JP2008133732A - シリンダヘッド構造 - Google Patents

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【課題】可変動弁装置を適用可能なラダーフレーム構造のカムシャフトブラケットを備えるシリンダヘッド構造を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド1に重ね合わさる枠部21と、対向する枠部21同士を梯子状に連結する複数のブラケット部22と、が一体成形され、シリンダヘッド1との間に排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52に対するジャーナル支持部を形成するカムシャフトブラケット2を備え、カムシャフトブラケット2のフロントカバー4が接合される枠部21は、吸気可変動弁機構6における制御軸62のジャーナル支持部の加工のための工具貫通孔37を形成して備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドと共に給排気カム機構を支持するラダーフレーム構造のカムシャフトブラケットを備えるシリンダヘッド構造に関するものである。
従来からカムシャフトの軸受としての支持剛性を向上させるため、アルミニウム合金又は鋳鉄等のようにシリンダヘッドと同等の剛性・強度を有する金属材料により形成され、カムシャフトジャーナルの各アッパ側ベアリングキャップの両端を、シリンダヘッドの開口縁に沿うよう設ける外枠部に架渡して梯子状に一体としたラダーフレーム構造のカムシャフトブラケットを備えるシリンダヘッド構造が提案されている(特許文献1参照)。
そして、前記ラダーフレーム構造のカムシャフトブラケットの上部開口の縁部分を平坦に形成し、この上部開口に平坦な環状のガスケットを挟んで、軽量かつ安価な合成樹脂材料により一体的に型成形されたロッカーカバーにより覆ってカム機構を収容する空間を密閉するよう構成している。カムシャフトブラケットの前端枠部(外枠の前端側)は上方に隆起されて一体化されたシリンダヘッドおよびシリンダブロックの前端と共に、これらの前方に装備されるカム駆動チェーン類を収容するためのフロントカバーの取付面を構成している。
特開2005−113850号公報
ところで、上記従来例のシリンダヘッド構造に対して可変動弁機構を適用する場合、カムシャフトに相当する駆動軸の他に制御軸を配置するために、カムシャフトブラケットに制御軸ジャーナルを加工する必要がある。ここで、制御軸ジャーナルを高精度に加工するには、工具をカムシャフトブラケットの前後方向(クランク軸方向)に導入する必要あるが、カムシャフトブラケットがラダーフレーム形状のため、工具がカムシャフトブラケットの前後枠部と干渉する。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、可変動弁装置を適用可能なラダーフレーム構造のカムシャフトブラケットを備えるシリンダヘッド構造を提供することを目的とする。
本発明は、 シリンダヘッドの上面外周部分に形成した枠部と重ね合わさる枠部と、対向する枠部同士を梯子状に連結した複数のブラケット部とが一体成形され、前記複数のブラケット部およびブラケット部と平行な対向する前後枠部とシリンダヘッドとの間に排気カムシャフトおよび吸気可変動弁機構の駆動軸に対するジャーナル支持部を構成するカムシャフトブラケットと、前記カムシャフトブラケットおよびシリンダヘッドの前面に接合されて、カムスプロケットおよびタイミングチェーン若しくはタイミングベルトを収容するフロントカバーと、を備えるシリンダヘッド構造であり、前記カムシャフトブラケットのフロントカバーが接合される枠部に孔を形成して備える。
したがって、本発明では、前記カムシャフトブラケットのフロントカバーが接合される枠部に形成する孔を、吸気可変動弁機構における制御軸のジャーナル支持部の加工のための工具を貫通させる孔として使用できる。
このため、カムシャフトブラケットの枠部に形成される工具を貫通させる孔は、吸気可変動弁機構の制御軸のジャーナル支持部の加工時に加工工具を保持させ、ガイドさせることにより、制御軸ジャーナル支持部の加工精度を向上させることができる。
以下、本発明のシリンダヘッド構造の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態のシリンダヘッド構造の側面図、図2は同じくシリンダヘッド構造の平面図、図3は同じくシリンダヘッド構造の正面図、図4はフロントカバーの取付状態を示す側面図、図5はシリンダヘッド構造におけるカムシャフトブラケットとシリンダヘッドの斜視図、図6は図5における要部拡大斜視図、図7は吸気可変動弁機構の構成図、図8は第2実施例のシリンダヘッド構造の正面図である。
