JP2008145891A - カラートナー - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写性、画像光沢性を改善できるカラートナーを提供する。
【解決手段】 結着樹脂と着色剤とを含むトナー粒子の表面に、円形度が0.90〜1.0である樹脂微粒子の表面をオイルで処理した外添剤を付着してなることを特徴とするカラートナー。また、前記樹脂微粒子は、前記結着樹脂と同一の樹脂からなることを特徴とするカラートナー。また、前記樹脂微粒子は、円形度が0.95〜1.0であることを特徴とするカラートナー。また、前記オイルは、25℃での粘度が10センチストークス〜300センチストークスのジメチルシリコーンオイルであることを特徴とするカラートナー。また、前記樹脂微粒子は、スチレン−アクリル系共重合体樹脂もしくはポリエステル樹脂であることを特徴とするカラートナー。
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子写真用のカラートナーに関するものである。
従来、電子写真法においては、転写性を改善するために、種々の外添剤をトナー粒子に混合することが提案されている。
例えば、シリカ、アルミナ、チタニア等の無機化合物の微粉末をトナー粒子の表面に付着することで、トナーの流動性を著しく向上させる技術やオイル処理した樹脂微粒子を外添してトナーを得ることで、転写性を改善する技術などがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、これの従来技術によるカラートナーは、近年需要が高まっている画像光沢性を必ずしも満足するものではなかった。
そこで、画像光沢性を改善するためにトナー粒子中に多量のワックスを含有させる方法が提案されているが、ワックスの多量使用はトナーの流動性を劣化させ、転写性に悪影響を及ぼしてしまうため、無制限に用いることはできなかった。
そこで、転写性と画像光沢性を両立できるカラートナーが求められていた。
特開平4−274444号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、転写性、画像光沢性を改善できるカラートナーを提供することにある。
本発明は、下記の技術的構成により、上記課題を解決できたものである。
(1)結着樹脂と着色剤とを含むトナー粒子の表面に、円形度が0.90〜1.0である樹脂微粒子の表面をオイルで処理した外添剤を付着してなることを特徴とするカラートナー。
(2)前記樹脂微粒子は、前記結着樹脂と同一の樹脂からなることを特徴とする前記(1)記載のカラートナー。
(3)前記樹脂微粒子は、円形度が0.95〜1.0であることを特徴とする前記(1)記載のカラートナー。
(4)前記オイルは、25℃での粘度が10センチストークス〜300センチストークスのジメチルシリコーンオイルであることを特徴とする前記(1)記載のカラートナー。
(5)前記樹脂微粒子は、スチレン−アクリル系共重合体樹脂もしくはポリエステル樹脂であることを特徴とする前記(1)記載のカラートナー。
本発明によれば、転写性、画像光沢性を改善できるカラートナーを提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられるトナー粒子は、結着樹脂と着色剤を主成分として含有する。使用される結着樹脂の代表的なものとしては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類の単独重合体或いは共重合体等があげられる。
特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等があげられる。さらに、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂等もあげられる。これらの中でも特にスチレン−アクリル系共重合体およびポリエステル樹脂は高温条件下でも弾性率が高く、現在主流の接触加熱方式に用いたときに高温オフセットを起こしにくいため好ましい。
また、着色剤には、有彩色のカラートナーの着色に適した色材が用いられ、代表的なものとしては、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、フタロシアニンブルー、ローズベンガル、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピグメントブルー15:3等があげられる。
トナー粒子には、必要に応じて帯電制御剤を添加してもよい。帯電制御剤としては、公知のものを使用できるが、アゾ系の金属錯体、サリチル酸の金属錯体、ニグロシンまたは4級アンモニウム塩を用いるのが好ましい。また、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン、ワックス等のオフセット防止剤、ポリフッ化ビニリデン微粒子、ポリスチレン微粒子、ポリメチルメタクリレート微粒子等公知の他の成分を添加することができる。また、本発明におけるトナー粒子は、磁性材料を含有する磁性トナー或いはカプセルトナーであってもよい。トナー粒子の平均粒子径は、3μm〜20μmの範囲のものが好ましい。また、トナーの流動性を向上させるために、シリカ(SiO2)、酸化チタン(TiO2)、アルミナ(Al2O3)等の無機酸化物或いはそれらの表面を、シランカップリング剤やチタンカップリング剤、その他樹脂や、上記の帯電制御剤などで処理した微粒子を併用して添加することができる。
