JP2016206708A - 荷物保管システム及び荷物保管方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い利便性で荷物を保管する技術を提供する。【解決手段】荷物保管システムは、収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、収容部を支持する支持部と、鍵情報を取得する鍵取得手段と、取得された鍵情報に基づいて、収容部及び支持部の両方のロック機構を解錠することと、収容部のロック機構を解錠せず支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行するロック制御手段と、を有する。【選択図】図22

Description

本発明は、荷物の保管に関連する技術に関する。
大規模集合住宅等には宅配ボックスが備えられている。この宅配ボックスによれば、住民は、不在時に配送されてきた荷物を再配送の依頼をすることなくその宅配ボックスを介して受け取ることができる。また、オンライン通販で購入した商品を駅やコンビニエンスストア等に設置されている宅配ボックスを介して受け取れるようにするサービスも提供されている。下記特許文献1は、防犯性を向上させて、書留郵便等の貴重品の授受を行える宅配用ロッカーシステムが提案されている。このシステムは、内扉と外扉の2重のロック機構を有する第1種のロッカー装置と通常の第2種のロッカー装置とを含み、第1種のロッカー装置では、住民の所有する登録カードで外扉が解錠され、暗証番号の認証により内扉が解錠される。
一方で、近年、ショッピングモールやショッピングセンター等と呼ばれる大型の商業施設が増えている。このような大型の商業施設では、各店舗で購入した商品をショッピングの間中持ち歩く必要があり、このことが顧客の負担となっていた。そこで、大型の商業施設では、フロア単位や区画単位にコインロッカーが設置され、顧客が、購入した商品を持ち歩かなくても済むように配慮されている。
特開2000−225052号公報
しかしながら、大型の商業施設で設置されているコインロッカーでは、顧客は、帰宅する際には、荷物を預けたコインロッカーを回って、全ての荷物を回収する必要があった。その施設が大きくなればなる程、その回収作業の労力は増すため、逆に、顧客がコインロッカーを利用しなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高い利便性で荷物を保管する技術を提供する。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の側面は、荷物保管システムに関する。第1の側面に係る荷物保管システムは、収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、収容部を支持する支持部と、鍵情報を取得する鍵取得手段と、取得された鍵情報に基づいて、収容部及び支持部の両方のロック機構を解錠することと、収容部のロック機構を解錠せず支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行するロック制御手段と、を有する。
第2の側面は、収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、収容部を支持する支持部と、を用い、少なくとも一つのコンピュータにより実行される荷物保管方法に関する。第2の側面に係る荷物保管方法は、鍵情報を取得し、取得された鍵情報に基づいて、収容部及び支持部の両方のロック機構を解錠することと、収容部のロック機構を解錠せず支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第2の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各側面によれば、高い利便性で荷物を保管する技術を提供することができる。
第一実施形態における荷物保管システムの構成例を概念的に示す図である。 荷物保管ボックスの外観を例示する図である。 ロッカーユニット及び荷物コンテナの利用形態を例示する図である。 荷物保管ボックス及び荷物コンテナのハードウェア構成例を概念的に示す図である。 第一実施形態における荷物保管システムの適用例を概念的に示す図である。 第一実施形態における荷物コンテナの処理構成例を概念的に示す図である。 第一実施形態における荷物保管ボックスの処理構成例を概念的に示す図である。 荷物保管ボックスの対応情報格納部に格納される情報の例を示す図である。 第一実施形態におけるサーバ装置の処理構成例を概念的に示す図である。 サーバ装置のコンテナ情報格納部に格納される情報の例を示す図である。 第一実施形態における荷物保管システムの、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。 第一実施形態における荷物保管システムの、顧客が荷物を受け取る場面の動作例を示している。 第一実施形態における荷物保管システムの、移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面の動作例を示している。 第一実施形態における荷物保管システムの、移送者が荷物コンテナ12を入れる場面の動作例を示している。 第一実施形態の変形例における荷物保管ボックスの処理構成例を概念的に示す図である。 第二実施形態における荷物コンテナの処理構成を概念的に示す図である。 第二実施形態における荷物保管ボックスの処理構成例を概念的に示す図である。 第二実施形態における荷物保管システムの、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。 第二実施形態における荷物保管システムの、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。 第二実施形態における荷物保管システムの、移送者が荷物コンテナを取り出す場面の動作例を示している。 第二実施形態における荷物保管システムの、移送者が荷物コンテナを入れる場面の動作例を示している。 第三実施形態における荷物保管システムの処理構成例を概念的に示す図である。 第三実施形態における荷物保管システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる各実施形態はそれぞれ例示であり、本発明は以下の各実施形態の構成に限定されない。
[第一実施形態]
以下、第一実施形態における荷物保管システム1(以降、単にシステム1と略称する場合もある)及び荷物保管システム1により実行される荷物保管方法について説明する。
〔システム構成〕
図1は、第一実施形態における荷物保管システム1の構成例を概念的に示す図である。第一実施形態におけるシステム1は、サーバ装置3、荷物保管ボックス5(#1)から5(#n)(nは1以上の整数)等を有する。以降、個々の荷物保管ボックスを区別する必要がある場合を除き、各荷物保管ボックスを「荷物保管ボックス5」と総称する。荷物保管ボックス5は、本発明の荷物保管装置の一具体例である。
サーバ装置3と各荷物保管ボックス5とは、通信網2を介して通信可能に接続されている。通信網2は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)回線網、インターネット通信網、専用回線網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)のような1以上の通信網により形成される。但し、本実施形態では、サーバ装置3と各荷物保管ボックス5との間の通信形態は制限されない。
サーバ装置3は、いわゆるコンピュータであり、図1に示されるように、CPU(Central Processing Unit)15、メモリ16、通信ユニット17、入出力インタフェース(I/F)18等を有する。これら各ハードウェア要素は、例えば、バス等により接続される。CPU15は、一般的なCPU、特定用途向け集積回路(ASIC)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等の少なくとも一つに相当する。メモリ16は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)等である。通信ユニット17は、無線又は有線にて、他の装置や他の機器と通信を行う。具体的には、通信ユニット17は、通信網2に通信可能に接続されており、通信網2を介して各荷物保管ボックス5とそれぞれ通信を行う。また、通信ユニット17には、可搬型記録媒体等も接続され得る。
入出力I/F18には、表示装置(図示せず)、入力装置(図示せず)等が接続され得る。表示装置は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等のような、CPU15等により処理された描画データに対応する表示を出力装置である。入力装置は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。表示装置及び入力装置は一体化され、タッチパネルとして実現されてもよい。また、表示装置及び入力装置は、入出力I/F18に接続されなくてもよい。
図2は、荷物保管ボックス5の外観を例示する図である。図2に示されるように、荷物保管ボックス5は、複数のロッカーユニット6を有し、ロッカーユニット6毎に顧客の荷物を保管する。図2の例では、荷物保管ボックス5は、ユーザインタフェースとして、タッチパネル8、挿入口9、テンキー10等を有する。但し、荷物保管ボックス5が有するロッカーユニット6の数や形、ユーザインタフェース及びその位置は制限されない。また、各ロッカーユニット6は、荷物保管ボックス5の構造の一部としてそれぞれ形成されてもよいし、荷物保管ボックス5から個体として分離可能にそれぞれ形成されてもよい。
図3は、ロッカーユニット6及び荷物コンテナ12の利用形態を例示する図である。荷物保管ボックス5の各ロッカーユニット6には、荷物コンテナ12がそれぞれ収容されている。但し、荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12が収容できず、荷物を直接収容する一般的なロッカーユニットを有していてもよい。各ロッカーユニット6は、図2及び図3に示されるように、前面に扉7をそれぞれ有し、その扉7で封鎖される収容室をそれぞれ有する。ロッカーユニット6の収容室には、荷物コンテナ12が収容される。扉7が閉められることにより、ロッカーユニット6に収容される荷物コンテナ12に対して外部からアクセスできなくなる。ロッカーユニット6は、収容する荷物コンテナ12を支持するため、本発明の支持部の一具体例である。
荷物コンテナ12は、図3に示されるように、持ち運び可能でありかつロッカーユニット6に収容可能に成形されている。荷物コンテナ12は、荷物を収容する収容室及びその収容室を封鎖する扉13を有する。この扉13が閉められることにより、荷物コンテナ12に収容される荷物に対して外部からアクセスできなくなる。荷物コンテナ12は、人の手によりロッカーユニット6に対して出し入れされるため、軽くて丈夫な素材で成形されることが望ましい。また、ロッカーユニット6の大きさのタイプに対応して、異なる複数の大きさの荷物コンテナ12が存在していてもよい。荷物コンテナ12は、本発明の収容部の一具体例である。
図4は、荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12のハードウェア構成例を概念的に示す図である。荷物保管ボックス5は、CPU20、メモリ21、表示ユニット22、操作ユニット23、スピーカユニット24、リーダユニット25、外部通信ユニット26、撮像ユニット27、入出力I/F28を有する。更に、荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6毎に、ロック機構29、内部通信ユニット30等を有する。ロッカーユニット6毎のロック機構29及び内部通信ユニット30は、入出力I/F28にそれぞれ接続される。
CPU20及びメモリ21については、上述のCPU15及びメモリ16と同様である。CPU20は、他の各ハードウェア要素とバス等の通信線により接続される。
表示ユニット22は、LCDやCRTディスプレイ等のようなモニタを含み、表示処理を行う。
操作ユニット23は、ユーザにより操作される操作部を含み、ユーザの操作の検出処理等を行う。例えば、操作ユニット23は、外部からの接触を感知することによりユーザからの操作入力を受け付けるタッチセンサやテンキー10(図2参照)を含む。表示ユニット22及び操作ユニット23は、図2に例示されるように、タッチパネル8として実現されてもよい。
スピーカユニット24は、音声出力装置である。
外部通信ユニット26は、通信網2を経由して、サーバ装置3と通信を行う。また、外部通信ユニット26は、通信網2を経由して、他の荷物保管ボックス5の外部通信ユニット26と通信を行ってもよい。
リーダユニット25は、可搬型媒体(紙やカード等)から鍵情報を読み取る装置である。例えば、リーダユニット25は、磁気記録面を有する可搬型媒体から鍵情報を読み取る。また、リーダユニット25は、IC(Integrated Circuit)カードやICタグから、NFC(Near Field Communication)等の無線通信を用いて鍵情報を読み取る。可搬型媒体への鍵情報の記録方法及び可搬型媒体からの鍵情報の読み取り方法については既存の様々な技術が利用可能である。鍵情報の詳細については後述する。
撮像ユニット27は、撮像部を含み、撮像部で撮像された画像のデータを取得する。例えば、撮像ユニット27は、鍵情報として利用される生体情報を抽出するための生体画像や鍵情報がエンコードされている二次元コードの画像等を取得するために利用される。
このように、リーダユニット25及び撮像ユニット27は、鍵情報を取得するためのハードウェア要素であるため、荷物保管ボックス5は、いずれか一方のみを有していてもよいし、両方を有していてもよい。
入出力I/F28は、CPU20と、ロッカーユニット6毎のロック機構29及び内部通信ユニット30との間の信号のやりとりを仲介する。
ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を施錠する。即ち、ロック機構29は、荷物コンテナ12の持ち運びを不可能にする機構である。具体的には、ロック機構29は、CPU20からの指示信号により、扉7を解錠し、扉7が閉まったことを検知して自動的に扉7を施錠する。ロック機構29は、既存の電子錠であればよく、その具体的構造や機能は制限されない。
内部通信ユニット30は、ロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12と信号のやりとりを行う。内部通信ユニット30は、CPU20からの指示信号を荷物コンテナ12に転送し、荷物コンテナ12からの信号をCPU20に送る。例えば、内部通信ユニット30は、端子を含み、その端子と接触された、荷物コンテナ12の端子との間で通信を行う。また、内部通信ユニット30は、電磁波又は電波により無線で荷物コンテナ12と通信を行うこともできる。内部通信ユニット30がロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12のみと通信することができるのであれば、内部通信ユニット30と荷物コンテナ12との間の通信形態は制限されない。
