JP2008126908A - 運転行動推定方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運動行動の推定精度の高い運転行動推定装置を提供する。
【解決手段】自車両の現在位置を表す位置情報を求める位置算出部30と、目的地の設定や最適な経路の設定などを行う経路設定部31と、経路設定部31にて設定された経路に従って、経路中に設定される直近の対象ポイントまでの距離を算出する距離算出部32と、運転者の運転操作の傾向を表すテンプレート重み係数を記憶するパラメータ記憶部33と、運転者の運転操作が反映される車両情報及びテンプレート重み係数に基づき運転者の行動を推定する運転行動推定部35と、対象ポイントでの運転者の運転行動を認識する運転行動認識部36と、運転行動推定部35による推定結果と運転行動認識部36による認識結果とが一致した場合に、運転者の運転操作の傾向に関する学習を行うためにテンプレート重み係数の更新を行う運転行動適応部38とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転者の運転行動を推定する運転行動推定方法および装置に関する。
従来、レーンキープアシストやACC(Adaptive Cruise Control)等の運転支援システムが知られている。こうした運転支援システムにおいては、運転者の運転行動に対して適切な支援が行われないと、支援自体が運転者にとって負荷となってしまうことも考えられる。このため、運転者の運転行動を的確に推定してその運転行動に応じた支援を行うことが重要となる。そこで、運転者の運転行動を推定する運転行動推定装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の運転行動推定装置では、一般に音声認識に使われている隠れマルコフモデルを用いた統計学的手法によって運転者による運転行動の推定を行っている。具体的には、この運転行動推定装置は、認識対象となる運転行動(右左折や直進等の行動)に対応するモデルを複数備えている。このモデルは、アクセルの踏み込み量、ブレーキの踏み込み量、速度、加速度等によって表される運転データが入力されることでモデルに対応する運転行動の出現確率を出力するものであり、推定対象となる運転行動を行った場合の運転データに基づき作成されている。そして、このモデルに実際の運転データを入力することで各モデルに対応する運転行動の出現確率を算出し、最も高い出現確率のモデルに対応する運転行動が運転者が実際に行う運転行動であると推定する。このような隠れマルコフモデルを用いた運転行動推定装置では、様々な運転者の運転行動特性に対応可能とするために、複数の運転データに基づき作成されたモデルによって運転行動のパターンの認識を行うが、実際の運転データに近いものによってモデルの作成が行われていなければ、運転行動推定装置による運転行動の推定結果と実際に運転者が行う運転行動の結果とが異なる場合があり、運転行動の推定精度が低下する。このため、各運転者にそれぞれ対応するようにモデルを作成し、運転行動の推定を行う必要がある。
そこで、特許文献2に記載の運転行動推定装置は、自車両の運転者に対応した運転データを記憶する記憶装置を備えており、この記憶装置に記憶された運転データに基づき隠れマルコフモデルに用いられるモデルを作成することで、自車両の運転者に対応したモデルの学習を行っている。
特開平11−99849号公報 特開2002−331850号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の構成では、運転者に対応する運転行動を示す運転データのみによってモデルの学習を行うことから、同じ運転者によって同一の運転行動が行われた場合であっても運転データに個人内差が生じ、実際に行う運転行動と推定された運転行動とが一致しない場合がある。このため、モデルの学習結果が運動行動の推定精度の向上に結びつくとは限らないという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、運動行動の推定精度の高い運転行動推定方法および装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の運転行動推定方法は、まず第1ステップにおいて、自車両の現在位置を表す位置情報を取得するとともに、第2ステップにおいて、自車両の走行経路を表す経路情報を取得する。続く第3ステップにおいて、第1ステップにて取得された位置情報と、第2ステップにて取得された経路情報とに基づき、経路情報に含まれる対象ポイントまでの距離を求める。また第4ステップにおいて、自車両の速度情報と、自車両の走行状態に影響を与える運転者の車両操作に関わる操作情報とからなる運転データを取得する。