本発明のカラートナーに使用される外添剤は、円形度が0.90〜1.0である樹脂微粒子の表面をオイルで処理してなることを特徴とする。
円形度は、円形度=(粒子の面積と等しい円の周囲長)/(粒子投影図の輪郭長さ)で表されるもので、FPIA−2100(Sysmex社製)を用いて約4000個の樹脂微粒子を測定し、解析ソフト(FPIA−2100 Data Processing Program for FPIA version00−13A)を用いて解析を行った。
円形度は0.95〜1.0がより好ましく、0.98〜1.0がさらに好ましい。
樹脂粒子の円形度が低くなると、樹脂微粒子とトナー粒子との接触面積が増え、樹脂粒子のスペーサーとしての効果が小さくなるため転写効率が低下する。円形度が0.90未満であると、十分な転写効率が得られなくなる。
使用される樹脂微粒子としては、具体的には、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類の単独重合体或いは共重合体等が挙げられる。これらの中でも特にスチレン−アクリル系共重合体とポリエステル樹脂は高温条件下でも弾性率が高く、現在主流の接触加熱方式に用いたときに高温オフセットを起こしにくいため好ましい。
また、本発明に使用する樹脂微粒子は、トナー粒子の結着樹脂と同一の樹脂からなることが、転写性の点から好ましい。
樹脂微粒子は、特に分散助剤を使用した懸濁重合反応または乳化剤使用或いは未使用(ソープフリー)の乳化重合反応等によって製造することができる。その平均粒径としては、0.05〜5μmの範囲のものを用いる。0.05μm未満であるとトナー粒子間距離が十分にとれなくなり、5μmを超えるとトナー間のスペースに入ることが困難となる。適度なスペーサー効果を得るため、好ましくは0.1〜1μmの範囲のものを用いる。
本発明に使用する外添剤は、常温下で上記樹脂微粒子とオイルとをミキサー等で分散混合させる方法によって、得ることができる。
樹脂微粒子の処理に用いるオイルの種類としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アミノ基含有シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル等が挙げられる。特に、25℃での粘度が10センチストークス〜300センチストークスのジメチルシリコーンオイルは、樹脂微粒子と均一に混合しやすいため好ましい。
処理に使用するオイル量は、樹脂微粒子に対して5〜40重量%の範囲であり、好ましくは10〜30重量%の範囲である。この処理は、5重量%未満で行うと十分な効果を得ることができず、また、40重量%より過剰量にすると樹脂微粒子とオイルとを均一に混合することが困難になる。
本発明のカラートナーの製造方法は、1)少なくとも結着樹脂、着色剤を熱溶融混練し、粉砕・分級してトナー粒子を作製する工程、2)該トナー粒子表面にカラートナー用外添剤を、ミキサー等を使用して外添する工程からなる。
トナー粒子を作製する工程は、先ず、タービン型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の攪拌機に、結着樹脂、着色剤、及び必要に応じてその他の原材料を投入し攪拌して原材料混合物とする。
熱溶融混練の方法としては種々の方法、例えば、2軸押出機による方法、バンバリーミキサーによる方法、加圧ローラによる方法、加圧ニーダーによる方法等が挙げられる。成形性(原材料の分散のし易さ)および汎用性の観点から2軸押出機による方法が好ましい。上記原材料混合物を2軸押出機により熱溶融混練し、2軸押出機の先端部の口金(ダイ)より押出すことにより混練組成物を得られる。
粉砕方法としては、ハンマーミル、カッターミルあるいはジェットミル等の装置による粉砕方法が挙げられる。
また、分級法としては、通常、乾式遠心分級機のような気流分級機による方法等により目的とする粒子径のトナー粒子を得る。
次に、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の攪拌機を用いて攪拌することにより、トナー粒子とカラートナー用外添剤とを混合し、トナー粒子表面にカラートナー用外添剤を付着させて本発明のカラートナーを得る。このとき、シリカや酸化チタン等の他の外添剤もともにトナー粒子表面に付着させてもよい。
本発明のカラートナーは、トナー粒子100重量部に対して、カラートナー用外添剤を0.1〜3重量部の範囲で混合することが好ましい。0.1重量部未満では添加の効果が現れず、3重量部を超えると画像汚れを生じる。
このようにして得られたカラートナーは、そのまま一成分現像剤として用いてもよいし、キャリアと混合することで二成分現像剤として用いてもよい。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、原材料の配合量は重量部である。