荷物コンテナ12は、図4に示されるように、内部通信ユニット31、MPU(MicroProcessor Unit/Micro Processing Unit)32、メモリ33、ロック機構34等を有する。MPU32は、演算機能を有し、CPU20と区別される必要はない。メモリ33は、RAM及びROMを含む。内部通信ユニット31は、荷物コンテナ12が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30と信号のやりとりを行う。内部通信ユニット31は、内部通信ユニット30と同様である。内部通信ユニット31が、荷物コンテナ12が収容されえいるロッカーユニット6のみと通信することができるのであれば、内部通信ユニット31とロッカーユニット6との間の通信形態は制限されない。
ロック機構34は、荷物コンテナ12の扉13を施錠する。即ち、ロック機構34は、荷物コンテナ12に収容される荷物の出し入れを不可能にする機構である。具体的には、ロック機構34は、MPU32からの指示により、扉13を解錠し、扉13が閉まったことを検知して自動的に扉13を施錠する。ロック機構34は、既存の電子錠であればよく、その具体的構造や機能は制限されない。
図1及び図4に示される各ハードウェア構成はそれぞれ例であり、サーバ装置3、荷物保管ボックス5、ロッカーユニット6及び荷物コンテナ12のハードウェア構成は、図1及び図4で示される例に制限されない。サーバ装置3、荷物保管ボックス5、ロッカーユニット6及び荷物コンテナ12は、図示されていない他のハードウェア要素を含み得る。また、各装置の数及び各装置のハードウェア要素の数も、図1及び図4の例に制限されない。例えば、システム1は、複数のサーバ装置3を有していてもよい。また、サーバ装置3及び荷物保管ボックス5は、複数のCPU(15及び20)を有していてもよい。
システム1では、荷物が荷物コンテナ12に収容されその荷物コンテナ12がロッカーユニット6に収容されることで、或る荷物保管ボックス5にてその荷物が保管される。そして、荷物を収容する状態で荷物コンテナ12がその荷物保管ボックス5のロッカーユニット6から他の荷物保管ボックス5のロッカーユニット6に移送される。以下の説明では、説明を分かり易くするために、本システム1が、大型の商業施設に適用された場合を例示する。
図5は、第一実施形態におけるシステム1の適用例を概念的に示す図である。まず、図5を用いて、本システム1の利用例について簡単に説明する。
顧客は、荷物を荷物保管ボックス5に預ける。このとき、顧客は、自身の鍵情報を含む可搬型媒体(以降、顧客鍵カードと表記する)を荷物保管ボックス5の挿入口9に入れ、タッチパネル8に対して「荷物を出す」を指定する操作を行う。これにより、荷物の収容されていない空の荷物コンテナ12及びその空の荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29及び34が解錠され、そのロッカーユニット6の扉7が開く。顧客は、当該空の荷物コンテナ12に荷物を入れ、荷物コンテナ12の扉13を閉め、その荷物コンテナ12をロッカーユニット6に入れ、ロッカーユニット6の扉7を閉める。これにより、荷物が収容された荷物コンテナ12及びその荷物コンテナ12を収容するロッカーユニット6が施錠される。図5の例では、荷物保管ボックス5(#1)、5(#3)、5(#4)、5(#5)、及び5(#7)のロッカーユニット6に、同一顧客の荷物を収容する荷物コンテナ12(#1)、12(#3)、12(#4)、12(#5)、及び12(#7)が入れられている。
保管された荷物は、荷物コンテナ12に収容された状態で、移送業者の担当者(以降、移送者と表記する)により、顧客が望む場所に設置されている荷物保管ボックス5に移送される。まず、移送者は、移送者用の鍵情報を含む可搬型媒体(以降、移送鍵カードと表記する)を荷物保管ボックス5の挿入口9に入れ、タッチパネル8に対して「荷物を出す」を指定する操作を行う。これにより、荷物収容中の荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29のみが解錠され、そのロッカーユニット6の扉7が開く。移送者は、その荷物収容中の荷物コンテナ12を取り出す。このとき、荷物収容中の荷物コンテナ12は施錠されているため、移送者は、荷物にアクセスすることはできない。移送者は、代わりに空の荷物コンテナ12をそのロッカーユニット6に入れ、ロッカーユニット6の扉7を閉める。これにより、空の荷物コンテナ12を収容するロッカーユニット6が施錠される。図5の例では、移送者は、荷物保管ボックス5(#1)、5(#3)、5(#4)、5(#5)、及び5(#7)の各々でこの作業を行い、荷物コンテナ12(#1)、12(#3)、12(#4)、12(#5)、及び12(#7)を回収する。
次に、移送者は、上述のように回収した各荷物コンテナ12を、その顧客が望む場所に移送して、各荷物コンテナ12をその場所の荷物保管ボックス5のロッカーユニット6に入れる。このとき、移送者は、移送鍵カードをその荷物保管ボックス5の挿入口9に入れ、タッチパネル8に対して「荷物を入れる」を指定する操作を行う。これにより、空の荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29のみが解錠され、そのロッカーユニット6の扉7が開く。移送者は、空の荷物コンテナ12を取り出し、代わりに回収してきた荷物収容中の荷物コンテナ12を各ロッカーユニット6にそれぞれ入れ、各ロッカーユニット6の扉7をそれぞれ閉める。これにより、荷物収容中の荷物コンテナ12が入れられた各ロッカーユニット6がそれぞれ施錠される。図5の例では、荷物コンテナ12(#1)、12(#3)、12(#4)、12(#5)、及び12(#7)は、荷物をそれぞれ収容している状態で、顧客が自動車を停めている駐車場の近くの荷物保管ボックス5(#8)に入れられる。
最後に、その顧客は、自身の車を停めている駐車場の近くの荷物保管ボックス5に移動し、そこで自身の荷物を受け取る。このとき、顧客は、自身の顧客鍵カードを荷物保管ボックス5の挿入口9に入れ、タッチパネル8に対して「荷物を出す」を指定する操作を行う。これにより、その顧客の荷物を収容している荷物コンテナ12及びその荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29及び34が解錠され、そのロッカーユニット6の扉7が開く。顧客は、荷物コンテナ12から荷物を取り出し、荷物コンテナ12の扉13を閉め、荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の扉7を閉める。これにより、その顧客は、荷物を預けた荷物保管ボックス5(#1)、5(#3)、5(#4)、5(#5)、及び5(#7)を回って、全ての荷物を回収することなく、駐車場の近くの荷物保管ボックス5(#8)で荷物を一括で受け取ることができる。
但し、システム1は、商業施設への適用に限定されるものではなく、顧客から荷物を預かりその荷物を異なる場所に移送する様々な場所及びサービスに適用可能である。例えば、図5の例において、顧客の要望により、駐車場の近くの荷物保管ボックス5(#8)ではなく、自宅に設置されている荷物保管ボックス5に、各荷物コンテナ12が移送されてもよい。また、各荷物保管ボックス5は、商業地域に散在するように設置されると共に、受け取りのために、住宅地域の最寄りの駅やコンビニエンスストア、若しくは、マンション等の住居に設置されてもよい。
〔処理構成〕
《荷物コンテナ》
図6は、第一実施形態における荷物コンテナ12の処理構成例を概念的に示す図である。荷物コンテナ12は、ID格納部36、ID送信部37、ロック処理部38等を有する。これら各処理モジュールは、例えば、MPU32によりメモリ33に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、荷物保管ボックス5のメモリ21から入出力I/F28を介してロードされ、メモリ33に格納されてもよい。
ID格納部36は、荷物コンテナ12の識別情報(ID)を格納する。ID格納部36は、例えば、メモリ33のROM内の或る領域である。
ID送信部37は、荷物保管ボックス5からの要求に応じて、ID格納部36に格納される荷物コンテナ12のIDを荷物保管ボックス5へ送信する。具体的には、ID送信部37は、荷物コンテナ12が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送信される要求信号を内部通信ユニット31を介して受信し、荷物コンテナ12のIDを返信する。
ロック処理部38は、荷物コンテナ12が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から転送されてくる解錠指示に基づいて、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠する。ロック機構34が解錠されると、荷物コンテナ12の扉13が開放可能となり、荷物コンテナ12に対する荷物の出し入れが可能となる。
《荷物保管ボックス》
図7は、第一実施形態における荷物保管ボックス5の処理構成例を概念的に示す図である。荷物保管ボックス5は、操作受付部40、情報送信部41、指示受信部42、ロック制御部43、対応情報格納部44、コンテナ識別部45等を有する。これら各処理モジュールは、例えば、CPU20によりメモリ21に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、サーバ装置3等の他のコンピュータから外部通信ユニット26を介してインストールされ、メモリ21に格納されてもよい。
操作受付部40は、ユーザの操作を受け付ける。操作受付部40は、タッチパネル8に対するユーザ操作を検出し、検出されたユーザ操作に基づいて「荷物を入れる」及び「荷物を出す」のいずれか一方を示す操作情報を取得する。但し、顧客の操作と移送者の操作とが区別されてもよい。この場合、操作受付部40は、「荷物を預ける」、「荷物を受け取る」、「荷物コンテナ12を入れる」、及び「荷物コンテナ12を取り出す」のいずれか一つを示す操作情報を取得する。
また、操作受付部40は、顧客鍵カード又は移送鍵カードからリーダユニット25又は撮像ユニット27により読み取られた鍵情報を取得する。鍵情報は、個々の顧客を識別することができかつ顧客と移送者とを区別することができる情報であり、複数個の英数字の並びで示される。但し、鍵情報の具体的内容は制限されない。本実施形態では、移送者には共通の鍵情報が付与され、移送者に付与された鍵情報は移送鍵情報又は移送鍵と表記される。但し、移送者毎に異なる鍵情報が付与されてもよい。一方、個々の顧客には、移送鍵とは異なる鍵情報であって、個々にユニークな鍵情報が付与される。各顧客に付与された鍵情報は顧客鍵情報又は顧客鍵と表記される。
本実施形態では、顧客鍵カード又は移送鍵カードから読み取られる鍵情報が利用されるが、鍵情報は、撮像ユニット27により撮像された生体画像から既存の手法により抽出される生体情報であってもよい。鍵情報には、指紋、顔、声紋、虹彩、静脈等、生体認証で利用されるあらゆる種類の情報が利用され得る。また、鍵情報には、物体指紋と呼ばれる、物品の表面に存在する微細な模様の情報が利用されてもよい。
情報送信部41は、操作受付部40により取得された鍵情報及び操作情報をサーバ装置3に送信する。
また、情報送信部41は、顧客が荷物コンテナ12に荷物を入れる又は荷物コンテナ12から荷物を取り出した後に、ロッカーユニット6の施錠が検知されると、鍵情報及びその施錠が検知されたロッカーユニット6に収容される荷物コンテナ12のIDをサーバ装置3に送信する。
更に、情報送信部41は、ロッカーユニット6内の荷物コンテナ12が移送者により入れ替えられた場合に、取り出された荷物コンテナ12のIDと、入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとをサーバ装置3に送信する。両者の区別は、フラグにより示されてもよいし、送信の順番等により示されてもよい。情報送信部41により送信される各情報は、外部通信ユニット26を介して、サーバ装置3へそれぞれ送信される。
図8は、荷物保管ボックス5の対応情報格納部44に格納される情報の例を示す図である。図8に例示されるように、対応情報格納部44には、荷物保管ボックス5に含まれる各ロッカーユニット6の識別情報(ロッカーID)と、各ロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12の識別情報(コンテナID)との対応情報が格納されている。この対応情報格納部44の格納情報は、コンテナ識別部45により更新される。
コンテナ識別部45は、ロッカーユニット6の施錠の検知及びロッカーユニット6に収容される荷物コンテナ12の識別を行う。具体的には、コンテナ識別部45は、各ロッカーユニット6のロック機構29が施錠されたことを検知する。コンテナ識別部45による各ロッカーユニット6の識別は、例えば、対応情報格納部44に格納されるロッカーユニット6のID(ロッカーID)が利用される。
更に、コンテナ識別部45は、ロッカーユニット6の施錠を検知すると、そのロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12のIDを取得する。このとき、コンテナ識別部45は、そのロッカーユニット6の内部通信ユニット30からIDを要求する信号を送信し、その要求信号に応じて、ID送信部37から返信される荷物コンテナ12のIDを受信する。コンテナ識別部45は、取得された荷物コンテナ12のID及びそのIDを中継したロッカーユニット6のIDに基づいて、対応情報格納部44を参照することで、荷物コンテナ12の入れ替えを検知することができる。コンテナ識別部45は、ロッカーユニット6のIDと対応付けられて対応情報格納部44に格納されている荷物コンテナ12のIDとその取得された荷物コンテナ12のIDとが異なる場合に、荷物コンテナ12の入れ替えを検知する。これにより、コンテナ識別部45は、入替検知部と呼ぶこともできる。対応情報格納部44に格納されていた荷物コンテナ12のIDが取り出された荷物コンテナ12を示し、取得された荷物コンテナ12のIDが入れ替わりで収容された荷物コンテナ12を示す。取り出された荷物コンテナ12のIDと、入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとは、上述のように、情報送信部41によりサーバ装置3に送信される。コンテナ識別部45は、その入れ替えの検知後、その取得された荷物コンテナ12のIDを対応情報格納部44に反映する。これにより、対応情報格納部44には、荷物コンテナ12とロッカーユニット6との最新の対応情報が格納されることになる。
指示受信部42は、外部通信ユニット26を介して、サーバ装置3からの解錠指示を受信する。受信される解錠指示は、荷物コンテナ12のIDと解錠範囲の指定とを含む。解錠範囲の指定は、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方(2つ)を解錠するか、ロッカーユニット6のみ(一つ)を解錠するかのいずれか一方を示す。
また、指示受信部42は、サーバ装置3からエラー通知を受信する。例えば、情報送信部41により「荷物を入れる」を示す操作情報がサーバ装置3に送られたが、空の荷物コンテナ12が存在しない場合に、エラー通知が受信される。また、情報送信部41により「荷物を出す」を示す操作情報と共にサーバ装置3に送られた鍵情報が、移送鍵情報でも、既に荷物を預けている顧客の鍵情報でもない場合に、エラー通知が受信される。また、情報送信部41により「荷物を出す」を示す操作情報と共にサーバ装置3に送られた鍵情報が、既に荷物を預けている顧客の鍵情報ではあるが、異なる荷物保管ボックス5にその荷物が保管されている場合に、エラー通知が受信される。指示受信部42は、受信されたエラー通知の内容を表示ユニット22のモニタ(タッチパネル8)に表示してもよい。
