JP2008130154A - 光情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー層側からレーザ光を照射して記録及び/又は再生する光情報記録媒体において、描画領域を内周側に拡大するとともに、カバー層及び基板の光入射面側の傷付きを防止することが可能な光情報記録媒体を提供。
【解決手段】中心に孔11aを有する基板11の上面には情報記録領域Aより内周寄りの基板の内周縁のクランピングエリアBの縁部近傍に凸部11bを有するとともに、情報記録領域にはプリグルーブ11Ccが形成されている。そして、基板11上には、反射層12、記録層13及びカバー層14をこの順に有し、カバー層14の前記情報記録領域より外周寄りの外周部Cにカバー層の外周縁の近傍に設けられた盛り上り14bを有する。クランピングエリアBの凸部11bは基板の成型と同時に設けられたものである。このため光入射面の傷つきを防止し、レーベル面の描画性を低下させることなく描画領域の広い光情報記録媒体を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク状の光情報記録媒体であって、該光情報記録媒体のレーベル面(光入射面とは反対側の面)側にスクリーン印刷やインクジェットプリンタ等により印字や描画することができる光情報記録媒体に関し、より具体的にはレーザ光照射により情報を記録することができる情報記録領域よりも前記印刷や印字や描画することができる領域を内周側に拡大したタイプの光情報記録媒体に関する。
追記型CD(所謂CD−R)等の従来からのディスク状の光情報記録媒体においては、プリグルーブ等が設けられた光透過性基板の一方の面上に記録層及び反射層を形成した構造を有し、前記基板の他方の面側から通常780nm付近の波長のレーザ光が照射されて前記記録層にデータ記録及び/または前記記録層から再生されるように構成されている。上記光情報記録媒体のレーザ光が照射される面とは反対側の面は、通常レーベル面として利用されており、その表面に文字、記号、図形、模様またはこれらの組合せ等が印刷等により表示される。
また、追記型デジタル・ヴァーサタイル・ディスク(所謂DVD−R)と称され上記CD−Rの半分以下のピッチでプリグルーブが設けられた光透過性基板の一方の面上に上記と同様に記録層及び反射層を形成した構造を有し、前記基板の他方の面側から通常630nm〜680nm付近の波長のレーザ光が照射されて前記記録層にデータ記録及び/または前記記録層から再生されるように構成された光情報記録媒体も提案されている。
上記のCD−RやDVD−R等の光情報記録媒体においては、前記光透過性基板の射出成型する際に、予め、傷付き防止のための凸部を同時に設けている。これにより、光情報記録媒体を積層した際に、摺擦による光入射面の傷付きを防止している。
これに対し、最近では、地上波デジタルハイビジョンTVが急速に普及しており、上記DVD−Rよりも更に短波長の青紫色のレーザ光で高密度の記録を行うことができるディスク状の光情報記録媒体の開発が進められている。
具体的には、追記型ブルーレイ・ディスク(所謂BD−R)等と称され、プリグルーブが設けられた基板上に記録層及びカバー層をこの順に形成した構造を有し、前記カバー層を有する面側から通常400nm〜500nm付近の波長の青紫色のレーザ光が照射されて前記記録層にデータ記録/及びまたは前記記録層から再生されるように構成された光情報記録媒体が提案されている。
また、上記のBD−R等の光情報記録媒体において、上記光入射面の傷付きを防止する目的で、図3に示されるように、特許文献1には、基板101の記録層103を形成する面側の内周部Bに予め設ける突起部101bの高さt1がスピンコート法により形成されるカバー層104の膜厚t2以上であることが提案されている。
また、図4に示されるように、特許文献2には、基板201上に記録層203とカバー層204とをこの順に有する光情報記録媒体において、前記カバー層204を形成する際に、予め、カバー層204の内周及び/又は外周部に傷付き防止のための凸部204a,204bを同時に設け、これにより、光情報記録媒体を積層した際に、摺擦による光入射面の傷付きを防止することが提案されている。尚、上記の図はそれぞれ光情報記録媒体の中心から右側半分の領域を示し、左側半分の領域を省略したものである。
特開2001−167472号公報 特開2005−174408号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の前者の背景技術の光情報記録媒体においては、カバー層104形成後の積載時に該光情報記録媒体の撓みが生じた際に光入射面が擦れて傷付きが生じやすかった。また、上記特許文献2に記載の後者の背景技術の光情報記録媒体においては、カバー層204形成前の積層時に光入射面側が擦れて傷付きが生じやすかった。
