JP2008128848A - 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 - Google Patents
時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008128848A JP2008128848A JP2006314885A JP2006314885A JP2008128848A JP 2008128848 A JP2008128848 A JP 2008128848A JP 2006314885 A JP2006314885 A JP 2006314885A JP 2006314885 A JP2006314885 A JP 2006314885A JP 2008128848 A JP2008128848 A JP 2008128848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent film
- film
- laminate
- timepiece dial
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】時計用文字板1Aは、複数枚の透明フィルムを有する積層体2Aで構成されたものであって、透明フィルムは光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、積層体2Aは、第1の透明フィルム11と、第1の透明フィルム11よりも屈折率の低い第2の透明フィルム12とを有するものであり、第1の透明フィルム11の屈折率n11、第2の透明フィルム12の屈折率n12との比n11/n12は、1.03〜1.18であり、積層体2Aは、第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12とが、交互に積層されたものであり、積層体中、第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12との合計枚数が、100〜250であることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の時計用文字板は、複数枚の透明フィルムを有する積層体で構成された時計用文字板であって、
前記積層体は、屈折率の異なる複数種の前記透明フィルムを有するものであり、
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体中、隣り合う前記透明フィルムは屈折率が異なり、かつ、
隣り合う前記透明フィルムのうち、大きい屈折率を有する透明フィルムAの屈折率をnA、小さい屈折率を有する透明フィルムBの屈折率をnBとしたとき、透明フィルムAと透明フィルムBとの屈折率の比nA/nBは、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、100〜250枚の前記透明フィルムを有するものであることを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、優れた美的外観を備えた時計用文字板を提供することができる。
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体は、前記透明フィルムとして、第1の透明フィルムと、第1の透明フィルムよりも屈折率の低い第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記第1の透明フィルムの屈折率をn1、前記第2の透明フィルムの屈折率をn2としたとき、第1の透明フィルムと第2の透明フィルムとの屈折率の比n1/n2は、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとが、交互に積層されたものであり、
前記積層体中、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとの合計枚数が、100〜250であることを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、優れた美的外観を備えた時計用文字板を提供することができる。
これにより、光の透過性を十分に高いものとしつつ、時計用文字板としての美的外観を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記透明フィルムの平均厚さは、0.5〜20μmであることが好ましい。
これにより、光の透過性を十分に高いものとしつつ、時計用文字板としての美的外観を特に優れたものとすることができる。
これにより、光の透過性を十分に高いものとしつつ、時計用文字板としての耐久性、および美的外観を特に優れたものとすることができる。
これにより、時計用文字板の美的外観をさらに優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、着色剤を含む材料で構成された着色フィルムを、前記積層体の、外光が入射する側の第1の面側とは反対の第2の面側に配したことが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観をさらに優れたものとすることができる。
これにより、時計用文字板の美的外観をさらに優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、入射した光を拡散する機能を有する拡散フィルムを、前記積層体の、外光が入射する側の第1の面側とは反対の第2の面側に配したことが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観をさらに優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記積層体の法線方向から入射した光の透過率は、20〜50%であることが好ましい。
これにより、ソーラー時計用の時計用文字板として、より好適に用いることができる。
前記積層体は、前記透明フィルムとして、光透過性を有する樹脂材料Xで構成された第1の透明フィルムと、樹脂材料Xよりも屈折率が低い光透過性を有する樹脂材料Yで構成された第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記樹脂材料Xの屈折率をnX、前記樹脂材料Yの屈折率をnYとしたとき、樹脂材料Xと樹脂材料Yとの屈折率の比nY/nXは、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと前記第2の透明フィルムとを、合計で100〜250枚有するものであり、
