JP2005265909A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フラッシュランプ方式の定着装置を備えた画像形成装置で、定着領域内部に残留している転写媒体を高精度で検知可能とすることを目的とする。
【解決手段】 フラッシュ定着装置30の搬送路の下側に制御部で制御される開閉手段で開閉操作される光反射部材44を装着し、光反射部材44の裏側に続けて設けた補助ハウジング46内に転写媒体14の検出センサ48を設け、この補助ハウジング46に設けた吸引機50の吸気動作で、定着領域内に残留している転写媒体14を吸引して捕捉し、検出センサ48を冷却する。また、制御部は、検出センサ48でセンシングしたデータを、予め記憶した定着領域内に転写媒体14が無い状態でセンシングを行ったときの正常データと比較することにより、転写媒体14の残留の有無を判別する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、フラッシュ定着装置を搭載した、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の作像プロセスを採用した画像形成装置では、光学像を照射して感光ドラム上に静電潜像を形成し、ついで、この静電潜像を現像してトナー像(被転写材で形成された像)にし、しかる後に、このトナー像を用紙等の転写媒体に転写し、転写媒体上に転写されたトナー像を定着することにより画像形成を行なう。転写媒体上に転写されたトナー像を固定像に定着する方法としては主に2つの方法がある。第1の方法は、一対のローラを使って熱と圧力によりトナーを転写媒体上に固定するヒートローラ方式であり、第2の方法はフラッシュランプの発光により、媒体上のトナー像を固定像にするフラッシュランプ方式(非接触定着方式)である。
このフラッシュランプ方式による定着装置(特に、転写媒体として連続用紙を使用する装置)は、例えば図7に示すように、連続用紙(ロールタイプの用紙)である転写媒体10を搬送路上で搬送するように構成し、この搬送路の上方にフラッシュランプ12を複数配置し、画像形成時に転写媒体10の移動速度に応じた一定周期でフラッシュランプ12の発光を繰り返すことにより、転写媒体10上に転写されたトナー像を固定像に定着するよう構成されている。
このフラッシュランプ方式の定着装置を備えた画像形成装置では、図8に示すように、ジャムエラーが発生したとき等に、ユーザによるジャム処理を行った後に用紙の取り忘れ・用紙切れ等で定着装置内の搬送経路上に残紙14が発生した場合に、定着装置に続く搬送経路の上流側と下流側とにそれぞれ配置された用紙検出センサ16によって定着装置内の残紙14を検出することはできないため、この残紙14に気付かずに次の画像形成動作に移ってしまうと、定着装置内の搬送経路上に残った残紙14が、幾度もフラッシュによる高温を受けてコゲや発煙等を発生させる原因となる。
このフラッシュランプ方式の定着装置では、定着領域内のフラッシュランプ12の下方位置において、光量が多く高温になる環境となるため、転写媒体の有無(紙詰まり)を検出するためのセンサが破壊し易いから、フラッシュランプ方式の定着装置内に残紙14を検出可能なセンサを取り付けることが難しい。またフラッシュランプ方式の定着装置内に残紙14を検出可能なセンサを取り付けても、このセンサが壊れてしまうとフラッシュランプ12下の残紙14を検出できずにフラッシュランプ方式の定着装置の運転を継続することになり、残紙14が燃える危険がある。
そこで、従来より、フラッシュランプ方式の定着装置では、フラッシュランプの下方に配置する搬送路を、転写媒体をエア吸引して搬送するエア吸引搬送部で構成し、このエア吸引搬送部でのエア吸引力を測定する手段と、転写媒体をエア吸引により搬送しているときのエア吸引力又はエア吸引していないときのエア吸引力を記憶する手段とを設け、転写媒体がフラッシュランプ方式の定着装置内に存在すべきでない時間帯において測定されたエア吸引力と記憶したエア吸引力又はエア吸引していないときのエア吸引力の値とを比較して判断し、フラッシュ定着装置内における紙詰まりを検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このようなエア吸引搬送部で残紙の検出を行うフラッシュランプ方式の定着装置では、残紙がエア吸引搬送部に吸着された場合しか残紙の有無を検出することができない。このため、小片の残紙がフラッシュランプ方式の定着装置の定着領域内におけるエア吸引力が及んで残紙を吸い寄せて吸着できない範囲にある場合には、残紙の検出ができないから、残紙検出の精度が低いという問題がある。
特開2001−356633
