JP2008133778A - 圧縮機用の保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機内で異常な高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を実行可能とした、圧縮機用の保護装置を提供する。
【解決手段】温度検出手段102を、異常時発熱源106の温度を直接的に又は固体若しくは剛体を介して間接的に検出する位置に配置し、圧縮機の内部へ吸入される流体の流れが滞るような場合でも、圧縮機内で異常状態判定用の闘値以上の高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を行うことを可能とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、気体等の流体を圧縮する圧縮機において、温度を検出することにより異常を検知して圧縮機を保護する動作を行うようにした、圧縮機用の保護装置に関する。
一般に、車載用空調装置などに使用される圧縮機には、スクロール圧縮機がある。
スクロール圧縮機は、端板の一側面にうず巻状の壁体を立設した固定スクロールと、端板の一側面に固定スクロールの壁体に対応して略同一形状に形成したうず巻状の壁体を設けた旋回スクロールとを、各壁体間に圧縮室を作るように組み合わせた状態でハウジング内に収容して構成する。
スクロール圧縮機は、固定スクロールに対して旋回スクロールを、自転が阻止された状態で公転旋回運動させることにより、各壁体間に形成した圧縮室の容積を漸次減少させ、この圧縮室内の気体を圧縮する。
このようなスクロール圧縮機では、その運転中に何らかの異常によって、スクロール圧縮機内が高温になると、圧縮機内にあるオイルが劣化し、冷媒が分解するという弊害を引き起こすことになる。
そこで、従来のスクロール圧縮機では、圧縮機における吐出蒸気温度を検知し得る位置に、温度検知器を取り付け、この温度検知器で検出した温度が所定温度よりも高くなった場合に、圧縮機の運転を停止する圧縮機用の保護装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来のスクロール圧縮機用の保護装置では、運転中に異常が発生したため圧縮機内部で冷媒である流体が加熱されて吐出される場合に、この加熱された流体の温度(吐出蒸気温度)を温度検知器で検出することによって異常状態を検出するものである。
特開平9−209887号公報
しかしながら、例えばエアコンシステムの保護が故障した場合、圧縮機の低圧側(吸入側)へ冷媒が流れ込まなくなり吸入側の空間内が真空に近い状態で運転されることにより、圧縮機内の摺動部が摩擦熱で高温となる異常状態を生じることがまれにある。
このような場合に、従来のスクロール圧縮機用の保護装置では、スクロール圧縮機における吐出側から流体が吐出しないのでスクロール圧縮機の吐出側が加熱されないため、吐出流体の温度を検知し得る位置に配置した温度検知器で異常を検出することが困難であるという問題がある。
本発明は、上述の点に鑑み、圧縮機内で異常な高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を実行可能とした、圧縮機用の保護装置を新たに提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の圧縮機用の保護装置は、ハウジングの内部に装着された圧縮部の旋回部材を、駆動装置で旋回するように駆動することによって、吸入口から吸入した冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機で、温度検出手段で温度を検出することにより異常を検知して圧縮機を保護する圧縮機用の保護装置において、温度検出手段を、圧縮機の異常状態時に高温となる異常時発熱源の部材の温度を直接的に検出する位置、又は異常時発熱源から固体中を伝達された熱エネルギで加熱された部材の温度を間接的に検出する位置に配置し、温度検出手段で、高温となる異常状態判定用の閾値以上の温度を検出したときに、駆動装置で旋回部材を旋回させる動作を停止させる手段を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、温度検出手段が、異常時発熱源の部材の温度を直接的に検出し又は異常時発熱源から固体である部材中を伝達された熱エネルギで加熱された部材の温度を間接的に検出する。
よって、このスクロール圧縮機では、冷媒等、流れにくくなることがあるような媒体を媒介として異常時発熱源の温度を検出するものと比較して、冷媒等が流れにくくなるような異常時において、発熱源の温度検出が不能となることを防止できるので、異常時発熱源の温度の検出をより確実に実行できる。
このため、圧縮機の内部へ吸入される流体の流れが滞るような場合でも、圧縮機内で異常な高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を行うことができるので、圧縮機を保護することの信頼性を向上できる。