前記第2の透明フィルムは、前記第1の透明フィルム上に、前記樹脂材料Yを構成する液体を、液滴吐出法を用いて吐出し、乾燥若しくは、熱や紫外線で硬化させて形成されたものであることを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を製造することができる。
本発明の時計は、本発明の時計用文字板を備えたことを特徴とする。
これにより、美的外観に優れた時計を提供することができる。また、外部からの光を有効に利用することが可能な時計(例えば、ソーラー時計、ソーラー電波時計等)を提供することができる。
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体は、前記透明フィルムとして、第1の透明フィルムと、第1の透明フィルムよりも屈折率の低い第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記第1の透明フィルムの屈折率をn1、前記第2の透明フィルムの屈折率をn2としたとき、第1の透明フィルムと第2の透明フィルムとの屈折率の比n1/n2は、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとが、交互に積層されたものであり、
前記積層体中、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとの合計枚数が、100〜250であることを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた装飾用化粧板を提供することができる。
<時計用文字板(第1次実施形態)>
まず、本発明の時計用文字板、時計用文字板の製造方法の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の時計用文字板の第1次実施形態を示す断面図である。
時計用文字板1Aを構成する積層体2Aは、上述したように、光透過性を有する樹脂材料で構成された第1の透明フィルム11を複数枚有するものである。
このような第1の透明フィルム11は、第1の透明フィルム11に対して垂直に入射した可視光(波長:380〜780nm)の透過率が、90%以上であるのが好ましい。これにより、時計用文字板1Aの光透過率をさらに優れたものとすることができる。また、例えば、時計用文字板1Aの第2の面16側に太陽電池を備えた時計では、太陽電池に十分な光量の光を照射することができ、ソーラー時計や、ソーラー電波時計として、実用上、十分な起電力を発生させることができる。
なお、第1の透明フィルム11は上記に挙げた材料以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、光沢剤、フィラー等が挙げられる。
また、積層体2Aを構成する複数の第1の透明フィルム11は、互いに同じ材料で構成されたものであってもよいし、異なるものであってもよい。
また第1の透明フィルム11はいかなる方法で成形されたものであってもよいが、これらの透明フィルムの成形方法としては、例えば、液滴吐出法を用いたフィルム成形、ロール延伸成形、塗布成形、スピンキャスト成形等が挙げられる。
時計用文字板1Aを構成する積層体2Aは、上述したように、光透過性を有する樹脂材料で構成された第2の透明フィルム12を複数枚有するものである。
このような第2の透明フィルム12は、第2の透明フィルム12に対して垂直に入射した可視光(波長:380〜780nm)の透過率が、90%以上であるのが好ましい。これにより、時計用文字板1Aの光透過率をさらに優れたものとすることができる。また、例えば、時計用文字板1Aの第2の面16側に太陽電池を備えた時計では、太陽電池に十分な光量の光を照射することができ、ソーラー時計や、ソーラー電波時計として、実用上、十分な起電力を発生させることができる。
なお、第2の透明フィルム12は上記に挙げた材料以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、光沢剤、フィラー等が挙げられる。
また、第2の透明フィルム12の形状、大きさは、特に限定されず、通常、時計用文字板1Aの形状、大きさに基づいて決定される。
また、第2の透明フィルム12はいかなる方法で成形されたものであってもよいが、これらの透明フィルムの成形方法としては、例えば、液滴吐出法を用いたフィルム成形、ロール延伸成形、塗布成形、スピンキャスト成形等が挙げられる。
また、図1に示すように、時計用文字板1Aを構成する積層体2Aは、第1の面15、および第2の面16が、第1の透明フィルム11の表面であるように構成されたものであるが、第1の透明フィルム11の代わりに第2の透明フィルム12の表面が第1の面15、および第2の面16となるように構成されたものであってもよい。
時計用文字板1Aの製造方法は、第1の透明フィルム11を準備する第1の透明フィルム準備工程と、第1の透明フィルム11上に、第2の透明フィルム12を構成する樹脂材料を有機溶剤で溶解させた液体(樹脂分散液)を、液滴吐出法を用いて吐出する液滴吐出工程と、吐出された樹脂分散液上に、第1の透明フィルム11を積層する第1の透明フィルム積層工程とを有しており、このような液滴吐出工程と第1の透明フィルム積層工程とを繰り返し、所望の枚数の第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12とを交互に、積層した積層体2A(時計用文字板1A)を得ることができる。
第1の透明フィルム11としては、前述したようなものを用いることができる。
このような第1の透明フィルム11としては、時計用文字板の形状に対応するものを用いてもよいが、以下の説明では、第1の透明フィルム11を構成する材料で構成されたシート状のフィルムを用意し、積層体を作製した後、時計用文字板の形状に打ち抜くものとして説明する。
上記のシート状の第1の透明フィルム上に、前述したような第2の透明フィルム12を構成する樹脂材料を有機溶剤で溶解させた液体(樹脂分散液)を、該液体の貯留部と、圧電素子と、吐出部とからなるヘッドを備えた液滴吐出装置(いわゆる、インクジェット方式の液滴吐出装置)を用いて吐出する。
