JP2008140246A - 情報処理装置、コンテンツリスト作成方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】本発明によれば、簡易なコンテンツリストを短期間で作成することにより、所定のコンテンツへ短期間でアクセスすることができる情報処理装置、コンテンツリスト作成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ソート部１４によりソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録する使用頻度記録部１５を有し、抽出部１２は、記憶部３２に記憶された複数の属性情報のうち、使用頻度記録部１５に記憶された、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出し、リスト作成部１３は、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報に基づいてコンテンツリストを作成する。
【選択図】図６

Description

本発明は、情報処理装置、コンテンツリスト作成方法及びプログラムに関する。

従来より、コンテンツ情報が記憶された記憶装置をこのコンテンツを再生できる再生装置に接続することによって、記憶装置に記憶されたコンテンツに関するコンテンツリストが作成され、再生装置に備えられたディスプレイ等にコンテンツリストが表示されて、ユーザはこのコンテンツリストに基づいて再生を望むコンテンツを選択することができるものが知られている。
例えば特許文献１には、コンテンツ情報に関するデータベースを自動的に構築することができる技術が開示されている。このデータベースにより、ユーザは所望のコンテンツを検索することができる。
特開２００３−１３２０６３号公報

しかしながら、上記のコンテンツ情報が記憶された記憶装置に、膨大なコンテンツ情報が記憶されている場合には、コンテンツリストの作成及び表示するのに時間がかかり、その間はユーザは所望のコンテンツを選択及び再生できないという問題があった。
例えば、ＭＰ３形式等の楽曲ファイルを再生する携帯型音楽プレイヤーに膨大な楽曲ファイルが記憶されている場合には、この携帯音楽プレイヤーを外部再生装置としてのオーディオに接続すると、楽曲ファイルに関するリストが表示されるのに時間がかかるという問題があった。

本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、簡易なコンテンツリストを短期間で作成することにより、所定のコンテンツへ短期間でアクセスすることができる情報処理装置、コンテンツリスト作成方法及びプログラムを提供することにある。

上記目的は、複数のコンテンツ情報と各コンテンツ情報にそれぞれ関連付けられた複数の属性情報とを記憶するコンテンツ記憶手段から前記属性情報を抽出する抽出手段と、再生を望むコンテンツを特定するためにユーザに提示されるコンテンツリストを、前記抽出手段から抽出された属性情報に基づいて作成するコンテンツリスト作成手段と、前記属性情報の種類に応じて前記コンテンツリストのソートを行うソート手段とを備え、前記ソート手段によりソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録する使用頻度記録手段を有し、前記抽出手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の属性情報のうち、前記使用頻度記録手段に記憶された、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出し、前記コンテンツリスト作成手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報に基づいてコンテンツリストを作成する、ことを特徴とする情報処理装置によって達成できる。

この構成により、抽出手段は、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出するので、コンテンツ毎に関連付けられた複数の属性情報の全てを抽出する場合と比較し、短期間で所定の属性情報を抽出することができる。また、この属性情報に基づいてコンテンツリストを作成するので、ユーザにとって最も使用しやすいコンテンツリストを短期間で作成することができ、ユーザは短期間で再生を望むコンテンツを特定することができる。従って、例えばコンテンツ記憶手段に膨大なコンテンツ群が記憶されている場合であっても、短期間で簡易なコンテンツを作成することができるので、ユーザは、情報処理装置にこのコンテンツ記憶手段を接続後、短期間で所望のコンテンツを再生することができる。

また、上記構成において、前記抽出手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出した後、使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出し、前記コンテンツリスト作成手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報と前記使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報とに基づいてコンテンツリストを作成する、構成を採用できる。
この構成により、全ての属性情報に基づいてコンテンツリストを作成することができる。これにより、ユーザは、使用頻度の低い属性情報に基づいて再生を望むコンテンツを特定することもできる。

