JP2022134494A - 音楽再生装置および音楽再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる音楽再生装置および音楽再生方法を提供する。【解決手段】音楽再生装置100は、再生楽曲選択部15a、楽曲情報取得部15b、ルーツ情報抽出部15cおよび楽曲提示部15dを備える。再生楽曲選択部15aは、再生する楽曲を選択する。楽曲情報取得部15bは、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する。ルーツ情報抽出部15cは、楽曲情報取得部15bによって取得したアーティストの名称に基づいて、当該アーティストのルーツ情報を抽出する。楽曲提示部15dは、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する。【選択図】図2
Description
本発明は、カーオーディオなどの音楽再生装置および音楽再生方法に関する。
携帯用および据置用のオーディオ機器や、車両に搭載されたカーオーディオ等の音楽再生装置では、記憶装置に蓄積した複数の楽曲を連続して再生する機能や、ランダムに選曲して再生する機能などが設けられている。
特許文献1には、従来のオーディオ再生システムが記載されている。このオーディオ再生システムでは、車載用オーディオ装置のオーディオデータ記憶処理において、車載用オーディオ装置はCDから読み取ったTOC(Table of Contents)情報をサーバに送信し、サーバは受信したTOC情報からオーディオ情報の特定と、再生対象フラグの生成を行い、これらオーディオ情報と再生対象フラグを車載用オーディオ装置に送信する。車載用オーディオ装置は受信した2つの情報とオーディオデータを対応付けてオーディオデータ記憶部に記憶させておく。車載用オーディオ装置に記憶されているオーディオデータのランダム再生処理において、ランダムに選択したオーディオデータに対応する再生対象フラグの値により、再生するか否かを判断させる。
特許文献1に記載のオーディオ再生システムは、車載用オーディオ装置に記憶されているオーディオデータの範囲内で、ランダム再生処理時に再生するか否かを判断するものであった。これに対して、本願の発明者は、音楽再生装置において当該装置に記憶されている音楽ファイルの範囲内だけではなく、楽曲を提供することで音楽再生装置の利便性を向上し得ることに気づいた。本願の発明者は、例えば保有する楽曲のアーティスト情報に基づいて推薦する楽曲を再生する機能を付加することによってユーザにとって未知のアーティストによる楽曲の音楽ファイルの提供が可能となると考えた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる音楽再生装置および音楽再生方法を提供することにある。
本発明のある態様の音楽再生装置は、再生する楽曲を選択する再生楽曲選択部と、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する楽曲情報取得部と、前記楽曲情報取得部によって取得した前記アーティストの名称に基づいて、前記アーティストのルーツ情報を抽出するルーツ情報抽出部と、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する楽曲提示部と、を備える。
また本発明の別の態様は音楽再生方法である。この音楽再生方法は、再生する楽曲を選択する再生楽曲選択ステップと、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する楽曲情報取得ステップと、前記楽曲情報取得ステップによって取得した前記アーティストの名称に基づいて、前記アーティストのルーツ情報を抽出するルーツ情報抽出ステップと、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する楽曲提示ステップと、を備える。
本発明によれば、保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図4を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る音楽再生装置100の通信接続を説明するための模式図である。音楽再生装置100は、例えば車両6に搭載されたカーオーディオであり、通信ネットワーク7を介して、外部のコンテンツ情報および音楽ファイルへアクセス可能となっている。通信ネットワーク7は、例えばインターネットであり、ネットワーク上に存在し、通信接続可能な多数のWEBサイト81上に様々な情報が蓄積されている。WEBサイト81は、音楽関連情報81aを保有している。尚、音楽再生装置100は、カーオーディオのほか、カーナビゲーション装置付属のオーディオ装置、ホームオーディオ、ポータブルオーディオなどであってもよい。
