JP2008136436A - 1本鎖dna結合蛋白質を用いた核酸の変異検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1本鎖DNA結合蛋白質を用いて核酸配列中の変異の有無を判定する方法。前記の核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、1本鎖DNA結合蛋白質を用いた核酸増幅反応の生成物により、前記核酸配列中の変異の有無を判定することを特徴とする方法。前記核酸配列中の変異の有無を判定するキット。
【選択図】なし
Description
核酸配列における変異の検出は、医学遺伝学の分野において非常に重要である。遺伝的変異の検出は、遺伝病における分子生物学的根拠の決定、遺伝的なカウンセリングのためのキャリアー及び出生前診断の提供、医薬における個人別化の促進、並びに遺伝学的研究における多型の同定等において重要である。
ハイブリダイゼーションを利用する方法は、DNAチップを用いる単純ハイブリダイゼーション法(Sequence By Hybridization)(非特許文献1:Drmanac R,et al:Genomics 4:114-128(1989))やDye-labeled oligonucleotide ligation法(非特許文献2:Chen X, et al.:Genome Res. 8:549-556(1998)),Invader法(非特許文献3:Lyamichev, et al:Science 260:778-783(1993))の3つがある。いずれの場合も、各対立遺伝子(アレル)に対応したオリゴヌクレオチドを用意し、どちらのアレルにハイブリダイズしたかを検出するのが原則となる。これらの方法は、ハイブリ操作を必要とするため時間を要したり、あるいは、検出系に蛍光を採用していたりするため装置が高価であるといった問題を有し、簡便に検査を行うことはできない。
ポリメラーゼ反応を利用する方法は、SNaPShot法、Pyrosequence法(非特許文献4:Alderborn, A. et.al:Genome Res.,28:1249-1258(2000))のようにSNPの近くにプライマー(primer)を設定し、SNP部位でどの塩基が取りこまれたか見る方法と、3’末端付近に各アレルに対応したSNP部位を含むようにプライマーを設計し、ポリメラーゼ反応が起こるか否かで判定を行う方法(ARMS法(Amplification refractory mutation system)、非特許文献5:Newton CR, et al.:Nucl Acids Res.17:2503-2516(1989)、PASA法(PCR-amplification of specific alleles),非特許文献6:Sarker G et al:Anal Biochem 186:64-68(1990))とに別れる。
SNaPShot法は、SNP部位の直前までプライマーを作り、ジデオキシヌクレオチドのみで伸長反応を行い、どの塩基が取りこまれたか解析する方法である。
1塩基のみの伸長反応であるため、これを解析するにはシークエンサーを用いなければならず、高価な装置が必要であるという問題を有する。
ARMS法やPASA法は、プライマーの起点とする伸長反応がプライマー3’末端と鋳型のマッチングに強く依存することを利用したものである(非特許文献7:Kwok S. et al.:Nucleic Acids Res 18,999-1005(1990),非特許文献8:Huang M.M. et al.:Nucleic Acids Res. 20,4567-4573(1992))つまり、あらかじめ各アレルに相補的なプライマーを用意しておき、試料の遺伝子型と一致した場合にのみ伸長反応が起きることを利用し、増幅反応が起きたか否かで遺伝子型を判定する方法である。
しかし、実際には、各アレル特異プライマー間は1塩基の相違しかなく、鋳型の配列次第ではミスマッチプライマーによってもしばしば非特異的な増幅が起きる(非特許文献8:Huang M.M. et al.:Nucleic Acids Res. 20,4567-4573(1992))。また、増幅が起きるか否かは用いる機器や周囲の環境等の微妙な条件によっても左右されるため、非特異増幅を抑える事は困難である。
特にPCR法に代表される、温度サイクルの必要な反応系におけるプライマーの1塩基の相違による識別は、塩基対の水素結合が温度に大きく影響を受けることを考慮すると非特異増幅を抑える事はさらにいっそうの困難を生じさせる。