本発明の請求項2に記載の圧縮機用の保護装置は、ハウジングの内部に装着された圧縮部の旋回部材を、駆動装置で旋回するように駆動することによって、吸入口から吸入した冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機で、温度検出手段で温度を検出することにより異常を検知して圧縮機を保護する圧縮機用の保護装置において、ハウジングを、少なくとも、圧縮部における低圧側の部分をカバーする低圧側ハウジングと、その他のハウジングとで構成し、圧縮部における低圧側にある異常時発熱源から熱伝導を受ける低圧側ハウジングに、温度検出手段を設置し、温度検出手段で、高温となる異常状態判定用の閾値以上の温度を検出したときに、駆動装置で旋回部材を旋回させる動作を停止させる手段を有することを特徴とする。
上述のように構成することにより、圧縮部における低圧側にある異常時発熱源の部材から熱伝導を受ける吸入側ハウジングに設置された温度検出手段が温度を検出する。
よって、このスクロール圧縮機では、冷媒等の流体である媒体を媒介として異常時発熱源の温度を検出するものと比較して、冷媒等が流れにくくなるような異常時において、発熱源の温度検出が不能となることを防止できるので、異常時発熱源の温度の検出をより確実に実行できる。
このため、圧縮機の内部へ吸入される流体の流れが滞るような場合でも、圧縮機内で異常な高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を行うことができるので、圧縮機を保護することの信頼性を向上できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の圧縮機用の保護装置において、温度検出手段を、前記低圧側ハウジングにおける、冷媒流通路に表出しない箇所に配置したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項2に記載の発明の作用、効果に加えて、温度検出手段が冷媒流通路に表出した部分で冷やされて温度の検出の精度が低下するのを防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の圧縮機用の保護装置において、温度検出手段を、低圧側ハウジングにおける、異常時発熱源となる、旋回部材を支受するスラスト軸受近傍に配置したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項2又は請求項3に記載の発明の作用、効果に加えて、異常時発熱源となるスラスト軸受部の近傍で温度を検出するので、高温を発生する異常状態が発生した時に遅滞無く温度検出し、直ちにスクロール圧縮機の動作を停止して損傷が発生することを有効に抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の圧縮機用の保護装置において、温度検出手段を、低圧側ハウジングと駆動装置との間に配置したクラッチの軸受の近傍となる低圧側ハウジングの一部に、配置したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項2又は請求項3に記載の発明の作用、効果に加えて、吸入側ハウジングに配置されたクラッチの軸受の付近が、吸入側ハウジングの他の位置よりも運転時のベース温度が高いので、高温となる異常状態を生じたときに、吸入側ハウジングにおけるクラッチの軸受の付近の温度が最も短時間で異常状態判定用の閾値まで上昇するので、高温を発生する異常状態が発生した時に遅滞無く温度検出してスクロール圧縮機の動作を停止し、損傷が発生することを有効に抑制できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の圧縮機用の保護装置において、閾値を、100℃以上に設定したことを特徴とする。
上述のように構成することにより、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発明の作用、効果に加えて、圧縮機用の保護装置が誤作動で圧縮機の動作を停止させてしまうことを抑制し、動作上の信頼性を向上できる。
本発明の圧縮機用の保護装置は、内部へ吸入される流体の流れが滞るような場合でも、圧縮機内で異常な高温となったことを検知して圧縮機を保護する動作を行うことができるので、圧縮機を保護することの信頼性を向上できる。
次に、本発明の圧縮機用の保護装置に関わる実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1にかかるスクロール圧縮機を表す断面図、図2は、実施例1のスクロール圧縮機における固定スクロールの概略斜視図、図3は、実施例1のスクロール圧縮機における旋回スクロールの概略斜視図である。
