JP5095706B2 - レーザ定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙上に転写されたトナー像にレーザ光を照射することによって当該トナー像を用紙に熱定着させる定着装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、用紙上に形成されたトナー像を熱溶融することによって用紙上に定着させる定着装置が設置されている。この定着装置の一例として、用紙上の未定着のトナー画像に光を照射することによってトナー画像を熱溶融して用紙(記録紙)に定着させる方式を採用するものが知られている。この方式ではトナー像は熱源に対して非接触で加熱されるようになっている。また、この方式は、熱ローラ方式の定着装置とは異なり、ウォームアップが不必要であるといった特徴を有している。
また、特許文献1には、光によってトナー画像を定着するものとして、レーザパワーを利用してトナーを定着させるレーザ定着装置が示されている。特許文献1には、低出力の半導体レーザを複数用い、複数の光源から発光された各々のレーザ光の焦点をトナー像上の同一位置に重ねて定着処理を行うことが記載されている。また、特許文献1には、この定着処理により、定着を行う上でパワー不足を補うことができ、低出力で安価な半導体レーザを使うことが可能なため、装置全体も簡単なものにできる旨が記載されている。
また、光によってトナー画像を定着する方式の定着装置では、用紙への過剰加熱に起因する用紙発火が生じた場合、この発火を迅速に認識して、光の照射を停止する必要がある。なお、用紙への過剰加熱が生じる原因としては、光源を駆動する駆動装置の誤作動や用紙の搬送不良等が挙げられる。
そして、特許文献2には、定着装置内の空気をダクトに流し、このダクトの内部に光学式の煙検出装置を配置し、この煙検出装置によって煙の発生を検出する画像形成装置が示されている(つまり煙の発生の検出をもって発火を認識する)。
また、特許文献3には、用紙上のトナー像へ閃光を照射するランプと、ランプから照射した閃光が散乱した場合に散乱光を受光する受光部とを有するフラッシュ定着装置が示されている。このフラッシュ定着装置では、用紙から発煙している場合に前記閃光が煙によって散乱する事を利用し、前記受光部の光量信号に基づいて煙の発生の有無を判定するようになっている。
特開2005−55516号公報(公開日:2005年3月3日) 特開平7−319322号公報(公開日:1995年12月8日) 特開2008−70607号公報(公開日:2008年3月27日)
しかしながら、特許文献3の定着装置においては、前記散乱光の散乱先は煙の状態や煙の量によって変化するため、発煙しても受光部に散乱光が入射しないことがあるため、煙の発生を検知できないことがある。また、発煙しても受光部に入射する散乱光の量が少なすぎて煙の発生を検知できないこともある。つまり、特許文献3の定着装置は、用紙から生じる煙の検出精度が高くないという問題を有する。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、定着装置における発煙を高精度で検出することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、用紙を搬送する搬送装置と、前記搬送装置にて搬送されている用紙にレーザ光を照射することによって前記用紙上のトナー像を前記用紙に定着させるレーザ照射部とを有するレーザ定着装置において、所定波長の光を出射する出射部と、前記所定波長の光を受光して前記所定波長の光の受光量に応じた信号を出力する受光部とを含み、前記レーザ光の光路を挟んで前記出射部と前記受光部とが対向し、前記出射部から出射する光が前記レーザ光の光路と交わった後に前記受光部に到達するように前記出射部と前記受光部との位置関係が定められている光学センサと、前記信号に基づいて前記レーザ定着装置における発煙を検出する発煙検出部とを有することを特徴とする。
本願発明の構成によれば、前記出射部から出射する光は前記レーザ光の光路と交わった後に前記受光部に到達するようになっている。ここで、レーザ光の過剰照射によって前記用紙が発煙するとレーザ光の光路にて煙が立つため、前記発煙が起こる時は発煙していない時よりも前記出射部から前記受光部へ到達する光量が減少することになり、前記用紙が発煙すると前記受光部の出力信号は変化することになる。それゆえ、前記信号に基づいて発煙を検出するようになっている本願発明によれば、高精度で発煙を検出できるという効果を奏する。
また、正常時において前記信号の値は正常値を示す一方、前記発煙が生じている場合、および、前記用紙やトナーの含有成分が前記レーザ光に照射されることによって揮発している場合、前記信号の値は所定の正常値から変化し、その後再び正常値に復帰する傾向にある。ところが、前記発煙によって前記信号の値が変化した場合は、前記揮発によって前記信号の値が変化した場合よりも、正常値への復帰時間が長くなる。そこで、本願発明のレーザ定着装置では、前記構成に加え、前記出射部から前記受光部へ向かう前記所定波長の光の光路に前記所定波長の光を遮る物質が無い状態において、前記出射部から前記所定波長の光を出射させた場合の前記信号の値を正常値とする場合、前記発煙検出部は、前記受光部から出力する信号の値が前記正常値から前記正常値以外の値に変化を開始し、この変化の開始時から所定時間以内に前記信号の値が前記正常値に戻らない場合に前記発煙が生じていると判定することが好ましい。これにより、前記発煙ではなく前記揮発によって前記信号の値が変化しているケースを前記発煙の発生と誤判定する事を抑制でき、発煙の検出精度を高めることができる。
また、本願発明のレーザ定着装置は、前記構成に加え、前記レーザ照射部から用紙にレーザ光を照射することによって前記用紙または用紙上のトナーから揮発性成分が揮発する場合であって前記発煙が無い場合の前記信号の値の変化のパターンを示したパターンデータを記憶する記憶部を有し、前記発煙検出部は、前記受光部から出力する信号の値が変化を開始した場合、当該変化のパターンと前記パターンデータとを比較することによって前記発煙の有無を判定するようになっていることが好ましい。この構成によれば、前記発煙ではなく前記揮発によって前記信号の値が変化しているケースを前記発煙の発生と誤判定する事を抑制でき、発煙の検出精度を高めることができる。