図1は、実施形態に係る音楽再生装置100の通信接続を説明するための模式図である。音楽再生装置100は、例えば車両6に搭載されたカーオーディオであり、通信ネットワーク7を介して、外部のコンテンツ情報および音楽ファイルへアクセス可能となっている。通信ネットワーク7は、例えばインターネットであり、ネットワーク上に存在し、通信接続可能な多数のWEBサイト81上に様々な情報が蓄積されている。WEBサイト81は、音楽関連情報81aを保有している。尚、音楽再生装置100は、カーオーディオのほか、カーナビゲーション装置付属のオーディオ装置、ホームオーディオ、ポータブルオーディオなどであってもよい。
音楽再生装置100は、通信ネットワーク7を介して音楽関連情報81aにアクセスし、再生する楽曲のアーティストの名称に基づいて、当該アーティストが影響を受けた源流となるアーティストに関する情報(以下、「ルーツ情報」と表記する。)を抽出する。音楽再生装置100は、音楽ファイル提供システム82から、ルーツ情報に関わる音楽ファイルを入手することができる。音楽ファイル提供システム82は、例えば、音楽ファイルのサブスクリプションサービスを提供する。
音楽再生装置100は、抽出したルーツ情報を用いて、推薦する楽曲をユーザに提示し、ユーザが選択した場合に、推薦した楽曲を再生する。また、音楽再生装置100は、ユーザに推薦する楽曲を提示する際に、推薦する楽曲のアーティストによって影響を受けた背景情報などをユーザに提示することによって、推薦した楽曲をユーザが選択するか否かの判断材料を提供する。
図2は実施形態に係る音楽再生装置100の構成を示すブロック図である。音楽再生装置100は、音楽再生部10、記憶装置11、表示部12、操作部13、通信部14および制御部15等を備える。音楽再生部10、記憶装置11、表示部12、操作部13、通信部14および制御部15等は、データバス1aによって相互に電気信号の送受ができるように接続されている。
音楽再生装置100における各部は、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子や機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、図2ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろな形態で実現できることは、当業者には理解されるところである。
音楽再生部10は、制御部15によって指定された音楽ファイルを記憶装置11から読み込み、音楽ファイルをデコードし、設定された音量で再生する。音楽再生部10は、例えばイコライザーなどの機能を有していてもよい。音楽再生部10は、音楽ファイルを再生した信号をスピーカ10aから外部へ音出力する。
記憶装置11は、例えばハードディスク、SDカードやUSBメモリ等であり、音楽ファイルおよびルーツ情報データベース(以下、「ルーツ情報DB」と表記する。)を保存している。記憶装置11には、通信部14や外部入力部(図示略)を介して取得された音楽ファイルが書き込まれる。音楽ファイルは、種々の音楽圧縮形式によって圧縮されている。音楽ファイルには、例えば、ID3タグ情報などの楽曲に関する情報を含む楽曲情報が付加されている。楽曲情報には、アーティストの名称、アルバム名、楽曲名、トラックナンバー、リリース年、ジャンル名、アルバムアートなどの情報が含まれている。
表示部12は、例えば、液晶パネル等のディスプレイ装置であり、再生中の楽曲に関する情報や、ユーザが操作する画面を表示する。操作部13は、タッチパネルやボタンキー等の入力用デバイスであり、ユーザの操作入力を受け付ける。操作部13は、タッチパネルを用いる場合、表示部12に表示される操作ボタンに対応してタッチパネルによってユーザの操作入力を受け付ける。
通信部14は、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格に準拠した無線通信または有線通信によって、通信ネットワーク7との間でデータを送受信する。また通信部14は、ITS通信システムや路車間通信システムあるいは車車間通信システムなどのそれぞれの通信規格に準じた通信によってサーバ装置5と通信してもよい。
制御部15は、再生楽曲選択部15a、楽曲情報取得部15b、ルーツ情報抽出部15cおよび楽曲提示部15dを有し、記憶装置11に保存されている楽曲を選択し、音楽再生部10に再生させる。また制御部15は、楽曲情報に基づいて、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報を抽出し、推薦する楽曲をユーザに提示する。