本実施例1のスクロール圧縮機は、主として車両用空調装置の冷媒(ここで冷媒は、気体であれば良い)を圧縮するために用いられる。このスクロール圧縮機は、図1に示すように、ハウジング11と、圧縮部12と、この圧縮部12を駆動する駆動装置13とを有する。
この圧縮部12は、固定スクロール14と旋回スクロール(旋回部材)15とからなる。旋回スクロール15と駆動装置13とは、回転軸16により連結して、駆動装置13により旋回スクロール15を駆動するよう構成する。
図1に、横置きに配置したハウジング11を示すように、このハウジング11は、吸入側(低圧側)ハウジング21と、吐出側ハウジング22とを一体的に組み付けて、スクロール圧縮機全体を包む略円筒形状をなす密閉容器として構成する。これら吸入側ハウジング21と、吐出側ハウジング22とは、相互に開口部を合わせた状態で、複数のハウジングボルト23により締結して一体化する。
吸入側ハウジング21は略円筒状をなし、端部に縮径したリング形状(変形筒状)をなす支持部28が形成されている。また、この吸入側ハウジング21の支持部28の内周部には、軸受29が装着されており、この軸受29により回転軸16が回転自在に支受されている。また、吸入側ハウジング21の内周部には、回転軸16と吸入側ハウジング21との隙間を仕切ることで冷媒のガスの漏洩を防止するゴム製のリップシール31が取り付けられている。なお、このスクロール圧縮機では、吸入口26からリップシール31へ続く空間である冷媒流通路内に、冷媒を通して潤滑等を図るように構成する。
この回転軸16の先端部の外周側には、駆動装置13を配置する。この駆動装置13を構成するため、回転軸16の先端部には、回転板32を連結ボルト33で締結する。この回転板32の外周部には、リング形状をなす支持リング34を複数の連結ピン35で連結する。
この支持リング34には、従動プーリ36の端面を固定する。従動プーリ36は、クラッチの軸受37を介して吸入側ハウジング21の支持部28に回転自在に支受される。
この従動プーリ36の内部には、電磁石38を装着して、支持リング34との間にマグネットクラッチ105を構成する。なお、図示しないが、この従動プーリ36と、駆動源(例えば、エンジン)の出力軸との間には、ベルト伝達機構の駆動ベルトを巻装し、駆動源(例えば、エンジン)の回転力で従動プーリ36を回転駆動するように構成する。
図1に示すように吸入側ハウジング21は、その内部に圧縮部12を収容するように構成する。この吸入側ハウジング21と、圧縮部12との間に作られる空間は、吸入口26に連通する吸入室39として構成する。
また、圧縮部12では、固定スクロール14と旋回スクロール15とによって空間を区画することにより圧縮室40を形成する。
図1に示すように吐出側ハウジング22と、圧縮部12の固定スクロール14との間に作られる空間は、高圧室としての吐出室41として構成する。この吐出室41には、高圧ガス吐出用の貫通穴である吐出口42を形成する。
圧縮部12は、固定スクロール14と旋回スクロール15とで構成した、スクロール式圧縮機構であり、吸入口26から吸入された冷媒のガスを圧縮して、吐出室41の吐出口42から吐出する機能を持つ。この冷媒のガスには、スクロール圧縮機のハウジング11内の各部を潤滑するための潤滑油が、ミスト状にされて混入されている。
図1及び図2に示すところから分かるように、固定スクロール14は、固定側端板44と、この固定側端板44の片面に形成されたうず巻状ラップ45とを有する。この固定スクロール14は、その固定側端板44をボルト23Aにより吐出側ハウジング22に固定し、そのうず巻状ラップ45を吸入側ハウジング21の内部に臨ませる状態で設置する。
この固定側端板44の中央には、圧縮室40と吐出室41とを連通する吐出ポート46を設ける。この吐出ポート46は、吐出弁47により開閉可能に構成する。
図1および図3に示すように、旋回スクロール15は、旋回側端板50と、この旋回側端板50の片面に形成されたうず巻状ラップ51とを有する。
この旋回スクロール15のうず巻状ラップ51には、前述した固定スクロール14のうず巻状ラップ45が噛み合うように組み合わされており、各うず巻状ラップ(ラップ)45、51の間の空間によって圧縮室40が構成される。
また図1に示すように、圧縮部12における旋回側端板50の駆動装置13側の面には、ボス53を設ける。これと共に回転軸16の旋回スクロール15側の端部には、所定量だけ偏心した位置に偏心軸54を設ける。この偏心軸54には、旋回スクロール15により発生するアンバランス量を打ち消すためのバランスウェイト58を固定する。
この偏心軸54に固定されているバランスウェイト58の円筒部外周は、フローティングブッシュ55および軸受56を介してボス53内に回動自在に支受されている。
このように構成した圧縮部12では、回転軸16を回転駆動して偏心軸54を公転させることにより、偏心軸54に対してバランスウェイト58を介して支受されたボス53と一体の旋回スクロール15が、公転旋回運動を行う。