本発明は、上述の問題に鑑み、フラッシュランプ方式の定着装置における定着領域内部に残留している転写媒体を高精度で検知可能な、画像形成装置を新たに提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、電子写真方式の画像形成プロセスにより転写媒体に転写された被転写材で形成された像を固定像にするフラッシュ定着装置を備えた画像形成装置において、フラッシュ定着装置のフラッシュライトを照射する定着領域内における転写媒体の搬送路に対してフラッシュランプと反対側に、開閉手段で開閉可能に装着された光反射部材と、光反射部材が装着された開口に続く補助ハウジング内に配置された転写媒体の検出センサと、光反射部材が開状態のときに、補助ハウジング内に臨ませた目詰まり防止手段を設けた吸気口から吸気動作を行って、定着領域内に残留している転写媒体を吸引して捕捉すると共に、転写媒体の検出センサを冷却する吸引機と、転写媒体の検出センサによって定着領域内をセンシングしたデータを、予めメモリに記憶していた定着領域内に転写媒体が無い状態でセンシングを行ったときの正常データと比較して、定着領域内に転写媒体が残留しているか否かを判別する制御部と、を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、フラッシュ定着装置を備えた画像形成装置において、画像形成処理のためフラッシュライトを発光させるときに、光反射部材を閉状態として転写媒体の検出センサを熱から保護することができる。さらに、光反射部材が開状態のときには、吸引機を駆動して補助ハウジング内に臨ませた目詰まり防止手段を設けた吸気口側に残留している転写媒体を吸引して捕捉すると共に、転写媒体の検出センサを冷却して熱から保護することができる。また制御部は、フラッシュ定着装置の定着領域内に転写媒体が無い状態でセンシングを行ったときの正常データと比較して定着領域内に転写媒体が残留しているか否かを判別することにより、転写媒体の検出センサが定着領域内に残留している転写媒体を検出する精度を向上し、信頼性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、制御部が、フラッシュ定着装置の定着領域内に通常の動作状態では転写媒体が存在しない条件下にあると判断したときに、開閉手段を制御して光反射部材を開動作し、転写媒体の検出センサでセンシングする制御を行うことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1に記載の発明の作用、効果に加えて、制御部が、フラッシュ定着装置の定着領域内に通常の動作状態では転写媒体が存在しないという条件のときに転写媒体の検出センサでセンシングの動作を行うので、定着領域内には残留している転写媒体以外が存在しないことが分かっているため、転写媒体の検出センサが転写媒体を検出したときには、それが残留した転写媒体であると判断できる。すなわち、通常の画像形成処理のため定着領域内に搬入された転写媒体と、何らかの異常事態で定着領域内に残留された転写媒体とを容易に区別して検出できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、制御部が、転写媒体の検出センサでセンシングを行って定着領域内に転写媒体が残留していると判断したときに、さらに定着領域内に転写媒体が残留していないと判断するまでの所定回数だけ転写媒体の検出センサでセンシングを繰り返して実行しても定着領域内に転写媒体が残留していると判断した場合に、制御部がアラームを駆動して定着装置の定着領域内に転写媒体が残留していることを通知する制御を行うことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1及び請求項2に記載の発明の作用、効果に加えて、制御部が、フラッシュ定着装置の定着領域内で転写媒体を検出したときには、定着領域内に転写媒体が残留していないと判断するまでの所定回数だけ転写媒体の検出センサでセンシングを繰り返して実行する間、吸引機を駆動して転写媒体を吸引して捕捉する動作を継続し、この所定回数のセンシングを繰り返す間に、定着領域内から残留している転写媒体を除去できない場合に、制御部がアラームを駆動して定着領域内に残留している転写媒体を取り除く作業を促すことができる。
本発明の画像形成装置によれば、フラッシュランプ方式の定着装置内部に残留している転写媒体を、定着領域内部を直接検出可能なセンサで検出できるので、残留している転写媒体を高精度で検知できる。さらに、フラッシュランプ方式の定着装置内部から、吸引機で吸気することによって、残留している転写媒体を検出するセンサを冷却し、かつ定着領域内部に残された転写媒体を吸引機で吸引して取り除けるようにできるという効果がある。
本発明の画像形成装置に係わる実施の形態を、図1乃至図6により説明する。