よって、ミスマッチ認識蛋白をSNPsタイピングに応用した場合、変異を見落とす危険性が高いという問題点を抱えている。
<1>1本鎖DNA結合蛋白質を用いて核酸配列中の変異の有無を判定する方法。
<2>上記<1>記載の核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、1本鎖DNA結合蛋白質を用いた核酸増幅反応の生成物により、前記核酸配列中の変異の有無を判定することを特徴とする方法。
<3>上記<1>または<2>記載の核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、1本鎖DNA結合蛋白質が核酸増幅反応の非特異反応を抑制することにより、増幅反応の有無で上記核酸配列中の変異の有無を判定することを特徴とする方法。
<4>核酸増幅反応が等温で行われることを特徴とする上記<2>または<3>に記載の判定方法。
<5>核酸増幅反応が鎖置換型ポリメラーゼを用いて行われることを特徴とする上記<2>〜<4>のいずれかに記載の判定方法。
<6>1本鎖結合蛋白質が、大腸菌、ショウジョウバエもしくはアフリカツメガエル由来のSSB、T4ファージ遺伝子32、41、44、45、または61蛋白質のいずれかもしくはこれら少なくとも2種以上の混合物である、上記<1>〜<5>のいずれかに記載の方法。
<7>核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、被検物質から核酸の抽出、増幅、検出の一連の動作を密閉した空間内で連続して行うことを特徴とする上記<1>〜<6>のいずれかに記載の方法。
<8>被検物質が、血液、体液、組織、細胞、細菌、及びウイルスから選択されることを特徴とする<1>〜<7>のいずれかに記載の方法。
<9>上記<1>〜<8>のいずれかに記載の核酸配列中の変異の有無を判定するキット。
(a)任意の核酸、該標的核酸を増幅しうるプライマーおよび試薬類、ならびに、一本鎖DNA結合蛋白質を接触させて増幅反応溶液を得る工程、
(b)該プライマーを延伸することにより核酸を増幅する工程、
(c)核酸が増幅したか否かを検出し対照核酸と標的核酸との間のミスマッチの有無を判定する工程、を含む。
(a)工程において、1本鎖DNA結合蛋白質のDNAとの接触のタイミングは特に限定されるものではないが、後述される二本鎖核酸の生成後に行うことが好ましい。
まず、ミスマッチを有するかどうか判定する対象である核酸を調製する。核酸は、プライマーなどとして人工合成した配列であっても、天然物由来の配列であってもよい。
例えば、ヒトの血液、体液、組織、細胞、細菌、及びウイルスから抽出されたゲノム
等を好ましく用いることが出来る。
複製に際してDNAの二重らせんは複製起点から一過的にほどかれ、その露出された一本鎖のそれぞれを鋳型にして新しいポリヌクレオチド鎖が合成される。このとき一本鎖になったDNAが二本鎖に戻らないよう、一本鎖部分に結合するのが一本鎖DNA結合蛋白質である。
具体的には、各方法に適したように設計されたプライマーの核酸と、ポリメラーゼ及び/あるいはリガーゼ(好ましくはTaqポリメラーゼ等の耐熱酵素)、核酸基質(dATP/dTTP(dUTP)/dCTP/dGTPのdNTP)、それらに適した緩衝液(たとえばTris−SO4など)と安定化剤(たとえばMgCl2)や副反応の阻害剤(たとえばRNAse)などであり、従来の核酸増幅と同様の種類、量および方法で用いることができる。市販の核酸増幅キット等を用いることもできる。
対象のミスマッチの近傍またはミスマッチを含むように設計されたプライマーは、好ましくはミスマッチがプライマーに含まれるように、さらに好ましくはポリメラーゼ反応開始の末端近傍(3’末端から1〜20塩基以内)、さらに好ましくは3’末端から1〜10塩基以内、さらに好ましくは、3’末端から1〜5塩基以内にミスマッチが含まれるようにプライマーを設計する。
核酸の間のミスマッチの有無を判定するにあたり、ミスマッチを含むことが判っている系(ネガティブコントロール)やミスマッチを含まないことが判っている系(ポジティブコントロール)と、試料の核酸における系を対比して判定することがより好ましい。
本発明の核酸配列中の変異の有無を判定するキットは、上記本発明の変異検出法に用いる材料(緩衝液、対象核酸、プライマー、核酸染色剤、1本鎖DNA結合蛋白質、水等)を1以上の容器に該材料を適宜選定して収容した形態であれば、特に限定されない。
はない。
1塩基変異の検出と1本鎖DNA結合蛋白質の効果
(1)ターゲット核酸断片を含む核酸試料液の調製
