JP2008142463A - 電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラム - Google Patents

電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人数に関係なく遊戯者が多種類のゲームを楽しむことができる。
【解決手段】
本発明の電子ゲーム機1は、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するゲーム盤制御手段10と、ゲーム盤18上に1つ以上の要素21を表示させた複数の多機能駒19を配置する駒配置制御手段11と、複数の多機能駒19を含む1つ以上の領域20或いは領域20内の要素21を前記遊戯者が指定した時に該指定を許可するかどうかを判断する領域指定許可手段12と、領域20内に含まれる各多機能駒19或いは各要素21を一括して配置転換させる要素配置転換手段14と、前記各遊戯者により選択された各多機能駒19或いは各要素21がゲーム盤18上において所定の配列になった順番又は回数に基づき前記各遊戯者の順位付けを行う対戦結果判定手段15とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊戯者が任意に設定するルールに従って、複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤上に1つ以上の要素を含む多機能駒を複数並べておいて、該各多機能駒或いは多機能駒の該各要素を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムに関する。
従来、縦横に複数の桝目が形成されたゲーム盤上において、白色と黒色の2種類の駒を、2人の遊戯者が交互に並べてゆき、先に自分が選択した色の駒を5個、縦横斜めのいずれかの方向に一直線に連続して並べた者を勝者とするゲームとしては、五目並べが知られている。そして、近年のIT技術の発展等により、この種のゲームは、電子ゲーム機を使用して行われることも多くなってきている(公知・公用の従来技術に基づき発明したため、出願人は本発明に関連する先行技術文献を知らない)。
しかしながら、上記した従来のゲームの場合には、一度に2人でしか対戦ができず、3人以上でゲームを楽しんだり、順位を競ったりするには、順番待ちや何回も対戦を行う必要があり、効率的ではないといった問題があった。
また、先行の黒駒を選択した遊戯者が圧倒的に有利にゲームを進めることができ、不公平であるといった問題や、ゲーム盤の桝目が駒でほとんど埋まってしまうと勝負がつく前にゲームを続行することができなくなるといった問題や、ゲーム開始早々であっても、勝敗が予想できてしまうといった問題等もあった。
さらに、ゲームの研究が盛んに行われ、ゲームの勝利方法がかなり解明されてきており、ゲーム序盤における定石も確立されている。そのため、この定石を多数覚えている遊戯者が圧倒的に有利にゲームを進めることができ、一手一手を考えながら楽しむというゲーム本来の妙味が失われつつあるといった問題もあった。
さらにまた、一種類のゲームしか行うことができず、バリエーションがないため、遊戯者に飽きられ易いといった問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、人数に関係なく遊戯者が多種類のゲームを楽しむことができ、ゲームの興趣の向上を図ることが可能な電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤と、該ゲーム盤上への載置が可能で1つ以上の要素を含ませることができる1つ以上の種類の複数の多機能駒とを備え、該各多機能駒或いは各多機能駒の該各要素を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するゲーム盤制御手段と、該ゲーム盤制御手段によりディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に1つ以上の要素を表示させた各多機能駒を配置する駒配置制御手段と、該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置された複数の多機能駒を含む1つ以上の領域或いは領域内の要素を前記遊戯者が指定した時に該指定を許可するかどうかを判断する領域指定許可手段と、該領域指定許可手段により該指定を許可された領域内に含まれる各多機能駒或いは各多機能駒の各要素に対して、前記遊戯者がさらに配置転換の方法を指定した時に該指定を許可するかどうかを判断する配置転換方法指定許可手段と、前記領域指定許可手段及び前記配置転換方法指定許可手段により許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を一括して配置転換させる要素配置転換手段と、前記各遊戯者により選択された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素が前記ゲーム盤上において所定の配列になった順番又は回数に基づき前記各遊戯者の順位付けを行う対戦結果判定手段とを備えていることを特徴とする。
そして、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに平行移動させて、一括して配置転換させてもよい。
また、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された角度分回転移動させて、一括して配置転換させてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間で指定された方向に指定された角度分回転移動させると共にお互いに平行移動させて、一括して配置転換させてもよい。
さらにまた、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を線対称又は点対称に移動させて、一括して配置転換させてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに線対称又は点対称に移動させて或いは行と列とを置換させて、一括して配置転換させてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された桝目分循環移動させて、一括して配置転換させてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が2つであると共に該領域のいずれか一方の領域が桝目に多機能駒のない空き領域であって該各領域の桝目の行列の大きさが所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、他方の領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒を、所定の移動方法によって前記空き領域に一括移動させてもよい。
また、本発明は、複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤と、該ゲーム盤上への載置が可能で1つ以上の要素を含ませることができる1つ以上の種類の複数の多機能駒とを備え、該各多機能駒或いは各多機能駒の該各要素を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、該ゲーム盤制御手段によりディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に駒配置制御手段が1つ以上の要素を表示させた各多機能駒を配置するステップと、該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置された複数の多機能駒を含む1つ以上の領域或いは領域内の要素を前記遊戯者が指定した時に該指定を許可するかどうかを領域指定許可手段が判断するステップと、該領域指定許可手段により該指定を許可された領域内に含まれる各多機能駒或いは各多機能駒の各要素に対して、前記遊戯者がさらに配置転換の方法を指定した時に該指定を許可するかどうかを配置転換方法指定許可手段が判断するステップと、前記領域指定許可手段及び前記配置転換方法指定許可手段により許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を要素配置転換手段が一括して配置転換させるステップと、前記各遊戯者により選択された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素が前記ゲーム盤上において所定の配列になった順番又は回数に基づき対戦結果判定手段が前記各遊戯者の順位付けを行うステップとを備えていることを特徴とする。
そして、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに平行移動させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
また、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された角度分回転移動させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間で指定された方向に指定された角度分回転移動させると共にお互いに平行移動させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を線対称又は点対称に移動させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに線対称又は点対象に移動させて或いは行と列とを置換させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された桝目分循環移動させて、一括して配置転換させるステップを備えていてもよい。
さらに、前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が2つであると共に該領域のいずれか一方の領域が桝目に多機能駒のない空き領域であって該各領域の桝目の行列の大きさが所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、他方の領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒を、所定の移動方法によって前記空き領域に一括移動させるステップを備えていてもよい。
さらに、本発明は、上記した各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラムである。
本発明によれば、人数に関係なく遊戯者が一度にゲームを楽しむことができるため、効率的であり、また、ゲーム終了まで勝敗の行方を予想することが難しいため、ゲームの興趣の向上を図ることができる。
また、遊戯の順番により遊戯者を有利或いは不利にはさせず、公平な条件でゲームを行うことができ、さらに、桝目が駒ですべて埋まった状態でも、勝負がつくまでゲームを続行することができる。