本実施の形態に係わる電子写真方式の画像形成装置本体20では、図1の概略構成図に示すように、装置本体下部に配置された用紙供給部22にロール状に巻装されてストックされている転写媒体としての連続用紙24を引き出し、その画像形成プロセス(作像プロセス)に従って搬送路上を搬送しながら順次処理を行うもので、転写部26でトナー像を転写処理し、フラッシュランプ方式(非接触定着式)の定着装置30で転写媒体のトナー像を固定像に定着する処理をしてからスタック機構部32へ排出するよう構成する。
この転写部26には、現像ユニット36を一体的に設ける。この現像ユニット36は、表面にドットイメージの静電潜像を形成するため、光導電体(感光体)を表面に配した感光ドラム38を有する。この感光ドラム38は、図示しない駆動モータによって所定方向に一定速度で回転するよう装着されている。
この感光ドラム38の周囲には、図示しないが、感光ドラム38表面を一様に帯電する帯電器を設け、感光ドラム38の表面に光学像を照射して静電潜像を形成する露光用の光学ユニットとを設ける。この感光ドラム38の周囲には、感光ドラム38の表面に形成された静電潜像に対応したトナー像(被転写材で形成された像)を形成するために被転写材であるトナーを供給する現像部34を設ける。さらに、感光ドラム38の周囲には、図示しないが、光を照射して感光ドラム38上の帯電荷を除去する光除電器と、感光ドラム38上に残留するトナーを除去し清掃するためのブラシ及びブレードを備えたクリーナとを設ける。
また、この感光ドラム38の表面に対峙する位置には、感光ドラム38上のトナー像を連続用紙24上に転写するための転写帯電器で構成した転写部26を配置する。
このように構成された現像ユニット36では、帯電器により一様に帯電(例えばプラス帯電)された感光ドラム38表面に、光学ユニットによって光学像を照射すると、光があたった部分の電荷が抜けて静電潜像が形成される。次に、この現像ユニット36では、現像部34において、所定の現像電圧でバイアスされたマグネットロール(現像ロール)を回転してプラス帯電したトナーを感光ドラム38に擦り付けると、このトナ−が静電潜像上に移動してトナー像が形成される。
この後、転写部26では、連続用紙24の裏面から、転写帯電器によりトナー像の帯電電位と逆極性(マイナス)の電位でコロナ放電を行うことにより、トナー像を連続用紙24に転写する。また、トナー像の形成部36では、トナー像が連続用紙24に転写された後、感光ドラム38を更に回転し、光除電器で除電し、クリーナで残留トナーを除去して、次の静電潜像の形成に備える。
このように転写部26でトナー像が転写された連続用紙24は、搬送路上を搬送されて、フラッシュランプ方式の定着装置30(フラッシュ定着装置)に搬入される。
図2乃至図4に示すように、このフラッシュランプ方式の定着装置(フラッシュ定着装置)30は、連続用紙24に転写されたトナー像を定着させるため、複数のフラッシュランプ42を、ハウジング40内の上部に、搬送路に沿って等間隔で配置する。なお、これらフラッシュランプ42の下方には、保護用のガラス板54(図2及び図3に図示)を配置する。
このハウジング40内には、搬送路の下部全面に渡る範囲(連続用紙24の搬送路に対してフラッシュランプ42と反対側)に、鏡面が形成された光反射部材44を配置する。この光反射部材44は、例えば、一対の矩形部材をそれぞれの外側端部でヒンジにより軸着し、図示しない駆動モータ等の開閉器(開閉手段)で回動操作することにより、図4に想像線で示す閉位置と図4に実線で示す開位置との間を移動して、観音開きに開閉可能に構成する。
また、ハウジング40には、光反射部材44の下方に補助ハウジング46を一体的に設置する。この補助ハウジング46は、ハウジング40に続く開口が光反射部材44で開閉可能となるように構成されている。この補助ハウジング46の内部には、光反射部材44の開閉軌跡を外れた位置でハウジング40内を漏れなく検出できる各所定位置(例えば搬送路中央の所定間隔を置いた位置)に、単数又は複数(本実施の形態では3個)の残紙検出センサ(残留する転写媒体の検出センサ)48を設置する。
残紙検出センサ48は、対象までの距離を測定し残紙14の無い正常状態の検知結果と比較して残紙14の有無を判別(ある閾値と比べたときの差の有無の判別)するための光学式センサ又は電荷結合デバイス(CCD)等の撮像素子を利用して撮影した画像データを残紙14の無い正常状態で撮影した画像データと比較して残紙14の有無を判別可能とする光学式センサ等により構成する。なお、これら残紙検出センサ48は、リード線によって図示しない制御装置に接続されている。
