JP2008139095A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MOSトランジスタなどの素子閾値をチップごとに容易にかつ定量的に評価することができる半導体装置を実現する。
【解決手段】本発明の半導体装置は、被測定トランジスタの閾値(VthN、VthPなど)と少なくとも1つの参照閾値(VthN(−)、VthN(+)、VthP(−)、VthP(+)など)とを比較する比較部11a〜11dと、参照閾値によって区分される複数の閾値領域と、比較部11a〜11dからの比較結果(VTHNLL、VTHNHH、VTHPLL、VTHPHHなど)に基づいて、被測定トランジスタが属する閾値領域を判定する演算部12を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に係わり、特に、MOSトランジスタなどの素子閾値を検知するための回路を有する半導体装置に関する。
半導体デバイスの信頼性試験は、実際のデバイスの市場使用条件で行った場合、その試験時間および試験数は膨大なものとなるため、現実的な製品の開発期間と製造コストに限界が生じる。従って、一般には、加速試験による試験時間の短縮や、統計的手法による試験数の削減、プロセス開発時のプロセスTEG(Test Elements Group)や設計TEGによる電気的特性の性能評価(例えば、「特許文献1」を参照。)を考慮した適正試験が行われていた。
従来の半導体装置におけるトランジスタなどのCMOS回路を構成する素子閾値のバラツキ評価に関しては、一般に、ロット内のいくつかのチップ領域、あるいはウェーハを適当に抜き取り標本検査が行われていた。統計学的にロットを母集団、得られた計測値を標本として取り扱い、標本から母集団のバラツキを推定するために標準偏差を割り出す。ここで、標準偏差σは以下のように表される。
Figure 2008139095
一般的に、ロット内の素子閾値のバラツキは正規分布に従い、そのバラツキは平均値から±3σの範囲に収まると推定される。この時、この検査において要求されることは、とりもなおさず測定データの標本数nである。標本数nにより標準偏差σの信頼精度が変動するため、高精度の標準偏差σを得るためには、標本数nは多いほうが望ましい。従来の半導体装置の素子閾値のバラツキ評価においては、例えば、25枚のウェーハから構成されるロットを1単位として、無作為にウェーハを5枚程度抜き取り、1枚のウェーハ上の5ヶ所のTEGを選択して計測を行い、1ロット当りの素子閾値のバラツキを割り出していた。
しかしながら、このような少量データの場合、半導体製造工程が高信頼性を確保している前提であれば、経験則として信頼精度の保証された標準偏差σを算出することができるが、現実には安定的に信頼精度の保証された標準偏差σを毎回取得できるとは限らないという問題があった。
また、素子閾値のバラツキはプロセスの微細化が進むにつれて大きくなる傾向があるため、より一層の信頼精度のあるプロセス評価や管理が必須になってきているが、従来の少量データによる統計的手法だけで素子閾値のバラツキを綿密に判定することは困難になりつつある。
さらに、量産時において歩留まりが低下した際や不具合が生じた場合に、ウェーハ単位またはチップ単位毎の素子閾値バラツキを定量的に求めるため、標本数が100個前後の中量評価を行うことがある。例えば、ウェーハ単体では、ウェーハ裁断を行う前にウェーハ面内のTEGをモニタして素子閾値を入手し、チップ単体では、パッケージ上のチップ搭載面を開口した後、チップ表面のポリイミドを剥離してチップ内のプロセスTEGの素子閾値測定を行っていた。このような従来の解析手法は、高価な評価用テスターを用いた新たな検査や工程追加のために多くの時間、工数と費用を要することになるので、結果として製品コストが増加するという問題があった。
さらに、量産時の歩留まりを確保するためには、通常の常温下での量産テストに加えて、高温下での量産テストで不良品のリジェクトを行うか、高温テストと常温テストとの取得データより温度相関図を作成し、この相関より新たに許容できるスペックを定めて、この値で常温下での量産テストを行い、不良品をリジェクトする方法がある。しかし、前者はテスト時間とコストの増加、後者は高精度な相関図のために中量規模の評価データの蓄積が必要になるなどの問題があった。
さらに、量産時のテスト項目によっては、n型MOSトランジスタの閾値とp型MOSトランジスタの閾値との和や差に依存するものがある。このため、開発の初期段階でこのようなテスト項目で問題が生じた場合には、量産時の歩留まりを確保するために、再設計を行うか、または、それぞれのスペックの上限値を下げ、素子閾値の性能保証範囲を狭めて工程管理を行うなどの対策が必要になる。しかし、前者は再設計に伴う開発期間と開発コストの増加、後者は歩留まり確保に伴う技術難易度の高い製造工程の追加による製品コストの増加などが生じるという問題があった。
以上のように、従来の半導体装置の評価方法では、“歩留まりの確保”と“テスト時間の短縮および製造コストの低減”の両立は非常に困難であるが、半導体製造プロセスの微細化の進展に伴って、両者を成し遂げて高い信頼性を確立することが今後ますます重要になると推察される。
特開平7−94683号公報
本発明は、MOSトランジスタなどの素子閾値をチップごとに容易にかつ定量的に評価することができる半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、被測定トランジスタの閾値と少なくとも1つの参照閾値とを比較する比較手段と、前記参照閾値によって区分される複数の閾値領域と、前記比較手段からの比較結果に基づいて、前記被測定トランジスタが属する前記閾値領域を判定する演算手段を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、チップごとの素子閾値を容易にかつ定量的に評価することができるので、素子閾値のバラツキ分布領域ごとに歩留まりを高精度で管理できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる半導体装置を示す回路ブロック図である。ここでは、主に、被測定トランジスタであるMOSトランジスタの閾値バラツキの検知と判定にかかわる部分を示した。
本発明の実施例に係わる半導体装置は、被測定トランジスタの閾値と参照閾値とを比較する比較部11a〜11d、および比較部11a〜11dからの比較結果に基づいて被測定トランジスタが属する閾値領域を判定する演算部12を備えている。
比較部11aは、n型MOSトランジスタの閾値バラツキ検知回路13aおよび13b(以下、「VthN検知回路13aおよび13b」という。)を備えている。
VthN検知回路13aは、被測定トランジスタであるn型MOSトランジスタの閾値(以下、「VthN」という。)とVthNの性能保証範囲の下限値である第1の参照閾値(以下、「VthN(−)」という。)とを比較して、VthNが第1の参照閾値を下回った場合に、検知信号VTHNLを演算部12へ出力する。
VthN検知回路13bは、VthNとVthNの性能保証範囲の上限値である第2の参照閾値(以下、「VthN(+)」という。)とを比較して、VthNが第2の参照閾値を上回った場合に、検知信号VTHNHを演算部12へ出力する。
比較部11bは、p型MOSトランジスタの閾値バラツキ検知回路14aおよび14b(以下、「VthP検知回路14aおよび14b」という。)を備えている。
