JP2008129740A - 物品貸出返却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 物品貸出返却時の搬送装置の動作時間が短い物品貸出返却装置を提供する。
【解決手段】 物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品貸出返却時に、制御装置は、搬送装置の動作時間が短くなるように物品の搬入搬出が可能な収納部を選択して、搬送装置に搬入搬出動作を行わせる。
【選択図】 図3
【解決手段】 物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品貸出返却時に、制御装置は、搬送装置の動作時間が短くなるように物品の搬入搬出が可能な収納部を選択して、搬送装置に搬入搬出動作を行わせる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、物品貸出返却装置に関するものである。
物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、制御装置は空の収納部を物品挿入口に近いものから順に優先順位を付けて記憶し、物品返却時に最も優先順位の高い収納部に返却された物品を搬入させることを特徴とする物品貸出返却装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1の物品貸出返却装置によれば、物品返却時間が短縮される。
特開平1−206494号公報
特許文献1の物品貸出返却装置によれば、物品返却時間が短縮される。
特許文献1には、貸出頻度の高い物品が物品挿入口の近傍に収納されることになるので、結果的に物品貸出時間も短縮されると記載されている。しかし、特許文献1には、貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮する手立てについては、全く記載されていない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮できる物品貸出返却装置を提供することを目的とする。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮できる物品貸出返却装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品貸出返却時に、制御装置は、搬送装置の動作時間が短くなるように物品の搬入搬出が可能な収納部を選択して、搬送装置に搬入搬出動作を行わせることを特徴とする物品貸出返却装置を提供する。
本発明に係る物品貸出返却装置においては、搬送装置の動作時間が短くなるように選択された物品の搬入搬出が可能な収納部と物品挿入口との間を搬送装置が往復して物品の搬入搬出を行うので、搬送装置の動作は短時間で終了する。本発明に係る物品貸出返却装置によれば、物品返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮できる。
本発明に係る物品貸出返却装置においては、搬送装置の動作時間が短くなるように選択された物品の搬入搬出が可能な収納部と物品挿入口との間を搬送装置が往復して物品の搬入搬出を行うので、搬送装置の動作は短時間で終了する。本発明に係る物品貸出返却装置によれば、物品返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮できる。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を記憶しており、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品挿入口に対する各収納部の座標を記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する。
物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択すれば、搬送装置の動作時間を最も短くすることができる。各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させ、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良く、或いは、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを制御装置に記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良く、或いは物品挿入口に対する各収納部の座標を制御装置に記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良い。
搬送装置を初期動作させる際に、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを制御装置に認識させて記憶させ、或いは物品挿入口に対する各収納部の座標を制御装置に認識させて記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良い。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品挿入口に対する各収納部の座標を記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する。