本発明は、前記の如き問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、カバー層側からレーザ光を照射して記録及び/又は再生する光情報記録媒体において、前記カバー層及び前記基板の光入射面側の傷付きを防止することが可能な光情報記録媒体を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の光情報記録媒体は、(1)中心に孔を有する基板上に、記録層と、カバー層と、をこの順に有し、該カバー層側からレーザ光が照射されることで記録及び/又は再生を行うが行われる光情報記録媒体において、前記基板の前記記録層が設けられる側の面に、プリグルーブを備えた情報記録領域と、該情報記録領域前記基板の上面の情報記録領域より内周寄りの前記基板の内周縁の近傍にクランピングエリアに該基板の成型と同時に設けられた凸部と、を有し、さらに前記カバー層の情報記録領域より外周寄りの前記カバー層の外周縁の近傍に該カバー層の部に設けられた盛り上がりとを有するものである。(・・・以下、本発明の第1の課題解決手段と称する。)
また、上記光情報記録媒体の主要な形態の一つは、(2)前記情報記録領域のカバー層表面からの前記基板の内周縁の近傍のクランピングエリアの凸部の突出寸法h1を前記カバー層の外周縁の近傍部の前記盛り上がりの突出寸法h2より大きくしたものである。(・・・以下、本発明の第2の課題解決手段と称する。)
また、上記光情報記録媒体の他の主要な形態の一つは、(3)前記カバー層の外周縁の近傍の前記部の盛り上がりは前記カバー層と一体に形成されているのスピンコート法による形成時に設けられたものである。(・・・以下、本発明の第3の課題解決手段と称する。)
また、上記光情報記録媒体の他の形態の一つは、(4)前記基板の前記記録層が設けられる側の面とは反対の面側カバー層とは反対の面側にインク受理層を有するものである。(・・・以下、本発明の第4の課題解決手段と称する。)
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、前記基板の前記記録層が設けられる側の面に、プリグルーブを備えた情報記録領域と、該前記基板の上面の情報記録領域より内周寄りの前記基板の内周縁の近傍クランピングエリアに該基板の成型と同時に設けられた凸部と、を有し、さらに前記カバー層の情報記録領域より外周寄りの前記カバー層の外周縁の近傍に該カバー層の部に設けられた盛り上がりとを有するので、情報記録領域のカバー層の表面からの前記クランピングエリア内基板の内周縁の近傍の凸部の突出寸法を低く抑えつつ積載時の傷つきを防止できる。
また、上記第2の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、前記情報記録領域のカバー層表面からの前記基板の内周縁の近傍クランピングエリアの凸部の突出寸法h1(例:120μm)を前記カバー層の外周縁の近傍の前記部の盛り上がりの突出寸法h2(例:50μm)より大きくしたので、基板もしくは光情報記録媒体が積載された状態から個別に取り出す際に、下側の基板もしくは光情報記録媒体との間に減圧された気室が設けられて剥離ミスが生じるのを防止することができる。
また、上記第3の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、前記カバー層の外周縁の近傍の前記部の盛り上がりは前記該カバー層と一体に形成されているのスピンコート法による形成時に設けられたので、カバー層形成前には情報記録領域の表面からのクランピングエリア内前記基板の内周縁の近傍の凸部の突出寸法が大きく、このため基板積載時の傷つきをより効果的に防止することができる。
また、上記第4の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、前記基板の前記記録層が設けられる側の面カバー層とは反対の面側側にインク受理層を有するので、インクジェットプリンタ等を用いてレーベル面の全域に亘って描画することができる。
本発明の光情報記録媒体によれば、光入射面の傷つきを防止し、レーベル面の描画性を低下させることなく描画領域の広い光情報記録媒体を提供することができる。本発明の前記目的とそれ以外の目的、構成特徴、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなろう。
以下、本発明の光情報記録媒体の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は第1の実施形態の光情報記録媒体10の内部構造の概要を示す部分拡大断面図である。尚、上記図1は光情報記録媒体10の中心から右側半分の領域を示し、左側半分の領域を省略したものである。
図1に示すように、中心に孔11aを有する基板11上に記録層13とカバー層14とをこの順に有し、該カバー層14側からレーザ光が照射されることで記録及び/又は再生が行われるを行うディスク状の光情報記録媒体10である。