なお、フラッシュランプ方式の定着装置30では、フラッシュランプ42を発光動作させる際には、光反射部材44を閉状態として、残紙検出センサ48がフラッシュランプ42のフラッシュライト(閃光)と高熱によって損傷を受けることを防止する。また、残紙検出センサ48でハウジング40内に残紙14が在るか否かを検出する際には、光反射部材44開状態とする。
補助ハウジング46の底部には、吸引機50を配置する。この吸引機50は、吸気口を補助ハウジング46内に臨ませるよう開口し、排気口を補助ハウジング46外に向けて配置する。また、吸引機50の吸気口には、吸引機50内に残紙14が入って故障することがないようにメッシュ部材52を配置し、この目詰まり防止手段として設けられたメッシュ部材52の上に残紙14が吸い寄せられて保持され得るように構成する。なお、この目詰まり防止手段は、メッシュ以外の通気性部材で構成しても良い。
また、吸引機50は、補助ハウジング46内の空気を強制排気する動作によって、補助ハウジング46内の各残紙検出センサ48に空気を当てて冷却する作用を合わせ持つ。この吸引機50の作用によって、各残紙検出センサ48は、光反射部材44が開状態となったときに、フラッシュランプ42のあるハウジング40内から伝わる熱気の高熱によって損傷を受けることを防止できる。なお、吸引機50の吸気口は、補助ハウジング46内で、最も残紙14が落下してき易い場所を選んで配置する。
この補助ハウジング46には、吸引機50の吸気口に設けたメッシュ部材52上に吸着された残紙14を除去する作業を可能とするため、図示しないが補助ハウジング46の一部に作業用の開閉窓を設け又は補助ハウジング46全体を着脱可能に構成する。また、ハウジング40は、その内部に残された残紙14を除去する作業を可能とするため、図示しないがハウジング40の一部に作業用の開閉窓を設け又は補助ハウジング46全体を着脱可能に構成する。
このように構成されたフラッシュランプ方式の定着装置30は、その内部を貫通する搬送路上を搬送されている連続用紙24の移動速度に応じた一定周期で、各フラッシュランプ42をそれぞれ発光して未定着トナーを連続用紙24上に定着させる定着動作を行う。
また、このフラッシュランプ方式の定着装置30は、定着動作を行わない状態である、定着装置30内に連続用紙24が搬入されない状態において、各フラッシュランプ42を消灯し、光反射部材44を開閉駆動手段で回動操作して観音開きの状態に開く。
これと同時に、フラッシュランプ方式の定着装置30では、吸引機50を駆動して、補助ハウジング46内にある残紙検出センサ48に空気を当てて冷却すると共に、ハウジング40内に残紙14があった場合には、この残紙14をハウジング40内から補助ハウジング46内へ向けて吸い寄せ、吸引機50の吸気口に設けたメッシュ部材52の上に吸着させる。
さらに、フラッシュランプ方式の定着装置30では、残紙検出センサ48により、ハウジング40の定着領域内における残紙14の有無を検出する動作を行う。
また、このフラッシュランプ方式の定着装置30では、残紙14の除去作業の後、残紙検出センサ48及び吸引機50を停止し、光反射部材44を開閉駆動手段で回動操作して閉じ、定着動作可能状態に復帰する。
このフラッシュランプ方式の定着装置30でトナー像が定着された連続用紙24は、スタック機構部32へ搬送され、そこで折り畳まれてストックされる。
次に、上述のように構成された画像形成装置において、フラッシュランプ方式の定着装置30内の残紙14を検出する制御手段の構成について、図5示すブロック図によって説明する。
この画像形成装置本体20に設ける残紙検出用の制御手段では、装置全体の制御を司る制御部である制御部(CPU)55にバス56を介して電源がオフとなってもデータを保存しておけるメモリ(Random Access Memory)58と、ユーザが、指令を入力可能に構成すると共に、形成する画像を取り込む処理を可能に構成した入力装置(コントロールパネル)60と、通常の画像形成処理に係わる動作制御を行うための画像形成用コントローラ62とを接続する。
また制御部55には、バス56を介してフラッシュランプ方式の定着装置30における、フラッシュランプ42の発光をコントロールする定着ランプコントローラ64と、吸引機50の動作をコントロールする吸引機コントローラ66と、光反射板開閉器68と、ユーザにフラッシュランプ方式の定着装置30内に残紙14があることを知らせるためのアラーム70と、残紙検出センサ48とを接続する。
次に、画像形成装置において、フラッシュランプ方式の定着装置30内の残紙14を検出する具体的な制御内容の一例について、図6のフローチャートにより説明する。
この図6に示す定着装置30内の残紙検出用制御は、画像形成装置本体20のメイン電源がオンにされたとき開始し、ステップ80に進む。