物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択すれば、搬送装置の動作時間を最も短くすることができる。各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させ、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良く、或いは、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを制御装置に記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良く、或いは物品挿入口に対する各収納部の座標を制御装置に記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良い。
搬送装置を初期動作させる際に、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを制御装置に認識させて記憶させ、或いは物品挿入口に対する各収納部の座標を制御装置に認識させて記憶させ、当該座標に基づいて、物品挿入口と各収納部との間の距離を計算させ、当該計算結果に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択させても良い。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、複数の収納部から成る複数の収納部群の物品挿入口に対する近さの順位を記憶しており、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な収納部を含む物品挿入口から最も近い収納部群を選択し、当該収納群の中から物品の搬入搬出が可能な収納部を選択する。
各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させるのに代えて、複数の収納部から成る複数の収納部群の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させ、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な収納部を含む物品挿入口から最も近い収納部群を選択させても良い。当該収納群の中に含まれる物品の搬入搬出が可能な収納部が単一の場合は、当該収納部を選択すれば良く、当該収納群の中に含まれる物品の搬入搬出が可能な収納部が複数の場合は、何れかの収納部を選択すれば良い。
各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させるのに代えて、複数の収納部から成る複数の収納部群の物品挿入口に対する近さの順位を制御装置に記憶させ、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な収納部を含む物品挿入口から最も近い収納部群を選択させても良い。当該収納群の中に含まれる物品の搬入搬出が可能な収納部が単一の場合は、当該収納部を選択すれば良く、当該収納群の中に含まれる物品の搬入搬出が可能な収納部が複数の場合は、何れかの収納部を選択すれば良い。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、一度に貸出返却される物品の数に応じて選択する物品の搬入搬出が可能な収納部を変更する。
物品挿入口を介して一個づつ物品の貸出返却が行われるので、一度に貸出返却される物品が複数の場合は、各物品の貸出返却時に、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択して、ユーザーの待ち時間が過大にならないようにするのが望ましい。一方、一度に貸出返却される物品が単数の場合は、ユーザーの待ち時間が過大になるおそれはないので、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する必要はなく、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から遠い収納部を選択しても良い。
物品挿入口を介して一個づつ物品の貸出返却が行われるので、一度に貸出返却される物品が複数の場合は、各物品の貸出返却時に、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択して、ユーザーの待ち時間が過大にならないようにするのが望ましい。一方、一度に貸出返却される物品が単数の場合は、ユーザーの待ち時間が過大になるおそれはないので、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択する必要はなく、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から遠い収納部を選択しても良い。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品の返却時には、当該物品の貸出頻度に応じて、選択する物品の搬入が可能な収納部を変更する。
貸出頻度の高い物品は、省エネの観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましく、貸出頻度の低い物品は、物品挿入口に近い物品の搬入が可能な収納部を、物品搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
貸出頻度の高い物品は、省エネの観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましく、貸出頻度の低い物品は、物品挿入口に近い物品の搬入が可能な収納部を、物品搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品の返却時には、当該物品の貸出開始時期に応じて、選択する物品の搬入が可能な収納部を変更する。