また、後の工程の前に、吐出した樹脂分散液中に含まれる有機溶剤の一部を除去してもよい。これにより、第1のフィルム上において、樹脂分散液の流動性を制御することができるため、積層体2A中、第2の透明フィルム12の膜厚にバラツキがでるのを、より確実に防止することができる。
次に、上記のようにして吐出した樹脂分散液上に、シート状の第1の透明フィルムを積層する。
ここで、上記のようにして吐出した樹脂分散液は、積層するシート状の第1の透明フィルムに対しての接着剤と同じような効果を発現する。このため、上記のようにして吐出した樹脂分散液上に、シート状の第1の透明フィルムを重ねるだけで、簡単に積層することができるとともに、積層体2A中、第2の透明フィルム12と第1の透明フィルム11との密着性を特に優れたものとすることができる。
上記の方法で形成された積層体2Aは、積層体2A中、第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12との密着性は優れたものとなり、時計用文字板1Aの耐久性は特に優れたものとなる。
また、液滴吐出工程で第1の透明フィルム上に吐出した樹脂分散液中に含まれる有機溶剤は、第1の透明フィルム積層工程で除去されるものであってもよいし、積層体の形成途中、または、積層体を完成してから除去してもよい。また、このような有機溶剤の除去の方法としては、自然乾燥であってもよいし、熱処理を行って除去してもよい。
次に、本発明の時計用文字板、時計用文字板の製造方法の第2実施形態について説明する。以下の説明では、前述した実施形態(第1実施形態)との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図2は、本発明の時計用文字板の第2実施形態を示す断面図である。
このような着色フィルム13は、入射した光を透過させる機能と、入射した光の一部を着色剤により色のついた光(着色光)として反射する機能とを有している。このような着色フィルム13を、積層体2Bを構成するフィルムとして、前述した第1の透明フィルム11、および第2の透明フィルム12と同じように積層体中に含む時計用文字板1Bは、第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12とが交互に積層されることにより発現する真珠光沢のような美的外観に、着色フィルム13による色彩が加わったものとなる。これにより、時計用文字板1Bは、第1実施形態の時計用文字板1Aでは表現できなかったような色調を表現することができ、特に優れた美的外観を備えたものとなる。また、着色フィルム13の構成材料などを変更することにより、時計用文字板1Bの色彩を簡単に調整することができる。
また、着色フィルム13は、構成材料として、樹脂材料を含むものであるのが好ましい。これにより、時計用文字板1Bを構成する積層体2Bの強度を高くすることができ、結果として、時計用文字板1Bの耐久性を優れたものとすることができる。このような樹脂材料としては、例えば、上述したような、第1の透明フィルム11、および第2の透明フィルム12を構成する樹脂材料や、ウレタン系樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ等として)用いることができる。
時計用文字板1Bの製造方法は、第1の透明フィルム11を準備する第1の透明フィルム準備工程と、第1の透明フィルム11上に、第2の透明フィルム12を構成する樹脂材料を有機溶剤で溶解させた液体(樹脂分散液)を、液滴吐出法を用いて吐出する液滴吐出工程と、吐出された樹脂分散液上に、第1の透明フィルム11を積層する第1の透明フィルム積層工程と、液滴吐出工程と第1の透明フィルム積層工程とを繰り返し、積層体を形成する過程において、形成途中の積層体に上述したような着色フィルム13を積層する着色フィルム積層工程とを有している。すなわち、積層体のいずれかの位置に着色フィルムを積層した以外は、前述した第1実施形態と同様である。
液滴吐出工程と第1の透明フィルム積層工程とを繰り返し、積層体を形成する過程において、液滴吐出工程後、上述したような第1の透明フィルムを積層するのと同様に、樹脂分散液上に着色フィルムを重ね、さらに着色フィルムの上側の面に光学接着剤(1液性の光硬化型接着剤など)を塗布してから、第1の透明フィルム11を積層することにより、積層体2B中、着色フィルム13と隣り合う透明フィルム11、および透明フィルム12との密着性を優れたものとすることができる。
次に、本発明の時計用文字板、時計用文字板の製造方法の第3実施形態について説明する。以下の説明では、前述した実施形態(第1実施形態、第2実施形態)との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図3は、本発明の時計用文字板の第3実施形態を示す断面図である。
このような拡散フィルム14は、入射した光を透過させる機能と、入射した光の一部を散乱(拡散)させる機能を有している。このような拡散フィルム14を、積層体2Cを構成するフィルムとして、前述した第1の透明フィルム11、および第2の透明フィルム12と同じように積層体中に含む時計用文字板1Bは、第1の透明フィルム11と第2の透明フィルム12とが交互に積層されることにより発現する真珠光沢のような美的外観に、拡散フィルム14により反射(散乱)される白色度の高い光が加わったものとなる。これにより、時計用文字板1Cは、時計用文字板1A、および時計用文字板1Bでは表現出来なかったような、深みのある高級感溢れる光沢を表現することができ、特に優れた美的外観を備えたものとなる。
また、上述したような拡散剤は、例えば、粒状(粉末状)、鱗片状、針状等、いかなる形状のものであってもよく、また、不定形のものであってもよい。このような、拡散剤の構成材料として、例えば、シリカ、ガラス等が挙げられる。
また、拡散フィルム14が、上述したような拡散剤、および樹脂材料を含むものである場合、拡散剤の配合量は、樹脂材料の重量に対して、30重量%以下であることが好ましい。これにより、十分な光透過率を備えるとともに、時計用文字板1Cの美的外観は、さらに高級感溢れるものとすることができる。
