JP2008131789A - Pm形ステッピングモータ - Google Patents

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Hideyuki Ogiwara
英之 荻原
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Abstract

【課題】薄形化できるPM形ステッピングモータの提供。
【解決手段】A相アウターステータ3aは、極歯Tとコア片Cを向きZに持つヨークY、極歯Tとコア片Cを向きZに持つヨークY、極歯Tとコア片Cを向きZに持つヨークY、極歯Tとコア片Cを向きZに持つヨークY、中央孔H,コア片C,Cが入るコア孔h,h,及び極歯T〜Tが入る挿入孔Nを持つ端板部Eを含むケース半体1a、中央孔H,コア片C,Cが入るコア孔h,hを持ちケース半体1aを閉じる組付け板P、端板部Eと組付け板Pに挟まれてコア片C,Cが入る中空部Qを持つボビンレス・コイルL、端板部Eと組付け板Pに挟まれてコア片C,Cが入る中空部Qを持つボビンレス・コイルLを備える。コア孔h〜hの孔縁に中空部Q,Qに嵌る環状突起V,Vを設けてある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、PM形ステッピングモータに関し、特に、ボビンレス・コイルを用いたPM形ステッピングモータに関する。
特開平1−99466に開示のPM形ステッピングモータは、環状に列設した内極歯を持つ第1インナーヨークと環状に列設した内極歯を持つ第2インナーヨークとを背合わせ状態とし、第1インナーヨークの内極歯と互い違いに組み合わした外極歯とこの外極歯を挟んで180°回転対称位置に2つのコア片とを持つ第1アウターヨークと、第2インナーヨークの内極歯と互い違いに組み合わした外極歯とこの外極歯を挟んで180°回転対称位置に2つのコア片とを持つ第2アウターヨークと、それぞれのコア片に対応したボビン付きコイルとから成るアウターステータとを有している。このため、第1相目の内極歯及び外極歯に対する励磁はその両脇に配した2つのボビン付きコイルによって、第2相目の内極歯及び外極歯に対する励磁はその両脇に配した2つのボビン付きコイルによって夫々行われるので、4つのボビン付きコイルの外径を環状の極歯列の外径と同じくすることによりロータの径方向に薄形化(扁平化)したステッピングモータを実現することができる。
特開平1−99466(図1,図2)
上記構成のままではヨークの極歯やボビン付きコイルが露出しているため、通常、上記構成を全体的に収めるケースを別途必要とするが、ボビン付きコイルを用いているため、ボビンの分だけ部品点数が多く、またボビンの薄肉化にも限度があるのでステッピングモータの更なる薄形化の障害となっている。
そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題は、ボビンレス・コイルを用いることにより、薄形化を実現できるPM形ステッピングモータを提供することにある。
まず、本発明に係るPM形ステッピングモータモータ用アウターステータは、第1の極歯及び第1のコア片を第1の向きに持つ第1のヨークと、第1の極歯と共に環状極歯列に加わる第2の極歯及び第2のコア片を第1の向きに持つ第2のヨークと、環状極歯列に加わる第3の極歯及び第3のコア片を第1の向きとは相反する第2の向きに持つ第3のヨークと、環状極歯列に加わる第4の極歯と第4のコア片を第2の向きに持つ第4のヨークと、回転軸が挿通する第1の中央孔,第1のコア片が挿入する第1のコア孔,第2のコア片が挿入する第2のコア孔,及び極歯が挿入する挿入孔を有する端板部を含む外囲体と、回転軸に嵌めたマグネットが挿通する第2の中央孔,第3のコア片が挿入する第3のコア孔,及び第4のコア片が挿入する第4のコア孔を有し、外囲体を端板部に対向して閉じる組付け板と、端板部と組付け板とに挟持されて第1のコア片と第3のコア片が挿入する第1の中空部を持つ第1のボビンレス・コイルと、端板部と組付け板とに挟持されて第2のコア片と第4のコア片が挿入する第2の中空部を持つ第2のボビンレス・コイルとを備え、端板部と組付け板のそれぞれは、コア片を中空部の内壁に対し非接触で位置決めする位置決め部を一体的に有して成る。
斯かる構成によれば、端板部と組付け板との組み合わせにより単相のPM形ステッピングモータの密閉形ケースを構成でき、しかも、ボビンレス・コイルの中空部に相反方向から差し込まれた2つのコア片が端板部の位置決め部と組付け板の位置決め部とにより、中空部の内壁に接触するのを防ぐことができるため、ボビンを使用せずに済み、その分、PM形ステッピングモータの薄形化或いはコイル線積の拡大化を実現できる。