さらに、ルールが比較的に簡単な為、老若男女を問わず、ゲームを行なうことができ、幼児の為の知育ゲーム機としても、高齢者の痴呆予防の為のゲーム機としても、一般者に思考ゲームやギャンブルゲームを提供するゲーム機としても活用できる。
さらに、既存ゲームにはない全く新しい勝負の理論を必要とし、ゲーム展開の予想が難しく、最後までゲームの勝敗がわからない。また、スピーディーで、変化に富むゲーム展開を楽しむことができるため、興趣の向上を図ることができる。
さらに、ゲームの勝利方法が解明し難く、ゲームの定石を確立することが難しくなるため、思考するゲームとしていつまでも新鮮な感覚でゲームを楽しむことができる。
さらに、多種類のゲームを楽しむことができ、また、各ゲームにバリエーションがあり、遊技者が様々なルールを設定したりすることもできる。
さらに、ゲームを行なうことで、各遊戯者が自由な発想や創造力を働かせながら、右脳的空間認識能力、左脳的計画能力、推理力、結果や展開の予測能力、直観力、第六感、等を鍛えることができ、脳力の活性や開発への効果が期待できる。
さらにまた、老若男女、人種、民族、宗教、言語、地域等の壁を乗り越えて、あらゆる人々のコミュニケーションツールとして利用され、世界平和や世界各国との友好に対して貢献できる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機の構成について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図、図2は同電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図、図3は同電子ゲーム機におけるゲーム盤への駒の配置の一例を示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機1は、図1に示されているように、電子ゲーム機1のそれぞれの構成手段を制御するためのCPU(Central Processing Unit)2と、CPU2が実行するプログラムや各種データを一時的に記憶するためのメモリ3と、CPU2が実行するプログラムや各種データを格納するためのハードディスク4と、液晶表示装置等のディスプレイ5と、ジョイスティックや十字キー等の入力装置6とが、それぞれバス7を介して接続されて構成されている。そして、この電子ゲーム機1の形態としては、ゲーム専用機、パソコン等のコンピュータ、或いは携帯電話等の携帯端末等が考えられ、ハードディスク4にインストール等された電子ゲームプログラムをCPU2が実行することによりディスプレイ5上に表示される遊具を使用して複数の遊戯者が一度に対戦可能なようになっている。
電子ゲームプログラム8は、図2に示されているように、遊戯者の操作に従って、ゲームの種類、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、ゲーム盤18の桝目17の形状、桝目17内に配置される駒19の種類、桝目17の数、多機能駒19の数、複数の多機能駒19を含む領域の大きさや数(桝目17の行列の大きさや数)等のゲームの基本条件を設定するための基本条件設定手段9と、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するゲーム盤制御手段10と、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上に表示されたゲーム盤18上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記各遊戯者が選択した各要素21を表示させた複数の多機能駒19を配置する駒配置制御手段11と、ゲーム盤18上における前記遊戯者による領域或いは領域内の要素21の種類の指定を許可する領域指定許可手段12と、領域指定許可手段12により指定を許可された領域内に含まれる各多機能駒19或いは各多機能駒19の各要素21に対して配置転換方法の指定を許可する配置転換方法指定許可手段13と、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13により許可された各多機能駒19或いは各多機能駒の各要素を一括して配置転換させる要素配置転換手段14と、前記各遊戯者により選択された各多機能駒19或いは各多機能駒19の各要素21がゲーム盤18上において予め設定された配列になった順番又は回数に基づき前記各遊戯者の順位付けを行う対戦結果判定手段15とを備えて構成されている。
なお、特に図示しないが、電子ゲームプログラム8は、上記構成の他、電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者の熟練レベルを設定可能な対戦レベル設定手段や、いずれかの遊戯者に有利な条件を付与するハンディキャップ設定手段や、遊戯者の一回当たりの多機能駒19の操作時間を制限する操作時間制御手段等を備えていてもよい。
また、ゲーム盤18の形状は方形に限定されず、自由な形状に設定でき、また、桝目17の形状も四角形に限定されず、三角形、六角形、丸等に自由に設定でき、さらに、桝目17の個数も自由に設定できる。
さらに、ここで言う「多機能駒19」とは、1つ以上の要素21を含ませて、含ませた要素21に対して要素21間の同期や非同期の設定を行い、遊戯者の選択或いは設定に応じて、外観を自由に変更できる駒とする。従って、多機能駒19は、1つの要素21だけを含ませて、通常の駒と同様に使用できるのはもちろんであるが、さらに、機能を拡張させた使用方法、即ち、複数の要素21を含ませて、各要素21をすべて非同期に設定することによりゲーム中に各駒の外観(各要素の組合せ)が変更され、より高度なゲームを楽しめるようにすることができる。また、ここで言う「要素21」の種類には、駒19の形状、駒19の色、駒19のデザイン等のあらゆるものが含まれ、さらに、駒19のデザインには、文字や記号や符号や図形や絵等が含まれる。但し、要素21には、世界共通で誰にでも簡単に識別できるものを使用することが望ましく、また、本発明の根幹である「複数の駒19の様々な方法による一括配置転換」の説明を簡単にし、わかりやすくするため、以下の第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、多機能駒19の要素21を数字と駒の色に限定させ、両者が同期している場合(通常の駒と同様の場合)について説明する。また、要素の説明は数字の説明のみとし、色についての説明は省略する。さらに、多機能駒19については、必要が無い限り、単に「駒」或いは「駒19」とだけ記載する。
さらにまた、本発明に係る電子ゲーム方法の形態としては、1つのディスプレイ5を使用して1人の人間の遊戯者と電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者とがゲームを行う形態や、1台のディスプレイ5を共用して複数の遊戯者(以下、「遊戯者」には電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者を含むものとする。)がゲームを行う形態や、複数台のディスプレイ5を使用して近くに居る複数の遊戯者がゲームを行う形態や、通信ネットワーク網を介して接続された複数台のディスプレイ5を使用して離れた場所に居る遊戯者がゲームを行う形態が考えられ、入力装置6からの操作によって、遊戯者がいずれかのゲーム形態を選択できるようになっており、遊戯者の数は、任意に設定可能となっている。
そして、上記した各遊具には、ディスプレイ5上のゲーム盤18の周囲に、各遊戯者がそれぞれ選択した多機能駒19や要素21の種類を表示する遊戯順番表示領域22が設けられており、特定の遊戯者の順番になった時に、この遊戯順番表示領域22の色が変化したり、或いは、点滅したりして該遊戯者に順番を知らせるようになっている。
また、電子ゲーム機1を使用して遊戯可能な電子ゲームの種類は多数あって、遊戯者は予め提供されているゲームの中から選択したり、遊戯者自らが任意に設定するルールに従って、所望の電子ゲームを行ったりできるようになっている。
次に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
先ず、図1〜図9を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。ここで、図4は本発明の第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム盤上における駒の勝利配置例の選択画面の表示例を示す平面図、図5は本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図6は同電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図7は同電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図8は同電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図9は同電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数、多機能駒19の外観の種類(数字及び色)及び個数を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、本実施の形態の場合には、遊戯者が6人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が210個(14行15列)、1〜6の6種類の数字を表示させた多機能駒19が35個ずつに設定される。なお、この場合、駒19の数字の種類は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
また、この時、図4に示されているように表示された駒19の勝利配列例I〜VIIの中から遊戯者が所望の勝利配列例としてIIIを選択すると、基本条件設定手段9により遊戯者の選択の通りに勝利配列例IIIが設定される。さらに、勝利者判定方法には、第1の方法である、各遊戯者が選択した駒において前記設定した駒の勝利配列を指定回数(通常は1回)完成させることができた遊戯者の順にゲームを終了して順位付けを行う方法と、第2の方法である、設定した回数、各遊戯者が駒の配置転換処理を行った時にゲームを終了して前記設定した駒の勝利配列を完成させた回数の多い遊戯者の順に順位付けを行う方法と、第3の方法である、設定した時間が経過した時にゲームを終了して前記設定した駒の勝利配列を完成させた回数の多い遊戯者の順に順位付けを行う方法がある。そして、これらの勝利者判定方法から遊戯者が所望の勝利者判定方法として第1の方法を選択すると、基本条件設定手段9により遊戯者の選択の通りに第1の勝利者判定方法が設定される。
さらに、本実施の形態において、各遊戯者が指定できる領域20は、基本条件設定手段9により、1行3列,2行2列,3行1列以上の大きさの行列に設定されており、各遊戯者は一度に2つ以上の領域20を指定するように設定されている。