ロック制御部43は、指示受信部42により受信された解錠指示に基づいて、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方のロック機構29及び34を解錠することと、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠せずロッカーユニット6のロック機構29を解錠することとを選択的に実行する。
具体的には、ロック制御部43は、解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が一つを示す場合、解錠指示に含まれるIDで示される荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が2つを示す場合、ロック制御部43は、解錠指示に含まれるIDで示される荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出して、更に、その荷物コンテナ12にも解錠の指示信号を出す。ロック制御部43は、そのロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送信することで、そのロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12に内部通信ユニット31を介してその指示信号を受信させる。ロック制御部43は、対応情報格納部44に格納される対応情報に基づいて、解錠指示に含まれるIDで示される荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のIDを特定することができる。例えば、ロック制御部43は、この特定されたIDに基づいて指示信号の宛先を指定することができる。
《サーバ装置》
図9は、第一実施形態におけるサーバ装置3の処理構成例を概念的に示す図である。サーバ装置3は、コンテナ情報格納部50、情報受信部51、格納処理部52、鍵照合部53、コンテナ特定部54、指示部55等を有する。これら各処理モジュールは、CPU15によりメモリ16に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット17を介してインストールされ、メモリ16に格納されてもよい。
情報受信部51は、各荷物保管ボックス5の情報送信部41により送信される情報をそれぞれ受信する。具体的には、情報受信部51は、荷物保管ボックス5を顧客が操作する際に、鍵情報(顧客鍵情報)と操作情報との組み合わせを受信する。また、情報受信部51は、鍵情報(顧客鍵情報)と荷物コンテナ12のIDとを受信する。また、情報受信部51は、荷物保管ボックス5を移送者が操作する際に、鍵情報(移送鍵情報)及び操作情報の組み合わせを受信する。また、情報受信部51は、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとのペアを両者を区別可能な状態で受信する。
また、情報受信部51は、上述のような情報を受信すると共に、その情報の送信元となる荷物保管ボックス5の識別情報(後述のボックスID)を特定する。例えば、情報受信部51は、荷物保管ボックス5のIDと荷物保管ボックス5の通信アドレス(IPアドレス等)とが対応付けられた情報を予め保持しておき、この情報を用いて、送信元の荷物保管ボックス5のIDを特定することができる。
図10は、サーバ装置3のコンテナ情報格納部50に格納される情報の例を示す図である。図10に例示されるように、コンテナ情報格納部50には、荷物保管ボックス5の識別情報(ボックスID)と、その荷物保管ボックス5に収容されている荷物コンテナ12の識別情報(コンテナID)と、その荷物コンテナ12に荷物を預けている顧客の鍵情報とが関連付けられて格納される。図10の例では、1つのテーブルの各データレコードで、それら情報間の関連付けが示されている。よって、荷物が収容されていない荷物コンテナ12のIDを含むレコードには、鍵情報が設定されない。また、移送者により移送されている最中の荷物コンテナ12のIDを含むレコードには、ボックスIDが設定されていない。但し、コンテナ情報格納部50は、2つのテーブルで形成されてもよい。例えば、コンテナ情報格納部50は、ボックスIDとコンテナIDとが関連付けられて格納されるテーブルと、コンテナIDと鍵情報とが関連付けられて格納されるテーブルとで形成されてもよい。
鍵照合部53は、情報受信部51により受信された鍵情報が移送鍵を示すか否かを判定する。例えば、鍵照合部53は、移送鍵情報を予め保持しており、保持される移送鍵情報と情報受信部51により受信された鍵情報とを照合することにより、受信された鍵情報が移送鍵を示すか否かを判定する。鍵照合部53は、受信された鍵情報が移送鍵を示さない場合に、その鍵情報が顧客鍵を示すと判定してもよい。また、鍵照合部53は、受信された鍵情報が移送鍵を示すか顧客鍵を示すかを明確に判別してもよい。例えば、顧客鍵と移送鍵とで異なる数字範囲が割り当てられており、鍵照合部53は、受信された鍵情報が含まれる数字の範囲で、受信された鍵情報が移送鍵を示すか顧客鍵を示すかを明確に判別できる。
また、鍵照合部53は、情報受信部51により受信された鍵情報が荷物コンテナ12のIDと関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されているか否かを判定する。具体的には、鍵照合部53は、受信された鍵情報が、その送信元の荷物保管ボックス5のIDに対応する荷物コンテナ12のIDと関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されているか否かを判定する。鍵情報が画像の特徴量である場合等には、鍵照合部53は、受信された鍵情報と所定閾値以上の類似度を示す鍵情報がコンテナ情報格納部50に格納されているか否かを判定する。この判定は、言い換えれば、受信された鍵情報を用いた荷物の預け入れが既に行われているか否かの判定である。鍵照合部53は、判定部と表記することもできる。
コンテナ特定部54は、情報受信部51により受信された操作情報及び鍵照合部53による判定結果に基づいて、荷物を収容していない空の荷物コンテナ12のID又は荷物収容中の荷物コンテナ12のIDを特定する。本実施形態では、受信された操作情報及び鍵照合部53による判定結果により、「顧客が荷物を預ける場面」、「顧客が荷物を受け取る場面」、「移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面」、及び「移送者が荷物コンテナ12を入れる場面」のいずれか一つが特定される。具体的には、操作情報が「荷物を入れる」を示しかつ受信された鍵情報が顧客鍵を示す場合、「顧客が荷物を預ける場面」が特定される。操作情報が「荷物を出す」を示しかつ受信された鍵情報が顧客鍵を示す場合、「顧客が荷物を受け取る場面」が特定される。操作情報が「荷物を出す」を示しかつ受信された鍵情報が移送鍵を示す場合、「移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面」が特定される。操作情報が「荷物を入れる」を示しかつ受信された鍵情報が移送鍵を示す場合、「移送者が荷物コンテナ12を入れる場面」が特定される。但し、上述したように、操作情報のみでこれらの場面が識別されてもよい。
コンテナ特定部54は、各場面において、具体的に次のような荷物コンテナ12のIDを特定する。
顧客が荷物を預ける場面では、コンテナ特定部54は、コンテナ情報格納部50に格納される荷物コンテナ12のIDの中から、空の荷物コンテナ12のIDを特定する。図10の例では、コンテナ特定部54は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかついずれの鍵情報も設定されていないレコードのコンテナIDを特定する。
また、顧客が荷物を受け取る場面では、コンテナ特定部54は、その顧客鍵を用いて荷物が預け入れられた荷物コンテナ12のIDを特定する。図10の例では、コンテナ特定部54は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかつその顧客鍵が設定されているレコードのコンテナIDを特定する。
また、移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面では、コンテナ特定部54は、荷物収容中の荷物コンテナ12のIDを特定する。図10の例では、コンテナ特定部54は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかついずれかの鍵情報が設定されているレコードのコンテナIDを特定する。
また、移送者が荷物コンテナ12を入れる場面では、コンテナ特定部54は、空の荷物コンテナ12のIDを特定する。図10の例では、コンテナ特定部54は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかついずれの鍵情報も設定されていないレコードのコンテナIDを特定する。
指示部55は、情報受信部51により受信された操作情報及び鍵照合部53による判定結果に基づいて、操作情報の送信元である荷物保管ボックス5に、2種の解錠指示を選択的に送信する。2種の解錠指示は、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方のロック機構29及び34を解錠する指示と、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠せずロッカーユニット6のロック機構29を解錠する指示とを含む。具体的には、送信される解錠指示は、荷物コンテナ12のIDと解錠範囲の指定とを含む。解錠範囲の指定により上述のような2種の解錠指示が区別される。解錠指示に含まれる荷物コンテナ12のIDは、コンテナ特定部54により特定された荷物コンテナ12のIDである。
結果、上述の各場面において、指示部55は、次のような解錠指示を送信する。
顧客が荷物を預ける場面では、指示部55は、空の荷物コンテナ12のIDと、2つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を荷物保管ボックス5に送信する。空の荷物コンテナ12のIDは、上述したとおり、鍵情報と関連付けられずコンテナ情報格納部50に格納されている荷物コンテナ12のIDである。
顧客が荷物を受け取る場面では、指示部55は、受信された顧客鍵と関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されている荷物コンテナ12のIDと、2つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を荷物保管ボックス5に送信する。
移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面では、指示部55は、荷物収容中の荷物コンテナ12のIDと、1つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を荷物保管ボックス5に送信する。荷物収容中の荷物コンテナ12のIDは、上述したとおり、いずれかの鍵情報と関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されている荷物コンテナ12のIDである。
移送者が荷物コンテナ12を入れる場面では、指示部55は、空の荷物コンテナ12のIDと、1つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を荷物保管ボックス5に送信する。
また、指示部55は、エラー通知を荷物保管ボックス5に送信する。エラー通知が送信される場面は、上述したとおりである(指示受信部42の説明箇所参照)。指示部55により送信される解錠指示及びエラー通知は、通信ユニット17を介して荷物保管ボックス5に送信される。
格納処理部52は、情報受信部51で受信された情報に基づいて、コンテナ情報格納部50を更新する。具体的には、格納処理部52は、顧客により荷物が預け入れられた後に、情報受信部51で顧客鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが受信された場合、その受信された荷物コンテナ12のIDにその受信された顧客鍵情報を関連付けてコンテナ情報格納部50に格納する。本実施形態では、顧客により荷物が預け入れられたか否かは、上述のように特定される各場面と、解錠指示の送信後に情報受信部51により鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが受信されたこととにより判断することができる。例えば、顧客が荷物を預ける場面で、解錠指示の送信後、解錠指示の送信先の荷物保管ボックス5から顧客鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが送られてきた場合には、その荷物コンテナ12に荷物が収容されたと判断できる。
また、格納処理部52は、顧客により荷物が取り出された後に、情報受信部51で顧客鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが受信された場合、その受信された荷物コンテナ12に関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納される鍵情報を削除する。即ち、格納処理部52は、荷物が取り出された荷物コンテナ12のIDと鍵情報との関連付けを解除する。本実施形態では、顧客により荷物が取り出されたか否かは、上述のように特定される各場面と、解錠指示の送信後に情報受信部51により鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが受信されたこととにより判断することができる。例えば、顧客が荷物を受け取る場面で、解錠指示の送信後、解錠指示の送信先の荷物保管ボックス5から顧客鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが送られてきた場合には、その荷物コンテナ12から荷物が取り出されたと判断できる。
また、格納処理部52は、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとのペアが情報受信部51により受信された場合、受信された各IDと関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されている荷物保管ボックス5のIDを変更する。図10の例では、格納処理部52は、取り出された荷物コンテナ12のIDを含むレコードに設定されているボックスIDを削除する(NULL設定する)。更に、格納処理部52は、入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDを含むレコードに設定されているボックスIDを、そのIDの送信元の荷物保管ボックス5のIDに変更する。これにより、移送者による荷物コンテナ12の入れ替えがコンテナ情報格納部50に反映されることになる。
