JP2008131820A - 磁石式発電機のステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の構造を簡素化できコスト低減を図ることができる磁石式発電機のステータを提供すること。
【解決手段】ステータ2は、コア21のリング部21bに設けられた成形体用貫通孔27A、27B、27Cに圧入される絶縁性樹脂成形体30と、絶縁性樹脂成形体30に設けられた端子板用貫通孔33A、33B、33Cに圧入される導電性端子板50A、50B、50Cとを備え、導電性端子板50A、50B、50Cのコイル引出線接続用端子部52にコイル群26A、26B、26Cのコイル引出線26a、26c’、26b、26a’、26c、26b’を接続し、かつ、導電性端子板50A、50B、50Cの出力用リード線接続用端子部53に出力用リード線61A、61B、61Cを接続する。
【選択図】図13

Description

本発明は、磁石式発電機のステータ、詳しくは、発電コイルのコイル引出線と外部への出力用リード線との結線構造に関する。
従来、磁石式発電機のステータにおいて、発電コイルのコイル引出線と発電機外部への出力用リード線とを結線する結線構造として、コアのリング部に貫通孔を形成し、この貫通孔に端子板を挿通した状態で絶縁性樹脂材料を充填し、端子板の一端部にコイル引出線を接続するとともに端子板の他端部に出力用リード線を接続する結線構造が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、他の結線構造として、コアのリング部に貫通孔を形成し、この貫通孔に、端子板をインサート体としてインサート成形した単体からなる絶縁性樹脂成形体を圧入し、端子板の一端部にコイル引出線を接続するとともに端子板の他端部に出力用リード線を接続する結線構造が開示されている(例えば、特許文献3参照)。なお、端子板を用いない結線構造として、特許文献4に記載の結線構造が知られている。
特許第3651339号公報([0002]、[0003]、図10) 特開2003−259586公報([0003]、図10) 特開2006−158181公報([0032]、[0036]、図7) 特開2000−32694公報([0029]、図1)
しかし、特許文献1、2記載の結線構造には、端子板をインサート体として絶縁性樹脂部をボビンと同時にインサート成形する構成であるため、金型の構造が複雑でコスト高になるという問題がある。
また、特許文献3記載の結線構造には、端子板をインサート体として絶縁性樹脂成形体をインサート成形しているため、同様に金型の構造が複雑でコスト高になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点にかんがみ、金型の構造を簡素化できコスト低減を図ることができる磁石式発電機のステータを提供することを目的とする。
本発明の磁石式発電機のステータは、コアのリング部に設けられた成形体用貫通孔に圧入される絶縁性樹脂成形体と、前記絶縁性樹脂成形体に設けられた端子板用貫通孔に圧入される導電性端子板とを備え、前記導電性端子板の一端部に発電コイルのコイル引出線を接続し、かつ、前記導電性端子板の他端部に出力用リード線を接続することを特徴とする。
本発明によると、絶縁性樹脂成形体は単体からなり、しかも端子板をインサート体としないで絶縁性樹脂成形体を成形できるため、絶縁性樹脂成形体を成形する金型の構造が簡素化されコスト低減を図ることができる。
ここで、前記導電性端子板は両側面に三角形状の突部を有する。このため、導電性端子板を絶縁性樹脂成形体の端子板用貫通孔に圧入した後は、導電性端子板の突部が抜止め作用を発揮し、導電性端子板は端子板用貫通孔に係留される。
また、前記導電性端子板は前面又は後面に打出し突部を有する。この打出し突部により導電性端子板の剛性が増大し、導電性端子板を端子板用貫通孔に圧入する際の導電性端子板の変形を防止し得る。また、導電性端子板の変形防止に伴い、絶縁性樹脂成形体を成形体用貫通孔の周面に圧着させることができ、磁石式発電機に加わる振動に対する耐振性が向上する。
また、前記成形体用貫通孔及び前記端子板用貫通孔はそれぞれ複数の成形体用貫通孔及び端子板用貫通孔からなり、前記絶縁性樹脂成形体は、前記複数の成形体用貫通孔の各々に圧入される圧入部と、複数の圧入部の一端部に共通に延設され、前記リング部の端面に沿って配される1つの基板部とからなり、前記リング部に金具圧入孔を設けるとともに、前記基板部に前記金具圧入孔に連通する金具係止孔を設け、また、前記金具係止孔を介して前記金具圧入孔に圧入され、前記基板部を前記リング部の端面に圧着する固定用金具を設ける。固定用金具を金具圧入孔に圧入し、基板部をリング部の端面に圧着させることにより、コアに対して絶縁性樹脂成形体をより一層強固に固定し得るようになる。