本実施形態における内燃機関は、V型6気筒エンジンであって、吸気側をV型バンクの対向する内側に配置し、排気側をV型バンクの外側に配置し、エンジンルームに横置き若しくは縦置きに搭載される車両のエンジンである。ここでは、エンジンの出力を変速する変速機が搭載された側を便宜上後方とし、その反対側を前方とし、各バンクについては、各V型の先端側を上方とし、その反対側を下方として説明する。また、前方に向かって右側に配置される右バンクについてのみ説明するが、左バンクについても同様に構成されている。
本実施形態のシリンダヘッド構造は、図1〜図4に示すように、シリンダヘッド1と、その上方に積層して配置するラダーフレーム構造のカムシャフトブラケット2と、カムシャフトブラケット2の上方開口をカバーするロッカーカバー3と、カムシャフトブラケット2とシリンダヘッド1の前面に固定配置されるフロントカバー4とを備える。前記シリンダヘッド1とカムシャフトブラケット2との間には、排気バルブを開閉駆動する排気カムを備えた排気カムシャフト5および吸気バルブを開閉駆動する吸気可変動弁機構6が支持されている。
ここで、先ず、前記吸気可変動弁機構6について説明する。吸気可変動弁機構6は、吸気弁開閉時期を可変とする可変動弁機構であり、その構成説明図である、図7に基づいて説明する。内燃機関の吸気弁側可変動弁機構は、吸気弁のリフト・作動角を変化させるリフト・作動角可変機構51と、そのリフトの中心角の位相(図示しないクランク軸に対する位相)を進角もしくは遅角させる位相可変機構71と、を組合せて構成している。
前記リフト・作動角可変機構51について、先ず説明する。なお、このリフト・作動角可変機構51は、本出願人が先に提案したものであるが、例えば特開平11−107725号公報等によって公知となっているので、その概要のみを説明する。リフト・作動角可変機構51は、シリンダヘッド上部のカムブラケット(図示せず)に回転自在に支持された駆動軸52と、この駆動軸52に、圧入等により固定された偏心カム53と、上記駆動軸52の上方位置に同じカムブラケットによって回転自在に支持されるとともに駆動軸52と平行に配置された制御軸62と、この制御軸62の偏心カム部68に揺動自在に支持されたロッカアーム56と、各吸気弁61の上端部に配置されたタペット60に当接する揺動カム59と、を備える。
前記偏心カム53とロッカアーム56とはリンクアーム54によって連係され、ロッカアーム56と揺動カム59とはリンク部材58によって連係されている。前記駆動軸52は、タイミングチェーンないしはタイミングベルトを介して機関のクランク軸によって駆動される。前記偏心カム53は、駆動軸52の軸心から所定量だけオフセットした点を中心とした円形外周面を有し、この外周面には、リンクアーム54の環状部が回転可能に嵌合している。
前記ロッカアーム56は、略中央部が上記偏心カム部68によって揺動可能に支持され、その一端部に、連結ピン55を介して前記リンクアーム54のアーム部が連係しているとともに、他端部に、連結ピン57を介して上記リンク部材58の上端部が連係している。前記偏心カム部68は、制御軸62の軸心から偏心しており、制御軸62の角度位置に応じてロッカアーム56の揺動中心は変化する。
前記揺動カム59は、駆動軸52の外周に嵌合して回転自在に支持され、側方へ延びた端部に、連結ピン67を介して前記リンク部材58の下端部が連係している。この揺動カム59の下面には、駆動軸52と同心状の円弧をなす基円面と、該基円面から所定の曲線を描いて延びるカム面と、が連続して形成され、これらの基円面ならびにカム面が、揺動カム59の揺動位置に応じてタペット60の上面に当接するようになっている。即ち、前記基円面はベースサークル区間として、リフト量が0となる区間であり、揺動カム59が揺動してカム面がタペット60に接触すると、徐々にリフトしていくことになる。なお、ベースサークル区間とリフト区間との間には若干のラップ区間が設けられている。
前記制御軸62は、一端部に設けられたリフト・作動角制御用アクチュエータ63によって所定角度範囲内で回転するように構成されている。このリフト・作動角制御用アクチュエータ63は、例えばウォームギア65を介して制御軸62を駆動するサーボモータ等からなり、エンジンコントロールユニット69からの制御信号によって制御される。制御軸62の回転角度は、制御軸センサ64によって検出される。
