JP2008146377A - 運転行動予測装置 - Google Patents

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竜也 岩瀬
Hironobu Kitaoka
広宣 北岡
Hiroko Mori
博子 森
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哲郎 倉橋
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Abstract

【課題】先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時の少なくとも一方、特に発進時及び走行状態からの停止時の少なくとも一方において、ドライバの運転行動を予測することができる運転行動予測装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいてドライバ固有の特性を推定し、交通流情報に基づいて適正走行速度を推定し、推定された適正走行速度及び現在の走行状態に基づいて目標速度を予測し、予測した目標速度と推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、前記予測した目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する。
【選択図】図1

Description

この発明は、運転行動予測装置に係り、特に、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時の少なくとも一方において、ドライバの運転行動を予測することができる運転行動予測装置に関する。
従来、ドライバの運転時の操作負担軽減、運転ミスの軽減による交通事故対策、または車両同士の協調運転による交通の円滑化を目的としたACC(Adaptive Cruise Control)等の自動運転システム技術において、ドライバの運転を模擬し、道路上でドライバが運転する車両と協調した自動制御を行うためのドライバの運転行動を予測・再現する運転行動予測技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に記載の運転支援装置は、先行車に追従すべく自動ブレーキ制御や自動加速制御を行う。
特許文献2の車両追突警報装置は、アクセルスイッチ及びブレーキスイッチの操作状況からペダルの踏み換え時間を検出し、ペダルの踏み替え時間が短い操作についての踏み替え時間をτ記憶部に記憶する。また、加速度センサの出力によりブレーキペダル踏み込みの際の最大減速度を検出し、最大減速度のうち大きな減速度をα記憶部に記憶する。そして、τ記憶部及びα記憶部の記憶内容によって、ドライバに応じた踏み替え時間及び減速度を算出し、算出結果に基づいて先行車と自車両との間の適正車間距離を算出する。
特開2006−188155 特開平06−231400
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、先行車が存在する場合に、先行車を追従するための運転行動を予測する技術であって、先行車が不在の場合には、運転行動予測を行うことが困難となる。
本発明は上記問題点を解決するために成されたもので、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時の少なくとも一方、特に発進時及び走行状態からの停止時の少なくとも一方において、ドライバの運転行動を予測することができる運転行動予測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明の運転行動予測装置は、ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、加速走行状態及び減速走行状態の少なくとも一方におけるドライバ固有の特性を推定するドライバ特性推定手段と、交通流情報に基づいて適正走行速度を推定する推定手段と、前記推定手段によって推定された適正走行速度及び現在の走行状態に基づいて自車両が達成すべき目標速度を予測し、予測した目標速度と前記ドライバ特性推定手段によって推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、前記予測した目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する目標予測手段と、を含んで構成されている。
第1の発明の運転行動予測装置によれば、ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいてドライバ固有の特性を推定し、交通流情報に基づいて適正走行速度を推定し、推定された適正走行速度及び現在の走行状態に基づいて目標速度を予測し、予測した目標速度と推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、予測した目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する。
第1の発明の運転行動予測装置によれば、ドライバ固有の特性及び適正走行速度に基づいて目標速度及び目標距離を予測しているため、先行車の情報を用いずに、目標速度及び目標走行距離を予測することができるので、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時の少なくとも一方、特に発進時及び走行状態からの停止時の少なくとも一方において、目標速度及び目標距離をドライバの運転行動として予測することができる。
