JP2008143130A - カウンター用成形型及びこれを用いたカウンターの製造方法 - Google Patents

カウンター用成形型及びこれを用いたカウンターの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】廃棄物の削減、カウンターの製造の容易化及び製品コストの低廉化を図ることができるようにすること。
【解決手段】カウンター10は、左右方向に延びる載置面11Aを有するカウンター本体11と、載置面11Aの面内に位置するシンク部12,12とを備えている。
カウンター10を成形するための成形型20は、カウンター本体11を形成する第1の形成部25と、シンク部12を形成する第2の形成部26,26とをキャビティ空間23側に備えている。第2の形成部26,26は、第1の形成部25の左右方向両側にそれぞれ設けられ、第1の形成部25の左右方向中央位置C1に対して左右対称に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、カウンター用成形型及びこれを用いたカウンターの製造方法に係り、更に詳しくは、シンクを有するカウンターを成形することができるカウンター用成形型及びこれを用いたカウンターの製造方法に関する。
従来より、住宅等におけるキッチンのカウンターとして、BMC等の熱硬化性樹脂材料を用いて成形されたものが利用されている。かかるカウンターにあっては、成形後にシンクやガスレンジ等の加熱調理器を後付けするタイプのものが知られており、この場合、カウンターの面内におけるシンク等の設置位置に穴明け加工を施す工程が必要となる。
ところが、このような工程を行った場合、前記穴の内側領域が産業廃棄物となり、その処理に手間とコストの負担が生じる。
ここで、前記穴明け加工を省略したカウンターの製造方法として、特許文献1のように、成形型のキャビティ内に入れ子を配置したタイプの方法(以下、「従来方法1」と称する)や、一の成形型にてシンクとカウンターとを一体に成形する方法(以下、「従来方法2」と称する)が知られている。
特開2001−71341号公報
しかしながら、従来方法1にあっては、カウンターとは別にシンクを成形する工程と、当該シンクをカウンターに取り付ける工程とが不可欠となり、作業労力が増大し、コスト上昇の原因となる、という不都合がある。
また、従来方法2では、図4(A)及び(B)に示されるように、一の製品タイプに対し、シンク50の左右位置が逆となるカウンター51,52をそれぞれ成形できるように二つの成形型が必要となる。このため、成形に要する設備投資の負担が大きくなり、これによっても、製品コストを高騰させるという不都合を招来する。
ところで、図5に示されるように、カウンター55の左右幅が施工時のサイズより長く、カウンター55の左右方向中央部にシンク50を配置したものを成形する方法が考えられる。これによれば、成形型からの脱型後、同図中二点鎖線で示される位置L1又は位置L2で切断を行うことにより、前述のカウンター51,52を一つの成形型で成形することが可能となる。
ところが、図5のように成形した場合、前記カウンター51,52に比べ、成形型のサイズが相当大きくなる。これに伴い、プレス機のベッドサイズも非常に大きくする必要があり、設備投資の負担が大きくなると共に、プレス圧にばらつきが生じ易くなり、成形品の厚みむらや成形欠陥の原因ともなるという問題がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、製造に伴う廃棄物の削減を図りつつ、カウンターの製造の容易化及びコストダウンを図ることができるカウンター用成形型及びこれを用いたカウンターの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のカウンター用成形型は、左右方向に延びる載置面を有するカウンター本体と、前記載置面の面内に位置するシンク部とを備えたカウンターを樹脂成形材料により一体成形し、
前記カウンター本体を形成する第1の形成部と、前記シンク部を形成する第2の形成部とをキャビティ空間側に備え、
前記第2の形成部は、第1の形成部の前記左右方向両側にそれぞれ設けられる、という構成を採っている。
前記成形型において、第2の形成部は、前記第1の形成部の左右方向中央位置に対して略対称に配置される、という構成を採ることが好ましい。
また、本発明のカウンターの製造方法は、請求項1又は2記載のカウンター用成形型を用いたカウンターの製造方法であって、
キャビティ空間内の樹脂成形材料を加熱及び加圧することにより当該樹脂成形材料をキャビティ内に流動させ、
次いで、前記樹脂成形材料を硬化させた後に脱型し、カウンター本体の左右両側にシンク部を備えたカウンターを取り出す、という方法を採っている。
前記カウンターの製造方法において、脱型後、前記カウンター本体から何れか一方のシンク部を切断する工程を行い、加熱調理器を受容するための穴を形成するようにするとよい。
本発明の型及び成形方法によれば、カウンター本体に左右一対のシンク部を同時且つ一体に成形することができる。これにより、前記従来方法1のように、シンクを別途成形したり、シンクを後付けしたりする工程を省略でき、製造工程の簡略化を図ることが可能となる。
また、成形されたカウンターから何れか一方のシンク部を切断することにより、二種類のカウンター、すなわち、カウンター本体の左側又は右側の何れか一方にシンク部、何れか他方に加熱調理器用の穴が位置するカウンターを一つの成形型により成形することが可能となる。これにより、前記従来方法2のように、一の製品タイプに対して二つの成形型を用意する必要性がなくなり、成形に必要な設備を簡単且つ少なくすることができ、ひいては、製品コストの低廉化を図ることが可能となる。更に、成形されるカウンターの全体サイズは、製品としてのカウンターと略同じとすることができ、成形型やプレス機の大型化に伴う問題を回避することができる。
しかも、左右一対のシンク部を有するカウンターとして提供することも可能となり、多様なニーズに対応することが可能となる。
なお、カウンター本体から切断したシンク部は、シンク部を単体で成形したものと同様に取り扱うことができる。従って、シンク部を他のカウンターに取り付けたりすることにより、シンク部が廃棄物として処理されることなく有効利用することができる。
また、第1の形成部の左右両側にシンク形成部を略対称に配置することにより、左右の向きだけが異なるカウンターを容易に成形することができ、キャビネット等の設備に対して設置し易いカウンターを成形することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」は、図1中矢印A方向から見た場合を基準とする。
図1には、実施形態に係る成形型により成形されるカウンターの概略斜視図が示されている。この図において、カウンター10は、左右方向に延びる載置面11Aを上面に有するカウンター本体11と、前記載置面11Aの面内に位置するとともに、有底容器状に形成された左右一対のシンク部12,12とを備えて構成されている。
前記カウンター10は、図2に示される成形型20を用いて成形される。この成形型20は、上型を構成する雄型21及び下型を構成する雌型22を含み、内部にカウンター10に対応する形状を有するキャビティ空間23が形成されている。具体的には、前記カウンター本体11を形成する第1の形成部25と、前記各シンク部12,12を形成する第2の形成部26,26とをキャビティ空間23側に備えている。第2の形成部26,26は、第1の形成部25の左右方向両側にそれぞれ設けられ、第1の形成部25の左右方向中央位置C1(図2中、一点鎖線で図示)に対して略左右対称に配置されている。
前記カウンター10の成形は、先ず、型開きした状態で、BMC等からなる熱硬化性の樹脂成形材料を雌型22内に配置する。そして、成形型20を加熱しつつ、型締め力を付与して加圧することにより、樹脂成形材料が成形型20の加熱温度を奪いつつキャビティ空間23内を流動することとなる。この流動によりキャビティ空間23内に樹脂成形材料が行き渡った状態で、樹脂成形材料を硬化させて脱型する。これにより、カウンター本体11の左右方向中央位置C2(図1中、一点鎖線で図示)に対してシンク部12,12が略左右対称に一体に設けられたカウンター10を得ることができる。
その後、図1に示されるように、同中二点鎖線S1で示される位置において、カウンター本体11からシンク部12を切断する工程を行うと、カウンター本体11とは別にシンク部12を取り扱うことが可能となり、例えば、当該シンク部12を他のカウンター等に取り付けることが可能となる。また、図3に示されるように、前記切断工程によって載置面11A側に穴15が形成され、この穴15の内部に加熱調理器Rを受容できるようになる。
図1及び図3では、右側のシンク部12だけを切断した場合を図示したが、これに限られず、左側のシンク部12だけを同様に切断してもよい。これにより、一の成形型20に対し、シンク部12の左右位置が逆となるカウンター10を両方形成することができ、設備の投資負担を軽減しつつ、利用者のニーズに容易に対応することが可能となる。なお、左右の何れのシンク部12,12も切断しなくてもよく、これによれば、カウンター本体11に二つのシンク部12,12を有するカウンター10として利用することができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、図1に示されるカウンター本体11の左右の端部とシンク部12との間の幅Wが若干大きくなるように前記第1の形成部25の大きさを設定し、成形後に必要に応じてカウンター本体11の左右両端側又は何れか一端側を切断してもよい。これにより、カウンター本体11のサイズや、シンク部12の位置にバリエーションを付与でき、種々のタイプのキッチン等に設置することが可能となる。
実施形態に係る成形型により成形されるカウンターの概略斜視図。 前記成形型の概略縦断面図。 シンク部を切断した後のカウンターの図1と同様の斜視図。 (A)及び(B)は、従来例に係る製造方法により成形されたカウンターの概略斜視図。 他の従来例に係る製造方法により成形されたカウンターの概略斜視図。
符号の説明
10・・・カウンター、11・・・カウンター本体、11A・・・載置面、12・・・シンク部、15・・・穴、20・・・成形型、23・・・キャビティ空間、25・・・第1の形成部、26・・・第2の形成部、R・・・加熱調理器

