JP2008143294A - 車両用カップホルダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動式のカップホルダ装置が飲料容器を締込むように作動している最中であっても、飲料容器を容易に取出すことができるようにする。
【解決手段】飲料容器2を収容可能な容器収容空間3を有する有底容器状のカップホルダ本体4と、容器収容空間3内部へ出入自在に設けられた容器保持体5と、容器保持体5を駆動して飲料容器2を締込可能な駆動機構6とを備えたカップホルダ装置1であって、容器保持体5で締込まれている飲料容器2を容易に取出可能な易取出機構部51を備えるようにしている。
【選択図】図7

Description

この発明は、車両用カップホルダ装置に関するものである。
自動車などの車両には、車室内にカップホルダ装置が設置されている。このようなカップホルダ装置のなかには、電動式のものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
この電動式のカップホルダ装置は、飲料容器を収容可能な容器収容空間を有する有底容器状のカップホルダ本体と、この容器収容空間内部へ出入自在に設けられたサポートアームと、このサポートアームを駆動して飲料容器を締込可能な駆動機構とを備えている。
この駆動機構は、車体の急激な姿勢変化を加速度センサが検知した時に、加速度センサからの検知信号によって作動される、即ち、サポートアームで飲料容器を締込むようになっている。また、駆動機構は作動後一定時間経過した時に逆転すると共に、スプリングの付勢力によってサポートアームを初期状態に復帰させるように構成されている。
特開2005−329824
しかしながら、上記した電動式のカップホルダ装置では、サポートアームによって締込まれている飲料容器を取出そうとした場合に、うまく取り出すことができないという問題があった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、飲料容器を収容可能な容器収容空間を有する有底容器状のカップホルダ本体と、前記容器収容空間内部へ出入自在に設けられた容器保持体と、該容器保持体を駆動して飲料容器を締込可能な駆動機構とを備えたカップホルダ装置において、前記容器保持体で締込まれている飲料容器を容易に取出可能な易取出機構部を備えた車両用カップホルダ装置を特徴としている。
請求項2に記載された発明では、前記容器保持体が、飲料容器に接触すると共に、支軸を介して回転可能に軸支されたローラを備え、前記易取出機構部が、飲料容器取出方向への回転によって前記ローラを引込方向へ退避させるローラ引込機構を備えた請求項1記載の車両用カップホルダ装置を特徴としている。
請求項1の発明によれば、容器保持体で締込まれている飲料容器を容易に取出可能な易取出機構部を備えたことにより、電動式のカップホルダ装置が飲料容器を締込むように作動している最中であっても、易取出機構部によって、飲料容器を容易に取出すことが可能となる。
請求項2の発明によれば、前記容器保持体が、飲料容器に接触すると共に、支軸を介して回転可能に軸支されたローラを備え、前記易取出機構部が、飲料容器取出方向への回転によって前記ローラを引込方向へ退避させるローラ引込機構を備えたことにより、飲料容器を取出す際に、摩擦によってローラが飲料容器取出方向へ回転されると、易取出機構部が、ローラを引込方向へ退避させる。これにより、容器保持体が締込んでいても、容易且つ確実に飲料容器を取出すことのできる構成を実現することが可能となる。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図17は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。自動車などの車両における車室内に、電動式のカップホルダ装置1を設ける。
(電動式のカップホルダ装置1の概略構成)
