランジスタ82のベースの間には抵抗83aが接続されている。また、トランジスタ82のベースとグランドとの間には抵抗83bが接続されている。トランジスタ82のエミッタは直接グランドに接続されており、コレクタは抵抗83cを介して24Vの電源84に接続されている。
また、トランジスタ82のコレクタは抵抗83dを介してNチャンネルFET85aのゲートに接続されている。また、トランジスタ82のコレクタは抵抗83eを介してNチャンネルFET85bのゲートにも接続されている。FET85aのドレインは一方の端子86aに接続されており、FET85aのソースはFET85bのソースに接続されている。FET85bのドレインは他方の端子86bに接続されている。
このように2個のFET85a、85bを直列に接続しているので、端子86a、86b間のアイソレーションは向上するとともに、高周波性能を向上させることができる。また、FETで構成されているので、オン抵抗を極めて小さくすることができる。なお、同調回路40における電子スイッチ71j、71kは、夫々電子スイッチ71を2個用いれば良い。
図9は、センサ26のコイル44aと44bとを直列同相接続した場合の同調回路40の出力特性である。図9において、横軸101は周波数(kHz)であり、縦軸102は出力レベル(V)である。
103は、無負荷(コイル44a、44bの近傍に金属が不存在)時の特性曲線であり、その中心周波数は約150kHzである。また、104〜107は、有負荷(コイル44a、44bの近傍に金属が存在)時の特性曲線であり、その中心周波数は約170kHzである。無負荷時に比べて有負荷時は約20kHzだけ同調回路40の中心周波数が高くなる。
従って、分周器38から出力する出力周波数は、無負荷時の中心周波数に比べて20kHz高く設定すると硬貨2の材質を感度よく検知できる。また、この設定周波数は、有負荷時のピーク周波数より、若干高めに設定した方が安定性が良好となる。
無負荷時のピーク周波数は、分周器38の分周比により周波数を可変してA/Dコンバータ46の出力を測定することにより検出している。この検出した値は、マイコン36内のメモリ36a(図示せず)に格納する。そして、硬貨2の非投入時にこのメモリ36aに格納された周波数になるように分周器38を可変して補正している。このようにして、経時変化や温度変化を補正しているので、例えこのような環境変化があったとしても精密な識別ができる。
また、無負荷時のピーク周波数を生産時に製品毎に検出して、各製品のメモリに記憶させることにより、発振器37の出力周波数を最適化することができるので、製品毎のバラツキに左右されない高い識別性能が達成可能である。
また、出荷後も硬貨2の非投入時にピーク周波数を検出しているが、この測定範囲は生産時に製品毎に記憶したピーク周波数を中心とした比較的狭い範囲(生産時より狭い範囲)に限定できるので、ピーク周波数の検出時間が短縮できる。
特性曲線104は、負荷金属として、銅を用いた場合であり、105は負荷金属として、黄銅を用いた場合である。また、106は、負荷金属として、白銅を用いた場合であり、107は負荷金属として、ニッケルを用いた場合である。このように、負荷としての金属の種類により特徴あるレベルを示す。従って、このレベルの特徴を用いて投入された硬貨2の材質検知に用いるものである。
図10は、センサ26のコイル44aと44bとを直列逆相接続した場合の同調回路40の出力特性である。図10において、横軸111は周波数(kHz)であり、縦軸112は出力レベル(V)である。
113は、無負荷(コイル44a、44bの近傍に金属が不存在)時の特性曲線であり、114〜120は有負荷(コイル44a、44bの近傍に金属が存在)時の特性曲線であり、共に中心周波数は約215kHzである。無負荷時113と有負荷時の特性曲線114とでは、約0.8Vの渦電流によるロスが生ずる。また、特性曲線114〜120に示すように、金属の厚みにより、そのロスの大きさが異なる。即ち、薄い金属の特性曲線114から徐々に厚みを増すと、その特性曲線114〜120と変化する。従って、このレベルの特徴を用いて、投入された硬貨2の厚みを検知することができる。なお、この周波数の設定は、製品毎に最適の周波数に設定する。また、図9、図10では、センサ26を用いたが、これはセンサ25でも略同様のものとなる。
