JP2008130276A - 押圧部材及びこれを備えた押圧操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を良好に保ちながら導光部材の破損を抑制することができる押圧部材及びこれを備えた押圧操作装置を提供すること。
【解決手段】電子基板2に対し操作方向D1に移動可能に設けられた移動部材5と、この移動部材5の先端部を被覆可能なノブ6と、前記移動部材5に保持された状態でノブ6に形成された窓部18に挿入される挿入部25を有するレンズ7とを備え、窓部18は、操作方向D1において移動部材5に向かうに従い広がるテーパ面19を有し、このテーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部25の先端部の側面との間のギャップG3が、移動部材5の側面とノブ6の側板16との間のギャップG1よりも大きく設定され、かつ、挿入部25が窓部18に挿入された状態において窓部18を取り囲む面と挿入部25の先端部の側面との間の横方向のギャップが、移動部材5とノブ6との間の前記ギャップG1よりも小さく設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等の車室内パネルや各種電子機器の操作パネルに設けられる押圧部材に関するものである。
従来から、前記操作パネルに対し押し込み操作可能に設けられた押圧部材が知られている。
この種の押圧部材には、前記操作パネルの裏側で照射された光をその押圧面まで導く導光部材を備え、この導光部材により、操作者に対し所定の情報を表示するようにしたもの(例えば、特許文献1)が知られている。
特許文献1の照光スイッチ装置は、図7に示すように、LED103を保持する基板101と、前記基板101に対し上下にスライド操作されることにより接点機構(図示せず)をオンオフさせるスライド105と、このスライド105の上端に被せられたノブ107と、このノブ107を上下に貫通する開口部107aを通して当該ノブ107の外側に露出された状態で前記スライド105に保持されたライトガイド(導光部材)106とを備え、このライトガイド106により前記LED103から照射された光をノブ107の外側まで導くようになっている。
具体的に、前記スライド105には上下方向に貫通する中空部が設けられ、前記ノブ107はスライド105の上面及び側面を覆うように有底容器状に形成されているとともに当該ノブの底部に前記開口部107aが形成されている。そして、前記スライド105の中空部にライドガイド106が上方から嵌め込まれているとともに、このライドガイド106のうち前記スライド105から上方に突出する第1突出部165が前記ノブ107の開口部107aに対し下方から嵌入され、かつ、前記スライド105の上面及び側面を覆うようにノブ107がスライド105の上端に被せられている。
特開2005−11885号公報
ところで、前記特許文献1の照光スイッチ装置のように、LED103から照射された光をライドガイド106を通してノブ107の表面(押圧面)まで導く構成においては、ライドガイド106の第1突出部165まで導かれた光を操作者に明確に示すために、前記ノブ107を押圧面側から見たときの第1突出部165と開口部107aとの隙間をできるだけ小さくすることが望まれている。
一方、前記特許文献1の照光スイッチ装置を組み立てる場合、前記スライド105の中空部に上方からライトガイド106を挿入するとともに、このスライド105に上方からノブ107を被せることになる。しかしながら、このように組み立てる場合には、スライド105の上面及び側面を覆うように当該スライド105の上端をノブで覆いながら、このノブ107の内側位置でライトガイド106の第1突出部165をノブ107の開口部107aに挿入することになるため、この作業の間、第1突出部165が前記ノブ107の側壁108によって隠れてしまい、当該第1突出部165をノブの開口部107aに挿入する状態を確認しながら作業を行うことができなかった。したがって、このように組み立てる場合には、上述のように第1突出部165と開口部107aとの隙間を小さくすればするほど、前記第1突出部165がノブ107の開口部107aの縁部に当接して第1突出部165を破損する可能性が高くなる。
ここで、ライトガイド106をスライド105に挿入する前の段階で、前記第1突出部165をノブ107の開口部107aに嵌め込んだ後、このノブ107をスライド105に上方から被せるように作業順序を変更することが考えられるが、このようにすると、作業者は、はじめにノブ107に対するライトガイド106の嵌め込み作業を行ない、次いで、スライド105に対するノブ107の被覆作業を行うことが必要となり、作業毎に組み付ける相手の部品が変わるため、組み付け対象となる部品の持ち直しや組み付け方向の変化が生じる結果、組み付ける相手の部品をスライド105に共通することができる上述の場合よりも作業性が悪くなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、作業性を良好に保ちながら導光部材の破損を抑制することができる押圧部材及びこれを備えた押圧操作装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、光源を保持する基板に対し特定の操作方向に移