JP2008141223A - エレクトロルミネセント材料 - Google Patents

エレクトロルミネセント材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2008141223A
JP2008141223A JP2008042246A JP2008042246A JP2008141223A JP 2008141223 A JP2008141223 A JP 2008141223A JP 2008042246 A JP2008042246 A JP 2008042246A JP 2008042246 A JP2008042246 A JP 2008042246A JP 2008141223 A JP2008141223 A JP 2008141223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iii
electroluminescent
electroluminescent device
layer
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008042246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4405561B2 (ja
Inventor
Poopathy Kathirgamanathan
カシルガマナサン プーパシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
South Bank University Enterprises Ltd
Original Assignee
South Bank University Enterprises Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by South Bank University Enterprises Ltd filed Critical South Bank University Enterprises Ltd
Publication of JP2008141223A publication Critical patent/JP2008141223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4405561B2 publication Critical patent/JP4405561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/14Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the electroluminescent material, or by the simultaneous addition of the electroluminescent material in or onto the light source
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/06Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing organic luminescent materials
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】高い光ルミネセント収率を有するエレクトロルミネセントデバイスを提供すること。
【解決手段】高い光ルミネセント収率を有するエレクトロルミネセントデバイスは、1層のエレクトロルミネセント材料が形成される透明導電性基板を包含し、エレクトロルミネセント材料は希土類金属、アクチニド、または25%より大きい光ルミネセント収率(PL)を有する遷移金属有機錯体である。Sm(III)、Eu(III)、Tb(III)、Dy(III)、Yb(III)、Lu(III)、およびGd(III)から選択される金属を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、エレクトロルミネセンス材料およびそれらを組み込んだデバイスに関する。
電流が通過するとき光を発する材料は周知であり、広範囲のディスプレイの適用に使用される。液晶デバイスおよび無機半導体システムに基づくデバイスが広く使用されるが、これらは、高エネルギー消費、製造の高コスト、低量子収率およびフラットパネルディスプレイを作製できないことの不利益を欠点として有する。
有機ポリマーは、エレクトロルミネセントデバイスにおいて有用であると提唱されているが、純粋な色を得ることは不可能であり、これらを生成することは高価であり、相対的に低い収率を有する。
提唱されている別の化合物は、アルミニウムキノレートであるが、これはある範囲の色を得るために使用されるべきドーパントを必要とし、相対的に低い収率を有する。
非特許文献1の論文において、Kidoらは、テルビウムIIIアセチルアセトネート錯体が緑色エレクトロルミネセントであることを開示し、非特許文献2の論文において、Kidoらは、ユーロピウムIIIトリフェニレンジアミン錯体が赤色エレクトロルミネセントであることを開示するが、これらは大気条件下で不安定であり、フィルムとして生成するのは困難であった。
これらの論文中に開示された錯体は低い光ルミネセント収率を有し、緑色光または赤色光を生成し得るにすぎず、他の色は生成され得なかった。
Kidoら、Chemistry letters 1990年、657−660頁 Kidoら、Applied Physics letters (1994年10月24日)65(17)
本発明者は、高い光ルミネセント収率を有し、従来生成するのが困難であったある範囲の色を生成し得る、エレクトロルミネセント材料を開示する。
これらの化合物の高い光ルミネセント収率によって、広範囲の適用が可能になる。
本願発明は、さらに以下を提供する。
(項目1) エレクトロルミネセントデバイスであって:1層の光ルミネセント材料が形成される透明基板を包含し、該ルミネセント材料が希土類金属、アクチニド、または25%より大きい光ルミネセント収率(PL)を有する遷移金属有機錯体である、デバイス。
(項目2) エレクトロルミネセントデバイスであって:1層の光ルミネセント材料が形成される透明基板を包含し、該ルミネセント材料が希土類金属、アクチニド、または40%より大きい光ルミネセント収率(PL)を有する遷移金属有機錯体である、デバイス。
(項目3) 前記エレクトロルミネセント材料が式X(Y)(Y)(Y)の金属錯体であり、Xが希土類、遷移金属、状態IIIのランタニドまたはアクチニドであり、そしてY、Y、Yが同じかまたは異なる有機リガンドである、項目1または2に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目4) 前記エレクトロルミネセント材料が式X(Y)(Y)の金属錯体であり、Xが希土類、遷移金属、状態IIのランタニドまたはアクチニドであり、そしてY、Y、Yが同じかまたは異なる有機リガンドである、項目3に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目5) 前記エレクトロルミネセント材料が式X(Y)(Y)(Y)(Y)の金属錯体であり、Xが希土類、遷移金属、状態IIIのランタニドまたはアクチニドであり、そしてY、Y、Y、Yが同じかまたは異なる有機リガンドである、項目3に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目6) 前記金属がSm(III)、Eu(III)、Tb(III)、Dy(III)、Yb(III)、Lu(III)、Gd(III)、Eu(II)、Gd(III)、U(III)、UO(VI)およびTh(III)から選択される、項目1〜5のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目7) 前記リガンドの三重項状態が前記金属イオンの共鳴振動数より0.6 eVを越えない、項目1〜6のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目8) 前記リガンドの三重項状態が前記金属イオンの共鳴振動数より0.4 eVを越えない、項目1〜6のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目9) 前記リガンドが以下の式を有し、
Figure 2008141223
ここで