また、時計用文字板1Cを構成する積層体2C中、着色フィルム13、および拡散フィルム14が積層される位置は特に限定されないが、着色フィルム13が、拡散フィルム14よりも、第1の面側に配された時計用文字板1Cの外観は、着色フィルム13から発せられる反射光の色がより鮮明なものとなる。一方、拡散フィルム14が、着色フィルム13よりも、第1の面側に配された時計用文字板1Cの外観は、着色フィルム13から発せられる反射光の色がより淡いものとなる。すなわち、時計用文字板1Cでは、着色フィルム13と拡散フィルム14との積層位置を変えることにより、文字板が有する色彩の濃淡を制御することができる。
また、時計用文字板1Cを構成する積層体は、着色フィルム13、および拡散フィルム14、両方を含むものとして説明したが、着色フィルム13はなくてもよい。
時計用文字板1Cの製造方法は、第1の透明フィルム11を準備する第1の透明フィルム準備工程と、第1の透明フィルム11上に、第2の透明フィルム12を構成する樹脂材料を有機溶剤で溶解させた液体(樹脂分散液)を、液滴吐出法を用いて吐出する液滴吐出工程と、吐出された樹脂分散液上に、第1の透明フィルム11を積層する第1の透明フィルム積層工程と、液滴吐出工程と第1の透明フィルム積層工程とを繰り返し、積層体を形成する過程において、形成途中の積層体に上述したような着色フィルム13を積層する着色フィルム積層工程と、着色フィルム13と同様に、上述したような拡散フィルム14を積層する拡散フィルム積層工程とを有している。すなわち、積層体のいずれかの位置に着色フィルム13、および拡散フィルム14を積層した以外は、前述した第1実施形態と同様である。
液滴吐出工程と第1の透明フィルム積層工程とを繰り返し、積層体を形成する過程において、液滴吐出工程後、上述したような第1の透明フィルムを積層するのと同様に、樹脂分散液上に拡散フィルムを重ね、さらに拡散フィルムの上側の面に光学接着剤(1液性の光硬化型接着剤など)を塗布してから、第1の透明フィルム11を積層することにより、積層体2C中、着色フィルム13と隣り合う透明フィルム11、および透明フィルム12との密着性を優れたものとすることができる。
次に、本発明の時計用文字板、時計用文字板の製造方法の第4実施形態について説明する。以下の説明では、前述した実施形態(第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態)との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図4は、本発明の時計用文字板の第4実施形態を示す断面図である。
また、本実施形態の時計用文字板で用いる着色フィルム13は、積層体2Aの第2の面16と対向する面側に粘着性、接着性を付与することにより、積層体2Aから、着色フィルム13の着脱をさらに簡単に行うことができ、多品種の時計用文字板の生産にさらに有効である。
時計用文字板1Dの製造方法は、第1実施形態で説明した製造方法を用いて積層体2Aを得た後、積層体2Aの第2の面16側に、積層体2Aとは対向する面に着色フィルム13を接着する工程とを有している。
このような接着方法としては、上述したような光学接着剤を用いたり、適合する一般的な接着剤やプライマーを用いたり、紫外線硬化型の接着剤も利用できる。また、熱処理により融着させる方法を用いてもよい。
次に、本発明の時計用文字板、時計用文字板の製造方法の第5実施形態について説明する。以下の説明では、前述した実施形態(第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4実施形態)との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態の時計用文字板1Eは、時計用文字板1Dを構成する着色フィルム13の代わりに、拡散フィルム14を配したものである。このような時計用文字板1Eは、積層体中、拡散フィルム14を含む時計用文字板と同様の優れた美的外観を備えたものとなるとともに、拡散フィルム14の着脱を簡単に行うことができる。したがって、例えば、時計用文字板1Eを備えた時計では、拡散フィルム14を外したり、着色フィルム13に交換することにより、簡単に、好みの外観の文字板を備えた時計に交換することができ、多品種の時計用文字板の生産に有効である。
また、本実施形態の時計用文字板で用いる拡散フィルム14は、積層体2Aの第2の面16と対向する面側に粘着性、接着性を付与することにより、積層体2Aから、拡散フィルム14の着脱をさらに簡単に行うことができ、多品種の時計用文字板の生産にさらに有効である。
時計用文字板1Eの製造方法は、第1実施形態で説明した製造方法を用いて積層体2Aを得た後、積層体2Aの第2の面16側に、積層体2Aとは対向する面に拡散フィルム14を接着する工程とを有している。
このような接着方法としては、上述したような光学接着剤を用いたり、適合する一般的な接着剤やプライマーを用いたり、紫外線硬化型の接着剤も利用できる。また、熱処理により融着させる方法を用いてもよい。
次に、上述したような本発明の時計用文字板を備えた本発明の時計について説明する。
本発明の時計は、上述したような本発明の時計用文字板を有するものである。上述したように、本発明の時計用文字板は、光透過性および装飾性(美的外観)に優れたものである。このため、このような時計用文字板を備えた本発明の時計は、ソーラー時計やソーラー電波時計としての求められる要件を十分に満足することができる。なお、本発明の時計を構成する前記時計用文字板(本発明の時計用文字板)以外の部品としては、公知のものを用いることができるが、以下に、本発明の時計の構成の一例について説明する。
図6に示すように、本実施形態の腕時計(携帯時計)100は、胴(ケース)72と、裏蓋73と、ベゼル(縁)74と、ガラス板(カバーガラス)75とを備えている。また、ケース72内には、前述したような本発明の時計用文字板1(1A、1B、1C、1D、1E)と、太陽電池88と、ムーブメント71とが収納されており、さらに、図示しない針(指針)等が収納されている。そして、時計用文字板1は、第1の面15がガラス板75側を向くように配置されている。
ガラス板75は、通常、透明性の高い透明ガラスやサファイア等で構成されている。これにより、本発明の時計用文字板としての文字板1の審美性を十分に発揮させることができるとともに、太陽電池88に十分な光量の光を入射させることができる。
ムーブメント71は、太陽電池88の起電力を利用して、指針を駆動する。
また、ムーブメント71は、図示しない電波受信用のアンテナを備えている。そして、受信した電波を用いて時刻調整等を行う機能を有している。