このように基本条件の設定が完了し、各遊戯者が、6種類の数字を含む駒19の中からそれぞれ異なる駒19を選択すると、図3に示されているように、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上にゲーム盤18が表示され、駒配置制御手段11により1〜6の数字を表示させた駒19が、各遊戯者に対して平等となるように、初期位置に配置されると共に、その周囲に遊戯者の遊戯順番を表示する遊戯順番表示領域22が表示された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
この状態で、例えば、数字が1の駒を選択した最初の遊戯者が、図5に示されているように、2行4列の2つの領域A,Bを指定すると共に、平行移動を指定し、領域指定許可手段12によって、この領域A,Bがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であると判断され、さらに、配置転換方法指定許可手段13によって、両領域が平行移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域A,Bの指定が許可される。なお、この時の領域の指定は、各遊戯者が選択した種類の駒19が含まれていない領域に対しても行うことができ、このことは、対戦相手の駒19を移動させたり、対戦相手が駒を勝利配列に並べられないように妨害したりすることが許可されることを意味する。
このように2つの領域A,Bの指定が許可されると、図5に示されているように、領域A内に含まれている各駒19(1行目が左から6,4,5,6、2行目が左から3,1,2,3)及び領域B内に含まれている各駒19(1行目が左から5,6,4,5、2行目が左から2,3,1,2)は、要素配置転換手段14により、お互いに平行移動され、一括して配置転換され、その結果、図6に示されているように、領域A内に含まれている各駒19は、1行目が左から5,6,4,5、2行目が左から2,3,1,2となり、領域B内に含まれている各駒19は、1行目が左から6,4,5,6、2行目が左から3,1,2,3となる。
続いて、数字が2の駒を選択した2番目の遊戯者が、図5に示されているように、1行7列の2つの領域C,Dを指定すると共に、平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域C,Dが同様に平行移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域C,Dの指定が許可される。その結果、領域C内に含まれている各駒19及び領域D内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに平行移動され、図6に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が3の駒を選択した3番目の遊戯者が、図7に示されているように、2行4列の2つの領域E,Fを指定すると共に、平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域E,Fが同様に平行移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域E,Fの指定が許可される。その結果、領域E内に含まれている各駒19及び領域F内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに平行移動され、図8に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が4の駒を選択した4番目の遊戯者が、図7に示されているように、5行3列の2つの領域G,Hを指定すると共に、平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域G,Hが同様に平行移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域G,Hの指定が許可される。その結果、領域G内に含まれている各駒19及び領域H内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに平行移動され、図8に示されているように、一括して配置転換される。
一方、上記したように各遊戯者が領域を指定した時、該遊戯者が指定した各領域が前記設定された行列以上の大きさの領域でないと領域指定許可手段12によって判断された場合、或いは、各領域の平行移動による配置転換が不可能であると配置転換方法指定許可手段13によって判断された場合には、該遊戯者に対して音声或いは視覚的に警告が発せられ、再度、領域の指定が促される。また、一度行われた配置転換処理の直後に、全く逆の配置転換処理を指定した遊戯者に対しても、再度、領域の指定が促される。
以降、数字が5の駒を選択した5番目の遊戯者、数字が6の駒を選択した6番目の遊戯者も、上記したのと同様の手順で、2つ以上の領域を指定すると共に、平行移動を指定することにより、ゲームが続けられる。そして、対戦結果判定手段15によって、図9に示されているように勝利配列例IIIの配列を完成した遊戯者から順に、順位付けが行われ、最下位から2番目の遊戯者(この場合は第5位)が勝利配列例IIIの配列を完成した時にゲームが終了され、結果がディスプレイ5上に表示される。
なお、上記した第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、遊戯者数が6人、ゲーム盤18及び桝目17の形状が方形で、全桝目17の個数が210個、多機能駒19の外観の種類が1〜6の6種類で、各外観の多機能駒をそれぞれ35個ずつ配置させた場合を例にとって説明したが、これは単なる例示に過ぎず、これらの基本条件は任意に変更が可能である。
また、上記した第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、指定領域の数が2つの場合を例にとって説明したが、一度に指定する領域の数は3つ以上であってもよく、その場合、要素配置転換手段14は各指定領域を一巡するように指定した順番に従って、各領域間において多機能駒19或いは要素21を平行移動させて、一括して配置転換させる。さらに、多機能駒19を図26や図30に示されているように配置して、指定領域として、桝目17に多機能駒19のない空き領域を1つ以上、含ませることも可能である。
次に、図1、図2、図4及び図10〜図13を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。ここで、図10は本発明の第2〜第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始時の駒の配置例を示す平面図、図11は本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図12は同電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図13は同電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数、多機能駒19の外観の種類(数字及び色)及び個数を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、本実施の形態の場合には、遊戯者が9人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が225個(15行15列)、1〜9の9種類の数字を表示させた多機能駒19が25個ずつに設定される。なお、この場合、駒19の数字の種類は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
また、この時、遊戯者が、図4に示されているように表示された駒19の勝利配列例I〜VIIの中から所望の勝利配列例としてIVを選択すると共に、第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法の場合と同様に第1〜第3の勝利者判定方法の中から所望の勝利者判定方法として第1の方法を選択すると、基本条件設定手段9により勝利配列例IV及び第1の勝利者判定方法がいずれも遊戯者の選択の通りに設定される。
さらに、本実施の形態において、各遊戯者が指定できる領域20は、基本条件設定手段9により、1行3列,2行2列,3行1列以上の大きさの行列に設定されており、各遊戯者は1つ又は一度に2つ以上の領域20を指定可能なように設定されている。
このように基本条件の設定が完了し、各遊戯者が、9種類の数字を含む駒19の中からそれぞれ異なる駒19を選択すると、図10に示されているように、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上にゲーム盤18が表示され、駒配置制御手段11により1〜9の数字を表示させた駒19が、各遊戯者に対して平等となるように、初期位置に配置されると共に、その周囲に遊戯者の遊戯順番を表示する遊戯順番表示領域22が表示された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
この状態で、例えば、数字が1の駒を選択した最初の遊戯者が、図11に示されているように、2行3列の領域Iと3行2列の領域Jを指定すると共に、回転方向及び回転角度(この場合は右回りに90度)を指定し、領域指定許可手段12によって、この領域I,Jがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であると判断され、さらに、配置転換方法指定許可手段13によって、両領域が回転移動もしくは回転移動を伴う平行移動によって相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域I,Jの指定が許可される。なお、この時の領域の指定は、各遊戯者が選択した種類の駒19が含まれていない領域に対しても行うことができ、このことは、対戦相手の駒19を移動させたり、対戦相手が駒を勝利配列に並べられないように妨害したりすることが許可されることを意味する。
このように2つの領域I,Jの指定が許可されると、図11に示されているように、領域I内に含まれている各駒19(1行目が左から5,6,4、2行目が左から8,9,7)及び領域J内に含まれている各駒19(1行目が左から7,8、2行目が左から1,2、3行目が左から4,5)は、要素配置転換手段14により、前記各領域I,J間でお互いに指定された方向に指定された角度分回転移動されると共に平行移動されて、一括して配置転換される。その結果、図12に示されているように、領域I内に含まれている各駒19は、1行目が左から4,1,7、2行目が左から5,2,8となり、領域J内に含まれている各駒19は、1行目が左から8,5、2行目が左から9,6、3行目が左から7,4となる。
