JP2008139565A - フラッシュ定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に残存した紙片を確実に除去できるにも係わらず、構成が簡略なフラッシュ定着装置、および前記フラッシュ定着装置を備えた画像形成装置の提供。
【解決手段】連帳用紙2が一定方向に搬送される用紙搬送路17と、用紙搬送路17上を搬送される連帳用紙2におけるトナー画像の形成された側の面をフラッシュランプ14で照射して前記トナー画像を定着させるフラッシュ定着ユニット13Bと、フラッシュ定着ユニット13Bと用紙搬送路17との間に用紙の搬送方向に沿った気流を発生させ、前記用紙搬送路17上に残存した用紙片を下流側に排出する冷却ブロワ20および気流噴出孔23とを備えるフラッシュ定着装置、前記フラッシュ定着装置を備える画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、フラッシュ定着装置および画像形成装置に関する。
1色または2色以上のトナーにより形成されたトナー画像を枚葉紙や連帳紙などの用紙に転写し、これを定着させる電子写真式の画像形成装置において、フラッシュランプの発光によって記録媒体上のトナーを溶融させるフラッシュ定着装置は、熱ローラによってトナーを加圧、加熱してトナー画像を定着させる熱ローラ定着装置に比較して短時間に高いエネルギーを付与できるから定着に要する時間が短くて済み、また、非接触でトナー画像が定着される故に、高速印字により対応した定着装置である。
そのために、フラッシュ定着装置は、連帳紙にトナー画像を印刷する連帳プリンタなどの高速型の画像形成装置に広く使用されるようになってきた。
しかしながら、フラッシュ定着装置を備える画像形成装置においては、オペレータが用紙ジャムの処理を行ったときに用紙片を完全に除去できなかった場合や、画像形成装置内で用紙切れが生じてフラッシュ定着装置の内部に紙片が生じた場合のように、フラッシュ定着装置内に紙片が残ると、前記用紙センサでは紙片を検出できない。この状態で次の画像形成動作に移ると、前記フラッシュ定着装置内に残った紙片がフラッシュランプからの閃光を何度も浴びて高温になり、前記紙片が焦げたり発煙したりするという問題がある。
そこで、上記の問題を解決した画像形成装置として、トナー像が転写された記録媒体3が搬送される搬送路5と、搬送路5上に設けられ、光源9からの閃光の光エネルギーによってトナー増を記録媒体3に定着する定着部8とを有する定着装置であって、発光素子19および受光素子20からなり、発光素子19および受光素子20間の光路が搬送路5を上下方向に横切り、発光素子19および受光素子20が光源9の閃光の熱が及ばない位置に配置され、装置内に記録媒体3の停滞の有無を検出する検出手段18を備えるものが提案された(特許文献1)。
また、フラッシュランプの下方に設けられたエア吸引搬送部により転写媒体をエア吸引して搬送する像形成装置において、エア吸引力を測定する手段、転写媒体をエア吸引により搬送しているときのエア吸引力またはエア吸引していないときのエア吸引力を記憶する手段を設け、転写媒体がフラッシュ定着装置内に存在すべきでない時間帯において測定されたエア吸引力と記憶した値とに基づいてフラッシュ定着装置内における紙詰まりを検出することが提案された(特許文献2)。
更に、フラッシュ定着装置の直下に開閉扉で覆われた用紙吸引検出機構を設置し、用紙が存在すべきでないときにこの開閉扉を開放することにより残存紙片を検出、除去する画像形成装置が検討された(特許文献3)。
特開平6−9102号公報 特開2001−356633号公報 特開2005−265909号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の画像形成装置においては、紙片があまりに小さな場合には検出できないという問題がある。また、特許文献3に記載の画像形成装置は、小さな紙片も検出、除去できる点では優れているが、装置構成が複雑になり、コストが上昇するという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、内部に残存した紙片を確実に除去できるにも係わらず、構成が簡略なフラッシュ定着装置、および前記フラッシュ定着装置を備えた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、トナー画像の形成された用紙が一定方向に搬送される用紙搬送路と、前記用紙搬送路上を搬送される用紙におけるトナー画像の形成された側の面をフラッシュランプで照射して前記トナー画像を定着させるフラッシュ定着ユニットと、前記フラッシュ定着ユニットと前記用紙搬送路との間に用紙の搬送方向に沿った気流を発生させ、前記用紙搬送路上に残存した用紙片を下流側に排出する気流発生手段とを備えてなることを特徴とするフラッシュ定着装置に関する。