この位置決め部としては、コア孔の孔縁に形成されて中空部の口縁に当接する先細形の環状突起とするのが望ましい。コア片の基端部と先端部がそれぞれ環状突起で位置決めされるため、コア片の基端部と先端部以外と中空孔の内壁とは僅少空隙の電気絶縁で保持でき、コア片の成形時においてその真直度を管理するだけで済む。
第2の中央孔は、環状極歯列のそれぞれの極歯に対応して隣接極歯同士を離間させて位置決めする切欠き部を備えて成ることが望ましい。
上記のアウターステータを利用して2相のPM形ステッピングモータを構成するには、上記PM形ステッピングモータ用アウターステータを2個用いて成り、そのうち一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第1の向きは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第2の向きに、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第2の向きは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第1の向きにそれぞれ対応しており、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第3のヨークは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第4のヨークと、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第4のヨークは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第3のヨークとそれぞれ背合わせであって、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける外囲体と他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける外囲体とが互い違いに組み合わされてケースを構成する。
このような組み合わせのPM形ステッピングモータにおいては、ケースの一側面上に載せた端子基板を有し、当該端子基板は、第1及び第2のボビンレス・コイルの巻線端末を一側面の外方へ通過させる切欠き部と巻線端末を折曲げ状態で導電接続する導電パターンとを備えていることが望ましい。ケースの一側面が端子台面として機能し、巻線端末を折曲げ状態で端子基板の導電パターンに導電接続させるものであるため、PM形ステッピングモータの薄形化を損なわずに済む。
インナーロータの回転軸にリードスクリュウが形成されたスクリュウモータにおいては、外囲体は回転軸の軸端を受けるスラスト板を端板部の沿面方向にスライド固定する差し込み溝を有することが望ましい。スラスト板をラジアル方向から差し込むことができるため、スラスト力がスラスト板の抜け方向へ影響せず、スラスト板が外れ難くなる。
このスラスト板としては、軸端が接触する当接面と、この当接面と縁辺面との間に切り込みを形成した弾性変形面とを有して成る板バネとすることができる。この板バネは、切り込みが接面に対して180°の回転対称位置に形成されたものを使用できる。その切り込みが実質的にU字状でも良い。また、スラスト板は弾性線材を渦巻き状とした渦巻きバネでも構わない。
本発明によれば、ボビンレス・コイルを用いることにより、薄形化を実現できるPM形ステッピングモータを提供できる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1に係るPM形ステッピングモータを示す斜視図、図2は同PM形ステッピングモータの端子基板を取り付ける態様を示す斜視図、図3は同PM形ステッピングモータの組立斜視図、図4は同PM形ステッピングモータの縦断面図、図5(A)は同PM形ステッピングモータの端子台面を示す平面図、図5(B)は電極基板と給電基板との接続関係を示す断面図である。なお、図4は図3で組付けたものを反転した状態で示す。
本例のPM形ステッピングモータは、図1及び図2に示す如く、扁平薄形の直方体状ケース1と、その一側面である端子台面Fに設置する電極基板2とを有する。この直方体状ケース1は、同形の2つのケース半体1a,1bとを互い違いに組み合わせてなり、第1のケース半体1aに基づくA相のアウターステータ3aと第2のケース半体1bに基づくB相のアウターステータ3bとに分かれている。