動可能に設けられるとともに、この移動に応じて前記基板に保持されたスイッチを押圧操作可能な移動部材と、この移動部材の前記操作方向の先端面を覆うように配置されるとともに前記操作方向に貫通する窓部を有する天板と、前記操作方向と直交する横方向における前記移動部材の側面を取り囲むことが可能な側板とを有する被覆部材と、前記移動部材に保持される保持部と、この保持部が保持された状態で前記天板の窓部に挿入される挿入部とを有し、前記光源から照射された光を前記保持部から受け入れて前記挿入部まで導くことが可能な導光部材とを備え、前記窓部を取り囲む面は、前記操作方向で前記移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面を含み、この誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面と前記挿入部の先端部の側面との間の前記横方向のギャップが、前記移動部材の側面と被覆部材の側板との間の前記横方向のギャップよりも大きく設定され、かつ、前記挿入部が前記窓部に対し予め設定された挿入位置まで挿入された状態において前記窓部を取り囲む面と前記挿入部の先端部の側面との間の前記横方向のギャップが、前記移動部材の側面と被覆部材の側板との間の前記横方向のギャップよりも小さく設定されていることを特徴とする押圧部材を提供する。
本発明によれば、窓部を取り囲む面が移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面を含んでいるため、この窓部に対し挿入部を挿入する際、この挿入部の先端部が正規の挿入位置から横方向に位置ずれしている場合であっても誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面の範囲に収まっていれば、この内側面(誘い込み面)に沿って挿入部を窓部の深部へ導くことができる。
さらに、本発明では、誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部の先端部の側面との間の横方向のギャップが移動部材の側面と被覆部材の側板との間の横方向のギャップよりも大きく設定されているので、この移動部材の側面に対し被覆部材の側板の内側面を摺動させるようにしてこの被覆部材を移動部材に被せることにより、当該移動部材に保持されている導光部材の挿入部が必然的に窓部内に挿入されることになる。
そして、挿入部は、窓部に対し予め設定された挿入位置、つまり、窓部を取り囲む面と前記挿入部の先端部の側面との間の横方向のギャップが移動部材の側面と被覆部材の側板との間の横方向のギャップよりも小さくなる挿入位置まで挿入されることになる。したがって、従来のように誘い込み面が形成されていない場合であれば、移動部材の側面と被覆部材の側板との間のギャップだけこれら両部材が横方向に移動してしまうと、挿入部を挿入することができない範囲に、前記誘い込み面による案内によって挿入部を破損することなく導くことが可能となる。
つまり、本発明によれば、移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面によって挿入部を破損させることなく予め設定された挿入位置まで導くことができるという利点と、この挿入位置において挿入部と窓部との間の隙間を小さくすることによって被覆部材をその表面側から見たときの見栄えの良さを確保するという利点とを両立させることが可能となる。
さらに、移動部材に対し導光部材を保持させた上で、この移動部材に対し被覆部材を被せる手順を採用した場合であっても、当該被覆部材の内側で隠れて見えない挿入部と窓部との挿入作業を確実に行うことができる。
したがって、本発明によれば、予め導光部材の挿入部を窓部に挿入しておくというような作業手順の変更を行なうことなく、導光部材が保持された移動部材に対し被覆部材を被せることにより、挿入部を誘い込み面に沿って予め設定された挿入位置まで導くことが可能となるため、作業性を良好に保ちながら導光部材(挿入部)の破損を抑制することができる。
前記押圧部材において、前記窓部は、前記誘い込み面に加え、この誘い込み面のうち最小開口端を構成する内側面から前記操作方向にストレートに延びて前記天板の表面に連結された収容面を有し、前記挿入部は、前記窓部に対し予め設定された挿入位置まで挿入された状態において、その先端部が前記収容面の内側に収容される長さに形成されていることが好ましい。
このようにすれば、挿入部の先端部と窓部の内側面との間の隙間寸法を、この挿入部の先端部とストレートに形成された収容面との間の隙間寸法とすることができるので、当該隙間寸法の管理を確実に行うことができる。
前記押圧部材において、前記移動部材には前記操作方向に貫通する保持孔が形成されているとともに、前記保持部は前記保持孔に対し前記移動部材の先端側から挿入されることにより当該移動部材に保持されるように構成され、前記被覆部材及び移動部材は互いに係合する係合部をそれぞれ有し、これら係合部は、前記被覆部材が移動部材に対しこの移動部材の先端側から被せられた状態で当該被覆部材及び移動部材の引き離す方向への相対移動を阻止するように互いに係合することが好ましい。