また、本願発明のレーザ定着装置は、前記構成に加え、前記搬送装置にて搬送される用紙の紙端のうち前記搬送の方向に垂直な紙端に対して平行な一方向を第1方向とし、第1方向と逆方向を第2方向とする場合、前記出射部は前記搬送装置に搬送される用紙の搬送経路よりも第1方向側に位置し、前記受光部は前記搬送経路よりも第2方向側に位置するようになっていてもよい。そして、当該構成において、前記レーザ照射部は、前記第1方向に沿って複数のレーザ光源を並べたレーザアレイであり、前記出射部から前記受光部へ向けた前記所定波長の光の進行方向が前記第1方向に平行になるように、前記出射部と前記受光部との位置関係が定められていることが好ましい。この構成によれば、一組の出射部と受光部とを備えるだけで、当該出射部から受光部へ進行する光を全てのレーザ光源の光路に交差させることができるため、部品点数(出射部と受光部)を削減できるという効果を奏する。
また、搬送されている用紙から発煙が生じた場合、煙は用紙上の発火点から用紙搬送方向の上流側に向けて飛翔する。したがって、レーザ光の過剰照射に起因して用紙から生じる煙は、レーザ光の通過範囲のみならず、前記通過範囲よりも前記搬送の方向の上流側の非通過範囲にも分布する傾向にある。そこで、本願発明のレーザ定着装置においては、前記構成に加え、前記出射部から前記受光部へ向かう前記所定波長の光の光路が、前記レーザ光の通過範囲と、前記通過範囲よりも前記搬送の方向の上流側の非通過範囲とを通るように、前記出射部および受光部の配置箇所が定められていることが好ましい。これにより、前記煙の検出精度を一層高めることができるという効果を奏する。
さらに、本願発明のレーザ定着装置は、前記構成に加え、前記受光部が、前記所定波長の光を受光する受光面と、前記受光面よりも前記出射部側に突出して形成され、前記出射部から出射して前記受光面に到達する光の光路に対向する対向面を有する壁部とを備え、前記対向面は、少なくとも前記所定波長の光を吸収する光吸収膜によって形成されていることが好ましい。前記構成によれば、前記出射部から出射する光のうち、前記受光部に直接到達せずに用紙等に反射して前記受光部に向かう迷光を前記対向面にて吸収できるため、前記受光部から出力される信号の値が前記迷光によって前記正常値からぶれることを抑制できる。
また、用紙のジャムが生じた場合において、ジャムの態様(用紙に折れ曲がり方)によっては、前記受光部と出射部との間を前記用紙が遮蔽することがある。そこで、本願発明のレーザ定着装置は、前記構成に加え、前記受光部から出力される信号に基づいて用紙のジャムを検出するジャム検出部を有していてもよい。これにより、前記受光部の出力信号を参照することで前記ジャムを検出することもできるという効果を奏する。
さらに、本願発明のレーザ定着装置は、前記構成に加えて、前記搬送装置が、回転ローラと、前記回転ローラに架けられており前記回転ローラと共に回転する無端ベルトとを有し、前記無端ベルトに用紙を載置することによって当該用紙が搬送されるようになっており、前記無端ベルトに対して前記用紙を静電吸着させる静電吸着部を有していることが好ましい。前記構成によれば、無端ベルトからの用紙浮きを抑制できるため、この用紙浮きによって前記受光部と前記出射部との間が前記用紙に遮蔽されて前記信号の値が変化してしまう事を抑制でき、発煙の誤検出やジャムの誤検出を抑制できるという効果を奏する。
なお、本願発明のレーザ定着装置は電子写真方式の画像形成装置に設置されるものである。この画像形成装置としては、例えば、複合機、複写機、プリンタ、ファクシミリが挙げられる。
本発明は、所定波長の光を出射する出射部と、前記所定波長の光を受光して前記所定波長の光の受光量に応じた信号を出力する受光部とを含み、前記レーザ光の光路を挟んで前記出射部と前記受光部とが対向し、前記出射部から出射する光が前記レーザ光の光路と交わった後に前記受光部に到達するように前記出射部と前記受光部との位置関係が定められている光学センサと、前記信号に基づいて前記レーザ定着装置における発煙を検出する発煙検出部とを有することを特徴とする。それゆえ、高精度で発煙を検出できるという効果を奏する。
本実施形態に係る複合機に含まれる画像形成部および定着装置の構成を示す模式図である。 本実施形態に係る定着装置の概略構成を示す模式図である。 図2の定着装置を、レーザアレイが設置されている側から映した場合の模式図である。 (a)は、透過型センサの受光装置と発光装置とを示す模式図であり、(b)は、(a)の受光装置を受光面側から映した図である。 (a)は、水蒸気発生時における透過型センサの出力のパターンを示す図であり、(b)は、発煙時における透過型センサの出力のパターンを示す図である。 本実施形態の複合機に含まれる各ハードウェアを示したブロック図である。 本実施形態に係る定着制御部の処理内容を示したフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る定着制御部の処理内容を示したフローチャートである。 発光装置から受光装置へ向かう光の光路を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本実施形態の定着装置を説明する前に、この定着装置を有する複合機(画像形成装置)について説明する。図6は、本実施形態の複合機の概略構成を示すブロック図である。
複合機700は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、画像ファイリング機能等を備える画像形成装置である。複合機700は、図6に示すように、スキャナ701と周辺機器702とプリンタ703とを備えている。
スキャナ701は、原稿を読み取って画像信号(アナログ信号)を生成する読取部605を有している。
プリンタ703は、乾式電子写真方式且つ4連タンデム式のカラー印刷装置であり、ネットワーク上の各端末装置から送信される画像データ、または、読取部605にて読み取られた原稿の画像データに基づいて、用紙(記録紙,記録部材)に対して多色画像(カラー画像)または単色画像を形成する。プリンタ703は、読取部605によって生成された画像データまたは端末装置から送信される画像データに各種画像処理を施す画像処理部606と、この画像データに示されるトナー像を用紙に転写する画像形成部607と、画像転写後の用紙に対して定着処理を行う定着装置609と、複合機700に含まれる各ハードウェアを統括的に制御する本体制御部601とを有している。
周辺機器702は、フィニッシャーやソーターなどの後処理装置を有し、この後処理装置を制御する周辺機器制御部608を有している。さらに、複合機700は、利用者に対して複合機700に関する各種情報や印刷画像のプレビューを表示する表示部604と、利用者が複合機700に対して各種コマンドや各種情報を入力するための入力部603とを有している。
つぎに、画像形成部607の構成について具体的に説明する。図1は、複合機700に含まれる画像形成部607および定着装置609を示す模式図である。画像形成部607は、図1に示すように、可視像形成ユニット50(50Y・50M・50C・50B)、用紙搬送部30、供給トレイ20を備えている。
