JP2000344303A - オートロッカーシステム - Google Patents

オートロッカーシステム

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JP2000344303A
JP2000344303A JP11153024A JP15302499A JP2000344303A JP 2000344303 A JP2000344303 A JP 2000344303A JP 11153024 A JP11153024 A JP 11153024A JP 15302499 A JP15302499 A JP 15302499A JP 2000344303 A JP2000344303 A JP 2000344303A
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luggage
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automatic locker
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JP11153024A
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Keiichi Hori
恵一 堀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物預入れのために空保管庫を、または荷物
取出しのために荷物を預入れた保管庫を探し出す利用者
の煩雑さを軽減することのできるロッカーシステムを提
供することを課題とする。 【解決手段】 複数の預入れ庫7を設けた荷物預入れ領
域Sと、複数の取出し庫8を設けた荷物取出し領域T
と、複数の保管庫2を設けた荷物保管領域と、前記荷物
預入れ領域S、荷物取出し領域T、および荷物保管領域
との間で荷物を搬送するスタッカクレーン5とからなる
オートロッカーシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を一時的に保
管するロッカーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なロッカーシステムとして
は固定式のいわゆるコインロッカーが知られている。図
5はその一例を示したもので、荷物を預入れる際は、ロ
ッカー利用者は空いている保管庫22を探して荷物を庫
内に載置し、コインを投入した後キーを使って直接ドア
をロックする。また、荷物を取り出す際は、同様にキー
を使って直接ドアを開けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが従来のロッ
カーシステムでは、多数の保管庫22の中から空の保管
庫22を探し出さなければならないので、煩わしく時間
もかかる。特に利用率が高い場合には、時間をかけて探
したものの、空保管庫が見つからないということもあ
る。また、ロッカー21の高さがあまり高すぎると、身
長の高低にかかわらず高い位置にある保管庫22は利用
しにくいという問題点がある。特に、預入れようとする
荷物の重量が重い場合には、高い位置にしか空保管庫が
ないと、荷物の預入れに相当の労力が必要となるか、腕
力の不足する利用者の場合には預入れを断念しなければ
ならないこともある。利用者の利便性を考慮してロッカ
ー21の高さを制限すると、設置空間の有効利用という
点で不経済となる。
【0004】また、荷物を取出す際のことを考えてみる
と、通常、各保管庫およびそれに対応する各キーには、
同一の番号が付されており、キーの番号を頼りに自分が
荷物を預入れた保管庫を探し出している。保管庫の個数
の少ないロッカーシステムでは保管庫を探し出すのは比
較的容易であるが、規模の大きい駅に設置されているロ
ッカーシステムのように保管庫の個数が多い場合には、
自分が荷物を預入れた保管庫を探し出すまでに相当の時
間を要することがある。
【0005】そこで本発明は、荷物預入れのために空保
管庫を、または荷物取出しのために荷物を預入れた保管
庫を探し出す利用者の煩雑さを軽減することのできるロ
ッカーシステムを提供することを課題とする。また本発
明は、設置空間の有効利用を図りつつ、保管庫が高い位
置にあるための不便さを解消することのできるロッカー
システムの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図5に示すような従来の
ロッカーシステムは、空保管庫に荷物が預入れられた
後、当該荷物は取出しまでの間に移動することなく当該
保管庫にそのまま保管される。したがって、空保管庫と
