JP2008145918A - 多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法 - Google Patents

多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度のそれぞれを独立的に観測でき、ハードマスクプロセス環境を用いることなくマスク製造誤差の検証を行うことが可能となる多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法を提供する。
【解決手段】本発明は、複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法であって、非描画領域にグローバル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスク(1、2)と、描画領域にローカル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスク(1、2)と、を用いて露光を行った露光像の、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とローカル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とを観測して、フォトマスクの精度及び半導体露光装置の重ね合わせ精度の検証を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法に関する。
これまで光リソグラフィー技術は、半導体集積回路の高集積化のための鍵となる技術となっていたが、近年、光リソグラフィー技術において要求される解像度が露光波長の1/2以下となるなど限界領域に近づきつつある。そこで現状の光リソグラフィー技術の解像度を使いこなす方法として検討されているのが、多重露光法や多重パターンニング法などの多重露光技術である。
以下、本明細書において、多重露光技術のうち2回露光を行うものについて説明する。多重露光技術は、要求パターンの2倍緩いピッチをもった縞状のパターンを露光し、次に半ピッチ分ずらして再び同じパターンを露光すれば、マスクパターンの1/2のピッチのパターン、すなわち要求されるピッチをもったパターンが露光される、という原理に基づくものである。このような技術によれば、制限となっている最小ピッチ(最小ピッチの限界は0.5×λ/NA(ただし、λは露光波長、NAは露光装置の開口数)によって与えられる。)を複数のフォトマスクに分割し、複数回プロセスを行うことによって、より狭くすることが可能となる。
しかし、このような単純な多重露光であると、別々に形成したつもりの露光パターンが潜像として重なり、パターンとして分離しないこともあり得る。このような場合、1回の露光で形成された潜像をいったん現像し、これをハードマスクなどに転写して再びレジストを塗布して、2回目の露光現像を行い、これを再びハードマスクなどに転写する、という多重パターンニングが必要となる。
図9及び図10を参照しつつ、ダブルパターン露光技術(DPL)について説明する。図9は、ダブルパターン露光技術における設計パターンと該設計パターンを露光するための2つのマスクとの関係を示す図であり、図10は、ハードマスクを利用したダブルパターン露光技術における各工程を示す図である。図9及び図10において、100はターゲットとなる設計パターン、101は基板、102はハードマスク、103はレジスト、111はマスク1、112はマスク2をそれぞれ示している。図9はパターンを平面的にみたものであり、図10は断面でみたものである。
図9に示すように、ダブルパターン露光技術(DPL)においては、設計パターン100を得るために、第1回目露光用マスク111、第2回目露光用マスク122を用いる。
図10に基づいて、ダブルパターン露光技術における工程を説明すると、まず(1)第1回目のレジスト塗布が施され、(2)第1回目露光用マスク111を用いた第1回目露光工程が施される。次に、(3)第1回目の現像工程を経て、(4)第1回目のハードマスクエッチング工程が施される。さらに、(5)第2回目レジスト塗布工程、(6)第2回目露光用マスク112を用いた第2回目露光工程、(7)第2回目現像工程を経て、(8)第2回目のハードマスクエッチング工程が施され、最終的に(9)レジストはく離工程を経て、基板101上に所望のパターンのハードマスク102層を得ることができる。
以上のような背景技術については、例えば、非特許文献1に開示されている。
岡崎信次「リソグラフィー技術の将来展望」応用物理第75巻、第11号(2006年)p.p.1328−1333
ところで、上記のような多重パターンニングにおいてマスク製造誤差を検証しようとするとき、以下に示すような2つの技術的な課題が顕在化している。
(第1の課題)
多重パターニングの場合、前述のようにフォトマスクを2枚以上用いて、複数のプロセスを実施するため、マスク間の寸法誤差や重ね合わせ精度(オーバーレイ)誤差がウェーハ上の寸法に影響を与える。このため、ウェーハ上に転写した際にマスク寸法誤差の影響とオーバーレイの影響を観察することが必要になる。
フォトマスクの寸法誤差は、従来の寸法測定装置で測定し、ウェーハ上でも測定することができるが、オーバーレイについては、フォトマスクの精度、半導体露光装置の重ね合わせ精度があり、それらの影響を独立に観測することが困難である、という問題があった。
(第2の課題)
ダブルパターニングの場合、前述のように第1マスク111を用いて露光・現像後、1回目のハードマスクプロセスを行い、第2マスク122を用いて露光・現像後、2回目のハードマスクプロセスを行う、というプロセスを経て初めて、マスク製造誤差の検証が可能となる。しかしながら、このようなハードマスクプロセスを行うための環境や、ハードマスクプロセス技術は現在のところまだ一般的ではないため、マスク製造誤差の検証のハードルとなっている。