更に第5ステップにおいて、第3ステップにて求められた距離が予め設定された許容値以下である場合に、第4ステップにて取得された運転データの履歴と、運転者の典型的な運転行動パターンを示す複数のテンプレートと、このテンプレートについての重み係数とに基づいて、対象ポイントでの運転者の運転行動を推定する。
その後、第6ステップにおいて、対象ポイントで実際に行われた運転者の運転行動を認識する。そして第7ステップにおいて、第5ステップによる推定結果と第6ステップによる認識結果とを比較し、推定結果と認識結果とが一致している場合に、一致している推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、このテンプレートを用いて運転行動を推定する場合における信頼性を高めるように更新する。
つまり、本発明の運転行動推定方法は、第5ステップによる推定結果と第6ステップによる認識結果とが一致するようにテンプレートについての重み係数を更新することで、運転者の運転傾向に関する学習を行う。
このように構成された請求項1に記載の運転行動推定方法によれば、実際の運転行動が反映されるように学習が行われることにより、第5ステップによる推定精度を向上させることができる。
次に請求項2に記載の運転行動推定装置では、位置情報取得手段が、自車両の現在位置を表す位置情報を取得するとともに、経路情報取得手段が、自車両の走行経路を表す経路情報を取得する。そして距離算出手段が、位置情報取得手段により取得された位置情報と、経路情報取得手段により取得された経路情報とに基づき、経路情報に含まれる対象ポイントまでの距離である対象ポイント距離を求める。なお、位置情報取得手段、経路情報取得手段、距離算出手段としては、例えば、周知のカーナビゲーションシステムの構成を利用することが可能である。また、対象ポイントとしては、例えば、走行経路における直進するか曲がるかの選択が可能な地点(交差点等の分岐点)や、走行経路における一時停止すべき地点(交差点や踏切等)が考えられる。
また運転行動推定装置では、運転データ取得手段が、自車両の速度情報と、自車両の走行状態に影響を与える運転者の車両操作に関わる操作情報とからなる運転データを取得する。更に、運転者の典型的な運転行動パターンを示す複数のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、複数のテンプレート毎に、このテンプレートについての重み係数を記憶する重み記憶手段とを備え、運転行動推定手段が、距離算出手段にて求められた距離が予め設定された許容値以下である場合に、運転データ取得手段にて取得された運転データの履歴と、テンプレート記憶手段に記憶されているテンプレートと、重み記憶手段に記憶されている重み係数とに基づいて、対象ポイントでの運転者の運転行動を推定する。なお、運転行動推定手段は、速度情報と操作情報とからなる運転データの履歴に基づいて運転者の運転行動を推定しているため、運転者が対象ポイントの手前で実行すべき具体的な行動(例えば経路の分岐点で曲がる場合のターンシグナルの操作)を起こす前に、運転者の運転行動を推定することも可能となる。
更に運転行動推定装置では、運転行動認識手段が、対象ポイントで実際に行われた運転者の運転行動を認識する。そして第1重み更新手段が、運転行動推定手段による推定結果と運転行動認識手段による認識結果とを比較し、推定結果と認識結果とが一致している場合に、一致している推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、このテンプレートを用いて運転行動を推定する場合における信頼性を高めるように更新する。
つまり、請求項2に記載の運転行動推定装置は、請求項1に記載の運転行動推定方法を実現する装置であり、従って請求項1に記載の運転行動推定方法と同様の効果を得ることができる。
また、請求項2に記載の運転行動推定装置において、第1重み更新手段は、請求項3に記載のように、運転行動推定手段が運転行動を推定した時点における対象ポイント距離が長いほど信頼性が高まるように重み係数を更新するようするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、自車両が対象ポイントに到達するまでに正しい推定を早く行うほど、その正しい推定に用いられたテンプレートの信頼性を高めることができる。このため、対象ポイントでの運転行動を早期に推定する場合の推定精度を高めることができ、推定時間の向上を図ることができる。
そして、請求項3に記載の運転行動推定装置において、対象ポイント距離が長いほど信頼性が高まるように重み係数を更新するために、請求項4に記載のように、第1重み更新手段は、テンプレートの信頼性を高める報酬を重み係数に与えることにより、重み係数を更新し、報酬は、対象ポイント距離が長いほど等比級数的に大きくなるように設定されるようにするとよい。