続いて、数字が2の駒を選択した2番目の遊戯者が、図11に示されているように、4行2列の領域Kと2行4列の領域Lを指定すると共に、回転方向及び回転角度(この場合は左回りに90度)を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域K,Lが同様に回転移動もしくは回転移動を伴う平行移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域K,Lの指定が許可される。その結果、領域K内に含まれている各駒19及び領域L内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに回転移動されると共に平行移動されて、図12に示されているように、一括して配置転換される。
一方、上記したように各遊戯者が領域を指定した時、該遊戯者が指定した各領域が前記設定された行列以上の大きさの領域でないと領域指定許可手段12によって判断された場合、或いは、各領域の回転移動もしくは回転移動を伴う平行移動による配置転換が不可能であると配置転換方法指定許可手段13によって判断された場合には、該遊戯者に対して音声或いは視覚的に警告が発せられ、再度、領域の指定が促される。また、一度行われた配置転換処理の直後に、全く逆の配置転換処理を指定した遊戯者に対しても、再度、領域の指定が促される。
以降、数字が3の駒を選択した3番目以降の遊戯者も、上記したのと同様の手順で、1つ以上の領域を指定すると共に、回転方向及び回転角度を指定することにより、ゲームが続けられる。そして、対戦結果判定手段15によって、図13に示されているように勝利配列例IVの配列を完成した遊戯者から順に、順位付けが行われ、最下位から2番目の遊戯者(この場合は第8位)が勝利配列例IVの配列を完成した時にゲームが終了され、結果がディスプレイ5上に表示される。
なお、上記した第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、遊戯者数が9人、ゲーム盤18及び桝目17の形状が方形で、全桝目17の個数が225個、多機能駒19の外観の種類が1〜9の9種類で、各外観の多機能駒をそれぞれ25個ずつ配置させた場合を例にとって説明したが、これは単なる例示に過ぎず、これらの基本条件は任意に変更が可能である。
また、上記した第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、指定領域の数が2つの場合を例にとって説明したが、一度に指定する領域の数は1つ或いは3つ以上であってもよく、その場合、要素配置転換手段14は各指定領域を一巡するように指定した順番に従って、各領域間において多機能駒19或いは要素21を回転移動もしくは回転移動を伴う平行移動をさせて、一括して配置転換させる。さらに、多機能駒19を図26や図30に示されているように配置して、指定領域として、桝目17に多機能駒19のない空き領域を1つ以上、含ませることも可能である。さらにまた、回転角度は、上記した90度の他、180度、270度に指定可能であり、桝目17の形状が三角形や六角形の場合には、60度、120度、180度、240度、300度を指定することもできる。
次に、図1、図2、図4、図10及び図14〜図20を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。ここで、図14は本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を線対称移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図15は同電子ゲーム方法において領域内の駒を線対称移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図16は同電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を点対称移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図17は同電子ゲーム方法において領域内の駒を点対称移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図18は同電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を行と列とを一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図19は同電子ゲーム方法において領域内の駒を行と列とを一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図20は同電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数、多機能駒19の外観の種類(数字及び色)及び個数を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、本実施の形態の場合には、遊戯者が9人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が225個(15行15列)、1〜9の9種類の数字を表示させた多機能駒19が25個ずつに設定される。なお、この場合、駒19の数字の種類は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
また、この時、遊戯者が、図4に示されているように表示された駒19の勝利配列例I〜VIIの中から所望の勝利配列例としてIIを選択すると共に、第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法の場合と同様に第1〜第3の勝利者判定方法の中から所望の勝利者判定方法として第1の方法を選択すると、基本条件設定手段9により勝利配列例II及び第1の勝利者判定方法がいずれも遊戯者の選択の通りに設定される。
さらに、本実施の形態において、各遊戯者が指定できる領域20は、基本条件設定手段9により、1行3列,2行2列,3行1列以上の大きさの行列に設定されており、各遊戯者は1つ又は一度に2つ以上の領域20を指定可能なように設定されている。
このように基本条件の設定が完了し、各遊戯者が、9種類の数字を含む駒19の中からそれぞれ異なる駒19を選択すると、図10に示されているように、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上にゲーム盤18が表示され、駒配置制御手段11により1〜9の数字を表示させた駒19が、各遊戯者に対して平等となるように、初期位置に配置されると共に、その周囲に遊戯者の遊戯順番を表示する遊戯順番表示領域22が表示された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
この状態で、例えば、数字が1の駒を選択した最初の遊戯者が、図14に示されているように、3行2列の領域Mと3行2列の領域Nを指定すると共に、線対称移動を指定し、領域指定許可手段12によって、この領域M,Nがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であると判断され、さらに、配置転換方法指定許可手段13によって、両領域が線対称移動によって相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域M,Nの指定が許可される。なお、この時の領域の指定は、各遊戯者が選択した種類の駒19が含まれていない領域に対しても行うことができ、このことは、対戦相手の駒19を移動させたり、対戦相手が駒を勝利配列に並べられないように妨害したりすることが許可されることを意味する。
このように2つの領域M,Nの指定が許可されると、図14に示されているように、領域M内に含まれている各駒19(1行目が左から6,4、2行目が左から9,7、3行目が左から3,1)及び領域N内に含まれている各駒19(1行目が左から4,5、2行目が左から7,8、3行目が左から1,2)は、要素配置転換手段14により、前記各領域M,N間でお互いに線対称移動されて、一括して配置転換される。その結果、図15に示されているように、領域M内に含まれている各駒19は、1行目が左から5,4、2行目が左から8,7、3行目が左から2,1となり、領域N内に含まれている各駒19は、1行目が左から4,6、2行目が左から7,9、3行目が左から1,3となる。
続いて、数字が2の駒を選択した2番目の遊戯者が、図14に示されているように、2行4列の領域Oと2行4列の領域Pを指定すると共に、線対称移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域O,Pが同様に線対称移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域O,Pの指定が許可される。その結果、領域O内に含まれている各駒19及び領域P内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに線対称移動されて、図15に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が3の駒を選択した3番目の遊戯者が、図16に示されているように、2行3列の領域Qと2行3列の領域Rを指定すると共に、点対称移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域Q,Rが同様に点対称移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域Q,Rの指定が許可される。その結果、領域Q内に含まれている各駒19及び領域R内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに点対称移動されて、図17に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が4の駒を選択した4番目の遊戯者が、図16に示されているように、5行1列の領域Sと5行1列の領域Tを指定すると共に、点対称移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域S,Tが同様に点対称移動による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域S,Tの指定が許可される。その結果、領域S内に含まれている各駒19及び領域T内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに点対称移動されて、図17に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が5の駒を選択した5番目の遊戯者が、図18に示されているように、3行2列の領域Uと2行3列の領域Vを指定すると共に、行と列との置換を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域U,Vが同様に行と列との置換による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域U,Vの指定が許可される。その結果、領域U内に含まれている各駒19及び領域V内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに行と列との置換が行われて、図19に示されているように、一括して配置転換される。