画像形成部607には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色に対応して、4つの可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bが並設されている。具体的に、可視像形成ユニット50Yは、イエローのトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Mは、マゼンダのトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Cは、シアンのトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Bは、ブラックのトナーを用いて画像形成を行うようになっている。また、図1に示すように、可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bは、用紙Pを積載する供給トレイ20と定着装置609とを繋ぐ用紙搬送路に沿って並んで配置されている。
つぎに、可視像形成ユニット50Yの構成について説明する。なお、可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bは、取り扱うトナーの色が各々異なるが、各々実質的に同一の構成を有するため、以下では可視像形成ユニット50Yの構成についてのみ説明し、可視像形成ユニット50M・50C・50Bの構成の説明については省略する。
可視像形成ユニット50Yは、図1に示すように、感光体ドラム51、帯電器52、光照射装置53、現像器54、転写ローラ55、クリーナユニット56を有している。
感光体ドラム51は、感光性材料にて表面が形成されており、図1に示すF方向に回転するドラム形状のローラであり、表面にトナー画像が形成されるようになっている。帯電器52は感光体ドラム51の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。光照射装置53は、画像形成部607に入力された画像データに応じて、帯電器52によって帯電した感光体ドラム51の表面にレーザ光を照射することにより、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成するものである。現像器54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像を黄色のトナーによって顕像化する。転写ローラ55は、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されており、搬送されている用紙Pに対して、感光体ドラム51に形成されたトナー像を転写するためのものである。クリーナユニット56は、現像器54による現像処理および感光体ドラム51に形成された画像の転写処理後に、感光体ドラム51の表面に残留したトナーを除去・回収するためのものである。
以上のような転写処理は、可視像形成ユニット50M・50C・50Bにおいても行われる。但し、可視像形成ユニット50Mでは、現像器はマゼンタのトナーによって現像処理を行い、可視像形成ユニット50Cでは、現像器はシアンのトナーによって現像処理を行い、可視像形成ユニット50Bでは、現像器はブラックのトナーによって現像処理を行う。
以上にて示した画像形成部607によれば、用紙P上において、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、ブラック画像が重ねられ、フルカラー画像が形成されるようになっている。
つぎに、用紙搬送部30について説明する。用紙搬送部30は、図1に示すように、駆動ローラ31、アイドリングローラ32、搬送ベルト33を有し、可視像形成ユニット50において用紙Pにトナー像が形成されるように用紙Pを搬送するためのものである。搬送ベルト33は、無端状ベルトであり、駆動ローラ31およびアイドリングローラ32に架けられている。そして、図示しない制御部が駆動ローラ31を所定の周速度で回転させることにより、搬送ベルト33が回転するようになっている。また、搬送ベルト33の外側表面には静電気が付加されている。これにより、搬送ベルト33は、用紙Pを静電吸着しながら搬送するようになっている。用紙Pは、トナー像の転写後、駆動ローラ31の曲率によって搬送ベルト33から剥離され、定着装置609に搬送される。
つぎに、定着装置609について詳細に説明する。図2は、図1に示す定着装置609を拡大した図である。定着装置609は、用紙Pに形成されているトナー像に対してレーザ光を照射することによって当該トナー像を用紙Pに定着する装置である。つまり、レーザ光のパワーによって記録紙P上の未定着トナー層に適度な熱を与えることで当該トナー層を溶解し、溶解後のトナー層が冷却して用紙Pに定着(固定)されるようになっており、これにより堅牢な画像が形成される。
図2に示すように、定着装置(レーザ定着装置)609は、レーザアレイ105、用紙搬送装置107、透過型センサ104、コリメータレンズ111、集光レンズ112を有している。また、図6に示すように、定着装置609は定着制御部602を有している。定着制御部602は、定着装置609に含まれる各ハードウェアを制御するものである。
なお、本実施形態では、図2に示すように、用紙搬送装置107の用紙搬送方向をZ方向(副走査方向)とする。また、図2および図3に示すように、用紙搬送装置107にて搬送されている用紙の紙端のうち前記搬送の方向に垂直な紙端(先端エッジ,後端エッジ)に対して平行な一方向をY方向(第1方向)とし、Y方向と逆方向をX方向(第2方向)とする。
用紙搬送装置(搬送装置)107は、テンションローラ(回転ローラ)101・102、無端ベルト103を有している。テンションローラ101・102のシャフト(軸心)はベアリング(不図示)に接続されている。テンションローラ101は、ギア(不図示)を介して駆動部(不図示)に接続され、駆動部によって回転駆動するようになっている。テンションローラ102は、テンションローラ101および無端ベルト103の回転に従動して回転するようになっている。
無端ベルト103は、テンションローラ101・102に架けられている。無端ベルト103は、ポリカーボネート、フッ化ビニリデン、ポリアミドイミド、ポリイミド(PI)などの樹脂にカーボンなどの導電性部材を分散させた素材からなり、耐熱性を示す。
また、電源(静電吸着部)110によって無端ベルト103の裏面(内周側の面)にバイアス電圧を印加することで、用紙Pを無端ベルト103の表面(外周側の面)に静電吸着するようになっている。
以上の定着装置609においては、テンションローラ101が回転駆動することによって、無端ベルト103も回転駆動する。そして、可視像形成ユニット50によって画像の形成された用紙Pが定着装置609に搬送されてくると、用紙Pは、無端ベルト103に静電吸着してZ方向に搬送され、レーザアレイ105に対向する箇所を通過するようになっている。