あるいは、前記成形体用貫通孔は1つの成形体用貫通孔からなるとともに前記端子板用貫通孔は複数の端子板用貫通孔からなり、前記絶縁性樹脂成形体は、前記1つの成形体用貫通孔に圧入される1つの圧入部と、該圧入部の一端部に延設され、前記リング部の端面に沿って配される1つの基板部とからなり、前記リング部に金具圧入孔を設けるとともに、前記基板部に前記金具圧入孔に連通する金具係止孔を設け、また、前記金具係止孔を介して前記金具圧入孔に圧入され、前記基板部を前記リング部の端面に圧着する固定用金具を設ける。固定用金具を金具圧入孔に圧入し、基板部をリング部の端面に圧着させることにより、コアに対して絶縁性樹脂成形体をより一層強固に固定し得るようになる。
前記コアの突極部は、エポキシ樹脂により粉体樹脂塗装されている。このため、ボビンを用いる場合と比べ放熱性に優れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る三相磁石式発電機の断面図、図2は、同発電機のステータの図1図示X矢視図、図3は、同ステータの図1図示Y矢視図、図4は、同ステータの発電コイルの配線図、図5は、同発電コイルの等価回路図、図6は、同ステータのコアの斜視図、図7は、同ステータの絶縁性樹脂成形体を上から見たときの斜視図、図8は、同絶縁性樹脂成形体を下から見たときの斜視図、図9は、同絶縁性樹脂成形体の底面図、図10は、図9図示C-C断面図、図11は、同ステータの導電性端子板の斜視図、図12は、同ステータの固定用金具の斜視図、図13は、同導電性端子板及び同固定用金具と同絶縁性樹脂成形体との対応図、図14は、図2図示A-A断面図、図15は、図14図示D-D断面図、図16は、図2図示B-B断面図、図17は、図16図示E-E断面図、図18は、他の実施形態に係るステータの図3に対応する図1図示Y矢視図、図19は、同ステータのコアの斜視図、図20は、同ステータの絶縁性樹脂成形体を上から見たときの斜視図、図21は、同絶縁性樹脂成形体を下から見たときの斜視図をそれぞれ示す。
図1〜図17において、三相磁石式発電機100は、エンジンのクランクシャフト200に固定されたロータ1と、エンジンカバー300に固定され、ロータ1の内周側に配置されたステータ2とにより構成される。
ロータ1の極数は例えば20極であり、ステータ2の極数は例えば15極である。
ロータ1は、磁性体からなる回転部材11を備える。回転部材11のボス部11aに形成されたテーパ部11bは、ボルト71によってクランクシャフト200の端部に嵌合、固着されている。回転部材11の端面部11cには、冷却用貫通孔11dが複数設けられている。回転部材11の円筒状の外周部11eはヨークを構成している。
回転部材外周部11eの内側に、非磁性体からなるリング状のスペーサ12、14、及び、円周方向に等間隔に配置された20個の希土類磁石13が、クランクシャフト200の軸方向に沿って配設されている。希土類磁石13は、その内側に磁石保護リング15を配置し回転部材外周部11eの先端部11fを巻きかしめすることによって回転部材外周部11eの内周面に固定されている。なお、磁石保護リング15は、ステンレス板をプレス加工して形成されている。
ステータ2は、コア21に形成されたねじ挿通用貫通孔21cに締付ねじ72を通し、エンジンカバー300に形成されたねじ穴301にねじ込むことによって、エンジンカバー300に固定されている。
ステータ2はコア21を備える。コア21は、電磁鋼板をプレス加工したコアシート22aを複数枚積層したコアシート積層体22の両側に、コアシート22aよりも若干厚いコアエンドプレート23を配置し、リベット52(図2,3)をかしめることによって一体化されている。ここで、エンジン側に位置するコアエンドプレート23と、エンジンカバー300側に位置するコアエンドプレート23は、同一形状を有している。
