JP2008130611A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
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Abstract
保護回路を備えた低コストの2波長半導体レーザ装置を実現すること。
【解決手段】
第一の半導体レーザ11は並列接続された保護回路12を備える。この保護回路12は第一の半導体レーザ11よりサージ耐圧の高い第二の半導体レーザ13を備える。第二の半導体レーザ13を保護回路12の一部として用いることにより、簡単な回路構成で2波長半導体レーザ装置10としてのサージ耐圧を改善することができる。
【選択図】図1
Description
通常、DVDには650nm帯の赤色半導体レーザ、CDには780nm帯の赤外半導体レーザが用いられ、コスト削減、部品点数の削減の観点から、650nm帯と780nm帯の半導体レーザを1つのパッケージに組み込んだ2波長半導体レーザが主流となっている。
大きな光出力で使用する記録型DVD/CD用半導体レーザは発光端面部に窓構造を設ける等、光の吸収を低減することにより発熱を抑制し、CODが起きる光出力レベルに十分な余裕を持たせている。しかし、光出力の小さい再生型DVD/CDで用いられる半導体レーザでは、発光端面部は結晶を劈開した後、端面の保護膜を形成するのみである。そのためサージ電流によるCODを防止する対策の一つとして、半導体レーザに保護回路を設ける技術が知られている。
(第一の実施形態)
図1は本発明の第一の実施形態を示す2波長半導体レーザ装置10の回路図である。第一の半導体レーザ11に対して並列接続された保護回路12で構成され、保護回路には第二の半導体レーザ13を備えている。保護回路12は、第二の半導体レーザ13と同じpn接合構造を有する2段のダイオード14とを備えている。第二の半導体レーザ13は第一の半導体レーザ11よりサージ耐圧が高い。ダイオード14のp側端子/n側端子はそれぞれ第一の半導体レーザ11のp側と第二の半導体レーザ13のp側端子とに接続されている。また、第一の半導体レーザ11のp側端子、第二の半導体レーザ13のp側端子には、それぞれ動作電流を導入する電流導入部15、16が設けられている。更に、第一の半導体レーザ11のn側端子と第二の半導体レーザ13のn側端子とが繋がってn側の共通端子17が設けられている。保護回路12の順方向立ち上がり電圧は、第一の半導体レーザ11の動作電圧より高い。ダイオード14の逆方向耐圧は第二の半導体レーザ13の順方向サージ耐圧より高い。また、保護回路12の抵抗は第一の半導体レーザ11の抵抗より小さい。
次に、第一の半導体レーザ11のp側電極29と第二の半導体レーザ13のp側電極30とを一括して、それぞれ、第一の電極25と第二の電極26とに半田28を介して融着する。半田28は例えば金錫合金が用いられる。次に、第一の電極25、第二の電極26、n電極31にそれぞれワイヤ33をボンディングする。尚、図には示していないが、Si基板21はサブマウント或いはステムに装着され、ワイヤ33は外部回路と接続される。
また、ダイオード14は第一の電極25と第二の電極26との跨った位置に配置されている。この配置では、半導体基板31が覆いかぶさることにより、第一の半導体レーザ11或いは第二の半導体レーザ13の光出力の一部が迷光としてダイオード14に入射することを防止する。従って、ダイオード14に迷光が入射することによる光電流発生を防止し、第一の半導体レーザ11或いは第二の半導体レーザ13の動作が不安定になることを防ぐ効果がある。また、ヒートシンクとなるSi基板21のサイズを最小限に抑えることが出来る。なお、ダイオード14の配置は、半導体基板31が覆いかぶさる位置であればよいので、図3において、紙面に垂直方向に配置してもよい。
Siのダイオード14は2段構成となっておりその順方向立ち上がり電圧は0.6Vx2=1.2V、780nm帯半導体レーザである第二の半導体レーザ13の順方向立ち上がり電圧は1.4Vであるので、保護回路12の順方向立ち上がり電圧は2.6Vとなる。一方、650nm帯半導体レーザである第一の半導体レーザ11は、DVDの読取りに用いられる小光出力の場合、その動作電圧は2.3V程度であり、第一の半導体レーザ11が通常動作する条件下では、保護回路に電流は流れ込まない。