荷物が預入れられている保管庫とがロッカーシステムに
おいて規則性無く存在している。これが、空保管庫また
は荷物を預入れた保管庫を探出す際の煩雑さを招く要因
となっている。
【0007】荷物の預入れおよび取出しのための専用の
領域(本明細書中において、各々、荷物預入れ領域、荷
物取出し領域という)をロッカーシステムに設ければ、
上記要因を取り除くことができる。つまり、荷物の預入
れおよび取出しをロッカーシステムのある特定の領域に
おいてのみ行うこととし、その領域を利用者が容易に認
識することができるようにしておけば、従来のような空
保管庫および預入れ保管庫を探し出す際の煩雑さ解消す
ることができるのである。
【0008】しかも、荷物預入れ領域および取出し領域
を、利用者が利用しやすい高さに設ければ、従来のよう
に空保管庫が高い位置にあることによる不便さを解消す
ることもできる。さらに、利用者が直接保管庫に荷物を
預け入れることがないことから、保管庫の位置を高い位
置に配置することができるため、設置空間の有効利用を
図ることができる。
【0009】ロッカーシステムでは、複数の利用者が同
時に荷物の預入れをすること、同時に荷物の取出しを行
うことは少なくない。したがって、荷物預入れ領域には
実際に荷物を預入れる預入れ庫、荷物取出し領域には荷
物を実際に取出す取出し庫とを各々複数設ける。
【0010】預入れ庫に預入れられた荷物がその位置に
そのまま保管されたのでは、従来のロッカーシステムと
変わらないことになる。ところが、預入れ庫に預入れら
れた荷物を、ロッカーシステム内に別途設けられた保管
領域に搬送すれば、当該預入れ庫は空となりまた荷物の
預入れが可能となる。したがって、荷物預入れ領域が特
定の場所に配置されていることが明確である限り、利用
者が保管庫を探す労力は従来に比べて著しく軽減され
る。
【0011】本発明は以上の思想に基づくものであり、
複数の預入れ庫を設けた荷物預入れ領域と、複数の取出
し庫を設けた荷物取出し領域と、複数の保管庫を設けた
荷物保管領域と、前記荷物預入れ領域、荷物取出し領
域、および荷物保管領域との間で荷物を搬送する搬送手
段とからなることを特徴とするオートロッカーシステム
である。
【0012】本発明のオートロッカーシステムは、複数
の預入れ庫を設けた荷物預入れ領域と、複数の取出し庫
を設けた荷物取出し領域と、複数の保管庫を設けた荷物
保管領域とを備えている。本発明において、預入れ庫と
は利用者が荷物を実際に荷物を預入れるものであり、形
態としては従来のロッカーの保管庫と同様でかまわな
い。また、本発明において取出し庫とは、利用者が現実
に荷物を取出すものであり、これも従来のロッカーの保
管庫と同様の形態でかまわない。
【0013】本発明は、前記荷物預入れ領域、荷物取出
し領域、および荷物保管領域との間で荷物を搬送する搬
送手段を備えている。この搬送手段は預入れられた荷物
を預入れ庫から荷物保管領域の空の保管庫に搬送する。
また、荷物を取出すときには、前記搬送手段で当該保管
庫から取出し庫まで荷物を搬送する。
【0014】本発明のオートロッカーシステムを実現す
るに当たっては、各保管庫における荷物の有無、つまり
保管状況を把握しておくことが重要である。預入れられ
た荷物を保管すべき保管庫を選定するためである。した
がって、本発明では各保管庫における荷物の保管有無情
報を管理する保管情報管理手段を設ける。また、保管さ
れていた荷物を取出す際には、取出し要求がなされた荷
物が保管されている保管庫を特定する必要があり、本発
明では保管情報管理手段がその特定を行う。
【0015】預け入れられた荷物を保管すべき保管庫が
選定されると、前記保管情報管理手段からの指令に基づ
き預入れ荷物を前記搬送手段が選定された保管庫に搬送
する。この動作を制御する第1の搬送制御手段を本発明
は備える。また、取出し要求がなされた荷物が保管され
ている保管庫が特定されると、前記保管情報管理手段か
らの指令に基づき前記搬送手段で当該荷物を取出し庫ま
で搬送する。この動作を制御する第2の搬送制御手段を
本発明は備える。なお、第1の搬送制御手段、第2の搬
送制御手段といっているが、別体のものであることを要
するものではない。両者の機能を備えている限り、一体
化してあっても本発明の範疇に入る。
【0016】荷物預入時に前記保管情報管理手段で選定
された保管庫の情報を利用者が得ておき、荷物取出し時
にこの情報を前記保管情報管理手段に与える。利用者が
この情報を得る手段としては、種々想定されるが、磁気
カード、あるいはICカード等(以下、単にカード)の
携帯型記録媒体を用いることが望ましく、その場合のロ
ッカーシステムの構成は概略以下のようなものになる。
【0017】ロッカーシステムにはカード発行機が付設