以上のように構成されたリフト・作動角可変機構51は、駆動軸52が回転すると、偏心カム53のカム作用によってリンクアーム4を上下動させ、これに伴ってロッカアーム56が揺動する。このロッカアーム56の揺動は、リンク部材58を介して揺動カム59へ伝達され、該揺動カム59を揺動させる。この揺動カム59のカム作用によって、タペット60が押圧され、吸気弁61をリフトさせるよう作用する。
前記リフト・作動角制御用アクチュエータ63を介して制御軸62の角度を変化させると、ロッカアーム56の初期位置が変化し、揺動カム59の初期揺動位置が変化する。例えば偏心カム部68が図の上方へ位置しているとすると、ロッカアーム56は全体として上方へ位置し、揺動カム59の連結ピン67側の端部が相対的に上方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム59の初期位置は、そのカム面がタペット60から離れる方向に傾く。従って、駆動軸52の回転に伴って揺動カム59が揺動した際に、基円面が長くタペット60に接触し続け、カム面がタペット60に接触する期間は短い。従って、リフト量が全体として小さくなり、かつその開時期から閉時期までの角度範囲つまり作動角も縮小する。
逆に、偏心カム部68が図の下方へ位置しているとすると、ロッカアーム56は全体として下方へ位置し、揺動カム59の連結ピン67側の端部が相対的に下方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム59の初期位置は、そのカム面がタペット60に近付く方向に傾く。従って、駆動軸52の回転に伴って揺動カム59が揺動した際に、タペット60と接触する部位が基円面からカム面へと直ちに移行する。従って、リフト量が全体として大きくなり、かつその作動角も拡大する。
前記偏心カム部68の初期位置は連続的に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特性は、連続的に変化する。つまり、リフトならびに作動角を、両者同時に、連続的に拡大、縮小させることができる。各部のレイアウトによるが、例えば、リフト・作動角の大小変化に伴い、吸気弁61の開時期と閉時期とがほぼ対称に変化する。
前記位相可変機構71は、前記駆動軸52の前端部に設けられたスプロケット72と、このスプロケット72と上記駆動軸52とを、所定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用アクチュエータ73と、から構成されている。前記スプロケット72は、図示しないタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを介して、クランク軸に連動している。前記位相制御用アクチュエータ73は、例えば油圧式、電磁式などの回転型アクチュエータからなり、エンジンコントロールユニット69からの制御信号によって制御されている。この位相制御用アクチュエータ73の作用によって、スプロケット72と駆動軸52とが相対的に回転し、バルブリフトにおけるリフト中心角が遅進する。
つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角若しくは遅角する。また、この変化も、連続的に得ることができる。この位相可変機構71の制御状態は、駆動軸52の回転位置に応答する駆動軸センサ66によって検出される。なお、リフト・作動角可変機構51並びに位相可変機構71の制御は、エンジン運転条件と合わせ、ECUにより最適に制御される。以上に示す可変動弁機構を吸気弁側に備えた本実施形態のサイクル可変ストロークエンジンは、スロットル弁に依存せずに、吸気弁61の可変制御によって吸気量を制御することもできる。
図1〜図4に戻り、前記シリンダヘッド1は、アルミニウム合金により鋳造され、下方には図示しないシリンダブロックの各シリンダボアと共に形成した3つの燃焼室を備え、各燃焼室に連ねて、一方の側壁(図1の手前の側面)から吸気ポートPが形成され、また、他方の側壁からは排気ポートが形成されている。図示しないが燃焼室の吸気ポートと接続される部分には吸気バルブが、また、排気ポートと接続される部分には排気バルブが配置されている。シリンダヘッド1の前面には、タイミングチェーン34、36およびカムスプロケット31、33、73を収容するフロントカバー4の環状取付面10の下半分の部分が形成されている。