太陽電池88は、例えば、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純物とが選択的に導入され、さらにp型の非単結晶シリコン薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を備えたpin構造を有している。
胴72とベゼル74とは、プラスチックパッキン78により固定され、ベゼル74とガラス板75とはプラスチックパッキン79により固定されている。
また、胴72に対し裏蓋73が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)85には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)84が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部85が液密に封止され、防水機能が得られる。
なお、上記の説明では、文字板として本発明の時計用文字板が適用されたものを用いるものとして説明したが、文字板以外の部品(時計用文字板)に本発明の時計用文字板が適用されてもよい。例えば、時計を構成する胴(ケース)、針等が本発明の時計用文字板で構成されたものであってもよい。また、時計を構成する複数の部品(時計用文字板)が本発明の時計用文字板で構成されたものであってもよい。
例えば、時計用文字板を構成する積層体の周面部が、樹脂材料で覆われていてもよい。これにより、積層体中の隣り合う透明フィルム、および、着色フィルム、拡散フィルム間で起こる剥離現象を長期間に渡って、効果的に防止することができ、時計用文字板の耐久性、および信頼性はさらに優れたものとなる。
また、上述したような各実施形態の時計用文字板に含まれる、着色フィルム、および拡散フィルムは、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。
また、上述した液滴吐出方法は、上記の方式に限られず、他の方法を用いてもよい。例えば、樹脂分散液を吐出(噴射)する方法としては、いわゆるバブルジェット(「バブルジェット」は登録商標)法等の方法を用いてもよい。いわゆるバブルジェット(「バブルジェット」は登録商標)法を適用した方法としては、特願2002−169348号明細書に記載された方法等が挙げられる。すなわち、樹脂分散液を吐出(噴射)する方法として、「気体の体積変化によりヘッド部から分散液を間欠的に吐出する方法」を適用することができる。また、静電アクチュエータ型、静電吸引型の液滴吐出装置を用いたものであっても良い。
1.時計用文字板の製造
(実施例1)
以下に示すような方法により、時計用文字板を製造した。
まず、屈折率が1.66のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ社製、商品名「ルミラー」、平均厚さ6μm)を用意した。
次に、上記のようなPETフィルム上に、光学接着剤であるオプトクレーブOPM55(アーデル社製)を、インクジェット方式の液滴吐出装置を用いて均一に吐出した。このように吐出した接着剤上に、屈折率が1.52のポリプロピレン(PP)フィルム(東レ社製、商品名「トレファン」、平均厚さ6μm)を重ねた。
次に、PPフィルム上に、上述した方法を用いて、オプトクレーブOPM55(アーデル社製)を吐出し、このように吐出した接着剤上に、さらに、上記のPETフィルムを重ねた。
このように、PETフィルムとPPフィルムとを、光学接着剤を介して、交互に、200枚積層された積層体を得た。このようにして得られた積層体を腕時計用外装部品(文字板)の形状になるように、型抜きし、直径:約27mmとなる時計用文字板を得た。
(実施例2)
PETフィルムとPPフィルムとを合わせた積層枚数を表1に示すようにした以外は、実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
実施例1で用いたPETフィルム上に、透明アクリロニトリル−ブタジエンースチレン共重合体(ABS)をメチルエチルケトンで溶解させた液体(樹脂分散液)を、実施例1で用いたインクジェット方式の液滴吐出装置を用いて、均一に吐出した。
次に、上記のように、PETフィルム上に均一に吐出された樹脂分散液上に、さらに、上記のPETフィルムを重ねた。
なお、PETフィルム上に吐出した樹脂分散液は、PETフィルムを重ねた後には、有機溶剤が自然蒸発することによって固形化されており、このようにして形成されたABSフィルムの平均厚さは1μmであった。
実施例3で用いたPETフィルム、および樹脂分散液を用いて、PETフィルム上に樹脂分散液を実施例1で用いた液滴吐出装置で吐出させる工程と、その上にPETフィルムを重ねる工程とを繰り返し、PETフィルムとABSフィルムとが交互に、169枚積層された積層体を得た。
実施例3で用いたPETフィルム、および樹脂分散液を用いて、PETフィルム上に樹脂分散液を実施例1で用いた液滴吐出装置で吐出させる工程と、その上にPETフィルムを重ねる工程とを繰り返し、PETフィルムとABSフィルムとが交互に、167枚積層された積層体を得た。
PETフィルムとPPフィルムとを合わせた積層枚数を表1に示すようにした以外は、実施例1と同様に時計用文字板を製造した。
(比較例3)
ペレット状のポリカーボネートを、圧縮成形により、フィルム状にし、腕時計用外装部品(文字板)の形状になるように、必要箇所を切削、研磨し、透明フィルムとした。なお、このようにして得られたPCフィルムは、略円盤状をなし、直径:約27mm×厚さ:約800μmであった。
次に、実施例4で用いた着色フィルムを、上記PCフィルムの第2の面側に貼り合わせ、時計用文字板を得た。
ペレット状のポリカーボネート:100重量部と、シリカ(平均粒径3.0μm):13重量部とを、溶融混練し、ポリカーボネート中に、酸化ケイ素を十分に分散させた。このようにして得られた溶融混練物を、圧縮成形により、フィルム状にし、腕時計用外装部品(文字板)の形状になるように、必要箇所を切削、研磨し、フィルム状に形成した。なお、このようにして得られたフィルムは、略円盤状をなし、直径:約27mm×厚さ:約800μmであった。