貸出開始時期からの経過時間が短い物品は、一般に貸出頻度が高いので、省エネの観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましい。他方、貸出開始時期からの経過時間が長い物品は、一般に貸出頻度が低いので、物品挿入口に近い物品の搬入が可能な収納部を、物品搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
貸出開始時期からの経過時間が短い物品は、一般に貸出頻度が高いので、省エネの観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましい。他方、貸出開始時期からの経過時間が長い物品は、一般に貸出頻度が低いので、物品挿入口に近い物品の搬入が可能な収納部を、物品搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品の返却時或いは物品の装填時には、物品毎に設定された優先順位に応じて、選択する物品の搬入が可能な収納部を変更する。
貸出頻度予想に基づいて、物品毎に優先順位が設定されている場合、貸出頻度が高いと予想された優先順位の高い物品は、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましく、貸出頻度が低いと予想された優先順位の低い物品は、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
貸出頻度予想に基づいて、物品毎に優先順位が設定されている場合、貸出頻度が高いと予想された優先順位の高い物品は、物品の搬入が可能な物品挿入口に近い収納部に収納するのが望ましく、貸出頻度が低いと予想された優先順位の低い物品は、物品の搬入が可能な物品挿入口から遠い収納部に収納するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、複数の同一物品を装填する場合、制御装置は、同一物品中の一部を収納するために物品挿入口に近い収納部を選択し、残余部を収納するために物品挿入口から遠い収納部を選択する。
多様なユーザーのニーズに答えるべく、物品挿入口に近い収納部には、多様な物品を収納するのが望ましい。従って、複数の同一物品を装填する場合、同一物品中の一部を収納するために物品挿入口に近い収納部を選択し、残余部を収納するために物品挿入口から遠い収納部を選択するのが望ましい。
多様なユーザーのニーズに答えるべく、物品挿入口に近い収納部には、多様な物品を収納するのが望ましい。従って、複数の同一物品を装填する場合、同一物品中の一部を収納するために物品挿入口に近い収納部を選択し、残余部を収納するために物品挿入口から遠い収納部を選択するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、制御装置は、物品の貸出返却が少ない時間帯に、搬送装置を駆動して、物品挿入口に近い収納部に収納された貸出頻度の低い物品と、物品挿入口から遠い収納部に収納された貸出頻度の高い物品とを入れ替える。
貸出頻度の高い物品は、物品挿入口に近い収納部に収納されるのが望ましい。従って、夜間等の物品の貸出返却が少ない時間帯に、物品挿入口に近い収納部に収納された貸出頻度の低い物品と、物品挿入口から遠い収納部に収納された貸出頻度の高い物品とを入れ替えるのが望ましい。
貸出頻度の高い物品は、物品挿入口に近い収納部に収納されるのが望ましい。従って、夜間等の物品の貸出返却が少ない時間帯に、物品挿入口に近い収納部に収納された貸出頻度の低い物品と、物品挿入口から遠い収納部に収納された貸出頻度の高い物品とを入れ替えるのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、物品貸出返却装置は、装填される物品を一時的に複数収納可能な一時収納部を備え、制御装置は、返却された物品の収納部として一時収納部近傍の所定の収納部を選択せず、装填される物品の収納部として前記所定の収納部を選択する。
装填される物品を一時的に複数収納可能な一時収納部を備える場合、装填物品の一時収納部から収納部への搬入時間を短縮すべく、一時収納部近傍の所定の収納部を装填物品収納用の収納部として専用するのが望ましい。
装填される物品を一時的に複数収納可能な一時収納部を備える場合、装填物品の一時収納部から収納部への搬入時間を短縮すべく、一時収納部近傍の所定の収納部を装填物品収納用の収納部として専用するのが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、一時収納部近傍の前記所定の収納部が変更可能である。
物品挿入口と一時収納部とは一般に近接しているので、一時収納部近傍の収納部は、返却物品の収納部としても好適である。従って、物品の貸出返却頻度が高い場合に備えるべく、装填物品収納用に専用する一時収納部近傍の所定の収納部は、固定とはせず変更可能として、一時収納部近傍の収納部を返却物品の収納にも使用できるようにするのが望ましい。
物品挿入口と一時収納部とは一般に近接しているので、一時収納部近傍の収納部は、返却物品の収納部としても好適である。従って、物品の貸出返却頻度が高い場合に備えるべく、装填物品収納用に専用する一時収納部近傍の所定の収納部は、固定とはせず変更可能として、一時収納部近傍の収納部を返却物品の収納にも使用できるようにするのが望ましい。
本発明に係る物品貸出返却装置においては、搬送装置の動作時間が短くなるように選択された物品の搬入搬出が可能な収納部と物品挿入口との間を搬送装置が往復して物品の搬入搬出を行うので、搬送装置の動作は短時間で終了する。本発明に係る物品貸出返却装置によれば、物品返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なく物品貸出時間を短縮できる。
DVD貸出返却装置として具現化された本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、DVD貸出返却装置Aは、前面が開放された薄型箱体から成るケース1と、ケース1の開放された前面を覆う揺動自在の扉2とを備えている。扉2に、DVD挿入口3と、タッチパネル式の操作可能なディスプレイ4と、コイン投入口5とが取付けられている。