R’が分子の異なる部分において同じであるかまたは異なっており、かつ各々のR”およびR’が置換もしくは未置換の芳香族複素環構造またはヒドロカルビルまたはフルオロカーボンであるか、あるいはR”がフッ素もしくは水素であるか、あるいはR”がモノマー(monomer e.g.)と共重合されるか、あるいはR’がt−ブチルであり、かつR”が水素である、項目1〜8のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目10) 前記エレクトロルミネセント材料が(a)テルビウム(III)(ジピバトイルメチド)、(b)ジ−およびトリ−ピラゾリルボレートならびに(a)のジ−およびトリ−ピラゾリル−N−オキシドボレート付加体、(C)ユーロピウム(III)(2−ナフチルトリフルオロアセチルアセトネート)、または(d)ウラニル(2−ナフチルトリフルオロアセチルアセトネートもしくは(C)および(d)のジピリジルおよびジピリジルN−オキシド付加体である、項目1〜9のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目11) 前記透明基板上に堆積された正孔伝達層が存在し、前記エレクトロルミネセント材料が該正孔伝達層上に堆積される、項目1〜10のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目12) 前記エレクトロルミネセント材料と混合された正孔伝達材料が存在し95〜5%の該正孔伝達化合物に対して該エレクトロルミネセント材料の比率が5〜95%である、項目1〜11のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目13) 前記正孔伝達層が芳香族アミン錯体である、項目11または12に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目14) 前記正孔伝達層がポリ(ビニルカルバゾール)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(TPD)またはポリアニリンである、項目13に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目15) 前記エレクトロルミネセント材料と接触する金属アノードが存在する、項目1〜14のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目16) カソードと前記エレクトロルミネセント材料層との間に1層の電子注入材料が存在する、項目1〜15のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目17) 前記電子注入材料が前記エレクトロルミネセント材料と混合され、そして該エレクトロルミネセント材料と共堆積(co−deposit)される、項目1〜16のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目18) 前記電子注入材料が金属錯体またはオキサジアゾールまたはオキサジアゾール誘導体である、項目16または17に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目19) 前記電子注入材料がアルミニウムキノレートまたは2−(4−ビフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4オキサジアゾールである、項目18に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目20) 前記透明基板が前記カソードとして作用する導電性ガラスまたはプラスティック材料である、前述の項目のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目21) 前記基板がインジウムスズ酸化物被覆ガラスである、項目20に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目22) 前記アノードが金属である、前述の項目のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目23) 前記アノードがアルミニウム、マグネシウム、リチウム、カルシウムまたはマグネシウム銀合金である、項目22に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目24) 複数の層のエレクトロルミネセント材料が存在する、前述の項目のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目25) エレクトロルミネセントの前記層が2つ以上の異なるエレクトロルミネセント化合物から形成される、前述の項目のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
(項目26) Xが希土類、遷移金属、状態IIIのランタニドまたはアクチニドであり、そしてY、Y、Yが同じかまたは異なる有機リガンドであり、その少なくとも1つが
Figure 2008141223
であり、ここで、
R’が分子の異なる部分において同一であるかまたは異なっており、かつ各々のR”およびR’が置換もしくは未置換の芳香族複素環構造またはヒドロカルビルまたはフルオロカーボンであるか、あるいはR”がフッ素もしくは水素であるか、あるいはR”がモノマー(monomer e.g.)と共重合されるか、あるいはR’がt−ブチルであり、かつR”が水素であり、そしてここでXが希土類、遷移金属、ランタニドまたはアクチニドである、式X(Y)(Y)(Y)のエレクトロルミネセント金属錯体。
(項目27) Xが希土類、遷移金属、状態IIのランタニドまたはアクチニドである、式X(Y)(Y)の項目26に記載のエレクトロルミネセント金属錯体。
(項目28) Xが希土類、遷移金属、状態IIIのランタニドまたはアクチニドである、式X(Y)(Y)(Y)(Y)の項目26に記載のエレクトロルミネセント金属錯体。
(項目29) 前記金属がSm(III)、Eu(III)、Tb(III)、Dy(III)、Yb(III)、Lu(III)、Gd(III)、Eu(II)、Gd(III)、U(III)、UO(VI)およびTh(III)から選択される、項目26〜28のいずれか1項に記載の錯体。
本発明に従い、透明な基板を包含する光ルミネセントデバイスが提供され、この基板上に1層のエレクトロルミネセント材料が形成され、このエレクトロルミネセント材料は、25%より高い光ルミネセント収率(PL)を有する希土類金属、アクチニドまたは遷移金属の有機錯体である。
光ルミネセント収率は吸収光から発光への転換の収率の程度であり、N.C.GreenhamらによるChemical Physics Letters 241(1995) 89−96中の論文に記載されるように測定され得る。
収率を測定するために使用される別の測定は、材料による電気の消費(エレクトロルミネセント収率)に基づく。
本発明の金属錯体は、式X(Y)(Y)(Y)を有し、Xは希土類、遷移金属、状態IIIのランタニドまたはアクチニドであり、そしてY,Y,Yは同一かまたは異なる有機錯体である。金属が例えばEu IIのような状態IIにある場合、2つのY基が存在し、金属が状態IVにある場合、4つのY基が存在する。
希土類キレートは紫外線照射において蛍光を発することで既知であり、A.P.Sinha(Spectroscopy of Inorganic Chemistry Vol. 2 Academic Press 1971)は、種々の単座配位リガンドおよび二座配位リガンドを有する幾つかのクラスの希土類キレートについて記載する。
芳香族複合試剤を有する群III A 金属およびランタニドおよびアクタノイドはG.Kallistratos(Chimica Chronika,New Series, 11, 249−266(1982)によって記載されている。この引用文献は、特に、ジフェニル−ホスホンアミドトリフェニル−ホスホランのEu(III)、Tb(III)およびU(III)錯体について開示する。
EP 0744451A1はまた、遷移金属、ランタニド金属またはアクタノイド金属の蛍光キレートについて開示する。
使用される既知のキレートは、ジケトンおよびトリケトン部位に基づくものを含む上記の引用文献に開示される。
高PLを有し、所望の色で電気蛍光発光する材料を生成するために、リガンドおよび金属の性質が特に選択される。
好ましくは、発光振動数および共鳴性の振動数を有し、これらの振動数の間の遷移の収率が良い金属イオンが選択され、リガンドは金属イオンの共鳴レベルより僅かに上の三重項エネルギーレベルを有する。
好ましくは、リガンドまたはキレートの三重項状態は金属イオンの共鳴振動数0.7 eVを越えず、そしてさらに好ましくは金属イオンの共鳴振動数より上の0.4 eVを越えない。適切な範囲は、0.1〜0.7 eVである。
これは、添付した図面の図1に概略的に例示される。
非占内殻を有するいかなる金属イオンも金属として使用され得、好ましい金属はSm(III)、Eu(III)、Tb(III)、Dy(III)、Yb(III)、Lu(III)、Gd(III)、Eu(II)、Gd(III)、U(III)、UO(III)、Th(III)である。
好ましいキレート基は以下の式を有し;
Figure 2008141223