HumanGenomicDNA(Clontech社製)100ngを98℃で3min.加熱を行い、1本鎖にしたのち、β−アクチン遺伝子中の配列の増幅を以下の条件で行った。
プライマーは、βアクチン遺伝子を標的に設計を行った。各プライマーの位置関係図は、図1に示す。フォワードプライマー(配列番号1)(Forward)は、鋳型と相補的な矢印aで示される3’末端領域と5’末端領域にそのプライマーの伸長鎖上の、3’末端塩基Tから10塩基下流にある鋳型領域bとハイブリダイズされるように設計され、上記aの5’末端部と、領域bと相補である領域bcと同一な配列の3’末端部の連結にTを4塩基介在させた。リバースプライマー(配列番号2)(Reverse)は、鋳型と相補的な矢印cで示される3’末端領域と5’末端領域にそのプライマーの伸長鎖上の、3’末端塩基aから6塩基下流にある鋳型領域dとハイブリダイズされるように設計され、上記cの5’末端部と、領域dと相補である領域dcと同一な配列の3’末端部の連結にTを4塩基介在させた。
また、フォワードプライマー、リバースプライマーのそれぞれ外側にアウタープライマー[OF(配列番号3)、OR(配列番号4)]を設計した。さらに、1塩基変異のモデル系を作成するために、変異検出用のプライマーを新たに作成し、鋳型とマッチする配列を有するプライマー(配列番号5、配列bcと同じ)(野生型)とその3’末端CをTに置換した人工的に変異を有しているプライマー(配列番号6)(変異型)を作成した。
以下に各種プライマーのDNA配列を示す。
5’− CTCTGGGCCTCGTCGCTTTTGGGCATGGGTCAGAAGGATT−3’(配列番号1)
プライマー2(Reverse):
5’−TACCCCATCGAGCACGGTTTTCATGTCGTCCCAGTTGGTGA−3’(配列番号2)
アウタープライマー3(OF)
5’−GGGCTTCTTGTCCTTTCCTTC−3’ (配列番号3)
アウタープライマー4(OR)
5’− CCACACGCAGCTCATTGTAG−3’ (配列番号4)
変異検出用プライマー5(野生型):
5’−CTCTGGGCCTCGTCGC−3’ (配列番号5)
変異検出用プライマー6(変異型):
5’−CTCTGGGCCTCGTCGT−3’ (配列番号6)
以下に示す反応液の組成で、60℃、1時間反応させることで増幅反応を実施した。水準1は、一本鎖DNA結合蛋白質を添加していない水準であり、水準2から4は、一本鎖DNA結合蛋白質の濃度を変えて添加している水準である。合成酵素は、市販のBst. Polymerase(NEB社製)、1本鎖DNA結合蛋白質(SSB)は、Single Stranded DNA Binding Protein(Promega社製)を用いた。核酸染色にはSYBR Green I(タカラバイオ社製)を用いた。
水準1:0
水準2:0.18μg
水準3:0.54μg
水準4:1.08μg
前記(2)における増幅反応を、リアルタイム蛍光検出装置(Mx3000p,Stratagene社製)を用いて蛍光検出を行った。各水準、野生型(wild)、変異型(mutant)ともにn=2で実験を行った。結果を図2に示す。太線が野生型プライマー、点線が変異型プライマーを用いた場合である。
ヒトADRB2遺伝子中のSNPs(Arg16Gly)の検出
(1)ターゲット核酸断片を含む核酸試料液の調製
合意済みの健常人2人分からあらかじめ採血を行い、QuickGene DNA whole blood kit(Fujifilm社製)を用いてゲノムを抽出した。これらの配列を解析した結果、健常人Aは野生型のホモ、健常人Bは変異型のホモと判明した。
これら2人分のゲノムをそれぞれ100ng、98℃で3min.加熱を行い1本鎖にしたのち、ADRB2遺伝子中のSNPsの判定を以下の条件で行った。
プライマーは、ADRB2遺伝子を標的にLAMP法が行えるように設計を行った。図1と同様な考え方で、フォワードプライマー、リバースプライマーともに、鋳型と相補的な3’末端領域と5’末端領域にそのプライマーの伸長鎖上の領域とハイブリダイズされるように設計されている5’末端領域からなる。各プライマーの位置関係図は、図3に示す。なお、変異検出用プライマー(野生型)の矢印枠外の配列は配列eと同じであり、変異検出用プライマー(変異型)は野生型の5’端TがCに置換されている。なお、Reversプライマーの矢印枠外の配列は配列fと同じである。
以下に各種プライマーのDNA配列を示す。
5’−TATTGGGTGCCGCCATGGGGCAACCCGGGA−3’ (配列番号7)
変異検出用プライマー8(変異型):
5’−CATTGGGTGCCGCCATGGGGCAACCCGGGA−3’ (配列番号8)