この旋回スクロール15の旋回側端板50における駆動装置側の面(端板のうず巻状ラップ51を有する面と反対の面)には、図4に示すように、旋回スクロール15の自転阻止機構のための4個の円形の有底穴である自転防止孔80を形成する。
各自転防止孔80には、それぞれ吸入側ハウジング21に突設した4本のピンの先端部を差し込んで4本の各ピン85がそれぞれ対応する自転防止孔80の内周にガイドされるようにした自転阻止機構を構成する。
これにより、旋回スクロール15は、回転軸16の回転時に、偏心軸54によって公転旋回運動を行う際に、自転阻止機構によって自転を阻止される。
このように構成したスクロール圧縮機では、駆動源側から駆動装置13を介して駆動力が回転軸16に伝達されると回転軸16が回転し、回転軸16の回転力が偏心軸54等を介して旋回スクロール15に伝達される。
そして、この旋回スクロール15が自転阻止機構によって自転を阻止されながら公転軌道上を旋回する。すると、冷媒のガスが吸入口26から圧縮室40内に吸い込まれる。
旋回スクロール14が旋回し続けると、これに伴って圧縮室40が次第に狭められ、内部の冷媒のガスが圧縮されつつ中央部に至り、吐出ポート46を通って吐出室41へ吐出される。吐出弁47は、圧縮室40と吐出室41との差圧により開閉する。即ち、圧縮室40の冷媒のガス圧力が吐出室41の圧力よりも高くなると、吐出弁47を押し開いて高圧の冷媒のガスが吐出室41に流出する。その後、高圧の冷媒のガスは、吐出室41から吐出口42を経て外部に吐出される。
図1に示すように、このスクロール圧縮機では、ハウジング11の吸入側ハウジング21側の内部で公転旋回運動を行う旋回スクロール15に働く回転軸16のスラスト方向の荷重を支受するために、吸入側ハウジング21と旋回スクロール15との間にスラスト軸受106(スラストプレート100、側面50A、対向側面21A)を構成する。
このスラスト軸受106は、旋回スクロール15の旋回側端板50におけるうず巻状ラップ51を設けた側面と反対側のスラスト軸受106用の側面50Aと、このスラスト軸受106用の側面50Aに隣接して平行に対向するよう吸入側ハウジング21の内側面に形成したスラスト軸受106用の対向側面21Aとの間に、スラストプレート100を配置して構成する。
このスラストプレート100は、例えば、フッ素加工鋼板等で表面が低摩擦の円環状の薄板に構成する。
このように構成したスクロール圧縮機では、例えば、エアコンシステムの保護が故障した場合、スクロール圧縮機の吸入口26から冷媒が流れ込まなくなり圧縮室40内が真空に近い状態で運転された場合には、圧縮機内の吸入側ハウジング21と旋回スクロール15との間のスラスト軸受106部分(特にスラストプレート100部分)の摺動部が、摩擦熱で直接発熱する摺動発熱源となって高温となる異常状態を生じることがまれにある。
また、このような異常状態では、吸入側ハウジング21における支持部28部分と従動プーリ36との間に配置されたクラッチの軸受37の付近が、吸入側ハウジング21の他の位置よりも運転時のベース温度が高いので、高温となる異常状態を生じたときに、吸入側ハウジング21におけるクラッチの軸受37の付近の温度が最も短時間で異常状態判定用の閾値まで上昇する。
そこで、このスクロール圧縮機では、吸入側ハウジング21のスラストプレート100に近接した所定位置に取り付け穴101を形成し、この取り付け穴101内に高温の異常状態を検出するための温度検出手段である温度センサ102を設置して、その温度検出用先端部をスラストプレート100に臨ませる。なお、温度検出手段は、一般に用いられている温度を検出するための種々のセンサ、器具、装置等を用いることができる。
さらに、この高温の異常状態を検出するための温度センサ102は、スラストプレート100における、異常状態時に摩擦熱で最も早く高温となる部分に対応して配置すると、異常状態を検知する感度を向上できる。
また、このスクロール圧縮機では、異常状態時の早期に高温に昇温し易いクラッチの軸受37の近傍(例えば、温度勾配が10℃以内となる所)又はクラッチの軸受37から熱伝導されて高温となり易い位置に、温度センサ102を配置しても良い。
すなわち、このスクロール圧縮機では、異常状態時に高温を発生する異常時発熱源(スラストプレート100又はクラッチの軸受37等)から熱エネルギが伝達され易くかつ蓄熱して昇温し易く、さらに冷えにくい部分(ハウジング11における吸入側ハウジング21側で、さらに温度勾配の低い部所)を選んで配置する。
これと共に、このスクロール圧縮機では、温度センサ102が、異常時発熱源の温度を直接的に検出し又は異常時発熱源から伝達された熱エネルギで加熱された固体若しくは剛体である部材の温度を間接的に検出する。
よって、このスクロール圧縮機では、冷媒等の流体又は気体といった媒体を媒介として異常時発熱源の温度を検出するものと比較して、冷媒等が流れにくくなるような異常時において、発熱源の温度検出が不能となることを防止できるので、異常時発熱源の温度の検出をより確実に実行できる。