以上説明したように、本実施の形態における硬貨識別装置21は、発振器37の出力が分周器38を介して同調回路40に供給されており、発振器37はこの同調回路40と独立して設けられているので、硬貨の影響や周囲温度などの環境の影響でコイル42a、42b、44a、44bのインピーダンスが変化しても、発振器37の発振周波数に影響を与えることはなく、安定した硬貨の識別が可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、1個のコイルを用いて、このコイルに加える周波数を切り替えることにより、硬貨2aの材質を検知するものである。なお、実施の形態1と同様のものは同符号を付して説明を簡略化するとともに、主に実施の形態1との相違点に付いて述べる。
図11は、実施の形態2に用いる硬貨2aの断面図である。この硬貨2aは表面の材質131と中心の材質132が異なるものである。1個の硬貨2aにおける材質131、132を検知するため、図12に示す同調回路134を用いている。即ち、同調回路134へ入力される分周器38の出力を切替手段39で切り替えて、夫々異なる周波数を加えるものである。
図12において、135は分周器38の出力に接続される入力端子であり、この入力端子135とトランジスタ136のベースとの間に抵抗137aが接続されており、トランジスタ136のベースとグランドとの間に抵抗137bが接続されている。また、トランジスタ136のエミッタとグランドとの間には、抵抗137cが接続されており、トランジスタ136のコレクタと電源138との間には、コイル139とコンデンサ140とが並列接続された同調回路134が接続されている。
入力端子135には、分周器38から切替手段39で切り替えられた2種類の異なる周波数が交互に入力される。この入力される周波数の違いにより、硬貨2aを構成する材質131と132の相違により、同調回路134で出力レベルが異なる。なぜならば、コイル139の発生する交流磁界が硬貨2aの厚み方向に浸透する深さが周波数により異なるからである。即ち、高周波では表皮効果により磁界は深くまで浸透せず、表面の材質131のみが検知され、低周波では磁界は深くまで浸透し材質132も検知できる。従って、この材質131、132による出力レベルの相違から硬貨2aを識別するものである。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1における同調回路40の代わりに同調回路151の直列同調回路を用いた点で相違する。従って、ここでは、この相違点について説明する。
図13は、実施の形態3における同調回路151の回路図である。この同調回路151は、図7におけるトランジスタ66のコレクタと、検出回路45の端子72との間に挿入される。この場合、直列同調回路であるため、検出回路45の端子72に接続された結合コンデンサ72aは省略することができる。
以下、同調回路151の構成について説明する。図13において、同調回路151の一方の端子152は、コイル153の一方の端子に接続されており、このコイル153の他方の端子は、電子スイッチ154aの共通端子に接続されている。この電子スイッチ154aの一方の選択端子はコイル155の一方の端子に接続されており、このコイル155の他方の端子は、コンデンサ156を介して電子スイッチ154bの一方の選択端子に接続されている。また、この電子スイッチ154bの共通端子は、同調回路151の他方の端子157に接続されている。
また、電子スイッチ154aの他方の選択端子は、コイル155の他方の端子に接続されており、このコイル155の一方の端子は、コンデンサ158を介して電子スイッチ154bの他方の選択端子に接続されている。
電子スイッチ154a、154bは、実施の形態1で用いた電子スイッチ71と同様のものを用いている。また、同調回路151を形成するコンデンサ156、158は夫々独立に設けているので、直列同相接続と直列逆相接続の周波数調整を容易に行なうことができる。
以上のように構成された同調回路151について、以下にその動作を説明する。切替手段39(図1参照)の出力で電子スイッチ154a、154bが実線で示した方向に切り替えられる。そうすると、コイル153、155が直列同相接続され、この直列接続体にコンデンサ156が直列接続された同調回路151aを形成する。このコイル153、155が直列同相接続された同調回路151aは、硬貨2の材質を効率よく検知する。
また、切替手段39の出力で電子スイッチ154a、154bを点線で示す方向に切り替える。そうすると、コイル153、155が直列逆相接続され、この直列接続体にコンデンサ158が直列接続された同調回路151bを形成する。このコイル153、155が直列逆相接続された同調回路151bは、硬貨2の材厚を効率よく検知する。