〔動作例/荷物保管方法〕
以下、第一実施形態における荷物保管方法について図11から図14を用いて説明する。図11から図14は、第一実施形態におけるシステム1の動作例を示すシーケンスチャートである。図11から図14に示されるように、第一実施形態における荷物保管方法は、システム1に含まれるサーバ装置3、荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12により実行される。図11から図14に示される各処理工程は、サーバ装置3、荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12が有する上述の各処理モジュールの処理内容と同様であるため、各処理工程の詳細は、適宜省略される。
《顧客が荷物を預ける場面》
図11は、第一実施形態におけるシステム1の、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵カードから顧客鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を入れる」を取得する(S10)。例えば、顧客鍵情報は、挿入口9に挿入された顧客鍵カードからリーダユニット25により読み取られる。操作情報は、タッチパネル8に表示される操作画面に対するユーザ操作の検出により取得される。
荷物保管ボックス5は、(S10)で取得された鍵情報及び操作情報「荷物を入れる」を外部通信ユニット26を介してサーバ装置3に送信する(S11)。
サーバ装置3は、通信ユニット17を介して鍵情報及び操作情報「荷物を入れる」を受信し、その受信された鍵情報の照合を行う(S12)。具体的には、サーバ装置3は、その受信された鍵情報が顧客鍵を示すか移送鍵を示すかを判定する。この判定方法については、鍵照合部53の処理として述べたとおりである。ここでは、その受信された鍵情報は、顧客鍵を示すと判定される。また、このとき、サーバ装置3は、それら情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを特定しておく。
サーバ装置3は、顧客鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を入れる」を示すため(顧客が荷物を預ける場面であるため)、コンテナ情報格納部50を参照して、荷物を収容していない空の荷物コンテナ12のIDを特定する(S13)。具体的には、サーバ装置3は、送信元としての荷物保管ボックス5のIDに関連付けられておりかついずれの鍵情報とも関連付けられていない荷物コンテナ12のIDを特定する。
サーバ装置3は、特定された空の荷物コンテナ12のIDと、2つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を通信ユニット17を介して荷物保管ボックス5に送信する(S14)。
荷物保管ボックス5は、その解錠指示を受信すると、解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が2つを示すことを確認する。これにより、荷物保管ボックス5は、その解錠指示に含まれるIDで示される空の荷物コンテナ12に解錠指示を出す(S15)。具体的には、荷物保管ボックス5は、対応情報格納部44を参照することにより、当該空の荷物コンテナ12のIDと対応付けられているロッカーユニット6のIDを特定する。荷物保管ボックス5は、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送信する。
続いて、荷物保管ボックス5は、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S17)。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介して、自身が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送出された解錠の指示信号を受信する。これにより、荷物コンテナ12は、ロック機構34に解錠の指示信号を送る。これにより、ロック機構34は、荷物コンテナ12の扉13を解錠する(S16)。
顧客は、ロッカーユニット6の扉7を開けることができ、更に、そのロッカーユニット6に収容されている空の荷物コンテナ12の扉13を開けることができる。顧客は、荷物をその荷物コンテナ12に入れ、扉13を閉める。更に、顧客は、扉13の閉まった荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の扉7も閉める。
荷物コンテナ12のロック機構34は、扉13が閉められるのを検知して、扉13を施錠する(S18)。同様に、ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S19)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知して、(S10)で取得された鍵情報及び解錠指示に含まれていた荷物コンテナ12のIDをサーバ装置3に送信する(S20)。
サーバ装置3は、鍵情報及び荷物コンテナ12のIDを受信し、鍵情報及び荷物コンテナ12のIDを関連付けてコンテナ情報格納部50に格納する(S21)。図10の例では、サーバ装置3は、受信された荷物コンテナ12のIDを含むレコードにその受信された鍵情報を設定する。
《顧客が荷物を受け取る場面》
図12は、第一実施形態におけるシステム1の、顧客が荷物を受け取る場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵カードから顧客鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を出す」を取得する(S30)。
荷物保管ボックス5は、(S30)で取得された鍵情報及び操作情報「荷物を出す」を外部通信ユニット26を介してサーバ装置3に送信する(S31)。
サーバ装置3は、通信ユニット17を介して鍵情報及び操作情報「荷物を出す」を受信し、その受信された鍵情報の照合を行う(S32)。鍵情報の照合(S32)については、図11の(S12)と同様である。また、このとき、サーバ装置3は、それら情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを特定しておく。
サーバ装置3は、顧客鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を出す」を示すため(顧客が荷物を受け取る場面であるため)、コンテナ情報格納部50を参照して、その顧客鍵に関連付けられている荷物コンテナ12のIDを特定する(S33)。
サーバ装置3は、特定された荷物コンテナ12のIDと、2つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を通信ユニット17を介して荷物保管ボックス5に送信する(S34)。
荷物保管ボックス5は、その解錠指示を受信すると、解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が2つを示すことを確認する。これにより、荷物保管ボックス5は、その解錠指示に含まれるIDで示される荷物コンテナ12に解錠指示を出す(S35)。具体的には、荷物保管ボックス5は、対応情報格納部44を参照することにより、当該荷物コンテナ12のIDと対応付けられているロッカーユニット6のIDを特定する。荷物保管ボックス5は、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送信する。
続いて、荷物保管ボックス5は、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S37)。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介して、自身が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送出された解錠の指示信号を受信する。これにより、荷物コンテナ12は、ロック機構34に解錠の指示信号を送る。これにより、ロック機構34は、荷物コンテナ12の扉13を解錠する(S36)。
顧客は、ロッカーユニット6の扉7を開けることができ、更に、そのロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12の扉13を開けることができる。顧客は、荷物をその荷物コンテナ12から取り出し、扉13を閉める。更に、顧客は、扉13の閉まった荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の扉7も閉める。
荷物コンテナ12のロック機構34は、扉13が閉められるのを検知して、扉13を施錠する(S38)。同様に、ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S39)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知して、(S30)で取得された鍵情報及び解錠指示に含まれていた荷物コンテナ12のIDをサーバ装置3に送信する(S40)。
サーバ装置3は、鍵情報及び荷物コンテナ12のIDを受信し、その鍵情報及びその荷物コンテナ12のIDとの関連付けを解除する(S41)。図10の例では、サーバ装置3は、その受信された荷物コンテナ12のIDを含むレコードに設定されているその鍵情報を削除する。
《移送者が荷物コンテナを取り出す場面》
図13は、第一実施形態におけるシステム1の、移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、移送鍵カードから移送鍵情報を取得し、更に、移送者の操作に基づいて、操作情報「荷物を出す」を取得する(S50)。
荷物保管ボックス5は、(S50)で取得された鍵情報及び操作情報「荷物を出す」を外部通信ユニット26を介してサーバ装置3に送信する(S51)。
サーバ装置3は、通信ユニット17を介して鍵情報及び操作情報「荷物を出す」を受信し、その受信された鍵情報の照合を行う(S52)。具体的には、サーバ装置3は、受信された鍵情報が移送鍵を示すか否かを判定する。この判定方法については、鍵照合部53の処理として述べたとおりである。ここでは、その受信された鍵情報は、移送鍵を示すと判定される。また、このとき、サーバ装置3は、それら情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを特定しておく。
サーバ装置3は、移送鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を出す」を示すため(移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面であるため)、コンテナ情報格納部50を参照して、荷物収容中の荷物コンテナ12のIDを特定する(S53)。図10の例では、サーバ装置3は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかついずれかの鍵情報が設定されているレコードのコンテナIDを特定する。
サーバ装置3は、特定された荷物コンテナ12のIDと、1つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を通信ユニット17を介して荷物保管ボックス5に送信する(S54)。
荷物保管ボックス5は、その解錠指示を受信すると、解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が1つを示すことを確認する。これにより、荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12への解錠の指示を控え、ロッカーユニット6に解錠の指示信号を出す。具体的には、荷物保管ボックス5は、対応情報格納部44を参照することにより、受信された荷物コンテナ12のIDと対応付けられているロッカーユニット6のIDを特定し、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S55)。
これにより、移送者は、ロッカーユニット6の扉7を開けることができ、ロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12を取り出すことができる。但し、移送者は、その取り出した荷物コンテナ12の扉13は施錠されたままであるため、その扉13を開けることができない。移送者は、荷物コンテナ12の取り出し、入れ替わりに空の荷物コンテナ12をそのロッカーユニット6に入れ、そのロッカーユニット6の扉7を閉める。
ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S56)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知すると、そのロッカーユニット6の内部通信ユニット30からIDを要求する信号を送信する(S57)。
そのロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介してIDを要求する信号を受信し、ID格納部36に格納されている荷物コンテナ12のIDを返信する(S58)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6の内部通信ユニット30を介して、荷物コンテナ12から送出された荷物コンテナ12のIDを含む信号を受信し、そのロッカーユニット6での荷物コンテナ12の入れ替えを検知する(S59)。具体的には、荷物保管ボックス5は、そのロッカーユニット6のIDに対応付けられて対応情報格納部44に格納されている荷物コンテナ12のIDと、荷物コンテナ12から受け取った荷物コンテナ12のIDとが異なるため、荷物コンテナ12の入れ替えを検知することができる。
荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12の入れ替えを検知すると、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとを区別できるようにサーバ装置3に送信する(S60)。荷物コンテナ12から荷物コンテナ12のIDが取得された際に、既に対応情報格納部44に格納されていた荷物コンテナ12のIDが取り出された荷物コンテナ12を示し、その取得された荷物コンテナ12のIDが入れ替わりで収容された荷物コンテナ12を示す。荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12から取得された荷物コンテナ12のIDを対応情報格納部44に反映する。
サーバ装置3は、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとを通信ユニット17を介して受信し、荷物コンテナ12の入れ替え情報をコンテナ情報格納部50に格納する(S61)。具体的には、サーバ装置3は、受信された荷物コンテナ12の各IDと関連付けられてコンテナ情報格納部50に格納されている荷物保管ボックス5の各IDを変更する。図10の例では、サーバ装置3は、取り出された荷物コンテナ12のIDを含むレコードに設定されている荷物保管ボックス5のIDを削除する。サーバ装置3は、入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDを含むレコードに設定されている荷物保管ボックス5のIDを、そのIDの送信元の荷物保管ボックス5のIDに変更する。