さらに続いて、数字が6の駒を選択した6番目の遊戯者が、図18に示されているように、3行4列の領域Wと4行3列の領域Xを指定すると共に、行と列との置換を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域W,Xが同様に行と列との置換による相互の配置転換が可能であると判断されると、この領域W,Xの指定が許可される。その結果、領域W内に含まれている各駒19及び領域X内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、お互いに行と列との置換が行われて、図19に示されているように、一括して配置転換される。
一方、上記したように各遊戯者が領域を指定した時、該遊戯者が指定した各領域が前記設定された行列以上の大きさの領域でないと領域指定許可手段12によって判断された場合、或いは、各領域の線対称移動、点対称移動、行と列との置換のいずれかの移動方法による配置転換が不可能であると配置転換方法指定許可手段13によって判断された場合には、該遊戯者に対して音声或いは視覚的に警告が発せられ、再度、領域の指定が促される。また、一度行われた配置転換処理の直後に、全く逆の配置転換処理を指定した遊戯者に対しても、再度、領域の指定が促される。
以降、数字が7の駒を選択した7番目以降の遊戯者も、上記したのと同様の手順で、1つ以上の領域を指定すると共に、線対称移動、点対称移動、行と列との置換のいずれかの移動方法を指定することにより、ゲームが続けられる。そして、対戦結果判定手段15によって、図20に示されているように勝利配列例IIの配列を完成した遊戯者から順に、順位付けが行われ、最下位から2番目の遊戯者(この場合は第8位)が勝利配列例IIの配列を完成した時にゲームが終了され、結果がディスプレイ5上に表示される。
なお、上記した第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、遊戯者数が9人、ゲーム盤18及び桝目17の形状が方形で、全桝目17の個数が225個、多機能駒19の外観の種類が1〜9の9種類で、各外観の多機能駒をそれぞれ25個ずつ配置させた場合を例にとって説明したが、これは単なる例示に過ぎず、これらの基本条件は任意に変更が可能である。
また、上記した第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、指定領域の数が2つの場合を例にとって説明したが、線対称移動もしくは点対称移動の場合には、一度に指定する領域の数は1つ或いは3つ以上であってもよく、その場合、要素配置転換手段14は各指定領域を一巡するように指定した順番に従って、各領域間において多機能駒19或いは要素21を線対称移動もしくは点対称移動をさせて、一括して配置転換させる。さらに、多機能駒19を図26や図30に示されているように配置して、指定領域として、桝目17に多機能駒19のない空き領域を1つ以上、含ませることも可能である。
次に、図1、図2、図4、図10及び図21〜図25を参照しつつ、本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。ここで、図21は本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を線状の循環移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図22は同電子ゲーム方法において領域内の駒を線状の循環移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図23は同電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を環状の循環移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図、図24は同電子ゲーム方法において領域内の駒を環状の循環移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図、図25は同電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数、多機能駒19の外観の種類(数字及び色)及び個数を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、本実施の形態の場合には、遊戯者が9人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が225個(15行15列)、1〜9の9種類の数字を表示させた多機能駒19が25個ずつに設定される。なお、この場合、駒19の数字の種類は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
また、この時、遊戯者が、図4に示されているように表示された駒19の勝利配列例I〜VIIの中から所望の勝利配列例としてVを選択すると共に、第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法の場合と同様に第1〜第3の勝利者判定方法の中から所望の勝利者判定方法として第1の方法を選択すると、基本条件設定手段9により勝利配列例V及び第1の勝利者判定方法がいずれも遊戯者の選択の通りに設定される。
さらに、本実施の形態において、各遊戯者が指定できる領域20は、基本条件設定手段9により、1行3列,2行2列,3行1列以上の大きさの行列に設定されており、各遊戯者は1つ又は一度に2つ以上の領域20を指定可能なように設定されている。
このように基本条件の設定が完了し、各遊戯者が、9種類の数字を含む駒19の中からそれぞれ異なる駒19を選択すると、図10に示されているように、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上にゲーム盤18が表示され、駒配置制御手段11により1〜9の数字を表示させた駒19が、各遊戯者に対して平等となるように、初期位置に配置されると共に、その周囲に遊戯者の遊戯順番を表示する遊戯順番表示領域22が表示された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
この状態で、例えば、数字が1の駒を選択した最初の遊戯者が、図21に示されているように、1行15列の領域Yを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は右回りに2桝目ずつ)の循環移動を指定し、領域指定許可手段12によって、この領域Yが前記設定された行列以上の大きさの領域であると判断され、さらに、配置転換方法指定許可手段13によって、該領域の線状の循環移動が可能であると判断されると、この領域Yの指定が許可される。なお、この時の領域の指定は、各遊戯者が選択した種類の駒19が含まれていない領域に対しても行うことができ、このことは、対戦相手の駒19を移動させたり、対戦相手が駒を勝利配列に並べられないように妨害したりすることが許可されることを意味する。
このように領域Yの指定が許可されると、図21に示されているように、領域Y内に含まれている各駒19(左から4,5,6,4,5,6,4,5,6,4,5,6,4,5,6)は、要素配置転換手段14により、線状に循環移動される。その結果、図22に示されているように、領域Y内に含まれている各駒19は、左から5,6,4,5,6,4,5,6,4,5,6,4,5,6,4となる。(先端から押し出された駒は後端に移動する)
続いて、数字が2の駒を選択した2番目の遊戯者が、図21に示されているように、1行10列の領域Zを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は左回りに1桝目ずつ)の線状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域Zが同様に線状の循環移動が可能であると判断されると、この領域Zの指定が許可される。その結果、領域Z内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図22に示されているように、線状に循環移動される。
さらに続いて、数字が3の駒を選択した3番目の遊戯者が、図21に示されているように、9行1列の領域AAを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は上回りに2桝目ずつ)の線状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AAが同様に線状の循環移動が可能であると判断されると、この領域AAの指定が許可される。その結果、領域AA内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図22に示されているように、線状に循環移動される。
さらに続いて、数字が4の駒を選択した4番目の遊戯者が、図21に示されているように、12行1列の領域ABを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は下回りに1桝目ずつ)の線状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域ABが同様に線状の循環移動が可能であると判断されると、この領域ABの指定が許可される。その結果、領域AB内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図22に示されているように、線状に循環移動される。
さらに続いて、数字が5の駒を選択した5番目の遊戯者が、図23に示されているように、3行3列の環状の領域ACを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は右回りに3桝目ずつ)の環状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域ACが同様に環状の循環移動が可能であると判断されると、この領域ACの指定が許可される。その結果、領域AC内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図24に示されているように、環状に循環移動される。
さらに続いて、数字が6の駒を選択した6番目の遊戯者が、図23に示されているように、3行5列の環状の領域ADを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は左回りに4桝目ずつ)の環状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域ADが同様に環状の循環移動が可能であると判断されると、この領域ADの指定が許可される。その結果、領域AD内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図24に示されているように、環状に循環移動される。