また、上記目的は、複数のコンテンツ情報と各コンテンツ情報にそれぞれ関連付けられた複数の属性情報とを記憶するコンテンツ記憶手段から前記属性情報を抽出するステップと、再生を望むコンテンツを特定するためにユーザに提示されるコンテンツリストを、前記抽出手段から抽出された属性情報に基づいて作成するステップと、前記属性情報の種類に応じて前記コンテンツリストのソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録するステップを有し、前記属性情報を抽出するステップは、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の属性情報のうち、前記使用頻度記録手段に記憶された、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出するステップを含み、前記コンテンツリストを作成するステップは、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報に基づいて作成するステップを含む、ことを特徴とするコンテンツリスト作成方法によっても達成できる。

この構成によっても、抽出手段は、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出するので、コンテンツ毎に関連付けられた複数の属性情報の全てを抽出する場合と比較し、短期間で所定の属性情報を抽出することができる。また、この属性情報に基づいてコンテンツリストを作成するので、ユーザにとって最も使用しやすいコンテンツリストを短期間で作成することができ、ユーザは短期間で再生を望むコンテンツを特定することができる。従って、例えばコンテンツ記憶手段に膨大なコンテンツ群が記憶されている場合であっても、短期間で簡易なコンテンツを作成することができるので、ユーザは、情報処理装置にこのコンテンツ記憶手段を接続後、短期間で所望のコンテンツを再生することができる。

また、上記のコンテンツリスト作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムによっても達成できる。

本発明によれば、簡易なコンテンツリストを短期間で作成することにより、所定のコンテンツへ短期間でアクセスすることができる情報処理装置、コンテンツリスト作成方法及びプログラムを提供できる。

以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図１は、本発明の一実施形態に係る車載用オーディオ装置の構成を示した図である。
車載用オーディオ装置１０は、制御部１１、使用頻度記憶部１５、通信部１６、アンプ部１７、ディスプレイ１８、操作部１９などから構成される。
図２は、制御部１１のハードウェア構成を示した図である。
制御部１１は、車載用オーディオ装置１０全体の制御、演算処理を行うものであり、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１０１、ＲＯＭ（Read Only Memory）１０２、ＲＡＭ（Random Access Memory）１０３などから構成される。尚、制御部１１は、インターフェース１０４を介して、ディスプレイ１８や操作部１９などに所定の指令を出す。

抽出部１２は、後述する携帯音楽プレイヤー３０に記憶された、コンテンツとしての楽曲ファイルに関連付けられた属性情報を抽出する。

リスト作成部１３は、再生を望むコンテンツを特定するためにユーザに提示されるコンテンツリストを、前記抽出手段から抽出された属性情報に基づいて作成する。コンテンツリストについては後述する。

ソート部１４は、操作部１９によりユーザに指定された属性情報の種類に応じてコンテンツリストのソートを行う。即ち、コンテンツリストの並べ替えを行う。これにより、ユーザにとってコンテンツリストから所定の曲を特定することが容易になる。

使用頻度記憶部１５は、ソート部１４によりソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録する。詳しくは後述する。

アンプ部１７は、携帯音楽プレイヤー３０の記憶部３３に記憶された楽曲ファイルの音楽データを制御部１１に読み込んで、アンプ部１７によりその音楽データを音信号を増幅させて、スピーカ２０へと出力する。これにより、音楽が再生される。

ディスプレイ１８は、上記のコンテンツリストの一部が表示される。

操作部１９は、ジョグダイヤルやリモコンなどをいい、ディスプレイ１８に表示されたコンテンツリストから所望の再生曲を特定するためのものである。即ちディスプレイ１８及び操作部１９は、ユーザインターフェースとしての機能を有する。

コンテンツ記憶手段としての携帯音楽プレイヤー３０は、車載用オーディオ装置１０にＵＳＢ（Universal Serial Bus）により接続されている。携帯音楽プレイヤー３０は、制御部３１、通信部３２、記憶部３３により構成される。記憶部３３には、コンテンツに該当する楽曲ファイルが複数記憶されている。この楽曲ファイルは、音楽データと音楽データに関連付けられた属性情報（タグ情報）とが含まれる。
制御部３１は、携帯音楽プレイヤー３０の動作全体を制御するものであり、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭなどから構成される。携帯音楽プレイヤー３０は、車載用オーディオ装置１０と通信部３２を介してデータの送受信を行う。
尚、携帯音楽プレイヤー３０には図示していないが、記憶部３３に記憶されたコンテンツを再生するための再生手段が設けられている。