コア21の突極部21aの表面はエポキシ樹脂による粉体樹脂塗装層24(図1〜図4)で絶縁されており、この粉体樹脂塗装層24に銅線25A、25B、25C(図4)を巻線して3つのコイル群(発電コイル)26A、26B、26Cが形成されている。各コイル群26A、26B、26Cは、図4に示すように、銅線25A、25B、25Cを始端a,b,cから2コイル飛びに同じ方向に終端a´、b´、c´まで集中巻して構成され、図5に示すように、電気角位相差が約240°となるよう互いにデルタ結線され、結果として各コイル群26A、26B、26Cは、電気角位相差が120°の三相出力を得る。
コア21のリング部21bには、図4、6に示すように、略同一円周方向に沿って3つの成形体用貫通孔27A、27B、27Cと2つの金具圧入孔28A、28Bが設けられている。
各成形体用貫通孔27A、27B、27Cは、図6に示すように、エンジン側に位置するコアエンドプレート23に形成された円孔23aと、コアシート積層体22に形成され、上記円孔23aと同一半径の一部切欠円柱孔22bと、エンジンカバー300側に位置するコアエンドプレート23に形成された円孔23bとで構成される。一部切欠円柱孔22bは、図15に示すように、円弧面部22cと平面部22dとで構成される。
各金具圧入孔28A、28Bは、四角柱孔で構成される。
3つの成形体用貫通孔27A、27B、27Cには、それぞれ図7及び図8に示すような絶縁性樹脂成形体30の圧入部31A、31B、31Cが圧入され、また、2つの金具圧入孔28A、28Bには、それぞれ図12に示すような固定用金具40A、40Bが圧入される。
絶縁性樹脂成形体30は、図7〜図10及び図13に示すように構成される。絶縁性樹脂成形体30は、コア21のリング部21bに形成された3つの成形体用貫通孔27A、27B、27Cにそれぞれ圧入される圧入部31A、31B、31Cを有する。3つの圧入部31A、31B、31Cの一端部には、共通の基板部32が延設されている。
各圧入部31A、31B、31Cの外形形状は、コアシート積層体22の一部切欠円柱孔22bの外形形状に対応し、円弧面部31aと平面部31bとで構成される。各圧入部31A、31B、31Cの外形寸法は、コアシート積層体22の一部切欠円柱孔22bと同じ大きさ又は僅かに小さく設定されている。
各圧入部31A、31B、31Cの平面部31bの一部、つまり、基板部32側の端部には、突部31cが形成されている。この突部31cは、コアシート積層体22の一部切欠円柱孔22bの平面部22dに対して若干の締め代を有しており、この突部31cにより、各圧入部31A、31B、31Cが成形体用貫通孔27A、27B、27Cに圧入される。
基板部32及び3つの圧入部31A、31B、31Cには、図11に示すような導電性端子板50A、50B、50Cが圧入される端子板用貫通孔33A、33B、33Cが形成されている。
各端子板用貫通孔33A、33B、33Cは、それぞれ、リング部21bの円周方向に対応する方向に沿った断面四角形状の扁平な四角柱孔33aと、この四角柱孔33aの中央部から半径方向に沿って互いに逆方向に延びた溝孔33b、33bとを有し、全体として断面十字形状に形成されている。四角柱孔33aの幅寸法つまりリング部21bの円周方向に対応する方向の寸法は、導電性端子板50A、50B、50Cのストレート部56の幅寸法よりも僅かに大きく、かつ、三角形状の突部54A、54B部分の幅寸法よりも僅かに小さく設定されている。また、四角柱孔33aの厚さ寸法つまりリング部21bの半径方向に対応する方向の寸法は、導電性端子板50A、50B、50Cの打出し突部55を含んだ厚肉部の厚さ寸法よりも僅かに小さな値に設定されている。四角柱孔33aは、基板部32において段差部34を有しており、各端子板用貫通孔33A、33B、33Cに導電性端子板50A、50B、50Cを圧入する際、上記段差部34に導電性端子板50A、50B、50Cの突部51が当接することによって導電性端子板50A、50B、50Cの位置決めがされる。
各端子板用貫通孔33A、33B、33Cの深さ寸法は、導電性端子板50A、50B、50Cの長手寸法よりも短く設定されており、各端子板用貫通孔33A、33B、33Cに導電性端子板50A、50B、50Cが圧入されたとき、導電性端子板50A、50B、50Cのコイル引出線接続用端子部52が基板部32から突出した状態となり、かつ、導電性端子板50A、50B、50Cの出力用リード線接続用端子部53が圧入部31A、31B、31Cの端面から突出した状態となる。3つの導電性端子板50A、50B、50Cのコイル引出線接続用端子部52には、コイル群26A、26B、26Cのコイル引出線26aと26c’、26bと26a’、26cと26b’が半田付けにより接続される。