さらに続いて、数字が7の駒を選択した7番目の遊戯者が、図23に示されているように、2行2列の領域AEを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は左回りに1桝目ずつ)の環状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AEが同様に環状の循環移動が可能であると判断されると、この領域AEの指定が許可される。その結果、領域AE内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図24に示されているように、環状に循環移動される。
さらに続いて、数字が8の駒を選択した8番目の遊戯者が、図23に示されているように、6行4列の環状の領域AFを指定すると共に、所定の方向に所定の桝目数(この場合は右回りに2桝目ずつ)の環状の循環移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AFが同様に環状の循環移動が可能であると判断されると、この領域AFの指定が許可される。その結果、領域AF内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図24に示されているように、環状に循環移動される。
一方、上記したように遊戯者が領域を指定した時、該遊戯者が指定した各領域が前記設定された行列以上の大きさの領域でないと領域指定許可手段12によって判断された場合、或いは、各領域の線状もしくは環状の循環移動による配置転換が不可能であると配置転換方法指定許可手段13によって判断された場合には、該遊戯者に対して音声或いは視覚的に警告が発せられ、再度、領域の指定が促される。また、一度行われた配置転換処理の直後に、全く逆の配置転換処理を指定した遊戯者に対しても、再度、領域の指定が促される。
以降、数字が9の駒を選択した9番目の遊戯者、さらに一巡して1の駒を選択した遊戯者以降も、上記したのと同様の手順で、各領域及び循環方法を指定することにより、ゲームが続けられる。そして、対戦結果判定手段15によって、図25に示されているように勝利配列例Vの配列を完成した遊戯者から順に、順位付けが行われ、最下位から2番目の遊戯者(この場合は第8位)が勝利配列例Vの配列を完成した時にゲームが終了され、結果がディスプレイ5上に表示される。
なお、上記した第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、遊戯者数が9人、ゲーム盤18及び桝目17の形状が方形で、全桝目17の個数が225個、多機能駒19の外観の種類が1〜9の9種類で、各外観の多機能駒をそれぞれ25個ずつ配置させた場合を例にとって説明したが、これは単なる例示に過ぎず、これらの基本条件は任意に変更が可能である。
また、上記した第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、指定領域の数が1つの場合を例にとって説明したが、一度に指定する領域の数は2つ以上であってもよく、その場合、要素配置転換手段14は各指定領域を一巡するように指定した順番に従って、各領域間において多機能駒19或いは要素21を一括して循環移動させる。さらに、多機能駒19を図26や図30に示されているように配置して、指定領域として、桝目17に多機能駒19のない空き領域を1つ以上、含ませることも可能である。
次に、図1、図2、図4及び図26〜図29を参照しつつ、本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。ここで、図26は本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム開始時の駒の配置例を示す平面図、図27は同電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括移動させる直前の状態を示す平面図、図28は同電子ゲーム方法において領域内の駒を一括移動させた直後の状態を示す平面図、図29は同電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数、多機能駒19の外観の種類(数字及び色)及び個数を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、本実施の形態の場合には、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が225個(15行15列)、1〜8の8種類の数字を表示させた多機能駒19が13個ずつに設定される。なお、この場合、駒19の数字の種類は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
また、この時、遊戯者が、図4に示されているように表示された駒19の勝利配列例I〜VIIの中から所望の勝利配列例としてVIIを選択すると共に、第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法の場合と同様に第1〜第3の勝利者判定方法の中から所望の勝利者判定方法として第1の方法を選択すると、基本条件設定手段9により勝利配列例VII及び第1の勝利者判定方法がいずれも遊戯者の選択の通りに設定される。
さらに、本実施の形態において、各遊戯者が指定できる領域20は、基本条件設定手段9により、1行3列,2行2列,3行1列以上の大きさの行列に設定されており、各遊戯者は一度に2つの領域20を指定するように設定されている。そして、この2つの領域20のうちのいずれか一方は駒19のない空き領域であることが必要であり、駒19の存在する他方の領域から前記空き領域へ、平行移動、回転移動、回転移動を伴う平行移動、線対称移動、点対称移動、行と列との置換のいずれかの移動方法により一括移動が可能なように設定されている。さらにまた、1個の駒19単位での移動も可能で、縦横斜めの空き桝目17に対して1桝目ずつの移動が可能なように設定されている。
このように基本条件の設定が完了し、各遊戯者が、8種類の数字を含む駒19の中からそれぞれ異なる駒19を選択すると、図26に示されているように、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上にゲーム盤18が表示され、駒配置制御手段11により1〜8の数字を表示させた駒19が、各遊戯者に対して平等となるように、初期位置に配置されると共に、その周囲に遊戯者の遊戯順番を表示する遊戯順番表示領域22が表示された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
この状態で、例えば、数字が1の駒を選択した最初の遊戯者が、図27に示されているように、移動元の桝目として自分が選択した1の駒がある4行d列を指定すると共に、移動先の桝目として空き桝目の5行c列を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、移動が可能であると判断されると、この指定が許可される。その結果、該1の駒は要素配置転換手段14により、図28に示されているように、空き桝目5行c列に移動される。
続いて、数字が2の駒を選択した2番目の遊戯者が、図27に示されているように、移動元の領域として領域AGを指定し、移動先の領域として領域AHを指定すると共に、180度の回転移動を伴う平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AG,AHがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であって、180度の回転移動を伴う平行移動が可能であると判断されると、この領域AG,AHの指定が許可される。その結果、領域AG内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図28に示されているように、180度の回転移動を伴って領域AH内に平行移動される。
さらに続いて、数字が3の駒を選択した3番目の遊戯者が、図27に示されているように、移動元の領域として領域AIを指定し、移動先の領域として領域AJを指定すると共に、左回りに90度の回転移動を伴う平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AI,AJがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であって、左回りに90度の回転移動を伴う平行移動が可能であると判断されると、この領域AI,AJの指定が許可される。その結果、領域AI内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図28に示されているように、左回りに90度の回転移動を伴って領域AJ内に平行移動される。
さらに続いて、数字が4の駒を選択した4番目の遊戯者が、図27に示されているように、移動元の領域として領域AKを指定し、移動先の領域として領域ALを指定すると共に、線対称移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AK,ALがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であって、線対称移動が可能であると判断されると、この領域AK,ALの指定が許可される。その結果、領域AK内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図28に示されているように、領域AL内に線対称移動される。
さらに続いて、数字が5の駒を選択した5番目の遊戯者が、図27に示されているように、移動元の領域として領域AMを指定し、移動先の領域として領域ANを指定すると共に、平行移動を指定し、領域指定許可手段12及び配置転換方法指定許可手段13によって、この領域AM,ANがいずれも前記設定された行列以上の大きさの領域であって、平行移動が可能であると判断されると、この領域AM,ANの指定が許可される。その結果、領域AM内に含まれている各駒19は、要素配置転換手段14により、図28に示されているように、領域AN内に平行移動される。
一方、上記したように遊戯者が領域を指定した時、該遊戯者が指定した各領域が前記設定された行列以上の大きさの領域でないと領域指定許可手段12によって判断された場合、或いは、各領域の指定した移動方法による移動が不可能であると配置転換方法指定許可手段13によって判断された場合には、該遊戯者に対して音声或いは視覚的に警告が発せられ、再度、領域の指定が促される。また、一度行われた移動処理の直後に、全く逆の移動処理を指定した遊戯者に対しても、再度、領域の指定が促される。
以降、数字が6の駒を選択した6番目の遊戯者、7の駒を選択した7番目の遊戯者、8の駒を選択した8番目の遊戯者以降も、上記したのと同様の手順で、各領域及び移動方法を指定することにより、ゲームが続けられる。そして、対戦結果判定手段15によって、図29に示されているように勝利配列例VIIの配列を完成した遊戯者から順に、順位付けが行われ、最下位から2番目の遊戯者(この場合は第7位)が勝利配列例VIIの配列を完成した時にゲームが終了され、結果がディスプレイ5上に表示される。