また、請求項2〜請求項4の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項5に記載のように、第1重み更新手段は、自車両が対象ポイントを通過する毎に、重み係数を更新するようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、対象ポイントでの学習結果を、次の対象ポイントでの推定結果に直ちに反映させることができる。
また、請求項2〜請求項5の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項6に記載のように、運転行動推定手段による推定結果と運転行動認識手段による認識結果とを比較し、推定結果と認識結果とが不一致である場合に、この推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、このテンプレートを用いて運転行動を推定する場合における信頼性を低めるように更新する第2重み更新手段を備えるようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、推定結果と認識結果とが一致している場合だけはなく、推定結果と認識結果とが不一致である場合にも、テンプレートについての重み係数を更新することで、運転者の運転傾向に関する学習を行うため、推定精度を更に向上させることができる。
そして、請求項6に記載の運転行動推定装置において、推定結果と認識結果とが不一致である場合に重み係数を更新するために、請求項7に記載のように、運転行動推定手段は、運転データ取得手段にて取得された運転データの履歴とテンプレートとの相違度合いを表す値にテンプレートの重み係数を乗じて得られた値に基づきテンプレートと運転データの履歴との類似度を判断し、その類似度が予め設定されている判定基準を上回るテンプレートが存在する場合に、対象ポイントでの運転者の運転行動がそのテンプレートの示す運転行動と同じ運転行動になると推定し、第2重み更新手段は、類似度と判定基準との差分に基づいて、重み係数を更新するようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、運転データがテンプレートと類似しているか否かを定量的に判断することが可能となり、安定した推定結果を得ることができる。更に、重み係数を判定基準と類似度との差に応じて変化させることが可能となり、推定結果と認識結果とを一致させる方向に重み係数を効率よく更新することができる。
また、請求項6または請求項7に記載の運転行動推定装置において、請求項8に記載のように、第2重み更新手段は、自車両が対象ポイントを通過する毎に、重み係数を更新するようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、対象ポイントでの学習結果を、次の対象ポイントでの推定結果に直ちに反映させることができる。
また、請求項2〜請求項8の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項9に記載のように、自車両の運転者を識別する運転者識別手段を備え、重み記憶手段は、運転者識別手段で識別される運転者毎に、運転者に対応する重み係数を記憶し、運転行動推定手段は、重み記憶手段に記憶されている重み係数のうち、運転者識別手段によって識別された運転者に対応するものに基づいて運転行動を推定するようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、複数の運転者によって車両が利用される場合であっても、各運転者の車両操作の傾向に応じた運転行動の推定を行うことができる。
また、請求項2〜請求項9の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項10に記載のように、テンプレートは、予め収集された運転データ又は運転データに相当する疑似運転データからなる蓄積データに基づき、これら蓄積データの履歴から特定される運転行動パターンを分類することで生成される時系列のパターンであるようにするとよい。尚、疑似運転データとは、例えばドライビングシミュレータを用いるなどして、実車を運転することなく収集される運転データと同等のデータのことである。
そして、この場合、テンプレートは、例えば、次のようにして作成されたものを用いることができる。
まず、対象ポイント前の一定期間の間に収集された一連(N1個:N1は正整数)の蓄積データを蓄積データ群とし、これら蓄積データ群間で互いに近似したもの同士を同一クラスタに分類する。次に、その分類されたクラスタ毎に、同じタイミングで取得された蓄積データの平均値を算出することで、一連(N1個)の平均蓄積データからなる平均データ群を生成する。このようにして生成された平均データ群をテンプレートとする。つまり、平均データ群は、対象ポイント前で生じる運転データの特徴的な変化パターンの平均的な発生タイミングを表すものである。