ここで、R’は分子の異なる部分において同じであり得るかまたは異なり得、各々のR”およびR’は置換され得る芳香族環式構造または複素環式構造またはヒドロカルビルまたはフルオロカーボンであり、あるいはR”はフッ素のようなハロゲンまたは水素である。R”はまた、例えばスチレンのようなモノマーと共重合可能であり、R’はt−ブチルであり得、R”は水素であり得る。
金属キレートの実施例は、テルビウムトリス(2,2,6,6−テトラメチル3,5ヘプタンジオナト)キレートとして知られる(a)テルビウム(III)(ジピパトイルメチド)、(b)ジ−およびトリ−ピラゾリルボレートならびに(a)のジ−およびトリ−ピラゾリル−N−オキシドボレート付加体、(c)ユーロピウム(III)(2−ナフチルトリフルオロアセチルアセトネート)、または(d)ウラニル(2−ナフチルトリフルオロアセチルアセトネートまたは(c)および(d)のジピリジルおよびジピリジルN−オキシド付加体である。
EP0744451A1は、遷移金属、ランタニドおよびアクチニドキレートの錯体である蛍光化合物およびこれらの製造法について開示し、これらの錯体がエレクトロルミネセントであり、上で引用された金属イオンおよび錯体の選択によって特定の色の高収率エレクトロルミネセント材料が調製され得ることが見出された。
本発明のデバイスは、カソードとして作用する導電性ガラスまたはプラスティック材料である透明な基板を含み、好ましい基板はインジウムスズ酸化物被覆ガラスのような導電性ガラスであるが、導電性であるかまたは導電性層を有する任意のガラスが使用され得る。導電性ポリマーおよび導電性ポリマーで被覆したガラスまたはプラスティック材料はまた、基板として使用され得る。エレクトロルミネセント材料は、有機溶媒中の材料の溶液からエバポレーションすることによって直接基板上に堆積され得る。使用される溶媒は材料に依存するが、ジクロロメタンのような塩素化炭化水素は多くの場合において適している。
あるいは、材料は、固体状態からのスピンコーティング、または例えばスパッタリングのような真空蒸着によって堆積され得、または他の任意の従来の方法が使用され得る。
本発明の1実施態様において、透明の基板上に堆積した正孔伝達層が存在し、エレクトロルミネセント材料が正孔伝達層上に堆積される。正孔伝達層は正孔の伝達および電子の妨害に役立ち、従って、電子が正孔と再結合することなく電極に移動するのを防ぐ。従って、キャリアの再結合は主に発光層中で起こる。
正孔伝達層はポリマーエレクトロルミネセントデバイス中で使用され、フィルム形態の任意の既知の正孔伝達材料が使用され得る。
正孔伝達層はポリ(ビニルカルバゾール)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(TPD)、ポリアニリンなどのような芳香族アミン錯体のフィルムから形成され得る。
正孔伝達材料は、必要に応じて、正孔伝達化合物95−5%に対して、エレクトロルミネセント材料5−95%の比率でエレクトロルミネセント材料と混合され得る。
本発明の別の実施態様において、カソードとエレクトロルミネセント材料層との間に1層の電子注入材料が存在し、この電子注入材料は好ましくは、例えば、電流が通過する場合電子を伝達するアルミニウムキノレートのような金属キノレートのような金属錯体である。あるいは、電子注入材料はエレクトロルミネセント材料と混合され得、そしてそれと共堆積(co−deposit)され得る。
好ましい構造において、アノードである透明導電性材料から形成される基板が存在し、このアノード上に正孔伝達層が連続的に堆積され、エレクトロルミネセント層および電子注入層がアノードに接続される。アノードは、例えばアルミニウム、カルシウム、リチウム、銀/マグネシウム合金などのような任意の低仕事関数金属であり得、アルミニウムが好ましい金属である。
本発明の別の特徴は、異なる色の光を発するエレクトロルミネセント材料の混合物である基板上に層を形成することによって、発光された光が個々の色の中間色を有することである。
本発明の特徴は、基板上に連続的に堆積された、異なる色の光を発光する複数の層を有することにより、個々の色の付加的組み合わせである色が発光し、従って、緑色、赤色、および青色の光を発光する層を有することにより、白色光を発光することである。
この構造において、エレクトロルミネセント層中で、電流の経路上における電子と正孔の再結合が起こるような層の厚さが選択される。
一般に、層の厚さは、20nm〜200nmである。
発光された光の色が改変され得るように溶液からエレクトロルミネセント金属錯体の混合物を共堆積することは可能であり、この方法において、所望の色が選択され得る。
本発明のエレクトロルミネセントデバイスは非常に明るい発光を有する狭い波長バンドの光を与え、ある範囲の色で光を発光することは可能である。
本発明に従ったデバイスの概略図は、図13a、13b、13cおよび13d中に例示される。これらの図面において、(1)は発光層であり、(2)はITOであり、(3)は電子伝達層であり、(4)は正孔伝達層である。
本発明は、以下の実施例に記載される。
1.デバイスの製造
ITO被覆ガラス片(Balzers,Switzerlandから購入した大きなシートからカットした1×1cm)は、ITOを除去するために濃塩酸で腐食した部分を有し、洗浄し、スピンコータ(CPS 10 BM, Semitec,Germany)上に配置し、そして30秒間、すなわちエレクトロルミネセント化合物の溶液をピペットでその上に滴下する時間の間、2000 rpmで回転させた。
あるいは、基板を真空コータ中に配置しそして10−5〜10−6 torrにおいて基板上にエレクトロルミネセント化合物を蒸着することによって、ITO被覆ガラス片上にエレクトロルミネセント化合物を真空蒸着した。
濃塩酸で腐食した部分上の有機コーティングを綿棒で拭いた。
被覆電極を真空コータ中にロードし(Edwards,10−6 torr)、アルミニウムトップコンタクトが形成されるまで、被覆電極を硫酸カルシウム上の真空デシケーター中に保存した。LED の活性領域は0.08cm〜0.1cmであり、次いで、エレクトロルミネセント研究を行うまでデバイスを真空デシケーター中に保存した。
ITO 電極は常に正電極に接続されていた。
コンピューター制御 Keithly 2400ソースメーター上で、電流 対 電圧の研究を行った。
Insta Spec フォトダイオードアレイシステムモデル77112(Oriel Co., Surrey, England)上のコンピューター制御電荷カップリングデバイスを用いて、エレクトロルミネセントスペクトルを記録した。
2.光ルミネセンス測定
Liconix 4207 NB,He/Cd レーザーの325nm線を使用して、光ルミネセントを励起した。サンプル(0.3mWcm−2)に入射するレーザーのパワーを、Liconix 55PMレーザーパワーメーターによって測定した。Bentham 放射輝度基準(National Physical laboratories,Englandによって較正されたBentham SPS8,ランプ電流 4,000A)を使用して、放射輝度の較正を行った。サンプルまたはフィルムについてPL 研究を行った。
実施例2〜12は、本発明のエレクトロルミネセント化合物の合成の実施例であり、実施例1は公知の錯体の実施例である。
実施例1
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)[Tb(TMHD)]ジフェニルホスホンイミドトリス−フェニルホスホラン−(I)においてRはHである。
Figure 2008141223
[Tb(TMHD)](1mM)を5mlトリメチルペンタン中の1mM のジフェニルホスフィン酸−アジドと混合し、透明な溶液が得られるまで(約1時間)、混合物を加熱還流した。トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリス−フェニルホスホランがほとんど定量的な収率で融点246−248 ℃の結晶固体として得られるよう、この溶液を清浄にした。
実施例2
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ホスホンイミドトリス−(トリルフェニル)ホスホラン−(I)においてRはCHである。
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)(0.2 g、0.28 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリス−(トリルフェニル)ホスホラン(0.145 g、0.28 mmol)を2.2.4−トリメチルペンタン中で加熱還流し、全ての固体が溶液中に溶解する(went into)まで(約3時間)行った。次いで、溶液を室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過し、50 ℃において真空中で乾燥させ、融点94−98℃のトリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ホスホンイミドトリス−(トリルフェニル)ホスホランの白色固体(0.221g)を得た。
実施例3