してあり、利用者はロッカー利用に際してこのカード発
行機からカードを購入する。預入れ庫および取出し庫に
は、前記保管情報管理手段に接続されたカードリーダが
各々付設されており、利用者は荷物預入時にこのカード
リーダにカードを差込む。すると、そのことを認識した
保管情報管理手段がその荷物を保管すべき保管庫を選定
するとともに前記搬送手段にその荷物を当該保管庫へ搬
送するよう前記第1の搬送制御手段に指令を発する。選
定された保管庫についての情報(たとえば保管庫毎に付
されている番号、記号。以下保管位置情報という)は、
前記保管情報管理手段からカードリーダへ送信されると
ともに、カードへ記録される。この操作が終了すると、
保管庫のドアは閉じるとともに、カードがカードリーダ
から排出され、利用者はそれを携帯する。
【0018】荷物を取り出す際には、利用者が取出し庫
に付設されたカードリーダに荷物の保管位置情報が記録
されたカードを差込む。すると、カードリーダから保管
位置情報が保管情報管理手段に送信され、保管情報管理
手段に記録されている多数の保管位置情報との照合を実
行する。カードに記録されていた保管位置情報と一致し
た保管位置情報は取出すべき荷物を特定するものであ
る。そしてその情報が前記第2の搬送制御手段に送信さ
れ、搬送手段はその指令に基づき、保管庫から取出し庫
まで荷物を搬送する。搬送が終了すると取出し庫のドア
が開閉可能となり、利用者は荷物を取り出すことが可能
となる。
【0019】カードは一回のロッカー使用に限るものと
しても良いし、複数回利用できるようにしても良い。ま
た、カードの種類を一回利用から複数回利用の複数種類
としてもかまわない。同一の場所に設置されるロッカー
システムの使用頻度が多い利用者にとって、複数回利用
可能な度数のカードが存在すれば、ロッカー利用の度に
カードを購入する必要がないので便利である。
【0020】上記の場合、カートが一回利用のみの度数
または複数回利用の場合でも利用度数が終了した場合に
は荷物取出し後にロッカーシステムが回収し、複数回利
用可能の場合で利用度数が残っている場合には荷物取出
し後にカードリーダから排出されるようにすればよい。
【0021】利用者には荷物の預入れ、取出しを迅速に
行いたいというニーズがあり、このニーズに応えたシス
テムとするためには、荷物の預入れを行う利用者と取出
しを行う利用者が同時に存在する荷物預入れと取出しと
が競合した場合に、預入れ庫から保管庫への荷物の搬送
と保管庫から取出し庫への荷物の搬送の優先順位を設け
ることが望ましい。つまり、仮に搬送手段が1台とした
場合に、荷物預入れと取出しが競合し、預入れ庫から保
管庫への荷物の搬送を優先したとすると、その間は保管
庫から取出し庫への荷物搬送が行えないことになり、そ
の間利用者は待ち状態となる。これに対して、荷物預入
れについては、預入れ庫に荷物を入れてしまえば利用者
はそこから立ち去ることができ、その後に預入れ庫から
保管庫への荷物の搬送を行ったとしても何ら不都合はな
い。したがって、荷物預入れと取出しとが競合した場合
には、保管庫から取出し庫への荷物の搬送を優先して行
うシステムとすることにより、利用者の待ち時間を最小
限に抑えることができる。
【0022】本発明において、荷物の搬送は、コンテナ
に収容した状態で行うことが望ましい。たとえば、鞄を
強制的にロッカーに押込み保管する場合があるが、その
ような荷物を搬送手段で搬送して寸法の定まった保管庫
へ収容することが困難な場合があるからである。したが
って、預入れ庫にコンテナを配置しておき、このコンテ
ナに預入れられた荷物をコンテナごと搬送手段で保管庫
へ搬送し、また荷物の取出しの際にはコンテナごと荷物
を取出し庫まで搬送するようにすればよい。
【0023】本発明において、預入れ庫と取出し庫は、
別個独立のものとしてもよいが、共用(以下、共用庫と
いう)としてもよい。たとえば、前記カードによるロッ
カーシステムを例にすると、保管位置情報が記録されて
いないカードをカードリーダに差込んだ場合には、その
共用庫は預入れ庫として機能し、また、保管位置情報が
記録されたカードをカードリーダに差込んだ場合には、
その共用庫は取出し庫として機能するようにすることが
できる。
【0024】また、預入れ庫または取出し庫を保管庫と
して機能させることもできる。つまり、本来の保管庫す
べてに荷物が保管されてしまったような場合には、複数
ある預入れ庫および取出し庫のいくつかを保管庫として
機能させれば、さらに荷物の保管が可能となる。この場
合、預入れ庫をすべて保管庫として機能させることも可
能である。この状態となった場合には荷物の預入れを受
け付けない。これに対して、取出し庫をすべて保管庫と
することはできない。荷物の取出しができなくなるから
