JP2004350346A - モールドモータの固定子および電動機ならびに駆動システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒形のヨーク部と、等間隔に半径方向に突出した複数のティースと、前記ティースと前記ヨークにより形成されるスロットからなる固定子鉄心1を有し、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物を介して巻線2を施し、モールド樹脂8にて覆ったモータの固定子において、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物と、前記ヨーク部の一方の端面にあって積厚方向に延びる少なくとも2重構造の防水隔壁を一体で形成し、前記巻線2の端末と電源リード線との結線部を収納後、前記モールド樹脂8にて覆ったことにより、接続部への水浸入に対し、更に信頼性を向上させた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両搭載用モータ等耐水性能を要求される信頼性能の高いモールドモータおよびそれを用いた駆動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の耐水性モールドモータは、固定子の突極部に巻線し、制御回路基板に配された端子ピンに前記巻線とリード線が電気的に接続され、その全体が樹脂にてモールドされている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、別の形態として、固定子コアにインシュレータを装着し、巻線を行ないコネクタに接続するリード線を巻線のリード線とともにリードブッシュに挟持した後、樹脂で一体モールドし、固定子を形成する。この後、回路基板とリードブッシュで挟持されたリード線を接続し、回路基板を固定子に固定する。その後で、ブラケットを装着してモータを構成している(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
上記のような構造であっても、従来の用途においては特に問題がないと思われる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−128408号公報
【特許文献2】
特開平7−231602号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなモールド構造においては、接続部は樹脂にて覆われているが隔壁はなく、もしも、水などがかかった場合や、僅かな時間であっても水没をする場合を想定すると、通電等による発熱と水がかかったことにて発生する呼吸作用により、水は界面を通って容易に接続部に侵入する問題が発生する。
【0007】
本発明の目的はこれらの課題を解決し、耐水性能の高い、小型で軽量なモールドモータを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、円筒形のヨーク部と、等間隔に半径方向に突出した複数のティースと、前記ティースと前記ヨークにより形成されるスロットからなる固定子鉄心を有し、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物を介して巻線を施し、モールド樹脂にて覆ったモータの固定子において、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物と、前記ヨーク部の一方の端面にあって積厚方向に延びる少なくとも2重構造の防水隔壁を一体で形成し、前記巻線の端末と電源リード線との結線部を収納後、前記モールド樹脂にて覆ったことにより、接続部への水浸入に対し、更に信頼性を向上させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、円筒形のヨーク部と、等間隔に半径方向に突出した複数のティースと、前記ティースと前記ヨークにより形成されるスロットからなる固定子鉄心有し、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物を介して巻線を施し、モールド樹脂にて覆ったモータの固定子において、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物と、前記ヨーク部の一方の端面にあって積厚方向に延びる少なくとも2重構造の防水隔壁を一体で形成し、前記巻線の端末と電源リード線との結線部を収納収納後、前記モールド樹脂にて覆ったことを特徴としたモールドモータの固定子であって、接続部分が防水隔壁に覆われた溝部に収納されているため、界面から水が侵入しにくく水浸入による絶縁劣化を更に改善し、信頼性が向上するという効果が得られる。