このようにすれば、移動部材に対し導光部材(保持部)を移動部材の先端側から挿入するとともに、この移動部材に対し被覆部材を被せることにより、各係合部によって被覆部材と移動部材とを係合することができるので、これら各部材の組み付け方向を統一(操作方向のうち移動部材の先端部から基端部へ向かう方向)することができ、作業性をより向上させることができる。
前記押圧部材において、前記保持孔に対する保持部の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、前記移動部材に対する保持部の挿入方向への移動を規制することが可能な挿入規制手段をさらに備えていることが好ましい。
このようにすれば、移動部材に導光部材を組み付ける際に、保持孔に対する保持部の挿入位置を前記特定の挿入位置で制限することができるので、この挿入位置が導光部材の挿入作業の完了位置である旨を作業者に知らしめることができ、作業者が挿入位置を危惧しながら導光部材の挿入作業を行なう場合と異なり前記特定の挿入位置まで一律に挿入作業を行なえばよい分、作業性を向上させることができる。
さらに、前記構成では、移動部材と被覆部材とを組み付けた後において被覆部材が押圧操作される際に、前記窓部を通して導光部材(挿入部)が押圧されてしまった場合でも、当該導光部材が移動部材の奥へ移動してしまうことを防止することができる。
前記押圧部材において、前記保持孔に対する保持部の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、前記移動部材に対し保持部がその挿入方向と反対側の方向へ移動するのを規制することが可能な抜け止め手段をさらに備えていることが好ましい。
このようにすれば、移動部材に導光部材を組み付けた後、被覆部材を被せる前に、導光部材の自重が当該導光部材を移動部材から引き抜く方向に作用する場合であっても、移動部材から導光部材が脱落するのを防止することができる。
具体的に、前記抜け止め手段は、前記導光部材に設けられ前記保持孔に挿入されることに応じて内側へ弾性変形するとともに前記保持部が前記特定の挿入位置に到達した状態で外側へ弾性復帰する板ばね部と、前記移動部材に設けられ弾性復帰した前記板ばね部の先端部と当接することにより当該移動部材に対して保持部が抜ける方向へ移動するのを規制する規制面とを備えている構成とすることができる。
このようにすれば、導光部材を移動部材に対し前記特定の挿入位置まで挿入することにより板ばね部が弾性復帰し、この板ばね部の先端部と移動部材の規制面とが当接することにより移動部材に対する導光部材の抜け止めを実現することができる。
さらに、前記板ばね部は、弾性変形して前記保持孔の内側面に圧接することにより、前記移動部材に対する保持部の挿入位置を維持することが可能な付勢力に設定されているとともに、前記被覆部材は、前記移動部材に被せられることに応じて、前記板ばね部の付勢力により挿入位置が維持された前記保持部を前記保持孔内に押圧する押圧部を備えていることが好ましい。
このようにすれば、保持孔の内側面に圧接された板ばね部の付勢力によって移動部材に対する導光部材の挿入位置を維持することができるとともに、被覆部材が押圧部を備えているので、移動部材に対する導光部材の挿入深さが不完全である場合でも、その後に被覆部材を移動部材に被せることにより、この被覆部材の押圧部によって保持部を保持孔内に挿入することができる。したがって、移動部材に対して導光部材が不完全に挿入された後、この移動部材に被覆部材を被せる前の段階において、前記導光部材の自重が当該導光部材を移動部材から引き抜く方向に付加される場合であっても、導光部材が脱落するのを防止しながら別途この導光部材を挿入する操作を行なうことなく被覆部材を被せることによって導光部材を移動部材に対し正規の挿入位置まで挿入することが可能となる。
前記押圧部材において、前記導光部材は、前記被覆部材と移動部材との間で挟持可能な被挟持部を少なくとも一部に有し、前記各係合部が係合した状態にある前記被覆部材と移動部材との間に前記被挟持部が挟持されることにより、前記導光部材の操作方向への移動が規制されることが好ましい。
このようにすれば、移動部材に被覆部材を被せた後に導光部材の操作方向へのガタつきを抑制することができ、これに応じて被覆部材の窓部を通して外側から視認される挿入部のガタつきを抑えることができるので、前記光源から挿入部へ導かれる光の見え方が変化するのを抑制することができる。
さらに、本発明は、基板と、この基板に設けられた光源及びスイッチと、請求項1〜6の何れか一項に記載の押圧部材と、この押圧部材を前記基板に対し特定の操作方向に移動可能に支持する支持部材とを備えた押圧操作装置であって、前記被覆部材が特定の操作方向に操作されることに応じてその操作方向に移動部材が前記スイッチを押圧操作することを特徴とする押圧操作装置を提供する。
本発明によれば、窓部を取り囲む面が移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面を含んでいるため、この窓部に対し挿入部を挿入する際、この挿入部の先端部が正規の挿入位置から横方向に位置ずれしている場合であっても誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面の範囲に収まっていれば、この内側面(誘い込み面)に沿って挿入部を窓部の深部へ導くことができる。