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリス−(メトキシフェニル)ホスホラン−(I)においてRはOCHである。
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)(0.2 g、0.28 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリス−(メトキシフェニル)ホスホラン(0.159 g、0.28 mmol)とを2.2.4−トリメチルペンタン中で加熱還流し、全ての固体が溶液中に溶解するまで(約3時間)行った。次いで、溶液を室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過し、50℃において真空中で乾燥させ、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリス−(メトキシフェニル)ホスホランの白色固体(0.211g)を得た。
実施例4
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリス−(フルオロフェニル)ホスホラン−(I)においてRはFである。
トリス−(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)(0.2 g、0.28 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリス−(フルオロフェニル)ホスホラン(0.157 g、0.28 mmol)を2.2.4−トリメチルペンタン中で加熱還流し、全ての固体が溶液中に溶解するまで(約3時間)行った。次いで、溶液を室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過し、50℃において真空中で乾燥させ、融点104−108℃のトリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリス−(フルオロフェニル)ホスホランの白色固体(0.226 g)を得た。
実施例5
トリス(2,2,6,6’−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)モノ−ジ−(2−ピリジル)ケトン。
トリス(2,2,6,6’−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)(0.71 g、1 mmol)を撹拌しながら40℃のエタノール(100 ml)中に溶解した。ジ−(2−ピリジル)ケトン(0.18 g、1 mmol)を添加した。この混合物を1時間撹拌し、透明な黄色の溶液を真空中で乾燥させ、トリス(2,2,6,6’−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)テルビウム(III)モノ−ジ−(2−ピリジル)ケトン(収率84%)である淡い黄色の生成物(0.84 g)を得た。
実施例6
ユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)ジフェニルホスホンイミドトリフェニルホスホラン
ユーロピウム(III)(DBM)(0.5 g, 60.2 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリフェニルホスホラン(OPNP)(0.574 g, 1.294 mmol)をオーブン中で200℃において一緒に融解し1時間その温度で維持した。得られた混合物を熱トルエン(10 ml)中に溶解し、冷(氷/水)トリメチルペンタン(150 ml)に滴下し錯体を沈殿させた。沈殿物を濾過し、50℃において真空中で乾燥させ、融点272−276℃のユーロピウム(III)ジベンゾイルメタンジフェニルホスホンイミドトリフェニルホスホランの黄色固体(0.72 g)を得た。
実施例7
ユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)ジフェニルホスホンイミドトリス(メトキシフェニル)ホスホラン−(II)においてRはOCHである。
Figure 2008141223
ユーロピウム(III)(DBM)(0.5 g, 0.602 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリスメトキシホスホラン(OPNPCH)(0.683 g, 1.20 mmol)をオーブン中で200℃において一緒に融解し1時間その温度を維持した。得られた混合物を熱トルエン(10 ml)中に溶解し、冷(氷/水)トリメチルペンタン(150 ml)に滴下し、錯体を沈殿させた。沈殿物を濾過し、空気乾燥させ、融点150−154℃のユーロピウム(III)ジベンゾイルメタンジフェニルホスホンイミドトリメトキシホスホランの黄色固体(0.503 g)を得た。
実施例8
ユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)ジフェニルホスホンイミドトリス(フルオロフェニル)ホスホラン−(II)においてRはFである。
Figure 2008141223
ユーロピウム(III)(DBM)(0.285 g, 0.343 mmol)とジフェニルジフェニルホスホンイミドトリスフルオロホスホラン(OPNPF)(0.385 g, 0.686 mmol)をオーブン中で200℃において一緒に融解し1時間その温度を維持した。得られた混合物を熱トルエン(10 ml)中に溶解し、冷(氷/水)トリメチルペンタン(150 ml)に滴下し、錯体を沈殿させた。沈殿物を濾過し、空気乾燥させ、融点218−222℃のユーロピウム(III)ジベンゾイルメタンジフェニルホスホンイミドトリスフルオロホスホランの黄色固体(0.562 g)を得た。
実施例9
ユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン
Figure 2008141223
ユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)(0.5 g, 0.6 mmol)をクロロホルム(5 ml)中で4,7−ジ[フェニル−1,10−フェナントロリン(0.2 g, 0.6 mmol)と一晩加熱還流した。溶媒を真空中で除去し融点が250℃より高いユーロピウム(III)ジベンゾイルメタン(DBM)4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリンのオレンジ色固体(0.66 g)を得た。
実施例10
ユーロピウム(FOD)OPNP
Figure 2008141223
ユーロピウム FOD(0.5 g, 0.482 mmol)とOPNP(0.230 g、0.484 mmol)をクロロホルム(15 ml)中に溶解し、得られた溶液を一晩加熱還流した。溶媒を真空中で除去し融点212−214℃のユーロピウム (FOD)OPNPの黄色固体を得た。
実施例11
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)ジスプロシウム(III)ジフェニルホスホンイミド(phosponimido)トリフェニルホスホラン。
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)ジスプロシウム(III)(6.1 g、19.5 mmol)とジフェニルホスホンイミドトリフェニルホスホラン(4.6 g、9.5mmol)をトリメチルペンタン(60 ml)中で30分間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した。放置すると白色の結晶物質を形成した。これをジエチルエーテルから再結晶し、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナト)ジスプロシウム(III)ジフェニルホスホンイミドトリフェニルホスホランを得た。収量:8gm., pt.154℃。
実施例12
ビス(イミドテトラフェニルジホスフィン酸)ウラニウムジオキシド。
イミドテトラフェニルジホスフィン酸(4.3 g, 10.3 mmole)と水酸化ナトリウム(0.412 g,10.3 mmol)を90%水性エタノール(100 ml)中で60℃に加熱した。次いで、ウラニルアセテートを速やかに加え、反応混合物を20分間加熱還流した。反応混合物を室温で冷却し、濾過し、エタノール(300 ml)で洗浄し真空下で乾燥させ、ビス(イミドテトラフェニルジホスフィン酸)ウラニウムジオキシド(収量4.4 g)の黄色固体を得た。
実施例1〜11の生成物はデバイス中で形成し、N.C,GreenhamらによるChemical Physics Letters 241 (1995)89−96中の論文に記載される方法に従って、それらの光ルミネセント収率を測定し、その結果を表1に示す。
表1
実施例 光ルミネセント収率
1 85 %
2 90 %
3 90 %
4 95 %
5 40 %
6 90 %
7 30 %
8 55 %
9 64 %
10 43 %
11 77 %
12 87 %