再生楽曲選択部15aは、記憶装置11に保存されている楽曲の楽曲情報を表示部12に表示させ、操作部13によるユーザの操作入力に基づいて再生する楽曲を選択する。再生楽曲選択部15aは、選択した楽曲を指定した再生コマンドを音楽再生部10へ出力する。音楽再生部10は、入力された再生コマンドに基づいて楽曲の音楽ファイルを記憶装置11から読み込み再生する。
楽曲情報取得部15bは、再生楽曲選択部15aによって選択されている楽曲の楽曲情報を記憶装置11から読み込んで取得する。楽曲情報は、上述のようにアーティストの名称、アルバム名、楽曲名、トラックナンバー、リリース年、ジャンル名、アルバムアートなどの情報が含まれており、このうち、少なくともアーティストの名称をルーツ情報抽出部15cへ出力する。
楽曲情報取得部15bは、ルーツ情報抽出部15cにおいてアーティストのルーツ情報を抽出する際に、アーティストの名称以外の要素、例えばアルバム名などの要素を必要とする場合には、当該要素を含めてルーツ情報抽出部15cへ出力する。
ルーツ情報抽出部15cは、楽曲情報取得部15bから入力されたアーティストの名称に基づいて、当該アーティストのルーツ情報を抽出する。ルーツ情報抽出部15cは、記憶装置11に保存されているルーツ情報DBを検索し、アーティストの名称に対応するルーツ情報が存在する場合には、当該ルーツ情報を抽出する。
ルーツ情報抽出部15cは、アーティストの名称に対応するルーツ情報がルーツ情報DBに存在しない場合には、通信部14を介して通信ネットワーク7に通信接続し、通信ネットワーク7上に存在する音楽関連情報81aを検索する。
ルーツ情報抽出部15cは、例えば検索サイトにアクセスし、アーティストの名称などをキーワードとした検索を行う。ルーツ情報抽出部15cによる検索では、例えば、ウィキペディアのページや、アーティストの公式ページ、アーティストのファンサイトのページなどが抽出される。ルーツ情報抽出部15cは、検索で抽出された各ページの情報を読み込み、「ルーツ(源流)」、「起源」、「影響」、「尊敬」、「好きな」などの言葉を含む文やその前後の文に存在する、他のアーティストの名称を抽出する。
ルーツ情報抽出部15cは、ルーツ情報として、他のアーティストの名称を取得するとともに、影響を受けた背景情報を抽出する。ルーツ情報抽出部15cは、例えば「ルーツ」、「影響」などの言葉を含む文やその前後の文を、背景情報として取得してもよい。また、ルーツ情報抽出部15cは、各ページの情報から、「背景」などの言葉を含む文やその前後の文を背景情報として取得してもよい。
ルーツ情報抽出部15cは、抽出した他のアーティストの楽曲名を音楽ファイル提供システム82から取得する。ルーツ情報抽出部15cは、例えば、音楽ファイル提供システム82で提供されているアーティストの代表曲やダウンロード数の多い楽曲などに基づいて、他のアーティストの楽曲名を取得するとよい。またルーツ情報抽出部15cは、抽出した他のアーティストの楽曲のうち、再生中の楽曲と同じジャンルの楽曲を抽出する。ルーツ情報抽出部15cは、ジャンルが同じであれば、再生中の楽曲と雰囲気が近い類似の楽曲を抽出することができる。またルーツ情報抽出部15cは、再生中の楽曲の年代を基準にして同じジャンルの古い時代の楽曲をルーツ情報として抽出するようにしてもよい。この場合でも、抽出されるルーツ情報には、影響を受けた人物や音楽(年代やジャンルなど)が含まれる。
また、ルーツ情報抽出部15cは、取得した他のアーティストの楽曲について、その音楽ファイルを音楽ファイル提供システム82にアクセスしてダウンロードし、記憶装置11へ保存する。ルーツ情報抽出部15cは、ルーツ情報(影響を受けたアーティストの名称、背景情報、楽曲名など)を記憶装置11のルーツ情報DBに保存し、当該ルーツ情報を楽曲提示部15dへ出力する。
またルーツ情報抽出部15cは、表示部12にルーツ情報の抽出を選択するためのボタン(以下、「ルーツ情報抽出ボタン」と表記する。)を表示させ、操作部13によるユーザの操作入力を受け付けるようにしてもよい。ルーツ情報抽出部15cは、ルーツ情報抽出ボタンをユーザが押下すると、上述のように、再生中のアーティストのルーツ情報を抽出し、当該ルーツ情報を記憶装置11へ保存し、楽曲提示部15dへ出力する。
楽曲提示部15dは、ルーツ情報抽出部15cから入力されたルーツ情報を表示部12に表示させる。楽曲提示部15dは、表示部12に再生中の楽曲のアーティストに関するルーツ情報を表示させることで、当該ルーツ情報をユーザに提示する。
また楽曲提示部15dは、ルーツ情報に含まれるアーティストの楽曲を再生するかを受け付ける操作ボタン(以下、「ルーツ再生ボタン」と表記する。)を表示させ、操作部13によるユーザの操作入力を受け付ける。楽曲提示部15dは、ルーツ情報に含まれるアーティストの楽曲を再生することをユーザが選択した場合、当該楽曲がユーザによって選択されたことを再生楽曲選択部15aへ出力する。再生楽曲選択部15aは、楽曲提示部15dからの入力に基づいて、ルーツ情報に含まれるアーティストの楽曲を指定した再生コマンドを音楽再生部10へ出力する。音楽再生部10は、入力された再生コマンドに基づいて楽曲の音楽ファイルを記憶装置11から読み込み再生する。