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施の形態
のオートロッカーシステムは、ユニットとしてのロッカ
ー1内に棚3a、3bが各々多列、多段に形成されてい
る。前側の棚3aの各区画は、預入れ庫7、取出し庫8
および保管庫2を構成する。また、後側の棚3bの各区
画はすべて保管庫2を構成している。各預入れ庫7、取
出し庫8にはドアが付いている。
【0026】本実施の形態では、5つの預入れ庫7を1
列に配列することにより荷物預入れ領域Sを、また、5
つの取出し庫8を1列に配列することにより荷物取出し
領域Tを形成している。なお、棚3a、3bの荷物預入
れ領域Sおよび荷物取出し領域T以外の領域は、保管領
域を構成する。また、図1に示すように、荷物預入れ領
域Sおよび荷物取出し領域Tは、利用者の荷物預入れ、
取出しに支障のない高さに配置されている。
【0027】棚3a、3b間の通路には、ガイドレール
6上を走行するスタッカクレーン5が設置されており、
このスタッカクレーン5は、コンテナ4に収納された荷
物を搬送する。
【0028】コンテナ4は図2に示すように、内側に荷
物収納用空間を有し、底部に設けた一対の支持台4aを
介して棚3a、3b上に載置される。スタッカクレーン
5は図3に示すように、対象ロッカー1に対応した高さ
を有する支柱5bを、また左右方向に伸縮する一対のフ
ォーク5aを備えており、たとえば、図のように棚3a
上のコンテナ4をフォーク5aで持ち上げて棚3a、3
b間の通路に移動し、図示しない昇降装置によってフォ
ーク5a毎コンテナ4を上昇または降下させ、あるいは
スタッカクレーン5をガイドレール6に沿って移動さ
せ、コンテナ4(荷物)を棚3bの指定された保管庫2
に搬送することができる。
【0029】図4に本オートロッカーシステムの基本構
成とその制御系統を示す。図示するように、ロッカー1
には複数の預入れ庫7および取出し庫8が設置され、こ
の各預入れ庫7および取出し庫8には、カードリーダ
9、10が各々付設されている。利用者が荷物預入れに
際して、例えば磁気カード20(図示しないカード発行
機から有料で発行される)をカードリーダ9に差込む
と、荷物を収納したコンテナの識別および特定が行われ
るとともに、その情報が保管情報管理手段11に送信さ
れる。また、利用者が荷物取出しに際してカード20を
カードリーダ10に差込むと、カード20に記録されて
いる情報、つまり当該荷物が保管されている保管庫につ
いての情報(以下、保管位置情報)を保管情報管理手段
11に送信する。
【0030】カード20は、前述のように一回利用から
複数回利用の複数種類としてもかまわない。同一の場所
に設置されるロッカーシステムの使用頻度が多い利用者
にとって、複数回利用可能な度数のカードが存在すれ
ば、ロッカー利用の度にカード購入する必要がないので
便利である。
【0031】保管情報管理手段11は、各保管庫2の保
管有無情報を所有しているとともに、利用者が荷物預入
れに際してカード20をカードリーダ9に差込んだこと
の情報を得たら、当該荷物を保管すべき保管庫を選定し
てその情報(以下、保管位置情報)を搬送制御手段19
に送信する。この保管位置情報はカード20にカードリ
ーダ9を介して書き込まれる。また、搬送制御手段19
は、この情報に基づきスタッカクレーン5の動作を制御
する。
【0032】また、保管情報管理手段11は、荷物取出
しに際して得た保管位置情報と保管情報管理手段11に
記録されている多数の保管位置情報と照合する。カード
20に記録されていた保管位置情報と一致した保管位置
情報は、搬送制御手段19に送信される。搬送制御手段
19は、この送信情報に基づきスタッカクレーン5の動
作を制御する。
【0033】以下、本ロッカーシステムをより詳しく説
明する。荷物を預入れる場合、利用者はカード20を任
意の預入れ庫7のカードリーダー9に差込み、ドアを開
けて荷物をコンテナ4に収納した後ドアを閉める。これ
によってドアが自動的にロックされ、また荷物を収納し
たコンテナの識別および特定が行われる。また、その情
報が保管情報管理手段11に送信されると、保管情報管
理手段11はその荷物を保管すべき保管庫2を選定する
とともに前記スタッカクレーン5にその荷物を当該保管
庫へ搬送するよう搬送制御手段19に指令を発する。次
いで搬送制御手段19からの指令に基づいてスタッカク
レーン5が駆動され、対象コンテナ4は当該預入れ庫7
からフォーク5aにより引き出され、選定された保管庫
2まで搬送される。
【0034】荷物が搬送された後の預入れ庫7には、空
のコンテナ4が搬送され、新たな荷物の受け入れが可能
な状態となる。なお、この空のコンテナ4は、荷物が預