Tb(TTMHD)は、25%の光ルミネセント収率を有し、テルビウム(III)アセチルアセトネート錯体は、20%の光ルミネセント収率を有し、そしてユーロピウム(III)フェナントラネン錯体は19%の光ルミネセント収率を有する。
スペクトルは、化合物の色と狭い振動数バンドを示す図1〜11に示される。
Tb(HTMHD)、テルビウム(III)アセチルアセトネート錯体およびユーロピウム(III)フェナントラネン錯体において、リガンドの三重項状態と金属イオンの励起状態との差異は本発明の化合物において0.6 eVより大きいオーダーにあり、テルビウム錯体の場合はその差異は0.4 eV未満またはそれに等しいオーダーであり、そしてユーロピウム錯体の場合は0.3 eV未満またはそれに等しいオーダーであった。
明らかなように、高い光ルミネセント収率を有する光ルミネセント材料が作製され得る。
実施例13
複合材料デバイスを図13に従って作製し、それらの特性を測定した。この結果を表2に与える。
Figure 2008141223
表2中
系は以下の層を包含する:
1.ITO|Tb(TMHD)OPNP|Al
2.ITO|TPD|Tb(TMHD)OPNP|Al
3.ITO|TPD|Tb(TMHD)OPNP|AlQ|Al
4.ITO|PANI|Tb(TMHD)OPNP|Al
5.ITO|TPD|Eu(DBM)OPNP|Al
6.ITO|TPD|Eu(DBM)OPNP|AlQ|Al
7.ITO|PANI|Eu(DBM)OPNP|Al
8.ITO|PANI|Dy(DBM)OPNP|Al