ペレット状のポリカーボネート:100重量部と、シリカ(平均粒径3.0μm):35重量部とを、溶融混練し、ポリカーボネート中に、酸化ケイ素を十分に分散させた。このようにして得られた溶融混練物を、圧縮成形により、フィルム状にし、腕時計用外装部品(文字板)の形状になるように、必要箇所を切削、研磨し、フィルム状に形成した。なお、このようにして得られたフィルムは、略円盤状をなし、直径:約27mm×厚さ:約800μmであった。
各実施例および各比較例の時計用文字板の構成を表1にまとめて示す。なお、表1中、ポリエチレンテレフタレートをPET、ポリプロピレンをPP、透明アクリロニトリル−ブタジエンースチレン共重合体をABS、ポリカーボネートをPC、シリカをSiO2でそれぞれ示した。
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、第2の面側に太陽電池を備えた時計用文字板として使用する際の外表面側(第1の面側)から、目視による観察を行い、これらの外観を以下の6段階の基準に従い、評価した。
◎◎:極めて優れた外観を有している。
◎:優れた外観を有している。
○:良好な外観を有している。
△:外観がやや不良。
×:外観が不良。
××:外観が極めて不良。
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下のような方法により、光透過率を評価した。
まず、太陽電池と各時計用文字板とを暗室にいれた。その後、太陽電池単体でその受光面に対し、所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この際、太陽電池の発電電流をA[mA]とした。次に、前記太陽電池の受光面の上面に、第2の面が前記太陽電池に対向するように時計用文字板を重ね合わせた状態で、前記と同様に所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この状態での、太陽電池の発電電流をB[mA]とした。そして、(B/A)×100で表される時計用文字板の光透過率を算出し、以下の4段階の基準に従い、評価した。光透過率が大きいほど、時計用文字板の光透過性は優れたものであるといえる。なお、時計用文字板は、基材の金属化合物が形成された面側が蛍光灯(光源)側を向くように重ね合わせた。
◎:30%以上。
○:25%以上30%未満。
△:21%以上25%未満。
×:21%未満。
前記各実施例および各比較例(但し、比較例3〜5は除く。)で製造した各時計用文字板について、以下に示すような2種の試験を行い、時計用文字板を構成する積層体の密着性を評価した。
5−1.折り曲げ試験
各時計用文字板について、直径4mmの鉄製の棒材を支点とし、時計用文字板の中心を基準に30°の折り曲げを行った後、時計用文字板の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。折り曲げは、圧縮/引っ張りの両方向について行った。
◎:積層体を構成するいずれの層にも、浮き、剥がれ等が全く認められない。
○:積層体を構成する各層に、浮きがほとんど認められない。
△:積層体を構成する各層に、浮きがはっきりと認められる。
×:積層体を構成する各層に、ひび割れ、剥離がはっきりと認められる。
各時計用文字板を、以下のような熱サイクル試験に供した。
まず、時計用文字板を、20℃の環境下に1.5時間、次いで、60℃の環境下に2時間、次いで、20℃の環境下に1.5時間、次いで、−20℃の環境下に3時間静置した。その後、再び、環境温度を20℃に戻し、これを1サイクル(8時間)とし、このサイクルを合計3回繰り返した(合計24時間)。
その後、時計用文字板の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。
◎:積層体を構成するいずれの層にも、浮き、剥がれ等が全く認められない。
○:積層体を構成する各層に、浮きがほとんど認められない。
△:積層体を構成する各層に、浮きがはっきりと認められる。
×:積層体を構成する各層に、ひび割れ、剥離がはっきりと認められる。
これらの結果を表2に示す。
また、実施例1〜3の各時計用文字板に対して、各時計用文字板の第2の面に、実施例4で用いた着色フィルムを張り合わせたところ、実施例4の時計用文字板が有するような美的外観を備えた時計用文字板を得ることができた。また、同様に、実施例1〜3の各時計用文字板に対して、各時計用文字板の第2の面に、実施例5で用いた拡散フィルムを張り合わせた後、この拡散フィルムに、さらに上記着色フィルムを張り合わせたところ、実施例5の時計用文字板が有するような美的外観を備えた時計用文字板を得ることができた。
これに対し、比較例では、満足な結果が得られなかった。すなわち、これらの比較例の時計用文字板では、優れた光透過性と、優れた美的外観とを同時に両立することができなかった。
さらに、電波受信用のアンテナを備えた腕時計用内部モジュール(ムーブメント)の外表面側(光が入射する側)に各実施例および各比較例で製造した時計用文字板を配置し、この状態における腕時計用内部モジュール(ムーブメント)の電波の受信感度を評価した。その結果、各実施例で得られた時計用文字板を用いたものは、電磁波の透過性にも優れているものであった。
Claims (13)
- 複数枚の透明フィルムを有する積層体で構成された時計用文字板であって、
前記積層体は、屈折率の異なる複数種の前記透明フィルムを有するものであり、
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体中、隣り合う前記透明フィルムは屈折率が異なり、かつ、
隣り合う前記透明フィルムのうち、大きい屈折率を有する透明フィルムAの屈折率をnA、小さい屈折率を有する透明フィルムBの屈折率をnBとしたとき、透明フィルムAと透明フィルムBとの屈折率の比nA/nBは、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、100〜250枚の前記透明フィルムを有するものであることを特徴とする時計用文字板。 - 複数枚の透明フィルムを有する積層体で構成された時計用文字板であって、
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体は、前記透明フィルムとして、第1の透明フィルムと、第1の透明フィルムよりも屈折率の低い第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記第1の透明フィルムの屈折率をn1、前記第2の透明フィルムの屈折率をn2としたとき、第1の透明フィルムと第2の透明フィルムとの屈折率の比n1/n2は、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとが、交互に積層されたものであり、