ステップ80では、制御部55が、入力装置60の指令内容、画像形成用コントローラ62の動作履歴等を検索することにより、メイン電源のオン直後で画像形成装置本体20のエンジンが始動前の停止状態となったと判断したとき又は画像形成のジョブが完了してエンジンが停止状態となったと判断したときに、次のステップ82へ進む。
ステップ82では、通常の画像形成処理のプロセスにおいて、フラッシュランプ方式の定着装置30の定着領域内(例えば定着装置30内の搬送路上)に連続用紙24が存在しない条件(例えば、連続用紙24を使い切った状態又はジャム処理のためフラッシュランプ方式の定着装置30内から全て引き抜いた状態等であって、連続用紙24の搬送路上における定着装置30の前後にそれぞれ配置した検出センサが何れも連続用紙24を検知していない状態にあるという条件)が満足されているかを判断する。そして、定着装置30が正常動作状態で動作しており定着領域内に定着処理の対象となる連続用紙24が存在する条件下にあると判断した場合には、ステップ100へ進む。なお、通常の動作状態で定着装置30内に連続用紙24が存在しない条件下では、残紙検出センサ48が検出したものが連続用紙24では無く残紙14であることが区別できる。
また、通常動作状態で定着装置30内に連続用紙24が存在しない条件下にあると判断した場合に、ステップ84へ進む。なお、この際、制御部55は、ジャム解除処理等のためフラッシュランプ42の発光処理が完全に停止していないときには、定着ランプコントローラ64を制御してフラッシュランプ42を発光停止状態とする。
ステップ84では、制御部55が、光反射板開閉器68に操作指令を伝達して光反射部材44を開状態にするよう駆動制御し、また、残紙検出センサ48が残紙を検出する状態に起動し、さらに、吸引機コントローラ66に操作指令を伝達して吸引機50を吸引状態にするよう駆動制御し、次のステップ86へ進む。
ステップ86では、制御部55が、残紙検出センサ48を制御して、ハウジング40内の定着領域(通常の定着処理の際らフラッシュランプ42からフラッシュライトの照射を受ける領域)全体に対する残紙14を検出するためのスキャンセンシングを行い、このスキャンセンシングの検出データをメモリ58に記憶させ、次のステップ88へ進む。
ステップ88では、予めハウジング40の定着領域内全体に、残紙14が無い通常状態で残紙検出センサ48によりスキャンセンシングを行ったときの正常データをメモリ58に記憶しておいたものを呼び出して、今回スキャンセンシングしたときの検出データと照合する処理を行い、次のステップ90へ進む。なお、正常データと比較することで、残紙検出センサ48が残紙14を検出する精度を向上し、信頼性を高めることができる。
ステップ90では、照合した正常データと検出データとが同じ(残紙がハウジング内に無い状態)であると判断されたときは、ステップ102へ進み、制御部55が、光反射板開閉器68に操作指令を伝達して光反射部材44を閉状態にするよう駆動制御し、また、残紙検出センサ48の動作を停止し、さらに、吸引機コントローラ66に操作指令を伝達して吸引機50を停止するよう駆動制御し、次のステップ100へ進む。なお、前述したステップ84で始動された吸引機50により、ハウジング40内の定着領域内に在った残紙14が補助ハウジング46内に回収された場合に補助ハウジング46内に残される残紙14は、作業者による定期点検時等に取り除かれる。
また、ステップ90では、照合した正常データと検出データとが異なる(残紙が在る状態)であると判断されたときは、ステップ92へ進み、今回スキャンセンシングを続行した回数が予め定められた所定のn回(例えば、2回から5回程度)になったかを判断し、所定のn回未満の場合に、前述したステップ86へ戻って、スキャンセンシングを繰り返す。そして、今回スキャンセンシングを続行した回数が所定のn回となったとき、次のステップ94へ進む。
ステップ94では、制御部55が、光反射板開閉器68に操作指令を伝達して光反射部材44を閉状態にするよう駆動制御し、また、残紙検出センサ48の動作を停止し、さらに、吸引機コントローラ66に操作指令を伝達して吸引機50を停止するよう駆動制御し、次のステップ96へ進む。
ステップ96では、制御部55がアラーム70を駆動制御して、ユーザにフラッシュランプ方式の定着装置30のハウジング40内に残紙14があることを通知する制御を行って、次のステップ98へ進む。
このステップ98は、ユーザ(作業者)によりジャム処理が行われる。このジャム処理では、フラッシュランプ方式の定着装置30にるハウジング40の定着領域内に残紙14が在る状態なので、作業者がハウジング40を開いて残紙14を取り除くと共に、補助ハウジング46内にある残紙14も取り除くことになる。このステップ98では、ジャム処理が完了したことを確認し、次のステップ100へ進む。