前記フラッシュ定着装置においては、前記気流発生手段によって搬送方向に沿って下流に向かう気流が発生するから、前記フラッシュ定着ユニットと前記用紙搬送路との間に残った用紙片は、前記気流によって下流方向に押しやられ、フラッシュ定着装置の出口から排出される。したがって、前記フラッシュ定着装置を備える画像形成装置において新たに用紙をセットしたりジャム処理が終了したりして印字を開始する際に、前記気流発生手段で気流を発生させるようにすれば、前記フラッシュ定着ユニットと前記用紙搬送路との間に用紙が残ることが効果的に防止される。
また、用紙搬送路に開閉扉を形成し、この開閉扉を動作させて紙片を落下させる態様のフラッシュ定着装置に比較して構成が遥かに単純でもある。
請求項2に記載の発明は、前記気流発生手段が、前記気流を発生させる気流発生ブロワと、前記用紙搬送路に相対するように設けられ、前記気流発生ブロワで発生した気流を前記用紙搬送路に向かって噴出させる気流噴出孔とを有する請求項1に記載のフラッシュ定着装置に関する。
前記フラッシュ定着装置においては、気流発生ブロワによって発生した気流を気流噴出孔から噴出させることにより、用紙の搬送方向に沿った気流を発生させる。したがって放電などの手段によって気流を発生させる気流発生装置とは異なり、気流によって紙片が帯電するという問題がない。
請求項3に記載の発明は、前記フラッシュ定着ユニットが、前記フラッシュ定着ユニット内部の空気を吸引して前記フラッシュ定着ユニットを冷却するとともに、逆転運転させることにより、前記気流発生ブロワとしても機能する冷却ブロワと、前記フラッシュ定着ユニット内が負圧になると開き、正圧になると閉じる空気流入孔とを有し、前記気流噴出孔は、前記フラッシュ定着ユニットの前記用紙搬送路に相対する側の面に形成され、前記フラッシュ定着ユニット内が正圧になると開き、負圧になると閉じる弁を備える請求項2に記載のフラッシュ定着装置に関する。
前記フラッシュ定着装置においては、フラッシュ定着時には、冷却ブロワを正転運転する。冷却ブロワを正転運転すると、フラッシュ定着ユニットの内部の空気が吸引されてフラッシュ定着ユニットの内部が負圧になるから、気流噴出孔が閉じ、空気流入口が開く。したがって、空気流入口から空気が流入して前記冷却ブロワに吸引される空気の流れが生じ、フラッシュ定着ユニットが冷却される。
一方、フラッシュ定着ユニットと用紙搬送路との間に残存した紙片を除去するときは、冷却ブロワを逆転運転する。冷却ブロワを逆転運転すると、フラッシュ定着ユニットに空気が押し込まれてフラッシュ定着ユニットの内部が正圧になるから、気流噴出孔が開き、空気流入口が閉じる。したがって、フラッシュ定着ユニットに押し込まれた空気が気流噴射孔から用紙搬送路に向かって吹き出し、用紙搬送路上の紙片が下流に向かって押し出される。
前記フラッシュ定着装置は、冷却ブロワを気流発生ブロワとして使用するから、冷却ブロワとは別に気流発生ブロワを設ける必要がない点で好ましい。
請求項4に記載の発明は、前記フラッシュ定着装置による定着によって気化したトナーを吸引、回収するトナー回収ユニットを有し、前記トナー回収ユニットは、前記気流発生手段が動作中は動作を停止するように構成されてなる請求項1〜3の何れか1項に記載のフラッシュ定着装置に関する。
トナー画像をフラッシュランプで照射すると、フラッシュランプの発光で溶融したトナーの一部は気化して画像形成装置の内部に拡散し、前記画像形成装置を汚染する。
しかしながら、前記フラッシュ定着装置においては、フラッシュ定着時の熱で気化したトナーはトナー回収ユニットで回収されるから、フラッシュ定着ユニットの外側に拡散することはない。したがって、気化したトナーによって画像形成装置の内部が汚染されることが防止される。