前記推定手段は、走行中の道路の自由走行速度及び最大車両密度、並びに現時点での車両密度に基づいて適正走行速度を推定することができる。
第1の発明の運転行動予測装置は、前記目標予測手段によって予測された目標走行距離及び目標速度に基づいて、前記ドライバ固有の特性に対応した交通シミュレーションを行う交通シミュレーション手段、もしくは前記目標予測手段によって予測された目標走行距離及び目標速度に基づいて、前記ドライバ固有の特性に対応した車両走行状態となるように、車両走行状態を支援する走行支援手段を更に含んで構成することができる。
また、第2の発明の運転行動予測装置は、ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、加速走行状態及び減速走行状態の少なくとも一方におけるドライバ固有の特性を推定するドライバ特性推定手段と、自車両の現在の走行速度、及び予め定められた地点において達成すべき自車両の速度に基づいて目標速度を予測し、予測した目標速度と前記ドライバ特性推定手段によって推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、前記目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する目標予測手段と、自車両の現在位置から前記予め定められた地点までの距離と、前記目標予測手段によって予測された前記目標走行距離との比較結果に基づいて、報知を行う報知手段と、を含んで構成されている。
第2の発明では、自車両の現在の走行速度及び予め定められた地点において達成すべき自車両の速度に基づいて目標速度を予測し、予測した目標速度とドライバ固有の特性とに基づいて目標走行距離を予測しているため、先行車の情報を用いずに、目標速度及び目標走行距離を予測することができるので、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて加速時及び減速時の少なくとも一方、特に発進時及び走行状態からの停止時の少なくとも一方において、目標速度及び目標距離をドライバの運転行動として予測することができる。
また、第2の発明では、自車両の現在位置から予め定められた地点までの距離と、予測された目標走行距離との比較結果に基づいて報知を行うので、ドライバが予め定められた地点において目標速度を達成することが困難であるときには、該ドライバに対する報知を行うことにより、該ドライバに対して警告を行うことができる。
また、第1及び第2の発明では、前記ドライバの固有の特性を、走行状態からの停止時及び発進時の少なくとも一方における平均加速度とすることができる。
以上説明したように、第1及び第2の発明の運転行動予測装置によれば、先行車の情報を用いずに、目標速度及び目標走行距離を予測することができるので、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時の少なくとも一方、特に停止状態からの発進時及び走行状態からの停止時の少なくとも一方において、ドライバの運転行動を予測することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の運転行動予測装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の運転行動予測装置10には、マイクロコンピュータで構成された予測装置20が設けられている。予測装置20は、下記で詳細を説明する第1の運転行動予測処理ルーチンを実行するプログラム、第2の運転行動予測処理を実行するプログラム、及び各種処理ルーチンを実行するプログラム等を記憶したROM20a、プログラムをROM20aから読み出して実行するCPU20b、データを一時的に記憶するRAM20c、HDD(ハード ディスク ドライブ)20d、及びI/O(入出力)ポート20eを含んで構成されている。これらROM20a、CPU20b、RAM20c、HDD20d、及びI/Oポート20eは互いにバス20fで接続されている。
予測装置20のI/Oポート20eには、自車両の加速度aを検出する加速度センサ12、自車両の速度vを検出する車速センサ14、自車両が走行中の道路の最大車両密度KMAX及び自由走行速度Vを含む交通流情報を収集するナビゲーションシステム18、自車両のアクセルのペダル操作量pを正の値として及びブレーキのペダル操作量pを負の値として検出するペダルセンサ11、及び自車両の走行距離を検出する走行距離計13が接続されている。なお、加速度センサ12を用いずに、車速センサ14で検出された速度vの変化率を演算することによって加速度を検出するようにしてもよい。
また、自車両の周辺道路における現時点での車両密度Kを含む交通流情報を検出するプローブカー16からの交通流情報が、予測装置20のI/Oポートeに入力されるように、I/Oポートeにはプローブカー16が接続されている。
予測装置20のI/Oポート20eには、警報装置22、走行支援装置24、及び交通シミュレーション装置26が接続されている。
次に、予測装置20のCPU20bが行う第1の運転行動予測処理ルーチンについて図2及び図3を用いて説明する。なお、本実施の形態において、この運転行動予測処理ルーチンは、ドライバが乗車している車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオンされることにより所定時間間隔(例えば、数10msec)毎に実行される。