VthP検知回路14aは、被測定トランジスタであるp型MOSトランジスタの閾値(以下、「VthP」という。)とVthPの性能保証範囲の下限値である第3の参照閾値(以下、「VthP(−)」という。)とを比較して、VthPが第3の参照閾値を下回った場合に、検知信号VTHPLを演算部12へ出力する。
一般に、VthP<0(V)であるが、比較部11b〜11dでは、VthPの絶対値をとって比較している。
VthP検知回路14bは、VthPとVthPの性能保証範囲の上限値である第4の参照閾値(以下、「VthP(+)」という。)とを比較して、VthPが第4の参照閾値を上回った場合に、検知信号VTHPHを演算部12へ出力する。
比較部11cは、VthNとVthPの和(以下、「ΣVth」という。)のバラツキを検知する検知回路15aおよび15b(以下、「ΣVth検知回路15aおよび15b」という。)を備えている。
ΣVth検知回路15aは、ΣVthとΣVthの性能保証範囲の下限値である第5の参照閾値(VthN(−)+VthP(−))とを比較して、ΣVthが第5の参照閾値を下回った場合に、検知信号SIGMALLを演算部12へ出力する。
ΣVth検知回路15bは、ΣVthとΣVthの性能保証範囲の上限値である第6の参照閾値(VthN(+)+VthP(+))とを比較して、ΣVthが第6の参照閾値を上回った場合に、検知信号SIGMAHHを演算部12へ出力する。
比較部11dは、VthNとVthPの差(以下、「ΔVth」という。)のバラツキを検知する検知回路16aおよび16b(以下、「ΔVth検知回路16aおよび16b」という。)を備えている。
ΔVth検知回路16aは、ΔVthとΔVthの性能保証範囲の下限値である第7の参照閾値(VthN(−)−VthP(+))とを比較して、ΔVthが第7の参照閾値を下回った場合に、検知信号DELTALHを演算部12へ出力する。
ΔVth検知回路16bは、ΔVthとΔVthの性能保証範囲の上限値である第8の参照閾値(VthN(+)−VthP(−))とを比較して、ΔVthが第8の参照閾値を上回った場合に、検知信号DELTAHLを演算部12へ出力する。
演算部12は、上述の8つの検知回路13a〜16bからの検知信号を基に、第1〜第8の参照閾値によって区分される10個の閾値領域(M1〜M10)のうち、被測定トランジスタがどの閾値領域に属するかを論理演算して10個の2値信号(A1〜A10)として出力する。閾値領域および論理演算の詳細については、図10〜図12を用いて後述する。
図2は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthN検知回路13aの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のVthN検知回路13aは、電源VDDと接地GND間に直列接続した抵抗素子R01、R02と、R01とR02の接続点GNにゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN01(被測定トランジスタ)と、N01のドレインBSNにドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP01で構成されるn型トランジスタ閾値-電流変換回路Z1と、VDDに一端を接続した抵抗素子R03と、R03の他端RFNにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN02で構成される検知基準電流供給回路Z2と、P01のゲートBSNにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP02と、N02のゲートRFNにカレントミラー接続しP02のドレインGNLにドレインを接続したn型MOSトランジスタN03で構成される電流比較回路Z3と、VDDとGND間に2段接続したインバータ素子IV01、IV02の入力側にP02のドレインGNLを接続し出力側に検知端子VTHNLを接続した検知信号増幅回路Z4を備えている。ここで、N01、N02、N03、P02を流れる電流をそれぞれIN、IRN、ILN1、ILP1とする。
N01を流れる電流INとゲート電圧GNは、プロセス依存や電圧依存を抑えてn型MOSトランジスタの閾値VthNのバラツキによる電流変動を増幅させるために非飽和領域で設定されている。また、R03の抵抗値は、電流IRNがVthN=VthN(0)(VthN(0)は、VthNの設計中心値。)のときのINの電流値と同等になるように設定されている。そして、P02のサイズは、P01と同サイズにして電流ILP1=INとして増幅し、対するN03のサイズは、電流ILN1がVthN=VthN(−)のときのINの電流値と同等以上になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN01の閾値バラツキの度合いに応じてILP1が変動するため、VthN≧VthN(−)のときのILP1の電流値はILN1よりも小さくなり、検知端子VTHNLは“0”を出力する。逆に、VthN<VthN(−)のときのILP1の電流値はILN1よりも大きくなり、VTHNLは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するVthN検知回路13aは、被測定トランジスタN01の閾値バラツキが性能保証範囲の下限値VthN(−)を下回ったことを検知することが出来る。
図3は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthN検知回路13bの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のVthN検知回路13bは、n型トランジスタ閾値-電流変換回路Z1と、検知基準電流供給回路Z2と、p型MOSトランジスタP01のゲートBSNにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP03と、N02のゲートRFNにカレントミラー接続しP03のドレインGNHにドレインを接続したn型MOSトランジスタN04で構成される電流比較回路Z5と、VDDとGND間に接続したインバータ素子IV03の入力側にP03のドレインGNHを接続し出力側に検知端子VTHNHを接続した検知信号増幅回路Z6を備えている。ここで、N04、P03を流れる電流をそれぞれIHN1、IHP1とする。
n型トランジスタ閾値-電流変換回路Z1と検知基準電流供給回路Z2の構成、機能、および動作は、図2に示したVthN検知回路13aと同様であるので、説明は省略する。
P03のサイズは、P01と同サイズにして電流IHP1=INとして増幅し、対するN04のサイズは、電流IHN1がVthN=VthN(+)のときのINの電流値と同等以下になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN01の閾値バラツキの度合いに応じて、IHP1が変動するため、VthN≦VthN(+)のときのIHP1の電流値はIHN1よりも大きくなり、検知端子VTHNHは“0”を出力する。逆にVthN>VthN(+)のときのIHP1の電流値はIHN1よりも小さくなり、VTHNHは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するVthN検知回路13bは、被測定トランジスタN01の閾値バラツキが性能保証範囲の上限値VthN(+)を上回ったことを検知することが出来る。