さらに、本発明では、誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部の先端部の側面との間の横方向のギャップが移動部材の側面と被覆部材の側板との間の横方向のギャップよりも大きく設定されているので、この移動部材の側面に対し被覆部材の側板の内側面を摺動させるようにしてこの被覆部材を移動部材に被せることにより、当該移動部材に保持されている導光部材の挿入部が必然的に窓部内に挿入されることになる。
そして、挿入部は、窓部に対し予め設定された挿入位置、つまり、窓部を取り囲む面と前記挿入部の先端部の側面との間の横方向のギャップが移動部材の側面と被覆部材の側板との間の横方向のギャップよりも小さくなる挿入位置まで挿入されることになる。したがって、従来のように誘い込み面が形成されていない場合であれば、移動部材の側面と被覆部材の側板との間のギャップだけこれら両部材が横方向に移動してしまうと、挿入部を挿入することができない範囲に、前記誘い込み面による案内によって挿入部を破損することなく導くことが可能となる。
つまり、本発明によれば、移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面によって挿入部を破損させることなく予め設定された挿入位置まで導くことができるという利点と、この挿入位置において挿入部と窓部との間の隙間を小さくすることによって被覆部材をその表面側から見たときの見栄えの良さを確保するという利点とを両立させることが可能となる。
さらに、移動部材に対し導光部材を保持させた上で、この移動部材に対し被覆部材を被せる手順を採用した場合であっても、当該被覆部材の内側で隠れて見えない挿入部と窓部との挿入作業を確実に行うことができる。
したがって、本発明によれば、予め導光部材の挿入部を窓部に挿入しておくというような作業手順の変更を行なうことなく、導光部材が保持された移動部材に対し被覆部材を被せることにより、挿入部を誘い込み面に沿って予め設定された挿入位置まで導くことが可能となるため、作業性を良好に保ちながら導光部材(挿入部)の破損を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る押圧部材の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1の押圧部材の分解斜視図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。図4は、図1のIV−IV線断面図である。
図1〜図4を参照して、本実施形態に係る押圧操作装置1は、自動車の車室内に設けられた操作パネルの一部として機能するものである。つまり、押圧操作装置1は、電子基板2と、この電子基板2上に保持されたLED(光源)3及びスイッチ(図示せず)と、このスイッチを押圧操作可能な押圧部材4と、この押圧部材4を前記電子基板2に対しこの電子基板2に直交する操作方向D1に移動可能に支持する支持部材(図示せず)とを備えている。
電子基板2は、その表面に所定の配線パターンが形成された周知のプリント基板である。
LED3は、前記電子基板2の配線パターンに電気的に接続された状態で、当該電子基板2の表面に半田付け等によって固定されている。
押圧部材4は、前記電子基板2に対し操作方向D1に移動可能に設けられた移動部材5と、この移動部材5の先端部に被せられたノブ(被覆部材)6と、前記移動部材5に保持されたレンズ(導光部材)7とを備えている。
移動部材5は、前記電子基板2に固定された図外の支持部材に対し前記操作方向D1に沿って摺動可能に支持されおり、この支持位置は、操作方向D1に押圧操作された移動部材5の下面によって電子基板2上のスイッチ(図示せず)が押下されるように、このスイッチの真上に移動部材5が配置される位置とされている。
この移動部材5は、前記操作方向D1に延びる筒状の合成樹脂部材である。つまり、移動部材5は、前記操作方向D1の直交する横方向の断面形状が略長方形に形成され、操作方向D1に貫通する保持孔8を有している。なお、操作方向D1と直交する横方向のうち長方形断面の長手方向を左右方向とし、短手方向を上下方向として以下説明する。
前記移動部材5の4つの側面(上面5a、下面5b、右面5c及び左面5d)のうち上面5a及び下面5bには、図1及び図2に示すように、それぞれ左右一対の爪部9が形成されている(下面5bについては図示省略)。これらの爪部9は、上面5a及び下面5bから外側へ突出しており、後述するノブ6と係合するようになっている。
保持孔8は、後述するレンズ7の横方向の断面形状に対応して、左右方向に広く上下方向に狭い開口形状とされ、前記LED3の上方に配置されている。また、保持孔8を取り囲む左右の内側面8a及び内側面8bには、図4に示すように、操作方向D1の所定範囲にわたり凸部10及び凸部11がそれぞれ相手の内側面8a、8bに向けて突設されている。一方、保持孔8を取り囲む上下の内側面8c及び内側面8dには、図3に示すように、それぞれ相手の内側面8c、8dに向けて突出する突起12及び突起14が形成されている。
ノブ6は、前記移動部材5の先端面を被覆可能な天板15と、前記移動部材の側面5a〜5dを取り囲むことが可能な側板16とを一体に有する有底容器状の合成樹脂部材である。
天板15は、その表面15aが操作者による操作を受ける押圧面15aとされている。一方、天板15の裏面には、電子基板2側へ立設された立設部17が設けられているとともに、この立設部17の端面17aから押圧面15aまでを操作方向D1に貫通する窓部18が設けられている。