前記シリンダヘッド1の上面は、図5および図6に示すように、その外周部分で隆起されて、後述するカムシャフトブラケット2の周縁の枠部21との間でシールラインを形成する枠部11に形成され、左右の枠部11同士を各気筒毎に連結する状態で隆起させたリブ12および前後の枠部11には、吸気バルブを開閉する吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナルおよび排気側カムシャフト5のジャーナルを夫々下方から支持するジャーナル支持部13を備える。各リブ12の中央部には、燃焼室に連ねて点火プラグを装着するねじ部が形成されている。
前記カムシャフトブラケット2は、図2および図5に示すように、前記シリンダヘッド1の枠部11と重ね合わさる周縁の枠部21と、前記シリンダヘッド1のリブ12と重なり、左右の枠部21を梯子状に連結するカムシャフト類(排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52)のブラケット部22と、各ブラケット部22の中央から前方に分岐されて同じく吸気可変動弁機構6の駆動軸52を跨いで左側の枠部21に連結される制御軸用ブラケット部22Aと、をアルミニウム合金により一体に鋳造して備えるラダーフレーム構造としている。前記各カムシャフト類のブラケット部22と前後の枠部21とには、吸気バルブを開閉する吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナルおよび排気側カムシャフト5のジャーナルを夫々上方から支持するジャーナル支持部23を備える。また、各カムシャフト類のブラケット部22の中央には、点火プラグを収容するプラグ孔22Bが形成されている。
前記各制御軸用ブラケット22Aの上面には、制御軸62のジャーナルを夫々下方から支持するジャーナル支持部23Aが形成され、その上部には、当該ジャーナルを上方から支持するジャーナル支持部23Bを備えるベアリングキャップ24が固定される。
このカムシャフトブラケット2は、シリンダヘッド1との間に排気カムシャフト5の各ジャーナルおよび吸気用カム機構6の駆動軸52の各ジャーナルを介在させて、各ブラケット22、22Aに設けた取付孔(図示例では、9箇所)、左側枠部21の制御軸用ブラケット22Aとカムシャフト用ブラケット22との繋ぎ目に設けた取付孔(図示例では、3箇所)、および、前方枠部21に設けた取付孔(図示例では、4箇所)に夫々固定ボルト25を挿入し、シリンダヘッド1に設けたねじ孔にボルト25をねじこむことにより、シリンダヘッド1に一体に固定される。後方の枠部21においても、ボルトにより同様に固定される。
図4〜図6にも示すように、前記前方の枠部21は上方に隆起され、その前面には、タイミングチェーン34、36およびカムスプロケット31、33、73を収容するフロントカバー4への環状取付面10の上半分の部分が形成されている。また、前方の枠部21の背面には、左右の枠部21の上面に連なり、前方枠部21の背面でアーチ状に盛上ったアーチ面26を形成している。前記後方の枠部21の上方には、制御軸62の回動位置を制御するアクチュエータ、例えば、ウォームギヤ機構およびサーボモータを収容したハウジング27が固定されており、ハウジング27の前端には、左右の枠部21の上面に連なり、ハウジング27の前面でアーチ状に盛上ったアーチ面27Aを形成している。
前記前方枠部21および後方ハウジング27のアーチ面26、27Aと左右枠部21の上面とは、ロッカーカバー3とのシールラインを構成している。前記ロッカーカバー3は、軽量且つ安価な合成樹脂材料により一体的に形成され、前記カムシャフトブラケット2の左右枠部21の上面および前方枠部21のアーチ面26並びに後方ハウジング27のアーチ面27Aにより形成したシールラインと接合する環状の取付面3Aを備える。前記ロッカーカバー3は、前記シールラインとの間にガスケットを介して前記環状の取付面3Aを積層し、図示しないボルトによりカムシャフトブラケット2に固定して取付けられる。
前記前方の枠部21の前面には、図3および図4に示すように、排気カムシャフト5の前端および吸気可変動弁機構6の駆動軸52が突き出して配列され、排気カムシャフト5の先端には排気用カムスプロケット31が固定され、吸気側の駆動軸52の先端には位相可変機構を内蔵したドラムケース32の外周に吸気用カムスプロケット72、33が固定され、両者のカムスプロケット31、33に巻掛けてセカンダリタイミングチェーン34が配置されている。前記セカンダリタイミングチェーン34は、セカンダリチェーンテンショナ35によりテンションが加えられてその弛みを防止される。前記テンショナ35の筐体の一部は、カムシャフトブラケット2の前端枠部21の前面に窪ませた空間に収容されている。