レーザアレイ(レーザ照射部)105は、用紙搬送装置107に搬送されている用紙Pにレーザ光を照射し、用紙P上のトナー像を用紙Pに定着させるものである。以下、レーザアレイ105について図2および図3を参照して詳細に説明する。図3は、定着装置609を、レーザアレイが設置されている側から映した場合の模式図である。
レーザアレイ105は、複数個(約1000個)の半導体レーザ素子を有するものである。具体的に、複数個の半導体レーザ素子は、Y方向に沿って一列に並んで配置するようにレーザアレイ105に取り付けられている。
レーザアレイ105に取り付けられている各半導体レーザ素子は、波長780nmのレーザ光を照射する光源であり、図6の定着制御部602によってオンとオフとが制御されるようになっている。また、図2に示されるように、レーザアレイ105に構成される半導体レーザ素子と搬送中の用紙Pとの間には、レーザアレイ105の側から順にコリメータレンズ111と集光レンズ112とが並んで配置されている。つまり、レーザアレイ105の各半導体レーザ素子から射出されるレーザ光は、コリメータレンズ111によって平行光に整形され、その後、集光レンズ112によって用紙Pの表面で焦点があうように集光される。図2の破線にて示される領域はレーザアレイ105から射出されるレーザ光の光路を示したものである。
以上の構成において、定着制御部602は、本体制御部601から印字位置情報を入力するようになっている。この印字位置情報とは、画像形成部607にて形成されるトナー像の用紙P上の位置を示した情報であり、画像処理部606にて処理された画像データに基づいて本体制御部601によって作成されるものである。そして、定着制御部602は、印字位置情報の入力をもって印字開始を検知し、定着装置609の駆動を開始する。具体的に、定着制御部602は、印字位置情報を入力すると、用紙搬送装置107の駆動を開始する。つぎに、定着制御部602は、用紙Pが定着装置609に到達しレーザアレイ105との対向位置に搬送されると、前記印字位置情報に基づいてレーザアレイ105に含まれる各半導体レーザ素子のオンとオフとを制御する。具体的には、用紙Pのトナー像の形成されている箇所に選択的にレーザ光が当てられるように各半導体レーザ素子のオンとオフとが切り替えられる。これにより、用紙Pにおいてトナー像の形成されている箇所には必ずレーザ光が当てられ、用紙Pにおいてトナー像の形成されていない箇所にはレーザ光の照射されない範囲が生じることになる。そして、レーザ光が当てられたトナー像は加熱溶融して用紙Pに定着するようになっている。
つぎに、透過型センサ(光学センサ)104について具体的に説明する。本実施形態では、何らかの異常(用紙搬送停止またはレーザ駆動回路の故障)が生じてレーザアレイ105のレーザ光が用紙Pに過剰照射されることで用紙Pまたはトナーが発火し、この発火によって用紙Pまたはトナーから煙が生じた場合、透過型センサ104によって当該煙の発生を検出するようになっている。
透過型センサ104は、発光装置104aと受光装置104bとを有するセンサである。本実施形態では、株式会社キーエンス製のレーザセンサ(LV−H300)を透過型センサ104として用いているが、特に当該レーザセンサに限定されるものではなく、周知の透過型センサであればよい。
発光装置(出射部)104aは、レーザアレイ105の半導体素子から照射されるレーザ光の波長とは異なる所定波長の光(レーザ光)を出射するレーザダイオードである。受光装置104bは、発光装置104aから射出されるレーザ光の波長と同一波長の光のみを受光し、受光した光を電圧に変換することにより、当該波長の光の受光量を示す信号(電気信号)を出力する。なお、本実施形態において前記所定波長は650nmである。
このように、透過型センサ104の光の波長とレーザアレイ105のレーザ光の波長とを異ならせているため、レーザアレイ105のレーザ光が反射して透過型センサ104の受光装置104bに到達しても、レーザアレイ105のレーザ光によって受光装置104bの信号の値が変化することはない。
また、図3に示すように、発光装置104aは、無端ベルト103よりもY方向側に設置され、且つ、レーザアレイ105から射出されるレーザ光の光路よりもY方向側に設置されている。受光装置(受光部)104bは、無端ベルト103よりもX方向側に設置され、且つ、レーザアレイ105から射出されるレーザ光の光路よりもX方向側に設置されている。つまり、発光装置104aは、複合機700にて扱われる最大サイズの用紙が搬送されている場合の用紙搬送路よりもY方向側に位置し、受光装置104bは、この用紙搬送路よりもX方向側に位置することになる。
そして、発光装置104aおよび受光装置104bは、図2および図3に示すように、用紙搬送装置107の用紙搬送路よりもレーザアレイ105側(上側)に配置され、レーザアレイ105から射出されるレーザ光の光路を挟んで互いに対向するように配置されている。また、発光装置104aから出射する光の光軸が受光装置104bの受光面に交差し、且つ、この光軸がレーザアレイ105の半導体レーザ素子の配列方向と平行になるように、発光装置104aおよび受光装置104bの配置箇所が定められている。
また、発光装置104aおよび受光装置104bは、発光装置104aから受光装置104bへ直接向かう光の光路が用紙搬送装置107に搬送される用紙Pの紙面近傍を通るように位置決めされる。具体的に、発光装置104aから受光装置104bへ直接向かう光の光路と、用紙搬送装置107に搬送される用紙Pの紙面との隙間が0.5mm〜5mmの範囲になるように、発光装置104aおよび受光装置104bが位置決めされる。このような位置決めを行っているのは、後述する発火(用紙発火)が生じた場合、発光装置104aから受光装置104bへ向かう光路に発火による煙を確実且つ直ちに通過させるためである。
発光装置104aおよび受光装置104bを以上のように配置することにより、発光装置104aから出射する光はレーザアレイ105の全ての半導体素子の光路を通過して受光装置104bに到達し、受光装置104bは当該光を受光するようになっている。
また、発光装置104aは、定着処理の実行中において常に光を照射するようになっている。そして、受光装置104bは、発光装置104aの照射する光の波長と同じ波長の光の受光量に応じた信号を出力するようになっている。したがって、受光装置104bは、発光装置104aから射出された光であって受光装置104bの受光面まで到達することのできた光の量に応じた信号を出力するようになっている。なお、受光装置104bから出力する信号の値(以下では「出力値」と称す)は、受光装置104bの受光量(前記所定波長の光の受光量)が多くなるほど大きくなる。