主に図1に示すように、電動式のカップホルダ装置1は、飲料容器2(図7参照)を収容可能な容器収容空間3を有する有底容器状のカップホルダ本体4と、容器収容空間3内部へ出入自在に設けられた容器保持体5と、この容器保持体5を駆動して飲料容器2を締込可能な駆動機構6(図2参照)とを備えている。なお、図1では、駆動機構6は、直接見えない位置にあるので、符号(6)として、その位置の近傍を指し示すようにしている。
ここで、飲料容器2には、缶飲料(太缶、細缶)や、マグカップおよびファーストフード店などで使用されるドリンクカップ類や、ペットボトルなどの各種のものが用いられる(図14〜図16参照)。
カップホルダ本体4は、例えば、樹脂製とされており、内部に容器収容空間3を有する有底円筒状の容器収容部7を有していると共に、この容器収容部7の上端開口部8の周囲に設けられたフランジ部9を有している。この場合、例えば、運転席乗員用および助手席乗員用などとして、2個の容器収容部7を車幅方向に並設すると共に、これらを共通のフランジ部9によって連結したものとされている。そのため、フランジ部9は、各容器収容部7の上端開口部8と対応した2個の開口部10を有する平面視ほぼ矩形の平板状を呈している。このフランジ部9は、表面意匠を構成する化粧板としての機能をも有している。
容器保持体5は、各容器収容部7に対し、周方向にほぼ等しい間隔を有して複数個設けられている。この場合には、容器保持体5は、ほぼ120度の位相を有して3個設けられている。この容器保持体5は、容器収容部7に対してほぼ径方向に出入自在に設置される。なお、容器保持体5は、1個以上あれば機能させることができるが、飲料容器2を周方向に均等に締込ませるようにするためには、複数個設ける必要がある。この場合、容器保持体5は、2個以上とすることができるが、構成の簡略化を図りつつより安定して締込み得るようなものとするためには、3個とするのが最適である。容器保持体5の更なる詳細については、後述する。
駆動機構6は、フランジ部9の裏面側に設けられている。
なお、各容器収容部7には、飲料容器2の有無を検知するための容器有無センサー12がそれぞれ1個ずつ設けられている。この容器有無センサー12は、この場合、容器保持体5のうちの1つの直下位置に設けられている。
以下、主に図2を用いて、電動式のカップホルダ装置1のより具体的な構成を説明する。
(カップホルダ本体4の構成)

まず、カップホルダ本体4は、上記したように、容器収容部7とフランジ部9とに部品分割されている。別部品として構成された容器収容部7とフランジ部9とは、容器収容部7をフランジ部9の裏面側に対してネジ15で固定することにより一体に組付けられるようになっている。この際、フランジ部9の開口部10の裏面側には、容器収容部7の上端開口部8と連接される同径の短い筒状リブ部16が突設されると共に、この筒状リブ部16の周囲には、周方向にほぼ等しい間隔を有して複数のボス部17が立設されている。この場合には、ボス部17は、ほぼ120度の位相を有して3個設けられている。これらのボス部17と、容器収容部7の上端開口部8から径方向の外方へ向けて延設された対応する取付片18との間に、上記したネジ15が螺着されるようになっている(以上は、図3も併せて参照のこと)。
(容器保持体5に対する保持機構の構成)
次に、容器保持体5に対する保持機構について説明する。上記した容器収容部7の上端開口部8における各取付片18と周方向に隣接した位置には、容器保持体5を容器収容空間3の内部へ通すための切欠部21が形成されている。また、フランジ部9の裏面側には、容器保持体5の両側部を案内して容器保持体5を径方向へ移動させる対のガイドリブ22と、容器保持体5の上面を位置規制する規制リブ23とが設けられている。
上記した切欠部21は、容器保持体5の断面形状とほぼ等しい形状を有している。また、ガイドリブ22と規制リブ23とは、それぞれ容器収容部7の径方向へ向けて延設されている。ガイドリブ22は、筒状リブ部16よりも高くなるように形成されている。ガイドリブ22は、容器保持体5の側面の少なくとも高さ方向の半分程度以上の部分を保持し得る高さ寸法とするのが好ましい。切欠部21とガイドリブ22とは、各容器保持体5に対応させて設けられている。この場合、切欠部21とガイドリブ22とは、ほぼ120度の位相を有して3箇所の位置に設けられている。一方、規制リブ23は、対のガイドリブ22の内側に位置して、筒状リブ部16の高さとほぼ等しい高さ寸法を有している。この場合、規制リブ23は、複数設けられている。この場合、規制リブ23は、対のガイドリブ22間に2本ずつ設けられている。