図2に示すように、プラスチックケースに収容されたDVD(Digital
Versatile Disk)(以下、単にDVDと呼ぶ)を収納する多数の収納部6が、上下左右に積層されて、収納部積層体7を形成している。
収納部積層体7の右上隅に位置する一部の複数の収納部6間の仕切りが取り払われて、単一の空間を有する一時収納部8が形成されている。一時収納部8に積層収納されたDVDを一時収納部8から個別に搬出するための搬出装置9が、一時収納部8の下部に配設されている。搬出装置9はローラーとローラーを回転駆動するモータとを有している。
図3に示すように、上下左右前後に移動して、DVD挿入口3から挿入されたDVDを収納部6に搬入し、収納部6に収納されたDVDをDVD挿入口3に搬出するバケット10と、バケット10の駆動機構と、当該駆動機構を支える枠体とから成るバケット組立体10’が、収納部積層体7の前方に配設されている。DVDに取付けられた、より具体的にはDVDを収容するプラスチックケースに取付けられたICタグやバーコード等の記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取る読取装置11が、バケット10の天井壁に取付けられている。
収納部積層体7、一時収納部8、バケット組立体10’はケース1内に収容されている。
ディスプレイ4、バケット10、バケット10の駆動機構、搬出装置9、読取装置11の作動を制御すると共に、収納部6に収納されたDVDの管理を行う制御装置12が、図1に示すようにケース1の上部に取付けられている。
図1に示すように、DVD貸出返却装置Aは、前面が開放された薄型箱体から成るケース1と、ケース1の開放された前面を覆う揺動自在の扉2とを備えている。扉2に、DVD挿入口3と、タッチパネル式の操作可能なディスプレイ4と、コイン投入口5とが取付けられている。
図2に示すように、プラスチックケースに収容されたDVD(Digital
Versatile Disk)(以下、単にDVDと呼ぶ)を収納する多数の収納部6が、上下左右に積層されて、収納部積層体7を形成している。
収納部積層体7の右上隅に位置する一部の複数の収納部6間の仕切りが取り払われて、単一の空間を有する一時収納部8が形成されている。一時収納部8に積層収納されたDVDを一時収納部8から個別に搬出するための搬出装置9が、一時収納部8の下部に配設されている。搬出装置9はローラーとローラーを回転駆動するモータとを有している。
図3に示すように、上下左右前後に移動して、DVD挿入口3から挿入されたDVDを収納部6に搬入し、収納部6に収納されたDVDをDVD挿入口3に搬出するバケット10と、バケット10の駆動機構と、当該駆動機構を支える枠体とから成るバケット組立体10’が、収納部積層体7の前方に配設されている。DVDに取付けられた、より具体的にはDVDを収容するプラスチックケースに取付けられたICタグやバーコード等の記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取る読取装置11が、バケット10の天井壁に取付けられている。
収納部積層体7、一時収納部8、バケット組立体10’はケース1内に収容されている。
ディスプレイ4、バケット10、バケット10の駆動機構、搬出装置9、読取装置11の作動を制御すると共に、収納部6に収納されたDVDの管理を行う制御装置12が、図1に示すようにケース1の上部に取付けられている。
DVD貸出返却装置Aの作動を説明する。
1個の収納部6に1枚のDVDが収納されている。全ての収納部6にDVDが収納されているわけではなく、一部の収納6は空でDVDを搬入可能な状態になっている。一時収納部8近傍の所定の複数の収納部6は、DVDを更新する際に一時収納部8に収納された、装填対象DVDを専ら収納する装填専用収納部とされており、装填対象DVDを収納する時を除いて空にされている。制御装置12は、個々の収納部6の個別認証情報と、収納部6に収納されたDVDの個別認証情報とを関連付けて記憶している。従って、制御装置12は、どの収納部6にどのDVDが収納されているか認識し、DVDを管理している。制御装置12は、どの収納部6が空でDVDが搬入可能であるか認識している。制御装置12は、各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位を記憶している。制御装置12は、装填専用収納部を認識している。
1個の収納部6に1枚のDVDが収納されている。全ての収納部6にDVDが収納されているわけではなく、一部の収納6は空でDVDを搬入可能な状態になっている。一時収納部8近傍の所定の複数の収納部6は、DVDを更新する際に一時収納部8に収納された、装填対象DVDを専ら収納する装填専用収納部とされており、装填対象DVDを収納する時を除いて空にされている。制御装置12は、個々の収納部6の個別認証情報と、収納部6に収納されたDVDの個別認証情報とを関連付けて記憶している。従って、制御装置12は、どの収納部6にどのDVDが収納されているか認識し、DVDを管理している。制御装置12は、どの収納部6が空でDVDが搬入可能であるか認識している。制御装置12は、各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位を記憶している。制御装置12は、装填専用収納部を認識している。
ユーザーがディスプレイ4を手動操作して借りたいDVDを指定すると、DVD貸出返却装置Aには一般に複数枚の同一DVDが収納されているので、制御装置12は、各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位に基づき、指定されたDVDを搬出可能な収納部6、即ち指定されたDVDを収納した収納部6、であって、DVD挿入口3から最も近い収納部6を選択する。制御装置12は、DVD挿入口3に対峙する待機位置にあるバケット10を駆動して選択した収納部6へ移動させ、当該収納部6からDVD挿入口3へ、指定されたDVDを搬出させる。制御装置12は、DVDの貸出頻度を記憶する。