具体的には、中心に孔11aを有する円板状の基板11の上面には、プリグルーブ11cが形成された情報記録領域Aと、該情報記録領域Aより内周寄りの前記基板11の内周縁の近傍にクランピングエリアBの縁部近傍に凸部11bと、を有する。とともに、情報記録領域にはプリグルーブ11Cが形成されている。そして、該基板11上には、反射層12、記録層13及びカバー層14をこの順に有し、該カバー層14の前記情報記録領域より外周寄りの前記カバー層14の外周縁の近傍に該カバー層の部Cに設けられた盛り上り14bを有する。前記クランピングエリアB基板の内周縁の近傍の凸部11bは前記基板11の成型と同時に設けられたものである。
ここで、上記情報記録領域Aとは、前記基板11の上面にトラッキングガイド用のプリグルーブプリグルーブ11cが設けられた範囲内であって通常直径46mm〜直径117mmの範囲に設けられている。また、上記情報記録領域Aより内周寄りには、通常、記録及び/又は再生時に該情報記録媒体を安定して保持するための平坦な領域である所謂クランピングエリアBが設けられる。該クランピングエリアBとは、前記情報記録領域よりも内周寄りの領域を指し、通常、直径23mm〜直径33中心孔から直径44mm未満の範囲内とされる。本実施形態における基板11の内周縁の近傍とは、前記クランピングエリアよりさらに内周寄りの領域を指す。また、上記情報記録領域Aより外周寄り外周部Cとは、上記情報記録領域Aより外周寄りを指し、通常直径117mmからディスク最外周縁部(通常直径120mm)までの領域とされる。
また、本実施形態においては、前記情報記録領域Aのカバー層14の表面14aからの前記基板11の内周縁の近傍クランピングエリアBの凸部11bの突出寸法h1(例:120μm)を前記カバー層14の外周縁の近傍の前記部Cの盛り上がり14bの突出寸法h2(例:50μm)より大きくしてある。
また、本実施形態においては、前記カバー層14の外周縁の近傍の前記部Cの盛り上がり14bは該前記カバー層14のスピンコート法による形成時に一体に形成設けらされたものである。
次に、上記基板11の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記基板11としては、従来の光情報記録媒体の基板材料として用いられている各種の材料を任意に選択して使用することができる。具体的には、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリエステル樹脂、アルミニウム等の金属、ガラス等を挙げることができ、必要によりこれらを併用してもよい。上記材料の中では、成型性、耐湿性、寸法安定性及び低価格等の点から熱可塑性樹脂が好ましく、ポリカーボネートが特に好ましい。
これらの樹脂を用いた場合には、射出成型法を用いて基板11を作成することができる。また、上記基板11の厚さは0.9〜1.6mmの範囲とすることが好ましい。
上記基板11には、記録層13が設けられる側の面に、トラッキングガイド用の凹凸(所謂プリグルーブ11c11c)が形成されている。また、上記プリグルーブプリグルーブ11cのピッチは、通常500nm以下であることが好ましい。
次に、上記記録層13の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記記録層13としては、色素を記録物質として含有する色素型とすることが好ましいが、これに限定するものではなく、無機追記型(ライトワンス型)等とすることもできる。中でも、レーザ光照射によりピットが形成されデータが記録される色素型の記録層であることが好ましい。上記色素としては、フタロシアニン色素、シアニン色素、アゾ系色素等が好ましい。上記記録層13には、上記レーザ光の照射により音楽や画像、コンピュータプログラム等のデータ情報を記録及び/又は再生することができる。また、上記記録層13は、上記色素を結合剤等と共に適当な溶剤に溶解して塗布液を調整し、次いで、この塗布液を、基板11上のに直接または後述する光反射層12上に他の層を介してスピンコート法やスクリーン印刷法等により塗布して塗膜を形成した後、乾燥することにより形成される。尚、前記他の層としては後述する光反射層12等がある。
次に、上記カバー層14の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記カバー層14としては、透明な紫外線硬化性樹脂を適当な溶剤に溶解して塗布液を調整し、次いで、この塗布液を上記情報記録領域Aより内周寄りのクランピングエリアBから該情報記録領域Aより外周寄りの領域外周部Cに亘って前記記録層13上を覆うようにスピンコート法やスクリーン印刷法等により塗布して塗膜を形成した後、乾燥し、紫外線を照射することにより形成される。上記カバー層14の厚みは通常400nm〜500nm付近の波長の青紫色のレーザ光が照射されて前記記録層にデータ記録/及びまたは前記記録層から再生されるように構成されるために、通常0.1mmであることが好ましい。