請求項5に記載の発明は、前記フラッシュ定着装置による定着によって気化したトナーを吸引、回収するトナー回収ユニットを有し、前記トナー回収ユニットは、前記フラッシュ定着ユニットの上流側において、前記用紙搬送路に相対するように開口したトナー吸引口と、気化したトナーを前記トナー吸引口から吸引するとともに、逆転運転させることにより、前記トナー吸引口から気流を噴出させる気流発生ブロワとしても機能する吸引ブロワとを備える請求項2に記載のフラッシュ定着装置に関する。
前記フラッシュ定着装置においては、吸引ブロワを逆転させると、フラッシュ定着ユニットの上流側に設けられたトナー吸引口から気流が噴出して用紙搬送経路上を下流に向かう気流が生じる。これにより、用紙搬送経路上に残存していた紙片は下流側に押しやられ、フラッシュ定着装置の出口から排出される。
請求項6に記載の発明は、トナー画像を形成するトナー画像形成部と、前記トナー画像形成部で形成されたトナー画像を用紙に転写するトナー画像転写部と、前記トナー画像転写部で用紙に転写されたトナー画像を定着させる請求項1〜4の何れか1項に記載のフラッシュ定着装置とを備えてなることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置において新たに用紙をセットしたりジャム処理が終了したりして印字を開始する際に、前記画像形成装置の備えるフラッシュ定着装置において気流発生手段によって気流を発生させることにより、前記フラッシュ定着ユニットに万が一紙片が残存していても前記紙片は用紙搬送の下流側に押しやられて前記フラッシュ定着装置の出口から排出される。
請求項7に記載の発明は、前記フラッシュ定着装置の下流側に、前記フラッシュ定着装置から排出された用紙片を回収する回収容器が設けられた請求項6に記載の画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、フラッシュ定着装置から排出された紙片は前記回収容器に収容される。
請求項8に記載の発明は、前記回収容器に回収された用紙片を検出する紙片センサと、前記紙片センサにおいて前記回収容器に回収された用紙片が所定量に達したことが検出されると、オペレータに対して警報を発する警報発生手段とを有する請求項7に記載の画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、回収容器内の用紙片の量が所定量に達したら警報発生手段によってオペレータに警報が発せられるから、回収容器が用紙片で満杯になったことに気付かずに運転を継続することが防止される。
以上説明したように本発明によれば、内部に残存した紙片を確実に除去できるにも係わらず、構成が簡略なフラッシュ定着装置、および前記フラッシュ定着装置を備えた画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
本発明の画像形成装置の一例である連帳プリンタ100は、トナー画像が転写さるべき連帳紙2が収容された用紙ホッパ11と、表面にトナー画像が形成される感光ドラム4と、感光ドラム4の表面に形成されたトナー画像を用紙ホッパ11から送り出された連帳紙2に静電的に転写する転写器7と、転写器7で連帳紙2に転写されたトナー画像を定着させるフラッシュ定着装置13と、フラッシュ定着装置13でトナー画像が定着された連帳紙2を折りたたんだ状態で収容するスタッカ12と、矢印aの方向に沿って連帳紙2を搬送する用紙搬送路17とを備える。更に、フラッシュ定着装置13において気化したトナーを回収するトナー回収ユニット30がフラッシュ定着装置13の下流に隣接して設けられている。また、用紙搬送路17の下流側末端には、フラッシュ定着装置13から排出された紙片を回収する回収箱40が設けられている。回収箱40には用紙検出センサ42が設けられている。
感光ドラム4は、表面に感光層が形成されているとともに、矢印bで示すように時計回り方向に回転する。感光ドラム4の周囲には、回転方向bに沿って、感光ドラム4の表面を帯電させる帯電コロトロン3と、感光ドラム4の表面を像様露光して静電潜像を形成する露光光学系5と、感光ドラム4の表面に形成された静電潜像をトナーで現像するトナー現像器6と、感光ドラム4表面のトナー画像を連帳紙2に転写する転写器7と、トナー画像を転写した後の感光ドラム4の表面に残存したトナーを除去するクリーナブレード8と、感光ドラム4の表面を除電する除電コロトロン9と、除電後の感光ドラム4の表面を清掃する回転ブラシ10とが設けられている。