ステップ100で、以下で説明するように、ドライバ特性パラメータ推定処理を行う。
図3は、ドライバ特性パラメータ推定処理ルーチンのフローチャートを示す図である。
ステップ200で、ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、走行状態からの停止時において、減速を開始した時点の車速V及び減速を開始してから停止するまでに要した走行距離Lを算出すると共に、発進時において、加速が終了して一定速度に達した時点の車速V及び停止状態から車速Vに達するまでに要した走行距離Lを算出する。
この車両走行状態の履歴は、ペダルセンサ11からペダル操作量p、加速度センサ12から加速度a、及び車速センサ14から車速vを、I/Oポート20eを介して、所定時間間隔で取り込み、取り込んだペダル操作量p、加速度a、及び車速vをHDD20dに記憶することで得られる。
ステップ200では、ペダル操作量pの値が負の値となり、かつ、加速度aの値が正の値から負の値となり、その後連続して負の値を継続して、取り込んだ車速vが0になった場合に、自車両の車両走行状態が走行状態から停止状態となったものと判断し、ペダル操作量pの値が負の値となった時点の車速vを減速を開始した時点の車速とし、この減速を開始した時点の車速を目標速度Vとし、目標速度Vから車速vが0となった時点までの走行距離を走行距離計13からの検出結果に基づいて、目標走行距離Lとして算出する。
また、車速vが0の状態から、ペダル操作量pの値が正の値となり、かつ、取り込んだ加速度aの値が正の値(a>0)となり、その後加速度aの値が所定回数連続して0となった場合には、自車両の車両走行状態が発進してから加速が終了して一定速度に達したと判断し、加速度aの値が0を継続している期間の車速vを加速が終了して定速走行を行っている際の車速と判断し、加速が終了して定速走行を行っている際の車速を目標速度Vとし、ペダル操作量pの値が正の値となったときの車速vから目標速度Vまでの速度に達するまでの間の走行距離を走行距離計13からの検出結果に基づいて算出することにより、発進時において、車両状態が停止状態から一定速度に達するまでに要した走行距離を目標走行距離Lとして算出する。
なお、この目標速度Vに対応する目標走行距離L、もしくは目標速度Vに対応する目標走行距離Lはドライバに固有のものであり、例えば、同一の目標車速を達成させるために減速させて自車両を停止させても、自車両の減速を開始してから停止するまでの走行距離、すなわち目標走行距離は、ドライバ毎に固有の値となり、ドライバ毎の固有の特性となって現れる。
次のステップ202では、ステップ200で算出した目標速度V及び目標走行距離Lの組(−V,L)並びに目標速度V及び目標走行距離Lの組(V,L)を、目標速度を横軸、目標走行距離を縦軸とする直交座標における座標情報としてHDD20dに記憶する。
次のステップ204では、HDD20dに記憶した座標情報の個数が所定値N以上となったか否か判定する。ステップ204で否定判定がされた場合は、ステップ200に戻り、肯定判定がされた場合は、ステップ206で、HDD20dに記憶された複数の座標情報を読み込み、読み込んだ座標情報に基づいて回帰分析を行い回帰式を得て、得た回帰式から、ドライバ固有の特性を表すパラメータ、すなわち平均加速度aを推定する。
ここで、本発明の発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、回帰分析により得られる回帰式は、パラメータaを用いた下記の式(1)で示す2次曲線で表すことができることを確認し、図4に示されるような放物線のグラフとなることが確認できた。
L=V/2a ・・・(1)
ここで、Vは速度であり、Lは走行距離であり、aはドライバ固有の特性を表すパラメータであり、平均加速度aで表される。
図4に示すように、発進時におけるドライバの運転に応じた車両の挙動などの車両状態、及び走行状態からの停止時におけるドライバの運転に応じた車両の挙動などの車両状態は、共通の放物線のグラフで表すことができる。
以上説明したように、予測装置20のCPUは、ステップ100のドライバ特性パラメータ推定処理において、加速度(加減速度)a及び車速vの情報、すなわち、ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、加速走行状態特に発進時における加速走行状態、及び減速走行状態特に走行状態からの停止時における減速走行状態におけるドライバの固有の特性を推定している。
図5に示すように、ドライバAとドライバBとでは、回帰分析により得られた上記式(1)が示す放物線のグラフの形状が異なっている。これは、ドライバ固有の特性を表すパラメータaの値が、ドライバ毎に異なるからである。すなわち、図5では、ドライバAの方がドライバBよりもパラメータaの値が小さいため、ドライバAの方が、ドライバBよりも、発進する際において、停止状態から一定の速度に達するまでに要する距離が長くなる、あるいは、走行状態から停止する際において、減速開始時から停止するまでに要する距離が長くなる、ということが示されている。
なお、図6に示すように、同一のドライバであっても、交差点1と交差点2とでは、座標情報を回帰分析することによって得られる上記回帰式(1)が示す放物線のグラフ上の座標情報の位置が異なる。このことから、より精度の高い回帰式を得るためには、複数の異なる道路状況での座標情報の取得が好ましい。