図4は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthP検知回路14aの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のVthP検知回路14aは、電源VDDと接地GND間に直列接続した抵抗素子R11、R12と、R11とR12の接続点GPにゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP11(被測定トランジスタ)と、P11のドレインにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN11と、N11のゲートにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN12と、N12のドレインBSPにドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP12で構成されるp型トランジスタ閾値-電流変換回路Z7と、VDDに一端を接続した抵抗素子R13と、R13の他端RFPにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN13で構成される検知基準電流供給回路Z8と、P12のゲートBSPにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP13と、N13のゲートRFPにカレントミラー接続しP13のドレインGPLにドレインを接続したn型MOSトランジスタN14で構成される電流比較回路Z9と、VDDとGND間に2段接続したインバータ素子IV11、IV12の入力側にP13のドレインGPLを接続し出力側に検知端子VTHPLを接続した検知信号増幅回路Z10を備えている。ここで、P11、P13、N13、N14を流れる電流をそれぞれIP、ILP2、IRP、ILN2とする。
p型MOSトランジスタP11を流れる電流IPとゲート電圧GPは、上述したVthN検知回路13aおよび13bと同様に非飽和領域で設定されている。また、R13の抵抗値は、電流IRPがVthP=VthP(0)(VthP(0)は、VthPの設計中心値。)のときのIPの電流値と同等になるように設定されている。そして、N12とP13のサイズは、それぞれN11、P12と同サイズにして電流ILP2=IPとして増幅し、対するN14のサイズは、電流ILN2がVthP=VthP(−)のときのIPの電流値と同等以上になるように設定されている。
従って、p型MOSトランジスタP11の閾値バラツキの度合いに応じてILP2が変動するため、VthP≧VthP(−)のときのILP2の電流値はILN2よりも小さくなり、検知端子VTHPLは“0”を出力する。逆にVthP<VthP(−)のときのILP2の電流値はILN2よりも大きくなり、VTHPLは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するVthP検知回路14aは、被測定トランジスタP11の閾値バラツキが性能保証範囲の下限値VthP(−)を下回ったことを検知することが出来る。
図5は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthP検知回路14bの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のVthP検知回路14bは、p型トランジスタ閾値-電流変換回路Z7と、検知基準電流供給回路Z8と、p型MOSトランジスタP12のゲートBSPにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP14と、n型MOSトランジスタN13のゲートRFPにカレントミラー接続しP14のドレインGPHにドレインを接続したn型MOSトランジスタN15で構成される電流比較回路Z11と、VDDとGND間に接続したインバータ素子IV13の入力側にP14のドレインGPHを接続し出力側に検知端子VTHPHを接続した検知信号増幅回路Z12を備えている。ここでP14、N15を流れる電流をそれぞれIHP2、IHN2とする。
p型トランジスタ閾値-電流変換回路Z7と検知基準電流供給回路Z8の構成、機能、および動作は、図4に示したVthP検知回路14aと同様であるので、説明は省略する。
P14のサイズは、P12と同サイズにして電流IHP2=IPとして増幅し、対するN15のサイズは、電流IHN2がVthP=VthP(+)のときのIPの電流値と同等以下になるように設定されている。
従って、p型MOSトランジスタP11の閾値バラツキの度合いに応じてIHP2が変動するため、VthP≦VthP(+)のときのIHP2の電流値はIHN2よりも大きくなり、検知端子VTHPHは“0”を出力する。逆に、VthP>VthP(+)のときのIHP2の電流値はIHN2よりも小さくなり、VTHPHは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するVthP検知回路14bは、被測定トランジスタP11の閾値バラツキが性能保証範囲の上限値VthP(+)を上回ったことを検知することが出来る。
図6は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΣVth検知回路15aの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のΣVth検知回路15aは、電源VDDと接地GND間に直列接続した抵抗素子R21、R22、R23と、R22とR23の接続点GN2にゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN21(第1の被測定トランジスタ)と、N21のドレインVNPにドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP21と、P21のゲートVNPにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP22と、P22のドレインVNNにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN22と、R21とR22の接続点GP2にゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP23(第2の被測定トランジスタ)と、P23のドレインVPNにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN23と、N23のゲートVPNにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN24と、N24のドレインVPPにドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP24で構成されるトランジスタ閾値-電流変換回路Z13と、VDDに一端を接続した抵抗素子R24と、R24の他端BSにドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN25で構成される検知基準電流供給回路Z14と、N23のゲートVPNにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN26と、N22のゲートVNNにカレントミラー接続しN26のドレインBS1にドレインを接続したn型MOSトランジスタN27と、N26のドレインBS1にドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP25と、P25のゲートBS1にカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP26と、N25のゲートBSにカレントミラー接続しP26のドレインGLLにドレインを接続したn型MOSトランジスタN28で構成される電流比較回路Z15と、VDDとGND間に2段接続したインバータ素子IV21、IV22の入力側にP26のドレインGLLを接続し出力側に検知端子SIGMALLを接続した検知信号増幅回路Z16を備えている。ここで、N21、N22、P23、P24、N25、P25、N28、P26を流れる電流をそれぞれINP、INN、IPN、IPP、IBS、ILL、ICN1、ICP1とする。