更に、対のガイドリブ22の間にそれぞれの容器保持体5が設置された状態にて、各容器保持体5の裏面側に、規制リブ23との間で容器保持体5を上下から挟着しつつ、容器保持体5を径方向へ移動可能に保持するスライドプレート24が配設されている。このスライドプレート24は、各容器保持体5を同時に保持し得るように所要幅のリング状を呈しており、且つ、容器収容部7に対して回動自在に外嵌されている。リング状のスライドプレート24は、容器収容部7に対して、摺接回転可能となる内径寸法を有している(以上は、図4、図5も併せて参照のこと)。
(駆動機構6の構成)
容器保持体5に対する駆動機構6について説明する。上記した各容器保持体5の裏面側の後端部からは、スライドプレート24へ向けて下方へ延びる操作軸部25が突設されている。一方、スライドプレート24には、各操作軸部25と対応する位置に、各操作軸部25を収容して容器保持体5の出入動を案内するスライド孔26がそれぞれ形成されている。このスライド孔26は、容器収容部7の径方向および周方向に対して傾斜された長孔とされている。各スライド孔26は、スライドプレート24を周方向の一側へ回すことにより容器保持体5が同時に突出され、他側へ回すことにより容器保持体5が同時に引込むように、向きを揃えて形成されている。
このスライドプレート24の外周縁部には、少なくとも部分的にギア部28が刻設されており、このギア部28に、電動モーターなどの駆動装置29の出力軸に取付けられたウォーム30が噛み合わされることにより、駆動装置29でスライドプレート24を回動駆動し得るように構成されている。なお、このギア部28を刻設するに当り、スライドプレート24は、全体を金属製とするか、或いは、ギア部28の周辺を部分的に金属製とするのが好ましい。
また、フランジ部9の裏面側には、駆動装置29を設置するための取付座部31と取付用ボス部32とが適宜位置に設けられている。そして、取付座部31に設置された駆動装置29にモータカバー33を被せて、取付用ボス部32にネジ34を螺着することにより、フランジ部9の裏面側に駆動装置29を固定し得るように構成されている。このモータカバー33は、取付座部31との間で駆動装置29を挟着保持可能な半円筒状部と、取付用ボス部32に対してネジ止め可能なフランジ部とを有する、ほぼΩ型を呈している。更に、モータカバー33には、スライドプレート24を容器収容部7に対して回動自在に保持可能なプレート押え部35が一体に形成されている(以上は、図6も併せて参照のこと)。なお、このようなプレート押え部35は、他の位置にも設けることができる。
(制御機構などの構成)
主に図11を用いて、制御機構について説明する。先ず、飲料容器2に対する容器保持体5の締込力を検知可能な圧力センサー41を備えるようにする。そして、この圧力センサー41からの圧力検知信号42を入力して、駆動機構6へ制御信号43を出力することにより、容器保持体5の締込力を調節可能な制御装置44を備えるようにする。この場合、制御装置44は、図12のフローチャートに示すような制御を行い得るものとする。
ここで、圧力センサー41は、各容器収容部7につき、容器保持体5の個数分(この場合は3個分)ずつ設けられる。制御装置44からの制御信号43は、駆動機構6を構成する電動モーターなどの駆動装置29へ出力されるようにする。この場合、容器収容部7が2個設けられているので、それぞれの容器収容部7に対し独立して制御可能に構成する。但し、制御装置44は、共通のものを使用しても良い。この場合には、片側の容器収容部7に対する制御機構の構成のみを示すようにしている。