まず、A相のアウターステータ3aは、図3及び図4に示す如く、2本の第1の極歯T及び1本の第1のコア片Cを板金Bから切り起して第1の向きZに持つ第1のヨーク(第1のアウターヨーク)Yと、第1の極歯Tと共に環状極歯列に加わる2本の第2の極歯T及び1本の第2のコア片Cを板金Bから切り起して第1の向きZに持つ第2のヨーク(第2のアウターヨーク)Yと、環状極歯列に加わる1本の第3の極歯T及び1本の第3のコア片Cを板金Bから切り起して第1の向きZとは相反する第2の向きZに持つ第3のヨーク(第1のインナーヨーク)Yと、環状極歯列に加わる1本の第4の極歯Tと第4のコア片Cを第2の向きZに持つ第4のヨーク(第2のインナーヨーク)Yと、インナーロータRの回転軸Sが挿通する第1の中央孔H,第1のコア片Cが挿入する第1のコア孔h,第2のコア片Cが挿入する第2のコア孔h,及び6本の極歯T,T,T,Tがそれぞれ対応して挿入する挿入孔Nを有する端板部Eを含む第1のケース半体1aと、回転軸Sに嵌めたマグネットMが挿通する第2の中央孔H,第3のコア片Cが挿入する第3のコア孔h,及び第4のコア片Cが挿入する第4のコア孔hを有し、第1のケース半体1aを端板部Eに対向して閉じる組付け板Pと、端板部Eと組付け板Pとに挟持されて第1のコア片Cと第3のコア片Cが挿入する第1の中空部Qを持つ第1のボビンレス・コイル(空芯コイル)Lと、端板部Eと組付け板Pとに挟持されて第2のコア片Cと第4のコア片Cが挿入する第2の中空部Qを持つ第2のボビンレス・コイル(空芯コイル)Lと、第1のケース半体1aの第1の中央孔Hに嵌るラジアル軸受Kとから成る。
B相のアウターステータ3bは、A相のアウターステータ3aを軸線回りに180°回転してから軸線方向に反転したものに相当し、2本の第1の極歯T及び1本の第1のコア片Cを板金Bから切り起して第2の向きZに持つ第1のヨーク(第1のアウターヨーク)Yと、第1の極歯Tと共に環状極歯列に加わる2本の第2の極歯T及び1本の第2のコア片Cを板金Bから切り起して第2の向きZに持つ第2のヨーク(第2のアウターヨーク)Yと、環状極歯列に加わる1本の第3の極歯T及び1本の第3のコア片Cを板金Bから切り起して第1の向きZに持つ第3のヨーク(第1のインナーヨーク)Yと、環状極歯列に加わる1本の第4の極歯Tと第4のコア片Cを第1の向きZに持つ第4のヨーク(第2のインナーヨーク)Yと、インナーロータRの回転軸Sが挿通する第1の中央孔H,第1のコア片Cが挿入する第1のコア孔h,第2のコア片Cが挿入する第2のコア孔h,及び6本の極歯T,T,T,Tがそれぞれ対応して挿入する挿入孔Nを有する端板部Eを含む第2のケース半体1bと、回転軸Sに嵌めたマグネットMが挿通する第2の中央孔H,第3のコア片Cが挿入する第3のコア孔h,及び第4のコア片Cが挿入する第4のコア孔hを有し、第2のケース半体1bを端板部Eに対向して閉じる組付け板Pと、端板部Eと組付け板Pとに挟持されて第1のコア片Cと第3のコア片Cが挿入する第1の中空部Qを持つ第1のボビンレス・コイル(空芯コイル)Lと、端板部Eと組付け板Pとに挟持されて第2のコア片Cと第4のコア片Cが挿入する第2の中空部Qを持つ第2のボビンレス・コイル(空芯コイル)Lと、第2のケース半体1bの第1の中央孔Hに嵌るラジアル軸受Kとから成る。従って、A相のアウターステータ3aの第3のヨークYはB相のアウターステータ3bの第4のヨークYと、A相のアウターステータ3aの第4のヨークYはB相のアウターステータ3bの第3のヨークYと、それぞれ背合わせ状態となっている。
第1のケース半体1a(第2のケース半体1b)は、短辺の一側面が開放部Iとなっており、それに対向する短辺の他側面Jは互い違いの第2のケース半体1b(第1のケース半体1a)の開放部Iを閉じる張出し面Dを有している。張出し面Dは若干の曲げ弾性を持つように2筋のスリットdを有し、張出し面Dの先端部は互い違いの端板部Eの縁辺に掛り止る掛止爪f(図4参照)となっている。
一方、組付け板Pの第2の中央孔Hは、環状極歯列のそれぞれの極歯極歯T,T,T,Tに対応して隣接極歯同士を離間させて位置決めする切欠き部Uを有し、また、第1のケース半体1a(第2のケース半体1b)の長辺の両側面を取着すると共に図2に示すように第2のケース半体1b(第1のケース半体1a)と互い違いに係合するための一対のL形状の係合部W,Wを有している。
第1のボビンレス・コイルLの中空部Qには、第1のヨークYの第1のコア片Cと第3のヨークYの第3のコア片Cとが相反方向から挿入されて重なっており、第2のボビンレス・コイルLの中空部Qには、第2のヨークYの第2のコア片Cと第4のヨークYの第4のコア片Cとが相反方向から挿入されて重なっている。そして、端板部Eのコア孔h,hの孔縁に中空部Q,Qの口縁に嵌るテーパ形の環状突起Vが形成されており、組付け板Pのコア孔h,hの孔縁に中空部Q,Qの口縁に嵌るテーパ形の環状突起Vが形成されている。