また、3つの導電性端子板50A、50B、50Cの出力用リード線接続用端子部53には、出力用リード線61A、61B、61Cが半田付けにより接続される。出力用リード線61A、61B、61Cは、保護チューブ62を介して、コア21にねじ止めされたクリップ63で固定される。ここで、半径方向において最も遠い出力用リード線61Bは、クリップ63に最も近い出力用リード線接続用端子部53に接続され、半径方向において次に遠い出力用リード線61Cは、クリップ63に次に近い出力用リード線接続用端子部53に接続され、半径方向において最も近い出力用リード線61Aは、クリップ63から最も遠い出力用リード線接続用端子部53に接続される。このような結線方法によると、出力用リード線61A、61B、61Cの長さを同一寸法に揃えることができ、また、撚り線により振動の発生が抑制される。
各導電性端子板50A、50B、50Cは、上記のように突部51、コイル引出線接続用端子部52、出力用リード線接続用端子部53、突部54A、54B、打出し突部55及びストレート部56を有する。ここで、突部54A部分の幅寸法は、突部54B部分の幅寸法よりも大きく、突部54A、54Bは、圧入方向側が緩勾配で、その反対側の傾斜は急勾配に設定されている。
基板部32の両端部には、金具係止孔35A、35Bが形成されている。各金具係止孔35A、35Bには、それぞれ金具圧入孔28A、28Bに圧入される固定用金具40A、40Bが挿通される。各金具係止孔35A、35Bは、それぞれ段差部36を有しており、各金具圧入孔28A、28Bに固定用金具40A、40Bを圧入する際、上記段差部36に固定用金具40A、40Bの突部41が当接することによって固定用金具40A、40Bの位置決めがされる。
各金具圧入孔28A、28Bは、それぞれ、エンジン側に位置するコアエンドプレート23に形成された四角孔23cと、コアシート積層体22に形成された四角柱孔22eと、エンジンカバー300側に位置するコアエンドプレート23に形成された四角孔23cとで構成される。四角柱孔22eの幅寸法つまりリング部21bの半径方向に対応する方向の寸法は、固定用金具40A、40Bのストレート部42の幅寸法よりも僅かに大きく、かつ、三角形状の突部43A、43B部分の幅寸法よりも僅かに小さく設定されている。また、四角柱孔22eの厚さ寸法つまりリング部21bの円周方向に対応する方向の寸法は、固定用金具40A、40Aの打出し突部44を含んだ厚肉部の厚さ寸法よりも僅かに小さな値に設定されている。
各固定用金具40A、40Bは、上記のように突部41、ストレート部42、突部43A、43B及び打出し突部44を有する。ここで、圧入方向側の突部43Bの傾斜は緩勾配に設定されている。また、ストレート部42の先端部42aには面取りが施してある。
上記のように構成されるステータ2において、結線構造を得る方法の一つとしては、絶縁性樹脂成形体30の端子板用貫通孔33A、33B、33Cに導電性端子板50A、50B、50Cを圧入するとともに絶縁性樹脂成形体30の圧入部31A、31B、31Cをコア21の成形体用貫通孔27A、27B、27Cに圧入し、絶縁性樹脂成形体30の基板部32の金具係止孔35A、35Bに固定用金具40A、40Bを挿通しコア21の金具圧入孔28A、28Bに圧入する。
ここで、導電性端子板50A、50B、50Cを端子板用貫通孔33A、33B、33Cに圧入する際、導電性端子板50A、50B、50C及び端子板用貫通孔33A、33B、33Cは上記のように構成されているため、導電性端子板50A、50B、50Cは端子板用貫通孔33A、33B、33Cから抜けにくい圧入状態となる。また、絶縁性樹脂成形体30の圧入部31A、31B、31Cをコア21の成形体用貫通孔27A、27B、27Cに圧入する際、圧入部31A、31B、31C及び成形体用貫通孔27A、27B、27Cは上記のように構成されているため、圧入部31A、31B、31Cは成形体用貫通孔27A、27B、27Cから抜けにくい圧入状態となる。また、固定用金具40A、40Bを金具圧入孔28A、28Bに圧入する際、固定用金具40A、40B及び金具圧入孔28A、28Bは上記のように構成されているため、固定用金具40A、40Bは金具圧入孔28A、28Bから抜けにくい圧入状態となり、絶縁性樹脂成形体30の基板部32は、コア21のリング部21bに強固に固定される。