また、本実施形態では、発光装置104aから受光装置104bへ向かう前記所定波長の光の光路に前記所定波長の光を遮る物質が無い状態において発光装置104aから前記所定波長の光を出射させた場合の受光装置104bの出力値は5Vになる。
これに対し、発光装置104aから出射する光を受光装置104bが全く受光しておらず、且つ、発光装置104aから出射する光以外の光であって発光装置104aの光と同じ波長の光を受光装置104bが全く受光していない場合の受光装置104bの出力値は0Vになる。
つまり、発光装置104aと受光装置104bとの間の光路において、発光装置104aから射出される光を遮るものがなければ、発光装置104aは5Vの信号を出力することになる。これに対し、発光装置104aと受光装置104bとの間の光路において、発光装置104aから射出される光を遮るものがあり、遮られる光量が多くなるほど発光装置104aの出力値は小さくなる。
そして、用紙Pやトナーが発火することによって用紙Pやトナーから煙が発生した場合、この煙は発光装置104aから射出される光を遮る要因となる。したがって、上記の煙が発生した場合、受光装置104bの出力値(受光量)は5Vよりも少なくなり、5Vに復帰するまで時間を要する。具体的に、煙が発生した場合の受光装置104bの受光量と経過時間との関係は図5(b)のようになる。
そこで、本実施形態において、定着制御部602は、受光装置104bの出力値をモニタするようになっており、5Vの出力値を正常値として扱うようになっている。そして、受光装置104bの出力値が正常値(5V)である場合、定着制御部602は定着装置609を正常状態と判定し続ける。これに対し、受光装置104bの出力値が変化し(正常値よりも低くなり)、且つ変化開始から所定時間経過しても出力値が正常値(5V)に戻らない場合に、定着制御部602において煙が発生していると判定してレーザアレイ105の駆動を強制停止するようになっている。
なお、受光装置104bの出力値が変化しても、変化開始から所定時間内に出力値が正常値(5V)に戻った場合、定着制御部602は、煙発生と判定せず、定着装置609を正常状態と判定する。これは、発煙してなくても、トナーまたは用紙の揮発成分によって発光装置104aから射出される光が遮られる場合があるが、このような場合は出力値が変化しても発煙時より正常値への復帰が早いため、所定時間内に出力値が正常値(5V)に戻った時は「発煙」と判定せず「正常」と判定するようにしたものである。この点、前記の揮発成分が水蒸気の場合を例にして図を用いて説明する。図5(a)は、トナーから揮発する水蒸気によって発光装置104aから射出される光が遮られる場合の受光装置104bの受光量と経過時間との関係を示したグラフであり、図5(b)は、用紙から生じる煙によって発光装置104aから射出される光が遮られる場合の受光装置104bの受光量と経過時間との関係を示したグラフである。図5(a)と図5(b)とを比較すると、発煙によって出力値が変化した場合よりも、トナーから揮発した水蒸気によって出力値が変化した場合の方が、正常値への復帰時間が短いことがわかる。なお、ここでは水蒸気を例にして説明したが、水蒸気以外のトナーの揮発成分の場合であっても、発煙の場合よりも、正常値への復帰時間が短くなる。
つまり、前記の所定時間とは、用紙またはトナーの含有される各揮発成分による復帰時間(出力値が正常値から変化してから正常値に戻るまでの時間)よりも長く、発煙による復帰時間よりも短い時間に設定される。
定着制御部602が以上のような判定を行うことにより、例えばジャム等によって用紙搬送が急停止した場合やレーザ駆動回路の故障によって用紙Pにレーザ光が過剰照射され、この過剰照射によって用紙Pやトナーが発火して煙が発生するような事態が生じても、定着制御部602が煙発生を検出してレーザアレイ105の駆動を強制停止できる。
つぎに、複写処理時における複合機700の処理の流れを説明する。まず、利用者は、スキャナ701の原稿台または自動原稿搬送装置に原稿を載置する。つぎに、利用者が入力部603のコピーボタン(不図示)を押すと、印刷指示信号が本体制御部601に送られるようになっている。本体制御部601は、印刷指示信号を入力すると、読取部605に原稿を読み取らせる。そして、読取部605から画像処理部606に画像信号が送られ、画像処理部606にて当該画像信号がデジタルの画像データに変換されるようになっている。
その後、画像処理部606は、前記画像データに対して画像処理を施し、この画像データを画像形成部607に送る。また、画像処理部606は、前記の画像データに基づいて印字位置情報を生成し、印字位置情報を定着制御部602に送る。
画像形成部607は、画像処理部606から送られてきた画像データに基づいて用紙Pに画像を形成し、画像形成後の用紙Pを定着装置609に搬送する。
定着制御部602は、印字位置情報を受信すると、定着装置609の駆動を開始する。具体的に、定着制御部602は、図示しない駆動部を駆動して用紙搬送装置107の無端ベルト103を駆動し、電源110をオンにて無端ベルト103へバイアス電圧を印加する。さらに、定着制御部602は、用紙Pがレーザアレイ105との対向位置まで搬送されてくると、印字位置情報に基づいてレーザアレイ105を制御して用紙Pにレーザ光を照射して定着処理を行う。定着処理の後、画像が定着された用紙Pは排出トレイ(不図示)に排出される。
また、定着制御部602は、定着処理時において、定着装置609における発煙の有無を判定し、発煙有りと判定した場合はレーザアレイ105の駆動を停止するようになっている。以下ではこの処理の流れを図7に基づいて説明する。
定着制御部602は、印字位置情報を入力すると(S1にてYES)、用紙搬送装置107およびレーザアレイ105の制御を開始する他、発光装置104aをオンにし、且つ、受光装置104bの出力値のモニタ(監視)を開始する(S2)。そして、定着制御部602は、定着処理が終了するまで当該出力値のモニタを継続する。
定着制御部602は、前記出力値が正常値(5V)から変化せずに定着処理が終了した場合、そのまま用紙搬送装置107およびレーザアレイの制御を終了する(S3にてNO→S4にてNO→S3にてYES)。また、定着制御部602は、前記出力値が正常値から変化しても当該変化から所定時間以内に出力値が正常値に戻り、その後定着処理が終了した場合、用紙搬送装置107およびレーザアレイ105の制御を終了する(S4にてYES→S5にてYES→S3にてYES)。