コア片C〜Cのぞれぞれの基端部と先端部とが環状突起V,Vで位置決めされるため、コア片C〜Cの基端部と先端部以外と中空孔Q,Qの内壁とは僅少空隙Gの電気絶縁で保持でき、コア片の成形時においてその真直度を管理するだけで済む。このため、ボビンを使用せずに済み、その分、薄形のPM形ステッピングモータを実現できる。或いは、コイル線積の拡大により高トルクが得られる。
図2に示す如く、第1のケース半体1aと第2のケース半体1bとが互い違いに組み合わされたケース1の長辺側面である端子台面Fの縁辺寄りには、第1のケース半体1a内の第1のボビンレス・コイルL及び第2のケース半体1b内の第2のボビンレス・コイルLの都合4本の巻線端末X,Yを通過させるための端末引出し用スリットSと、第1のケース半体1a内の第2のボビンレス・コイルLと及び第2のケース半体1b内の第1のボビンレス・コイルLの都合4本の巻線端末Y,Xを通過させるための端末引出し用スリットSとが設けられている。この端子台面FにFPCの端子基板2が面的に接合されるが、この端子基板2は、一辺縁側に巻線端末X,Yを上方へ通過させる切欠き部2aと他辺縁側に巻線端末Y,Xを上方へ通過させる切欠き部2bとを有し、また、切欠き部2a,2bの近傍領域には巻線端末X,Yを内方へ折曲げた状態で半田付けできる非レジストの導電固着領域2A,2Bが印刷されている。4つの導電固着領域2Aのうち一方端側のものは4つの導電固着領域2Bのうち一方端側のものと導電パターンで接続しており、4つの導電固着領域2Aのうち他方端側のものは4つの導電固着領域2Bのうち他方端側のものと導電パターンで接続している。4つの導電固着領域2Aのうち中2つは中央部にある隣接した矩形の電極面X,Xに対応して接続し、4つの導電固着領域2Bのうち中2つは中央部にある隣接した矩形の電極面X,Xに対応して接続しており、このため、4つの電極面X,X,X,Xは中央で正方形を構成し、これらに引き回し用のリード線を半田付け等で接続するだけで済むため、PM形ステッピングモータの薄形化は損なわれない。
ここで、4本のリード線を接続する代わりに、図5に示すようなFPCの給電基板10を用いることが望ましい。端子基板2の断面構造は、図5(B)に示す如く、絶縁層20aの上の銅箔の導電パターン20bが形成され、窓開けした電極面X,X,X,X以外はレジスト層20cで被覆されている。給電基板10の断面構造は、絶縁層10aの上に銅箔の導電パターン10bが形成され、窓開けした導電固着領域x,x,x,x以外はレジスト層10cで被覆されており、導電固着領域x,x,x,x内にはそれぞれ丸形スルーホール10dが形成されている。4つの丸形スルーホール10dは電極面X,X,X,Xの格子中心O寄りに偏って密集するように形成されている。端子基板2の上に給電基板10を図5(A)のように重ね合わせた後、格子中心Oを見当に溶融半田を盛ると、その溶融半田が近傍の4つの丸形スルーホール10dにそれぞれ流れ込んで埋め、電極面X,X,X,Xと導電固着領域x,x,x,xとを固着する鋲状接続部30aが形成される。従って、端子基板2と給電基板10との重ね合わせによって、PM形ステッピングモータの薄形化は損なわれない。また、給電基板10の位置決め操作と1度の半田盛りだけで給電系の接続を達成できる。
(実施例2)
図6(A)は本発明の実施例2において上記PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、図6(B)は上記PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図、図7は同スクリュウモータの縦断面図である。
本例のスクリュウモータは実施例1のPM形ステッピングモータを用いたものである。即ち、図6に示す如く、ケース1から突出した回転軸S′の部分にリードスクリュウ部Aが形成されている。この回転軸S′の先端部はケース1に取着したフレーム30が保持する鋼球32入りのピボット軸受31に回転自在に支承されている。一方、回転軸S′の他方の軸端aは、実施例1のようなラジアル軸受Kではなく、スラスト板40に受け止めされている。このスラスト板40は、軸端aが接触する当接面40aと、この当接面40aと縁辺面40bとの間に2重の切り込み40cを形成した弾性変形面40dとを有して成る板バネであり、切り込み40cが当接面40aに対して180°の回転対称位置に形成されている。そして、第2のケース半体1bは端板部Eと案内突片eとの隙間にスラスト板40をラジアル方向にスライド固定するための差し込み溝αを有している(図1,図2及び図4参照)。スラスト板40をラジアル方向から差し込むことができるため、スラスト力がスラスト板40の抜け方向へ影響せず、スラスト板40が外れ難くなる。
(実施例3)