前記積層体中、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとの合計枚数が、100〜250であることを特徴とする時計用文字板。 - 前記透明フィルムを構成する樹脂材料の絶対屈折率は、1.4〜1.7である請求項1または2に記載の時計用文字板。
- 前記透明フィルムの平均厚さは、0.5〜20μmである請求項1ないし3のいずれかに記載の時計用文字板。
- 前記透明フィルムとして、ポリエチレンテレフタレートを含む材料で構成されたものと、ポリプロピレンを含む材料で構成されたものとを含んでいる請求項1ないし4のいずれかに記載の時計用文字板。
- 着色剤を含む材料で構成された着色フィルムを、前記積層体を構成する前記透明フィルム間に含む請求項1ないし5のいずれかに記載の時計用文字板。
- 着色剤を含む材料で構成された着色フィルムを、前記積層体の、外光が入射する側の第1の面側とは反対の第2の面側に配した請求項1ないし6のいずれかに記載の時計用文字板。
- 入射した光を拡散する機能を有する拡散フィルムを、前記積層体を構成する前記透明フィルム間に含む請求項1ないし7のいずれかに記載の時計用文字板。
- 入射した光を拡散する機能を有する拡散フィルムを、前記積層体の、外光が入射する側の第1の面側とは反対の第2の面側に配した請求項1ないし8のいずれかに記載の時計用文字板。
- 前記積層体の法線方向から入射した光の透過率は、20〜50%である請求項1ないし9のいずれかに記載の時計用文字板。
- 複数枚の透明フィルムを有する積層体で構成された時計用文字板を製造する方法であって、
前記積層体は、前記透明フィルムとして、光透過性を有する樹脂材料Xで構成された第1の透明フィルムと、樹脂材料Xよりも屈折率が低い光透過性を有する樹脂材料Yで構成された第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記樹脂材料Xの屈折率をnX、前記樹脂材料Yの屈折率をnYとしたとき、樹脂材料Xと樹脂材料Yとの屈折率の比nY/nXは、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと前記第2の透明フィルムとを、合計で100〜250枚有するものであり、
前記第2の透明フィルムは、前記第1の透明フィルム上に、前記樹脂材料Yを構成する液体を、液滴吐出法を用いて吐出し、乾燥若しくは、熱や紫外線で硬化させて形成されたものであることを特徴とする時計用文字板の製造方法。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載の時計用文字板を備えたことを特徴とする時計。
- 複数枚の透明フィルムを有する積層体で構成された装飾用化粧板であって、
前記透明フィルムは、光透過性を有する樹脂材料で構成されたものであり、
前記積層体は、前記透明フィルムとして、第1の透明フィルムと、第1の透明フィルムよりも屈折率の低い第2の透明フィルムとを有するものであり、
前記第1の透明フィルムの屈折率をn1、前記第2の透明フィルムの屈折率をn2としたとき、第1の透明フィルムと第2の透明フィルムとの屈折率の比n1/n2は、1.03〜1.18であり、
前記積層体は、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとが、交互に積層されたものであり、
前記積層体中、前記第1の透明フィルムと、前記第2の透明フィルムとの合計枚数が、100〜250であることを特徴とする装飾用化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006314885A JP2008128848A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006314885A JP2008128848A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008128848A true JP2008128848A (ja) | 2008-06-05 |
JP2008128848A5 JP2008128848A5 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=39554818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006314885A Withdrawn JP2008128848A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008128848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012185142A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Seiko Epson Corp | 時計用文字板および時計 |
JP2020159833A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | セイコーインスツル株式会社 | 時計用文字板及び時計 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11242086A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-09-07 | Seiko Epson Corp | 表示装置及びそれを用いた電子時計 |
WO2005088363A1 (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Teijin Dupont Films Japan Limited | 反射防止多層積層フィルム |
JP2005288784A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toray Ind Inc | 積層フィルム |