この同調回路151は、直列同調回路であるので、Qが高い同調回路151を実現することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1では、固定周波数を発振する発振器37の出力を、分周器38を介して同調回路40に供給したのに対して、実施の形態4では、同調周波数が可変可能な同調回路を含む自励発振部を用いた点において相違する。実施の形態4では、この相違点を中心に説明する。なお、実施の形態1〜3で用いたものと同じものには、同一符号を付して説明を簡略化している。
図14は、実施の形態4における硬貨識別装置201の電気回路を中心としたブロック図である。図14において、通路24の壁面にはセンサ25、26が装着されており、このセンサ25、26と並列接続されて形成されたコンデンサ(図16参照)とで同調回路202を形成するとともに、この同調回路202と発振用の増幅部203とで自励発振する発振部204を構成している。なお、この発振部204の詳細は図16で述べる。
図14において、205は切替手段(実施の形態1における切替手段39に該当)であり、この切替手段205は、発振部204の切り替えと、検出回路45のゲインを切り替えている。発振部204の出力は、検出回路45に接続され、この検出回路45の出力はA/Dコンバータ46を介して識別回路47に接続されている。この識別回路47の出力は出力端子48に接続される。なお、切替手段205とA/Dコンバータ46と識別回路47とはマイクロコンピュータ206で構成されており、出力端子48からは投入された硬貨2の真偽と金種データが出力される。
次に図15を用いて、切替手段205による切り替えと、この切り替えにより各センサ25、26から出力される情報波形を説明する。図15において、230は1msecの時間を表している。この1msecを切替手段205で4つの時間231、232、233、234に分割している。この4つの時間231、232、233、234は、夫々250μsecの等間隔に分割されており、時間231〜234までの一連の時間を繰り返すことにより、連続して各センサ25、26の出力を順次取り込んでいる。
即ち、時間231では、センサ25のコイル42a、42bが直列同相接続され、硬貨2の材質の特徴が主に検知される。また、時間232では、センサ25のコイル42a、42bが直列逆相接続され、硬貨2の凹凸が主に検知される。
時間233では、センサ26のコイル44a、44bが直列同相接続され、硬貨2の材質の特徴が主に検知される。また、時間234では、センサ26のコイル44a、44bが直列逆相接続され、硬貨2の厚みが主に検知される。
231a〜234aは、各時間231〜234の終端において切替手段205から出力される50μsecのリセット信号であり、増幅部203内に設けられたリセット回路216(図16参照)と、検出回路45内のピークホールド回路のリセットを行なうものである。
231b〜234bは、各時間231〜234における発振部204からの出力を表している。即ち、231bは時間231における発振部204の出力であり、232bは時間232における発振部204の出力である。同様に、233bは時間233における発振部204の出力であり、234bは時間234における発振部204の出力である。発振部204の出力が安定してその出力が略一定になるまで約100μsecかかる。発振部204は、各時間231〜234の終端においてこのリセット回路216を用いてリセットし、後続する時間への影響を与えないようにしている。
発振部204の出力が安定するまでの時間は、図示しない安定化手段を用いることで短縮することができる。安定化手段の具体例としては、同調回路202、または40の接続端子215または72と検出回路45との間にオペアンプを用いたボルテージフォロア等の緩衝回路を設けることにより実現できる。
また、安定化手段の別の例としては、250μsecの切替間隔(61から64、または231から234)の夫々最初の50μsec間だけオフセット電圧を制御し、発振の立ち上がりを高速化する制御手段で実現できる。この制御手段は、オフセット電圧切替回路69の電子スイッチ68aから68dをマイコン36または206で制御することで実現できる。
231c〜234cは、各時間231〜234における検出回路45からの出力波形であり、発振部204からの出力231b〜234bを検波して、ピークホールドしたものである。検出回路45はピークホールド回路を有しているので、各時間231〜234の終端においてこのリセット信号を用いてリセットし、前の時間における影響を受けないようにしている。