図8(A)は本発明の実施例3において上記PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、図8(B)は上記PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図である。
本例の実施例2と異なる点は、スラスト板41のみにある。このスラスト板41も板バネであるが、切り込み41bが実質的にU字状であり、軸端aが接触する舌片状の当接面41aが片持ち梁に相当している。実施例1と同様の作用効果を奏する。
(実施例4)
図9(A)は本発明の実施例4において上記PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、図9(B)は上記PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図である。
本例の実施例2と異なる点は、スラスト板42のみにある。このスラスト板42は、弾性線材42aをトラック形渦巻き状とした面状の渦巻きバネである。実施例1と同様の作用効果を奏する。
本発明の実施例1に係るPM形ステッピングモータを示す斜視図である。 同PM形ステッピングモータの端子基板を取り付ける態様を示す斜視図である。 同PM形ステッピングモータの組立斜視図である。 同PM形ステッピングモータの縦断面図である。 (A)は同PM形ステッピングモータの端子台面を示す平面図、(B)は電極基板と給電基板との接続関係を示す断面図である。 (A)は本発明の実施例2において同PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、(B)は同PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図である。 同スクリュウモータの縦断面図である。 (A)は本発明の実施例3において同PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、(B)は同PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図である。 (A)は本発明の実施例4において同PM形ステッピングモータを用いて構成したスクリュウモータを示す斜視図、(B)は同PM形ステッピングモータにフレーム,軸受及びスラスト板を組み付けて同スクリュウモータにする態様を示す斜視図である。
符号の説明
1…ケース
1a…第1のケース半体
1b…第2のケース半体
2…端子基板
2A,2B,x,x,x,x…導電固着領域
2a,2b…切欠き部
3a…A相のアウターステータ
3b…B相のアウターステータ
10…給電基板
10a,20a…絶縁層
10b,20b…導電パターン
10c,20c…レジスト層
10d…丸形スルーホール
30…フレーム
30a…鋲状接続部
31…ピボット軸受
32…鋼球
40,41、42…スラスト板
40a、41a…当接面
40b…縁辺面
40c,41b…切り込み
40d…弾性変形面
42a…弾性線材
A…リードスクリュウ部
a…軸端
〜B…板金
…第1のコア片
…第2のコア片
…第3のコア片
…第4のコア片
D…張出し面
d…スリット
E…端板部
e…案内突片
F…端子台面
f…掛止爪
G…僅少空隙
…第1の中央孔
…第2の中央孔
…第1のコア孔
…第2のコア孔
…第3のコア孔
…第4のコア孔
I…開放部
J…他側面
K…ラジアル軸受
…第1のボビンレス・コイル
…第2のボビンレス・コイル
M…マグネット
N…挿入孔
O…格子中心
P…組付け板
…第1の中空部
…第2の中空部
R…インナーロータ
S,S′…回転軸
,S…端末引出し用スリット
…第1の極歯
…第2の極歯
…第3の極歯
…第4の極歯
U…切欠き部
,V…環状突起
W…係合部
X,Y…巻線端末
,X,X,X…電極面
…第1のヨーク(第1のアウターヨーク)
…第2のヨーク(第1のアウターヨーク)
…第3のヨーク(第1のインナーヨーク)
…第4のヨーク(第2のインナーヨーク)
…第1の向き
…第2の向き
α…差し込み溝

Claims (11)