窓部18は、後述するレンズ7の挿入部25の形状に対応して左右方向に広く上下方向に狭い開口形状とされている。また、窓部18は、前記立設部17の端面17aから反対側の押圧面15aに向けて先窄まりとなるテーパ面(誘い込み面)19と、このテーパ面19のうち最小開口端を構成する内側面から操作方向D1にストレートに延びて前記押圧面15aに連結された収容面20とを備えている。前記立設部17の端面17aは、前記移動部材5との間で後述するレンズ7の一部を挟持するようになっている。
側板16は、前記移動部材5の上面5aを覆うための被覆上面16aと、移動部材5の下面5bを覆うための被覆下面16bと、移動部材5の右面5cを覆うための被覆右面16cと、移動部材5の左面5dを覆うための被覆左面16dとを備えている。
前記被覆上面16a及び被覆下面16bには、それぞれ上下方向に貫通する左右一対の係止窓21がそれぞれ設けられている(図1及び図2参照:被覆下面16bについては図示省略)。これら係止窓21は、ノブ6を移動部材5に対し予め設定された挿入位置(図4の位置)まで挿入された状態で前記各爪部9を受け入れることが可能となる位置に設けられている。したがって、前記挿入位置となるように組み付けられたノブ6及び移動部材5は、操作方向D1に相対移動不能に連結されることになる。
そして、本実施形態では、図4に示すように、被覆上面16aと被覆下面16bとの間の内側寸法X1と上面5aと下面5bとの間の外側寸法X2との間には左右のそれぞれにギャップG1が設けられている一方、図3に示すように、被覆右面16cと被覆左面16dとの間の内側寸法Y1と右面5cと左面5dとの間の外側寸法Y2との間には上下のそれぞれにギャップG2が設けられている。
レンズ7は、前記移動部材5の先端側から保持孔8内に挿入可能となる厚み及び幅寸法に設定されたアクリル樹脂等からなる合成樹脂板である。具体的に、レンズ7は、前記移動部材に保持される保持部22と、この保持部22から左右方向に突出する一対の規制片23及び規制片24と、前記保持部22が移動部材5に保持された状態で前記天板15の窓部18に挿入される挿入部25とを一体に備え、前記LED3から照射された光を保持部22から受け入れて挿入部25まで導くことが可能とされている。
保持部22は、前記凸部10、11の間を通して保持孔8内に挿入可能な左右幅寸法に設定されている。この保持部22の左右両側面には、板ばね部26及び板ばね部27がそれぞれ設けられている。これら板ばね部26、27は、電子基板2側を支点としてその先端部が左右方向へ弾性変形することが可能とされている。したがって、保持部22を保持孔8に挿入する際には、凸部10、11の間で各板ばね部26、27が内側へ弾性変形するとともに、予め設定された挿入位置まで保持部22が挿入されると各板ばね部26、27が各凸部10、11を乗り越えて外側へ弾性復帰する。このように弾性復帰した状態においては、レンズ7を抜き出す方向に移動させても各板ばね部26、27の自由端が凸部10、11の側面10a又は11aにそれぞれ当接するため、当該レンズ7が移動部材5から抜け止めされることになる。さらに、各板ばね部26、27は、図6に示すように、保持部22が前記挿入位置まで挿入されていない状態において、この挿入位置が維持されるようにレンズ7の自重を保持することができる付勢力を有している。
また、保持部22の左右の側面及び上下の側面には、図3及び図4に示すように、それぞれ突起28、突起29、突起30及び突起31が設けられ、これら各突起28〜31は、前記凸部10、11の内側面又は突起12、14の内側面とそれぞれ当接することにより、保持孔8内のレンズ7の横方向のガタつきを抑制するようになっている。
規制片23、24は、前記保持部22が移動部材5に対し予め設定された挿入位置まで挿入されたときに、それぞれ前記凸部10、11の側面10b又は側面11bに当接することにより、移動部材5に対しレンズ7がさらに挿入されることを防止するようになっている。また、規制片23、24は、前記ノブ6が移動部材5に被せられたときに、このノブ6の端面17aと前記凸部10、11の側面10b、11bとの間で挟持されるようになっている。したがって、ノブ6が移動部材5に被せられた状態において、レンズ7は、操作方向D1の移動が規制される。
挿入部25は、その先端部の外側面が前記窓部18の収容面20に当接した状態で窓部18内に挿入されている。
そして、図4に示すように、挿入部25の先端部の左右幅寸法X3とテーパ面19のうち最大開口端を構成する左右内側面の幅寸法X4との間には左右のそれぞれにギャップG3が設けられている一方、図3に示すように、挿入部25の先端部の上下厚み寸法Y3とテーパ面19のうち最大開口端を構成する上下の内側面の間隙寸法Y4との間には上下のそれぞれにギャップG4が設けられている。
前記押圧部材4では、テーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部25の先端部の側面との間の横方向のギャップG3、G4が、移動部材5の側面5a〜5dとノブ6の側板16との間の横方向のギャップG1、G2よりも大きく設定されているため、当該押圧部材4の組み付け時に挿入部25の破損を抑制することができる。