これに対し、定着制御部602は、定着処理中において、前記出力値が正常値から変化して当該変化から所定時間以内に出力値が正常値に戻らない場合、煙発生と判定し、直ちにレーザアレイ105の駆動を強制終了する(S4にてYES→S5にてNO→S6)。また、定着制御部602は、レーザアレイ105の駆動の強制終了と共に、無端ベルト103に対するバイアス電圧の印加を強制終了し、無端ベルト103の駆動を強制終了する。これにより、例えばジャム等によって用紙搬送が急停止した場合やレーザ駆動回路の故障によって用紙Pにレーザ光が過剰照射され、この過剰照射によって用紙Pやトナーが発火しても、迅速にレーザアレイ105の駆動を強制停止できるため、用紙Pの燃焼速度を抑制でき、被害が大きくなる前に安全措置を講じることが可能になる。
以上にて説明したように、本実施形態の定着装置609は、用紙搬送装置107と、用紙搬送装置107にて搬送されている用紙Pにレーザ光を照射することによって用紙P上のトナー像を用紙Pに定着させるレーザアレイ105と、透過型センサ104と、定着制御部602とを有している。透過型センサ104は、所定波長の光を出射する発光装置104aと、前記所定波長の光を受光して前記所定波長の光の受光量に応じた信号を出力する受光装置104bとを含む。また、レーザアレイ105から放たれるレーザ光の光路を挟んで発光装置104aと受光装置104bとが対向し、発光装置104aから出射する光がレーザアレイ105から放たれるレーザ光の光路と交わった後に受光装置104bに到達するように、発光装置104aと受光装置104bとの位置関係が定められている。そして、定着制御部602は、受光装置104bの出力信号に基づいて発煙を検出するようになっている。
この定着装置609の構成によれば、発光装置104aから出射する光はレーザアレイ105から放たれるレーザ光の光路と交わった後に受光装置104bに受光されるようになっている。ここで、レーザアレイ105から放たれるレーザ光の過剰照射によって用紙Pまたは用紙Pのトナーが発火して発煙すると、レーザアレイ105から放たれるレーザ光の光路にて煙が立つため、前記発煙が起こる時は発煙していない時よりも発光装置104aから受光装置104bへ到達する光量が減少することになり、前記発煙が起こると受光装置104bの信号値(出力値)は変化することになる。それゆえ、以上の出力値に基づいて発煙を検出するようになっている本実施形態の定着装置609によれば、高精度で発煙を検出できるのである。
また、本実施形態では、発光装置104aから受光装置104bへ直接向かう光の光路が用紙搬送装置107に搬送される用紙Pの紙面近傍を通るように位置決めされているため、迅速且つ高精度に発煙を検出できる。
また、本実施形態において、定着制御部602は、受光装置104bの出力値が正常値から正常値以外の値に変化を開始し、この変化の開始時から所定時間以内に出力値が正常値に戻らない場合に前記発煙が生じていると判定するようになっている。これにより、用紙Pやトナーの発火による発煙ではなく、用紙Pやトナーの含有成分の揮発によって前記出力値が変化しているケースを前記発煙の発生と誤判定する事を抑制でき、発煙の検出精度を高めることができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、発光装置104aから受光装置104bへ向けた前記所定波長の光の進行方向がX方向およびY方向と平行になるように、発光装置104aおよび受光装置104bの位置関係が定められている。この構成によれば、一組の発光装置104aおよび受光装置104bを備えるだけで、発光装置104aから受光装置104bへ進行する所定波長の光を、レーザアレイ105に含有される全てのレーザ光源の光路に交差させることができるため、部品点数(発光装置104aおよび受光装置104b)を削減できるという効果を奏する。
また、本実施形態の受光装置104bは、図4(a)および図4(b)に示すように、受光面200と、受光面200を囲う壁部201とを有している。受光面200は、発光装置104aから出射する所定波長の光を受光する面であり、発光装置104aから放たれる光の光軸に対して垂直な面である。壁部201は、受光面200よりも発光装置104a側に突出して形成されており、発光装置104aから出射して受光面200に直接到達する光の光路を囲うようになっている。そして、壁部201において、発光装置104aから出射して受光面200に直接到達する光の光路に対向する対向面201aは、少なくとも所定波長(発光装置104aから出射する光の波長と同じ波長)の光を吸収する光吸収膜によって形成されている。このような構成によれば、発光装置104aから出射する光のうち、受光装置104bに直接到達せずに用紙P等に反射して受光装置104bに向かう迷光を対向面201aにて吸収できるため、当該迷光によって受光装置104bの出力値が正常値からぶれることを抑制できるという効果を奏する。具体的に、壁部201はアルミ等の金属部材で構成され、この金属部材における光路側に前記光吸収膜が塗布されることになる。なお、前記光吸収膜としては黒体塗装であってもよい。
また、特許文献3の構成では、用紙の材質や用紙上のトナーの状態によっては、用紙から反射した閃光が反射型センサに入ってしまい、誤検知が生じるという問題がある。しかし、本実施形態では、受光装置104bを図4のように構成することで、受光装置104bは、発光装置104aからダイレクトに到達した所定波長の光のみの受光量を出力するようになっているため、以上のような問題は生じない。
また、Z方向に搬送されている用紙Pから発煙が生じた場合、煙は用紙上の発火点からZ方向の上流側に向けて飛翔する。したがって、レーザ光の過剰照射に起因して用紙Pから生じる煙は、レーザ光の通過範囲のみならず、当該通過範囲よりもZ方向(用紙搬送方向)の上流側の非通過範囲にも分布する傾向にある。そこで、発光装置104aから受光装置104bへ向かう前記所定波長の光の光路が、レーザアレイ105のレーザ光の通過範囲と、前記通過範囲よりも用紙搬送方向の上流側の非通過範囲とを通るように、発光装置104aおよび受光装置104bの配置箇所を設定する事が好ましい。これにより、発煙の検出精度を一層高めることができる。具体的には、発光装置104aから受光装置104bへ向かう所定波長の光の通路が図9の参照符300に示される領域になるように、発光装置104aおよび受光装置104bの配置が定められることになる。なお、図9において、破線で囲まれている領域がレーザアレイ105のレーザ光の通過範囲になる。