《移送者が荷物コンテナを入れる場面》
図14は、第一実施形態におけるシステム1の、移送者が荷物コンテナ12を入れる場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、移送鍵カードから移送鍵情報を取得し、更に、移送者の操作に基づいて、操作情報「荷物を入れる」を取得する(S70)。
荷物保管ボックス5は、(S70)で取得された鍵情報及び操作情報「荷物を入れる」を外部通信ユニット26を介してサーバ装置3に送信する(S71)。
サーバ装置3は、通信ユニット17を介して鍵情報及び操作情報「荷物を入れる」を受信し、その受信された鍵情報の照合を行う(S72)。鍵情報の照合(S72)は、図13の(S52)と同様である。また、このとき、サーバ装置3は、それら情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを特定しておく。
サーバ装置3は、移送鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を入れる」を示すため(移送者が荷物コンテナ12を入れる場面であるため)、コンテナ情報格納部50を参照して、空の荷物コンテナ12のIDを特定する(S73)。図10の例では、サーバ装置3は、その鍵情報の送信元である荷物保管ボックス5のIDを含みかついずれの鍵情報も設定されていないレコードのコンテナIDを特定する。
サーバ装置3は、特定された空の荷物コンテナ12のIDと、1つを示す解錠範囲の指定とを含む解錠指示を通信ユニット17を介して荷物保管ボックス5に送信する(S74)。
荷物保管ボックス5は、その解錠指示を受信すると、解錠指示に含まれる解錠範囲の指定が1つを示すことを確認する。これにより、荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12への解錠の指示を控え、ロッカーユニット6に解錠の指示信号を出す。具体的には、荷物保管ボックス5は、対応情報格納部44を参照することにより、受信された空の荷物コンテナ12のIDと対応付けられているロッカーユニット6のIDを特定し、その特定されたIDで示されるロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S75)。
これにより、移送者は、ロッカーユニット6の扉7を開けることができ、ロッカーユニット6に収容されている空の荷物コンテナ12を取り出すことができる。但し、移送者は、その取り出した空の荷物コンテナ12の扉13は施錠されたままであるため、その扉13を開けることができない。移送者は、空の荷物コンテナ12の取り出し、入れ替わりに移送してきた荷物コンテナ12をそのロッカーユニット6に入れ、そのロッカーユニット6の扉7を閉める。
ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S76)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知すると、そのロッカーユニット6の内部通信ユニット30からIDを要求する信号を送信する(S77)。
そのロッカーユニット6に収容されている空の荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介してIDを要求する信号を受信し、ID格納部36に格納されている荷物コンテナ12のIDを返信する(S78)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6の内部通信ユニット30を介して、荷物コンテナ12から送出された荷物コンテナ12のIDを含む信号を受信し、そのロッカーユニット6での荷物コンテナ12の入れ替えを検知する(S79)。入れ替えの検知方法は、図13の(S59)と同様である。
荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12の入れ替えを検知すると、取り出された空の荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとを区別できるようにサーバ装置3に送信する(S80)。荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12から取得された荷物コンテナ12のIDを対応情報格納部44に反映する。
サーバ装置3は、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとを通信ユニット17を介して受信し、荷物コンテナ12の入れ替え情報をコンテナ情報格納部50に格納する(S81)。入れ替え情報の格納方法は、図13の(S61)と同様である。
〔第一実施形態の作用及び効果〕
上述のように、第一実施形態では、荷物保管ボックス5には、持ち運び可能な荷物コンテナ12を内部に収容可能なロッカーユニット6が含まれ、荷物は、荷物コンテナ12内に収容され、その荷物を収容する荷物コンテナ12がロッカーユニット6内に収容される。ロッカーユニット6及び荷物コンテナ12にはそれぞれロック機構29及び34が設けられており、荷物は、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6により二重にロックされた状態で保管される。そして、移送者の鍵情報(移送鍵)により、ロッカーユニット6のみが解錠され、顧客の鍵情報(顧客鍵)により、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方が解錠される。
従って、第一実施形態によれば、移送者は、移送鍵によりロッカーユニット6の扉7を開くことができるため、荷物コンテナ12を荷物保管ボックス5間で移送することができる。更に、移送者は、その移送の間、その荷物コンテナ12内の荷物にアクセスすることができない。これにより、顧客は、安心して荷物を荷物保管ボックス5に預けることができると共に、預けた荷物を所望の場所で受け取ることができる。図5に示される適用例によれば、顧客は、ショッピング中、荷物を随時、荷物保管ボックス5に預け、帰宅時には、その荷物の回収をすることなく、駐車場の近くの荷物保管ボックス5で荷物を一括で受け取ることができる。結果、顧客は、荷物の心配をすることなく、ショッピング等を楽しむことができ、商業施設側も、荷物の移送時及び受け渡し時のトラブルがなくなるため、安心してその商品保管サービスを提供することができる。
また、第一実施形態では、顧客及び移送者の鍵情報は、電子情報としてサーバ装置3で、鍵情報の照合もサーバ装置3で行われる。これにより、荷物保管ボックス5(CPU20)で実行される処理を簡易化することができ、荷物保管ボックス5の開発コスト及びメンテナンスコストを低減させることができる。加えて、鍵情報に、駐車券に記録される識別情報、インターネット上の他のサイトに登録されるユーザID、生体情報、物体指紋情報等、様々な情報を利用することができ、鍵情報の汎用性を向上させることができる。例えば、鍵情報に駐車券に記録される識別情報が利用される場合、駐車券を顧客鍵カードとして用いることができる。更に、システム1がその駐車券を管理するシステムと連携することで、顧客が車を停めている駐車場を特定することができ、荷物コンテナ12の移送先をその駐車場の近くの荷物保管ボックス5に決定することができる。
また、第一実施形態では、荷物を預けた顧客の鍵情報がその荷物を収容する荷物コンテナ12のIDと関連付けられてサーバ装置3に格納され、顧客が荷物を取り出した場合、荷物が取り出された荷物コンテナ12のIDとその顧客の鍵情報との関連付けが解除される。これにより、この関連情報を用いて、サーバ装置3で、顧客毎に荷物を預けている荷物コンテナ12や荷物が収容されていない空の荷物コンテナ12の特定を行うことができる。更に、第一実施形態では、その特定された荷物コンテナ12のIDと鍵情報に対応する解錠範囲指定とを含む解錠指示がサーバ装置3から荷物保管ボックス5に送られる。これにより、荷物保管ボックス5は、その解錠指示に従って、解錠処理を行えばよい。これにより、荷物保管ボックス5は、サーバ装置3から解錠指示に従って、解錠処理を行えばすむため、荷物保管ボックス5(CPU20)で実行される処理を簡易化することができる。
また、第一実施形態では、サーバ装置3において、操作情報と鍵情報の照合結果とにより、上述の各場面(顧客が荷物を預ける場面など)が特定できる。更に、サーバ装置3からの解錠指示の送信後、荷物保管ボックス5でロッカーユニット6の施錠が検知されると、荷物保管ボックス5からサーバ装置3に鍵情報及び荷物コンテナ12のIDが送られる。これにより、サーバ装置3は、特定される場面と、解錠指示の送信後の情報の受信とにより、荷物の荷物コンテナ12への収容及び荷物の荷物コンテナ12からの取り出しを認識することができる。即ち、第一実施形態によれば、荷物が収容されているか否かを検知するための機器(赤外線センサ等)を荷物コンテナ12に設けることなく、サーバ装置3でその状態を認識することができる。結果、荷物コンテナ12の構成を簡易化することができ、荷物コンテナ12を破損に強く安価なものとすることができる。
また、第一実施形態では、サーバ装置3において、各荷物コンテナ12のIDと、その荷物コンテナ12を収容している荷物保管ボックス5のIDとが関連付けられて格納される(コンテナ情報格納部50)。そして、移送者による荷物コンテナ12の入れ替えが荷物保管ボックス5で検知され、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりに収容された荷物コンテナ12のIDとが荷物保管ボックス5からサーバ装置3に送られる。サーバ装置3では、受信された各IDに関連付けられている荷物保管ボックス5のIDが変更される。このとき、荷物コンテナ12のIDと鍵情報との関連付けは維持される。これにより、第一実施形態によれば、サーバ装置3は、どの荷物コンテナ12がどの荷物保管ボックス5からどの荷物保管ボックス5に移送されたのか、どの荷物コンテナ12が移送中であるのか、といった、荷物コンテナ12の移送状況を確実に把握することができる。また、荷物コンテナ12が移送されたとしても、顧客は、移送先の荷物保管ボックス5から自身の荷物を確実に受け取ることができる。
[第一実施形態の変形例]
上述の第一実施形態は、内容的に支障のない範囲で変形可能である。
例えば、荷物保管ボックス5(情報送信部41)は、顧客が荷物コンテナ12に荷物を入れる又は荷物コンテナ12から荷物を取り出した後に、ロッカーユニット6の施錠が検知されると、鍵情報及びその施錠が検知されたロッカーユニット6に収容される荷物コンテナ12のIDをサーバ装置3に送信した(図11の(S20)及び図12の(S40))。しかしながら、サーバ装置3は、その前に既に鍵情報を取得しており(図11の(S11)及び図12の(S31))、かつ、受信される荷物コンテナ12のIDを既に特定している(図11の(S13)及び図12の(S33))。よって、荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6の施錠が検知されると、その旨のみをサーバ装置3に通知してもよい(図11の(S20)及び図12の(S40))。
また、荷物保管ボックス5(情報送信部41)は、移送者により荷物コンテナ12が入れ替えられた場合、取り出された荷物コンテナ12のIDと入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDとを区別できるようにサーバ装置3に送信した(図13の(S60)及び図14の(S80))。しかしながら、サーバ装置3は、それらIDの受信時には既に、当該取り出される荷物コンテナ12のIDを特定している(図13の(S53)及び図14の(S73))。よって、荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12の入れ替えの検知後、入れ替わりで収容された荷物コンテナ12のIDのみをサーバ装置3に送信してもよい(図13の(S60)及び図14の(S80))。
また、荷物コンテナ12は、内部に荷物を収容しているか否かを検知するためのセンサ(赤外センサ等)を更に有していてもよい。この場合、荷物保管ボックス5(コンテナ識別部45)は、ロッカーユニット6の施錠を検知したら、ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から収容の有無情報を要求する信号を送信する。荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介してその信号が受信された場合、そのセンサを起動し、そのセンサで検知された収容の有無情報を返信する。荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12から得られる収容の有無情報をその荷物コンテナ12のIDと共にサーバ装置3に送信してもよい。これにより、サーバ装置3は、荷物保管ボックス5から得られる情報だけで、荷物コンテナ12が荷物を収容しているか否かを把握することができる。
また、荷物保管ボックス5(コンテナ識別部45)は、荷物の入れ替え時のみではなく、ロッカーユニット6の施錠が検知される度に、荷物コンテナ12にIDを要求してもよい。
また、上述の第一実施形態では、荷物保管ボックス5が、荷物コンテナ12のIDとその荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6のIDとが対応付けられた情報(対応情報格納部44)を有していた。しかしながら、サーバ装置3が、その情報(対応情報格納部44)を有し、荷物保管ボックス5はその情報を有していなくてもよい。この場合、サーバ装置3は、解錠指示に、荷物コンテナ12のIDと共に、それを収容しているロッカーユニット6のIDを含める(図11の(S14)及び図12の(S34))。また、荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12のIDをサーバ装置3に送信する場合には、その荷物コンテナ12を収容するロッカーユニット6のIDも合わせてサーバ装置3に送信する(図11の(S20)、図12の(S40)、図13の(S60)及び図14の(S80))。
上述の第一実施形態におけるサーバ装置3の処理は、荷物保管ボックス5で実行されてもよい。この場合、システム1は、サーバ装置3を有していなくてもよい。
図15は、第一実施形態の変形例における荷物保管ボックス5の処理構成例を概念的に示す図である。本変形例における荷物保管ボックス5は、第一実施形態におけるサーバ装置3の処理構成を更に有し、サーバ装置3と荷物保管ボックス5との間の情報のやりとりのための処理モジュール(情報送信部41、指示受信部42、情報受信部51及び指示部55)は不要となる。具体的には、荷物保管ボックス5は、操作受付部40、ロック制御部43、対応情報格納部44、コンテナ識別部45、コンテナ情報格納部50、鍵照合部53、及びコンテナ特定部54を有する。この場合、コンテナ情報格納部50、鍵照合部53及びコンテナ特定部54も、荷物保管ボックス5のCPU20によりプログラムが実行されることで実現される。