また、制御装置44には、上記した容器有無センサー12からの検知信号45を入力させるようにする。更に、必要に応じて、タイマー46からの信号47を入力させるようにしても良い。
そして、上記圧力センサー41を、図2(または図4)に示すように、容器保持体5と駆動機構6との間に設置させるようにする。即ち、各操作軸部25の外周にそれぞれ圧力センサー41を嵌着して、操作軸部25と圧力センサー41とが一体となって、スライド孔26をスライドし得るようにする。或いは、圧力センサー41が、操作軸部25とスライド孔26とによって挟まれるようにする。
(容器保持体5の構成)
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、図7〜図10(主に、図8、図9参照)に示すように、容器保持体5で締込まれている飲料容器2を容易に取出可能とする易取出機構部51を備えるようにする。
更に、容器保持体5が、飲料容器2に接触すると共に、支軸52を介して回転可能に軸支されたローラ53を備え、易取出機構部51が、飲料容器取出方向54(図10参照)への回転によってローラ53を引込方向(上記径方向の外方)へ退避させるローラ引込機構55を備えるようにする。
より具体的には、容器保持体5を、爪やサポートアームなどのような単品部品ではなく、易取出機構部51を構成する機構部品とする。そのために、先ず、容器保持体5が、下面に操作軸部25を有する容器保持体本体56と、この容器保持体本体56の容器収容空間3側に上記径方向へスライド自在に嵌着されたスライド部材57とを備えるようにする。
ここで、容器保持体本体56は、各面を上下および左右に向けた四角枠状などとされている。この四角枠状の容器保持体本体56は、容器収容空間3側の部分に、スライド部材57に対するスライドガイド58を有している。このスライドガイド58は、容器保持体本体56よりも一回り小さなほぼ同様の四角枠状などとされている。これにより、容器保持体本体56とスライドガイド58は、全体として段付枠状などを呈している。
これに対し、スライド部材57は、スライドガイド58に対してスライド自在に外嵌される開口部および嵌合部を、容器保持体本体56側の端面(外端面)と内壁面部の少なくとも一部に有している。且つ、スライド部材57は、容器保持体本体56とほぼ面一に連なる外壁面部を有するほぼ四角筒状をしている。また、スライド部材57は、容器収容空間3側の端面(内端面)として、引込んだ状態で容器収容部7の内周面と面一になる、容器収容部7の内周面とほぼ等しい曲率の部分円筒面59を有している。
そして、このスライド部材57の内部に、上記支軸52を介してローラ53が軸支される。この支軸52は、容器収容部7のほぼ接線方向へ向けられると共に、その両端がスライド部材57の両内壁面間に軸支される。ローラ53は、支軸52と面直な円板状をしている。そして、スライド部材57の部分円筒面59に対して縦長の開口部61が形成され、この開口部61から容器収容空間3内へ向けて一部が突出されるようにローラ53が設置される。
そして、容器保持体本体56と、スライド部材57およびローラ53との間に、上記したローラ引込機構55が設けられる。このローラ引込機構55は、容器保持体本体56からスライド部材57へ向けてほぼ上記径方向へ突設されたラックギヤ63と、スライド部材57に回転可能に軸支されて上記ラックギヤ63と噛み合う中間ギヤ65と、ローラ53の支軸52に取付けられて上記中間ギヤ65と噛み合うピニオンギヤ66とを備えている。
ラックギヤ63は、スライド部材57の内部空間を有効に活用するためスライドガイド58の上側のコーナー部にギヤ歯を下方へ向けて設けられている。スライドガイド58は、中間ギヤ65などとの干渉を防ぐため、必要に応じて、一部に切欠を設けるようにすることができる。中間ギヤ65は、ローラ53の支軸52と平行な回転軸67を有している。この回転軸67は、その両端がスライド部材57の両内壁面間に軸支されている。中間ギヤ65は、ギヤ比や回転方向を調整するために、適宜設けられるものであり、一枚または複数枚設けられる。この場合には、中間ギヤ65は、一枚とされている。