また、用紙搬送装置107において用紙のジャムが生じた場合、ジャムの態様(用紙に折れ曲がり方)によっては、発光装置104aと受光装置104bとの間を用紙Pが遮蔽することがある。それゆえ、定着制御部(ジャム検出部)609は、受光装置104bの出力値に基づいて用紙のジャムも検出できる。この点について以下具体的に説明する。用紙のジャムによって発光装置104aと受光装置104bとの間が遮蔽した場合は、用紙から煙が生じた場合よりも、受光装置104bの出力値が低下する。つまり、用紙から煙が生じた場合は図5(b)に示すように前記出力値が第2極小値まで低下するが、ジャムの場合、受光量はほぼゼロになるため、前記出力値は第2極小値よりもさらに小さい値まで低下する。そこで、第2極小値よりもさらに小さい値を閾値として設定し、定着制御部602は、受光装置104bの出力値が前記閾値よりも低くなった場合は「ジャム発生」と判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、無端ベルト103に対して用紙Pを静電吸着させる電源(静電吸着部)110を備えているため、無端ベルト103からの用紙浮きを抑制でき、用紙浮きによって発光装置104aと受光装置104bとの間が用紙Pに遮蔽されて前記出力値が変化してしまう事を抑制でき、発煙の誤検出やジャムの誤検出を抑制できる。
さらに、以上のような用紙浮きを抑制できることにより、図2に示すように、発光装置104aから受光装置104bへ向かう光の光路が用紙Pの紙面近傍を通過するように発光装置104aと受光装置104bとの位置を設定しても、用紙浮きによる誤検知を抑制できるため、発煙の検出およびジャムの検出を瞬時且つ確実に行える。
また、本実施形態では、定着制御部602は、受光装置104bの出力値が正常値から変化し、この変化から所定時間経過しても正常値に戻らない場合に煙発生と判定しているが、別の判定手法にて判定してもよい。例えば、前記出力値が変化している間の極小値を検出し、この極小値が所定数値範囲であれば煙発生と判定するような手法でもよい。あるいは、前記出力値が減少している間の単位時間当たりの減少量を検出し、この減少量が所定数値範囲であれば煙発生と判定するような手法でもよい。
[変形例]
受光装置104bの出力値は、発火による発煙時については発煙時に特有の変化パターンを示し、トナーまたは用紙の揮発成分の揮発時については揮発成分毎に特有の変化パターンを示す。例えば、発煙時の変化パターンは図5(b)のようになり、トナーまたは用紙に含有の水蒸気の揮発時の変化パターンは図5(a)のようになる。
そこで、レーザアレイ105から用紙Pにレーザ光を照射することによって用紙Pまたはトナーから揮発性成分が揮発する場合であって前記発煙が無い場合の受光装置104bの出力値の変化のパターンを示したパターンデータを揮発性成分毎に記憶する記憶部(不図示)をプリンタ703に設置する。そして、定着制御部602は、受光装置104bの出力値が変化を開始した場合、当該変化のパターンと前記パターンデータとを比較することによって前記発煙の有無を判定するようになっていてもよい。
具体的には、出力値の変化パターンの極小値を検出し、この検出した値が、パターンデータの極小値(例えば図5(a)の第1極小値)と同一または数%の誤差範囲内である場合、出力値の変化パターンとパターンデータとを同一と判定し、発煙と判定しない。そして、出力値の変化パターンと同じと判定されるパターンデータが無い場合は煙発生と判定する。
なお、本変形例における定着制御部602の処理の流れを図8に示す。図8においてS13までの処理は、図7のS3までの処理と同じであるため、その説明を省略する。
本変形例では、定着制御部602は、定着処理中において、前記出力値が正常値から変化した場合(S14にてYES)、受光装置104bの出力値の変化のパターンと、記憶部に記憶される各パターンデータとを対比する(S15)。
そして、出力値の変化パターンと同じパターンデータがある場合(S15にてYES)、定着制御部602は、処理をS13に戻し、定着処理が終了するまでS13〜S15を繰り返す。そして、定着制御部602は、定着処理が終了すると(S13にてYES)、受光装置104bの出力値のモニタ処理も終了する。
これに対し、S15において、出力値の変化パターンと同じパターンデータがない場合、定着制御部602は、煙発生と判定し、直ちにレーザアレイ105の駆動を強制終了する(S16)。また、定着制御部602は、レーザアレイ105の駆動の強制終了と共に、無端ベルト103に対するバイアス電圧の印加を強制終了し、無端ベルト103の駆動を強制終了する。
以上示した図8の手順によっても、煙発生時と揮発成分発生時とを区別できるため、煙発生の検出精度を高めることができる。
なお、以上の処理によれば、出力値の変化パターンの極小値とパターンデータの極小値とを対比する形態であるが、当該形態に限定されない。例えば、出力値の変化パターンにおける正常値の復帰時間と、パターンデータにおける正常値の復帰時間とを対比する形態であってもよい。また、出力値の変化パターンにおける単位時間当たりの減少量と、パターンデータにおける単位時間当たりの減少量とを対比する形態であってもよい。
また、本実施形態の定着装置609はレーザアレイによって用紙にレーザ光を照射するアレイ方式のものであるが、レーザ光源から射出されるレーザ光をポリゴンミラーによって走査して用紙に照射する走査方式の定着装置に対しても本発明を適用可能である。但し、走査方式の定着装置の場合、記録紙の搬送方向以外に、記録紙搬送方向と垂直方向(無端ベルト103の幅方向)にレーザ光をスキャンさせる必要があり、定着プロセスに時間がかかるため、高速機(プロセス速度が高い画像形成装置)に適用すると定着不良が発生する場合がある。また、走査方式の定着装置の場合、定着装置の構成が複雑化し、コスト高になる。これに対し、アレイ方式の定着装置においては、紙搬送方向と垂直方向にレーザを走査させる必要がないため、必要最低限のスペースで定着装置を構成することができ、高速で定着させることが可能になる。
なお、図7および図8の処理内容は、複写処理時ののみならず、プリント処理時(端末装置のプリンタドライバの画面からユーザーが印刷指示を行う場合)においても適用されるものである。
つぎに、先行技術と比べた場合の本実施形態の利点について説明する。特許文献1は、例えば定着装置のレーザ光が誤動作した場合に発生する記録紙搬送装置への集中加熱による記録紙の過剰加熱による燃焼や、搬送装置へのダメージを解消する点については考慮されていない。レーザ光による加熱では、瞬時に記録紙が加熱されるため、以上が発生したときは瞬時に加熱を停止する必要があるがこの点について考慮されていない。また、特許文献3は、散乱光が受光部に入射した場合は検知できるが散乱光が受光部に確実に入射できるかは不明確であり、検出精度に問題がある。また、フラッシュ定着方式のように、光の照射幅が広い場合は、それぞれの照射エリアで発生した散乱光を検知できるようにセンサを複数個使用する必要性も出てくる。これに対し、本実施形態では、紙面上の光照射位置近傍に透過型センサ104を設置することで、紙が燃え煙が発生したら瞬時にセンサが検知できるため、燃え広がる前に瞬時にレーザ照射を停止できる。また、煙検知のみならず紙面近傍にセンサを設置することで、異物や通紙中のジャムも瞬時に検知することができる。さらに、特許文献2のように別途ダクトを設ける必要もない。