け入れられていない保管庫2に配置しておき、預入れに
よる搬送作業が終了する度に、当該預入れ庫7にスタッ
カクレーン5により搬送される。または、空のコンテナ
4を配置しておく専用の領域を設けておいても良い。
【0035】預けた荷物を取出す場合、利用者はカード
20を任意の取出し庫8のカードリーダー10に差込
む。するとカード20に記録されている保管位置情報を
カードリーダ10が読み出すとともに、保管情報管理手
段11にその情報を送信する。保管情報管理手段11
は、カード20に記録されている保管位置情報と保管情
報管理手段11に記録されている多数の保管位置情報と
を照合し、一致した保管位置情報を搬送制御手段19に
送信する。搬送制御手段19は、スタッカクレーン5に
対して、当該保管位置に相当する保管庫2に移動して取
出すべき荷物を収容しているコンテナ4を保管庫2から
引出し、さらにそのコンテナをカード20が差込まれた
カードリーダ10に対応する取出し庫8まで搬送する動
作を行うように制御する。取出し庫8までコンテナ4が
搬送されると、そのことを示すシグナルが取出し庫8に
表示される。利用者はそれにしたがって取出し庫8のド
アを開き荷物を取り出すことができる。荷物を取り出し
た後、空のコンテナ4は、空の保管庫2へ搬送、移動さ
れる。
【0036】以上の説明から理解できるように、本実施
の形態に係るシステムでは、預入れを待機している預入
れ庫7の中には空のコンテナ4を配置しておくが、荷物
が搬送された後には、空のコンテナ4を再配置する必要
がある。また、取出しを待機している取出し庫8の中に
はコンテナ4は配置しておかないが、荷物を取り出した
後には空のコンテナ4を移送する必要がある。また、空
のコンテナを保持しておく必要がある。したがって、本
ロッカーシステムを運用するに当たっては、このことを
考慮してする必要がある。
【0037】預入れ庫7へ利用者が荷物を預けている最
中に、他の利用者が取出し庫8に付設されたカードリー
ダ10にカード20を差込んだような場合には、取出し
に関する搬送作業を優先するように保管情報管理手段1
1が制御する。つまり、取出し庫8に荷物が搬送された
後に、預入れ庫7に預け入れられた荷物をコンテナ4を
介して保管庫2へ搬送する。このように制御することに
より、取出しを行う利用者の待ち時間を最小限にするこ
とができる。
【0038】本実施の形態では、預入れ庫7と取出し庫
8を別個に設けた例を示したが、前述のように両者を互
いに共用可能に構成してもよい。つまり、1つの預入れ
庫7についていえば、保管位置情報が記録されていない
カード20をカードリーダ9に差込んだ場合には、預入
れ庫として機能し、また、保管位置情報が記録されたカ
ード20をカードリーダ9に差込んだ場合には、取出し
庫として機能するようにすることができる。取出し庫8
についても同様である。
【0039】また、荷物が預け入れられたコンテナ4が
搬送された後に預入れ庫7を取出し庫8とすることもで
きる。預入れ庫7を常に預入れ庫として機能させるため
には、空のコンテナ4を補充する必要があるが、このよ
うにすれば、空コンテナ4の補充という操作が不要とな
る。さらに、荷物が取出された後の取出し庫8を預入れ
庫とすることもできる。荷物が取出された後の取出し庫
8には空のコンテナが配置されているので、荷物の預入
れが可能であり、空のコンテナの移動操作が不要とな
る。
【0040】保管庫2の利用率が高くなったような場合
には、預入れ庫7または取出し庫8を保管庫2として機
能させることができる。そうすれば、より多くの荷物を
保管することができる。ただし、取出し庫8は、荷物取
出しのために最低限1つは残しておく必要がある。
【0041】搬送手段として本実施の形態ではスタッカ
クレーン5を示したが、これに限定されるものではな
い。また、複数台のスタッカクレーン5を設けても良
い。
【0042】本実施の形態においては、ロッカー全体が
地上に配置された例を示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、荷物預入れ領域Sおよび荷
物取出し領域Tを除いた保管庫2、スタッカクレーン5
等の部分は、地下に設けることもできる。地上空間が不
足している場合であっても、多くの荷物を保管すること
が可能となる。
【0043】以上のオートロッカーシステムによると、
荷物の預入れおよび取出しを特定の領域からカード一枚
によって簡単かつ短時間に行うことができるので、利用
者の利便性が向上する。また、荷物の搬送、保管および
取出し動作を機械的、自動的に行うので、特に大型ロッ
カーに対して効果的であり、設置空間を最大限に利用す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明のように、本発明のオートロッ