また、フラッシュ定着装置13は、図1に示すようにフラッシュランプ制御ユニット13Aとフラッシュ定着ユニット13Bとから構成される。
フラッシュ定着ユニット13Bは、図2および図3に示すように、連帳紙2の搬送方向aに対して直交するように配設された4本のフラッシュランプ14と、フラッシュランプ14の上方に配設された主反射板15と、フラッシュランプ14の両端部に固定された1対の側方反射板16と、フラッシュランプ14、主反射板15、および側方反射板16を収容する筐体18とを有する。フラッシュランプ14の発光周波数などはフラッシュランプ制御ユニット13Aによって制御される。
筐体18には水平方向に延在する中仕切り板18Aが設けられている。中仕切り板18Aの搬送方向aに沿った側縁と筐体18の内壁との間には気流が通るための隙間が形成されている。フラッシュランプ14と主反射板15と側方反射板16とは何れも中仕切り板18Aの下方に収容されている。筐体18の底面には、フラッシュランプ14からの閃光を透過するためのガラス板19が実装されている。
筐体18の側板における中仕切り板18Aよりも下方には、冷却ブロワ20が接続されている。筐体18の側板における中仕切り板18Aよりも上方には、空気流入孔21が設けられている。空気流入孔21の内側には、筐体18の内部が正圧のときは閉じ、負圧のときは開く開閉板22が設けられている。一方、筐体18の底面には、気流噴出孔23が設けられている。気流噴出孔23の外側には、筐体18の内部が負圧のときは閉じ、正圧のときは開く開閉板24が設けられている。開閉板24は、搬送方向aに対して下流側の端縁が開閉するように筐体18の底面に取り付けられている。したがって、図2に示すように、開閉板24が開くと、矢印に示すように、気流が搬送方向aに沿って噴出される。開閉板24の搬送方向aに直交する方向の長さはフラッシュランプ14の長さとほぼ等しいことが好ましい。したがって、フラッシュランプ14の長さが500mmであれば、開閉板24の長さも500mm程度が好ましい。開閉板24が開いたときの開港幅は、フラッシュ定着ユニット13Bと用紙搬送路17との距離に応じて任意に定めることができるが、通常は5mm程度とされる。
トナー回収ユニット30は、フラッシュ定着ユニット13Bの下流に隣接して設けられ、用紙搬送路17に相対するように開口したトナー回収口31と、気化したトナーを前記トナー吸引口から吸引する吸引ブロワ34と、吸引ブロワ34とトナー回収口31との間に位置し、トナーを分離するフィルタ33とを備える。
以下、連帳プリンタ100の作用について説明する。
画像形成時においては、冷却ブロワ20および吸引ブロワ34は正転運転する。これにより、フラッシュ定着ユニット13Bの筐体18の内部は負圧に保持されるから、図2および図3において二点鎖線で示すように、開閉板22は開き、開閉板24は閉じるから、空気流入孔21から空気が流入し、筐体18内部に図3において矢印cで示す気流が生じる。気流cによってフラッシュ定着ユニット13Bの内部が冷却される。一方、トナー回収ユニット30においては、フラッシュ定着ユニット13B近辺の空気がトナー回収口31から吸い込まれてフィルタ33を通過してブロワ34によって排出される。
感光ドラム4は、矢印bの方向に沿って回転する間に帯電コロトロン3で表面が帯電される。帯電コロトロン3で帯電された感光ドラム4の表面は、露光光学系5によって像様露光され、潜像が形成される。そして、トナー現像器によって前記前記潜像が現像されて感光ドラム4の表面にトナー画像が形成される。
一方、用紙ホッパ11から送出された連帳紙2は、搬送機構(図示せず。)によって転写器7と感光ドラム4との間に挿入される。そして、感光ドラム4の表面のトナー画像が転写器7によって連帳紙2の表面に転写される。
転写器7でトナー画像が転写された連帳紙2は、搬送方向aに沿ってフラッシュ定着装置13に移送され、フラッシュ定着装置13においてフラッシュランプ14が所定の周期で発光することにより、連帳紙2上のトナー画像が熱定着される。
トナー画像が熱定着された連帳紙2は、スタッカ12上に折り畳まれた状態で集積される。
一方、トナー画像が転写された後の感光ドラム4は、クリーナブレード8によって表面のトナーが除去され、除電コロトロン9によって除電され、回転ブラシ10によって清掃される。