次のステップ102では、プローブカー16から車両密度K、並びにナビゲーションシステム18から自由走行速度V及び最大車両密度KMAXを取り込む。
次のステップ104では、取り込んだ自由走行速度V、車両密度K、及び最大車両密度KMAXに基づいて、以下の式(2)によって、適正走行速度Vを推定する。
V=V{(1−K)/KMAX} ・・・(2)
次のステップ106では、現在の自車両の速度vあるいは適正走行速度Vに基づいて目標速度VOPTを予測し、予測した目標速度VOPT及びステップ100で推定されたドライバ固有の特性を表すパラメータaに基づいて上記式(1)に従って目標走行距離LOPTを予測する。例えば、ステップ106で、車速センサ14から得られる現在の自車両の速度をvとしたとき、自車両が停止する際には、車速をvから0に落とさなければならないので、停止時における目標速度VOPTを−v(0−v)と予測し、予測した目標速度VOPT及びパラメータaを用いて、上記式(1)によって目標走行距離LOPTを予測する。
一方、車両が発進する際には、速度vを0から適正走行速度Vまで加速させなければならないので、ステップ106で、発進時における目標速度VOPTをV(V−0)と予測し、予測した目標速度VOPT及びパラメータaを用いて、上記式(1)によって目標走行距離LOPTを予測する。
次のステップ108で、予測された目標速度VOPT及び目標走行距離LOPTを走行支援装置24及び交通シミュレーション装置26に出力する。
以上の第1の運転行動予測処理によって、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時、特に発進時及び走行状態からの停止時において、目標速度VOPT及び目標走行距離LOPTが予測される。
ステップ108で、走行支援装置24に目標速度VOPT及び目標走行距離LOPTが出力されると、走行支援装置24は、目標速度VOPTを達成するために必要な距離が目標走行距離LOPTとなるように車両の走行状態を制御する。これにより、ドライバ固有の特性に対応した車両走行状態となるように、車両走行状態を支援することができる。
また、ステップ108で、交通シミュレーション装置26に目標速度VOPT及び目標走行距離LOPTが出力されると、交通シミュレーション装置26は、目標速度VOPTを達成するために必要な距離が目標走行距離LOPTとなるように交通シミュレーションを行う。これにより、ドライバ固有の特性に対応した交通シミュレーションを行うことができる。
なお、上記では走行支援装置24及び交通シミュレーション装置26の両方を用いる例について説明したが、走行支援装置24及び交通シミュレーション装置26の一方を用いるようにしてもよい。
次に、予測装置20のCPUが行う第2の運転行動予測処理ルーチンについて図7を用いて説明する。なお、本実施の形態において、この運転行動予測処理ルーチンは、第1の運転行動予測処理ルーチンと同様に、ドライバが乗車している車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオンされることにより、所定時間間隔(例えば、数10msec)毎に実行される。
ステップ300では、上記の第1の運転行動予測処理ルーチンのステップ100で説明した処理と同様のドライバ特性パラメータ推定処理を行う。
次のステップ302では、ナビゲーションシステム18から、予め定められた地点において達成すべき自車両の速度の情報を受信したか否かの判定を行う。予め定められた地点は、例えば、自車両の前方に位置する停止線の位置とすることができるので、以下停止線を例に説明する。
ステップ302で、否定判定がされた場合は、ステップ300に戻り、肯定判定がされた場合は、次のステップ304で、車速センサ14から車速vを取り込む。
次のステップ306では、ナビゲーションシステム18から自車両の位置と停止線の位置との距離の情報を取り込む。
次のステップ308では、車速センサ14から取り込んだ自車両の現在の車速v及び停止線において達成すべき車速である車速0とに基づいて、目標速度VOPTを予測する。この場合、現在の車速vから、停止線における車速0までに減速しなければならないので、目標速度VOPT=0−v=−vと予測する。
次のステップ310では、ステップ308において予測された目標速度VOPT(=−v)と、ステップ300で推定されたドライバ特性パラメータaとに基づいて、上記式(1)に従って、達成すべき自車両の車速に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離LOPTを予測する。
次のステップ312では、自車両の位置と停止線の位置との距離の情報及び予測された目標走行距離LOPTを警報装置22に出力する。
ステップ312で、警報装置22に、自車両の位置と停止線の位置との距離の情報及び目標走行距離LOPTが出力されると、警報装置22は、図8に示す警報処理ルーチンを実行する。
ステップ400で、自車両の現在位置から予め定められた地点である停止線までの距離と、予測された目標速度VOPTを達成するために要する距離である目標走行距離LOPTとを比較して、目標走行距離LOPTより自車両の現在位置から予め定められた地点である停止線までの距離のほうが短いかどうか判定する。
ステップ400で否定判定がされた場合は、再び該判定を行い、肯定判定がされた場合は、警報を出力することにより報知を行う。
以上の第2の運転行動予測処理によって、先行車が不在の場合であっても、ドライバ固有の特性に合わせて、加速時及び減速時、特に発進時及び走行状態からの停止時において、目標速度VOPT及び目標走行距離LOPTが予測される。