<実施例1>
(トナー粒子の作製)
・スチレン−アクリル系共重合体樹脂 89.0部
(藤倉化成社製、商品名:TTR−1395)
・シアン顔料 6.0部
(大日精化社製、商品名:ECB−303)
・帯電制御剤 1.0部
(日本カーリット社製、商品名:LR−147)
・ポリプロピレンワックス 2.0部
(三洋化成工業社製、商品名:ビスコール550P)
・エステルワックス 2.0部
(日本油脂社製、商品名:WEP−8、融点78℃)
上記原材料をスーパーミキサーで20分間混合し、原材料混合物を得た。その後、前記原材料混合物を2軸混練機(池貝社製、商品名:PCM−65)に投入し、熱溶融混練し、押出し、厚さ約1.5mmのシート状の混練組成物を得た。得られた混練組成物を粗粉砕した後、ジェットミルで粉砕、乾式気流分級機で分級し、体積平均粒子径(Dv)が9μmのトナー粒子を得た。
(外添剤の作製)
・樹脂微粒子 3.0部
(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマー、スチレン−アクリル系共重合体樹脂、円形度0.98)
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
上記原料をヘンシェルミキサーにて回転数1220rpmで5分混合し、カラートナー用外添剤を得た。
(カラートナーの作製)
前記トナー粒子500部に対し、
・カラートナー用外添剤 3.5部
・シリカ 1.0部
(クラリアントジャパン社製、平均一次粒子径17.5μm、比表面積140m/g)
・酸化チタン 2.5部
(日本アエロジル社製、一次粒子径10nm、BET比表面積65±10、処理剤オクチルシラン)
上記原料をヘンシェルミキサーで回転数1220rpm(上羽根の周速46.9m/sec)で外添剤混合時間を15分とし、実施例1のカラートナーを得た。
<実施例2>
トナー粒子の作製および外添剤の作製を下記のように行った。その他は実施例1と同様にして実施例2のカラートナーを作製した。
(トナー粒子の作製)
・ポリエステル樹脂 89.0部
(三菱レイヨン社製、商品名:FC−433)
・シアン顔料 6.0部
(大日精化社製、商品名:ECB−303)
・帯電制御剤 1.0部
(日本カーリット社製、商品名:LR−147)
・ポリプロピレンワックス 2.0部
(三洋化成工業社製、商品名:ビスコール550P)
・エステルワックス 2.0部
(日本油脂社製、商品名:WEP−8、融点78℃)
上記原料をスーパーミキサーで20分間混合し、原材料混合物を得た。その後、前記原材料混合物を2軸混練機(池貝社製、商品名:PCM−65)に投入し、熱溶融混練し、押出し、厚さ約1.5mmのシート状の混練組成物を得た。得られた混練組成物を粗粉砕した後、ジェットミルで粉砕し、乾式気流分級機で分級し、体積平均粒子径が9μmのトナー粒子を得た。
(外添剤の作製)
・樹脂微粒子 3.0部
(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマー、スチレン−アクリル系共重合体樹脂、円形度0.98)
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
上記原料をヘンシェルミキサーにて回転数1220rpmで5分混合し、カラートナー用外添剤を得た。
<実施例3>
外添剤の作製を下記のように行った。その他は実施例1と同様にして実施例3のカラートナーを作製した。
(外添剤の作製)
・樹脂微粒子 3.0部
(積水化成品工業社製、商品名:テクポリマー、アクリル系樹脂重合体、円形度0.98)
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
上記原料をヘンシェルミキサーにて回転数1220rpmで5分混合し、カラートナー用外添剤を得た。
<実施例4>
外添剤の作製を下記のように行った。その他は実施例1と同様にして実施例4のカラートナーを作製した。
(外添剤の作製)
・樹脂微粒子 3.0部
(GE東芝シリコーン合同社製、商品名:トスパール、シリコーン樹脂、円形度0.98)
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
上記原料をヘンシェルミキサーにて回転数1220rpmで5分混合し、カラートナー用外添剤を得た。
<比較例1>
外添剤の作製を下記のように行った。その他は実施例1と同様にして比較例1のカラートナーを作製した。
(外添剤の作製)
・樹脂微粒子 3.0部
(藤倉化成社製、商品名:TTR−1395、スチレンーアクリル系共重合体樹脂、円形度0.85)
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
上記原料をヘンシェルミキサーにて回転数1220rpmで5分混合し、カラートナー用外添剤を得た。
<比較例2>
樹脂微粒子を、オイルで処理することなく、そのまま用いた。その他は実施例1と同様にして比較例2のカラートナーを作製した。