本変形例における各処理モジュールの処理内容は、サーバ装置3と荷物保管ボックス5との間での情報の送受信がなくなることを除き、上述の第一実施形態と同様である。また、本変形例における荷物保管方法及び荷物保管ボックス5の動作も、サーバ装置3と荷物保管ボックス5との間での情報の送受信がなくなることを除き、図11から図14に示される処理シーケンスと同様である。但し、コンテナ情報格納部50は、荷物保管ボックス5自身が収容する荷物コンテナ12のIDのみを格納し、荷物保管ボックス5のIDを格納しなくてもよい。
[第二実施形態]
上述の第一実施形態では、サーバ装置3が、鍵情報と荷物コンテナ12のIDとの関連付けを管理していたが、荷物コンテナ12が荷物収容時の解錠に利用された鍵情報を保持してもよい。以下、第二実施形態における荷物保管システム1(システム1)について、第一実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第一実施形態と同様の内容については適宜省略する。
第二実施形態におけるシステム1は、第一実施形態と同様の構成を有してもよいし、サーバ装置3を含まなくてもよい。第二実施形態では、サーバ装置3は特に関わらない。
〔処理構成〕
《荷物コンテナ》
図16は、第二実施形態における荷物コンテナ12の処理構成を概念的に示す図である。第二実施形態における荷物コンテナ12は、鍵格納部60、応答処理部61、ロック処理部62、鍵格納処理部63等を有する。これら各処理モジュールは、例えば、MPU32によりメモリ33に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、荷物保管ボックス5のメモリ21から入出力I/F28を介してロードされ、メモリ33に格納されてもよい。
鍵格納部60は、鍵情報を格納する。鍵格納部60は、例えば、メモリ33のRAM内の或る領域である。
応答処理部61は、荷物保管ボックス5からの要求に対して応答する。具体的には、応答処理部61は、荷物コンテナ12が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送信される要求信号を内部通信ユニット31を介して受信する。受信される要求信号には、鍵格納部60に格納される鍵情報を要求する信号(以降、鍵要求信号と表記する)、荷物保管ボックス5が空の荷物コンテナ12を見つけるための信号(以降、空検出信号と表記する)、及び荷物保管ボックス5が荷物を収容している荷物コンテナ12を見つけるための信号(以降、収容検出信号と表記する)が含まれる。応答処理部61は、鍵要求信号が受信された場合には、鍵格納部60から鍵情報を読み出し、その鍵情報を内部通信ユニット31から送出する。
応答処理部61は、空検出信号が受信された場合、鍵格納部60に鍵情報が格納されているか否かを判定し、鍵情報が格納されていない場合、荷物コンテナ12自身が空の荷物コンテナ12であることを示す信号を返信する。応答処理部61は、鍵情報が格納されている場合、荷物コンテナ12自身が荷物を収容していることを示す信号を返信してもよい。応答処理部61は、収容検出信号が受信された場合も同様に、鍵格納部60に鍵情報が格納されているか否かを判定し、鍵情報が格納されている場合、荷物コンテナ12自身が荷物を収容していることを示す信号を返信する。応答処理部61は、鍵情報が格納されていない場合、荷物コンテナ12自身が空の荷物コンテナ12であることを示す信号を返信してもよい。
ロック処理部62の処理内容は、第一実施形態におけるロック処理部38と同様である。
鍵格納処理部63は、荷物保管ボックス5から送られてきた鍵情報を鍵格納部60に格納する。また、鍵格納処理部63は、荷物保管ボックス5から鍵削除の指示信号を受信した場合には、鍵格納部60に格納される鍵情報を削除する。
《荷物保管ボックス》
図17は、第二実施形態における荷物保管ボックス5の処理構成例を概念的に示す図である。荷物保管ボックス5は、操作受付部65、鍵照合部66、コンテナ指示部67、ロック制御部68、コンテナ識別部69等を有する。これら各処理モジュールは、例えば、CPU20によりメモリ21に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、サーバ装置3等の他のコンピュータから外部通信ユニット26を介してインストールされ、メモリ21に格納されてもよい。
操作受付部65の処理内容は、第一実施形態における操作受付部40と同様である。
鍵照合部66は、操作受付部65により取得された鍵情報が移送鍵を示すか顧客鍵を示すかを判定する。この判定方法については、第一実施形態における鍵照合部53の判定方法と同様である。また、鍵照合部66は、コンテナ識別部69により荷物コンテナ12から取得された鍵情報と、操作受付部65により取得された鍵情報とを照合する。鍵照合部66は、両鍵情報が一致又は所定閾値以上の類似度を示す場合に、鍵情報が整合していると判定する。
コンテナ識別部69は、ロッカーユニット6の施錠の検知及びロッカーユニット6に収容される荷物コンテナ12の識別を行う。コンテナ識別部69は、各ロッカーユニット6のロック機構29が施錠されたことを検知する。
また、荷物コンテナ12の識別として、コンテナ識別部69は、空の荷物コンテナ12又は荷物を収容している荷物コンテナ12の検出を行う。具体的には、コンテナ識別部69は、各ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から空検出信号又は収容検出信号を順次又は一斉に送信する。コンテナ識別部69は、空検出信号又は収容検出信号に対して荷物コンテナ12から返信される信号に基づいて、空の荷物コンテナ12又は荷物を収容している荷物コンテナ12、及びその荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6を特定する。空検出信号及び収容検出信号は、後述する鍵要求信号で代替可能である。即ち、コンテナ識別部69は、鍵要求信号に対する荷物コンテナ12からの応答(鍵情報の受信の有無)により、空の荷物コンテナ12又は荷物を収容している荷物コンテナ12を特定することができる。
空の荷物コンテナ12の検出を行うか荷物を収容している荷物コンテナ12の検出を行うかは、上述した場面に応じて決定される。コンテナ識別部69は、顧客が荷物を預ける場面及び移送者が荷物コンテナ12を入れる場面では、空の荷物コンテナ12の検出を行う。コンテナ識別部69は、移送者が荷物コンテナ12を取り出す場面では、荷物を収容している荷物コンテナ12の検出を行う。なお、各場面の特定方法は、第一実施形態と同様である。
更に、コンテナ識別部69は、顧客が荷物を受け取る場面では、各ロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12から鍵情報を収集する。コンテナ識別部69は、各ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から鍵要求信号を順次又は一斉に送信する。コンテナ識別部69は、その鍵要求信号に対して荷物コンテナ12から返信される鍵情報を取得する。この鍵要求信号及び上述の空検出信号及び収容検出信号は、要求信号と呼ぶことができる。
ロック制御部68は、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方のロック機構29及び34を解錠することと、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠せずロッカーユニット6のロック機構29を解錠することとを選択的に実行する。具体的には、ロック制御部68は、取得された鍵情報が顧客鍵を示す場合、荷物コンテナ12及びロッカーユニット6の両方のロック機構29及び34を解錠する。ロック制御部68は、取得された鍵情報が移送鍵を示す場合、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠せずロッカーユニット6のロック機構29を解錠する。ロック制御部68は、コンテナ識別部69により特定されたロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出すことで、ロッカーユニット6のロック機構29を解錠する。また、ロック制御部68は、荷物コンテナ12のロック機構34を解錠する場合、コンテナ識別部69により特定されたロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送信する。これにより、そのロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12が内部通信ユニット31を介してその指示信号を受信する。
コンテナ指示部67は、顧客が荷物を荷物コンテナ12に預けた場合、その荷物コンテナ12に鍵情報を格納させる。このとき、コンテナ指示部67は、その荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から操作受付部65により取得されていた鍵情報を送信する。更に、コンテナ指示部67は、顧客が荷物を荷物コンテナ12から受け取った場合、その荷物コンテナ12に鍵情報を削除する指示を送る。このとき、コンテナ指示部67は、その荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から鍵情報を削除する指示信号を送出する。コンテナ指示部67は、格納指示部と呼ぶこともできる。
〔動作例/荷物保管方法〕
以下、第二実施形態における荷物保管方法について図18から図21を用いて説明する。図18から図21は、第二実施形態におけるシステム1の動作例を示すシーケンスチャートである。図18から図21に示されるように、第二実施形態における荷物保管方法は、システム1に含まれる荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12により実行される。図18から図21に示される各処理工程は、荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12が有する上述の各処理モジュールの処理内容と同様であるため、各処理工程の詳細は、適宜省略される。
《顧客が荷物を預ける場面》
図18は、第二実施形態におけるシステム1の、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵カードから顧客鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を入れる」を取得する(S100)。
荷物保管ボックス5は、(S100)で取得された鍵情報が顧客鍵を示すか移送鍵を示すかを判定する(S101)。この判定方法については、第一実施形態における鍵照合部53の判定方法と同様である。ここでは、その受信された鍵情報は、顧客鍵を示すと判定される。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を入れる」を示すため(顧客が荷物を預ける場面であるため)、空の荷物コンテナ12を検出する(S102)。具体的には、荷物保管ボックス5は、各ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から空検出信号を順次又は一斉に送信する。この空検出信号を受信した荷物コンテナ12は、荷物コンテナ12自身が空の荷物コンテナ12であることを示す信号を返信する。荷物コンテナ12が空の荷物コンテナ12であることは、その荷物コンテナ12の鍵格納部60に鍵情報が格納されていないことで決定される。荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12から返信される信号に基づいて、空の荷物コンテナ12を特定し、その荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6を特定する。
荷物保管ボックス5は、(S102)で検出された空の荷物コンテナ12に対して解錠指示を送る(S103)。このとき、荷物保管ボックス5は、(S102)で空の荷物コンテナ12と共に特定されたロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送出する。
続いて、荷物保管ボックス5は、そのロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S104)。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介して、自身が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送出された解錠の指示信号を受信する。これにより、荷物コンテナ12は、ロック機構34に解錠の指示信号を送る。これにより、ロック機構34は、荷物コンテナ12の扉13を解錠する(S105)。
これにより、顧客は、荷物をその荷物コンテナ12に入れ、扉13を閉める。そして、顧客は、扉13の閉まった荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の扉7も閉める。
荷物コンテナ12のロック機構34は、扉13が閉められるのを検知して、扉13を施錠する(S106)。同様に、ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S107)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知して、(S100)で取得された鍵情報を、(S103)で解錠の指示信号の送信先である荷物コンテナ12に送る(S108)。具体的には、荷物保管ボックス5は、(S103)で解錠の指示信号を送出したロッカーユニット6の内部通信ユニット30からその鍵情報を送信する。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介してその鍵情報を受信し、鍵格納部60にその鍵情報を格納する(S109)。
《顧客が荷物を受け取る場面》
図19は、第二実施形態におけるシステム1の、顧客が荷物を預ける場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵カードから顧客鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を出す」を取得する(S110)。
荷物保管ボックス5は、(S110)で取得された鍵情報が顧客鍵を示すか移送鍵を示すかを判定する(S111)。この判定方法については、第一実施形態における鍵照合部53の判定方法と同様である。ここでは、その受信された鍵情報は、顧客鍵を示すと判定される。
荷物保管ボックス5は、顧客鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を出す」を示すため(顧客が荷物を受け取る場面であるため)、各ロッカーユニット6に収容されている荷物コンテナ12から鍵情報を収集する(S112)。このとき、荷物保管ボックス5は、各ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から鍵要求信号を順次又は一斉に送信する。鍵要求信号を受信した荷物コンテナ12は、鍵格納部60に格納されている鍵情報を内部通信ユニット31を介して返信する。荷物保管ボックス5は、その鍵情報を受信すると共に、その鍵情報を中継したロッカーユニット6を特定しておく。
荷物保管ボックス5は、受信された鍵情報と(S110)で取得された鍵情報とを照合する(S113)。荷物保管ボックス5は、両鍵情報が一致又は所定閾値以上の類似度を示す場合に、鍵情報が整合していると判定する。荷物保管ボックス5は、整合する鍵情報を所持している荷物コンテナ12及びその鍵情報を中継したロッカーユニット6を特定する。