また、請求項10に記載の運転行動推定装置において、請求項10に記載のように、テンプレートは、時系列のパターンを、予め設定されたシフト期間ずつシフトさせながら切り出したものであるようにするとよい。
そして、この場合、テンプレートは、例えば、次のようにして作成されたものを用いることができる。
まず、平均データ群のそれぞれについて、平均データ群の中から連続したN2(N2はN1より小さい正整数)個の平均蓄積データからなる部分データ群を、その先頭となる平均蓄積データの位置を、予め設定されたシフト期間ずつシフトさせながら切り出す。このようにして切り出された部分データ群のそれぞれをテンプレートとする。つまり、部分データ群は、平均データ群からタイミングをずらしながら切り出したものである。
このように構成された運転行動推定装置によれば、特徴的な変化パターンが平均より早いタイミングで発生したり、逆に平均より遅いタイミングで発生したりしたとしても、これを確実に捉えることができ、運転者の行動を精度良く推定することができる。
なお、テンプレートは、複数の運転者について収集した蓄積データによって作成されていてもよいし、特定の運転者について収集した蓄積データによって作成されていてもよい。前者の場合、全ての運転者に対して共通に適用可能なテンプレートとすることができ、また、後者の場合、特定の運転者の行動を非常に高精度に推定することが可能なテンプレートとすることができる。
また、テンプレートを、予め設定された天候の種類毎又は予め設定された時間帯毎に用意し、運転行動推定手段が、外部から取得した天候又は時間帯を特定する情報に基づいて、使用するテンプレートを切り換えるように構成してもよい。即ち、運転者の行動や運転データは、道路の状態や周囲の明るさ等の環境的な要因によって変化するため、これら環境的な要因との対応関係を有する天候や時間帯等に基づいてテンプレートの切り換えを行うことにより、より高精度に運転者の行動を推定することができる。
ところで、対象ポイントは、具体的には、走行経路の分岐点が考えられる。そこで、請求項2〜請求項11の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項12に記載のように、運転行動推定手段は、運転行動として分岐点で曲がるか否かを推定するようにすることが考えられる。
また、請求項2〜請求項12の何れかに記載の運転行動推定装置において、自車両の走行状態とは、具体的には、車両の加減速が考えられる。この場合、操作情報としては、例えば、請求項13に記載のように、アクセルペダル及びブレーキペダルに関するものを用いればよい。但し、自車両の走行状態は車両の加減速に限ったものではなく、例えば車両の向きなども考えられ、その場合の操作情報としては、例えばステアリングに関するもの(ステアリング操作量等)を用いればよい。
また、請求項2〜請求項13の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項14に記載のように、運転行動推定手段による推定結果と、対象ポイントで運転者の採るべき行動とが不一致である場合に、推定結果と採るべき行動とが不一致である旨を示す音声を出力する音声出力手段を備えるようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、対象ポイントに到達する前に、対象ポイントで運転者の採るべき行動を運転者に認識させることができ、採るべき行動とは異なる行動を運転者が行ってしまうことを抑制できる。
また、請求項2〜請求項14の何れかに記載の運転行動推定装置において、請求項15に記載のように、運転行動推定手段による推定結果と、対象ポイントで運転者の採るべき行動とが不一致である場合に、推定結果と採るべき行動とが不一致である旨を表示する表示手段を備えるようにするとよい。
このように構成された運転行動推定装置によれば、請求項14に記載の運転行動推定装置と同様に、採るべき行動とは異なる行動を運転者が行ってしまうことを抑制できる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本実施形態のナビゲーション装置10の構成、及びナビゲーション装置10が接続された車内LAN25の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ナビゲーション装置10は、車両に搭載され、車内LAN25を介してエンジンECU22,ブレーキECU23,ステアリングECU24をはじめとする各種ECUや車載機器と接続されている。