なお、上記した第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法では、遊戯者数が8人、ゲーム盤18及び桝目17の形状が方形で、全桝目17の個数が225個、多機能駒19の外観の種類が1〜8の8種類で、各外観の多機能駒をそれぞれ13個ずつ配置させた場合を例にとって説明したが、これは単なる例示に過ぎず、これらの基本条件は任意に変更が可能である。
また、本発明は、上記した第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法における駒の移動方法を組み合わせてゲームを行うようにしたり、遊戯者が独自に設定した移動方法に従って駒を配置転換させて、ゲームを行うようにしたりすることもできる。すなわち、例えば、基本条件設定手段9により、図30に示されているように、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17が方形、桝目17が225個(15行15列)、1〜8の数字の8種類の外観の多機能駒19が16個ずつに設定された状態で、遊戯者が駒19の移動方法として、(1)2つ以上の領域における平行移動による一括配置転換、(2)2つ以上の領域における回転移動或いは回転移動を伴う平行移動による一括配置転換、3)1つ以上の領域における線対称移動による一括配置転換、(4)1つ以上の領域における点対称移動による一括配置転換、(5)2つの領域における行と列との置換による一括配置転換、(6)1つ以上の領域における循環移動による一括配置転換、(7)移動元の領域から移動先の空き領域への平行移動による一括移動、(8)移動元の領域から移動先の空き領域への回転移動或いは回転移動を伴う平行移動による一括移動、(9)移動元の領域から移動先の空き領域への線対称移動による一括移動、(10)移動元の領域から移動先の空き領域への点対称移動による一括移動、(11)移動元の領域から移動先の空き領域への行と列との置換による一括移動、(12)移動元の桝目から移動先の空き桝目への駒1個単位の移動、の12種類の移動方法の中から選択できるように設定したり、これら以外の駒19の移動方法(例えば、線対称移動と平行移動とを組み合わせた移動方法、循環移動と平行移動とを組み合わせた移動方法、線対称移動と回転移動とを組み合わせた移動方法、循環移動と回転移動とを組み合わせた移動方法、等)を遊戯者が独自に設定できるようにしてもよい。
さらに、上記した第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、勝利配列を図4に示した勝利配列例I〜VIIの中から選択しているが、勝利配列はこれらに限定されるものではなく、遊戯者が予め勝利配列例として自由に登録することができ、基本条件の設定の際に選択できる。また、登録されていない勝利配列を基本条件の設定の際に設定したり、1つのゲームにおいて複数の勝利配列を設定したりすることもできる。
さらに、上記した第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、多機能駒19の要素を数字と駒の色のみに限定させ、両者が同期している場合について説明したが、多機能駒19には様々な複数の種類の要素21を含ませることが可能であり、また、各要素21は互いに非同期に設定することが可能である。複数の要素21を含ませて、各要素21を互いに非同期に設定した場合には、領域20を指定する際に、さらに要素21の種類を指定することが可能になり、特定の要素21の種類に限定して一括配置転換を行うことも可能になる。また、勝利者の判定は、各遊戯者が選択した要素21が所定の勝利配列になった順番又は回数に基づいて行うこともでき、例えば、図31の例に示すように、特定の要素21が図4に示したいずれかの勝利配列になった遊戯者から順に順位付けが行われ、ゲームを終了することもできる。図31において、「ゲーム終了時の駒の状態例1」は、駒の形状が◇の要素を選択した遊戯者が勝利配列例Vの状態となり、ゲームが終了した場合の例であり、また、「ゲーム終了時の駒の状態例2」は、記号が♯の要素を選択した遊戯者が勝利配列例VIIの状態となり、ゲームが終了した場合の例をそれぞれ示している。このように、多機能駒19に複数の要素21を含ませて、各要素を非同期に設定すれば、ゲーム条件に、さらに各駒19の要素21の種類が加わり、また、勝利配列の組合せも増えるため、より高度なゲームを楽しむことができる。
以上の説明のように、上記した各実施の形態によれば、駒の種類を多種類又は多機能で多面的にすると共に、駒の移動方法に配置転換や循環を採用して、さらに、駒の配置転換の単位を指定領域内に含まれる複数の駒として、複数の駒の一括配置転換を採用し、その上さらに、駒の配置転換の種類に、平行移動による配置転換、回転移動を伴う平行移動による配置転換、対称移動による配置転換、循環移動による配置転換等の様々な配置転換の方法を採用して、これらをコンピュータで一括処理することにより、遊戯者数に関係なく、遊戯者が一度に対戦することを可能にすると共に、既存ゲームには無い、スピーディーで、変化に富むゲーム展開を提供することができる。また、各遊戯者が自由な発想や創造力を働かせながら、種々の脳力を鍛えることができ、さらに、全世界の人々が、老若男女、人種、民族、宗教、言語、地域等の壁を乗り越えて、コミュニケーションや競技の場を持つことができ、世界平和や世界各国との友好に対して貢献できるゲームを提供することができる。
また、ゲームの複雑化、多様化及び進化を図ることが可能となり、さらに以下の効果を得ることができる。
(1)各駒の識別に「数字」と「色」を導入することにより、各駒に対する視認性が向上し、各駒の外観の種類が増えても各駒を明確に識別できる。
(2)2人での対戦はもちろんのこと、人数に関係なく、ゲームを楽しむことができ、多人数であっても、遊戯者が一度に対戦できる。
(3)ゲームの順番により、遊戯者に有利・不利がない。
(4)駒の移動方法に、配置転換や循環を採用したことにより、桝目が駒ですべて埋まり、空いている桝目がまったくない状態であっても、勝負がつくまで、ゲームを永久にすることができる。また、既存のゲームの場合の駒の移動と比べて、ゲームにスピード感を持たせることができる。
(5)既存ゲームには無い、全く新しい勝負の理論を必要とし、ゲーム展開の予想が難しく、最後まで、ゲームの勝敗がわからない。
(6)必勝法の解明が困難で、定石を覚えるゲームにはならず、思考するゲームとしていつまでも新鮮にゲームを楽しめる。
(7)駒の種類を多種類もしくは多機能で多面的にすると共に、駒の移動方法に、配置転換や循環を採用し、さらに、駒の配置転換の単位を、指定領域内に含まれる複数の駒として、複数の駒の一括配置転換を採用し、その上さらに、駒の配置転換の種類に、平行移動による配置転換、回転移動を伴う平行移動による配置転換、対称移動による配置転換、循環移動による配置転換等の様々な配置転換の方法を採用して、これらを、コンピュータで一括処理することにより、既存ゲームには無い、スピーディーで、変化に富むゲーム展開を楽しめ、ゲームの複雑化、多様化及び進化を図ることができる。(既存ゲームには、駒を1個ずつ並べたり、1個ずつ移動させたりするゲームしか無い)。
(8)多種類のゲームが楽しめ、また、各ゲームにバリエーションがあり、例えば、ゲームの種類、全遊戯者数、架空の遊戯者数、ゲーム盤の形状、桝目の形状、桝目の個数、駒の種類と各駒の個数(駒の総数)、駒の配置方法、駒の勝利配列と勝利者判定方法、一度に指定可能な領域の数、各自の駒の種類の選択のような各種基本条件の選択或いは入力が自由に行え、ゲームを組み合わせたり、駒の配置方法を変更したり、勝利配列や勝利者判定方法を変更するというような、各種設定が可能であり、遊戯者が様々なルールを設定できる。
(9)電子ゲームプログラム側の架空の遊戯者と対戦を行ったり、遠隔地にいる遊戯者と対戦を行ったりすることができ、ゲーム形態の多様化を図ることができる。
(10)ルールが比較的に簡単な為、老若男女を問わず、ゲームを行うことができ、幼児の為の知育ゲーム機としても、高齢者の痴呆予防の為のゲーム機としても、一般者に思考ゲームやギャンブルゲームを提供するゲーム機としても活用でき、用途の多様化を図ることができる。
(11)ゲーム盤上の至るところで、勝利配列が完成する可能性があり、ゲーム盤全体に注意を払ったり、様々な視点から攻防を考えたりする必要があり、ゲームを行うことで、各遊戯者が自由な発想や創造力を働かせながら、右脳的空間認識能力、左脳的計画能力、推理力、結果や展開の予測能力、直観力、第六感、等を鍛えることができ、脳力の活性や開発への効果が期待できる。
(12)各駒の外観の種類を遊戯者数以上にも遊戯者数以下にも設定できることにより、既存ゲームには無いギャンブル性を味わうこともできる。
(13)ギャンブル性を伴う活用の仕方においても、全くの偶然の結果を求めるのではなく、各遊戯者が勝利に向けて一手一手、思考をめぐらしながら各駒を一括配置転換し、ゲームを進めてゆく点において、他のギャンブルとは全く異なり、一線を画することができる。
(14)駒の外観の種類ごとの個数を変えることにより、遊戯者の実力に合わせて、ハンディキャップを簡単に設定することができ、実力の異なる遊戯者が対等に対戦することができる。強い遊戯者の駒の個数は減らし、弱い遊戯者の駒の個数は増やせば良い。また、弱い遊戯者は同じ外観の駒を選択して手を組むこともできるため、実力の異なる遊戯者が一度に対戦した場合でも、対等にゲームを行え、楽しむことができる。
(15)全世界の人々が、老若男女、人種、民族、宗教、言語、地域等の壁を乗り越えて、コミュニケーションや競技の場を持つことができ、世界平和や世界各国との友好に対して貢献できるゲームを提供できる。
本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機におけるゲーム盤への駒の配置例を示す平面図である。 本発明の第1〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム盤上における駒の勝利配置例の選択画面の表示例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。 本発明の第2〜第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始時の駒の配置例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を線対称移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を線対称移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を点対称移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を点対称移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を行と列を一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を行と列とを一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を線状の循環移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を線状の循環移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を環状の循環移動により一括して配置転換させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を環状の循環移動により一括して配置転換させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム開始時の駒の配置例を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域を指定し、駒を一括移動させる直前の状態を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において領域内の駒を一括移動させた直後の状態を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。 本発明の他の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム開始時の駒の状態を示す平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてゲーム終了時の駒の状態を示す平面図である。