Claims (4)

  1. 左右方向に延びる載置面を有するカウンター本体と、前記載置面の面内に位置するシンク部とを備えたカウンターを樹脂成形材料により一体成形するための成形型において、
    前記カウンター本体を形成する第1の形成部と、前記シンク部を形成する第2の形成部とをキャビティ空間側に備え、
    前記第2の形成部は、第1の形成部の前記左右方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とするカウンター用成形型。
  2. 前記第2の形成部は、前記第1の形成部の左右方向中央位置に対して略対称に配置されていることを特徴とする請求項1記載のカウンター用成形型。
  3. 請求項1又は2記載のカウンター用成形型を用いたカウンターの製造方法であって、
    キャビティ空間内の樹脂成形材料を加熱及び加圧することにより当該樹脂成形材料をキャビティ内に流動させ、
    次いで、前記樹脂成形材料を硬化させた後に脱型し、カウンター本体の左右両側にシンク部を備えたカウンターを取り出すことを特徴とするカウンターの製造方法。
  4. 前記脱型後、前記カウンター本体から何れか一方のシンク部を切断する工程を行い、加熱調理器を受容するための穴を形成することを特徴とする請求項3記載のカウンターの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NL1035586C2 (nl) * 2008-06-16 2009-12-18 Paul Van De Kooi Interieur Op Samenstel van kookinrichting en werkblad.

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