ユーザーが返却するDVDをDVD挿入口3に挿入すると、待機位置にあるバケット10がDVDを受け取る。読取装置11がDVDに取付けられた記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取る。記録媒体の不調等によりDVDの個別認証情報を読み取ることができない場合、或いは読み取ったDVDの個別認証情報が真正でない場合には、当該DVDはDVD挿入口3へ戻される。
読取装置11が読み取ったDVDの個別認証情報が真正であると、制御装置12は、各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位に基づき、DVDを収納可能な収納部6、即ち空の収納6であって、装填専用収納部ではない、DVD挿入口3から最も近い収納6を選択する。制御装置12は、バケット10を駆動して選択した収納部6へ移動させ、当該収納部6にDVDを搬入させる。
DVDの個別認証情報と当該DVDを搬入した収納部6の個別認証情報とが制御装置12へ送信される。この結果、どの収納部6にどのDVDが収納されているか制御装置12が認識した状態が維持される。
DVD貸出返却装置Aにおいては、バケット10の動作時間が最短になるように選択されたDVDの搬入搬出が可能な収納部6とDVD物品挿入口3との間をバケット10が往復してDVDの搬入搬出を行うので、バケット10の動作は短時間で終了する。DVD貸出返却装置Aによれば、DVD返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なくDVD貸出時間を短縮できる。
DVD貸出返却時のユーザーの待ち時間が短いので利便性が高く、顧客吸引力が強い。
ユーザーが返却するDVDをDVD挿入口3に挿入すると、待機位置にあるバケット10がDVDを受け取る。読取装置11がDVDに取付けられた記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取る。記録媒体の不調等によりDVDの個別認証情報を読み取ることができない場合、或いは読み取ったDVDの個別認証情報が真正でない場合には、当該DVDはDVD挿入口3へ戻される。
読取装置11が読み取ったDVDの個別認証情報が真正であると、制御装置12は、各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位に基づき、DVDを収納可能な収納部6、即ち空の収納6であって、装填専用収納部ではない、DVD挿入口3から最も近い収納6を選択する。制御装置12は、バケット10を駆動して選択した収納部6へ移動させ、当該収納部6にDVDを搬入させる。
DVDの個別認証情報と当該DVDを搬入した収納部6の個別認証情報とが制御装置12へ送信される。この結果、どの収納部6にどのDVDが収納されているか制御装置12が認識した状態が維持される。
DVD貸出返却装置Aにおいては、バケット10の動作時間が最短になるように選択されたDVDの搬入搬出が可能な収納部6とDVD物品挿入口3との間をバケット10が往復してDVDの搬入搬出を行うので、バケット10の動作は短時間で終了する。DVD貸出返却装置Aによれば、DVD返却時間を短縮でき、且つ貸出頻度とは関係なくDVD貸出時間を短縮できる。
DVD貸出返却時のユーザーの待ち時間が短いので利便性が高く、顧客吸引力が強い。
収納部6に収納されたDVDを更新する際には、オペレータはディスプレイを操作して、或いは携帯端末や内蔵のリモコンを操作して、DVD更新指令と回収対象DVDの個別認証情報とを制御装置12に入力する。
DVD挿入口3に対峙する待機位置にあったバケット10が、制御装置12の制御下に、回収対象DVDが収納された収納部6に対峙する位置へ移動し、当該収納部6から回収対象DVDを搬出する。バケット10は、一時収納部8に対峙する位置へ移動し、回収対象DVDを一時収納部8に搬入する。オペレータは扉2を開き、一時収納部8から回収対象DVDを取り出し、装填対象DVDを積層して一時収納部8に入れる。オペレータが扉2を閉じると、DVD挿入口3に対峙する待機位置にあったバケット10が、制御装置12の制御下に、一時収納部8に対峙する位置へ移動する。搬出装置9が作動して最下層のDVDを一時収納部8からバケット10に搬出する。読取装置11がDVDに取付けられた記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取り、読み取ったDVDの個別認証情報を制御装置12に伝達する。バケット10は一時収納部8近傍の、装填専用収納部にDVDを搬入する。この結果、装填対象DVDの一時収納部8から収納部6への搬入時間が短縮される。装填専用収納に搬入されたDVDは、夜間等の貸出返却が少ない時間帯に、通常の収納部6へ移送され、装填専用収納部は空にされる。
記録媒体の不調等により、DVDの個別認証情報を読み取ることができない場合には、当該DVDは貸出不能なので、回収対象DVDとして、一時収納部8又はDVD挿入口3に搬出される。