図18に示すステータ2は、出力用リード線61A、61B、61Cと導電性端子板50A、50B、50Cの出力用リード線接続用端子部53、53、53との結線方法に特徴を有しており、半径方向において最も近い出力用リード線61Bは、クリップ63に最も近い出力用リード線接続用端子部53に接続され、半径方向において次に遠い出力用リード線61Cは、クリップ63に次に近い出力用リード線接続用端子部53に接続され、半径方向において最も遠い出力用リード線61Aは、クリップ63から最も遠い出力用リード線接続用端子部53に接続される。この結線方法によると、出力用リード線61A、61B、61C部分の軸方向の高さが低くなり小スペース化を図ることができる。また、結線作業も容易になる。
図19〜図21に示す実施形態は、コア21の成形体用貫通孔27を単一化するとともに絶縁性樹脂成形体30の圧入部31を単一化したことを特徴としており、成形体用貫通孔27の単一化に伴い、成形体用貫通孔27は、コアエンドプレート23に円周方向に沿った帯状孔部23dを設けるとともに、コアシート積層体22に、帯状孔部23より僅かに小さな帯状孔部22eと3つの平面部22fとを設けて構成される。
以上説明したように、本実施形態のステータ2は、コア21のリング部21bに設けられた成形体用貫通孔27A、27B、27Cに圧入される絶縁性樹脂成形体30と、絶縁性樹脂成形体30に設けられた端子板用貫通孔33A、33B、33Cに圧入される導電性端子板50A、50B、50Cとを備え、導電性端子板50A、50B、50Cのコイル引出線接続用端子部52にコイル群26A、26B、26Cのコイル引出線26a、26c’、26b、26a’、26c、26b’を接続し、かつ、導電性端子板50A、50B、50Cの出力用リード線接続用端子部53に出力用リード線61A、61B、61Cを接続する。
本実施形態によると、絶縁性樹脂成形体30は単体からなり、しかも端子板50A、50B、50Cをインサート体としないで絶縁性樹脂成形体30を成形できるため、絶縁性樹脂成形体30を成形する金型の構造が簡素化されコスト低減を図ることができる。
ここで、前記導電性端子板50A、50B、50Cは両側面に三角形状の突部54A、54Bを有する。このため、導電性端子板50A、50B、50Cを絶縁性樹脂成形体30の端子板用貫通孔33A、33B、33Cに圧入した後は、導電性端子板50A、50B、50Cの突部54A、54Bが抜止め作用を発揮し、導電性端子板50A、50B、50Cは端子板用貫通孔33A、33B、33Cに係留される。
また、導電性端子板50A、50B、50Cは前面又は後面に打出し突部55を有する。この打出し突部55により導電性端子板50A、50B、50Cの剛性が増大し、導電性端子板50A、50B、50Cを端子板用貫通孔33A、33B、33Cに圧入する際の導電性端子板50A、50B、50Cの変形を防止し得る。また、導電性端子板50A、50B、50Cの変形防止に伴い、絶縁性樹脂成形体30を成形体用貫通孔27A、27B、27Cの周面に圧着させることができ、磁石式発電機100に加わる振動に対する耐振性が向上する。
また、絶縁性樹脂成形体30は、複数の成形体用貫通孔27A、27B、27Cの各々に圧入される圧入部31A、31B、31Cと、複数の圧入部31A、31B、31Cの一端部に共通に延設され、リング部21bの端面に沿って配される1つの基板部32とからなり、リング部21bに金具圧入孔28A、28Bを設けるとともに、基板部32に金具圧入孔28A、28Bに連通する金具係止孔35A、35Bを設け、また、金具係止孔35A、35Bを介して金具圧入孔28A、28Bに圧入され、基板部32をリング部21bの端面に圧着する固定用金具40A、40Bを設ける。固定用金具40A、40Bを金具圧入孔28A、28Bに圧入し、基板部32をリング部21bの端面に圧着させることにより、コア21に対して絶縁性樹脂成形体30をより一層強固に固定し得るようになる。
または、絶縁性樹脂成形体30は、1つの成形体用貫通孔27に圧入される1つの圧入部31と、圧入部31の一端部に延設され、リング部21bの端面に沿って配される1つの基板部32とからなり、リング部21bに金具圧入孔28A、28Bを設けるとともに、基板部32に金具圧入孔28A、28Bに連通する金具係止孔35A、35Bを設け、また、金具係止孔35A、35Bを介して金具圧入孔28A、28Bに圧入され、基板部32をリング部21bの端面に圧着する固定用金具40A、40Bを設ける。固定用金具40A、40Bを金具圧入孔28A、28Bに圧入し、基板部32をリング部21bの端面に圧着させることにより、コア21に対して絶縁性樹脂成形体30をより一層強固に固定し得るようになる。