更に、スライド部材57とローラ53との間には、ローラ引込機構55を作動前の状態に復帰させる復帰手段としての復帰バネ69が介装されている。この復帰バネ69には、コイル部分が支軸52に外嵌されると共に、その両端部がそれぞれスライド部材57とローラ53とに対して係止されるようにしたトーションスプリングなどが用いられる。この復帰バネ69は、容器保持体本体56に対して、スライド部材57を離反させる方向へ向けて付勢されている。
なお、図7、図13〜図17については、理解し易いようにするために、容器保持体5を対向配置させて描いている。また、飲料容器取出方向54は、ローラ53の飲料容器2に対する接触部分が上方へ向けて回転する方向となる。
次に、この実施例の作用について説明する。
図13に示すような空のカップホルダ本体4におけるフランジ部9の開口部10へ上方から飲料容器2を差込むことにより、図14〜図16に示すように、容器収容部7の容器収容空間3に飲料容器2の下部が収容される。
すると、容器有無センサー12がこれを検知し、制御装置44が容器有無センサー12からの検知信号45に基づき駆動機構6の駆動装置29へ制御信号43を送って駆動装置29を作動させる。これにより、駆動機構6を構成する、ウォーム30、ギア部28を介してスライドプレート24が回動され、スライド孔26に操作軸部25が案内されることにより、容器保持体5が容器収容空間3内部へ突出され、容器保持体5が飲料容器2を同時に三方から締込んで保持する。この際、圧力センサー41を設けたことにより、飲料容器2の形や大きさや硬さなどに拘わらず、飲料容器2を最適な状態で保持することが可能となる。
より具体的な制御の状況を、主に図12を用いて説明する。制御がスタートされると、制御装置44は、先ず、容器有無センサー12からの検知信号45によって飲料容器2の有無を確認する。飲料容器2が無い場合には、駆動装置29(電動モーター)を待機状態として、スタートへ戻る。飲料容器2が有る場合には、制御信号43を出力して駆動装置29を作動させ、駆動機構6を介して容器保持体5を、予めプログラムされた規定圧力となるまで作動(突出)させる。この際、規定圧力となったかどうかを判断するのに圧力センサー41からの圧力検知信号42が利用される。
そして、各圧力センサー41からの圧力検知信号42の偏差を取ることにより、各容器保持体5間の圧力のバラ付きが規定値以内に納まっているかを判断し、「いいえ」の場合には、図17に示すように挟み込みが発生しているものとして、制御信号43を出力して駆動装置29を反転作動させ(容器保持体5を引込ませ)、スタートへ戻る。反対に、「はい」の場合には、正常であるとしてその状態を保持し、スタートへ戻る。
このように、圧力センサー41が飲料容器2に対する容器保持体5の締込力を検知し、制御装置44が圧力センサー41からの圧力検知信号42を入力して、駆動機構6へ制御信号43を出力することにより、飲料容器2に対する容器保持体5の締込力を調節する。これによって、飲料容器2を、その形や大きさや硬さなどに拘わらず常時最適な締込力で保持することができるので、締込不足で飲料容器2を保持できなかったり、締込過多で飲料容器2を潰したりするような不具合をなくすことができる。
また、圧力センサー41が、容器保持体5と駆動機構6との間に設置されていることにより、最も近い位置で、容器保持体5の動きや締込力を敏感に検知することができるので、締込力を精度良く制御することが可能となる。
そして、電動式のカップホルダ装置1が飲料容器2を締込むように作動している時には、図7、図9に示すように、容器保持体5が容器収容空間3の内部へ突出されて、容器保持体5先端のローラ53が飲料容器2に接触(圧接)して、ローラ53で飲料容器2を同時に三方から締込んで保持した状態となっている。この状態から、飲料容器2を上方へ取出すと、図10に示すように、ローラ53が飲料容器取出方向54(図中上方)へ回転されることになる。すると、このローラ53の回転が、ローラ引込機構55を構成するピニオンギヤ66を介して中間ギヤ65に伝達され、中間ギヤ65が回転することにより、中間ギヤ65のラックギヤ63に対する噛み合い位置が上記径方向の外方へ移動するため、容器保持体本体56に対して、ローラ53がスライド部材57ごと引込方向へ退避される。これにより、ローラ53が飲料容器2から離されるので、飲料容器2を容易に取出すことが可能となる。