DVD挿入口3に対峙する待機位置にあったバケット10が、制御装置12の制御下に、回収対象DVDが収納された収納部6に対峙する位置へ移動し、当該収納部6から回収対象DVDを搬出する。バケット10は、一時収納部8に対峙する位置へ移動し、回収対象DVDを一時収納部8に搬入する。オペレータは扉2を開き、一時収納部8から回収対象DVDを取り出し、装填対象DVDを積層して一時収納部8に入れる。オペレータが扉2を閉じると、DVD挿入口3に対峙する待機位置にあったバケット10が、制御装置12の制御下に、一時収納部8に対峙する位置へ移動する。搬出装置9が作動して最下層のDVDを一時収納部8からバケット10に搬出する。読取装置11がDVDに取付けられた記録媒体からDVDの個別認証情報を読み取り、読み取ったDVDの個別認証情報を制御装置12に伝達する。バケット10は一時収納部8近傍の、装填専用収納部にDVDを搬入する。この結果、装填対象DVDの一時収納部8から収納部6への搬入時間が短縮される。装填専用収納に搬入されたDVDは、夜間等の貸出返却が少ない時間帯に、通常の収納部6へ移送され、装填専用収納部は空にされる。
記録媒体の不調等により、DVDの個別認証情報を読み取ることができない場合には、当該DVDは貸出不能なので、回収対象DVDとして、一時収納部8又はDVD挿入口3に搬出される。
装填専用収納部を固定とはせず変更可能としても良い。DVD挿入口3と一時収納部8とは近接しているので、一時収納部8近傍の収納部6は、返却DVDの収納部としても好適である。従って、DVDの貸出返却頻度が高い場合に備えるべく、装填専用収納部は固定とはせず変更可能として、一時収納部8近傍の収納部6を返却DVDの収納にも使用できるようにしても良い。
各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位を制御装置12に記憶させるのに代えて、所定の原点、例えば収納部積層体7の左上隅、に対するDVD挿入口3の座標と各収納部6の座標とを制御装置12に記憶させ、或いはDVD挿入口3に対する各収納部6の座標を制御装置12に記憶させ、当該座標に基づいて、DVD挿入口3と各収納部6との間の距離を制御装置12に計算させ、当該計算結果に基づいて、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を制御装置12に選択させるようにしても良い。
バケット10を初期動作させる際に、所定の原点、例えば収納部積層体7の左上隅、に対するDVD挿入口3の座標と各収納部6の座標とを制御装置12に認識させて記憶させ、或いはDVD挿入口3に対する各収納部6の座標を制御装置12に認識させて記憶させ、当該座標に基づいて、DVD挿入口3と各収納部6との間の距離を制御装置12に計算させ、当該計算結果に基づいて、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を制御装置12に選択させるようにしても良い。
バケット10を初期動作させる際に、所定の原点、例えば収納部積層体7の左上隅、に対するDVD挿入口3の座標と各収納部6の座標とを制御装置12に認識させて記憶させ、或いはDVD挿入口3に対する各収納部6の座標を制御装置12に認識させて記憶させ、当該座標に基づいて、DVD挿入口3と各収納部6との間の距離を制御装置12に計算させ、当該計算結果に基づいて、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を制御装置12に選択させるようにしても良い。
各収納部6のDVD挿入口3に対する近さの順位を制御装置12に記憶させるのに代えて、複数の収納部6から成る複数の収納部群のDVD挿入口3に対する近さの順位を制御装置12に記憶させ、当該順位に基づいて、DVDの搬入が可能な空の収納部6、或いはユーザーが指定したDVDを搬出可能な収納部6、換言すればDVDの搬入搬出が可能な収納部6、を含むDVD挿入口3から最も近い収納部群を制御装置12に選択させても良い。当該収納群の中に含まれるDVDの搬入搬出が可能な収納部6が単一の場合は、当該収納部6を最終的に選択すれば良く、当該収納群の中に含まれるDVDの搬入搬出が可能な収納部6が複数の場合は、何れかの収納部6を最終的に選択すれば良い。
制御装置12が、一度に貸出返却されるDVDの数に応じて、選択するDVDの搬入搬出が可能な収納部6を変更するようにしても良い。
DVD挿入口3を介して一個づつDVDの貸出返却が行われるので、一度に貸出返却されるDVDが複数の場合は、各DVDの貸出返却時に、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を選択して、ユーザーの待ち時間が過大にならないようにするのが望ましい。一方、一度に貸出返却されるDVDが単数の場合は、ユーザーの待ち時間が過大になるおそれはないので、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を選択する必要はなく、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6を選択しても良い。
DVD挿入口3を介して一個づつDVDの貸出返却が行われるので、一度に貸出返却されるDVDが複数の場合は、各DVDの貸出返却時に、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を選択して、ユーザーの待ち時間が過大にならないようにするのが望ましい。一方、一度に貸出返却されるDVDが単数の場合は、ユーザーの待ち時間が過大になるおそれはないので、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から最も近い収納部6を選択する必要はなく、DVDの搬入搬出が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6を選択しても良い。
制御装置12が、DVDの返却時に、DVDの貸出頻度に応じて、選択するDVDの搬入が可能な収納部6を変更するようにしても良い。
DVDの返却時には、貸出頻度の高いDVDは、DVD貸出返却装置Aの消費電力を節減する観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出頻度の低いDVDは、DVD挿入口3に近いDVDが搬入可能な収納部6を、DVD搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