N21を流れる電流INPとゲート電圧GN2およびP23を流れる電流IPNとゲート電圧GP2は、上述したVthN検知回路13a、13b、およびVthP検知回路14a、14bと同様、非飽和領域で設定されている。そして、P22のサイズは、電流INNがVthNとVthPが共に設計中心値のときの電流IPNと等しくなるように設定され、N24、N26、N27、P26のサイズはそれぞれN23、N23、N22、P25と同サイズにすることにより、P25の電流ILLおよびP26の電流ICP1にはINNとIPNの電流値の総和が流れる。さらに、N28のサイズは、電流ICN1がVthN=VthN(−)かつVthP=VthP(−)のときのINNとIPNの電流値の総和と同等以上になるように設定されている。また、R24の抵抗値は、電流IBSがVthNとVthPが共に設計中心値のときのINPとIPNの電流値の総和と同等になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN21とp型MOSトランジスタP23の閾値バラツキの度合いに応じて、INNとIPNの電流の総和ILL=ICP1が変動するため、VthNとVthPの総和ΣVthが、ΣVth≧ΣVth(−)=VthN(−)+VthP(−)のときのICP1の電流値はICN1よりも小さくなり、検知端子SIGMALLは“0”を出力する。逆に、ΣVth<ΣVth(−)のときのICP1の電流値はICN1よりも大きくなり、検知端子SIGMALLは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するΣVth検知回路15aは、被測定トランジスタN21とP23のΣVthの閾値バラツキが性能保証範囲の下限値(VthN(−)+VthP(−))を下回ったことを検知することが出来る。
図7は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΣVth検知回路15bの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のΣVth検知回路15bは、トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と、検知基準電流供給回路Z14と、n型MOSトランジスタN23のゲートVPNにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN31と、n型MOSトランジスタN22のゲートVNNにカレントミラー接続しN31のドレインBS2にドレインを接続したn型MOSトランジスタN32と、N31のドレインBS2にドレインを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP31と、P31のゲートBS2にカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP32と、N25のゲートBSにカレントミラー接続しP32のドレインGHHにドレインを接続したn型MOSトランジスタN33で構成される電流比較回路Z17と、VDDとGND間に接続したインバータ素子IV31の入力側に P32のドレインGHHを接続し出力側に検知端子SIGMAHHを接続した検知信号増幅回路Z18を備えている。ここで、P31、P32、N33を流れる電流をそれぞれIHH、ICP2、ICN2とする。
トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と検知基準電流供給回路Z14の構成、機能、および動作は、図6に示したΣVth検知回路15aと同様であるので、説明は省略する。
N31、N32、P32のサイズはそれぞれN23、N22、P31と同サイズにすることにより、P31の電流IHHおよびP32の電流ICP2にはINNとIPNの電流値の総和が流れる。さらに、N33のサイズは、電流ICN2がVthN=VthN(+)かつVthP=VthP(+)のときのINNとIPNの電流値の総和と同等以下になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN21とp型MOSトランジスタP23の閾値バラツキの度合いに応じて、INNとIPNの電流の総和IHH=ICP2が変動するため、VthNとVthPの総和ΣVthが、ΣVth≦ΣVth(+)=VthN(+)+VthP(+)のときのICP2の電流値はICN2よりも大きくなり、検知端子SIGMAHHは“0”を出力する。逆に、ΣVth>ΣVth(+)のときのICP2の電流値はICN2よりも小さくなり、検知端子SIGMAHHは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するΣVth検知回路15bは、被測定トランジスタN21とP23のΣVthの閾値バラツキが性能保証範囲の上限値(VthN(+)+VthP(+))を上回ったことを検知することが出来る。
図8は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΔVth検知回路16aの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のΔVth検知回路16aは、トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と、検知基準電流供給回路Z14と、n型MOSトランジスタN22のゲートVNNにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN41と、p型MOSトランジスタP24のゲートVPPにカレントミラー接続しN41のドレインBS3にドレインを接続したp型MOSトランジスタP41と、N41のドレインBS3にドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP42と、P42のゲートBS3にカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP43と、N25のゲートBSにカレントミラー接続しP43のドレインGLHにドレインを接続したn型MOSトランジスタN42で構成される電流比較回路Z19と、VDDとGND間に2段接続したインバータ素子IV41、IV42の入力側にP43のドレインGLHを接続し出力側に検知端子DELTALHを接続した検知信号増幅回路Z20を備えている。ここで、P42、P43、N42を流れる電流をそれぞれILH、ICP3、ICN3とする。
トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と検知基準電流供給回路Z14の構成、機能、および動作は、図6に示したΣVth検知回路15aと同様であるので、説明は省略する。
N41、P41、P43のサイズはそれぞれN22、P24、P42と同サイズにすることにより、P42の電流ILHおよびP43の電流ICP3にはINNとIPNの電流値の差分が流れる。さらに、N42のサイズは、電流ICN3がVthN=VthN(−)かつVthP=VthP(+)のときのINNとIPNの電流値の差分と同等以上になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN21とp型MOSトランジスタP23の閾値バラツキの度合いに応じて、INNとIPNの電流値の差分ILH=ICP3が変動するため、VthNとVthPの差分ΔVthが、ΔVth≧ΔVth(−)=VthN(−)−VthP(+)のときのICP3の電流値はICN3よりも小さくなり、検知端子DELTALHは“0”を出力する。逆に、ΔVth<ΔVth(−)のときのICP3の電流値はICN3よりも大きくなり、検知端子DELTALHは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するΔVth検知回路16aは、被測定トランジスタN21とP23のΔVthの閾値バラツキが性能保証範囲の下限値(VthN(−)−VthP(+))を下回ったことを検知することが出来る。
図9は、本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΔVth検知回路16bの一例を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置のΔVth検知回路16bは、トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と、検知基準電流供給回路Z14と、n型MOSトランジスタN22のゲートVNNにカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN51と、p型MOSトランジスタP24のゲートVPPにカレントミラー接続しN51のドレインBS4にドレインを接続したp型MOSトランジスタP51と、N51のドレインBS4にドレインとゲートを接続しGNDにソースを接続したn型MOSトランジスタN52と、N52のゲートBS4にカレントミラー接続したn型MOSトランジスタN53と、N53のドレインにドレインとゲートを接続しVDDにソースを接続したp型MOSトランジスタP52と、P52のゲートにカレントミラー接続したp型MOSトランジスタP53と、N25のゲートBSにカレントミラー接続しP53のドレインGHLにドレインを接続したn型MOSトランジスタN54で構成される電流比較回路Z21と、VDDとGND間に2段接続したインバータ素子IV51、IV52の入力側にP53のドレインGHLを接続し出力側に検知端子DELTAHLを接続した検知信号増幅回路Z22を備えている。ここで、N52、P53、N54を流れる電流をそれぞれIHL、ICP4、ICN4とする。
トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と検知基準電流供給回路Z14の構成、機能、および動作は、図6に示したΣVth検知回路15aと同様であるので、説明は省略する。
N51、N53、P51、P53のサイズはそれぞれN22、N52、P24、P52と同サイズにすることにより、N52の電流IHLおよびP53の電流ICP4にはINNとIPNの電流値の差分が流れる。さらに、N54のサイズは、電流ICN4がVthN=VthN(+)かつVthP=VthP(−)のときのINNとIPNの電流値の差分と同等以上になるように設定されている。
従って、n型MOSトランジスタN21とp型MOSトランジスタP23の閾値バラツキの度合いに応じて、INNとIPNの電流値の差分IHL=ICP4が変動するため、VthNとVthPの差分ΔVthが、ΔVth≦ΔVth(+)=VthN(+)−VthP(−)のときのICP4の電流値はICN4よりも小さくなり、検知端子DELTAHLは“0”を出力する。逆に、ΔVth>ΔVth(+)のときのICP4の電流値はICN4よりも大きくなり、検知端子DELTAHLは“1”を出力する。故に、上述した構成を有するΔVth検知回路16bは、被測定トランジスタN21とP23のΔVthの閾値バラツキが性能保証範囲の上限値(VthN(+)−VthP(−))を上回ったことを検知することが出来る。
図10は、本発明の実施例に係わる半導体装置の演算部12を示す回路図である。
本発明の実施例に係わる半導体装置の演算部12は、VDDとGND間に接続した、VTHNLとVTHPHを入力側に接続し検知端子A1に出力側を接続した論理積回路AD1と、論理反転したVTHNLおよびVTHNHとVTHPHを入力側に接続し検知端子A2に出力側を接続した論理積回路AD2と、VTHNHとVTHPHを入力側に接続し検知端子A3に出力側を接続した論理積回路AD3と、論理反転したVTHPLおよびVTHPHとVTHNLを入力側に接続し検知端子A4に出力側を接続した論理積回路AD4と、論理反転したVTHNL、VTHNH、VTHPLおよびVTHPHを入力側に接続し検知端子A5に出力側を接続した論理積回路AD5と、論理反転したVTHPLおよびVTHPHとVTHNHを入力側に接続し検知端子A6に出力側を接続した論理積回路AD6と、VTHNLとVTHPLを入力側に接続し検知端子A7に出力側を接続した論理積回路AD7と、論理反転したVTHNLおよびVTHNHとVTHPLを入力側に接続し検知端子A8に出力側を接続した論理積回路AD8と、VTHNHとVTHPLを入力側に接続し検知端子A9に出力側を接続した論理積回路AD9と、論理反転したSIGMALL、SIGMAHH、DELTALHおよびDELTAHLを入力側に接続し検知端子A10に出力側を接続した論理積回路AD10を備えている。
図11は、本発明の実施例に係わる半導体装置における被測定トランジスタの閾値領域を示す図である。
図11(a)は、演算部12からの出力A1〜A9に対応する閾値領域M1〜M9を示し、図11(b)は、演算部12からの出力A10に対応する閾値領域M10を示している。以下において、閾値領域M1〜M10を素子閾値区分ともいう。
ここで、x軸はn型MOSトランジスタの閾値VthN、y軸はp型MOSトランジスタの閾値|VthP|(“|…|”は、絶対値を示す。)を表し、各素子閾値の性能保証範囲の下限値、上限値をそれぞれVthN(−)、VthP(−)、VthN(+)、VthP(+)とし、図11(a)の平面上でそれらを示す直線の交点LL、HL、HH、LHの4点で囲まれた領域を素子閾値の性能保証範囲M5とする。
また、図11(b)に示したように、LLとHHをそれぞれ通るΣVthの性能補償範囲の下限線と上限線、およびLHとHLをそれぞれ通るΔVthの性能補償範囲の下限線と上限線で囲まれた領域をM10とする。
例えば、素子閾値バラツキが性能保証範囲内である場合、検知端子A5は“1”を出力し、評価サンプルの素子閾値はM5内に分布していることがわかる。逆に、素子閾値バラツキが性能保証範囲外であるならば、検知端子A5以外のA1〜A4、およびA6〜A9の検知端子のいずれかが“1”を出力し、評価サンプルの素子閾値はM1〜M4、およびM6〜M9内のいずれかの閾値領域に分布していることがわかる。