次に音楽再生装置100の動作について、ルーツ情報の抽出処理に基づいて説明する。図3は、音楽再生装置100におけるルーツ情報抽出処理の手順を示すフローチャートである。図3では、音楽再生装置100が車両に搭載されたカーオーディオなどである場合について示すが、ポータブルオーディオなどの場合であっても同様である。まず、車両のエンジンが始動状態となり(S1)、音楽再生装置100の電源がオン状態となる。音楽再生装置100は、ユーザの操作入力に基づいて音楽を再生する(S2)。
音楽再生装置100のルーツ情報抽出部15cは、音楽の再生中に、表示部12にルーツ情報抽出ボタンを表示する。ルーツ情報抽出部15cは、ルーツ情報抽出ボタンに対する操作入力を受け付けたか否かを判定する(S3)。ルーツ情報抽出ボタンの操作入力を受け付けていない場合(S3:NO)、ステップS3による判定を繰り返す。
ステップS3において、ルーツ情報抽出ボタンの操作入力を受け付けた場合(S3:YES)、ルーツ情報抽出部15cは、再生している楽曲のアーティストの名称に基づいて、記憶装置11に保存されているルーツ情報DBを検索する(S4)。ルーツ情報抽出部15cは、ルーツ情報DBに当該アーティストのルーツ情報が存在するか否かを判定する(S5)。
ステップS5において、ルーツ情報が存在しないと判定した場合(S5:NO)、ルーツ情報抽出部15cは、通信ネットワーク7に通信接続し、通信ネットワーク7上の音楽関連情報81aを検索する(S6)。ルーツ情報抽出部15cは、検索で抽出されたWEBページの情報からルーツ情報を抽出する(S7)。ルーツ情報抽出部15cは、WEBページの情報から抽出したルーツ情報を記憶装置11のルーツ情報DBに保存する。ルーツ情報抽出部15cは、抽出したルーツ情報に含まれるアーティストの音楽ファイルを音楽ファイル提供システム82からダウンロードする(S8)。
ステップS5において、ルーツ情報が存在すると判定した場合(S5:YES)、ルーツ情報抽出部15cは、記憶装置11にルーツ情報に含まれるアーティストの楽曲の音楽ファイルが存在するか否かを判定する(S9)。ステップS9において存在しないと判定した場合(S9:NO)、ルーツ情報抽出部15cは、抽出したルーツ情報に含まれるアーティストの音楽ファイルを音楽ファイル提供システム82からダウンロードする(S8)。尚、ステップS8によって、ダウンロードされた音楽ファイルは、記憶装置11に保存される。
ステップS9において記憶装置11に音楽ファイルが存在すると判定した場合(S9:YES)、およびステップS8の後、楽曲提示部15dは、ルーツ情報に基づく楽曲を表示部12に表示してユーザに提示する(S10)。また、楽曲提示部15dは、ルーツ再生ボタンを表示し、操作部13によるユーザの操作入力を受け付ける。ルーツ再生ボタンは、例えば再生を選択する「YES」ボタンと、選択しない「NO」ボタンとを含む。
楽曲提示部15dは、ルーツ情報に基づく楽曲の再生が選択されたか否かを判定し(S11)、選択された場合には(S11:YES)、再生楽曲選択部15aへ当該楽曲がユーザによって選択されたことを出力する。再生楽曲選択部15aは、ユーザによって選択されたルーツ情報に基づく楽曲を指定した再生コマンドを音楽再生部10へ出力し、ルーツ情報に基づく楽曲を再生し(S12)、処理を終了する。
楽曲提示部15dは、ルーツ情報に基づく楽曲の再生が選択されなかった場合(S11:NO)、ルーツ情報に基づく楽曲が選択されたかったことを再生楽曲選択部15aへ出力する。再生楽曲選択部15aは、再生中の楽曲の再生を維持し(S13)、処理を終了する。
音楽再生装置100は、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報をユーザに提示することによって、ユーザが保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる。音楽再生装置100の記憶装置11に保存されている音楽ファイルには、アーティストの名称、アルバム名、楽曲名、トラックナンバー、リリース年、ジャンル名などの情報が含まれており、これらの情報を用いて、ルーツ情報を抽出することができる。またルーツ情報抽出部15cは、提示する楽曲として再生中の楽曲と同じジャンルの楽曲を抽出する。音楽再生装置100は、ルーツ情報に含まれる他のアーティストの楽曲のうち再生中の楽曲とジャンルが同じである類似の楽曲を抽出することによって、ユーザの嗜好に近い新たな楽曲を提示することができる。また音楽再生装置100は、再生中の楽曲の年代を基準にして同じジャンルの古い時代の楽曲をルーツ情報として抽出することによって、ユーザの嗜好に近い新たな楽曲を提示することができる。