尚、上記記録層13と上記カバー層14の間に、記録特性等の調整や接着性向上あるいは記録層の保護等を目的とした層を形成しても良い。この場合には、それらの層と記録層13及びカバー層14を合わせた厚さが0.1mm程度であることが好ましい。
次に、上記基板11の内周縁の近傍の凸部11bの好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記凸部11bとしては、上記基板11の上記記録層13がプリグルーブ11cが形成される面側の前記情報記録領域A及び前記クランピングエリアBよりの内周寄りの前記基板11の内周縁の部近傍に前記基板11の成型と同時に形成されるのが好ましい。前記情報記録領域Aの前記基板11表面からの該凸部11bの突出寸法は220μm以下が好ましく、上記情報記録領域Aのカバー層14の表面14aからの該凸部11bの突出寸法h1は120μm以下が好ましい。
次に、上記カバー層14の外周縁の近傍の該カバー層部Cの盛り上がり14bの好ましい実施形態は次のとおりである。すなわち、上記盛り上がり14bとしては、上記情報記録領域Aより外周寄りの領域Cの前記外周部Cに設けられたカバー層14の外周縁の近傍に設けられることが好ましく、前記該カバー層14のスピンコート法による形成時に一体に塗布と同時に形成されることが好ましい。上記情報記録領域Aのカバー層14の表面14aからの該前記盛り上がり14bの突出寸法は50μm以内であることが好ましい。
尚、前記後者の背景技術に記載の光情報記録媒体においては、カバー層204の内周と外周とに同じ厚みの凸部が設けられているので、互いに重なる媒体の間に、上側に位置する媒体の基板の下面と、下側に位置する媒体の前記情報記録領域Aのカバー層204の表面と前記カバー層204の内周側の凸部204aと前記外周側の凸部204bとで囲まれる空間が生じる。このため、複数の媒体が積載された状態から最上部の媒体を引き剥がそうとすると、下側の光情報記録媒体との間に減圧された気室が生じることになり、剥離ミスにより傷付きや落下等が生じやすかった。これに対し、本実施形態においては、上記のように情報記録領域Aのカバー層14の表面14aからの前記基板11の内周縁の近傍クランピングエリアBの凸部11bの突出寸法h1を前記カバー層14の外周縁の近傍の前記部Cの盛り上がり14bの前記情報記録領域Aのカバー層14の表面14aからの突出寸法h2より大きくしてある。このため、前記情報記録媒体に多少の撓みが生じた場合であっても上下の媒体にも同様の撓みを有するために、上側の媒体の基板の下面と下側の媒体のカバー層の外周縁の近傍部の盛り上がりとの接触が抑制され、前記背景技術のような閉じた空間が生じるのが防止されるので、剥離ミスが生じるのを防止することができる。
次に、上記光反射層12の好ましい実施形態は次のとおりである。上記光反射層12はデータの記録および/または再生用のレーザ光を反射させるものであり、本発明においては、レーザ光に対する反射率を高めたり、記録再生特性を改良する機能を付与するために、基板11と記録層13との間に、必要により設けることが好ましい。上記光反射層12としては、Au,Al,Ag,CuあるいはPd等の金属膜、これらの金属の合金膜あるいはこれらの金属に微量成分が添加された合金膜等が好ましく、スパッタリングや真空蒸着等の手段により前記基板11のプリグルーブ11cが形成された面上に形成される。
次に、本発明の光情報記録媒体の第2の実施形態について、図2を参照して説明する。図2は第2の実施形態の光情報記録媒体20の内部構造の概要を示す部分拡大断面図である。尚、上記図2は光情報記録媒体20の中心から右側半分の領域を示し、左側半分の領域を省略したものである。
図2に示すように、中心に孔21aを有する基板21上に、記録層23と、カバー層24と、をこの順に有し、該カバー層24側からレーザ光が照射されることで記録及び/又は再生が行われるを行うディスク状の光情報記録媒体20である。
具体的には、中心に孔21aを有する円板状の基板21の前記記録層23が設けられる側の面に、プリグルーブ21cを備えた情報記録領域Aと、該上面には情報記録領域Aより内周寄りの前記基板21の内周縁のクランピングエリアBの縁部近傍に凸部21bを有するとともに、情報記録領域にはプリグルーブ21Cが形成されている。そして、該基板21上には、反射層22、記録層23及びカバー層24をこの順に有し、該カバー層24の前記情報記録領域Aより外周寄りの前記カバー層24の外周縁の近傍に該カバー層24の部Cに設けられた盛り上り24bを有する。前記基板21の内周縁の近傍クランピングエリアBの凸部21bは前記基板21の成型と同時に設けられたものである。
また、本実施形態においては、前記情報記録領域Aのカバー層24の表面24aからの前記基板の内周縁の近傍のクランピングエリアBの凸部21bの突出寸法h1(例:120μm)を前記カバー層24の外周縁の近傍の該カバー層24部Cの盛り上がり24bの突出寸法h2(例:50μm)より大きくしてある。