  1. 第1の極歯及び第1のコア片を第1の向きに持つ第1のヨークと、第1の極歯と共に環状極歯列に加わる第2の極歯及び第2のコア片を第1の向きに持つ第2のヨークと、前記環状極歯列に加わる第3の極歯及び第3のコア片を第1の向きとは相反する第2の向きに持つ第3のヨークと、前記環状極歯列に加わる第4の極歯と第4のコア片を第2の向きに持つ第4のヨークと、回転軸が挿通する第1の中央孔,第1のコア片が挿入する第1のコア孔,第2のコア片が挿入する第2のコア孔,及び前記極歯が挿入する挿入孔を有する端板部を含む外囲体と、前記回転軸に嵌めた永久磁石が挿通する第2の中央孔,第3のコア片が挿入する第3のコア孔,及び第4のコア片が挿入する第4のコア孔を有し、前記外囲体を前記端板部に対向して閉じる組付け板と、前記端板部と前記組付け板とに挟持されて第1のコア片と第3のコア片が挿入する第1の中空部を持つ第1のボビンレス・コイルと、前記端板部と前記組付け板とに挟持されて第2のコア片と第4のコア片が挿入する第2の中空部を持つ第2のボビンレス・コイルとを備え、前記端板部と前記組付け板のそれぞれは、前記コア片を前記中空部の内壁に対し非接触で位置決めする位置決め部を一体的に有して成ることを特徴とするPM形ステッピングモータ用アウターステータ。
  2. 請求項1に記載のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおいて、前記位置決め部は、前記コア孔の孔縁に形成されて前記中空部の口縁に当接する先細形の環状突起であることを特徴とするPM形ステッピングモータ用アウターステータ。
  3. 請求項1に記載のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおいて、前記第2の中央孔は、前記環状極歯列のそれぞれの極歯に対応して隣接極歯同士を離間させて位置決めする切欠き部を備えて成ることを特徴とするPM形ステッピングモータモータ用アウターステータ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に規定するPM形ステッピングモータ用アウターステータを2個用いて成り、そのうち一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第1の向きは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第2の向きに、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第2の向きは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第1の向きにそれぞれ対応しており、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第3のヨークは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第4のヨークと、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第4のヨークは他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける第3のヨークとそれぞれ背合わせであって、一方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける外囲体と他方のPM形ステッピングモータ用アウターステータにおける外囲体とが互い違いに組み合わされてケースを構成することを特徴とするPM形ステッピングモータ。
  5. 請求項4に記載のPM形ステッピングモータにおいて、前記ケースの一側面上に載せた端子基板を有し、当該端子基板は、第1及び第2のボビンレス・コイルの巻線端末を前記一側面の外方へ通過させる切欠き部と前記巻線端末を折曲げ状態で導電接続する導電パターンとを備えていることを特徴とするPM形ステッピングモータ。
  6. 請求項4に記載のPM形ステッピングモータにおいて、前記インナーロータの回転軸にリードスクリュウが形成されていることを特徴とするスクリュウモータ。
  7. 請求項6に記載のスクリュウモータにおいて、前記外囲体は前記回転軸の軸端を受けるスラスト板を前記端板部の沿面方向にスライド固定する差し込み溝を有することを特徴とするスクリュウモータ。
  8. 請求項7に記載のスクリュウモータにおいて、前記スラスト板は、前記軸端が接触する当接面と、この当接面と縁辺面との間に切り込みを形成した弾性変形面とを有して成る板バネであることを特徴とするスクリュウモータ。
  9. 請求項8に記載のスクリュウモータにおいて、前記板バネは、前記切り込みが前記当接面に対して180°の回転対称位置に形成されていることを特徴とするスクリュウモータ。
  10. 請求項8に記載のスクリュウモータにおいて、前記板バネは、前記切り込みが実質的にU字状であることを特徴とするスクリュウモータ。
  11. 請求項7に記載のスクリュウモータにおいて、前記スラスト板は、弾性線材を渦巻き状とした渦巻きバネであることを特徴とするスクリュウモータ。
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