つまり、マスク製造誤差検証において、従来の解像性検証としてのレジスト解像力検証は一般的に行い得るものであるが、ハードマスクプロセス環境は一般的ではないので、ダブルパターン露光技術(DPL)の解像性実験ができない、という問題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためのもので、請求項1に係る発明は、複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法において、非描画領域にグローバル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスクと、描画領域にローカル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスクと、を用いて露光を行った露光像の、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とローカル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とを観測して、フォトマスクの精度及び半導体露光装置の重ね合わせ精度の検証を行うことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法において、描画領域にシミュレーション時位置合わせ用マークが設けられた複数のフォトマスクを用いて露光を行った露光像のシミュレーション時位置合わせ用マークを参照して、露光像を重ね合わせることで多重パターンニングにおけるマスク製造誤差の検証を行うことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法によれば、グローバル用の位置精度検出マークと、ローカル用の位置精度検出マークとの双方を複数のフォトマスクに設け、これらのフォトマスクによって露光された基板の位置精度検出マークの位置精度を測定することで、フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度のそれぞれを独立的に観測することが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法によれば、既存の基板上(レジスト上)の露光像を、画像処理装置などに取り込んで、これを重ね合わせて観察することによって、ハードマスクプロセスを用いた場合の予測、シミュレーションを行うので、ハードマスクプロセス環境を用いることなく、マスク製造誤差の検証を行うことが可能となる。
本明細書において、多重露光技術のうち2回露光を行うダブルパターン露光技術(DPL)について説明するが、本発明の概念は、3回以上の露光を行う多重パターニングに係る露光技術にも適用することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いる位置精度検出マークの一例を示す図である。図1において、10は第1回目露光用マスクに設定される位置精度検出マーク、20は第2回目露光用マスクに設定される位置精度検出マークをそれぞれ示している。
位置精度検出マーク10、20は、バーコード状の複数のラインにより構成される矩形が略十字に配置されるようにしてなっている。位置精度検出マーク10、20のバーコード状の複数のラインには、バーニャ目盛りとなっている。一つの矩形を構成するラインは10本で、第1回目露光用マスクに設定される位置精度検出マーク10と第2回目露光用マスクに設定される位置精度検出マーク20とでラインのピッチ間隔が異なるように設定される。なお、以降の説明においては、このような位置精度検出マークについて言及する際は、マスク上に設定されたマークと、このマスク上に設定されたマークによってレジストなどに露光されたマークの2通りの場合がある。
図1の(A)は、第1回目露光用マスクによって露光された位置精度検出マークと、第1回目露光用マスクによって露光された位置精度検出マークとが合致している様子を示しており、図1の(B)は、第1回目露光用マスクによって露光された位置精度検出マークと、第1回目露光用マスクによって露光された位置精度検出マークとが合致していない様子を示している。なお、以降の説明においては、バーコード状の複数のラインの詳細を示さず、位置精度検出マークを図1の(C)に示すように略記する。
次に、以上のような位置精度検出マークをフォトマスクに適用する方法につき説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法のために付する位置精度検出マークを説明する図である。図2において、(A)に示されるのは多重露光に用いられる一方のフォトマスク1であり、(B)に示されるのは多重露光に用いられるもう一方のフォトマスク2である。図2は、フォトマスク1及びフォトマスク2に6行・6列の描画用領域Rからなっていることを概念的に示すものである。なお、図2は位置精度検出マークとフォトマスクをあくまで概念的、模式的に示す図であり、位置精度検出マークとフォトマスクの縮尺関係については、意味はない。
フォトマスク1の左上隅、右下隅に設けられる位置精度検出マーク11及び12は、グローバル用の位置精度検出マークとして定義される。また、フォトマスク2についても、左上隅、右下隅に設けられる位置精度検出マーク21及び22は、グローバル用の位置精度検出マークとして定義される。
これに対して、フォトマスク1の描画用領域R中に設けられる位置精度検出マーク15は、ローカル用の位置精度検出マークとして定義される。同様に、フォトマスク2の描画用領域R中に設けられる位置精度検出マーク25は、ローカル用の位置精度検出マークとして定義される。
本発明の実施の形態に係る多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法では、これらのグローバル用の位置精度検出マークと、ローカル用の位置精度検出マークとの双方を、複数のフォトマスクに設けておくことによって、フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度のそれぞれを独立的に観測する。