また、警報装置22は、自車両の現在位置から予め定められた地点である停止線までの距離と、達成すべき速度に達するまでに要する目標走行距離LOPTとを比較し、比較結果に基づいて、報知を行うので、例えば、ドライバの特性を考慮して、現在位置から予め定められた停止線までに、該ドライバが容易に停止することができるかどうかを判定することが可能となり、また、容易に停止することができないと判定した場合には、ドライバに警告をして報知を行うことが可能となる。
なお、走行状態からの停止時における目標走行距離L及び目標速度V、並びに発進時における目標走行距離L及び目標速度Vを直交座標にプロットした場合、上記式(1)で示したように、目標走行距離を表す軸に対して線対称となる2次曲線に沿って分布する。このため、走行状態からの停止時における目標走行距離L及び目標速度Vの算出、または発進時における目標走行距離L及び目標速度Vの算出のいずれかによってドライバ固有のパラメータaを算出することができる。
従って、上記では、走行状態からの停止時における目標走行距離L及び目標速度V、並びに発進時における目標走行距離L及び目標速度Vを算出する例について説明したが、走行状態からの停止時における目標走行距離L及び目標速度V、または発進時における目標走行距離L及び目標速度Vのいずれかを算出するようにしてもよい。
本発明の実施の形態を示す概略図である。 本発明の実施の形態の予測装置20のCPUが行う第1の運転行動予測処理ルーチンを示すフローチャートである。 ドライバ特性パラメータ推定処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態において、式(1)によって表される放物線のグラフを示す図である。 ドライバAとドライバBとでは、回帰分析により得られた式(1)が示す放物線のグラフの形状が異なることを説明するための図である。 同一のドライバであっても、交差点1と交差点2とでは、座標情報を回帰分析することによって得られる式(1)が示す放物線のグラフ上の座標情報の位置が異なることを説明するための図である。 本発明の実施の形態の予測装置20のCPUが行う第2の運転行動予測処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の警報装置22が実行する警報処理ルーチンのフローチャートを示す図である。
符号の説明
10 運転行動予測装置
11 ペダルセンサ
12 加速度センサ
13 走行距離計
14 車速センサ
16 プローブカー
18 ナビゲーションシステム
20 予測装置
22 警報装置
24 走行支援装置
26 交通シミュレーション装置

Claims (6)

  1. ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、加速走行状態及び減速走行状態の少なくとも一方におけるドライバ固有の特性を推定するドライバ特性推定手段と、
    交通流情報に基づいて適正走行速度を推定する推定手段と、
    前記推定手段によって推定された適正走行速度及び現在の走行状態に基づいて自車両が達成すべき目標速度を予測し、予測した目標速度と前記ドライバ特性推定手段によって推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、前記予測した目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する目標予測手段と、
    を含む運転行動予測装置。
  2. 前記推定手段は、走行中の道路の自由走行速度及び最大車両密度、並びに現時点での車両密度に基づいて適正走行速度を推定する請求項1に記載の運転行動予測装置。
  3. 前記目標予測手段によって予測された目標走行距離及び目標速度に基づいて、前記ドライバ固有の特性に対応した交通シミュレーションを行う交通シミュレーション手段を更に含む請求項1又は請求項2に記載の運転行動予測装置。
  4. 前記目標予測手段によって予測された目標走行距離及び目標速度に基づいて、前記ドライバ固有の特性に対応した車両走行状態となるように、車両走行状態を支援する走行支援手段を更に含む請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の運転行動予測装置。
  5. ドライバの運転に応じた車両走行状態の履歴に基づいて、加速走行状態及び減速走行状態の少なくとも一方におけるドライバ固有の特性を推定するドライバ特性推定手段と、
    自車両の現在の走行速度、及び予め定められた地点において達成すべき自車両の速度に基づいて目標速度を予測し、予測した目標速度と前記ドライバ特性推定手段によって推定されたドライバ固有の特性とに基づいて、前記目標速度に達するまでに要する現在位置からの目標走行距離を予測する目標予測手段と、
    自車両の現在位置から前記予め定められた地点までの距離と、前記目標予測手段によって予測された前記目標走行距離との比較結果に基づいて、報知を行う報知手段と、
    を含む運転行動予測装置。
  6. 前記ドライバの固有の特性を、走行状態からの停止時及び発進時の少なくとも一方における平均加速度とした請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の運転行動予測装置。
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