ここで、ITOはインジウムスズ被覆ガラスであり、PANIはポリアニリンであり、ALQはアルミニウムトリスキノレートであり、そしてTPD、(TMHD)、DPNP、(DBM)は実施例中に示される通りである。
図1は、図を表す。 図2は、図を表す。 図3は、図を表す。 図4は、図を表す。 図5は、図を表す。 図6は、図を表す。 図7は、図を表す。 図8は、図を表す。 図9は、図を表す。 図10は、図を表す。 図11は、図を表す。 図12は、図を表す。 図13は、図を表す。

Claims (6)

  1. エレクトロルミネセントデバイスであって、1層の光ルミネセント材料が形成される透明基板を含み、該ルミネセント材料が25%より大きい光ルミネセント収率(PL)を有し、該エレクトロルミネセント材料が、式X(Y)(Y)(Y)(Y)であり、ここで:
    Xが、Sm(III)、Eu(III)、Tb(III)、Dy(III)、Yb(III)、Lu(III)、およびGd(III)から選択され;
    、Y、およびYが、以下の式
    Figure 2008141223
    の有機リガンドであり、
    ここで、R’が、ヒドロカルビル、フルオロカルビル、あるいは置換または非置換のアリールまたはヘテロアリールであり;そしてR”が、水素であり;そして
    が、
    Figure 2008141223
    であり、
    ここで、置換基Rが分子の異なる部分において同一であるかまたは異なっており、水素、アルキル、アルコキシまたはハロを含む、
    エレクトロルミネセントデバイス。
  2. 請求項1に記載のデバイスであって、前記リガンドの三重項状態が前記金属イオンの共鳴振動数より0.4 eVを越えない、請求項1に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
  3. 前記透明基板上に堆積された正孔伝達層が存在し、前記エレクトロルミネセント材料が該正孔伝達層上に堆積される、請求項1または2に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
  4. 前記正孔伝達層がポリ(ビニルカルバゾール)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(TPD)またはポリアニリンである、請求項3に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
  5. カソードと前記エレクトロルミネセント材料層との間に1層の電子注入材料が存在する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
  6. 前記電子注入材料がアルミニウムキノレートまたは2−(4−ビフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4オキサジアゾールである、請求項5に記載のエレクトロルミネセントデバイス。
JP2008042246A 1997-06-17 2008-02-22 エレクトロルミネセント材料 Expired - Fee Related JP4405561B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9712483.8A GB9712483D0 (en) 1997-06-17 1997-06-17 Fabrication of light emitting devices from chelates of transition metals, lanthanides and actinides

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50397999A Division JP4317926B2 (ja) 1997-06-17 1998-06-17 エレクトロルミネセント材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008141223A true JP2008141223A (ja) 2008-06-19
JP4405561B2 JP4405561B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=10814220

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50397999A Expired - Fee Related JP4317926B2 (ja) 1997-06-17 1998-06-17 エレクトロルミネセント材料
JP2008042246A Expired - Fee Related JP4405561B2 (ja) 1997-06-17 2008-02-22 エレクトロルミネセント材料

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50397999A Expired - Fee Related JP4317926B2 (ja) 1997-06-17 1998-06-17 エレクトロルミネセント材料

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6524727B1 (ja)
EP (1) EP0990016B1 (ja)
JP (2) JP4317926B2 (ja)
KR (1) KR20010013809A (ja)
CN (1) CN1260821A (ja)
AT (1) ATE302250T1 (ja)
AU (1) AU741025B2 (ja)
CA (1) CA2293532A1 (ja)
DE (1) DE69831234T2 (ja)
GB (1) GB9712483D0 (ja)
ID (1) ID24085A (ja)
WO (1) WO1998058037A1 (ja)