さらに、異常時発熱源の温度を直接的に検出可能に温度センサ102を配置する場合には、異常時発熱源から熱エネルギを伝達する媒体を通して温度センサ102で温度を検出する場合と比較して媒体中を熱エネルギが伝達する時間を削減してリアルタイムで温度検出できるので、高温を発生する異常状態が発生した時に、直ちにスクロール圧縮機の動作を停止して損傷が発生することを有効に抑制できる。なお、温度センサ102は、スクロール圧縮機における低圧側にあって摩擦する場所に配置してもよい。
ここで言う冷えにくい部分(温度勾配の低い部所)というのは、例えば、ハウジング11の吸入側ハウジング21における吸入口26から所定距離だけ離間した部分を意味する。この冷えにくい部分は、例えば、吸入側ハウジング21における吸入口26の部分を除いた部分であって、その部分に温度センサ102を設置した場合に、この温度センサ102の性能上、温度勾配があることによって生じる検出値の誤差が、測定の許容範囲に入るという条件を満たす部分であることを意味する。
例えば、このスクロール圧縮機では、図1に想像線で示すように、温度センサ102Aを、吸入側ハウジング21における支持部28の根元側の所定位置に配置しても良い。
このように配置した温度センサ102は、検出した温度の検出温度信号を、制御部103へ送信するよう構成する。この検出温度信号を受信した制御部103は、受信した検出温度信号が異常状態時の高温以上に高いか否かを、予め設定された異常状態判定用の閾値(ここでは、誤作動を防止するため100℃以上に設定する)と比較して判別し、異常状態時の高温以上に高いと判定したときに、切り離し制御信号を電磁石38へ送信し、マグネットクラッチ105を切り離してスクロール圧縮機を停止させる制御を行う。
次に、本発明の実施例2について、図5により説明する。この図5に示すスクロール圧縮機では、ハウジング11における吸入側ハウジング21Aを吸入口26より駆動装置13側の位置までのハウジングとして構成し、吐出側ハウジング22Aを、吸入口26を含む範囲までのハウジングとして構成したもの(すなわち、吸入側ハウジング21Aと吐出側ハウジング22Aとの繋ぎ目が、スラストプレート100の付近に位置するように構成したもの)において、その吸入側ハウジング21A、あるいは吐出側ハウジングの低圧側22Cにスラストプレート100の温度を検出する温度センサ102を配置して構成する。
この場合でも、前述した図1に示すスクロール圧縮機と同様に適切にスラストプレート100の温度を検出できることに変わりない。
なお、上述した本実施例2における以上説明した以外の構成、作用、効果は、前述した実施例1と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととして、その説明を省略する。
次に、本発明の実施例3について、図6により説明する。この図6に示すスクロール圧縮機では、ハウジング11における吸入側ハウジング21Bを、駆動装置13側から吸入口26を含む圧縮部12の途中までの範囲をカバーするハウジングとして構成し、吐出側ハウジング22Bを、固定スクロール14側から圧縮部12の途中までの範囲をカバーするハウジングとして構成したもの(すなわち、吸入側ハウジング21Bと吐出側ハウジング22Bとの繋ぎ目が、圧縮部12の途中に位置するように構成したもの)において、その吸入側ハウジング21B、あるいは吐出側ハウジングの低圧側22Dにスラストプレート100の温度を検出する温度センサ102を配置して構成する。
この場合でも、前述した図1に示すスクロール圧縮機と同様に適切にスラストプレート100の温度を検出できることに変わりない。
なお、上述した本実施例3における以上説明した以外の構成、作用、効果は、前述した実施例1と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととして、その説明を省略する。
次に、本発明の実施例4について、図7により説明する。この図7に示すスクロール圧縮機では、ハウジング11における吸入側ハウジング21Cを吸入口26より駆動装置13側の位置までのハウジングとして構成し、吐出側ハウジング22Cを、固定スクロール14の固定側端板44近傍までの範囲をカバーするハウジングとして構成し、吸入側ハウジング21Cの端部開口と吐出側ハウジング22Cの端部開口との間を一連に接続する中間ハウジング104を設けたもの(すなわち、吸入口26を含み圧縮部12部分をカバーする円筒状の中間ハウジング104を別途設けたもの)において、その吸入側ハウジング21C、あるいは中間ハウジング104にスラストプレート100の温度を検出する温度センサ102を配置して構成する。