図３は、制御部１１が実行するリスト作成処理についての一例を示したフローチャート図である。尚、制御部１１はこの処理を所定の周期で繰り返し実行する。
制御部１１は、携帯音楽プレイヤー３０などの携帯音楽プレイヤーが接続されたかどうかを判定する（ステップＳ１）。接続された場合には、使用頻度記憶部１５に、過去にコンテンツリストをソートするのに使用した属性情報の使用頻度に関する情報が記憶されているか否かを判定する（ステップＳ２）。この使用頻度については、詳しくは後述する。

使用頻度記憶部１５に上記の使用頻度が記録されていない場合には、通常どおり、抽出部１２は、通信部１６を介して、記憶部３３に記憶された音楽ファイルから、音楽データ毎に関連付けられた複数の属性情報を抽出する（ステップＳ３）。尚、この場合の属性情報とは、例えば、曲名、アルバム名、アーティスト名、ジャンルなどである。

抽出された複数の属性情報に基づいて、リスト作成部１３はコンテンツリストを作成する（ステップＳ４）。次に、制御部１１は、ディスプレイ１８にこのコンテンツリストを表示させる（ステップＳ５）。図４は、ディスプレイ１８に表示されるコンテンツリストの例示図である。図４に示すように、曲名、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名などが、コンテンツである音楽データ毎に関連付けられている。ディスプレイ１８に表示されたコンテンツリストに基づいて、ユーザは、操作部１９を操作により再生を望むコンテンツを特定できる。

使用頻度記憶部１５に上記の使用頻度が記憶されている場合には、使用頻度の高い属性情報が記憶されているかどうかを判定する（ステップＳ６）。詳細には、各属性情報のうち、使用頻度が高い上位２つの属性情報がある場合には、制御部１１は、使用頻度の高い属性情報があると判定する。尚、各属性情報の使用頻度が全て同じである場合には、使用頻度の高い属性情報については、存在しないとしてステップＳ３以降の処理を実行する。

図５は、使用頻度記憶部１５に記憶されている属性情報毎の使用頻度に関する概念図である。図５に示すように、ソートに使用された属性情報は、曲名、アルバム名が、他の、アーティスト名、ジャンルよりも使用頻度が高いことがわかる。

次に、使用頻度記憶部１５に使用頻度の高い属性情報が記憶されている場合には、抽出部１２は、使用頻度の高い属性情報を、携帯音楽プレイヤー３０の記憶部３３から抽出する（ステップＳ７）。図５に示した例では、曲名、アルバム名に関する属性情報を抽出する。

次に、リスト作成部１３は、抽出部１２が抽出した使用頻度の高い属性情報に基づいて、簡易なコンテンツリストを作成する（ステップＳ８）。
次に、制御部１１は、上記の簡易なコンテンツリストを、ディスプレイ１８に表示させる（ステップＳ９）。

図６は、ディスプレイ１８に表示される簡易なコンテンツリストの例示図である。図６に示すように、音楽データ毎に関連付けられている属性情報のうち、曲名及びアルバム名に関して、コンテンツリストとして表示される。ユーザは、この簡易なコンテンツリストに基づいて、再生を望むコンテンツを特定することができる。尚、ユーザが再生曲を特定すると、制御部１１は、携帯音楽プレイヤー３０から特定された曲に関する音楽データを読み込み、アンプ部１７で増幅させてスピーカ２０から再生音が出力される。

このように、抽出部１２は、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出するので、コンテンツ毎に関連付けられた複数の属性情報の全てを抽出する場合と比較し、短期間でこの属性情報を抽出することができる。また、この属性情報に基づいてコンテンツリストを作成するので、ユーザにとって最も使用しやすいコンテンツリストを短期間で作成することができ、ユーザは短期間で再生を望むコンテンツを特定することができる。従って、例えば携帯音楽プレイヤー３０の記憶部３３に膨大なコンテンツ群が記憶されている場合であっても、短期間で簡易なコンテンツを作成することができるので、ユーザは、車載用オーディオ装置１０にこのコンテンツ記憶手段を接続後、短期間で所望のコンテンツを再生することができる。