また、本実施形態では、一つの透過型センサ104によって、レーザアレイ105の全てのレーザ光源の照射範囲での発煙を検出することが可能である。これに対し、特許文献3のフラッシュ定着方式では、複数のフラッシュランプの光が紙面全面に照射させるため、本実施形態のように一つのセンサで光照射エリア全体をカバーすることが不可能である。
また、本実施形態に記載の定着制御部602の機能はソフトウェアによって実現されてもよい。すなわち、複合機700は、プログラムの命令を実行するプロセッサ(CPUやMPU)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などからなるコンピュータを備えている。
そして、定着制御部602の機能を実現するソフトウェアであるプログラムのコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録した記録媒体を複合機700に供給し、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、定着制御部602の機能を実現できる。
上記記録媒体は、コンピュータ読み取り可能なものであり、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R/ブルーレイ等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、複合機700を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は電子写真方式の画像形成装置に設置されるレーザ定着装置に適用できる。前記の画像形成装置としては、複合機、複写機、プリンタ専用機、ファクシミリが挙げられる。
101 テンションローラ(回転ローラ)
102 テンションローラ(回転ローラ)
103 無端ベルト
104 透過型センサ(光学センサ)
104a 発光装置(出射部)
104b 受光装置(受光部)
105 レーザアレイ(レーザ照射部)
107 用紙搬送装置(搬送装置)
110 電源(静電吸着部)
200 受光面
201 壁部
201a 対向面
602 定着制御部(発煙検出部,ジャム検出部)
609 定着装置(レーザ定着装置)
700 複合機(画像形成装置)

Claims (8)

  1. 用紙を搬送する搬送装置と、前記搬送装置にて搬送されている用紙にレーザ光を照射することによって前記用紙上のトナー像を前記用紙に定着させるレーザ照射部とを有するレーザ定着装置において、
    所定波長の光を出射する出射部と、前記所定波長の光を受光して前記所定波長の光の受光量に応じた信号を出力する受光部とを含み、前記レーザ光の光路を挟んで前記出射部と前記受光部とが対向し、前記出射部から出射する光が前記レーザ光の光路と交わった後に前記受光部に到達するように前記出射部と前記受光部との位置関係が定められている光学センサと、
    前記信号に基づいて前記レーザ定着装置における発煙を検出する発煙検出部とを有し、
    前記出射部から出射される所定波長の光は、前記出射部から前記受光部へ直接向かうようになっており、
    前記出射部と前記受光部との間の前記所定波長の光の光路に煙が生じた場合、前記出射部から前記受光部への前記光の進行が前記煙に遮られることによって、前記光路に前記煙が無い場合よりも前記受光量が減少するようになっており
    前記出射部から前記受光部へ向かう前記所定波長の光の光路に前記所定波長の光を遮る物質が無い状態において、前記出射部から前記所定波長の光を出射させた場合の前記信号の値を正常値とする場合、
    前記発煙検出部は、前記受光部から出力する信号の値を監視し、監視している信号の値が前記正常値から前記正常値以外の値に変化を開始し、この変化の開始時から所定時間以内に、監視している信号の値が前記正常値に戻らない場合に、前記発煙が生じていると判定するようになっていることを特徴とするレーザ定着装置。
  2. 前記搬送装置にて搬送される用紙の紙端のうち前記搬送の方向に垂直な紙端に対して平行な一方向を第1方向とし、第1方向と逆方向を第2方向とする場合、前記出射部は前記搬送装置に搬送される用紙の搬送経路よりも第1方向側に位置し、前記受光部は前記搬送経路よりも第2方向側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレーザ定着装置。
  3. 前記レーザ照射部は、前記第1方向に沿って複数のレーザ光源を並べたレーザアレイであり、
    前記出射部から前記受光部へ向けた前記所定波長の光の進行方向が前記第1方向に平行になるように、前記出射部と前記受光部との位置関係が定められていることを特徴とする請求項2に記載のレーザ定着装置。
  4. 前記出射部から前記受光部へ向かう前記所定波長の光の光路が、前記レーザ光の通過範囲と、前記通過範囲よりも前記搬送の方向の上流側の非通過範囲とを通るように、前記出射部および受光部の配置箇所が定められていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ定着装置。
  5. 前記受光部は、
    前記所定波長の光を受光する受光面と、
    前記受光面よりも前記出射部側に突出して形成され、前記出射部から出射して前記受光面に到達する光の光路に対向する対向面を有する壁部とを備え、
    前記対向面は、少なくとも前記所定波長の光を吸収する光吸収膜によって形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ定着装置。
  6. 前記受光部から出力する信号に基づいて用紙のジャムを検出するジャム検出部を有していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ定着装置。
  7. 前記搬送装置は、回転ローラと、前記回転ローラに架けられており前記回転ローラと共に回転する無端ベルトとを有し、前記無端ベルトに用紙を載置することによって当該用紙が搬送されるようになっており、
    前記無端ベルトに対して前記用紙を静電吸着させる静電吸着部を有していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ定着装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載のレーザ定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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