そして、この出力波形231c〜234c信号をA/Dコンバータ46でデジタル量に変換して、識別回路47へ供給している。ここで、硬貨2がセンサ25、26を通過する時間は夫々略100msecである。従って、1個の硬貨2についてセンサ25、26は、夫々100ポイントの異なる場所における特徴を順次抽出していることになる。本実施の形態においても実施の形態1と同様であって、同相接続と逆相接続の切り替えと、センサ25、26の切り替えを切替手段205で切り替えて、100msec間に400個の特徴データを得ている。即ち、切替手段205で400回の切り替え(100ポイント×2×2)を行なっている。
図16は、同調回路202(実施の形態1における同調回路40に該当)と、この同調回路202が増幅部203に正帰還接続された発振部204の回路図である。
先ず、増幅部203について説明する。図16において、210は増幅部203の入力端子であり、この入力端子210はコンパレータ211のマイナス入力端子211aに接続されている。このマイナス入力端子211aとプラス入力端子211bとの間には抵抗212aが接続されている。また、電源70とグランドとの間には抵抗212bと212cとが直列接続されている。そして、その接続点はプラス入力端子211bに接続されており、コンパレータ211のプラス入力端子211bに基準電圧を与えている。また、このプラス入力端子211bとグランドとの間には、コンデンサ213が接続されている。
コンパレータ211の出力211cとマイナス入力端子211aとの間には帰還抵抗212dが接続されており、出力211cと電源70との間にプルアップ抵抗212eが接続されている。また、コンパレータ211の出力211cとNPN型のトランジスタ214のベースとの間には抵抗212fが接続されており、このトランジスタ214のベースとグランドとの間には抵抗212jが接続されている。トランジスタ214のエミッタとグランドとの間には、抵抗212gと抵抗212hが直列に接続されている。
抵抗212gはオフセット電圧調整用のものであり、この抵抗212gで適切なオフセット電圧に設定している。なお、この抵抗212gの代わりに、実施の形態1で示したオフセット電圧切替回路69を用いても良い。
トランジスタ214のコレクタは、端子72に接続されるとともに、発振部204の出力端子215に接続されている。また、トランジスタ214のベースと抵抗212fの接続点にはリセット回路216が接続されている。このリセット回路216は、入力216aとNPN型のトランジスタ216bのベースとの間に抵抗216cが接続されており、トランジスタ216bのベースとグランドとの間には抵抗216dが接続されている。
トランジスタ216bのエミッタはグランドに接続されるとともにコレクタは、端子72、接続端子215に接続されている。また、リセット回路216の入力216aは、切替手段205の出力に接続されており、実施の形態1のリセット信号61c〜64cに該当するリセット信号231a〜234aのタイミングでリセットされる。従って、このタイミングで発振部204の出力は停止する。
次に、同調回路202について説明する。この同調回路202は、端子72と入力端子210との間に接続されており、発振部204の発振周波数を決定するものである。同調回路202は、実施の形態1で説明した同調回路40と略同様の回路であり、その相違点を中心に説明する。
同調回路202においては、電源70と端子72との間に、コンデンサ221aとコンデンサ221bとが直列に接続されている。そして、このコンデンサ221aとコンデンサ221b接続点は、増幅部203の入力端子210に接続されている。この同調回路202が増幅部203を構成するコンパレータ211の入力とトランジスタ214のコレクタ(出力)との間に接続されることにより自励発振する。
また、電子スイッチ71eの他方の端子と端子72の間にはコンデンサ222a(実施の形態1におけるコンデンサ73aに該当)が接続されている。同様に、電子スイッチ71fの他方の端子と端子72の間にはコンデンサ222b(実施の形態1におけるコンデンサ73bに該当)が接続されており、電子スイッチ71gの他方の端子と端子72の間にはコンデンサ222c(実施の形態1におけるコンデンサ73cに該当)が接続されている。また、電子スイッチ71hの他方の端子と端子72の間にはコンデンサ222d(実施の形態1におけるコンデンサ73dに該当)が接続されている。これは、本実施の形態においては、電源70と端子72との間にコンデンサ221a、221bの直列体が並列に接続されているので、この直列体の付加による合成容量を補正するため、コンデンサ222a〜222dの値は実施の形態1におけるコンデンサ73a〜73dの値より小さくしている。従って、同調周波数は実施の形態1における同調回路40と略同様である。