荷物保管ボックス5は、その特定された荷物コンテナ12に対して解錠指示を送る(S114)。このとき、荷物保管ボックス5は、(S113)で特定されたロッカーユニット6の内部通信ユニット30から解錠の指示信号を送出する。
続いて、荷物保管ボックス5は、そのロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S116)。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介して、自身が収容されているロッカーユニット6の内部通信ユニット30から送出された解錠の指示信号を受信する。これにより、荷物コンテナ12は、ロック機構34に解錠の指示信号を送る。これにより、ロック機構34は、荷物コンテナ12の扉13を解錠する(S115)。
これにより、顧客は、その荷物コンテナ12から荷物を取り出し、扉13を閉める。そして、顧客は、扉13の閉まった荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6の扉7も閉める。
荷物コンテナ12のロック機構34は、扉13が閉められるのを検知して、扉13を施錠する(S117)。同様に、ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S118)。
荷物保管ボックス5は、ロッカーユニット6のロック機構29の施錠を検知して、(S114)で解錠の指示信号の送信先である荷物コンテナ12に、鍵情報の削除指示を送る(S119)。具体的には、荷物保管ボックス5は、(S114)で解錠の指示信号を送出したロッカーユニット6の内部通信ユニット30から削除の指示信号を送信する。
荷物コンテナ12は、内部通信ユニット31を介してその指示信号を受信し、鍵格納部60に格納される鍵情報を削除する(S120)。
《移送者が荷物コンテナを取り出す場面》
図20は、第二実施形態におけるシステム1の、移送者が荷物コンテナを取り出す場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、移送鍵カードから移送鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を出す」を取得する(S130)。
荷物保管ボックス5は、(S130)で取得された鍵情報が顧客鍵を示すか移送鍵を示すかを判定する(S131)。この判定方法については、第一実施形態における鍵照合部53の判定方法と同様である。ここでは、その受信された鍵情報は、移送鍵を示すと判定される。
荷物保管ボックス5は、移送鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を出す」を示すため(移送者が荷物コンテナを取り出す場面であるため)、荷物を収容している荷物コンテナ12を検出する(S132)。具体的には、荷物保管ボックス5は、各ロッカーユニット6の内部通信ユニット30から収容検出信号を順次又は一斉に送信する。この収容検出信号を受信した荷物コンテナ12は、荷物コンテナ12自身が荷物を収容している荷物コンテナ12であることを示す信号を返信する。荷物コンテナ12が荷物を収容している荷物コンテナ12であることは、その荷物コンテナ12の鍵格納部60に鍵情報が格納されていることで決定される。荷物保管ボックス5は、荷物コンテナ12から返信される信号に基づいて、荷物を収容している荷物コンテナ12を特定し、その荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6を特定する。
荷物保管ボックス5は、その特定されたロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を出す。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S133)。このとき、荷物保管ボックス5は、荷物を収容していると特定された荷物コンテナ12には解錠指示を出さない。
これにより、移送者は、解錠されたロッカーユニット6から荷物を収容している荷物コンテナ12を取り出し、入れ替わりに空の荷物コンテナ12をそのロッカーユニット6に収容する。そして、移送者は、そのロッカーユニット6の扉7を閉める。
ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S134)。
《移送者が荷物コンテナを入れる場面》
図21は、第二実施形態におけるシステム1の、移送者が荷物コンテナを入れる場面の動作例を示している。
荷物保管ボックス5は、移送鍵カードから移送鍵情報を取得し、更に、顧客の操作に基づいて、操作情報「荷物を入れる」を取得する(S140)。
荷物保管ボックス5は、(S140)で取得された鍵情報が顧客鍵を示すか移送鍵を示すかを判定する(S141)。この判定方法については、第一実施形態における鍵照合部53の判定方法と同様である。ここでは、その受信された鍵情報は、移送鍵を示すと判定される。
荷物保管ボックス5は、移送鍵が受信されかつ操作情報が「荷物を入れる」を示すため(移送者が荷物コンテナを入れる場面であるため)、空の荷物コンテナ12を検出する(S142)。空の荷物コンテナ12の検出方法については、図18の(S102)と同様である。このとき、荷物保管ボックス5は、空の荷物コンテナ12を特定すると共に、その荷物コンテナ12を収容しているロッカーユニット6を特定する。
荷物保管ボックス5は、(S142)で空の荷物コンテナ12の検出と共に特定されたロッカーユニット6のロック機構29に解錠の指示信号を送る。このとき、荷物保管ボックス5は、検出された空の荷物コンテナ12には解錠指示を出さない。これにより、ロック機構29は、ロッカーユニット6の扉7を解錠する(S143)。
これにより、移送者は、解錠されたロッカーユニット6から空の荷物コンテナ12を取り出し、入れ替わりに移送してきた荷物コンテナ12をそのロッカーユニット6に収容する。そして、移送者は、そのロッカーユニット6の扉7を閉める。
ロッカーユニット6のロック機構29は、扉7が閉められるのを検知して、扉7を施錠する(S144)。
〔第二実施形態の作用及び効果〕
第二実施形態においても、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、第二実施形態では、荷物保管ボックス5及び荷物コンテナ12の処理構成が第一実施形態に比べて高度化することになる。
[第三実施形態]
以下、第三実施形態における荷物保管システム及び荷物保管方法について図22及び図23を用いて説明する。また、第三実施形態は、この荷物保管方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録した当該少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
図22は、第三実施形態における荷物保管システム100の処理構成例を概念的に示す図である。図22に示されるように、荷物保管システム100は、収容部101、支持部103、鍵取得部105、及びロック制御部106を有する。荷物保管システム100は、図1に示されるサーバ装置3及び荷物保管ボックス5のように複数のコンピュータとして実現されてもよいし、1台の荷物保管ボックス5として実現されてもよい。即ち、荷物保管システム100は、1つ以上のCPU(15、20、32)、1つ以上のメモリ(16、21、33)等を有する。
収容部101は、荷物を収容可能でありかつ持ち運び可能な物である。収容部101は、収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構102を含む。上述の各実施形態における荷物コンテナ12は、収容部101の一具体例である。収容部101の構造は、図3に示される第一実施形態における荷物コンテナ12の構造に限定されない。例えば、収容部101は、金網状に形成されてもよい。収容部101は、方形でなくてもよく、球形に形成されてもよい。また、収容部101における荷物の出し入れ可能とする構造は、扉13のみに限定されず、様々な既存の構造でよい。また、上述の荷物コンテナ12では、ロック機構34は、扉13をロックする機構であったが、ロック機構102は、収容部101に収容される荷物の出し入れを不可能にできる電子錠であれば、どのような構造を有していてもよい。
支持部103は、収容部101を支持する物である。支持部103は、収容部101の持ち運びを不可能にするロック機構104を含む。上述の各実施形態におけるロッカーユニット6は、支持部103の一具体例である。支持部103の構造は、収容部101を支持できれば、図2及び図3に示される第一実施形態におけるロッカーユニット6の構造に限定されない。例えば、支持部103は、収容部101を内包する構造を有していなくてもよく、収容部101を底面から支える板状の物であってもよい。また、上述のロッカーユニット6では、ロック機構29は、扉7をロックする機構であったが、ロック機構104は、支持する収容部101を持ち運び不可能にできる電子錠であれば、どのような構造を有していてもよい。例えば、ロック機構104は、収容部101に固設されている半円状の金具に掛けられ、支持部103に固設された南京錠のようなフック錠であってもよい。
本実施形態では、収容部101及び支持部103の構造は何ら制限されない。
鍵取得部105は、鍵情報を取得する。鍵取得部105は、ハードウェア要素及びソフトウェア要素の組み合わせにより実現される。鍵取得部105を実現するハードウェア要素としては、上述のリーダユニット25、撮像ユニット27等が例示される。鍵取得部105を実現するソフトウェア要素は、サーバ装置3及び荷物保管ボックス5のCPU15及び20のいずれか一方又は両方によりプログラムが処理されることにより実現される。例えば、サーバ装置3及び荷物保管ボックス5の両方で実現される場合には、鍵取得部105は、上述の操作受付部40、情報送信部41及び情報受信部51に相当する。また、荷物保管ボックス5のみで実現される場合には、鍵取得部105は、上述の操作受付部40に相当する。
鍵情報は、個々の顧客を識別することができかつ顧客と移送者とを区別することができる情報であれば、その具体的内容は制限されない。例えば、鍵情報は、複数個の英数字の並びで形成される。また、鍵情報は、生体画像から既存の手法により抽出される生体情報(画像特徴量)や、物体指紋と呼ばれる、物品の表面に存在する微細な模様の情報であってもよい。
ロック制御部106は、取得された鍵情報に基づいて、収容部101及び支持部103の両方のロック機構102及び104を解錠することと、収容部101のロック機構102を解錠せず支持部103のロック機構104を解錠することとを選択的に実行する。ここで選択的に実行とは、2つの解錠方法の中から、取得された鍵情報に対応する解錠方法が選択され実行されることを意味する。ロック制御部106は、サーバ装置3及び荷物保管ボックス5のCPU15及び20のいずれか一方又は両方によりプログラムが処理されることにより実現される。例えば、サーバ装置3及び荷物保管ボックス5の両方で実現される場合には、ロック制御部106は、上述の指示部55及びロック制御部43に相当する。また、荷物保管ボックス5のみで実現される場合には、ロック制御部106は、上述のロック制御部43に相当する。
図23は、第三実施形態における荷物保管システム100の動作例を示すフローチャートである。図23に示されるように、第三実施形態における荷物保管方法は、荷物保管システム100を形成する少なくとも1つのコンピュータ(CPU)により実行される。図23に示される各処理工程は、荷物保管システム100が有する上述の各処理モジュールの処理内容と同様であるため、各処理工程の詳細は、適宜省略される。
本実施形態における荷物保管方法は、上述の収容部101及び支持部103を用いる。本荷物保管方法は、鍵情報を取得し(S200)、(S200)で取得された鍵情報に基づいて、収容部101及び支持部103の両方のロック機構102及び104を解錠することと(S201)、収容部101のロック機構102を解錠せず支持部103のロック機構104を解錠することとを選択的に実行する(S202)。
第三実施形態によれば、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第四実施形態]
上述の第三実施形態では、収容部101のロック機構102及び支持部103のロック機構104はそれぞれ電子錠であったが、ロック機構102及びロック機構104は、機械式の錠であってもよい。この場合、上述の鍵取得部105及びロック制御部106といったソフトウェア要素はなくてもよい。
即ち、第四実施形態は、機械錠のロック機構102を含む収容部101と、機械錠のロック機構104を含む支持部103とを有する荷物保管装置である。第四実施形態では、収容部101のロック機構102は、固体の第一の鍵により解錠され、固体の第二の鍵では解錠されない。支持部103のロック機構104は、当該第一の鍵及び当該第二の鍵のどちらでも解錠される。
このような機械式の錠が利用される第四実施形態でも、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の各実施形態及び各変形例の一部又は全部は、以下のようにも特定され得る。但し、各実施形態及び各変形例が以下の記載に限定されるものではない。
1. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、
前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、
鍵情報を取得する鍵取得手段と、
前記取得された鍵情報に基づいて、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠することと、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行するロック制御手段と、
を備える荷物保管システム。
2. 前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報であるか否かを判定する判定手段、
を更に備え、
前記ロック制御手段は、前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報である場合に、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠する、
1.に記載の荷物保管システム。
3. 荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、その収容部の識別情報と、前記取得された鍵情報とを関連付けて格納部に格納する格納処理手段と、
新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されているか否かを判定する判定手段と、
を更に備え、
前記ロック制御手段は、前記新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されている場合に、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠する、
1.又は2.に記載の荷物保管システム。