カーシステムは、複数の預入れ庫を設けた荷物預入れ領
域と、複数の取出し庫を設けた荷物取出し領域と、複数
の保管庫を設けた荷物保管領域と、前記荷物預入れ領
域、荷物取出し領域、および荷物保管領域との間で荷物
を搬送する搬送手段とから構成されるので、荷物の預入
れおよび取出しはロッカーシステムのある特定の領域に
おいてのみ行うことができるので、その領域を利用者が
容易に認識することができるようにしておけば、従来の
ような空保管庫および預入れ保管庫の探しだしの煩雑さ
解消することができるのである。しかも、荷物預入れ領
域および取出し領域を、利用者が利用しやすい高さに設
ければ、従来のように空保管庫が高い位置にあることに
よる不便さを解消することができる。そして、保管庫に
は利用者が直接アクセスすることはないので、その高さ
を高くすることができるので、設置空間の有効利用を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るオートロッカーシス
テムの全体斜視図である。
【図2】 荷物を収納するコンテナの外観を示す図であ
る。
【図3】 コンテナの搬送方法を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るオートロッカーシス
テムの基本構成および制御系を示す図である。
【図5】 従来のコインロッカーを示す図である。
【符号の説明】
1 ロッカー 2 保管庫 3a、3b 棚 4 コンテナ 5 スタッカクレーン 6 ガイドレール 7 預入れ庫 8 取出し庫 9,10 カードリーダ 11 保管情報管理手段 19 搬送制御手段 20 カード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の預入れ庫を設けた荷物預入れ領域
    と、複数の取出し庫を設けた荷物取出し領域と、複数の
    保管庫を設けた荷物保管領域と、前記荷物預入れ領域、
    荷物取出し領域、および荷物保管領域との間で荷物を搬
    送する搬送手段とからなることを特徴とするオートロッ
    カーシステム。
  2. 【請求項2】 各保管庫における荷物の保管有無を管理
    する保管情報管理手段を有する請求項1に記載のオート
    ロッカーシステム。
  3. 【請求項3】 前記保管情報管理手段は、預入れられた
    荷物を保管する保管庫を選定する請求項1または2に記
    載のオートロッカーシステム。
  4. 【請求項4】 前記保管情報管理手段は、取出し要求が
    なされた荷物が保管されている保管庫を特定する請求項
    1〜3のいずれかに記載のオートロッカーシステム。
  5. 【請求項5】 前記保管情報管理手段からの指令に基づ
    き預入れ荷物を前記搬送手段が保管庫に搬送する動作を
    制御する第1の搬送制御手段を有する請求項3に記載の
    オートロッカーシステム。
  6. 【請求項6】 前記保管情報管理手段からの指令に基づ
    き取出し荷物を保管庫から取出し庫に搬送する動作を制
    御する第2の搬送制御手段を有する請求項4に記載のオ
    ートロッカーシステム。
  7. 【請求項7】 荷物が保管される保管庫についての情報
    を携帯型記録媒体に記録するとともに、その情報を読取
    る保管庫情報記録手段を備えた請求項1〜6のいずれか
    に記載のオートロッカーシステム。
  8. 【請求項8】 前記保管庫情報記録手段が読取った保管
    庫の情報と前記保管情報管理手段に記録された保管庫の
    情報を照合し、照合された保管庫に保管された荷物を取
    出し庫へ搬送するよう、前記第2の搬送制御手段が前記
    搬送手段に指令を出す請求項7に記載のオートロッカー
    システム。
  9. 【請求項9】 荷物預入れと荷物取出しが競合した際
    に、荷物取出しのための搬送を優先して実行する請求項
    1〜8のいずれかに記載のオートロッカーシステム。
  10. 【請求項10】 荷物の保管、搬送を、コンテナに収容
    した状態で行う請求項1〜9のいずれかに記載のオート
    ロッカーシステム。
  11. 【請求項11】 預入れ庫が取出し庫へ、または取出し
    庫が預入れ庫に変換する請求項1〜10のいずれかに記
    載のオートロッカーシステム。
  12. 【請求項12】 預入れ庫または取出し庫が保管庫に変
    換する請求項1〜11のいずれかに記載のオートロッカ
    ーシステム。
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