ステップ100では、画像形成装置本体20のメイン電源がオフにされたかを判断し、メイン電源がオフにされていないと判断したときに、ステップ80へ戻って、エンジンが停止状態となるまで待機し。メイン電源がオフにされたときに定着装置30内の残紙検出用制御を終了する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態に係わるフラッシュ定着装置を搭載した画像形成装置全体を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置における通常の定着処理状態のフラッシュ定着装置部分を取り出して示す要部概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置における残紙をセンシングしている状態のフラッシュ定着装置部分を取り出して示す要部概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置における残紙をセンシングしている状態のフラッシュ定着装置部分を取り出して示す要部概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置における残紙をセンシングして取り除くための制御を行う部分の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置における残紙をセンシングして取り除くための制御における手順の一例を説明するためのフローチャートである。 従来の画像形成装置における通常の定着処理状態のフラッシュ定着装置部分を取り出して示す要部概略構成図である。 従来の画像形成装置における、残紙が定着領域内にある状態のフラッシュ定着装置部分を取り出して示す要部概略構成図である。
符号の説明
20 画像形成装置本体
24 連続用紙
30 フラッシュランプ方式の定着装置
40 ハウジング
42 フラッシュランプ
44 光反射部材
46 補助ハウジング
48 残紙検出センサ
50 吸引機
52 メッシュ部材
55 制御部
58 メモリ
66 吸引機コントローラ
68 光反射板開閉器
70 アラーム

Claims (3)

  1. 電子写真方式の画像形成プロセスにより転写媒体に転写された被転写材で形成された像を固定像にするフラッシュ定着装置を備えた画像形成装置において、
    前記フラッシュ定着装置のフラッシュライトを照射する定着領域内における前記転写媒体の搬送路に対してフラッシュランプと反対側に、開閉手段で開閉可能に装着された光反射部材と、
    前記光反射部材が装着された開口に続く補助ハウジング内に配置された転写媒体の検出センサと、
    前記光反射部材が開状態のときに、前記補助ハウジング内に臨ませた目詰まり防止手段を設けた吸気口から吸気動作を行って、前記定着領域内に残留している転写媒体を吸引して捕捉すると共に、前記転写媒体の検出センサを冷却する吸引機と、
    前記転写媒体の検出センサによって前記定着領域内をセンシングしたデータを、予めメモリに記憶していた前記定着領域内に前記転写媒体が無い状態でセンシングを行ったときの正常データと比較して、前記定着領域内に前記転写媒体が残留しているか否かを判別する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部が、前記フラッシュ定着装置の定着領域内に通常の動作状態では前記転写媒体が存在しない条件下にあると判断したときに、前記開閉手段を制御して前記光反射部材を開動作し、前記転写媒体の検出センサでセンシングする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部が、前記転写媒体の検出センサでセンシングを行って前記定着領域内に前記転写媒体が残留していると判断したときに、さらに前記定着領域内に前記転写媒体が残留していないと判断するまでの所定回数だけ前記転写媒体の検出センサでセンシングを繰り返して実行しても前記定着領域内に前記転写媒体が残留していると判断した場合に、前記制御部がアラームを駆動して定着装置の定着領域内に前記転写媒体が残留していることを通知する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012008242A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Katsuragawa Electric Co Ltd 画像形成装置
JP2013049525A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Fuji Xerox Co Ltd 検知装置、定着装置及び画像形成装置

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