こうして飲料容器2が取出されると、ローラ53がフリーになるため、復帰手段としての復帰バネ69の付勢力が開放されて、ローラ53が逆回転され、ローラ引込機構55を作動前の状態に復帰させる。即ち、ピニオンギヤ66と中間ギヤ65とが上記とは反対に回転されて、中間ギヤ65のラックギヤ63に対する噛み合い位置が上記径方向の内方へ移動するため、ローラ53がスライド部材57ごと、容器収容空間3内部へ向けて移動され、図10の状態から図9の状態へと戻される。
このように、この実施例によれば、容器保持体5で締込まれている飲料容器2を容易に取出可能な易取出機構部51を備えたことにより、電動式のカップホルダ装置1が飲料容器2を締込むように作動している最中であっても、易取出機構部51によって、飲料容器2を容易に取出すことが可能となる。
また、容器保持体5が、飲料容器2に接触すると共に、支軸52を介して回転可能に軸支されたローラ53を備え、易取出機構部51が、飲料容器取出方向54への回転によってローラ53を引込方向へ退避させるローラ引込機構55を備えたことにより、飲料容器2を取出す際に、摩擦によってローラ53が飲料容器取出方向54へ回転されると、易取出機構部51が、ローラ53を引込方向へ退避させる。これにより、容器保持体5が締込んでいても、容易且つ確実に飲料容器2を取出すことのできる構成を実現することが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかる車両用カップホルダ装置の斜視図である。 図1を裏返した状態の部分的な分解斜視図である。 図2のA−A矢視部分の組立状態の断面図(倒立図)である。 図2のB−B矢視部分の組立状態の断面図(倒立図)である。 図4の断面図である。 図2のC−C矢視部分の組立状態の断面図(倒立図)である。 図1の車両用カップホルダ装置を容器保持体の部分で縦に切断して横から見た断面図である。 図7の容器保持体の分解斜視図(倒立図)である。 図7の容器保持体部分の拡大縦断面図である。 図9の作動状態を示す図である。 図1の車両用カップホルダ装置に対する制御系統図である。 図11の制御系統に対する制御のフローチャートである。 空の状態の車両用カップホルダ装置を縦に切断して横から見た断面図である。 飲料容器(太缶)を収納した状態の図13と同様の断面図である。 飲料容器(細缶)を収納した状態の図13と同様の断面図である。 飲料容器(ドリンクカップ類)を収納した状態の図13と同様の断面図である。 挟み込みが発生した状態を示す図13と同様の断面図である。
符号の説明
1 カップホルダ装置
2 飲料容器
3 容器収容空間
4 カップホルダ本体
5 容器保持体
6 駆動機構
51 易取出機構部
52 支軸
53 ローラ
54 飲料容器取出方向
55 ローラ引込機構

Claims (2)

  1. 飲料容器を収容可能な容器収容空間を有する有底容器状のカップホルダ本体と、
    前記容器収容空間内部へ出入自在に設けられた容器保持体と、
    該容器保持体を駆動して飲料容器を締込可能な駆動機構とを備えたカップホルダ装置において、
    前記容器保持体で締込まれている飲料容器を容易に取出可能な易取出機構部を備えたことを特徴とする車両用カップホルダ装置。
  2. 前記容器保持体が、飲料容器に接触すると共に、支軸を介して回転可能に軸支されたローラを備え、
    前記易取出機構部が、飲料容器取出方向への回転によって前記ローラを引込方向へ退避させるローラ引込機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用カップホルダ装置。
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