また、位相可変機構を内蔵したドラムケース32の外周には、カムスプロケット72が固定され、このカムスプロケット72には図示しないクランクシャフトの前端に配置したクランクスプロケットに巻掛けたプライマリタイミングチェーン36が巻掛けられている。
前記フロントカバー4は、シリンダヘッド1とカムシャフトブラケット2の前面に設けた接合面10(カムシャフト軸心に対して直交する面)に、ガスケットを介してその接合面10を結合させることにより、両者間に、シリンダヘッド1とカムシャフトブラケット2との前方に配置された前記の給排気カムスプロケット31、33、セカンダリタイミングチェーン34、カムスプロケット72、プライマリタイミングチェーン36、および、ドラムケース32を収容する。
前記シリンダヘッド1およびカムシャフトブラケット2で形成される排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52の各ジャーナル支持部、カムシャフトブラケット2およびベアリングキャップ24で形成される制御軸62の各ジャーナル支持部は、これらを組立てた組立体に対して孔明け加工することにより形成される。
即ち、図5および図6に示すように、シリンダヘッド1にガスケットを介在させてカムシャフトブラケット2を固定し、カムシャフトブラケット2にベアリングキャップ24を固定して組立体を形成する。この前記組立体を工作機械に固定し、この組立体の前方側からドリル等の加工ツールにより同一軸線上に孔明け加工することにより、シリンダヘッド1の前端枠部11とカムシャフトブラケット2の前端枠部21との両者、および、シリンダヘッド1のリブ12とカムシャフトブラケット2の各ブラケット22との両者に、夫々同一軸線となるように孔加工を施すことにより、排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52の各ジャーナル支持部を夫々形成する。
また、カムシャフトブラケット2の前端枠部21と、カムシャフトブラケット2とベアリングキャップ24との両者に、同一軸線となるように孔加工を施すことにより、制御軸62の各ジャーナル支持部を形成する。カムシャフトブラケット2の前端枠部21に形成する孔37は、制御軸62のジャーナル支持部としては使用されないものであるが、孔加工時においてツールのぶれを抑えて案内保持するガイドとして機能し、制御軸62のジャーナル支持部の加工精度を向上させることができる。また、この孔37は、シリンダヘッド1・カムシャフトブラケット2およびロッカーカバー3で形成する空間と、フロントカバー4・カムシャフトブラケット2およびシリンダヘッド1で形成するタイミングチェーン収容空間とを連通させる空気流通路も構成する。
以上の構成のシリンダヘッド構造によれば、ラダーフレーム構造のカムシャフトブラケット2の前端枠部21に、排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナル支持部の加工に加えて実施される、吸気可変動弁機構6の制御軸62のジャーナル支持部の加工時に形成される工具貫通孔の上方にアーチ状に跨ってロッカーカバー3の取付面3Aに接合するアーチ状シールライン26を一体に形成している。前記アーチ状シールライン26であるがため、シールライン26を全体的に上昇させることなく前記工具貫通孔37を下方に含ませることができ、カムシャフトブラケット2を小型化することができる。また、前記アーチ状シールライン26とその両端に連なり前後方向に延びる両側のシールラインとを共にカムシャフトブラケット2に形成でき、従来例のように、シリンダヘッドの上端面と別部品であるフロントカバーの上端面とでシールラインを形成する場合に生ずる段差を生ずることによる不具合が解消され、シール性能を向上できる。しかも、フロントカバー4は、一体としたシリンダヘッド1とカムシャフトブラケット2との前面を面一に共加工して取付面10を形成するため、別部品であってもシールラインに段差が生ずることがなく、シール性能が低下されることがなく、また、このシールラインはエンジン前後方向に直交する面により形成されるため、シールラインによりエンジン前後長が大きくなるという不具合が解消され、エンジン前後長を短縮化できる。