フラッシュ定着装置13において連帳紙2のトナー画像がフラッシュランプ14で照射されることにより、前記トナー画像を形成するトナーの一部が気化する。しかし、気化したトナーは、トナー回収ユニット30のトナー回収口31から吸引され、フィルタ33でトナー粉末と空気とに分離される。そして、分離された空気は吸引ブロワ34によって排出される。
ここで、用紙ジャムが発生し、または連帳用紙2がなくなると、連帳プリンタ100は、用紙ジャムが発生した旨の表示、または用紙切れが発生した旨の表示を行い、図6におけるステップS2において用紙ジャム処理が完了し、または連帳用紙2が用紙ホッパ11に補充されたか否かを判定する。オペレータがリセットボタンを押して用紙ジャムの状態が解除されるか、または用紙ホッパ11に連帳用紙2が補充されたことを用紙ホッパ11に設けられた用紙センサ(図示せず)が検出したら、ステップS4で連帳プリンタ100の機械部分の駆動が停止しているか否か判定する。そして、機械部分の駆動が停止しているときは、ステップS6で連帳プリンタ100が「正常用紙なし条件」にあるか否か、即ち用紙搬送路17上に連帳用紙2が残っていないか否かを判定する。連帳プリンタ100が「正常用紙なし条件」にあると判定されると、ステップS8において冷却ブロワ20が逆転運転されて筐体18の内部が加圧されるから、開閉板22によって空気流入孔21が閉じられ、開閉板24が開いて気流噴出孔23が開いて搬送方向aに沿った気流が噴出される。用紙搬送路17上に紙片p1およびp2が残存している場合には、前記気流によってフラッシュ定着ユニット13Bの下流側に排出される。冷却ブロワ20の逆転運転が開始されると、ステップS10において、フラッシュランプ制御ユニット13Aが逆転運転時間のカウントを開始する。そして、逆転運転開始後10秒が経過すると、ステップS12において冷却ブロワ20が停止する。冷却ブロワ20が停止すると、ステップS14で回収箱40が紙片で満杯か否かが判定される。そして、回収箱40が紙片で満杯のときは、ステップS16で回収箱40が満杯である旨の表示を行う。
2.実施形態2
本発明の画像形成装置の別の一例である連帳プリンタ1は、図4および図5に示すように、トナー回収ユニット30がフラッシュ定着ユニット13Bの上流に隣接して設けられている。そして、フラッシュ定着ユニット13Bの筐体18の側面には空気流入口21は設けられているが、開閉板22、気流噴出孔23、および開閉板24は設けられていない。
トナー回収ユニット30においては、トナー回収口31は、フラッシュ定着ユニット13Bの備える筐体18の上流側に隣接して用紙搬送路17に相対するように設けられている。トナー回収口31は、実施形態1に係る連帳プリンタ100と同様に吸引ブロワ34に接続され、トナー回収口31と吸引ブロワ34との間にはフィルタ33が介装されている。但し、ブロワ34は逆転可能である。ブロワ34を逆転させると、図5に示すようにフィルタ33を経由してトナー回収口31から用紙搬送路17に沿って連帳用紙2の搬送方向aの気流が吹き出す。これにより、フラッシュ定着ユニット13Bと用紙搬送路17との間に残存した紙片はフラッシュ定着ユニット13Bの出口から排出される。
以上の点を除いて連帳プリンタ1は、実施形態1に係る連帳プリンタ100と同様の構成および作用を有している。
実施形態1に係る連帳プリンタ100において冷却ブロワ20の風量を8m/分(=0.133m/sec)とし、開閉板24の搬送方向aに直交する方向の寸法を500mm、開平版24が開いたときの開港幅を5mmとすると、気流噴出孔23から吹き出した気流の速度は53.2m/secとなる。一方、気流噴出孔23から吹き出した気流の速度が17m/secであれば、18インチ角の紙片をフラッシュ露光装置13から排出するのに充分であることが別の実験から判った。ここで、前記寸法の紙片はスラッシュ定着ユニット13Bと用紙搬送路17との間に存在する可能性のある紙片としては最大のものであると考えられる。
したがって、冷却ブロワ20が前述の能力を有すれば、連帳用紙2が破れて生じた紙片であってもフラッシュ露光装置13から容易に排出されると考えられる。