さらに、挿入部25の先端部と窓部18の収容面20との間の横方向のギャップ(本実施形態では略0mmに設定されている)は、前記移動部材5とノブ6との間のギャップG1、G2よりも小さく設定されている。
以下、押圧部材4の組み付け方法について説明する。
押圧部材4を組み付ける際には、まず、図5に示すように、保持孔8に対し移動部材5の先端側からレンズ7の保持部22を挿入する。これにより、各板ばね部26、27の先端部が移動部材5の凸部10、11にそれぞれ摺接しながら内側へ弾性変形し、これら凸部10、11を乗り越えると、板ばね部26、27の先端部が外側へ弾性復帰する。このように板ばね部26、27が弾性復帰すると、その後、レンズ7を引き抜こうとしても各板ばね部26、27の先端部が凸部10、11の側面10a、11aに当接して、引き抜くことができなくなる。さらに保持部22を奥まで挿入すると、図5に示すように、各規制片23,24が凸部10、11の側面10b、11bに当接して、保持部22の挿入方向への移動が規制される。
次いで、移動部材5に対しこの移動部材5の先端側からノブ6を被せる作業を行なう。具体的に、この作業では、ノブ6の側板16の内側面を移動部材5の側面5a〜5dに摺動させるようにして、移動部材5の先端部にノブ6を被覆することになる。このとき、本実施形態では、テーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部25の先端部の側面との間の横方向のギャップG3、G4が、移動部材5の側面5a〜5dとノブ6の側板16との間の横方向のギャップG1、G2よりも大きく設定されているので、側板16と側面5a〜5dとを摺動させるようにノブ6を移動部材5に被せることにより、レンズ7の挿入部25がテーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面の範囲内に収まることになる。したがって、ノブ6を移動部材5に被せる動作に応じてレンズ7の挿入部25が必然的に窓部18内に導かれることになる。
そして、図4に示すように、ノブ6が移動部材5に対し予め設定された深さ位置まで挿入されると、移動部材5の各爪部9がノブ6の係止窓21に係合することにより(図1参照)、これら移動部材5とノブ6との操作方向D1への相対移動が規制される。この状態においては、ノブ6の立設部17の端面17aと移動部材5の凸部10、11の側面10b、11bとの間にレンズ7の規制片23、24が挟持されることにより、レンズ7の操作方向D1への移動も規制される。
このように前記押圧部材4では、図5に示すように、共通の組み付け対象である移動部材5に対しレンズ7及びノブ6を順次組み付けることができるとともに、これらレンズ7及びノブ6を共通の組み付け方向D2に沿って組み付けることができるので、予めレンズ7をノブ6に組み付けた上でこのノブ6を移動部材5に組み付ける場合と比較して作業性を向上することができる。
また、前記押圧部材4では、図6に示すように各板ばね部26、27の付勢力によってレンズ7の挿入位置を維持することができるとともに、この状態からノブ6を移動部材5に被覆する操作に応じて当該ノブ6の端面(押圧部)17aにより規制片23、24を移動部材5側へ押し込むことができるので、レンズ7の挿入位置が不完全である場合であってもレンズ7の脱落を防止しながらノブ6を被覆することにより当該レンズ7を移動部材5の正規の位置に挿入することができる。
以上説明したように、前記実施形態によれば、窓部18を取り囲む面が移動部材5に向かうに従い広がるテーパ面19を含んでいるため、この窓部18に対し挿入部25を挿入する際、この挿入部25の先端部が正規の挿入位置から横方向に位置ずれしている場合であってもテーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面の範囲に収まっていれば、この内側面に沿って挿入部25を窓部18の深部へ導くことができる。
さらに、本発明では、テーパ面19のうち最大開口端を構成する内側面と挿入部25の先端部の側面との間の横方向のギャップG3、G4が移動部材5の側面5a〜5dとノブ6の側板16との間の横方向のギャップG1、G2よりも大きく設定されているので、この移動部材5の側面5a〜5dに対しノブ6の側板16の内側面を摺動させるようにしてこのノブ6を移動部材5に被せることにより、当該移動部材5に保持されているレンズ7の挿入部25が必然的に窓部18内に挿入されることになる。
そして、挿入部25は、窓部18に対し予め設定された挿入位置、つまり、窓部18の収容面20と挿入部25の側面との間の横方向のギャップが移動部材5の側面5a〜5dとノブ6の側板16との間の横方向のギャップG1、G2よりも小さくなる挿入位置まで挿入されることになる。したがって、従来のようにテーパ面19が形成されていない場合であれば、移動部材5の側面5a〜5dとノブ6の側板16との間のギャップG1、G2だけこれら移動部材5とノブ6とが横方向に移動してしまうと、挿入部25を挿入することができない範囲に、テーパ面19による案内によって挿入部25を破損することなく導くことが可能となる。
つまり、前記実施形態によれば、移動部材5に向かうに従い広がるテーパ面19によって挿入部25を破損させることなく予め設定された挿入位置まで導くことができるという利点と、この挿入位置において挿入部25と窓部18との間の隙間を小さくすることによってノブ6をその表面から見たときの見栄えの良さを確保するという利点とを両立させることが可能となる。