この場合でも、前述した図1に示すスクロール圧縮機と同様に適切にスラストプレート100の温度を検出できることに変わりない。なお、上述した本実施例4における以上説明した以外の構成、作用、効果は、前述した実施例1と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととして、その説明を省略する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態における実施例1に関わる、スクロール圧縮機の断面図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態に関わる、スクロール圧縮機の固定スクロール部分を取り出して示す斜視図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態に関わる、スクロール圧縮機の旋回スクロール部分を取り出して示す斜視図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態に関わる、スクロール圧縮機の旋回スクロール部分を取り出して旋回側端板の背面を示す背面図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態における実施例2に関わる、スクロール圧縮機の概略断面図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態における実施例3に関わる、スクロール圧縮機の概略断面図である。 本発明の圧縮機用の保護装置の実施の形態における実施例3に関わる、スクロール圧縮機の概略断面図である。
符号の説明
11 ハウジング
12 圧縮部
13 駆動装置
14 固定スクロール
15 旋回スクロール
16 回転軸
21 吸入側ハウジング
22 吐出側ハウジング
26 吸入口
37 軸受
38 電磁石
39 吸入室
100 スラストプレート
102 温度センサ
103 制御部
104 中間ハウジング
105 マグネットクラッチ
106 スラスト軸受

Claims (6)

  1. ハウジングの内部に装着された圧縮部の旋回部材を、駆動装置で旋回するように駆動することによって、吸入口から吸入した冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機で、温度検出手段で温度を検出することにより異常を検知して圧縮機を保護する圧縮機用の保護装置において、
    前記温度検出手段を、
    前記圧縮機の異常状態時に高温となる異常時発熱源の部材の温度を直接的に検出する位置、
    又は異常時発熱源から固体中を伝達された熱エネルギで加熱された部材の温度を間接的に検出する位置に配置し、
    前記温度検出手段で、高温となる異常状態判定用の閾値以上の温度を検出したときに、前記駆動装置で前記旋回部材を旋回させる動作を停止させる手段を有することを特徴とする圧縮機用の保護装置。
  2. ハウジングの内部に装着された圧縮部の旋回部材を、駆動装置で旋回するように駆動することによって、吸入口から吸入した冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機で、温度検出手段で温度を検出することにより異常を検知して圧縮機を保護する圧縮機用の保護装置において、
    前記ハウジングを、少なくとも、前記圧縮部における低圧側の部分をカバーする低圧側ハウジングと、その他のハウジングとで構成し、
    前記圧縮部における低圧側にある異常時発熱源から熱伝導を受ける前記低圧側ハウジングに、温度検出手段を設置し、
    前記温度検出手段で、高温となる異常状態判定用の閾値以上の温度を検出したときに、前記駆動装置で前記旋回部材を旋回させる動作を停止させる手段を有することを特徴とする圧縮機用の保護装置。
  3. 前記温度検出手段を、前記低圧側ハウジングにおける、冷媒流通路に表出しない箇所に配置したことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機用の保護装置。
  4. 前記温度検出手段を、前記低圧側ハウジングにおける、前記異常時発熱源となる、前記旋回部材を支受するスラスト軸受近傍に配置したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧縮機用の保護装置。
  5. 前記温度検出手段を、
    前記低圧側ハウジングと前記駆動装置との間に配置したクラッチの軸受の近傍となる前記低圧側ハウジングの一部に、配置したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の圧縮機用の保護装置。
  6. 前記閾値を、100℃以上に設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の圧縮機用の保護装置。
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