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6303238B1 (en) 1997-12-01 2001-10-16 The Trustees Of Princeton University OLEDs doped with phosphorescent compounds
GB0503393D0 (en) 2005-02-18 2005-03-23 Elam T Ltd Electroluminescent materials and devices
GB0128074D0 (en) * 2001-11-23 2002-01-16 Elam T Ltd Doped lithium quinolate
US6830828B2 (en) 1998-09-14 2004-12-14 The Trustees Of Princeton University Organometallic complexes as phosphorescent emitters in organic LEDs
GB9820805D0 (en) 1998-09-25 1998-11-18 Isis Innovation Divalent lanthanide metal complexes
GB9823761D0 (en) 1998-11-02 1998-12-23 South Bank Univ Entpr Ltd Novel electroluminescent materials
GB9826405D0 (en) 1998-12-02 1999-01-27 South Bank Univ Entpr Ltd Method for forming films or layers
GB9826407D0 (en) * 1998-12-02 1999-01-27 South Bank Univ Entpr Ltd Novel electroluminescent materials
GB9901971D0 (en) * 1999-02-01 1999-03-17 South Bank Univ Entpr Ltd Electroluminescent material
US7001536B2 (en) 1999-03-23 2006-02-21 The Trustees Of Princeton University Organometallic complexes as phosphorescent emitters in organic LEDs
WO2000064996A1 (en) * 1999-04-23 2000-11-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Luminescent device
DE60031729T2 (de) * 1999-05-13 2007-09-06 The Trustees Of Princeton University Lichtemittierende, organische, auf elektrophosphoreszenz basierende anordnung mit sehr hoher quantenausbeute
EP1252803B2 (en) * 1999-12-01 2015-09-02 The Trustees Of Princeton University Complexes of form l2mx as phosphorescent dopants for organic leds
US6580213B2 (en) * 2000-01-31 2003-06-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device and method of manufacturing the same
GB0022081D0 (en) * 2000-09-08 2000-10-25 Isis Innovation Pyrazolone lanthanide complexes
GB0028439D0 (en) * 2000-11-21 2001-01-10 South Bank Univ Entpr Ltd Elecroluminescent device
GB0109759D0 (en) * 2001-04-20 2001-06-13 Elam T Ltd Green light emitting electroluminescent material
GB0109757D0 (en) * 2001-04-20 2001-06-13 Elam T Ltd White light emitting electroluminescent material
GB0109755D0 (en) 2001-04-20 2001-06-13 Elam T Ltd Devices incorporating mixed metal organic complexes
GB0109758D0 (en) * 2001-04-20 2001-06-13 Elam T Ltd Mixed metal organic complexes
WO2002090466A1 (en) * 2001-05-04 2002-11-14 Elam-T Limited Electroluminescent devices
TWI303533B (en) * 2001-06-15 2008-11-21 Oled T Ltd Electroluminescent devices
JP4036018B2 (ja) * 2001-06-20 2008-01-23 昭和電工株式会社 有機発光素子および発光材料
US6875523B2 (en) 2001-07-05 2005-04-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photoactive lanthanide complexes with phosphine oxides, phosphine oxide-sulfides, pyridine N-oxides, and phosphine oxide-pyridine N-oxides, and devices made with such complexes
GB0116644D0 (en) 2001-07-09 2001-08-29 Elam T Ltd Electroluminescent materials and devices
WO2003008424A1 (en) * 2001-07-18 2003-01-30 E.I. Du Pont De Nemours And Company Luminescent lanthanide complexes with imine ligands and devices made with such complexes
US7303824B2 (en) 2001-08-04 2007-12-04 Oled-T Limited Electroluminescent device
GB0119729D0 (en) * 2001-08-14 2001-10-03 Qinetiq Ltd Triboluminescent materials and devices
GB0119727D0 (en) * 2001-08-14 2001-10-03 Qinetiq Ltd Photoluminescent compounds
GB0119726D0 (en) 2001-08-14 2001-10-03 Qinetiq Ltd Triboluminescent materials and devices
GB0217918D0 (en) * 2002-08-02 2002-09-11 Elam T Ltd Electroluminescent materials and devices
GB0219253D0 (en) * 2002-08-19 2002-09-25 Elam T Ltd Electroluminescent materials and device
GB0228335D0 (en) * 2002-12-05 2003-01-08 Elam T Ltd Electroluminescent materials and devices
AU2003290341A1 (en) 2002-12-24 2004-07-22 Elam-T Limited Electroluminescent materials and devices
US20040246700A1 (en) * 2003-06-06 2004-12-09 Palmer Stephen L. Fluid light apparatus and method
JP2005043303A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Toyota Industries Corp 水分・ガス検出方法、水分・ガスセンサ、当該センサを用いた水分・ガス検出装置、当該水分・ガスセンサ及び前記水分・ガス検出装置の保管方法並びに保管器
JP3912393B2 (ja) * 2003-08-08 2007-05-09 セイコーエプソン株式会社 有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法
US7279232B2 (en) * 2004-01-26 2007-10-09 Universal Display Corporation Electroluminescent stability
EP1781755B1 (en) 2004-05-04 2008-03-12 Philips Intellectual Property & Standards GmbH Electroluminescent compounds containing exciton conducting compound
JP2008509238A (ja) 2004-08-07 2008-03-27 オーエルイーディー−ティー リミテッド エレクトロルミネセンス物質およびデバイス
GB0424294D0 (en) * 2004-11-03 2004-12-01 Elam T Ltd Buffer layer
EP1994118B1 (en) * 2006-03-14 2018-10-17 LG Chem, Ltd. Organic light emitting diode having high efficiency and process for fabricating the same
JP4864546B2 (ja) * 2006-05-29 2012-02-01 三菱電機株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
US7846639B2 (en) 2006-06-30 2010-12-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Imaging element having a photoluminescent tag and process of using the imaging element to form a recording element
GB2440368A (en) 2006-07-26 2008-01-30 Oled T Ltd Cathode coating for an electroluminescent device
DE102006047852A1 (de) * 2006-10-10 2008-04-17 Giesecke & Devrient Gmbh Echtheitsmerkmal in Form einer lumineszierenden Substanz