特に、吸気可変動弁機構6の制御軸62のジャーナル支持部の加工時に形成される工具貫通孔37は、制御軸62のジャーナル支持部としては使用しないが、加工時にこの貫通孔37が工具を保持するガイドとして機能するため、制御軸ジャーナル支持部の加工精度を向上させることができる。なお、ヘッド上の潤滑油は貫通孔37から漏れてもフロントカバー4内に流入するのでエンジン外に漏れることはない。
そして、吸気可変動弁機構6の制御軸62のジャーナル支持部の加工時に形成される工具貫通孔37は、タイミングチェーン34、36が巻掛けられているスプロケット31、33、72を備える排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナルの上側に配置されている。このため、これらのシャフト類に巻掛けられたタイミンゲチェーン34、36等による張力により発生する入力は主にジャーナル下側に働き、ここに工具貫通孔を設ける場合に比較して、上側に工具貫通孔37を設置することは強度的に有利である。
同様に、前記工具貫通孔37は、タイミングチェーン34、36が巻掛けられているスプロケット31、33、72を備える排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナルの外側に配置されている。前記両スプロケット31、33に巻掛けられているタイミングチェーン34のテンションを確保するために設けるチェーンテンショナ35は、通常両スプロケット31、33の間に配置されるものであるため、前記工具貫通孔37を前記両ジャーナルの外側に設けることは、チェーテンショナ35の配置レイアウトを制約することがない。また、タイミンゲチェーン34等による張力により発生する入力はジャーナル同士を近づける方向に作用するため、前記工具貫通孔37を前記両ジャーナルの外側に設けることは、両ジャーナルの内側に配置する場合に比較して強度的にも有利である。
なお、タイミングチェーン34、36が巻掛けられているスプロケット31、33、72を備える排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナル同士の間にチェーンテンショナ35が配置されない場合においては、図8に示すように、制御軸62および制御軸ジャーナル支持部のための工具貫通孔37を、前記排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナル同士の間(内側)に位置するように配置することもできる。このように、工具貫通孔37を前記排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52のジャーナル同士の間(内側)に位置させると、図3に示すように工具貫通孔37を収容するように大きく膨らませたラインにより形成していたフロントカバーと接合する接合面10を、前記吸気可変動弁機構6における駆動軸ジャーナルに近づけたラインにより形成することができる。このため、フロントカバー4の固定ねじ孔同士を結んだ線に対する接合面10のオーバハング(線よりの乖離)量を小さくすることができ、フロントカバー4との接合時のシール面圧を高めてシール性能を向上させることができる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)シリンダヘッド1の上面外周部分に隆起して形成した枠部11と重ね合わさる枠部21、および、対向する枠部21同士を梯子状に連結した複数のブラケット部22とが一体成形され、前記複数のブラケット部22およびブラケット部22と平行な対向する前後枠部21とシリンダヘッド1との間に排気カムシャフト5および吸気可変動弁機構6の駆動軸52に対するジャーナル支持部を構成するカムシャフトブラケット2と、前記カムシャフトブラケット2およびシリンダヘッド1の前面に接合されて、カムスプロケット31、33、72およびタイミングチェーン34、36若しくはタイミングベルトを収容するフロントカバー4と、前記カムシャフトブラケット2の上面開口を覆うロッカーカバー3と、を備えるシリンダヘッド構造であり、前記カムシャフトブラケット2のフロントカバー4が接合される枠部21は、吸気可変動弁機構6における制御軸62のジャーナル支持部の加工のための工具を貫通させる孔37を形成して備える。
したがって、カムシャフトブラケット2の枠部21に形成される工具を貫通させる孔37は、吸気可変動弁機構6の制御軸62のジャーナル支持部の加工時に加工工具を保持しガイドするものであることにより、制御軸ジャーナル支持部の加工精度を向上させることができる。また、ヘッド上の潤滑油は貫通孔37から漏れてもフロントカバー4内に流入するのでエンジン外に漏れることはない。