さらに、移動部材5に対しレンズ7を保持させた上で、この移動部材5に対しノブ6を被せる手順を採用した場合であっても、当該ノブ6の内側で隠れて見えない挿入部25と窓部18との挿入作業を確実に行うことができる。
したがって、前記実施形態によれば、予めレンズ7の挿入部25を窓部18に挿入しておくというような作業手順の変更を行なうことなく、レンズ7が保持された移動部材5に対しノブ6を被せることにより、挿入部25をテーパ面19に沿って窓部18内に導くことが可能となるため、作業性を良好に保ちながらレンズ7(挿入部25)の破損を抑制することができる。
具体的に前記実施形態では、テーパ面19のうち最小開口端を構成する内側面から操作方向D1にストレートに延びて天板15の押圧面15aに連結された収容面20を有し、挿入部25は、窓部18に対し予め設定された挿入位置まで挿入された状態において、その先端部が収容面20の内側に収容される長さに形成されている。このように構成することにより、挿入部25の先端部と窓部18の内側面との間の隙間寸法を、この挿入部25の先端部とストレートに形成された収容面20との間の隙間寸法とすることができるので、当該隙間寸法の管理を確実に行うことができる。
前記実施形態では、移動部材5の保持孔8に対し組み付け方向D2にレンズ7を挿入するとともに、ノブ6を移動部材5に対し組み付け方向D2に被せることにより押圧部材4を組み立てることができるので、移動部材5に対するレンズ7及びノブ6の組み付け方向をD2に統一することができ、作業性をより向上させることができる。
前記実施形態のように、保持孔8に対する保持部22の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、規制片23、24と凸部10、11の側面10b、11bとが当接することにより、移動部材5に対する保持部22の挿入方向への移動が規制される構成とすることにより、移動部材5にレンズ7を組み付ける際に、保持孔8に対する保持部22の挿入位置を特定の位置に制限することができるので、この挿入位置がレンズ7の挿入作業の完了位置である旨を作業者に知らしめることができ、作業者が挿入位置を危惧しながらレンズ7の挿入作業を行なう場合と異なり前記挿入位置まで一律に挿入作業を行なえばよい分、作業性を向上させることができる。
さらに、移動部材5とノブ6とを組み付けた後においてノブ6が押圧操作される際に、窓部18を通してレンズ7(挿入部25)が押圧されてしまった場合でも、当該レンズ7が移動部材5の奥へ移動してしまうことを防止することができる。
前記実施形態のように、保持孔8に対する保持部22の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、各板ばね部26、27と凸部10、11の側面10a、11aが当接することにより、移動部材5に対する保持部22の抜け方向の移動が規制されるようにした構成によれば、移動部材5にレンズ7を組み付けた後、ノブ6を被せる前に、レンズ7の自重が当該レンズ7を移動部材5から引き抜く方向に付与する場合であっても、移動部材5からレンズ7が脱落するのを防止することができる。
さらに、前記板ばね部26、27は、図6に示すように、弾性変形して保持孔8の内側面に圧接することにより、移動部材5に対する保持部22の挿入位置を維持することが可能な付勢力を有しているとともに、前記ノブ6は、移動部材5に被せられることに応じて、板ばね部26、27の付勢力により挿入位置が維持された保持部22を保持孔8内に押圧するように構成されているので、移動部材5に対するレンズ7の挿入深さが不完全である場合でも、その後にノブ6を移動部材5に被せることにより、このノブ6の端面17aによって保持部22を保持孔8内に挿入することができる。したがって、移動部材5に対してレンズ7が不完全に挿入された後、この移動部材5にノブ6を被せる前の段階において、レンズ7の自重が当該レンズ7を移動部材5から引き抜く方向に付加される場合であっても、レンズ7が脱落するのを防止しながら別途このレンズ7を挿入する操作を行なうことなくノブ6を被せることによってレンズ7を移動部材5に対し正規の挿入位置まで挿入することができる。
前記実施形態のように、各規制片23、24が凸部10、11の側面10b、11bとノブ6の端面17aとの間で挟持されることにより、レンズ7の操作方向D1の移動が規制される構成とすれば、移動部材5にノブ6を被せた後にレンズ7の操作方向D1へのガタつきを抑制することができるので、LED3から挿入部25へ導かれる光の見え方が変化するのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る押圧部材の全体構成を示す斜視図である。 図1の押圧部材の分解斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図4の一部を分解して示す断面図である。 図1の押圧部材の組み付け途中の段階を示す断面図である。 従来の技術を示す側面断面図である。
符号の説明
D1 操作方向
D2 組み付け方向
G1〜G4 ギャップ
1 押圧操作装置
2 電子基板
3 LED
4 押圧部材
5 移動部材