すなわち、M1区分のとき検知端子A1が“1”を出力し、M2区分のとき検知端子A2が“1”を出力し、M3区分のとき検知端子A3が“1”を出力し、M4区分のとき検知端子A4が“1”を出力し、M5区分のとき検知端子A5が“1”を出力し、M6区分のとき検知端子A6が“1”を出力し、M7区分のとき検知端子A7が“1”を出力し、M8区分のとき検知端子A8が“1”を出力し、M9区分のとき検知端子A9が“1”を出力する。
また、M10区分のときは検知端子A10が“1”を出力する。故に、素子閾値バラツキの分布の度合いに応じて、素子閾値の性能保証範囲内外の分布を定量的に検知することが出来る。
次に、上述した構成を持つ半導体装置を用いた評価方法について説明する。
図12は、本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第1の評価方法を示すフロー図である。ここでは、主に、被測定トランジスタの閾値領域の区分結果を用いた全チップの統計的解析にかかわる部分を示した。
本発明の実施例に係わる半導体装置の第1の評価方法は、ウェーハ検査ステップ(S01)、統計データ解析1ステップ(S02)、素子閾値検知1ステップ(S03)、および統計データ解析2ステップ(S04)を有している。
ステップS01では、例えば、25枚のウェーハから構成されるロットを1単位として、無作為にウェーハを5枚程度抜き取り、1枚のウェーハ上の5ヶ所のTEGを選択して計測を行い、1ロット当りの素子閾値を算出し、これをウェーハ単位の素子閾値として扱う。 ステップS02では、S01で取得した素子閾値データを用いて標準偏差σを求め、ロット間の標準偏差σの変動の様子を時系列で統計化し、製造工程の信頼性管理や歩留まり解析を行う。
図13は、S02におけるロット間の標準偏差σの変動の様子を、p型MOSトランジスタの閾値VthPとn型MOSトランジスタの閾値VthNのそれぞれについて示した模式図である。
S03では、規定の素子閾値領域(図11に示したM1〜M10。)で素子閾値バラツキをチップごとに全チップを対象として測定する。このとき、測定するチップの素子閾値バラツキに応じて半導体装置がM1からM10までの素子閾値領域で判定される。
ここで、測定結果は2値化出力なのでテスト時間が大幅に増えることはない。
S04では、ステップS03で取得した素子閾値バラツキデータを用いて素子閾値領域ごとの度数分布の様子を図14に示したように統計化し、製造工程の信頼性管理や歩留まり解析を行う。
このように、第1の評価方法を用いれば、S03およびS04で全チップを対象として評価することにより、半導体装置の素子閾値バラツキをチップごとにテスト時間を大幅に増やすことなく検査管理することが可能になり、定量的でかつ高精度な製造工程の信頼性管理や歩留まり解析を容易に行うことができる。
次に、上述した構成を持つ半導体装置を用いた別の評価方法について説明する。
図15は、本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第2の評価方法を示すフロー図である。ここでは、主に、量産テスト項目を省略または簡略化する評価方法にかかわる部分を示した。
本発明の実施例に係わる半導体装置の第2の評価方法は、量産テスト1ステップ(S11)、素子閾値検知2ステップ(S12)、統計データ解析3ステップ(S13)、歩留まり判定ステップ(S14)、統計データ解析4ステップ(S15)、個別テスト歩留まり判定ステップ(S16)、量産テスト2ステップ(S17)、歩留まり維持判定ステップ(S18)、および量産テスト3ステップ(S19)を備えている。
S11では、初回として全量産テスト項目を全チップに対して実施し、各テスト項目の歩留まりデータを取得する。ここで、全量産テスト項目TALL1を以下のように定義する。
Figure 2008139095
S12では、規定の素子閾値領域(図11に示したM1〜M10。)で素子閾値バラツキを全チップを対象として測定する。このとき、半導体装置が、測定するチップの素子閾値バラツキに応じて、素子閾値バラツキをM1からM10までの素子閾値領域で判定される。
S13では、S11とS12で取得した歩留まりデータと素子閾値バラツキデータを用いて、素子閾値領域ごとの歩留まりの様子を統計化する。図16は、S13における素子閾値領域ごとの歩留まりをヒストグラム化した一例である。
S14では、S13の解析結果より、チップの素子閾値バラツキの度合いによって量産テスト項目を省略できるか判断する。すなわち、図16の素子閾値領域ごとの歩留まりが判定基準JUDGEを上回っている場合(歩留まり≧JUDGE:“YES”)は次のS15へ進み、そうでない場合(歩留まり<JUDGE:“NO”)は、全量産テスト項目TALL1を実施するS19へと進む。
S15では、歩留まり≧JUDGEである素子閾値領域について、量産テスト項目ごとの歩留まりの様子を統計化する。図17は、S15における量産テスト項目ごとの歩留まりをヒストグラム化した一例である。
S16では、S15の解析結果より、量産テスト項目を省略できるかが判断される。すなわち、図17の量産テスト項目ごとの歩留まりが100%であるものを含む場合(個別テストの歩留まり=100%有:“YES”)はS17へ進み、そうでない場合(個別テストの歩留まり≠100%有:“NO”)は、次回からの量産テストは、全量産テスト項目TALL1を実施するS19へと進む。
S17では、素子閾値領域ごとの歩留まりが判定基準JUDGEを上回るものを含み、かつ、量産テスト項目ごとの歩留まりが100%であるものを含む場合のみ、次回からの量産テストは、全量産テスト項目のうち個別テストの歩留まり≠100%である量産テスト項目だけを実施する。
例えば、図17のような解析結果の場合、全量産テスト項目のうちのTNG1とTNG2のみを行い、その他の量産テスト項目は省略する。
S18では、量産テスト2の歩留まりと量産テスト1の歩留まりを比較し、S17のテスト項目省略によって歩留まりが低下していないかを判定する。すなわち、S17で量産テスト項目を省略した結果、量産テスト2の歩留まりが量産テスト1の歩留まりよりも悪くなった場合(量産テスト2の歩留まり<量産テスト1,3の歩留まり:“NO”)は、S11へ戻り一連のステップを再度実施する。
このように、第2の評価方法を用いれば、チップの素子閾値区分で量産テストの実施項目を判定することで、量産テスト項目を削減し、歩留まりを維持した状態で量産テストに費やす評価時間を短縮することが可能になり、ひいては半導体装置の製造コストを削減することができる。
次に、上述した構成を持つ半導体装置を用いた、さらに別の評価方法について説明する。
図18は、本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法を示すフロー図である。ここでは、主に、アナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を代替可能な評価方法にかかわる部分を示した。
本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法は、試作評価/解析ステップ(S21)、素子閾値検知3ステップ(S22)、統計データ解析5ステップ(S23)、スペック判定ステップ(S24)、素子閾値検知4ステップ(S25)、統計データ解析6ステップ(S26)、NGサンプル検知判定ステップ(S27)、量産テスト6ステップ(S28)、歩留まり維持1判定ステップ(S29)、量産テスト4ステップ(S30)、歩留まり維持2判定ステップ(S31)、および量産テスト5ステップ(S32)を備えている。