DVDの返却時には、貸出頻度の高いDVDは、DVD貸出返却装置Aの消費電力を節減する観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出頻度の低いDVDは、DVD挿入口3に近いDVDが搬入可能な収納部6を、DVD搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
制御装置12が、DVDの返却時に、DVDの貸出開始時期に応じて、選択するDVDの搬入が可能な収納部6を変更するようにしても良い。
DVDの個別認証情報に、当該DVDの貸出開始時期を含めておけば、制御装置はDVDの貸出開始時期を認識することができる。貸出開始時期からの経過時間が短いDVDは、一般に貸出頻度が高いので、DVD貸出返却装置Aの消費電力削減の観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出開始時期からの経過時間が長いDVDは、一般に貸出頻度が低いので、DVD挿入口3に近いDVDが搬入可能な収納部6を、DVD搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
DVDの個別認証情報に、当該DVDの貸出開始時期を含めておけば、制御装置はDVDの貸出開始時期を認識することができる。貸出開始時期からの経過時間が短いDVDは、一般に貸出頻度が高いので、DVD貸出返却装置Aの消費電力削減の観点から又貸出返却時間短縮の効果が大きいことに鑑み、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出開始時期からの経過時間が長いDVDは、一般に貸出頻度が低いので、DVD挿入口3に近いDVDが搬入可能な収納部6を、DVD搬入可能状態すなわち空の状態に維持すべく、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
制御装置12が、DVDの返却時或いはDVDの装填時に、DVD毎に設定された優先順位に応じて、選択するDVDの搬入が可能な収納部6を変更するようにしても良い。
貸出頻度予想に基づいて、DVD毎に優先順位を設定し、DVDの個別認証情報に前記優先順位情報を含めておけば、或いはDVDの個別認証情報に関連付けて優先順位を制御装置12に記憶させておけば、制御装置12はDVDの優先順位を認識することができる。貸出頻度が高いと予想された優先順位の高いDVDは、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出頻度が低いと予想された優先順位の低いDVDは、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
貸出頻度予想に基づいて、DVD毎に優先順位を設定し、DVDの個別認証情報に前記優先順位情報を含めておけば、或いはDVDの個別認証情報に関連付けて優先順位を制御装置12に記憶させておけば、制御装置12はDVDの優先順位を認識することができる。貸出頻度が高いと予想された優先順位の高いDVDは、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3に近い収納部6に収納するのが望ましく、貸出頻度が低いと予想された優先順位の低いDVDは、DVDの搬入が可能なDVD挿入口3から遠い収納部6に収納するのが望ましい。
複数の同一DVDを装填する場合、制御装置12が、同一DVD中の一部を収納するためにDVD挿入口3に近い収納部6を選択し、残余部を収納するためにDVD挿入口3から遠い収納部6を選択するようにしても良い。
多様なユーザーのニーズに答えるべく、DVD挿入口3に近い収納部6には、多様なDVDを収納するのが望ましい。従って、複数の同一DVDを装填する場合、制御装置12は、同一DVD中の一部を収納するためにDVD挿入口3に近い収納部6を選択し、残余部を収納するためにDVD挿入口3から遠い収納部6を選択するのが望ましい。
多様なユーザーのニーズに答えるべく、DVD挿入口3に近い収納部6には、多様なDVDを収納するのが望ましい。従って、複数の同一DVDを装填する場合、制御装置12は、同一DVD中の一部を収納するためにDVD挿入口3に近い収納部6を選択し、残余部を収納するためにDVD挿入口3から遠い収納部6を選択するのが望ましい。
制御装置12が、夜間等のDVDの貸出返却が少ない時間帯に、バケット10を駆動して、DVD挿入口3に近い収納部6に収納された貸出頻度の低いDVDと、DVD挿入口3から遠い収納部6に収納された貸出頻度の高いDVDとを入れ替えるようにしても良い。
貸出頻度の高いDVDは、DVD挿入口3に近い収納部6に収納されるのが望ましい。従って、夜間等のDVDの貸出返却が少ない時間帯に、DVD挿入口3に近い収納部6に収納された貸出頻度の低いDVDと、DVD挿入口3から遠い収納部6に収納された貸出頻度の高いDVDとを入れ替えるのが望ましい。
貸出頻度の高いDVDは、DVD挿入口3に近い収納部6に収納されるのが望ましい。従って、夜間等のDVDの貸出返却が少ない時間帯に、DVD挿入口3に近い収納部6に収納された貸出頻度の低いDVDと、DVD挿入口3から遠い収納部6に収納された貸出頻度の高いDVDとを入れ替えるのが望ましい。
バケット10は、DVDを搬送できるものであれば、どのような構造のものでも良い。
ディスプレイ4に代えて、手動操作可能なDVD選択ボタン、音声入力によるDVD選択装置等を配設しても良い。
ディスプレイ4に代えて、手動操作可能なDVD選択ボタン、音声入力によるDVD選択装置等を配設しても良い。
DVD貸出返却装置として具現化された本発明の実施例を説明したが、本発明は、CD等の薄箱状ケースに収納された物品、薄箱状ケース自体、薄箱状物品、その他の定形物品の貸出返却装置に広く利用可能である。