音楽再生装置100は、抽出したルーツ情報に含まれ、ユーザに提示する楽曲の音楽ファイルを音楽ファイル提供システム82から取得し、ユーザが選択した場合に再生することができる。音楽再生装置100は、ユーザに提示する楽曲を再生している場合に、当該楽曲についてもルーツ情報を取得し、更に新たな楽曲をユーザに提示するようにしてもよい。
音楽再生装置100は、ルーツ情報の抽出機能をユーザによってオンまたはオフに設定できるようにしてもよい。また音楽再生装置100は、ルーツ情報の抽出時に音楽ファイルのダウンロードを実行するか否かをユーザが選択できるようにしてもよい。
また音楽再生装置100は、再生する楽曲のアーティストが影響を受けた背景情報を提示することによって、提示した楽曲をユーザが選択するか否かの判断材料を提供することができる。また、ルーツ情報は、再生する楽曲のアーティストが影響を受けた源流のアーティストに限られず、再生する楽曲のアーティストが影響を与えたアーティストの情報を含んでいてもよい。楽曲提示部15dは、再生する楽曲のアーティストが影響を与えたアーティストの楽曲の再生を受け付ける場合に、上述のルーツ再生ボタンとは別のボタンを表示させて操作部13によるユーザの操作入力を受け付けてもよい。
音楽再生装置100のルーツ情報抽出部15cは、読み込んだWEBページからルーツ情報を抽出する際に、例えば否定的である「嫌いな」などの言葉によって修飾されるアーティストを除外するようにしてもよい。
音楽再生装置100は、抽出したルーツ情報を記憶装置11へ保存することによってルーツ情報DBを構築することができる。ルーツ情報抽出部15cは、記憶装置11に保存しているルーツ情報DBにルーツ情報がない場合に、通信ネットワーク7においてルーツ情報を抽出することによって、ルーツ情報の抽出処理の効率を向上することができる。
(変形例)
図4は、変形例に係る音楽再生装置100の構成を示すブロック図である。図4に示す音楽再生装置100は、記憶装置11に保存していたルーツ情報DBを通信ネットワーク7によって通信接続されるサーバ装置83上に保存している。音楽再生装置100のルーツ情報抽出部15cは、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報を抽出する際に、サーバ装置83上に保存したルーツ情報DBを検索する。
図4は、変形例に係る音楽再生装置100の構成を示すブロック図である。図4に示す音楽再生装置100は、記憶装置11に保存していたルーツ情報DBを通信ネットワーク7によって通信接続されるサーバ装置83上に保存している。音楽再生装置100のルーツ情報抽出部15cは、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報を抽出する際に、サーバ装置83上に保存したルーツ情報DBを検索する。
ルーツ情報抽出部15cは、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報がサーバ装置83上のルーツ情報DBに存在しない場合に、WEBサイト81等からルーツ情報を抽出し、サーバ装置83上のルーツ情報DBに保存する。
音楽再生装置100は、一人のユーザが車載のカーオーディオやポータブルオーディオなどの複数の装置で使用することがある。このような場合に、カーオーディオ使用時に抽出したルーツ情報をサーバ装置83上のルーツ情報DBに保存しておくことで、ポータブルオーディオでも当該ルーツ情報DBを利用することが可能となる。また、複数のユーザを一つのグループとして、グループ内でサーバ装置83上のルーツ情報DBを共有して利用するようにしてもよい。
次に、実施形態および変形例に係る音楽再生装置100および音楽再生方法の特徴を説明する。
音楽再生装置100は、再生楽曲選択部15a、楽曲情報取得部15b、ルーツ情報抽出部15cおよび楽曲提示部15dを備える。再生楽曲選択部15aは、再生する楽曲を選択する。楽曲情報取得部15bは、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する。ルーツ情報抽出部15cは、楽曲情報取得部15bによって取得したアーティストの名称に基づいて、当該アーティストのルーツ情報を抽出する。楽曲提示部15dは、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する。これにより、音楽再生装置100は、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報をユーザに提示することによって、ユーザが保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる。