コア21の突極部21aは、エポキシ樹脂により粉体樹脂塗装されている。このため、ボビンを用いる場合と比べ放熱性に優れる。
本発明の一実施形態に係る三相磁石式発電機の断面図である。 同発電機のステータの図1図示X矢視図である。 同ステータの図1図示Y矢視図である。 同ステータの発電コイルの配線図である。 同発電コイルの等価回路図である。 同ステータのコアの斜視図である。 同ステータの絶縁性樹脂成形体を上から見たときの斜視図である。 同絶縁性樹脂成形体を下から見たときの斜視図である。 同絶縁性樹脂成形体の底面図である。 図9図示C-C断面図である。 同ステータの導電性端子板の斜視図である。 同ステータの固定用金具の斜視図である。 同導電性端子板及び同固定用金具と同絶縁性樹脂成形体との対応図である。 図2図示A-A断面図である。 図14図示D-D断面図である。 図2図示B-B断面図である。 図16図示E-E断面図である。 他の実施形態に係るステータの図3に対応する図1図示Y矢視図である。 同ステータのコアの斜視図である。 同ステータの絶縁性樹脂成形体を上から見たときの斜視図である。 同絶縁性樹脂成形体を下から見たときの斜視図である。
符号の説明
2 ステータ
21 コア
21a 突極部
21b リング部
26A、26B、26C コイル群(発電コイル)
26a、26b、26c、26a’、26b’、26c’ コイル引出線
27A、27B、27C、27 成形体用貫通孔
28A、28B 金具圧入孔
30 絶縁性樹脂成形体
31A、31B、31C、31 圧入部
32 基板部
33A、33B、33C 端子板用貫通孔
35A、35B 金具係止孔
40A、40B 固定用金具
50A、50B、50C 導電性端子板
53 出力用リード線接続用端子部
54A、54B 突部
55 打出し突部
61A、61B、61C 出力用リード線

Claims (6)

  1. コアのリング部に設けられた成形体用貫通孔に圧入される絶縁性樹脂成形体と、前記絶縁性樹脂成形体に設けられた端子板用貫通孔に圧入される導電性端子板とを備え、前記導電性端子板の一端部に発電コイルのコイル引出線を接続し、かつ、前記導電性端子板の他端部に出力用リード線を接続することを特徴とする磁石式発電機のステータ。
  2. 前記導電性端子板は両側面に三角形状の突部を有することを特徴とする請求項1に記載の磁石式発電機のステータ。
  3. 前記導電性端子板は前面又は後面に打出し突部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の磁石式発電機のステータ。
  4. 前記成形体用貫通孔及び前記端子板用貫通孔はそれぞれ複数の成形体用貫通孔及び端子板用貫通孔からなり、
    前記絶縁性樹脂成形体は、前記複数の成形体用貫通孔の各々に圧入される圧入部と、複数の圧入部の一端部に共通に延設され、前記リング部の端面に沿って配される1つの基板部とからなり、
    前記リング部に金具圧入孔を設けるとともに、前記基板部に前記金具圧入孔に連通する金具係止孔を設け、また、前記金具係止孔を介して前記金具圧入孔に圧入され、前記基板部を前記リング部の端面に圧着する固定用金具を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁石式発電機のステータ。
  5. 前記成形体用貫通孔は1つの成形体用貫通孔からなるとともに前記端子板用貫通孔は複数の端子板用貫通孔からなり、
    前記絶縁性樹脂成形体は、前記1つの成形体用貫通孔に圧入される1つの圧入部と、該圧入部の一端部に延設され、前記リング部の端面に沿って配される1つの基板部とからなり、
    前記リング部に金具圧入孔を設けるとともに、前記基板部に前記金具圧入孔に連通する金具係止孔を設け、また、前記金具係止孔を介して前記金具圧入孔に圧入され、前記基板部を前記リング部の端面に圧着する固定用金具を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁石式発電機のステータ。
  6. 前記コアの突極部は、エポキシ樹脂により粉体樹脂塗装されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁石式発電機のステータ。
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