A DVD貸出返却装置
1 ケース
2 扉
3 DVD挿入口
4 ディスプレイ
5 貨幣投入口
6 収納部
7 収納部積層体
8 一時収納部
9 搬出装置
10 バケット
10’ バケット組立体
11 読取装置
12 制御装置
1 ケース
2 扉
3 DVD挿入口
4 ディスプレイ
5 貨幣投入口
6 収納部
7 収納部積層体
8 一時収納部
9 搬出装置
10 バケット
10’ バケット組立体
11 読取装置
12 制御装置
Claims (13)
- 物品挿入口と、物品を個別に収納する複数の収納部と、物品挿入口から挿入された物品を収納部に搬入し、収納部に収納された物品を物品挿入口に搬出する移動可能な搬送装置と、物品の個別認証情報を物品に取付けられた記録媒体から読み取る読取装置と、物品選択装置と、搬送装置と読取装置と物品選択装置の作動制御と収納物品の管理とを行う制御装置とを備え、物品貸出返却時に、制御装置は、搬送装置の動作時間が短くなるように物品の搬入搬出が可能な収納部を選択して、搬送装置に搬入搬出動作を行わせることを特徴とする物品貸出返却装置。
- 制御装置は、各収納部の物品挿入口に対する近さの順位を記憶しており、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、所定の原点に対する物品挿入口の座標と各収納部の座標とを記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、物品挿入口に対する各収納部の座標を記憶しており、当該座標に基づいて、物品の搬入搬出が可能な物品挿入口から最も近い収納部を選択することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、複数の収納部から成る複数の収納部群の物品挿入口に対する近さの順位を記憶しており、当該順位に基づいて、物品の搬入搬出が可能な収納部を含む物品挿入口から最も近い収納部群を選択し、当該収納群の中から物品の搬入搬出が可能な収納部を選択することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、一度に貸出返却される物品の数に応じて選択する収納部を変更することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、物品の返却時には、当該物品の貸出頻度に応じて、選択する収納部を変更することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、物品の返却時には、当該物品の貸出開始時期に応じて、選択する収納部を変更することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、物品の返却時或いは物品の装填時には、物品毎に設定された優先順位に応じて、選択する収納部を変更することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出返却装置。
- 複数の同一物品を装填する場合、制御装置は、同一物品中の一部を収納するために物品挿入口に近い収納部を選択し、残余部を収納するために物品挿入口から遠い収納部を選択することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の物品貸出返却装置。
- 制御装置は、物品の貸出返却が少ない時間帯に、搬送装置を駆動して、物品挿入口に近い収納部に収納された貸出頻度の低い物品と、物品挿入口から遠い収納部に収納された貸出頻度の高い物品とを入れ替えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の物品貸出返却装置。
- 装填される物品を一時的に複数収納可能な一時収納部を備え、制御装置は、返却された物品の収納部として一時収納部近傍の所定の収納部を選択せず、装填される物品の収納部として前記所定の収納部を選択することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の物品貸出返却装置。
- 前記所定の収納部が変更可能であることを特徴とする請求項12に記載の物品貸出返却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006312305A JP2008129740A (ja) | 2006-11-18 | 2006-11-18 | 物品貸出返却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006312305A JP2008129740A (ja) | 2006-11-18 | 2006-11-18 | 物品貸出返却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008129740A true JP2008129740A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39555506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006312305A Pending JP2008129740A (ja) | 2006-11-18 | 2006-11-18 | 物品貸出返却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008129740A (ja) |
-
2006
- 2006-11-18 JP JP2006312305A patent/JP2008129740A/ja active Pending
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