プライマー9(Reverse):
5’−CATGCGCCGGACCACCCACACCTCGTCCCT−3’ (配列番号9)
ループプライマー10
5’−CAAGAAGGCGCTGCCG−3’ (配列番号10)
以下に示す反応液の組成で、検体A、検体Bの2人分のゲノムについて、60℃、1時間反応させることで増幅反応を実施した。水準は、各検体2水準で、一つは一本鎖DNA結合蛋白質(Promega社製、0.18μg)を含む水準、もう一つは含まない水準である。
前記(2)における増幅反応を、リアルタイム蛍光検出装置(Mx3000p,Stratagene社製)を用いて蛍光検出を行った。各水準、野生型(wild)と変異型(mutant)プライマーを用いて増幅を行い、増幅の有無で遺伝子型を判定した。
結果を図4に示す。太線が野生型プライマー、点線が変異型プライマーを用いた場合である。
変異認識蛋白質(MutS)との比較
(1)ターゲット核酸断片を含む核酸試料液の調製
実施例2で用いた検体A(ADRB2のSNPs(Arg16Gly)が野生型)のゲノムを100ng用いて、98℃で3min.加熱を行い1本鎖にしたのち、非特異増幅を抑制する蛋白質としてSSBとMutSを用いて、ADRB2遺伝子中のSNPs判定を以下の条件で行った。
プライマーは、実施例2と共通のプライマーを用いた。すなわち、以下の通りである。
5’−TATTGGGTGCCGCCATGGGGCAACCCGGGA−3’ (配列番号7)
変異検出用プライマー8(変異型):
5’−CATTGGGTGCCGCCATGGGGCAACCCGGGA−3’ (配列番号8)
プライマー9(Reverse):
5’−CATGCGCCGGACCACCCACACCTCGTCCCT−3’ (配列番号9)
ループプライマー10
5’−CAAGAAGGCGCTGCCG−3’ (配列番号10)
以下に示す反応液の組成で、60℃、1時間反応させることで増幅反応を実施した。水準1は、一本鎖DNA結合蛋白質を添加していない水準であり、水準2はMutS蛋白質(ニッポンジーン社製)、水準3は一本鎖DNA結合蛋白質(Promega社製)を添加した。合成酵素は、市販のBst. Polymerase(NEB社製)を用いた。
前記(2)における増幅反応を、リアルタイム蛍光検出装置(Mx3000p,Stratagene社製)を用いて蛍光検出を行った。各水準、野生型(wild)と変異型(mutant)プライマーを用いて増幅を行い、増幅の有無で遺伝子型を判定した。結果を図5に示す。太線が野生型プライマー、点線が変異型プライマーを用いた場合である。
Claims (9)
- 1本鎖DNA結合蛋白質を用いて核酸配列中の変異の有無を判定する方法。
- 請求項1記載の核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、1本鎖DNA結合蛋白質を用いた核酸増幅反応の生成物により、前記核酸配列中の変異の有無を判定することを特徴とする方法。
- 請求項1または2記載の核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、1本鎖DNA結合蛋白質が核酸増幅反応の非特異反応を抑制することにより、増幅反応の有無で上記核酸配列中の変異の有無を判定することを特徴とする方法。
- 核酸増幅反応が等温で行われることを特徴とする請求項2または3に記載の判定方法。
- 核酸増幅反応が鎖置換型ポリメラーゼを用いて行われることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の判定方法。
- 1本鎖DNA結合蛋白質が、大腸菌、ショウジョウバエもしくはアフリカツメガエル由来のSSB、T4ファージ遺伝子32、41、44、45、または61蛋白質のいずれかもしくはこれら少なくとも2種以上の混合物である、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 核酸配列中の変異の有無を判定する方法であって、被検物質から核酸の抽出、増幅、検出の一連の動作を密閉した空間内で連続して行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
- 被検物質が、血液、体液、組織、細胞、細菌、及びウイルスから選択されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の核酸配列中の変異の有無を判定するキット。
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