S21では、電気的特性の試作評価、データ解析を実施する。一例として、あるテスト項目に対して、常温での評価と高温での評価との相関データを取得する場合を図19および図20を用いて説明する。
図19は、素子閾値のバラツキに依存する電気的特性を模式的に示した特性図である。ここで、x軸のΣVthはp型MOSトランジスタの閾値|VthP|(“|…|”は、絶対値を表す。)とn型MOSトランジスタの閾値VthNの総和、y軸のfは電気的特性の性能を表し、ΣVth(−)はΣVthの性能保証範囲の下限値、ΣVth(+)はΣVthの性能保証範囲の上限値、Specは電気的特性の性能を保証する許容値、f(typ)は試作評価で取得したデータ(図中、“○”で示した。)からプロットした電気的特性の予測線、f(wst)は素子閾値バラツキの条件以外(例えば、電源電圧、温度、動作周波数など)の変動パラメータ要因を加えた評価より取得したデータ(図中、“◆”で示した。)からプロットした電気的特性の予測線である。
このとき、素子閾値の性能保証範囲において性能保証規格がf<Specの場合、f(wst)はΣVth(+)より下のΣVth(max)近傍でSpecを上回っているため、ΣVth(+)とΣVth(max)間の製品は性能保証を確保できない不良品となる。
このような不良品をリジェクトするための相関データの例を図20に示す。f(typ)は常温下の評価結果、f(wst)は高温下の評価結果としたとき、歩留まりを確保するためには、図20のように高温と常温との取得データより温度相関図を作成し、この相関より新たに許容値Spec1を定めてこの値で常温下での量産テストを行い、不良品をリジェクトする。
S22では、規定の素子閾値領域(図11に示したM1〜M10。)で素子閾値バラツキをチップごとに全チップを対象として測定する。このとき、測定するチップの素子閾値バラツキに応じて半導体装置がM1からM10までの素子閾値領域で判定される。
S23では、S21とS22で取得した電気的特性の評価データと素子閾値バラツキデータを用いて、素子閾値領域ごとの電気的特性の様子を統計化する。図21は、S23における素子閾値領域ごとの電気的特性を正規分布化した模式図である。
S24では、S23の解析結果より、チップの素子閾値バラツキの度合いによって、電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略可能かが判定される。
すなわち、図21の素子閾値領域ごとの電気的特性の正規分布が電気的特性の許容値Spec1を上回っている場合(f≧Spec1:“YES”)は、次のS25へ進み、そうでない場合(f<Spec1:“NO”)は、fの評価テストを省略し、チップの素子閾値バラツキだけを測定して判定を実施するS30の量産テスト4へと進む。
例えば、図21のような解析結果の場合、素子閾値領域M1、M4、M7、M8、およびM9については、電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略可能と判断できる。
S31では、S30で電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略した結果、量産テスト4の歩留まりが従来の量産テスト5の歩留まりよりも悪くなった場合(量産テスト4の歩留まり<従来の量産テスト5の歩留まり:“NO”)は、S21へ戻り一連のステップを再度実施する。
S25では、規定の素子閾値領域で素子閾値バラツキを判定し、チップごとの素子閾値バラツキを測定する。ここで、この素子閾値バラツキ検知回路の検知レベルSIGMAHH1は、図22に示したように、ΣVth(max)よりも下に設定(SIGMAHH1<ΣVth(max))していることを前提とし、測定するチップの素子閾値バラツキを2つの素子閾値領域で判定する。
S26では、S21とS25でそれぞれ取得した電気的特性の評価データと素子閾値バラツキデータを用いて、2つの素子閾値領域の電気的特性の様子を統計化する。図23は、S26における2つの素子閾値領域の電気的特性を正規分布化した模式図である。
S27では、S26の解析結果より、チップの素子閾値バラツキの度合いによって、電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略可能かが判断される。すなわち、図23の2つの素子閾値領域の電気的特性の正規分布が電気的特性の許容値Spec1を境界に2分割される場合(“YES”)は、次のS28へ進み、そうでない場合(“NO”)は、従来どおり電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を実施するS32の量産テスト5へと進む。
S28では、図23のような2つの素子閾値領域の電気的特性の正規分布が電気的特性の許容値を境界に2分割される場合のみ、S27のチップの素子閾値バラツキだけを測定して判定を実施し、電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略する。
S29では、S28でチップの素子閾値バラツキだけを測定して判定を実施し電気的特性のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略した結果、量産テスト6の歩留まりが従来の量産テスト5の歩留まりよりも悪くなった場合(量産テスト6の歩留まり<量産テスト5の歩留まり:“NO”))は、S21へ戻り一連のステップを再度実施する。
このように、第3の評価方法を用いれば、チップの素子閾値バラツキだけで判定評価して、従来のアナログテスト、高温テスト、または、量産テストが困難な精度評価を省略することが可能で、歩留まりを維持した状態で量産テストに費やす評価時間を短縮することが可能になり、ひいてはアナログテスタ等の設備費用の削減や半導体装置の製造コストの削減を実現することができる。
上記実施例によれば、チップごとの素子閾値を容易にかつ定量的に評価することができるので、素子閾値のバラツキ分布領域ごとに歩留まりを高精度で管理でき、製品開発期間の短縮、製品開発コストの低減、および歩留まり向上による製品コストの低減を実現することができる。
上述の実施例では、比較部11a〜11dは、VthN検知回路13aと13b、VthP検知回路14aと14b、ΣVth検知回路15aと15b、およびΔVth検知回路16aと16bをすべて有しているとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、これらを単独で用いても良いし、比較部11a〜11dのいくつかを省略して用いることもできる。
また、上述の実施例では、説明の都合上、検知回路はそれぞれ独立に構成されるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図24に示したように、いくつかの共通する回路部分を共有することもできる。すなわち、図24(a)に示したように、VthN検知回路13aと13bは、n型トランジスタ閾値-電流変換回路Z1と検知基準電流供給回路Z2を共有することができる。また、図24(b)に示したように、VthP検知回路14aと14bは、p型トランジスタ閾値-電流変換回路Z7と検知基準電流供給回路Z8を共有することができる。さらに、図24(c)に示したように、ΣVth検知回路15aと15bおよびΔVth検知回路16aと16bは、トランジスタ閾値-電流変換回路Z13と検知基準電流供給回路Z14を共有することができる。