また、電子スイッチ71a〜71kの切り替えは、切替手段205で切り替えられる。この切り替えタイミングは実施の形態1で説明した切替手段39の切り替えタイミングと同様である。
増幅部203の出力端子215は、検出回路45の入力に接続されている。検出回路45、A/Dコンバータ46、識別回路47は実施の形態1と同様である。このように本実施の形態においても、発振部204から出力される信号は硬貨2がセンサ25或いは26を通過する時間内に10回以上切り替える切替手段205が設けられたものであり、この切替手段205で硬貨2がセンサ25或いは26を通過する間に発振部204から出力される信号を高速で切り替えるので、硬貨2の同一部位における複数の特徴の相互関係を検出することができる。従って、この同一部位における相互関係の特徴をも含めた硬貨2の精密な識別を行なうことができる。
また、切替手段205を用いて、硬貨2の材質を検出する同相接続コイルと、硬貨2の材厚を検出する逆相接続コイルとを共用し、一対のコアに巻回して夫々一つのセンサ25、26を形成しているので、硬貨識別装置201の小型化を図ることができるとともに低価格化を図ることもできる。
更に、本実施の形態においては、自励で発振する発振部204を設けているので、分周器38等が不要となり、実施の形態1と比べて少ない部品で構成することができる。また、常に同調周波数で発振させることにより、安定した同調状態を保つことができ、正確な識別が可能である。
本発明の硬貨識別装置は、硬貨の材質と材厚の相互関係を検知して精密な識別ができるので、自動販売機等に搭載される硬貨識別装置として有用である。
本発明の実施の形態1における硬貨識別装置のブロック図 同、硬貨識別装置の正面図 同、硬貨識別装置を構成するセンサの第1の状態を示す断面図 同、第2の状態を示す断面図 同、第1、第2のセンサから出力される出力波形図 同、各波形の要部拡大図 同、同調回路と検出回路とその近傍の回路図 同、電子スイッチの回路図 同、硬貨の材質の相違による同調特性図 同、硬貨の材厚の相違による同調特性図 本発明の実施の形態2における硬貨の断面図 同、同調回路の回路図 本発明の実施の形態3における同調回路の回路図 本発明の実施の形態4における硬貨識別装置のブロック図 同、各波形の要部拡大図 同、発振部の回路図 従来の硬貨識別装置の正面図
符号の説明
2 硬貨
21 硬貨識別装置
23 投入口
24 通路
25 センサ
26 センサ
37 発振器
38 分周器
39 切替手段
40 同調回路
41a コア
41b コア
42a コイル
42b コイル
43a コア
43b コア
44a コイル
44b コイル
45 検出回路
47 識別回路
73a コンデンサ
73b コンデンサ
73c コンデンサ
73d コンデンサ

Claims (32)

  1. 硬貨の投入口と、この投入口に連結されるとともに下流に向かって設けられた通路と、この通路の壁面に配置されるとともにコアに巻回されたコイルと、このコイルとコンデンサとで形成された同調回路と、この同調回路に信号を供給する発振器と、前記同調回路に接続された検出回路と、この検出回路の出力が供給される識別回路とを備え、前記発振器から前記同調回路に供給する信号を前記硬貨が前記コイルを通過する時間内に10回以上切り替える切替手段が設けられた硬貨識別装置。
  2. コイルは、通路の両側面に対向して設けられるとともに一対のコアに巻回された2個のコイルが、切替手段で同相接続と逆相接続に切り替えられる請求項1に記載の硬貨識別装置。
  3. 同調回路には、一方が電源部に接続された並列同調回路を用いるとともに、前記同調回路を構成するコイルの切り替えは、前記電源部と前記コイルの接続部で切り替える請求項2に記載の硬貨識別装置。
  4. 通路壁面の上流側と下流側に夫々コイルを設け、これらのコイルを切替手段で切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  5. 発振器から同調回路に供給する周波数を切替手段で切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  6. 発振器と同調回路との間に分周器を設け、この分周器の分周比を切換手段で切り替える請求項5に記載の硬貨識別装置。