次に、抽出部１２は、使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出する（ステップＳ１０）。上記の場合では、アーティスト名、ジャンルに関する属性情報が抽出される。

次に、抽出部１２が抽出したすべての属性情報に基づいて、即ち、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報と前記使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報とに基づいて、リスト作成部１３は、最終的なコンテンツリストを作成する（ステップＳ１１）。

次に、制御部１１はディスプレイ１８に上記の最終的なコンテンツリストを表示させる（ステップＳ１２）。最終的なコンテンツリストは、図４に示したものと同様である。尚、前述した簡易なコンテンツリストがディスプレイ１８に表示され、この簡易なコンテンツリストに基づいてユーザが特定したコンテンツが再生中の場合であっても、上記のステップＳ１０〜１２の処理の実行される。

このように、簡易なコンテンツリストを作成、表示した後に、最終的なコンテンツリストが作成、表示されるので、ユーザは使用頻度の低い属性情報に基づいて再生を望むコンテンツを特定することもできる。

以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

上記実施例では、車載用オーディオに携帯音楽プレイヤーを接続した場合について説明したが、このような場合に限定されず、例えば、ノートパソコンなどに携帯音楽プレイヤーを接続した場合にも採用できる。また、上記実施例ではコンテンツとして楽曲ファイルを用いて説明したが、動画や画像などであってもよい。また、携帯音楽プレイヤーのみならず、動画や画像などのコンテンツが記憶されたハードディスクをパソコンに接続したような場合であっても、本発明を採用することができる。

本発明の一実施形態に係る車載用オーディオの構成を示した図である。 制御部のハードウェア構成を示した図である。 制御部が実行するリスト作成処理についての一例を示したフローチャート図である。 ディスプレイに表示されるコンテンツリストの例示図である。 使用頻度記憶部に記憶されている属性情報毎の使用頻度に関する概念図である。 ディスプレイに表示される簡易なコンテンツリストの例示図である。

符号の説明

１０ 車載用オーディオ装置
１１ 制御部
１２ 抽出部
１３ リスト作成部
１４ ソート部
１５ 使用頻度記録部
１６ 通信部
１７ アンプ部
１８ ディスプレイ
１９ 操作部
２０ スピーカ

Claims (4)

1. 複数のコンテンツ情報と各コンテンツ情報にそれぞれ関連付けられた複数の属性情報を記憶するコンテンツ記憶手段から前記属性情報を抽出する抽出手段と、
   再生を望むコンテンツを特定するためにユーザに提示されるコンテンツリストを、前記抽出手段から抽出された属性情報に基づいて作成するコンテンツリスト作成手段と、
   前記属性情報の種類に応じて前記コンテンツリストのソートを行うソート手段とを備え、
   前記ソート手段によりソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録する使用頻度記録手段を有し、
   前記抽出手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の属性情報のうち、前記使用頻度記録手段に記憶された、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出し、
   前記コンテンツリスト作成手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報に基づいてコンテンツリストを作成する、ことを特徴とする情報処理装置。
2. 前記抽出手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出した後、使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出し、
   前記コンテンツリスト作成手段は、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報と前記使用頻度の低い属性情報の種類に対応した属性情報とに基づいてコンテンツリストを作成する、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 複数のコンテンツ情報と各コンテンツ情報にそれぞれ関連付けられた複数の属性情報とを記憶するコンテンツ記憶手段から前記属性情報を抽出するステップと、
   再生を望むコンテンツを特定するためにユーザに提示されるコンテンツリストを、前記抽出手段から抽出された属性情報に基づいて作成するステップと、
   前記属性情報の種類に応じて前記コンテンツリストのソートに使用された属性情報の種類毎の使用頻度を記録するステップを有し、
   前記属性情報を抽出するステップは、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の属性情報のうち、前記使用頻度記録手段に記憶された、使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報を抽出するステップを含み、
   前記コンテンツリストを作成するステップは、前記使用頻度の高い属性情報の種類に対応した属性情報に基づいて作成するステップを含む、ことを特徴とするコンテンツリスト作成方法。
4. 請求項３に記載のコンテンツリスト作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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