5a〜5d 側面
6 ノブ
7 レンズ(導光部材)
8 保持孔
9 爪部(係合手段)
10、11 凸部(係合手段、挿入規制手段、抜け止め手段)
16 側板
18 窓部
19 テーパ面(誘い込み面)
21 係止窓(係合手段)
22 保持部
23、24 規制片(挿入規制手段)
25 挿入部
26、27 板ばね部

Claims (9)

  1. 光源を保持する基板に対し特定の操作方向に移動可能に設けられるとともに、この移動に応じて前記基板に保持されたスイッチを押圧操作可能な移動部材と、
    この移動部材の前記操作方向の先端面を覆うように配置されるとともに前記操作方向に貫通する窓部を有する天板と、前記操作方向と直交する横方向における前記移動部材の側面を取り囲むことが可能な側板とを有する被覆部材と、
    前記移動部材に保持される保持部と、この保持部が保持された状態で前記天板の窓部に挿入される挿入部とを有し、前記光源から照射された光を前記保持部から受け入れて前記挿入部まで導くことが可能な導光部材とを備え、
    前記窓部を取り囲む面は、前記操作方向で前記移動部材に向かうに従い広がる誘い込み面を含み、この誘い込み面のうち最大開口端を構成する内側面と前記挿入部の先端部の側面との間の前記横方向のギャップが、前記移動部材の側面と被覆部材の側板との間の前記横方向のギャップよりも大きく設定され、かつ、前記挿入部が前記窓部に対し予め設定された挿入位置まで挿入された状態において前記窓部を取り囲む面と前記挿入部の先端部の側面との間の前記横方向のギャップが、前記移動部材の側面と被覆部材の側板との間の前記横方向のギャップよりも小さく設定されていることを特徴とする押圧部材。
  2. 前記窓部は、前記誘い込み面に加え、この誘い込み面のうち最小開口端を構成する内側面から前記操作方向にストレートに延びて前記天板の表面に連結された収容面を有し、前記挿入部は、前記窓部に対し予め設定された挿入位置まで挿入された状態において、その先端部が前記収容面の内側に収容される長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押圧部材。
  3. 前記移動部材には前記操作方向に貫通する保持孔が形成されているとともに、前記保持部は前記保持孔に対し前記移動部材の先端側から挿入されることにより当該移動部材に保持されるように構成され、前記被覆部材及び移動部材は互いに係合する係合部をそれぞれ有し、これら係合部は、前記被覆部材が移動部材に対しこの移動部材の先端側から被せられた状態で当該被覆部材及び移動部材の引き離す方向への相対移動を阻止するように互いに係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の押圧部材。
  4. 前記保持孔に対する保持部の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、前記移動部材に対する保持部の挿入方向への移動を規制することが可能な挿入規制手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の押圧部材。
  5. 前記保持孔に対する保持部の挿入位置が特定の挿入位置まで到達した状態において、前記移動部材に対し保持部がその挿入方向と反対側の方向へ移動するのを規制することが可能な抜け止め手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載の押圧部材。
  6. 前記抜け止め手段は、前記導光部材に設けられ前記保持孔に挿入されることに応じて内側へ弾性変形するとともに前記保持部が前記特定の挿入位置に到達した状態で外側へ弾性復帰する板ばね部と、前記移動部材に設けられ弾性復帰した前記板ばね部の先端部と当接することにより当該移動部材に対して保持部が抜ける方向へ移動するのを規制する規制面とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の押圧部材。
  7. 前記板ばね部は、弾性変形して前記保持孔の内側面に圧接することにより、前記移動部材に対する保持部の挿入位置を維持することが可能な付勢力に設定されているとともに、前記被覆部材は、前記移動部材に被せられることに応じて、前記板ばね部の付勢力により挿入位置が維持された前記保持部を前記保持孔内に押圧する押圧部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の押圧部材。
  8. 前記導光部材は、前記被覆部材と移動部材との間で挟持可能な被挟持部を少なくとも一部に有し、前記各係合部が係合した状態にある前記被覆部材と移動部材との間に前記被挟持部が挟持されることにより、前記導光部材の操作方向への移動が規制されることを特徴とする請求項3〜7の何れか1項に記載の押圧部材。
  9. 基板と、この基板に設けられた光源及びスイッチと、請求項1〜6の何れか一項に記載の押圧部材と、この押圧部材を前記基板に対し特定の操作方向に移動可能に支持する支持部材とを備えた押圧操作装置であって、
    前記被覆部材が特定の操作方向に操作されることに応じてその操作方向に移動部材が前記スイッチを押圧操作することを特徴とする押圧操作装置。
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