本実施の形態では、第二の半導体レーザ13のサージ耐圧は維持され、第一の半導体レーザ11のサージ耐圧が実効的に、50Vから80Vと大きく改善されることにより、2波長半導体レーザ装置としてのサージ耐圧が50Vから80Vへと大きく改善された。
(第二の実施形態)
図4は第二の実施形態の2波長半導体レーザ装置40の斜視図を示す。本実施形態では、Si基板21上に、レーザ出力をモニターするための光出力モニターフォトダイオード41が作り込まれており、ワイヤ43からモニタ出力が取り出される。その他の構成は第一の実施例と同じなので詳細説明は省略する。従って、保護回路の構成/動作における効果は第一の実施形態で説明したものと同等である。
また、本実施の形態では、例えば、特許文献2と異なり、ダイオード14を第一の電極と第二の電極26に跨った領域に形成しているので、レーザ後方直近に光出力モニターフォトダイオード41を配置でき、十分なモニター電流が得られる利点を持つ。製造工程は第一の実施例と比べると、例えば、n型領域を形成するときに同時にn型不純物を熱拡散して、フォトダイオード41のpn接合領域を形成し、また、光出力モニターフォトダイオード41のn側電極42もダイオード14の電極形成時に一括して形成すれば、工程数は増えない。
尚、ダイオード14の段数2段に限定されず、第一の半導体レーザ11の動作電圧、第二の半導体レーザ13の順方向立ち上がり電圧が本実施例と異なるものを使う場合は、上述した実施例の主旨に沿って、適宜決めればよい。また、第一の半導体レーザ11、第二の半導体レーザ13は650nm帯と780nm帯の半導体レーザの例を示したが、他の波長帯のレーザでも構成できることは言うまでもない。
11:第一の半導体レーザ
12:保護回路
13:第二の半導体レーザ
14:ダイオード
15、16:電流導入部
17:共通端子
21:Si基板
22:n型領域
23:p型領域
24:絶縁膜
25:第一の電極
26:第二の電極
27:配線
28:半田
29:p側電極
30:p側電極
31:半導体基板
32:n側電極
33:ワイヤ
41:光出力モニターフォトダイオード
42:n側電極
43:ワイヤ
Claims (11)
- 第一の半導体レーザと、前記第一の半導体レーザと並列接続された保護回路と、を備え、前記保護回路は、前記第一の半導体レーザよりサージ耐圧の高い第二の半導体レーザを備えることを特徴とする半導体レーザ装置。
- 前記保護回路は同じpn接合構造のダイオードが複数段接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ装置。
- 前記第一の半導体レーザのp側端子と、前記第二の半導体レーザのp側端子とが、前記ダイオードのp側端子/n側端子にそれぞれ接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の半導体レーザ装置。
- 前記ダイオードのp側端子は、前記第二の半導体レーザの動作電流を印加する電流導入部を備えることを特徴とする、請求項3に記載の半導体レーザ装置。
- 前記保護回路の順方向立ち上がり電圧が、前記第一の半導体レーザの動作電圧より高いことを特徴とする、請求項3ないし4に記載の半導体レーザ装置。
- 前記ダイオードの逆方向耐圧が、前記第二の半導体レーザの順方向サージ耐圧より高いことを特徴とする、請求項2ないし5に記載の半導体レーザ装置。
- Siのヒートシンクを備え、前記ダイオードが、前記ヒートシンクに作りこまれていることを特徴とする、請求項2ないし6に記載の半導体レーザ装置。
- 前記ヒートシンクは、前記第一の半導体レーザと前記第二の半導体レーザとをマウントする第一の電極と第二の電極とを備え、前記ダイオードが前記第一の電極と前記第二の電極とに跨った位置に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の半導体レーザ装置。
- 前記ヒートシンクには、光出力モニターフォトダイオードが作りこまれていることを特徴とする、請求項7ないし8に記載の半導体レーザ装置。
- 前記第一の半導体レーザは650nm帯半導体レーザであり、前記第二の半導体レーザは780nm帯半導体レーザであることを特徴とする請求項1ないし9に記載の半導体レーザ装置。
- 前記第一の半導体レーザと前記第二の半導体レーザとが1チップ集積されていることを特徴とする、請求項1ないし10に記載の半導体レーザ装置。
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