JP2000344304A - オートロッカーシステム - Google Patents

オートロッカーシステム

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JP2000344304A
JP2000344304A JP11153026A JP15302699A JP2000344304A JP 2000344304 A JP2000344304 A JP 2000344304A JP 11153026 A JP11153026 A JP 11153026A JP 15302699 A JP15302699 A JP 15302699A JP 2000344304 A JP2000344304 A JP 2000344304A
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Japan
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locker system
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JP11153026A
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Keiichi Hori
恵一 堀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物運搬の労力を軽減することのできるロッ
カーシステムを提供すること。 【解決手段】 複数の荷物預け入れ庫7を備えた荷物預
け入れ領域1Aと、該荷物預け入れ領域1Aとは離間し
た場所に設けられ荷物取り出し庫を備えた荷物取り出し
領域と、複数の保管庫を備えた荷物保管領域と、前記荷
物預け入れ領域1Aと荷物取り出し領域と荷物保管領域
との間で荷物を搬送する空コンテナ搬送コンベア14、
実コンテナ搬送コンベア12、スタッカクレーン5等か
らなる搬送手段とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を一時的に保
管するロッカーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なロッカーシステムとして
は固定式のいわゆるコインロッカーが知られている。図
10はその一例を示したもので、荷物を預け入れる際
は、ロッカー利用者は空いている保管庫32を探して荷
物を庫内に載置し、コインを投入した後キーを使って直
接ドアをロックし、また荷物を取り出す際は、同様にキ
ーを使って直接ドアを開けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駐車場を備
えたデパートなどで買い物を終えた後、帰宅前にデパー
ト内で食事をとるときには、荷物(購入品)をロッカー
に預ける場合がある。しかし、ロッカー利用者は、食事
を終えた後に再びロッカーまで戻り、ロッカーから荷物
を取り出し、荷物を持って駐車場まで移動する必要があ
る。特に、食事場所とロッカー設置場所が遠い場合や、
さらに駐車場が遠い場所など、利用者は荷物を持って長
い距離を歩かなければならず、労力や時間がかかってし
まう。
【0004】そこで本発明は、荷物運搬の労力を軽減す
ることのできるロッカーシステムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図10に示すような従来
のロッカーシステムは、空保管庫に荷物が預け入れられ
た後、当該荷物は取出しまでの間に移動することなく当
該保管庫にそのまま保管される。このため、利用者は荷
物を取り出すために再びロッカー設置場所まで戻る必要
がある。これが、上述したデパートの例で示したとおり
利用者の便を欠く原因となっている。
【0006】荷物の預け入れおよび取り出しのための専
用の領域(本明細書中において、荷物預け入れ領域、荷
物取り出し領域という)を利用者の利便性を考慮した別
々の位置に設ければ、上記要因を取り除くことができ
る。つまり、荷物預け入れ領域(荷物預け入れ庫)は、
利用者が荷物を預け入れる要求が発生する場所、例えば
デパートの売場に隣接した場所に設置し、荷物取り出し
領域は、利用者が荷物を持ち帰るのに便利な場所、例え
ばデパートに隣接した駐車場や、デパート出口などに設
置すればよい。そして、荷物預け入れ領域と荷物取り出
し領域との間には、荷物を搬送する搬送手段を設ければ
よい。
【0007】なお、従来のロッカーシステムにおいては
空保管庫が高い位置にしかない場合に利用者が荷物を預
け入れにくかったが、荷物預け入れ領域および取り出し
領域を利用者が利用しやすい高さに設ければ、従来のよ
うに空保管庫が高い位置にあることによる不便さを解消
することができる。しかも、保管庫には利用者が直接ア
クセスすることはないので、その高さを高くしたり異な
る場所に設けておくことができるので、設置空間の有効
利用を図ることができる。
【0008】ロッカーシステムでは、複数の利用者が同
時に荷物の預け入れをすることは少なくない。したがっ
て、荷物預け入れ領域には実際に荷物を預け入れる荷物
預け入れ庫を各々複数設ける。
【0009】本発明は以上の思想に基づくものであり、
複数の荷物預け入れ庫を備えた荷物預け入れ領域と、該
荷物預け入れ領域と別個の場所に設けられ、荷物取り出
し庫を備えた荷物取り出し領域と、前記荷物預け入れ領
域から荷物取り出し領域へ荷物を搬送する搬送手段とが
設けられていることを特徴とするオートロッカーシステ
ムである。
【0010】本発明のオートロッカーシステムは、複数
の荷物預け入れ庫を備えた荷物預け入れ領域と、該荷物
預け入れ領域とは離間した場所に設けられ、荷物取り出
し庫を備えた荷物取り出し領域と、複数の保管庫を備え
た荷物保管領域と、前記荷物預け入れ領域と荷物取り出
し領域と荷物保管領域との間で荷物を搬送する搬送手段
とが設けられている。本発明において、荷物預け入れ庫
とは利用者が荷物を実際に荷物を預け入れるものであ
り、形態としては従来のロッカーの保管庫と同様でかま
わない。また、本発明において荷物取り出し庫とは、利
用者が現実に荷物を取出すものであり、これも従来のロ
ッカーの保管庫と同様の形態でかまわない。
【0011】また、前記搬送手段は預け入れられた荷物
を荷物預け入れ庫から荷物保管領域の空の保管庫に搬送
する。また、荷物を取り出すときには、前記搬送手段で
当該保管庫から荷物取り出し庫まで荷物を搬送する。
【0012】本発明のオートロッカーシステムを実現す
るに当たっては、各保管庫に保管されている荷物を把握
しておくことが重要である。利用者の取り出し要求に応
じて、正しい荷物を取り出す必要があるからである。し
たがって、本発明では取り出し要求がなされた荷物が保
管されている保管庫を特定する保管情報管理手段を設け
る。
【0013】荷物預け入れ庫において荷物が預け入れら
れると、前記保管情報管理手段からの指令に基づき預け
入れ荷物を前記搬送手段が保管庫に搬送する。この動作
を制御する第1の搬送制御手段を本発明は備える。ま
た、利用者の取り出し要求があった場合、取り出し要求
がなされた荷物が保管されている保管庫が特定され、前
記保管情報管理手段からの指令に基づき前記搬送手段で
当該荷物を荷物取り出し庫まで搬送する。この動作を制
御する第2の搬送制御手段を本発明は備える。なお、第
1の搬送制御手段、第2の搬送制御手段といっている
が、別体のものであることを要するものではない。両者
の機能を備えている限り、一体化してあっても本発明の
範疇に入る。
【0014】荷物預入時に前記保管情報管理手段で特定
された所定の保管庫の情報を利用者が得ておき、荷物取
り出し時にこの情報を前記保管情報管理手段に与える。
利用者がこの情報を得る手段としては、種々想定される
が、磁気カード、あるいはICカード等(以下、単にカ
ード)の携帯型記録媒体を用いることが望ましく、その
場合のロッカーシステムの概要は以下のようなものにな
る。
【0015】ロッカーシステムにはカード発行機が付設
してあり、利用者はロッカー利用に際してこのカード発
行機からカードを購入する。なお、荷物取り出し領域を
駐車場に設置する場合などは、該カードと駐車券とを兼
用させてもよい。この場合は、カード(駐車券)の発行
は利用者の車両入庫時に行われる。荷物預け入れ庫およ
び荷物取り出し庫には、前記保管情報管理手段に接続さ
れたカードリーダが各々付設されており、利用者は荷物
預入時にこのカードリーダにカードを差し入れる。する
と、保管情報管理手段が前記搬送手段にその荷物を保管
庫へ搬送するよう前記第1の搬送制御手段に指令を発す
る。荷物が搬送された保管庫についての情報(たとえば
保管庫毎に付されている番号、記号。以下保管位置情報
という)は、カードリーダから前記保管情報管理へ送信
されるとともに、カードへ記録される。この操作が終了
すると、保管庫のドアは閉じるとともに、カードがカー
ドリーダから排出され、利用者はそれを携帯する。
【0016】荷物を取り出す際には、利用者が荷物取り
出し庫に付設されたカードリーダに荷物の保管位置情報
が記録されたカードを差し入れる。すると、カードリー
ダから保管位置情報が保管情報管理手段に送信され、保
管情報管理手段に記録されている多数の保管位置情報と
照合する。カードに記録されていた保管位置情報と一致
した保管位置情報は、前記第2の搬送制御手段に送信さ
れ、搬送手段はその指令に基づき、保管庫から荷物取り
出し庫まで荷物を搬送する。搬送が終了すると荷物取り
出し庫のドアが開閉可能となり、利用者は荷物を取り出
すことが可能となる。
【0017】カードは一回のロッカー使用に限るものと
しても良いし、複数回利用できるようにしても良い。ま
た、カードの種類を一回利用から複数回利用の複数種類
としてもかまわない。同一の場所に設置されるロッカー
システムの使用頻度が多い利用者にとって、複数回利用
可能な度数のカードが存在すれば、ロッカー利用の度に
カード購入する必要がないので便利である。
【0018】上記の場合、カートが一回利用のみの度数
または複数回利用の場合でも利用度数が終了した場合に
は荷物取り出し後にロッカーシステムが回収し、複数回
利用可能の場合で利用度数が残っている場合には荷物取
り出し後にカードリーダから排出されるようにすればよ
い。また、カードと駐車券とが兼用である場合には、車
両が出庫する際に駐車料金と共に支払いを行うようにす
ればよい。
【0019】荷物取り出し領域および荷物保管領域は複
数設けられていてもよい。例えば、立体駐車場等で各階
に荷物保管領域、荷物取り出し領域を設ける。利用者が
荷物預け入れ時に予めどの荷物取り出し領域で荷物を取
り出すかを指定しておくか、または、カード(駐車券)
に予め利用者の駐車階を記録しておくことにより搬送制
御手段が利用者にとって最も便利な荷物保管領域を選定
し、荷物を搬送して保管しておく。これにより、利用者
は迅速に荷物を取り出すことができる。
【0020】本発明において、荷物の搬送は、コンテナ
に収容した状態で行うことが望ましい。ロッカーには、
たとえば鞄を強制的に押し込み保管する場合があるが、
そのような荷物を搬送手段で搬送して寸法の定まった保
管庫へ搬送、収容することが困難な場合があるからであ
る。したがって、荷物預け入れ庫にコンテナを配置して
おき、このコンテナに預け入れられた荷物をコンテナご
と搬送手段で保管庫へ搬送し、また荷物の取り出しの際
にはコンテナごと荷物を荷物取り出し庫まで搬送するよ
うにすればよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は荷物預け入れ側を示す図で
あり、図2は荷物取り出し側を示す図である。本例のオ
ートロッカーシステム1は、図1に示す荷物預け入れ領
域1Aと、図2に示す荷物取り出し領域1Bおよび荷物
保管領域1Cから構成される。荷物預け入れ領域1A
は、荷物預け入れユニット1a内に棚3bが多列,多段
に形成されている。棚3b前方には荷物預け入れ庫7を
構成する棚3aが設けられている。また、後ろ側の棚3
bの各区画は全て空コンテナ収容庫2aを構成してい
る。なお、図1に示すように、荷物預け入れ庫7は、利
用者の荷物預け入れ、取り出しに支障のない高さに配置
されている。
【0022】また棚3aと棚3bとの間の通路には、ガ
イドレール6上を走行するスタッカクレーン5が設置さ
れており、このスタッカクレーン5は、荷物を収納・保
管した状態でコンテナ4を搬送する。さらに、後述する
荷物取り出し領域1Bへ実コンテナ4を搬送する実コン
テナ搬送コンベア12及び空コンテナ4が返送される空
コンテナ搬送コンベア14が設けられている。
【0023】コンテナ4は図3に示すように、内側に荷
物収納用空間を有し、底部に設けた一対の支持台4aを
介して棚3上に載置されている。スタッカクレーン5は
図5に示すように、空コンテナ収容庫2aに対応した高
さを有する支柱5bと、左右方向に伸縮する一対のフォ
ーク5aを備えており、たとえば、図のように棚3a上
のコンテナ4をフォーク5aで持ち上げて中央に移動
し、図示しない昇降装置によってフォーク5aごとコン
テナ4を上昇または降下させ、あるいはスタッカクレー
ン5をガイドレール6に沿って移動させ、コンテナ4
(荷物)を棚3bの指定された保管庫2に搬送すること
ができる。
【0024】一方、図2の荷物保管領域1Cには、荷物
保管ユニット1b内に棚23a、23bが各々多列,多
段に形成されている。これら棚23a、23bの各区画
は実コンテナ保管庫2bとなっている。荷物保管ユニッ
ト1bの側壁には、利用者が実コンテナを取り出す荷物
取り出し領域1Bが設けられている。棚23a中央部に
は、荷物取り出し領域1Bに対向して出庫用リフター1
3bおよび入庫用リフター15cが設置されている。ま
た、荷物預け入れ領域1A側から実コンテナ搬送コンベ
ア12を介して搬送されてきた実コンテナ4を、実コン
テナ保管庫2b内に保管するための実コンテナ入庫リフ
ター13aと、荷物が取り出された後の空コンテナ4を
空コンテナ搬送コンベア14を介して荷物預け入れ領域
1A側へ返送するための空コンテナリフター15aとが
設けられている。棚23aと棚23bとの間の通路に
は、コンテナ4を搬送するシャトルカー16が設けら
れ、実コンテナ保管庫2bと、各リフター(出庫用リフ
ター13b、入庫用リフター15c、実コンテナ入庫リ
フター13a、空コンテナリフター15a)との間でコ
ンテナが搬送される。
【0025】荷物取り出し領域1Bには、利用者が荷物
を取り出すための荷物取り出し庫8が設けられている。
また、その内部には出庫用リフター13bから荷物取り
出し庫8へ実コンテナを搬送する実コンテナリフター1
3cと、荷物取り出し庫8から入庫用リフター15cへ
空コンテナを搬送する空コンテナ再入庫用リフター15
bが配置されている。ここで、スタッカクレーン5、実
コンテナ搬送コンベア12、空コンテナ搬送コンベア1
4、実コンテナ入庫リフター13a、空コンテナリフタ
ー15a、シャトルカー16、出庫用リフター13b、
入庫用リフター15c、実コンテナリフター13c、空
コンテナ再入庫リフター15bは、搬送手段を構成して
いる。
【0026】本実施形態においては、図6に示すよう
に、荷物保管領域1Cが荷物預け入れ領域1Aから離れ
た場所に設置され、また荷物取り出し領域1Bが荷物保
管領域1Cに隣接設置され、それぞれを実コンテナ搬送
コンベア12及び空コンテナ搬送コンベア14で接続し
た構成である。荷物預け入れ領域1Aをデパートの売場
に隣接して設け、荷物保管領域1Cと荷物取り出し領域
1Bをデパートに隣接する駐車場等に設けることができ
る。
【0027】図4に本オートロッカーシステムの基本構
成とその制御系統を示す。図示するように、ロッカー1
には荷物預け入れ庫7及び荷物取り出し庫8が設置さ
れ、この各荷物預け入れ庫7及び荷物取り出し庫8近傍
には、各々カードリーダ9、10が各々設置されてい
る。なお、荷物預け入れ庫7は図1に示すように複数設
けられており、各々にカードリーダ9が設置されてい
る。利用者が荷物預け入れに際して、例えば磁気カード
20(図示しないカード発行機から有料で発行される)
をカードリーダ9に差し入れると、荷物を収納したコン
テナの識別及び特定が行われるとともに、その情報が保
管情報管理手段11に送信される。また、利用者が荷物
取り出しに際してカード20をカードリーダ10に差し
入れると、カード20に記録されている情報、つまり当
該荷物が保管されている保管庫についての情報(以下、
保管位置情報)を保管情報管理手段11に送信する。
【0028】カード20は、前述のように一回利用から
複数回利用の複数種類としてもかまわない。同一の場所
に設置されるロッカーシステムの使用頻度が多い利用者
にとって、複数回利用可能な度数のカードが存在すれ
ば、ロッカー利用の度にカード購入する必要がないので
便利である。
【0029】保管情報管理手段11は、各保管庫2の保
管有無情報を所有しているとともに、利用者が荷物預け
入れに際してカード20をカードリーダ9に差し入れた
ことの情報を得たら、当該荷物を保管すべき保管庫を特
定してその情報を搬送制御手段19に送信する。特定さ
れた保管位置情報はカード20にカードリーダ9を介し
て書き込まれる。また、搬送制御手段19は、この送信
情報に基づきスタッカクレーン5の動作を制御する。
【0030】また、利用者が荷物取り出しに際して送信
された保管位置情報を得たら、保管情報管理手段11は
記録されている多数の保管位置情報と照合する。カード
20に記録されていた保管位置情報と一致した保管位置
情報は、搬送制御手段19に送信される。搬送制御手段
19は、この送信情報に基づきシャトルカー16の動作
を制御する。
【0031】また、搬送制御手段19は、荷物の預け入
れと取り出しに際し、荷物預け入れ領域1Aと荷物取り
出し領域1Bとの間で荷物の搬送を行うべく、実コンテ
ナ搬送コンベア12、空コンテナ搬送コンベア14、実
コンテナ入庫用リフター13a、空コンテナリフター1
5a、出庫用リフター13b、入庫用リフター15c、
実コンテナリフター13c、空コンテナ再入庫リフター
15bの制御も行う。
【0032】以下、本ロッカーシステムをより詳しく説
明する。荷物を預け入れる場合、利用者はカード20を
任意の荷物預け入れ庫7のカードリーダー9に差し込
み、ドアを開けて荷物をコンテナ4に収納した後ドアを
閉めカード20を引き抜く。これによってドアが自動的
にロックされ、また荷物を収納したコンテナの識別が行
われる。また、その情報が保管情報管理手段11に送信
されると、保管情報管理手段11はその荷物を保管すべ
き実コンテナ保管庫2bを選定するとともに前記スタッ
カクレーン5にその荷物を当該保管庫へ搬送するよう搬
送制御手段19に指令を発する。次いで搬送制御手段1
9からの指令に基づいてスタッカクレーン5が駆動さ
れ、実コンテナ4は当該荷物預け入れ庫7から実コンテ
ナ搬送コンベア12によって荷物保管領域1Cへ搬送さ
れる。その後、実コンテナ入庫リフター13a、シャト
ルカー16によって保管すべき実コンテナ保管庫2bに
保管される。
【0033】荷物が搬送された後の荷物預け入れ庫7に
は、空のコンテナ4が搬送され、新たな荷物の受け入れ
が可能な状態となる。なお、この空のコンテナ4は、空
コンテナ収容庫2aに配置しておき、預け入れによる搬
送作業が終了する度に、当該荷物預け入れ庫7にスタッ
カクレーン5により搬送される。
【0034】預けた荷物を取出す場合、利用者はカード
20を荷物取り出し庫8のカードリーダー10に差し込
む。するとカード20に記録されている保管位置情報を
カードリーダ10が読み出すとともに、保管情報管理手
段11にその情報を送信する。保管情報管理手段11
は、カード20に記録されている保管位置情報と保管情
報管理手段11に記録されている多数の保管位置情報と
を照合し、一致した保管位置情報を搬送制御手段19に
送信する。搬送制御手段19は、シャトルカー16に対
して、当該保管位置に相当する実コンテナ保管庫2bに
移動して取出すべき荷物を収容しているコンテナ4を引
出すよう制御する。さらにそのコンテナを荷物取り出し
領域1Bへ搬送する動作を行うよう、出庫用リフター1
3b、実コンテナリフター13cを制御する。そして、
荷物取り出し庫8までコンテナ4が搬送されると荷物取
り出し庫8のドアを開き荷物を取り出すことができる。
【0035】なお、荷物が取り出された後の空コンテナ
4は、この後空コンテナ再入庫リフター15b、シャト
ルカー16、空コンテナリフター15aを経て空コンテ
ナ搬送コンベア14によって荷物預け入れ領域1Aに返
送される。荷物預け入れ領域1Aでは、スタッカクレー
ン5によって空コンテナ収容庫2aに収容され、次の呼
出まで待機する。
【0036】以上説明したように、本例のオートロッカ
ーシステムによると、荷物預け入れ領域、荷物取り出し
領域がそれぞれ分離して設置され、また荷物の預け入
れ、保管及び取り出しがカードによって自動的に行われ
るので、例えば、荷物預け入れ領域をデパート内の売場
に隣接した場所に設置し、荷物取り出し領域をデパート
に隣接した駐車場に設置することにより、利用者は商品
を購入後、その売場で荷物預け入れ庫に荷物(購入した
商品)を預け入れ、その後駐車場の荷物取り出し庫で荷
物を受け取ることができる。したがって、利用者はロッ
カーに荷物を預けた後、その荷物を取り出すために戻る
必要がなく、荷物を駐車場まで運搬する必要もないの
で、利用者の利便性を大幅に向上させることができる。
【0037】なお、上記カードとして、駐車場の駐車券
を用いることとしてもよい。この場合、カード(駐車
券)の発行は、車両の入庫時に行われる。また、上記に
おいては荷物取り出し庫8は一つであるが、複数設けて
もよい。一つの荷物取り出し領域1Bに荷物取り出し庫
8を複数設けても、複数の荷物取り出し領域1Bを設け
てもよい。
【0038】搬送手段として上記実施形態ではスタッカ
クレーン5、シャトルカー16を示したが、これに限定
されるものではない。また、複数台のスタッカクレーン
5、シャトルカー16を設けても良い。
【0039】本発明は、他の実施形態として以下のよう
に構成してもよい。上記実施形態においては、荷物保管
領域1Cと荷物取り出し領域1Bとは同じ場所に設けら
れていたが、これを別の場所に設ける。すなわち、図7
に示すように、荷物保管領域1Cと荷物預け入れ領域1
Aとを近接配置し、荷物取り出し領域1Bは、荷物預け
入れ領域1Aから離れた場所に設置する。荷物取り出し
領域1Bと荷物保管領域1Cとは実コンテナ搬送コンベ
ア12及び空コンテナ搬送コンベア14で接続する。こ
のロッカーシステムは、荷物保管領域1Cを設置する空
間的余裕がない場所でも荷物取り出し領域1Bを設置し
たい場合に有効である。また、複数の荷物取り出し領域
1Bを設け、実コンテナを荷物保管領域1Cで集中的に
管理することができる。複数の荷物取り出し領域1Bは
同じ場所に設けてもよいし、例えば立体駐車場などの各
階に設けてもよい。なお、荷物預け入れ領域1Aと荷物
保管領域1Cとが近接していることから、空コンテナ収
容庫2aと実コンテナ保管庫2bとを一体化し、空コン
テナと実コンテナとを混在させて管理してもよい。
【0040】また、図8に示すように、荷物保管領域1
Cを荷物預け入れ領域1Aと荷物取り出し領域1Bの双
方から離れた場所に設置してもよい。この場合、荷物預
け入れ領域1Aと荷物保管領域1Cとの間、及び、荷物
保管領域1Cと荷物取り出し領域1Bとの間を、実コン
テナ搬送コンベア12及び空コンテナ搬送コンベア14
で接続する。この場合、預け入れ側、取り出し側双方の
空間的余裕に関係なく荷物保管領域1Cを設けることが
できる。
【0041】さらにまた、図9に示すように、荷物取り
出し領域1Bを複数設け、各々の荷物取り出し領域1B
に近接して荷物保管領域1Cを設けてもよい。このロッ
カーシステムにおいては、例えば立体駐車場の各階に荷
物取り出し領域1Bおよび荷物保管領域1Cを設けてお
く。利用者は荷物預入時にどの荷物取り出し領域1Bで
荷物を取り出すかを保管情報管理手段11に指定する
か、または、駐車券に予め利用者の駐車階を記録してお
くことにより保管情報管理手段11を介して搬送制御手
段19が利用者にとって最も便利な荷物取り出し領域を
選定し、荷物保管領域1Cの実コンテナ保管庫2bに荷
物を搬送する。これにより、利用者は駐車してある車両
の近くで荷物を受け取ることができ、利用者の荷物搬送
の労力を最小化することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオートロ
ッカーシステムによると、荷物預け入れ領域、荷物取り
出し領域がそれぞれ分離して設置され、例えば、荷物預
け入れ領域をデパート内の売場に隣接した場所に設置
し、荷物取り出し領域をデパートに隣接した駐車場に設
置することにより、利用者は商品を購入後、その売場で
荷物預け入れ庫に荷物(購入した商品)を預け入れ、そ
の後駐車場の荷物取り出し庫で荷物を受け取ることがで
きる。すなわち、利用者はロッカーに荷物を預けた後、
その荷物を取り出すために戻る必要がなく、荷物を駐車
場等まで運搬する必要もないので、利用者の利便性を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態に係るオートロッカーシ
ステムを示す図であり、荷物預け入れ領域を示す図であ
る。
【図2】 同荷物取り出し領域を示す斜視図である。
【図3】 コンテナの外観を示す図である。
【図4】 オートロッカーシステムの基本構成および制
御系統図を示す図である。
【図5】 コンテナの搬送方法を示す図である。
【図6】 オートロッカーシステムの基本構成を示す図
である。
【図7】 オートロッカーシステムの他の実施形態の基
本構成を示す図である。
【図8】 オートロッカーシステムの他の実施形態の基
本構成を示す図である。
【図9】 オートロッカーシステムの他の実施形態の基
本構成を示す図である。
【図10】 従来のコインロッカーを示す図である。
【符号の説明】
1 ロッカー 1A 荷物預け入れ領域 1B 荷物取り出し領域 1C 荷物保管領域 2b 実コンテナ保管庫 4 コンテナ 5 スタッカクレーン 6 ガイドレール 7 荷物預け入れ庫 8 荷物取り出し庫 9,10 カードリーダ 12 実コンテナ搬送コンベア 14 空コンテナ搬送コンベア 13a 実コンテナ入庫リフター 15a 空コンテナリフター 16 シャトルカー 13b 出庫用リフター 15c 入庫用リフター 13c 実コンテナリフター 15b 空コンテナ再入庫リフター 20 カード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の荷物預け入れ庫を備えた荷物預け
    入れ領域と、 該荷物預け入れ領域とは離間した場所に設けられ荷物取
    り出し庫を備えた荷物取り出し領域と、 複数の保管庫を備えた荷物保管領域と、 前記荷物預け入れ領域と荷物取り出し領域と荷物保管領
    域との間で荷物を搬送する搬送手段とが設けられている
    ことを特徴とするオートロッカーシステム。
  2. 【請求項2】 前記荷物保管領域が、前記荷物預け入れ
    領域近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のオートロッカーシステム。
  3. 【請求項3】 前記荷物保管領域が、前記荷物取り出し
    領域近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のオートロッカーシステム。
  4. 【請求項4】 前記荷物保管領域が、前記荷物預け入れ
    領域及び荷物取り出し領域から離間した場所に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のオートロッカー
    システム。
  5. 【請求項5】 前記荷物取り出し領域が複数設けられて
    いることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のオートロッカーシステム。
  6. 【請求項6】 前記荷物保管領域が複数設けられている
    ことを特徴とする請求庫1から5のいずれかに記載のオ
    ートロッカーシステム。
  7. 【請求項7】 取り出し要求がなされた荷物が保管され
    ている保管庫を特定する保管情報管理手段を有する請求
    項1から6のいずれかに記載のオートロッカーシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記保管情報管理手段からの指令に基づ
    き預け入れ荷物を前記搬送手段が保管庫に搬送する動作
    を制御する第1の搬送制御手段を有する請求項7記載の
    オートロッカーシステム。
  9. 【請求項9】 前記第1の搬送制御手段は、複数の荷物
    保管領域の中から預け入れ荷物を搬送する荷物保管領域
    を選定することを特徴とする請求項8記載のオートロッ
    カーシステム。
  10. 【請求項10】 前記保管情報管理手段からの指令に基
    づき取り出し荷物を前記保管庫から荷物取り出し庫へ搬
    送する動作を制御する第2の搬送制御手段を有する請求
    項7記載のオートロッカーシステム。
  11. 【請求項11】 荷物が保管される保管庫についての情
    報を携帯型記録媒体に記録すると共に、その情報を読み
    取る保管庫情報記録手段を備えたことを特徴とする請求
    項1から10のいずれかに記載のオートロッカーシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記保管庫情報記録手段が読み取った
    保管庫の情報と前記保管情報管理手段に記録された保管
    庫の情報を照合し、照合された保管庫に保管された荷物
    を荷物取り出し庫へ搬送するよう、前記第2の搬送制御
    手段が前記搬送手段に指令を出す請求項11に記載のオ
    ートロッカーシステム。
JP11153026A 1999-05-31 1999-05-31 オートロッカーシステム Withdrawn JP2000344304A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214320A (ja) * 2013-06-24 2013-10-17 Nec Infrontia Corp 買物システム及び方法

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