また、スロット部の絶縁と2重構造の防水隔壁を一体で形成しているため、省スペース化が可能であり、また、部品点数削減による生産性の向上も可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、巻線の端末と電源リード線との結線部において内層は熱によって溶解する樹脂、外装は耐熱性収縮層を備えた2重構造の熱収縮チューブにて絶縁し、その接続部を2重構造の隔壁に収納したモールドモータの固定子であって、接続部が2重構造の隔壁に囲まれている上に、更に接着層付きの熱収縮チューブにて覆っているので、接続部への水の浸入が極めて困難となり、水浸入による絶縁劣化が更に向上し、信頼性が更に向上するという効果が得られる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2のいずれか1項記載のモールドモータ固定子からなる電動機であって、耐水性能を向上した信頼性の高いモータとすることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電動機を搭載した駆動システムであって、耐水性能の向上した信頼性能の高い駆動システムとすることができる。
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施例におけるモールドモータの固定子の断面図である。
【0015】
図2は本発明の一実施例におけるモールドモータの固定子の成形前断面図である。
【0016】
図3は本発明の一実施例における接続部の部分拡大断面図である。
【0017】
固定子鉄心1は円筒形のヨーク部と前記ヨーク部の外径側に等間隔に半径方向に突出した複数のティースにより形成されるスロットにて形成されている。また固定子鉄心1は、電磁鋼板をプレスにて所定の形状に打ち抜き、所定の積厚に積層されている。前記固定子鉄心1の内径にはボス3が締結され、前記ティースの周りに全周にわたって形成されたインシュレータ4を装着した後、前記スロット部に巻線2が施されている。前記固定子鉄心1のヨーク部の一方端面には、積厚方向に延びる2重構造の防水隔壁5が前記インシュレータ4と一体にて形成されている。前記巻線2の端末と電源リード線6と半田付け等にて接続した後、内層は熱によって溶解する樹脂、外装は耐熱性収縮層を備えた熱収縮チューブにて覆い、熱収縮させてから、当接続部7を前記防水隔壁5に収納する。
【0018】
最後に前記固定子鉄心1、巻線2、ボス3、インシュレータ4、完成品を金型内インサートし、モールド樹脂8にて樹脂モールドを行なうことにより固定子が完成する。
【0019】
固定子鉄心の外径もモールド樹脂にて覆うと耐水性能が更に向上することは明白であるが、車両搭載用モータの場合、小型軽量化が重要なファクターとなっており、極力ギャップを小さくし、小型化を測るために固定子鉄心1の外径は、モールド樹脂にて覆っていない。
【0020】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、接続部分が防水隔壁に覆われた溝部に収納されているため、界面から水が侵入しにくく水浸入による絶縁劣化をなくし、信頼性が向上するという効果が得られる。また、スロット部の絶縁と2重構造の防水隔壁を一体で形成しているため、省スペース化が可能となり、加えて、部品点数削減による生産性の向上も可能となる。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、接続部が2重構造の隔壁に囲まれている上に、更に接着層付きの熱収縮チューブにて覆っているので、接続部への水の浸入が極めて困難となり、水浸入による絶縁劣化がなくなり、信頼性が更に向上するという効果が得られる。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、耐水性能を向上した高信頼性が実現できる。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、耐水性能を向上した信頼性の高い長寿命という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモールドモータの固定子の断面図
【図2】本発明の一実施例におけるモールドモータの固定子の成形前断面図
【図3】本発明の一実施例における接続部の部分拡大断面図
【図4】本発明の一実施例における駆動システム図
【符号の説明】
1 固定子鉄心
2 巻線
4 インシュレータ
5 防水隔壁
7 接続部
8 モールド樹脂
Claims (4)
- 円筒形のヨーク部と、等間隔に半径方向に突出した複数のティースと、前記ティースと前記ヨークにより形成されるスロットからなる固定子鉄心を有し、前記ティースに絶縁物を介して巻線を施し、モールド樹脂にて覆ったモータの固定子において、前記ティースの周りに全周にわたって形成された絶縁物と、前記ヨーク部の一方の端面にあって積厚方向に延びる少なくとも2重構造の防水隔壁を一体で形成し、前記巻線の端末と電源リード線との結線部を収納し、前記モールド樹脂にて覆ったことを特徴としたモールドモータの固定子。
- 前記巻線の端末と電源リード線との結線部において内層は熱によって溶解する樹脂、外装は耐熱性収縮層を備えた熱収縮チューブにて絶縁した請求項1記載のモールドモータの固定子。
- 請求項1および請求項2のいずれか1項に記載のモールドモータ固定子からなる電動機。
- 請求項3に記載の電動機を搭載した駆動システム。
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