図1は、実施形態1に係る連帳プリンタの全体的な構成を示す概略図である。 図2は、実施形態1に係る連帳プリンタにおけるフラッシュ定着ユニットおよびその近傍を搬送方向aに沿った平面で切断した部分断面図である。 図3は、実施形態1に係る連帳プリンタにおけるフラッシュ定着ユニットを搬送方向aに直交する平面で切断した部分断面図である。 図4は、実施形態2に係る連帳プリンタの全体的な構成を示す概略図である。 図5は、実施形態2に係る連帳プリンタにおけるフラッシュ定着ユニットおよびその近傍を搬送方向aに沿った平面で切断した部分断面図である。 図6は、実施形態1に係る連帳プリンタの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 連帳用紙
3 帯電コロトロン
4 感光ドラム
5 露光光学系
6 トナー現像器
7 転写器
8 クリーナブレード
9 除電コロトロン
10 回転ブラシ
11 用紙ホッパ
12 スタッカ
13 フラッシュ定着装置
14 フラッシュランプ
15 主反射板
17 用紙搬送路
18 筐体
18A 中仕切り板
20 冷却ブロワ
21 空気流入孔
22 開閉板
23 気流噴出孔
24 開閉板
30 トナー回収ユニット

Claims (8)

  1. トナー画像の形成された用紙が一定方向に搬送される用紙搬送路と、
    前記用紙搬送路上を搬送される用紙におけるトナー画像の形成された側の面をフラッシュランプで照射して前記トナー画像を定着させるフラッシュ定着ユニットと、
    前記フラッシュ定着ユニットと前記用紙搬送路との間に用紙の搬送方向に沿った気流を発生させ、前記用紙搬送路上に残存した用紙片を下流側に排出する気流発生手段と
    を備えてなることを特徴とするフラッシュ定着装置。
  2. 前記気流発生手段は、
    前記気流を発生させる気流発生ブロワと、
    前記用紙搬送路に相対するように設けられ、前記気流発生ブロワで発生した気流を前記用紙搬送路に向かって噴出させる気流噴出孔と
    を有する請求項1に記載のフラッシュ定着装置。
  3. 前記フラッシュ定着ユニットは、
    前記フラッシュ定着ユニット内部の空気を吸引して前記フラッシュ定着ユニットを冷却するとともに、逆転運転させることにより、前記気流発生ブロワとしても機能する冷却ブロワと、
    前記フラッシュ定着ユニット内が負圧になると開き、正圧になると閉じる空気流入孔とを有し、
    前記気流噴出孔は、前記フラッシュ定着ユニットの前記用紙搬送路に相対する側の面に形成され、前記フラッシュ定着ユニット内が正圧になると開き、負圧になると閉じる弁を備える請求項2に記載のフラッシュ定着装置。
  4. 前記フラッシュ定着装置による定着によって気化したトナーを吸引、回収するトナー回収ユニットを有し、
    前記トナー回収ユニットは、前記気流発生手段が動作中は動作を停止するように構成されてなる請求項1〜3の何れか1項に記載のフラッシュ定着装置。
  5. 前記フラッシュ定着装置による定着によって気化したトナーを吸引、回収するトナー回収ユニットを有し、
    前記トナー回収ユニットは、前記フラッシュ定着ユニットの上流側において、前記用紙搬送路に相対するように開口したトナー吸引口と、
    気化したトナーを前記トナー吸引口から吸引するとともに、逆転運転させることにより、前記トナー吸引口から気流を噴出させる気流発生ブロワとしても機能する吸引ブロワと
    を備える請求項2に記載のフラッシュ定着装置。
  6. トナー画像を形成するトナー画像形成部と、前記トナー画像形成部で形成されたトナー画像を用紙に転写するトナー画像転写部と、前記トナー画像転写部で用紙に転写されたトナー画像を定着させる請求項1〜4の何れか1項に記載のフラッシュ定着装置とを備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記フラッシュ定着装置の下流側に、前記フラッシュ定着装置から排出された用紙片を回収する回収容器が設けられた請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記回収容器に回収された用紙片を検出する紙片センサと、前記紙片センサにおいて前記回収容器に回収された用紙片が所定量に達したことが検出されると、オペレータに対して警報を発する警報発生手段とを有する請求項7に記載の画像形成装置。
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