<比較例3>
外添剤として樹脂微粒子を用いることなく、オイルをそのまま用いた。すなわち、カラートナーの作製を下記のように行った。その他は実施例1と同様にして比較例3のカラートナーを作製した。
(カラートナーの作製)
前記トナー粒子500部に対し、
・ジメチルシリコーンオイル 0.5部
(信越化学工業社製、商品名:KF−96−50CS、25℃での粘度50CS)
・シリカ 1.0部
(クラリアントジャパン社製、平均一次粒子径17.5μm、比表面積140m/g)
・酸化チタン 2.5部
(日本アエロジル社製、一次粒子径10nm、BET比表面積65±10、処理剤オクチルシラン)
上記原料をヘンシェルミキサーで回転数1220rpm(上羽根の周速46.9m/sec)で外添剤混合時間を15分とし、比較例3のカラートナーを得た。
実施例および比較例の主な条件を表1に示した。
Figure 2008145891
(キャリアの作製)
ストレートシリコーン樹脂(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、商品名:SR2410)と、アクリル樹脂(大日本インキ化学工業社製、商品名:アクリディック)とを重量比で60:40になるように混合した。
上記混合樹脂をトルエンで稀釈し樹脂溶液を作製した。次にカーボンブラック(キャボット社製 商品名:BLACK PEARLS2000)を、混合樹脂の有効樹脂成分に対して15重量%となるように樹脂溶液に添加して、ミキサーで攪拌してコート剤塗料を得た。
このコート剤塗料0.8部(コート剤固形分)とマグネシウムフェライト[(Mg:2.0重量%、Fe:60.2重量%、Al:0.1重量%、Si:0.5重量%、Ca:0.1重量%、O:37.1重量%)、体積平均粒子径:70μm、電気抵抗:3.4×10Ω・cm、破壊電圧:150V]91.2部を準備した。
次に流動床法に基づく装置を用いて、気流中でマグネシウムフェライトを浮遊状態に保ち、上記コート剤塗料を噴霧してマグネシウムフェライトの表面に付着させ、タックフリーの状態にした。ついで、150℃で1時間加熱して樹脂を硬化させた。
更に100℃で1時間熱処理を施し、最後にふるい分けをしてマグネシウムフェライトキャリアを得た。
<カラートナーの評価試験>
実施例及び比較例のカラートナー7.5重量部と、マグネシウムフェライトキャリア92.5重量部とを混合し二成分現像剤を作製し、カートリッジに該二成分現像剤を200gと、補給トナー195g充填し、該カートリッジを二成分現像方式の複写機に装着してコピーを行い、転写効率と画像光沢度を測定した。
<測定方法>
1.転写効率
コピーのために感光体上に形成されるトナー画像、および紙への転写後に感光体上に残ったトナー(転写残)をテープで採取した。
採取したトナー画像、転写残の画像濃度を分光濃度計により測定し、次式にて転写効率を求めた。
転写効率(%)=(1−(転写残の画像濃度/トナー画像の画像濃度))×100
2.画像光沢度
ベタ画像の光沢度を、日本電色工業社製GLOSS METER(VGS−SENSOR)で測定した。なお、光沢度は60゜鏡面光沢を測定した。また、試験回数は3回とし、平均値を算出した。なお、本発明のカラートナーに要求される画像光沢度は10以上である。
測定結果を表2に示す。
Figure 2008145891
<評価結果>
実施例1〜4は、転写効率は69%以上、かつ、画像光沢度は11以上となり、実用上問題なかった。
比較例1〜2は、転写効率は65%で実用上やや問題があった。画像光沢度は、比較例1が9でやや不足、比較例2が5で不足と、十分な結果が得られなかった。
比較例3は、画像光沢度は11で十分な結果が得られたが、転写効率は60%で実用上問題があった。
以上のように、本発明によれば、単に樹脂微粒子のみを加えた場合(比較例2)や、オイルのみを加えた場合(比較例3)に比較して、転写性、画像光沢性を顕著に改善できるカラートナーを提供することができる。

Claims (5)

  1. 結着樹脂と着色剤とを含むトナー粒子の表面に、円形度が0.90〜1.0である樹脂微粒子の表面をオイルで処理した外添剤を付着してなることを特徴とするカラートナー。
  2. 前記樹脂微粒子は、前記結着樹脂と同一の樹脂からなることを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
  3. 前記樹脂微粒子は、円形度が0.95〜1.0であることを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
  4. 前記オイルは、25℃での粘度が10センチストークス〜300センチストークスのジメチルシリコーンオイルであることを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
  5. 前記樹脂微粒子は、スチレン−アクリル系共重合体樹脂もしくはポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
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