符号の説明
1 電子ゲーム機
5 ディスプレイ
8 電子ゲームプログラム
10 ゲーム盤制御手段
11 駒配置制御手段
12 領域指定許可手段
13 配置転換方法指定許可手段
14 要素配置転換手段
15 対戦結果判定手段
17 桝目
18 ゲーム盤
19 多機能駒
20 領域
21 要素

Claims (17)

  1. 複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤と、該ゲーム盤上への載置が可能で1つ以上の要素を含ませることができる1つ以上の種類の複数の多機能駒とを備え、該各多機能駒或いは各多機能駒の該各要素を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、
    ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するゲーム盤制御手段と、
    該ゲーム盤制御手段によりディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に1つ以上の要素を表示させた各多機能駒を配置する駒配置制御手段と、
    該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置された複数の多機能駒を含む1つ以上の領域或いは領域内の要素を前記遊戯者が指定した時に該指定を許可するかどうかを判断する領域指定許可手段と、
    該領域指定許可手段により該指定を許可された領域内に含まれる各多機能駒或いは各多機能駒の各要素に対して、前記遊戯者がさらに配置転換の方法を指定した時に該指定を許可するかどうかを判断する配置転換方法指定許可手段と、
    前記領域指定許可手段及び前記配置転換方法指定許可手段により許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を一括して配置転換させる要素配置転換手段と、
    前記各遊戯者により選択された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素が前記ゲーム盤上において所定の配列になった順番又は回数に基づき前記各遊戯者の順位付けを行う対戦結果判定手段と、
    を備えていることを特徴とする電子ゲーム機。
  2. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに平行移動させて、一括して配置転換させる請求項1に記載の電子ゲーム機。
  3. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された角度分回転移動させて、一括して配置転換させる請求項1に記載の電子ゲーム機。
  4. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間で指定された方向に指定された角度分回転移動させると共にお互いに平行移動させて、一括して配置転換させる請求項1又は3に記載の電子ゲーム機。
  5. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を線対称又は点対称に移動させて、一括して配置転換させる請求項1に記載の電子ゲーム機。
  6. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに線対称又は点対称に移動させて或いは行と列とを置換させて、一括して配置転換させる請求項1又は5に記載の電子ゲーム機。
  7. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された桝目分循環移動させて、一括して配置転換させる請求項1に記載の電子ゲーム機。
  8. 前記領域指定許可手段は、前記遊戯者により指定された領域が2つであると共に該領域のいずれか一方の領域が桝目に多機能駒のない空き領域であって該各領域の桝目の行列の大きさが所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、他方の領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒を、所定の移動方法によって前記空き領域に一括移動させる請求項1に記載の電子ゲーム機。
  9. 複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤と、該ゲーム盤上への載置が可能で1つ以上の要素を含ませることができる1つ以上の種類の複数の多機能駒とを備え、該各多機能駒或いは各多機能駒の該各要素を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、
    ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、
    該ゲーム盤制御手段によりディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に駒配置制御手段が1つ以上の要素を表示させた各多機能駒を配置するステップと、
    該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置された複数の多機能駒を含む1つ以上の領域或いは領域内の要素を前記遊戯者が指定した時に該指定を許可するかどうかを領域指定許可手段が判断するステップと、
    該領域指定許可手段により該指定を許可された領域内に含まれる各多機能駒或いは各多機能駒の各要素に対して、前記遊戯者がさらに配置転換の方法を指定した時に該指定を許可するかどうかを配置転換方法指定許可手段が判断するステップと、
    前記領域指定許可手段及び前記配置転換方法指定許可手段により許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を要素配置転換手段が一括して配置転換させるステップと、
    前記各遊戯者により選択された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素が前記ゲーム盤上において所定の配列になった順番又は回数に基づき対戦結果判定手段が前記各遊戯者の順位付けを行うステップと、
    を備えていることを特徴とする電子ゲーム方法。
  10. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに平行移動させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9に記載の電子ゲーム方法。
  11. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された角度分回転移動させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9に記載の電子ゲーム方法。
  12. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間で指定された方向に指定された角度分回転移動させると共にお互いに平行移動させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9又は11に記載の電子ゲーム方法。
  13. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を線対称又は点対称に移動させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9に記載の電子ゲーム方法。
  14. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が複数であって該各領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、前記各領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を該各領域間でお互いに線対称又は点対象に移動させて或いは行と列とを置換させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9又は13に記載の電子ゲーム方法。
  15. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域の桝目の行列の大きさや数が所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段が、前記領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒或いは各多機能駒の各要素を指定された方向に指定された桝目分循環移動させて、一括して配置転換させるステップを備えている請求項9に記載の電子ゲーム方法。
  16. 前記領域指定許可手段が、前記遊戯者により指定された領域が2つであると共に該領域のいずれか一方の領域が桝目に多機能駒のない空き領域であって該各領域の桝目の行列の大きさが所定値である場合に前記領域の指定を許可し、前記要素配置転換手段は、他方の領域内に含まれ、前記配置転換方法指定許可手段によって許可された各多機能駒を、所定の移動方法によって前記空き領域に一括移動させるステップを備えている請求項9に記載の電子ゲーム方法。
  17. 請求項9〜16のいずれか1の請求項に記載の各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラム。
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