  7. 同調回路を形成するコンデンサを切替手段で切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  8. 検出回路のゲインを切替手段で切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  9. 識別回路に供給するオフセット電圧を切替手段で切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  10. 切替手段の出力は、2個のFETを用いて切り替える請求項1に記載の硬貨識別装置。
  11. 発振器から出力される発振周波数は、硬貨非通過時の同調周波数に基づいて設定される請求項1に記載の硬貨識別装置。
  12. コイルは通路の両壁面に対向して設けられ、これら一対のコイルが同相接続されるとともに、発振器から出力される発振周波数は、硬貨非通過時の同調周波数より、予め定められた周波数だけ離れた周波数に設定された請求項11に記載の硬貨識別装置。
  13. コイルは通路の両壁面に対向して設けられ、これら一対のコイルが逆相接続されるとともに、発振器から出力される発振周波数は、硬貨非通過時の同調周波数と略同じ周波数に設定された請求項11に記載の硬貨識別装置。
  14. 硬貨の非投入時に同調回路の同調周波数を検出して、発振器から出力される発振周波数を補正する請求項11に記載の硬貨識別装置。
  15. 製品毎に硬貨非通過時の同調周波数を検出して、発振器から出力される発振周波数を設定する請求項11に記載の硬貨識別装置。
  16. 検出回路にリセット回路を設け、このリセット回路で前記検出回路を構成するピークホールド回路をリセットする請求項1に記載の硬貨識別装置。
  17. 同調回路から出力される発振波形を短時間に安定化させる安定化手段を備えた請求項1に記載の硬貨識別装置。
  18. 安定化手段は、同調回路と検出回路との間に接続された緩衝回路とした請求項17に記載の硬貨識別装置。
  19. 安定化手段は、オフセット電圧を制御する制御手段とした請求項17に記載の硬貨識別装置。
  20. 硬貨の投入口と、この投入口に連結されるとともに下流に向かって設けられた通路と、この通路の壁面に配置されるとともにコアに巻回されたコイルと、このコイルとコンデンサとで形成された同調回路と、この同調回路を用いて形成された発振部と、この発振部の出力に接続された検出回路と、この検出回路の出力が供給される識別回路とを備え、前記硬貨が前記コイルを通過する時間内に10回以上切り替える切替手段を設け、この切替手段により切り替えて得られたデータに基づいて前記硬貨を識別する硬貨識別装置。
  21. コイルは、通路の両壁面に対向して設けられるとともに一対のコアに巻回された2個のコイルが、切替手段で同相接続と逆相接続に切り替えられる請求項20に記載の硬貨識別装置。
  22. 同調回路には、一方が電源部に接続された並列同調回路を用いるとともに、前記同調回路を構成するコイルの切り替えは、前記電源部と前記コイルの接続部で切り替える請求項21に記載の硬貨識別装置。
  23. 通路壁面の上流側と下流側に夫々コイルを設け、これらのコイルを切替手段で切り替える請求項20に記載の硬貨識別装置。
  24. 同調回路を形成するコンデンサを切替手段で切り替える請求項20に記載の硬貨識別装置。
  25. 検出回路のゲインを切替手段で切り替える請求項20に記載の硬貨識別装置。
  26. 検出回路にリセット回路を設け、このリセット回路で前記検出回路を構成するピークホールド回路をリセットする請求項20に記載の硬貨識別装置。
  27. 発振部を構成する増幅部にリセット回路を設け、このリセット回路で前記発振部からの出力を停止させる請求項20に記載の硬貨識別装置。
  28. 識別回路に供給するオフセット電圧を切替手段で切り替える請求項20に記載の硬貨識別装置。
  29. 切替手段の出力は、2個のFETを用いて切り替える請求項20に記載の硬貨識別装置。
  30. 同調回路から出力される発振波形を短時間に安定化させる安定化手段を備えた請求項20に記載の硬貨識別装置。
  31. 安定化手段は、同調回路と検出回路との間に接続された緩衝回路とした請求項30に記載の硬貨識別装置。
  32. 安定化手段は、オフセット電圧を制御する制御手段とした請求項30に記載の硬貨識別装置。
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