WO2006006390A1 (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-19 | Seiko Epson Corporation | ソーラー時計用文字板および時計 |
JP2006098937A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 表示装置および電子機器 |
-
2006
- 2006-11-21 JP JP2006314885A patent/JP2008128848A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11242086A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-09-07 | Seiko Epson Corp | 表示装置及びそれを用いた電子時計 |
WO2005088363A1 (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Teijin Dupont Films Japan Limited | 反射防止多層積層フィルム |
JP2005288784A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toray Ind Inc | 積層フィルム |
WO2006006390A1 (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-19 | Seiko Epson Corporation | ソーラー時計用文字板および時計 |
JP2006098937A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 表示装置および電子機器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012185142A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Seiko Epson Corp | 時計用文字板および時計 |
JP2020159833A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | セイコーインスツル株式会社 | 時計用文字板及び時計 |
JP7232685B2 (ja) | 2019-03-26 | 2023-03-03 | セイコーインスツル株式会社 | 時計用文字板及び時計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060028920A1 (en) | Solar battery timepiece dial plate and timepiece | |
JP4491422B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP5671987B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP4033220B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2009079941A (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2008128848A (ja) | 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、時計、および装飾用化粧板 | |
JP2008275522A (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP5392018B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2012184954A (ja) | 時計 | |
JP2012159380A (ja) | ソーラー時計用文字板およびソーラー時計 | |
JP2008122161A (ja) | 時計用文字板、時計、および装飾用化粧板 | |
JP5741114B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2008185427A (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2009085773A (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2010164428A (ja) | 時計用文字板の製造方法、時計用文字板および時計 | |
JP2010107322A (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP4910681B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2011169806A (ja) | 時計用部材、時計用文字板および時計 | |
JP4992608B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP5412312B2 (ja) | 文字板および時計 | |
JP2010217054A (ja) | 時計用文字板の製造方法、時計用文字板および時計 | |
JP5720265B2 (ja) | ソーラー時計用文字板および時計 | |
JP2005189020A (ja) | 時計用文字板 | |
JP5810768B2 (ja) | 時計用文字板および時計 | |
JP2007121265A (ja) | 時計用文字板および時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091102 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091109 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20091109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110817 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20111004 |