(イ)枠部21に形成される工具を貫通させる孔37は、タイミングチェーン36の張力による荷重が作用する下方部位を避けて、吸気可変動弁機構6の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部のシリンダヘッド1から離れた上側に配置されていることにより、強度的に有利である。
(ウ)枠部21に形成される工具を貫通させる孔37は、吸気可変動弁機構6の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部で挟まれる領域の外側に配置されていることにより、両スプロケット31、33に巻掛けられているタイミングチェーン34のテンションを確保するために内側領域に設けるチェーンテンショナ35との干渉がなく、また、タイミングチェーン34の張力による荷重が作用する内側領域でないことにより、強度的にも有利である。
(エ)図8に示すように、枠部21に形成される工具を貫通させる孔37を、吸気可変動弁機構6の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部で挟まれる領域に配置する場合には、フロントカバー4と接合する接合面10をジャーナル支持部に近づけて配置でき、オーバハングを小さくしてシール面圧を高め、シール性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示すシリンダヘッド構造の側面図。 同じくシリンダヘッド構造の平面図。 同じくシリンダヘッド構造の正面図。 フロントカバーの取付状態を示す側面図。 シリンダヘッド構造におけるカムシャフトブラケットとシリンダヘッドの斜視図。 図5における要部拡大斜視図。 吸気可変動弁機構の構成図。 第2実施例のシリンダヘッド構造の正面図。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 カムシャフトブラケット
3 ロッカーカバー
4 フロントカバー
5 排気カムシャフト
6 吸気可変動弁機構
11、21 枠部
12 リブ
13、23、23A、23B ジャーナル支持部
22、22A ブラケット部
24 ベアリングキャップ
25 固定ボルト
26、27A アーチ面、シールライン
27 ハウジング
31、33、72 スプロケット
32 ドラムケース
34、36 タイミングチェーン
35 チェーンテンショナ
37 工具が貫通する孔、工具貫通孔
52 駆動軸

Claims (4)

  1. シリンダヘッドの上面外周部分に形成した枠部と重ね合わさる枠部と、対向する枠部同士を梯子状に連結した複数のブラケット部とが一体成形され、前記複数のブラケット部およびブラケット部と平行な対向する前後枠部とシリンダヘッドとの間において、排気カムシャフトおよび吸気可変動弁機構の駆動軸に対するジャーナル支持部を構成するカムシャフトブラケットと、
    前記カムシャフトブラケットおよびシリンダヘッドの前面に接合されて、カムスプロケットおよびタイミングチェーン若しくはタイミングベルトを収容するフロントカバーと、を備えるシリンダヘッド構造であり、
    前記カムシャフトブラケットのフロントカバーが接合される枠部に孔を形成して備えることを特徴とするシリンダヘッド構造。
  2. 前記枠部に形成される工具を貫通させる孔は、吸気可変動弁機構の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部のシリンダヘッドから離れた側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド構造。
  3. 前記枠部に形成される工具を貫通させる孔は、吸気可変動弁機構の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部で挟まれる領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダヘッド構造。
  4. 前記枠部に形成される工具を貫通させる孔は、吸気可変動弁機構の駆動軸用ジャーナル支持部および排気カムシャフト用ジャーナル支持部で挟まれる領域に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダヘッド構造。
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