また、本実施形態においては、前記カバー層24の外周縁の近傍の前記部Cの盛り上がり24bは前記該カバー層24のスピンコート法による形成時に設けられた一体に形成されたものである。
本実施形態の光情報記録媒体20は、前記基板21の前記記録層23が設けられる側の面とは反対の面側カバー層24とは反対の面側にインク受理層26を有する点で先の第1の実施形態とは異なる。具体的には本実施形態の光情報記録媒体20は、前記基板21の前記記録層23が設けられる側の面カバー層24とは反対の面側に下地層25を介してインク受理層26を有するものである。
次に、上記下地層25の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記下地層25としては、紫外線硬化性樹脂と顔料とを主成分とするものが好ましく、例えば、紫外線硬化性樹脂と顔料とを含有する紫外線硬化型インクをスクリーン印刷法やスピンコート法等の手段により前記基板21の前記記録層23が設けられる側の面カバー層24とは反対の面側に印刷し、その印刷膜を紫外線硬化させて形成することができる。この下地層25は、上記基板21及び後述するインク受理層26が透明である場合に、前記反射層22の金属光沢面が露出してしまうのを防止するために設けることが好ましい。
次に、上記インク受理層26の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記インク受理層26としては、紫外線硬化性樹脂を主成分とするものが好ましく、例えば前記紫外線硬化性樹脂と、そのほかのバインダー成分と、粘度調整剤と、顔料及びその他の成分とを混合して得られる紫外線硬化型インクをスクリーン印刷法やスピンコート法等の手段により印刷し、ついで紫外線を照射することにより硬化させて、前記基板21上に直接もしくは前述の下地層25を介して形成される。
前記顔料としては、有機、無機の着色用顔料や、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、クレイ等の無機フィラー、あるいはアクリルビーズ、ナイロンビーズ、ゴム微粒子等の有機フィラー等が挙げられ、これらを単独種もしくは任意の複数種を併用してもよい。
本発明の光情報記録媒体の第1の実施形態の内部構造の概要を示す部分拡大断面図である。 本発明の光情報記録媒体の第2の実施形態の内部構造の概要を示す部分拡大断面図である。 背景技術を示す部分拡大断面図である。 背景技術を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
10:光情報記録媒体
11:基板
11a:中心孔
11b:凸部
11c:プリグルーブ
12:反射層
13:記録層
14:カバー層
14a:カバー層の表面
14b:盛り上がり
20:光情報記録媒体
21:基板
21a:中心孔
21b:凸部
21c:プリグルーブ
22:反射層
23:記録層
24:カバー層
24a:カバー層の表面
24b:盛り上がり
25:下地層
26:インク受理層
A:情報記録領域
B:クランピングエリア
C:外周領域部
h1:突出寸法
h2:突出寸法

Claims (4)

  1. 中心に孔を有する基板上に、記録層と、カバー層と、をこの順に有し、該カバー層側からレーザ光が照射されることで記録及び/又は再生が行われるを行う光情報記録媒体において、
    前記基板の前記記録層が設けられる側の面に、プリグルーブを備えた情報記録領域と、該情報記録領域前記基板の上面の情報記録領域より内周寄りの前記基板の内のクランピングエリアに該周縁の近傍に該基板の成型と同時に設けられた凸部と、を有し、さらに前記カバー層の情報記録領域より外周寄り寄りの前記カバー層の外周縁の近傍に該カバー層の部に設けられた盛り上がりとを有することを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記情報記録領域のカバー層表面からの前記クランピングエリア基板の内周縁の近傍の凸部の突出寸法h1を前記カバー層の外周縁の近傍部の前記盛り上がりの突出寸法h2より大きくしたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  3. 前記カバー層の外周縁の近傍部の前記盛り上がりは該前記カバー層のスピンコート法による形成時に設けられると一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  4. 前記基板の前記カバー層記録層が設けられる側の面とは反対の面側の面側にインク受理層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光情報記録媒体。
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