CN103833506A (zh) * 2012-11-26 2014-06-04 喜星素材株式会社 多环芳香族化合物和使用该化合物的有机发光器件
GB201306365D0 (en) 2013-04-09 2013-05-22 Kathirgamanathan Poopathy Heterocyclic compounds and their use in electro-optical or opto-electronic devices
MX2018008906A (es) 2016-01-21 2019-01-10 Selux Diagnostics Inc Metodos para pruebas rapidas de susceptibilidad antimicrobiana.
US9834808B2 (en) 2016-01-21 2017-12-05 SeLux Diagnostics, Inc. Methods for rapid antibiotic susceptibility testing
AU2017382404A1 (en) 2016-12-23 2019-07-11 SeLux Diagnostics, Inc. Methods for improved rapid antimicrobial susceptibility testing
EP3587429A4 (en) * 2017-02-27 2020-11-25 National University Corporation Hokkaido University RARE EARTH COMPLEX AND LIGHT EMITTING ELEMENT
CN107365496A (zh) * 2017-04-03 2017-11-21 新沂市中诺新材料科技有限公司 一种新型纳米级La‑SnO2/PANI复合导电材料合成方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4356429A (en) 1980-07-17 1982-10-26 Eastman Kodak Company Organic electroluminescent cell
US4455364A (en) 1981-11-14 1984-06-19 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Process for forming metallic image, composite material for the same
DE3375029D1 (en) 1982-02-22 1988-02-04 Minnesota Mining & Mfg Protected vapor-deposited metal layers
JPS6137887A (ja) 1984-07-31 1986-02-22 Canon Inc El素子
JPS63186844A (ja) 1987-01-30 1988-08-02 Hitachi Maxell Ltd 非晶質性材料
US4885211A (en) 1987-02-11 1989-12-05 Eastman Kodak Company Electroluminescent device with improved cathode
US4720432A (en) 1987-02-11 1988-01-19 Eastman Kodak Company Electroluminescent device with organic luminescent medium
US5128587A (en) * 1989-12-26 1992-07-07 Moltech Corporation Electroluminescent device based on organometallic membrane
JP3069139B2 (ja) * 1990-03-16 2000-07-24 旭化成工業株式会社 分散型電界発光素子
JP2837223B2 (ja) 1990-04-03 1998-12-14 三井化学株式会社 有機発光素子
FR2663040B1 (fr) 1990-06-11 1995-09-15 Bio Merieux Procede de detection d'une sequence nucleotidique selon la technique d'hybridation sandwich.
US5364654A (en) 1990-06-14 1994-11-15 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Process for production of a thin film electrode and an electroluminescence device
EP0688849B1 (en) * 1992-02-14 2000-01-12 Nycomed Amersham plc Fluorescent compounds
DE69302192T2 (de) * 1992-02-14 1996-11-14 Amersham Int Plc Fluoreszente Verbindungen
EP0569827A2 (en) 1992-05-11 1993-11-18 Idemitsu Kosan Company Limited Organic electroluminescence device
JPH06145146A (ja) 1992-11-06 1994-05-24 Chisso Corp オキシネイト誘導体
JP2002516629A (ja) 1994-08-11 2002-06-04 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 固体画像増倍器及び固体画像増倍器からなるx線検査装置
US5707745A (en) 1994-12-13 1998-01-13 The Trustees Of Princeton University Multicolor organic light emitting devices
EP0913448B1 (en) * 1995-05-25 2003-06-18 AEA Technology plc Fluorescent compound
DE19627070A1 (de) 1996-07-05 1998-01-08 Bayer Ag Elektrolumineszierende Anordnungen unter Verwendung von Blendsystemen
US5755999A (en) 1997-05-16 1998-05-26 Eastman Kodak Company Blue luminescent materials for organic electroluminescent devices
GB9711237D0 (en) 1997-06-02 1997-07-23 Isis Innovation Organomettallic Complexes
JP4514841B2 (ja) 1998-02-17 2010-07-28 淳二 城戸 有機エレクトロルミネッセント素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002505701A (ja) 2002-02-19
KR20010013809A (ko) 2001-02-26
EP0990016B1 (en) 2005-08-17
AU741025B2 (en) 2001-11-22
ATE302250T1 (de) 2005-09-15
CA2293532A1 (en) 1998-12-23
ID24085A (id) 2000-07-06
US6524727B1 (en) 2003-02-25
JP4405561B2 (ja) 2010-01-27
DE69831234T2 (de) 2006-02-23
AU8116598A (en) 1999-01-04
CN1260821A (zh) 2000-07-19
JP4317926B2 (ja) 2009-08-19
DE69831234D1 (de) 2005-09-22
EP0990016A1 (en) 2000-04-05
WO1998058037A1 (en) 1998-12-23
GB9712483D0 (en) 1997-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405561B2 (ja) エレクトロルミネセント材料
Nehra et al. Lanthanides β-diketonate complexes as energy-efficient emissive materials: A review
AU757859B2 (en) Method for forming films or layers
JP4320387B2 (ja) エレクトロルミネセンス材料
AU759615B2 (en) Electroluminescent materials
JPH06172751A (ja) 発光組成物及び内部接合型有機電界発光素子
Mishra et al. Synthesis and characterisation of soluble aluminium complex dyes based on 5-substituted-8-hydroxyquinoline derivatives for OLED applications
EP1706470A1 (en) Organic materials with tunable electric and electroluminescent properties
US20070001151A1 (en) Organic materials with tunable electric and electroluminescent properties
Zhang et al. Synthesis, characterization, and luminescent properties of europium complexes with fluorine functionalized phenanthroline
JP3743456B2 (ja) 金属複核錯体、その製造方法及び光学的素子
JP3871151B2 (ja) 金属複核錯体、その製造方法及び光学的素子
K Dahule et al. Iridium organic composite for organic light emitting devices for lighting
JPH08301877A (ja) 亜鉛複核錯体、その製造方法及び光学的素子
KR20010066303A (ko) 신규한 유기금속발광물질 및 이를 포함하는유기전기발광소자
MXPA01004402A (en) Electrolumiscent materials

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090508

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090529

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090604

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090701

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091104

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees