JP6976120B2 - 荷物取扱装置 - Google Patents

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本発明は、機械式駐車装置の利用者が荷物を取り扱うときに使用する荷物取扱装置に関するものである。
機械式駐車装置は、建屋の内部に、入庫する車両の乗り入れと、出庫する車両の乗り出しとを行う入出庫部を備え、建屋の壁面には入出庫部に連通する入出庫口が設けられている形式のものがある。入出庫口には、開閉式の扉が設けられている。また、建屋の外側における入出庫口の付近には、操作盤が設けられている(たとえば、特許文献1参照)。
機械式駐車装置の利用者が、たとえば、一週間分の食料品などをまとめ買いした場合などには、機械式駐車装置に入庫させる車両に、多くの荷物が積まれている場合がある。
この車両に積まれた荷物の量が、利用者が持つことができる量を超えている場合は、たとえば、住居などの目的場所まで、全部の荷物を、一度では運びきれないことがある。
この場合、利用者は、一度に運べる量の荷物を、入庫する車両から機械式駐車装置の入出庫口の外に持ち出し、その状態で、操作盤で扉閉の操作を行って、車両の入庫処理をひとまず完了する。
次に、利用者は、入出庫口の外に持ち出していた荷物を、目的場所まで運ぶ。
次いで、利用者は、機械式駐車装置まで戻り、操作盤で車両の出庫呼び操作を行う。これにより、機械式駐車装置では、車両が入出庫部まで呼び出され、車両の向きが入出庫口の方向を向くように整えられてから、入出庫口の扉が開く。
この状態で、利用者は、再び、一度に運べる量の荷物を、入出庫部に配置された車両から、機械式駐車装置の入出庫口の外に持ち出し、その状態で、操作盤で扉閉の操作を行って車両の出庫処理をキャンセルする。
次に、利用者は、入出庫口の外に持ち出していた荷物を、目的場所まで運ぶ。
このとき、車両に積んだ荷物を目的場所まで運びきれていない場合は、利用者は、車両から目的場所まで荷物を運びきるまで、前記の操作および作業を繰り返し行う。
特開2011−78288号公報
ところで、前記した荷物の取り扱い方法では、利用者は、機械式駐車装置に車両を入庫させた後、車両に残していた荷物の持ち出しを行うごとに、操作盤で、出庫操作を行わなければならない。
しかし、機械式駐車装置では、出庫操作を行っても、車両が入出庫部まで呼び出されて、入出庫口の扉が開くまでには、待ち時間が生じる。更に、他の利用者が入出庫処理を開始している場合は、その入出庫処理が完了するまでの待ち時間も必要になる。
そのため、従来は、車両に積まれた荷物の量が、利用者が一度に持つことができる量を超えている場合、全部の荷物を車両から運び出して住居などの目的場所まで運びきるまでに要する時間が嵩む、というのが実情である。
しかし、機械式駐車装置では、このような入庫する車両から多くの荷物を運び出す必要がある場合に、利用者が車両の入庫処理を完了した後、出庫操作を1回、あるいは、複数回行わなくても済むように、利用者の荷物の取り扱いに対する利便を図る手段は、従来特に提供されていないというのが実情である。
そこで、本発明は、機械式駐車装置に入庫する車両から、利用者が一度に持つことができる量を超える量の荷物を運ぶ必要がある場合に、利用者が、機械式駐車装置で車両の入庫処理を完了した後に、車両からの荷物の運び出しを目的とする出庫操作を行う必要をなくすか、あるいは、出庫操作が必要とされる回数を低減することができる荷物取扱装置を提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、入出庫部と操作盤と制御盤と駐車装置本体とを備える機械式駐車装置の前記入出庫部の内側または外側に設置されたカート貸出機と、前記カート貸出機に収納可能であり、前記カート貸出機より取り出され、前記機械式駐車装置に入庫する車両に積まれた荷物の搬送に用いることが可能なカートと、前記カート貸出機における前記カートの貸し出しを管理する管理部と、前記制御盤に付属して設けられた処理部と、前記処理部の記録装置と、を有してなり前記管理部は、前記カートの利用が開始されるときに操作される利用開始操作部、を備え、前記処理部は、記制御盤が前記駐車装置本体から入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号を受け取ると、前記管理部に対して、前記管理部を前記利用開始操作部の操作を受付可能な利用待機状態にする利用待機指令を送前記利用開始操作部が操作されて前記カート貸出機から前記カートが取り出されると送信される利用開始信号を前記管理部から受け取ると、前記制御盤が前記操作盤から受け取る信号を基に、前記入庫の入庫呼び操作を行った利用者を特定し、特定された前記利用者の情報と、前記利用開始信号に含まれている前記カート貸出機から前記カートが取り出された日時の情報とを、カート利用ログとして前記記録装置に記録する構成を有する荷物取扱装置とする。
また、前記管理部は、前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されて前記カート貸出機から前記カートが取り出されると前記利用開始信号を前記処理部へ送り、前記利用待機状態以外の状態のとき、前記利用開始操作部が操作されても前記利用開始操作部の操作を受け付けない。
さらに、前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されると、前記カート貸出機は、施錠状態から解錠状態になり、前記施錠状態は、前記カートが前記カート貸出機から取り出し不可能な状態であり、前記解錠状態は、前記カートが前記カート貸出機から取り出し可能な状態である。
さらにまた、前記利用開始信号は、前記カート貸出機から取り出された前記カートの識別のための情報と、前記カートが取り出された日時の情報と、を含む。
また、入出庫部と操作盤と制御盤と駐車装置本体とを備える機械式駐車装置の前記入出庫部の外側に設置されて、前記機械式駐車装置に入庫する車両に積まれた荷物の保管が可能な荷物保管ボックスと、前記荷物保管ボックスの貸し出しを管理する管理部と、前記制御盤に付属して設けられた処理部と、前記処理部の記録装置と、を有してなり前記管理部は、前記荷物保管ボックスの利用が開始されるときに操作される利用開始操作部、を備え、前記処理部は、記制御盤が前記駐車装置本体から入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号を受け取ると、前記管理部に対して、前記管理部を前記利用開始操作部の操作を受付可能な利用待機状態にする利用待機指令を送前記利用開始操作部が操作されて前記荷物保管ボックスが使用可能な状態になると送信される利用開始信号を前記管理部から受け取ると、前記制御盤が前記操作盤から受け取る信号を基に、前記入庫の入庫呼び操作を行った利用者を特定し、特定された前記利用者の情報と、前記利用開始信号に含まれている前記荷物保管ボックスが使用可能とされた日時の情報とを、ボックス利用ログとして前記記録装置に記録する構成を有する荷物取扱装置とする。
また、前記管理部は、前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されて前記荷物保管ボックスが使用可能な状態になると前記利用開始信号を前記処理部へ送り、前記利用待機状態以外の状態のとき、前記利用開始操作部が操作されても前記利用開始操作部の操作を受け付けない。
さらに、前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されると、使用不可能な状態の前記荷物保管ボックスは、使用可能な状態になる。
さらにまた、前記利用開始信号は、前記使用可能な状態にされた前記荷物保管ボックスの識別のための情報と、前記使用可能な状態にされた日時の情報と、を含む。
本発明の荷物取扱装置によれば、機械式駐車装置に入庫する車両から、利用者が一度に持つことができない量の荷物を運ぶ必要がある場合に、利用者が、機械式駐車装置で入庫処理を完了した後に、車両からの荷物の運び出しを目的とする出庫操作を行う必要をなくすか、あるいは、出庫操作が必要とされる回数を低減することができる。
荷物取扱装置の第1実施形態を示す概要図である。 図1の荷物取扱装置を装備した機械式駐車装置の入出庫部の位置での概略切断平面図である。 カート貸出機を拡大して示す斜視図である。 荷物取扱装置の第2実施形態を示す概要図である。 図4の荷物取扱装置を装備した機械式駐車装置の入出庫部の位置での概略切断平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、荷物取扱装置の第1実施形態を示す概略図である。図2は、本実施形態の荷物取扱装置を適用した機械式駐車装置の入出庫部の位置での概略切断平面図である。図3は、本実施形態の荷物取扱装置におけるカート貸出機の一例を示す概略斜視図である。
ここで、まず、図1、図2を用いて、本実施形態の荷物取扱装置の適用対象となる機械式駐車装置について概説する。
図2に示すように、機械式駐車装置100は、建屋101の内部に、入庫する車両110の乗り入れと、出庫する車両110の乗り出しとを行う入出庫部102を備えている。建屋101の壁面103には、入出庫部102に連通する入出庫口104が設けられている。入出庫口104には、図2に二点鎖線で示す扉105が開閉可能に設けられている。また、建屋101の外側における入出庫口104の付近には、操作盤106が設けられている。
機械式駐車装置100は、入出庫部102と、図示しない格納棚との間で車両110の搬送を行う搬器107を備えている。入出庫部102には、ターンテーブルが備えられていてもよい。
操作盤106は、図示しないが、機械式駐車装置100の図示しない利用者(以下、単に利用者という)が、磁気カード、ICカードのような認証媒体や、暗証番号などにより認証を受ける操作、および、認証を受けた利用者が入庫呼び操作、出庫呼び操作、扉閉操作などの各種操作を行うための操作部を備えている。
図1に示すように、機械式駐車装置100では、操作盤106は、制御盤108に接続されている。
制御盤108は、操作盤106から、入庫呼び操作、出庫呼び操作、扉閉操作などの利用者が行った各種操作に関する信号Aを受け取る機能を備えている。
機械式駐車装置100では、車両110の入庫処理や出庫処理を行うときには、搬器107、入出庫口104の扉105(図2参照)、ターンテーブル、その他の様々な機械から構成されている駐車装置本体109にて、いろいろな機械の動作を連係させる必要がある。
そのため、制御盤108は、駐車装置本体109に対して、操作盤106から受け取った信号Aに応じた動作指令Bを与える機能を備えている。
駐車装置本体109は、制御盤108から動作指令Bを受け取ると、その動作指令Bに応じて、各種の機械を連携して動作させる。その後、駐車装置本体109は、操作盤106でなされた入庫呼び操作、出庫呼び操作、扉閉操作などの各種操作に応じた機械の動作が完了すると、機械動作完了信号Cを、制御盤108へ送る機能を備えている。
たとえば、利用者が操作盤106で入庫呼び操作を行った場合は、その信号Aを受けた制御盤108からの動作指令Bに基づき、駐車装置本体109は、図2に示すように、車両110を格納する予定の格納棚から搬送した空のパレット111を、搬器107と共に入出庫部102に配置して、車両110を乗り入れ可能な状態にする。次に、駐車装置本体109(図1参照)は、入出庫口104の扉105を開く。このような入庫のための機械動作が完了すると、図1に示したように、駐車装置本体109は、機械動作完了信号Cを、制御盤108へ送る。
機械式駐車装置100に適用する本実施形態の荷物取扱装置は、図1、図2に符号1で示すもので、図1に示すように、カート貸出機2と、カート貸出機2の管理部3と、機械式駐車装置100の制御盤108に付属して設けられて、管理部3と信号の受け渡しを行う処理部4とを備えた構成とされている。
本実施形態では、カート貸出機2は、図2に示すように、機械式駐車装置100の入出庫部102に設置されている。
カート貸出機2は、図3に示すように、カート5を収納可能な収納区画6を、複数備えている。
各収納区画6には、図示しない電子錠が設けられている。この電子錠は、施錠状態のときには、収納区画6からのカート5の取り出しを不可とし、解錠状態になると、収納区画6からのカート5の取り出しを可能にするものである。なお、この機能を備えていれば、電子錠は、任意の形式のものを採用してよい。たとえば、電子錠は、カート5のフレームなどのカート5の一部にフック形状の部材を掛けてカート5自体を拘束する形式であってもよいし、各収納区画6の開口部に備えた図示しない扉やゲートに設けられた電子錠であってもよい。
カート5は、人が持って運ぶことができる荷物の量の数倍程度の荷物を載せることができるようなサイズのものとされている。
カート5は、収納区画6およびカート貸出機2を小型化するという観点から考えると、折り畳み可能な形式であることが好ましいが、カート貸出機2の収納区画6の形状やサイズに応じて任意の形式のものを用いてよいことは勿論である。
図示しないが、各カート5には、それぞれのカート5を識別可能にするための識別タグのような識別部が設けられている。また、カート貸出機2には、各カート5の識別部と連係して、収納区画6に収納されているカート5や、収納区画6から取り出されたカート5を特定可能なカート特定手段を備えている。識別部とカート特定手段としては、たとえば、電子タグと、そのリーダを用いるようにすればよいが、各カート5を個別に特定することができれば、任意の形式の識別部とカート特定手段を用いてもよいことは勿論である。
管理部3は、カート貸出機2によるカート5の貸し出しを管理するものである。
管理部3は、図1に示すように、利用者がカート5(図3参照)の利用を開始するときに操作する利用開始操作部7を備えている。この利用開始操作部7は、利用者が、カート5の利用を望む場合に積極的に操作するものとなっていれば、ボタンスイッチや、その他、任意の形式のスイッチを採用してよい。また、たとえば、利用開始操作部7は、機械式駐車装置100における認証用の磁気カード、ICカードのような認証媒体や、暗証番号によって操作する操作部であってもよい。
管理部3は、処理部4から、利用待機指令Dを受け取ると、利用開始操作部7の操作を受け付け可能な利用待機状態になる機能を備えている。
また、管理部3は、この利用待機状態のときに、利用開始操作部7が利用者により操作されると、その時点でカート貸出機2の収納区画6に収納されているカート5の1つについて、対応する図示しない電子錠を解錠状態にして、そのカート5を取り出し可能にする機能を備えている。なお、この際、カート貸出機2では、電子錠を解錠状態にして取り出し可能となるカート5に対応する収納区画6について、付設した表示ランプを点灯させるなど、利用者が取り出し可能となったカート5を容易に認識できるようにするための手段を備えることが好ましい。
これにより、カート貸出機2では、利用者が、1台のカート5を収納区画から取り出して利用することができるようになる。
管理部3は、このように利用開始操作部7が操作されて、カート貸出機2から1台のカート5が利用者によって取り出されると、取り出されたカート5の識別のための情報と、カート5が取り出された日時の情報とを含む利用開始信号Eを、処理部4へ送る機能を備えている。
なお、管理部3は、利用待機状態以外のときには、利用開始操作部7が操作されたとしても、その操作は受け付けず、無視するようになっている。
また、管理部3は、利用者がカート5の利用を終了するときに操作する利用終了操作部8を備えている。
この利用終了操作部8は、利用開始操作部7と同様のスイッチや操作部を採用すればよい。なお、利用終了操作部8は、利用開始操作部7とスイッチや操作部を共用していてもよい。
管理部3は、カート貸出機2の収納区画6にカート5(図3参照)が返却されて、利用終了操作部8が操作されると、返却されたカート5に対応する図示しない電子錠を施錠状態にする機能を備えている。
あるいは、管理部3の利用終了操作部8は、たとえば、カート貸出機2の収納区画6にカート5(図3参照)が返却され、それが図示しないセンサで検出されると、その検出情報に基づいて、自動的に電子錠がカート5を施錠した状態になるものであってもよい。
管理部3は、このようにカート貸出機2にカート5が返却されて、電子錠による施錠が行われると、返却されたカート5の識別のための情報と、カート5が返却された日時の情報とを含む利用終了信号Fを、処理部4へ送る機能を備えている。
処理部4は、機械式駐車装置100の制御盤108が操作盤106から受け取る信号Aと、制御盤108が駐車装置本体109から受け取る機械動作完了信号Cの情報を取得する機能を備えている。
また、処理部4は、機械式駐車装置100の制御盤108が、駐車装置本体109から受け取る信号を監視し、制御盤108が、入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号Cを駐車装置本体109から受け取ると、カート貸出機2の管理部3に対して利用待機指令Dを送る機能を備えている。
更に、処理部4は、管理部3から利用開始信号Eを受け取ると、その直前に行われた入庫の際に、制御盤108が操作盤106から受け取った信号Aを基に、その入庫に関して入庫呼び操作を行った利用者を特定し、その特定された利用者の情報と、利用開始信号Eに含まれているカート貸出機2から取り出されたカート5の識別情報と、カート5が取り出された日時の情報とを、カート利用ログとして記録装置9に記録する機能を備えている。
また、処理部4は、管理部3から利用終了信号Fを受け取ると、利用終了信号Fに含まれているカート貸出機2に返却されたカート5の識別情報と、カートが返却された日時の情報とを、カート返却ログとして記録装置9に記録する機能を備えている。
したがって、本実施形態の荷物取扱装置1では、処理部4の記録装置9に記録されているカート利用ログからは、何時、どの利用者に、どのカート5が貸し出されたかが分かる。また、処理部4の記録装置9に記録されているカート返却ログからは、何時、どのカート5が返却されたかが分かる。
よって、本実施形態の荷物取扱装置1では、処理部4の記録装置9に記録されているカート利用ログおよびカート返却ログの情報を併せることにより、貸し出し中のカート5について、何時、どの利用者に貸し出されたカート5であるかを特定することができる。
以上の構成としてある本実施形態の荷物取扱装置1を備えた機械式駐車装置100の使用方法について説明する。
機械式駐車装置100では、利用者が操作盤106で入庫呼び操作を行うと、その信号Aを受けた制御盤108から駐車装置本体109へ動作指令Bが与えられる。これにより、駐車装置本体109では、図2に示すように、車両110を格納する予定の図示しない格納棚から搬送された空のパレット111が、搬器107と共に入出庫部102に配置される。次に、駐車装置本体109は、入出庫口104の扉105を開いて、車両110を入出庫部102へ乗り入れ可能な状態にする。
このようにして入庫のための機械動作が完了すると、駐車装置本体109は、機械動作完了信号Cを、制御盤108へ送る。
この際、制御盤108が、入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号Cを駐車装置本体109から受け取ることに伴い、本実施形態の荷物取扱装置1では、処理部4からカート貸出機2の管理部3に対して利用待機指令Dが送られる。このため、管理部3は、利用待機状態になる。
この状態で、利用者は、車両110を入出庫部102へ乗り入れて、パレット111上の停止位置に停止させることができる。
なお、機械式駐車装置100に入庫する車両110から、利用者が一度に持つことができない量の荷物を運ぶ必要がある場合には、利用者は、車両110を入出庫部102に乗り入れる前に、車両110から、カート5に搭載可能な量の荷物を運び出して、入出庫口104の外側に一旦置いておく。この作業は、たとえば、操作盤106で入庫呼び操作を行ってから、機械式駐車装置100で入庫準備が整って入出庫口104の扉が開くまでの待ち時間を利用して行うようにすればよい。
次に、利用者は、車両110を入出庫部102へ乗り入れて、パレット111上の停止位置に停止させる。
次いで、利用者は、本実施形態の荷物取扱装置1における管理部3の利用開始操作部7を操作する。これにより、利用者は、カート貸出機2から、1台のカート5を取り出すことができる。このとき、処理部4は、カート利用ログを記録装置9に記録する。
その後、利用者は、カート5を持って入出庫口104から外に退出し、操作盤106で扉閉の操作を行って、機械式駐車装置100での入庫処理を完了する。
この状態で、利用者は、入出庫口104の外側にて、運び出してあった荷物をカート5に積載する。
なお、利用者がカート貸出機2から取り出したカート5に、車両110に積まれていた荷物を積むことができれば、その作業の手順は、前記した手順に限定されるものでないことは勿論である。
次いで、利用者は、カート5を操作して、カート5に積まれた荷物を、住居などの目的場所まで運ぶ。
このカート5を利用した1回の搬送作業で、車両110から運び出すべき荷物を運びきることができた場合は、利用者は、機械式駐車装置100まで戻る必要はない。よって、この場合は、利用者は、機械式駐車装置100で入庫処理を完了した後に、車両からの荷物の運び出しを目的とする出庫操作を行う必要をなくすことができる。
なお、カート5を利用した1回の搬送作業で、車両110から運び出すべき荷物を運びきることができなかった場合は、利用者は、機械式駐車装置100まで戻り、操作盤106で車両110の出庫呼び操作を行い、入出庫口104の扉が開くと、入出庫部102に配置された車両110から、機械式駐車装置100の入出庫口104の外に配置したカート5に荷物を積載し、その状態で、操作盤106で扉閉の操作を行って車両110の出庫処理をキャンセルすればよい。
次に、利用者は、カート5を操作して、カート5に積まれた荷物を、目的場所まで運ぶ。
このように、カート5を利用した一度の荷物の搬送で車両110に積んだ荷物が運びきれない場合は、利用者は、車両110から目的場所まで荷物を運びきるまで、機械式駐車装置100に戻って出庫呼び操作を行う必要は生じる。しかし、カート5を用いることで、一度に運べる荷物の量が、手に持って運ぶ場合に比して大となるため、出庫呼び操作を行うとしても、その必要回数は、従来に比して低減させることができる。
利用者は、荷物の搬送にカート5を利用した後は、次回、車両110の出庫を行うために入出庫部102に立ち入るときに、借りていたカート5をカート貸出機2へ返却して、利用終了操作部8の操作を行う。これにより、処理部4は、カート返却ログを記録装置9に記録する。
このように、本実施形態の荷物取扱装置1は、機械式駐車装置100に適用することにより、機械式駐車装置100に入庫する車両110から、利用者が一度に持つことができない量の荷物を運ぶ必要がある場合でも、利用者が、機械式駐車装置100で車両110の入庫処理を完了した後に、車両110からの荷物の運び出しを目的とする出庫呼び操作を行う必要をなくすか、あるいは、出庫呼び操作が必要とされる回数を、従来に比して低減させることができる。
なお、本実施形態の荷物取扱装置1における処理部4の機能は、機械式駐車装置100の制御盤108に備えた図示しない処理装置に実装する構成としてもよい。また、本実施形態における記録装置9は、制御盤108に各種の操作ログを記録するために備えられている図示しない記録装置を使用してもよい。したがって、この場合は、本実施形態における処理部4は、機械式駐車装置100の制御盤108と一体のものとすることができる。
[第1実施形態の変形例]
前記実施形態では、荷物取扱装置1のカート貸出機2は、図2に示したように、機械式駐車装置100の入出庫部102に設置する例について説明した。
これに対し、カート貸出機2は、図2に二点鎖線で示すように、入出庫部102の入出庫口104の外に設置した構成としてもよい。
この構成によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができることに加えて、利用者は、機械式駐車装置100の入出庫部102に立ち入らないでカート貸出機2に近付くことができる。このため、利用者は、カート貸出機2にカート5を返却する作業を、機械式駐車装置100から車両110の出庫を行うときに限定されることなく、任意の時点で行うことが可能になる。
[第2実施形態]
図4は、荷物取扱装置の第2実施形態を示す概略図である。図5は、本実施形態の荷物取扱装置を適用した機械式駐車装置の入出庫部の位置での概略切断平面図である。
なお、図4、図5において、第1実施形態と同一のものには同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の荷物取扱装置は、図4、図5に符号1Aで示すもので、図4に示すように、荷物保管ボックス10と、荷物保管ボックス10の管理部11と、機械式駐車装置100の制御盤108に付属して設けられて、管理部11と信号の受け渡しを行う処理部12とを備えた構成とされている。
荷物保管ボックス10は、図5に示すように、機械式駐車装置100の入出庫口104の外側で、且つ、機械式駐車装置100に入出庫する車両110の動きと干渉しない位置に複数設置されている。
各荷物保管ボックス10は、図4に示すように、開閉可能な蓋13を備えた容器であり、人が持って運ぶことができる荷物の量の数倍程度の荷物を収納可能な容量を有している。
各荷物保管ボックス10は、図示しないが、鍵で施錠操作、解錠操作を行う形式の錠、または、電子錠が設けられている。荷物保管ボックス10は、錠または電子錠が施錠状態のときには蓋13を開けることができず、解錠状態になると、蓋13を開いて荷物の出し入れを行うことができるものとなっている。
管理部11は、各荷物保管ボックス10の貸し出し(使用許可)を管理するものである。
管理部11は、図4に示すように、利用者が荷物保管ボックス10の利用を開始するときに操作する利用開始操作部14を備えている。この利用開始操作部14は、利用者が、荷物保管ボックス10の利用を望む場合に操作するものとなっていれば、ボタンスイッチや、その他、任意の形式のスイッチを採用してよい。
管理部11は、処理部4から、利用待機指令Dを受け取ると、利用開始操作部14の操作を受け付け可能な待機状態になる機能を備えている。
また、管理部11は、この利用待機状態のときに、利用開始操作部14が利用者により操作されると、1つの荷物保管ボックス10について、利用者が使用可能な状態にする機能を備えている。
これは、たとえば、荷物保管ボックス10が、鍵(物理鍵)で施錠操作、解錠操作を行う形式の錠を備える形式である場合は、管理部11は、利用開始操作部14が操作されると、図示しないキーボックスを開動作させて、1つの荷物保管ボックス10に対応する鍵の貸し出しを行う機能を備えるようにすればよい。
また、荷物保管ボックス10が電子錠を備える形式である場合は、管理部11は、利用開始操作部14が操作されると、利用者が所持している図示しないスマートフォンなどの携帯端末やICカードを、電子錠の解錠に用いる電子キーとして登録する機能を備えるようにすればよい。この場合、電子キーには、数十分から数時間の有効期間を設定することにより、利用者が荷物保管ボックス10を使用できる期間に制限を設けるようにすればよい。
これにより、管理部11は、利用待機状態のときに利用開始操作部14が操作されると、利用者に対し、1つの荷物保管ボックス10を使用可能な状態にすることができる。
管理部11は、このように利用開始操作部14が操作されて、1つの荷物保管ボックス10が利用者によって使用可能な状態になると、使用可能とした荷物保管ボックス10の識別のための情報と、使用可能とした日時の情報とを含む利用開始信号Gを、処理部12へ送る機能を備えている。
なお、管理部11は、利用待機状態以外のときには、利用開始操作部14が操作されたとしても、その操作は受け付けず、無視するようになっている。
また、管理部11は、利用者に鍵を貸し出した場合は、利用者がその鍵をキーボックスへ返却すると、対応する荷物保管ボックス10の利用が終了したと判断して、使用が終了した荷物保管ボックス10を識別するための情報と、使用が終了した日時の情報とを含む利用終了信号Hを、処理部12へ送る機能を備えている。
なお、管理部11は、利用者が所持している図示しない携帯端末やICカードを、有効期間が設定された電子キーとして登録した場合は、その有効期間が切れた時点が、荷物保管ボックス10の使用の終了時点として、電子錠を施錠すると共に、使用が終了した荷物保管ボックス10を識別するための情報と、使用が終了した日時の情報とを含む利用終了信号Hを、処理部12へ送る機能を備えている。
処理部12は、前記第1実施形態における処理部4と同様に、機械式駐車装置100の制御盤108が操作盤106から受け取る信号Aと、制御盤108が駐車装置本体109から受け取る機械動作完了信号Cの情報を取得する機能を備えている。
また、処理部12は、機械式駐車装置100の制御盤108が、駐車装置本体109から受け取る信号を監視し、制御盤108が、入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号Cを駐車装置本体109から受け取ると、荷物保管ボックス10の管理部11に対して利用待機指令Dを送る機能を備えている。
更に、処理部12は、管理部11から利用開始信号Gを受け取ると、その直前に行われた入庫の際に、制御盤108が操作盤106から受け取った信号Aを基に、その入庫に関して入庫呼び操作を行った利用者を特定し、その特定された利用者の情報と、利用開始信号Gに含まれている荷物保管ボックス10の識別情報と、荷物保管ボックス10が使用可能とされた日時の情報とを、ボックス利用ログとして記録装置15に記録する機能を備えている。
また、処理部12は、管理部11から利用終了信号Hを受け取ると、利用終了信号Hに含まれている使用が終了した荷物保管ボックス10の識別情報と、日時の情報とを、ボックス利用終了ログとして記録装置15に記録する機能を備えている。
したがって、本実施形態の荷物取扱装置1Aでは、処理部12の記録装置15に記録されているボックス利用ログから、何時、どの利用者に、どの荷物保管ボックス10が使用されたかが分かる。また、処理部12の記録装置15に記録されているボックス利用終了ログからは、何時、どの荷物保管ボックス10の使用が終了したかが分かる。
よって、本実施形態の荷物取扱装置1Aでは、処理部12の記録装置15に記録されているボックス利用ログおよびボックス利用終了ログの情報を併せることにより、各荷物保管ボックス10が、何時、どの利用者に使用されていたかを特定することができる。
以上の構成としてある本実施形態の荷物取扱装置1Aを備えた機械式駐車装置100の使用方法について説明する。
なお、機械式駐車装置100の機械の動作は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
機械式駐車装置100では、入庫のための機械動作が完了すると、駐車装置本体109は、機械動作完了信号Cを、制御盤108へ送る。
この際、制御盤108が、入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号Cを駐車装置本体109から受け取ることに伴い、本実施形態の荷物取扱装置1Aでは、処理部12から荷物保管ボックス10の管理部11に対して利用待機指令Dが送られる。このため、管理部11は、利用待機状態になる。
この状態で、利用者は、機械式駐車装置100に入庫する車両110から、利用者が一度に持つことができない量の荷物を運ぶ必要がある場合には、車両110を入出庫部102に乗り入れる前に、本実施形態の荷物取扱装置1Aにおける管理部11の利用開始操作部14を操作する。これにより、利用者は、1つの荷物保管ボックス10を使用可能になる。このとき、処理部12は、ボックス利用ログを記録装置15に記録する。
次に、利用者は、入出庫部102に乗り入れる前の車両110から、荷物保管ボックス10に収納可能な量の荷物を運び出して、荷物保管ボックス10に一旦収納する。
次いで、利用者は、車両110を入出庫部102へ乗り入れて、パレット111上の停止位置に停止させる。
その後、利用者は、操作盤106で扉閉の操作を行って、機械式駐車装置100での入庫処理を完了する。
利用者は、機械式駐車装置100の入庫処理を完了した後は、荷物保管ボックス10内の荷物について、一度に運べる量の荷物を持って、住居などの目的場所まで運ぶ。この時、荷物保管ボックス10は、鍵や電子キーを用いて施錠しておけば、荷物の持ち去りを防止することができる。
その後、利用者は、荷物保管ボックス10まで戻り、荷物保管ボックス10から目的場所まで荷物を運ぶ処理を、荷物保管ボックス10内の荷物がなくなるまで繰り返し行う。
なお、荷物保管ボックス10に、車両110から運び出すべき荷物を収納しきれなかった場合は、荷物保管ボックス10が空になるか、空きが多くなった時点で、利用者は、機械式駐車装置100の操作盤106で車両110の出庫呼び操作を行い、入出庫部102に配置された車両110から、荷物保管ボックス10への荷物を移動させる作業を行うようにすればよい。
利用者は、荷物保管ボックス10内の荷物を目的場所まで運びきった後は、使用した鍵をキーボックスへ返却する。使用期限が設定された電子キーの場合は、使用期限が経過すると荷物保管ボックス10が自動的に使用できなくなるため、この場合は、利用者は特に何も操作しなくてよい。
このように、本実施形態の荷物取扱装置1Aは、機械式駐車装置100に適用することにより、機械式駐車装置100に入庫する車両110から、利用者が一度に持つことができない量の荷物を運ぶ必要がある場合でも、利用者が、機械式駐車装置100で車両110の入庫処理を完了した後に、車両110からの荷物の運び出しを目的とする出庫呼び操作を行う必要をなくすか、あるいは、出庫呼び操作が必要とされる回数を、従来に比して低減させることができる。
なお、本実施形態の荷物取扱装置1Aにおける処理部12の機能は、機械式駐車装置100の制御盤108に備えた図示しない処理装置に実装する構成としてもよい。また、本実施形態における記録装置15は、制御盤108に各種の操作ログを記録するために備えられている図示しない記録装置を使用してもよい。したがって、この場合は、本実施形態における処理部12は、機械式駐車装置100の制御盤108と一体のものとすることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態と変形例のみに限定されるものではない。
各図に示したカート貸出機2や荷物保管ボックス10の形状や、機械式駐車装置100に対するサイズの比は、図示するための便宜上のものであり、実際の形状や、機械式駐車装置100に対するサイズの比を反映したものではない。
図2に示したカート貸出機2の配置や、図5に示した荷物保管ボックス10の配置は、一例であり、実際のカート貸出機2と荷物保管ボックス10の配置は、図示した以外の配置としてもよい。
本発明の荷物取扱装置の適用対象となる機械式駐車装置100は、入出庫部102と、扉105を備えた入出庫口104と、操作盤106と、制御盤108と、駐車装置本体109とを備えていれば、任意の形式の機械式駐車装置100に適用してよい。たとえば、車両の格納方式や、搬器107の形式、ターンテーブルの有無、パレット111の使用、不使用などに限定はない。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
2 カート貸出機
3 管理部
4 処理部
5 カート
9 記録装置
10 荷物保管ボックス
11 管理部
12 処理部
15 記録装置
100 機械式駐車装置
102 入出庫部
106 操作盤
108 制御盤
109 駐車装置本体
A 信号
C 機械動作完了信号
D 利用待機指令
E 利用開始信号
G 利用開始信号

Claims (8)

  1. 入出庫部と操作盤と制御盤と駐車装置本体とを備える機械式駐車装置の前記入出庫部の内側または外側に設置されたカート貸出機と、
    前記カート貸出機に収納可能であり、前記カート貸出機より取り出され、前記機械式駐車装置に入庫する車両に積まれた荷物の搬送に用いることが可能なカートと、
    前記カート貸出機における前記カートの貸し出しを管理する管理部と、
    前記制御盤に付属して設けられた処理部と、
    前記処理部の記録装置と、
    有してなり
    前記管理部は、
    前記カートの利用が開始されるときに操作される利用開始操作部、
    を備え、
    前記処理部は、
    記制御盤が前記駐車装置本体から入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号を受け取ると、前記管理部に対して、前記管理部を前記利用開始操作部の操作を受付可能な利用待機状態にする利用待機指令を送
    前記利用開始操作部が操作されて前記カート貸出機から前記カートが取り出されると送信される利用開始信号を前記管理部から受け取ると、前記制御盤が前記操作盤から受け取る信号を基に、前記入庫の入庫呼び操作を行った利用者を特定し、特定された前記利用者の情報と、前記利用開始信号に含まれている前記カート貸出機から前記カートが取り出された日時の情報とを、カート利用ログとして前記記録装置に記録する
    ことを特徴とする荷物取扱装置。
  2. 前記管理部は、
    前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されて前記カート貸出機から前記カートが取り出されると前記利用開始信号を前記処理部へ送り、
    前記利用待機状態以外の状態のとき、前記利用開始操作部が操作されても前記利用開始操作部の操作を受け付けない、
    請求項1記載の荷物取扱装置。
  3. 前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されると、前記カート貸出機は、施錠状態から解錠状態になり、
    前記施錠状態は、前記カートが前記カート貸出機から取り出し不可能な状態であり、
    前記解錠状態は、前記カートが前記カート貸出機から取り出し可能な状態である、
    請求項1記載の荷物取扱装置。
  4. 前記利用開始信号は、
    前記カート貸出機から取り出された前記カートの識別のための情報と、
    前記カートが取り出された日時の情報と、
    を含む、
    請求項1記載の荷物取扱装置。
  5. 入出庫部と操作盤と制御盤と駐車装置本体とを備える機械式駐車装置の前記入出庫部の外側に設置されて、前記機械式駐車装置に入庫する車両に積まれた荷物の保管が可能な荷物保管ボックスと、
    前記荷物保管ボックスの貸し出しを管理する管理部と、
    前記制御盤に付属して設けられた処理部と、
    前記処理部の記録装置と、を有してなり
    前記管理部は、
    前記荷物保管ボックスの利用が開始されるときに操作される利用開始操作部、
    を備え、
    前記処理部は、
    記制御盤が前記駐車装置本体から入庫のための機械動作の完了に関する機械動作完了信号を受け取ると、前記管理部に対して、前記管理部を前記利用開始操作部の操作を受付可能な利用待機状態にする利用待機指令を送
    前記利用開始操作部が操作されて前記荷物保管ボックスが使用可能な状態になると送信される利用開始信号を前記管理部から受け取ると、前記制御盤が前記操作盤から受け取る信号を基に、前記入庫の入庫呼び操作を行った利用者を特定し、特定された前記利用者の情報と、前記利用開始信号に含まれている前記荷物保管ボックスが使用可能とされた日時の情報とを、ボックス利用ログとして前記記録装置に記録する
    ことを特徴とする荷物取扱装置。
  6. 前記管理部は、
    前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されて前記荷物保管ボックスが使用可能な状態になると前記利用開始信号を前記処理部へ送り、
    前記利用待機状態以外の状態のとき、前記利用開始操作部が操作されても前記利用開始操作部の操作を受け付けない、
    請求項5記載の荷物取扱装置。
  7. 前記利用待機状態のとき、前記利用開始操作部が操作されると、使用不可能な状態の前記荷物保管ボックスは、使用可能な状態になる、
    請求項5記載の荷物取扱装置。
  8. 前記利用開始信号は、
    前記使用可能な状態にされた前記荷物保管ボックスの識別のための情報と、
    前記使用可能な状態にされた日時の情報と、
    を含む、
    請求項5記載の荷物取扱装置。
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