4. 前記格納処理手段は、荷物が取り出された収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記格納部に格納されている、その収容部の識別情報と前記鍵情報との関連付けを解除する、
3.に記載の荷物保管システム。
5. 前記格納部に格納されている関連付け情報に基づいて、荷物を収容していない空の収容部の識別情報又は荷物収容中の収容部の識別情報を特定する特定手段、
を更に備え、
前記ロック制御手段は、前記特定された識別情報により示される前記空の収容部又は前記荷物収容中の収容部を、ロック機構の解錠対象とする、
3.又は4.に記載の荷物保管システム。
6. 前記収容部と前記支持部との複数のペアをそれぞれ含む複数の荷物保管装置と、
前記複数の荷物保管装置と通信可能なサーバ装置と、
を更に備え、
前記複数の荷物保管装置の各々は、
前記支持部に支持されていた元の収容部の識別情報と入れ替わりに前記支持部に新たに支持されることになった新たな収容部の識別情報とを前記サーバ装置に送信する情報送信手段、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記複数の荷物保管装置の各々の識別情報と、その荷物保管装置に含まれる複数の収容部の識別情報とが関連付けて格納される格納部において、前記情報送信手段により送信された前記元の収容部の識別情報及び前記新たな収容部の識別情報と関連付けられている荷物保管装置の識別情報をそれぞれ変更する格納処理手段と、
を備える、
1.から5.のいずれか1つに記載の荷物保管システム。
7. 前記収容部は、鍵情報を格納する鍵格納部を有し、
前記荷物保管システムは、
荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記取得された鍵情報をその収容部の鍵格納部に格納させる格納指示手段、
を更に備える1.又は2.に記載の荷物保管システム。
8. 前記格納指示手段は、荷物が取り出された収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、格納する鍵情報をその収容部に削除させる、
7.に記載の荷物保管システム。
9. 前記収容部に要求を送り、その要求に対する前記収容部からの応答に応じて、荷物を収容していない空の収容部又は荷物収容中の収容部を検出する収容部識別手段と、
を更に備える7.又は8.に記載の荷物保管システム。
10. 前記支持部で支持される収容部の入れ替えを検知する入替検知手段、
を更に備える1.から9.のいずれか1つに記載の荷物保管システム。
11. 1.から6.のいずれか1つに記載の荷物保管システムに含まれるサーバ装置であって、前記収容部と前記支持部との複数のペアをそれぞれ含む複数の荷物保管装置と通信可能なサーバ装置において、
前記鍵取得手段と、
前記取得された鍵情報に基づいて、前記複数の荷物保管装置のいずれか一つに、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠する指示と、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠する指示とを選択的に送信する指示手段と、
を備えるサーバ装置。
12. 1.から10.のいずれか1つに記載の荷物保管システムに含まれる荷物保管装置において、
前記収容部と前記支持部との複数のペア、
を備える荷物保管装置。
13. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、
前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、
を備え、
前記収容部のロック機構は、第一の鍵により解錠され、第二の鍵では解錠されず、
前記支持部のロック機構は、前記第一の鍵及び前記第二の鍵のどちらでも解錠される、
荷物保管装置。
14. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、を用い、少なくとも一つのコンピュータにより実行される荷物保管方法において、
鍵情報を取得し、
前記取得された鍵情報に基づいて、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠することと、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行する、
ことを含む荷物保管方法。
15. 前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報であるか否かを判定する、
ことを更に含み、
前記解錠の選択的な実行は、前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報である場合に、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠する、
ことを含む14.に記載の荷物保管方法。
16. 荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、その収容部の識別情報と、前記取得された鍵情報とを関連付けて格納部に格納し、
新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されているか否かを判定する、
ことを更に含み、
前記解錠の選択的な実行は、前記新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されている場合に、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠する、
14.又は15.に記載の荷物保管方法。
17. 荷物が取り出された収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記格納部に格納されている、その収容部の識別情報と前記鍵情報との関連付けを解除する、
ことを更に含む16.に記載の荷物保管方法。
18. 前記格納部に格納されている関連付け情報に基づいて、荷物を収容していない空の収容部の識別情報又は荷物収容中の収容部の識別情報を特定する、
ことを更に含み、
前記解錠の選択的な実行は、前記特定された識別情報により示される前記空の収容部又は前記荷物収容中の収容部を、ロック機構の解錠対象とする、
16.又は17.に記載の荷物保管方法。
19. 前記少なくとも一つのコンピュータは、前記収容部と前記支持部との複数のペアをそれぞれ含む複数の荷物保管装置と、前記複数の荷物保管装置と通信可能なサーバ装置と、を含み、
前記複数の荷物保管装置の各々が、
前記支持部に支持されていた元の収容部の識別情報と入れ替わりに前記支持部に新たに支持されることになった新たな収容部の識別情報とを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、
前記複数の荷物保管装置の各々の識別情報と、その荷物保管装置に含まれる複数の収容部の識別情報とが関連付けて格納される格納部において、前記送信された前記元の収容部の識別情報及び前記新たな収容部の識別情報と関連付けられている荷物保管装置の識別情報をそれぞれ変更する、
ことを更に含む14.から18.のいずれか1つに記載の荷物保管方法。
20. 荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記取得された鍵情報をその収容部の鍵格納部に格納させる、
ことを更に含む14.又は15.に記載の荷物保管方法。
21. 荷物が取り出された収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、格納する鍵情報をその収容部に削除させる、
ことを更に含む20.に記載の荷物保管方法。
22. 前記収容部に要求を送り、
前記要求に対する前記収容部からの応答に応じて、荷物を収容していない空の収容部又は荷物収容中の収容部を検出する、
ことを更に含む20.又は21.に記載の荷物保管方法。
23. 前記支持部で支持される収容部の入れ替えを検知する、
ことを更に含む14.から22.のいずれか1つに記載の荷物保管方法。
24. 14.から23.のいずれか1つに記載の荷物保管方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラム。
1,100 荷物保管システム(システム)
3 サーバ装置
5 荷物保管ボックス
6 ロッカーユニット
12 荷物コンテナ
15,20 CPU
16,21,33 メモリ
29,34,102,104 ロック機構
32 MPU
36 ID格納部
37 ID送信部
38 ロック処理部
40 操作受付部
41 情報送信部
42 指示受信部
43 ロック制御部
44 対応情報格納部
45 コンテナ識別部
50 コンテナ情報格納部
51 情報受信部
52 格納処理部
53 鍵照合部
54 コンテナ特定部
55 指示部
60 鍵格納部
61 応答処理部
62 ロック処理部
63 鍵格納処理部
65 操作受付部
66 鍵照合部
67 コンテナ指示部
68 ロック制御部
69 コンテナ識別部
101 収容部
103 支持部
105 鍵取得部
106 ロック制御部

Claims (12)

  1. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、
    前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、
    鍵情報を取得する鍵取得手段と、
    前記取得された鍵情報に基づいて、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠することと、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行するロック制御手段と、
    を備える荷物保管システム。
  2. 前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報であるか否かを判定する判定手段、
    を更に備え、
    前記ロック制御手段は、前記取得された鍵情報が移送者の鍵情報である場合に、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠する、
    請求項1に記載の荷物保管システム。
  3. 荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、その収容部の識別情報と、前記取得された鍵情報とを関連付けて格納部に格納する格納処理手段と、
    新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されているか否かを判定する判定手段と、
    を更に備え、
    前記ロック制御手段は、前記新たに取得された鍵情報が前記収容部の識別情報と関連付けられて前記格納部に格納されている場合に、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠する、
    請求項1又は2に記載の荷物保管システム。
  4. 前記格納処理手段は、荷物が取り出された収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記格納部に格納されている、その収容部の識別情報と前記鍵情報との関連付けを解除する、
    請求項3に記載の荷物保管システム。
  5. 前記格納部に格納されている関連付け情報に基づいて、荷物を収容していない空の収容部の識別情報又は荷物収容中の収容部の識別情報を特定する特定手段、
    を更に備え、
    前記ロック制御手段は、前記特定された識別情報により示される前記空の収容部又は前記荷物収容中の収容部を、ロック機構の解錠対象とする、
    請求項3又は4に記載の荷物保管システム。
  6. 前記収容部と前記支持部との複数のペアをそれぞれ含む複数の荷物保管装置と、
    前記複数の荷物保管装置と通信可能なサーバ装置と、
    を更に備え、
    前記複数の荷物保管装置の各々は、
    前記支持部に支持されていた元の収容部の識別情報と入れ替わりに前記支持部に新たに支持されることになった新たな収容部の識別情報とを前記サーバ装置に送信する情報送信手段、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の荷物保管装置の各々の識別情報と、その荷物保管装置に含まれる複数の収容部の識別情報とが関連付けて格納される格納部において、前記情報送信手段により送信された前記元の収容部の識別情報及び前記新たな収容部の識別情報と関連付けられている荷物保管装置の識別情報をそれぞれ変更する格納処理手段と、
    を備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の荷物保管システム。
  7. 前記収容部は、鍵情報を格納する鍵格納部を有し、
    前記荷物保管システムは、
    荷物を収容した収容部を支持する支持部のロック機構による施錠の検知後、前記取得された鍵情報をその収容部の鍵格納部に格納させる格納指示手段、
    を更に備える請求項1又は2に記載の荷物保管システム。
  8. 前記支持部で支持される収容部の入れ替えを検知する入替検知手段、
    を更に備える請求項1から7のいずれか1項に記載の荷物保管システム。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の荷物保管システムに含まれるサーバ装置であって、前記収容部と前記支持部との複数のペアをそれぞれ含む複数の荷物保管装置と通信可能なサーバ装置において、
    前記鍵取得手段と、
    前記取得された鍵情報に基づいて、前記複数の荷物保管装置のいずれか一つに、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠する指示と、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠する指示とを選択的に送信する指示手段と、
    を備えるサーバ装置。
  10. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、
    前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、
    を備え、
    前記収容部のロック機構は、第一の鍵により解錠され、第二の鍵では解錠されず、
    前記支持部のロック機構は、前記第一の鍵及び前記第二の鍵のどちらでも解錠される、
    荷物保管装置。
  11. 収容される荷物の出し入れを不可能にするロック機構を含み、持ち運び可能な収容部と、前記収容部の持ち運びを不可能にするロック機構を含み、前記収容部を支持する支持部と、を用い、少なくとも一つのコンピュータにより実行される荷物保管方法において、
    鍵情報を取得し、
    前記取得された鍵情報に基づいて、前記収容部及び前記支持部の両方のロック機構を解錠することと、前記収容部のロック機構を解錠せず前記支持部のロック機構を解錠することとを選択的に実行する、
    ことを含む荷物保管方法。
  12. 請求項11に記載の荷物保管方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラム。
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