このことを、図3及び図4を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを示す図であり、図4は、多重露光技術よって複数のフォトマスクで露光された基板の様子を示す図である。
図3の(A)に示されるのは多重露光に用いられる一方のフォトマスク1であり、(B)に示されるのは多重露光に用いられるもう一方のフォトマスク2である。これらのフォトマスク1、2には、先に説明したグローバル用の位置精度検出マークと、ローカル用の位置精度検出マークがそれぞれ付されている。また、図3においては、フォトマスク1及びフォトマスク2に6行・6列の描画用領域Rに精度的な誤差があることをデフォルメして示す図である。
図4において、3は図3に示されるフォトマスク1及びフォトマスク2によって露光された基板を示している。被露光基板3において、実線で示された露光部はフォトマスク1によって露光された部分を示しており、斜線パターンで示された露光部はフォトマスク2によって露光された部分を示している。
図4において、ΔGは被露光基板3上のグローバル用の位置精度検出マークのずれ、ΔLは被露光基板3上のローカル用の位置精度検出マークのずれを示している。図4に示されるように、
露光された被露光基板3上の、グローバル用の位置精度検出マークのずれΔGは半導体露光装置にフォトマスクがセットされるときに生じるずれであり、これは半導体露光装置の重ね合わせ精度に関するずれを示している。一方、ローカル用の位置精度検出マークのずれΔLは、上記の半導体露光装置の重ね合わせ精度に係るずれにフォトマスク自体の精度ずれが加えられたずれである。
以上、本発明のマスク製造誤差検証方法によれば、グローバル用の位置精度検出マークと、ローカル用の位置精度検出マークとの双方を複数のフォトマスクに設け、これらのフォトマスクによって露光された基板の位置精度検出マークの位置精度を測定することで、フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度のそれぞれを独立的に観測することが可能となる。
次に、本発明のマスク製造誤差検証方法における多重露光シミュレーションについて説明する。図5は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを示す図である。図5において、(A)に示されるのは多重露光に用いられる一方のフォトマスク1であり、(B)に示されるのは多重露光に用いられるもう一方のフォトマスク2である。
フォトマスク1上のパターン11及び12はグローバル用の位置精度検出マークを、パターン17はローカル用の位置精度検出マークを、パターン18はシミュレーション時位置合わせ用マークを、パターン16は多重露光シミュレーション対象パターンをそれぞれ示している。
同様に、フォトマスク2上のパターン21及び22はグローバル用の位置精度検出マークを、パターン27はローカル用の位置精度検出マークを、パターン28はシミュレーション時位置合わせ用マークを、パターン26は多重露光シミュレーション対象パターンをそれぞれ示している。なお、これららのパターンは、本発明のマスク製造誤差検証方法を説明するために概念的、模式的に示されたものであり、縮尺や配置などに特段の意味は有さない。
例えば、ダブルパターニングの場合、本来、第1マスクを用いて露光・現像後、1回目のハードマスクプロセスを行い、第2マスクを用いて露光・現像後、2回目のハードマスクプロセスを行う、というプロセスを経て初めて、マスク製造誤差の検証が可能となる。しかしながら、このようなハードマスクプロセスを行うための環境は現在のところまだ一般的ではない。そこで、本発明のマスク製造誤差検証方法においては、多重露光を画像処理によってシミュレーションすることで擬似的にハードマスクプロセスを再現して評価するものである。
また、図5に示すようなパターンを有するフォトマスク1及びフォトマスク2を用いると、多重露光のシミュレーションのみならず、フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度の測定をも行うことができる。
以下、まず、図5に示すようなパターンを有するフォトマスク1及びフォトマスク2による重ね合わせ精度の実証につき図6を参照しつつ説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを用いて多重露光された基板の様子を示す図である。
図5(A)、(B)、(C)において、3は図5に示されるフォトマスク1及びフォトマスク2によって露光された基板を示している。被露光基板3において、実線で示された露光部はフォトマスク1によって露光された部分を示しており、斜線パターンで示された露光部はフォトマスク2によって露光された部分を示している。
図5(A)は、ローカル用の位置精度検出マークによる露光像、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像の双方にずれがなく、フォトマスク自体の精度ずれ及び半導体露光装置の重ね合わせ精度に係るずれがないものの例を示している。
図5(B)の例は、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像のずれと同じずれが、ローカル用の位置精度検出マークによる露光像にも観測された場合で、このような場合には、半導体露光装置の重ね合わせ精度に係るずれがあり、フォトマスク自体の精度ずれがないような場合を示している。
また、図5(C)の例は、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像のずれはなく、ローカル用の位置精度検出マークによる露光像にずれが観測された場合で、このような場合には、フォトマスク自体の精度ずれがあり、半導体露光装置の重ね合わせ精度に係るずれがないような場合を示している。
以上、図5に示すようなパターンを有するフォトマスク1及びフォトマスク2を用いると、フォトマスク自体の精度、及び、半導体露光装置の重ね合わせ精度のそれぞれを独立的に観測することが可能となる。