音楽再生装置100は、再生楽曲選択部15a、楽曲情報取得部15b、ルーツ情報抽出部15cおよび楽曲提示部15dを備える。再生楽曲選択部15aは、再生する楽曲を選択する。楽曲情報取得部15bは、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する。ルーツ情報抽出部15cは、楽曲情報取得部15bによって取得したアーティストの名称に基づいて、当該アーティストのルーツ情報を抽出する。楽曲提示部15dは、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する。これにより、音楽再生装置100は、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報をユーザに提示することによって、ユーザが保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる。
またルーツ情報抽出部15cは、前記他のアーティストの楽曲のうち、再生楽曲選択部15aによって選択された楽曲とジャンルが同じ楽曲を抽出する。これにより、音楽再生装置100は、ユーザの嗜好に近い新たな楽曲を提示することができる。
また楽曲提示部15dは、楽曲を提示するとともにアーティストが影響を受けた背景情報を提示する。これにより、音楽再生装置100は、提示した楽曲をユーザが選択するか否かの判断材料を提供することができる。
またルーツ情報抽出部15cは、再生楽曲選択部15aによって選択された楽曲の年代を基準にして同じジャンルの古い時代の楽曲をルーツ情報として抽出する。これにより、音楽再生装置100は、ユーザが保有する楽曲に基づいてユーザの嗜好に近い新たな楽曲を提示することができる。
また音楽再生方法は、再生楽曲選択ステップ、楽曲情報取得ステップ、ルーツ情報抽出ステップおよび楽曲提示ステップを備える。再生楽曲選択ステップは、再生する楽曲を選択する。楽曲情報取得ステップは、選択された楽曲のアーティストの名称を取得する。ルーツ情報抽出ステップは、楽曲情報取得ステップによって取得したアーティストの名称に基づいて、当該アーティストのルーツ情報を抽出する。楽曲提示ステップは、抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する。この方法によれば、再生する楽曲のアーティストのルーツ情報をユーザに提示することによって、ユーザが保有する楽曲に基づいて新たな楽曲を推薦して利便性を向上することができる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
15a 再生楽曲選択部、 15b 楽曲情報取得部、
15c ルーツ情報抽出部、 15d 楽曲提示部、 7 通信ネットワーク、
100 音楽再生装置。
15c ルーツ情報抽出部、 15d 楽曲提示部、 7 通信ネットワーク、
100 音楽再生装置。
Claims (5)
- 再生する楽曲を選択する再生楽曲選択部と、
選択された楽曲のアーティストの名称を取得する楽曲情報取得部と、
前記楽曲情報取得部によって取得した前記アーティストの名称に基づいて、前記アーティストのルーツ情報を抽出するルーツ情報抽出部と、
抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する楽曲提示部と、
を備えることを特徴とする音楽再生装置。 - 前記ルーツ情報抽出部は、前記他のアーティストの楽曲のうち、前記再生楽曲選択部によって選択された楽曲とジャンルが同じ楽曲を抽出することを特徴とする請求項1に記載の音楽再生装置。
- 前記楽曲提示部は、楽曲を提示するとともに前記アーティストが影響を受けた、または影響を与えた背景情報を提示することを特徴とする請求項1または2に記載の音楽再生装置。
- 前記ルーツ情報抽出部は、前記再生楽曲選択部によって選択された楽曲の年代を基準にして同じジャンルの古い時代の楽曲をルーツ情報として抽出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
- 再生する楽曲を選択する再生楽曲選択ステップと、
選択された楽曲のアーティストの名称を取得する楽曲情報取得ステップと、
前記楽曲情報取得ステップによって取得した前記アーティストの名称に基づいて、前記アーティストのルーツ情報を抽出するルーツ情報抽出ステップと、
抽出されたルーツ情報を用いて他のアーティストの楽曲をユーザに提示する楽曲提示ステップと、
を備えることを特徴とする音楽再生方法。
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