さらに、上述の実施例では、ΣVth検知回路15aにおけるΣVthの性能補償範囲の下限値である第5の参照閾値は“Vth(−)+VthP(−)”であるとし、ΣVth検知回路15bにおけるΣVthの性能補償範囲の上限値である第6の参照閾値は“Vth(+)+VthP(+)”であるとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図22に示されているように、これらの参照閾値を第1の参照閾値〜第4の参照閾値とは独立に設定することもできる。同様に、ΔVth検知回路16aおよび16bにおける第7および第8の参照閾値も第1の参照閾値〜第4の参照閾値とは独立に設定することができる。
本発明の実施例に係わる半導体装置を示す回路ブロック図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthN検知回路13aの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthN検知回路13bの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthP検知回路14aの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるVthP検知回路14bの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΣVth検知回路15aの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΣVth検知回路15bの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΔVth検知回路16aの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置におけるΔVth検知回路16bの一例を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置の演算部12を示す回路図。 本発明の実施例に係わる半導体装置における被測定トランジスタの閾値領域を示す図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第1の評価方法を示すフロー図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第1の評価方法における統計解析1ステップでの標準偏差σのロット間変動を示す図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第1の評価方法における統計解析2ステップでの素子閾値領域ごとの度数分布を示す図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第2の評価方法を示すフロー図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第2の評価方法における統計解析3ステップでの素子閾値領域ごとの歩留まりを示す図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第2の評価方法における統計解析4ステップでの量産テスト項目ごとの歩留まりを示す図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法を示すフロー図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法における試作評価/解析ステップでの素子閾値のバラツキに依存する電気的特性の一例を示す特性図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法における試作評価/解析ステップでの不良品をリジェクトするための相関データの一例を示す特性図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法における統計データ解析5ステップでの素子閾値領域ごとの電気的特性を正規分布化した模式図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法における素子閾値検知4ステップでの素子閾値の性能保証範囲を模式的に示した特性図。 本発明の実施例に係わる半導体装置を用いた第3の評価方法における統計データ解析6ステップでの2つの素子閾値領域の電気的特性を正規分布化した模式図。 本発明の実施例に係わる半導体装置の比較部11a〜11dにおける別の回路構成を示す回路ブロック図。
符号の説明
11a〜11d 比較部
12 演算部
13a、13b VthN検知回路
14a、14b VthP検知回路
15a、15b ΣVth検知回路
16a、16b ΔVth検知回路

Claims (5)

  1. 被測定トランジスタの閾値と少なくとも1つの参照閾値とを比較する比較手段と、
    前記参照閾値によって区分される複数の閾値領域と、
    前記比較手段からの比較結果に基づいて、前記被測定トランジスタが属する前記閾値領域を判定する演算手段を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記閾値領域は、少なくとも2つの異なる前記参照閾値によって区分され、
    前記演算手段は、複数の前記比較手段からの比較結果に基づいて、前記被測定トランジスタが属する前記閾値領域を判定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記比較手段は、
    前記被測定トランジスタの閾値に応じた第1の電流を生成する閾値-電流変換回路と、
    前記参照閾値に対応する第2の電流を供給する検知基準電流供給回路と、
    前記第1の電流と前記第2の電流を比較する電流比較回路と、
    前記電流比較回路の出力信号を増幅する検知信号増幅回路を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記比較手段は、
    第1導電型の第1の前記被測定トランジスタと、
    第2導電型の第2の前記被測定トランジスタと、
    前記第1の被測定トランジスタの閾値に応じた第1の電流、および前記第2の被測定トランジスタの閾値に応じた第2の電流を生成する閾値-電流変換回路と、
    前記参照閾値に対応する第3の電流を供給する検知基準電流供給回路と、
    前記第1の電流と前記第2の電流の和と前記第3の電流とを比較する電流比較回路と、
    前記電流比較回路の出力信号を増幅する検知信号増幅回路を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記比較手段は、
    第1導電型の第1の前記被測定トランジスタと、
    第2導電型の第2の前記被測定トランジスタと、
    前記第1の被測定トランジスタの閾値に応じた第1の電流、および前記第2の被測定トランジスタの閾値に応じた第2の電流を生成する閾値-電流変換回路と、
    前記参照閾値に対応する第3の電流を供給する検知基準電流供給回路と、
    前記第1の電流と前記第2の電流の差と前記第3の電流とを比較する電流比較回路と、
    前記電流比較回路の出力信号を増幅する検知信号増幅回路を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
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