次に、本発明のマスク製造誤差検証方法において、多重露光を画像処理によってシミュレーションすることについて説明する。図7及び図8は、本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法における画像処理シミュレーションの様子を示す図である。
図7(A)及び図8(A)の3は図5に示されるフォトマスク1及びフォトマスク2によって露光された基板を示している。
また、図7(B)及び図8(B)は、それぞれ図7(A)及び図8(A)の領域Gを例えば、SEMなどで取り込んだ画像を示している。同様に図7(C)及び図8(C)も、領域Gの画像を示しているが、後の重ね合わせの画像処理を行う都合上、図7(B)及び図8(B)と異なる線で示している。画像の形状自体は図7(B)と図7(C)は同じものであるし、また、図8(B)と図8(C)は同じものである。
図7(D)は、図7(B)の領域Hと図7(C)の領域Iのローカル用の位置精度検出マークに基づいて、図7(B)の画像と図7(C)の画像とを重ね合わせた画像を示している。同様に、図8(D)は、図8(B)の領域Hと図8(C)の領域Iのローカル用の位置精度検出マークに基づいて、図8(B)の画像と図8(C)の画像とを重ね合わせた画像を示している。
このような重ね合わせの画像処理においては、十字状のローカル用の位置精度検出マークと、L字状のローカル用の位置精度検出マークとが図1の(A)のように合致するような処理とする。
このように、本発明のマスク製造誤差検証方法においては、通常の基板上(レジスト上)の露光像を、十字状のローカル用の位置精度検出マークと、L字状のローカル用の位置精度検出マークを補助として、画像処理によって重ね合わせ合成を行う。このような十字状のローカル用の位置精度検出マークと、L字状のローカル用の位置精度検出マークの露光像は、言うまでもなく、シミュレーション時位置合わせ用マーク18及び28によって形成されたものである。そして、このような重ね合わせ合成された部分(図7(D)の領域K及び図8(D)の領域K)を観察することによって、ハードマスクプロセスを用いた場合の予測を行うものである。
図7(D)の領域Kは、重ね合わせが良好に行われた場合を示し、図8(D)の領域Kはずれが生じている場合を示している。
以上、本発明のマスク製造誤差検証方法によれば、既存の基板上(レジスト上)の露光像を、画像処理装置などに取り込んで、これを重ね合わせて観察することによって、ハードマスクプロセスを用いた場合の予測、シミュレーションを行うので、ハードマスクプロセス環境を用いることなく、マスク製造誤差の検証を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いる位置精度検出マークの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法のために付する位置精度検出マークを説明する図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを示す図である。 多重露光技術よって複数のフォトマスクで露光された基板の様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを示す図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法に用いるフォトマスクを用いて露光された基板の様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法における画像処理シミュレーションの様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマスク製造誤差検証方法における画像処理シミュレーションの様子を示す図である。 従ダブルパターン露光技術における設計パターンと該設計パターンを露光するための2つのマスクとの関係を示す図である。 ハードマスクを利用したダブルパターン露光技術における各工程を示す図である。
符号の説明
1、2・・・フォトマスク、3・・・被露光基板、11、12・・・グローバル用の位置精度検出マーク、16・・・多重露光シミュレーション対象パターン、17・・・ローカル用の位置精度検出マーク、18・・・シミュレーション時位置合わせ用マーク、26・・・多重露光シミュレーション対象パターン、21、22・・・グローバル用の位置精度検出マーク、27・・・ローカル用の位置精度検出マーク、28・・・シミュレーション時位置合わせ用マーク、

Claims (2)

  1. 複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法において、
    非描画領域にグローバル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスクと、描画領域にローカル用の位置精度検出マークが設けられた複数のフォトマスクと、を用いて露光を行った露光像の、グローバル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とローカル用の位置精度検出マークによる露光像の重なり具合とを観測して、フォトマスクの精度及び半導体露光装置の重ね合わせ精度の検証を行うことを特徴とする多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法。
  2. 複数のフォトマスクを用いて多重パターンニングを行う多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法において、
    描画領域にシミュレーション時位置合わせ用マークが設けられた複数のフォトマスクを用いて露光を行った露光像のシミュレーション時位置合わせ用マークを参照して、露光像を重ね合わせることで多重パターンニングにおけるマスク製造誤差の検証を行うことを特徴とする多重露光技術におけるマスク製造誤差検証方法。
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