このうち、エンジンECU22は、少なくとも、運転者のアクセルペダルの踏込量に応じたアクセル開度を検出するアクセル開度センサからの検出信号に基づいて、エンジンの回転を制御するように構成されている。また、ブレーキECU23は、少なくとも、運転者のブレーキペダル操作に応じてブレーキ油を圧送するマスタシリンダの油圧からブレーキ操作量を検出するマスタシリンダ圧センサや、車速を検出する車速センサからの検出信号に基づいて、ABS制御やトラクション制御等を実行するように構成されている。また、ステアリングECU24は、少なくとも、ドライバのステアリング操作時における前輪の操舵角を検出するステア角センサからの検出信号に基づいて、操舵輪の舵角変更時のアシスト力を発生させるパワーステアリング制御を実行するように構成されている。
そして、これらECU22〜24等にて検出される各種車両情報(アクセル開度,ブレーキ操作量,車速など)は、車内LAN25を介して相互に任意に送受信できるようにされている。
次に、ナビゲーション装置10は車両に搭載され、車両の現在位置を検出する位置検出器11と、ユーザーからの各種指示を入力するための操作スイッチ群12と、操作スイッチ群12と同様に各種指示を入力可能であってナビゲーション装置10とは別体となったリモートコントロール端末(以下、「リモコン」と称す)13aと、リモコン13aからの信号を入力するリモコンセンサ13bと、パケット通信網に接続して外部と通信を行う外部通信機14と、地図データや各種の情報を記録した地図記憶媒体から地図データ等を入力する地図データ入力器15と、地図や各種情報の表示を行うための表示部16と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力部17と、ユーザーが発話した音声に基づく電気信号を出力するマイクロフォン18と、車内LAN25を介して他の装置と各種車両情報等をやりとりする車内LAN通信部21と、上述した位置検出器11,操作スイッチ群12,リモコンセンサ13b,地図データ入力器15,マイクロフォン18,近距離通信部20,車内LAN通信部21からの入力に応じて各種処理を実行し、表示部16,音声出力部17,車内LAN通信部21を制御する制御部19とを備えている。
このうち、位置検出器11は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの電波を図示しないGPSアンテナを介して受信してその受信信号を出力するGPS受信機11aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ11bと、車両の前後方向の加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ11cと、地磁気から進行方位を検出するための地磁気センサ11dとを備えている。そして、これら各センサ等11a〜11dからの出力信号に基づいて制御部19が、車両の位置,方位,速度等を算出する。
なお、GPS受信機11aからの出力信号に基づいて現在位置を求める方式は様々な方式があるが、単独測位方式、相対測位方式(D−GPS方式,干渉測位方式)の何れであってもよい。特に干渉測位方式のうちのRTK−GPS(Real Time Kinematics Global Positioning System)方式を利用するようになっているとよい。
操作スイッチ群12は、表示部16の表示面と一体に構成されたタッチパネル及び表示部16の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等から構成される。尚、タッチパネルと表示部16とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、その何れを用いてもよい。
外部通信機14は、外部のパケット通信網を介してGPSの基準基地局とデータの送受信を行う(RTK−GPS方式の測位の際)ように構成される。
地図データ入力器15は、図示しない地図記憶媒体に記憶された各種データを入力するための装置である。地図記憶媒体には、地図データ(ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、道路データ、地形データ、マークデータ、交差点データ、施設のデータ等)、対象用の音声データ、音声認識データ等が記憶されている。このようなデータを記憶する記憶媒体の種類としては、CD−ROMやDVD−ROMの他、ハードディスクやメモリカード等の記憶媒体を用いても良い。
表示部16は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイ,CRTなどがあるが、その何れを用いてもよい。表示部16の表示画面には、地図データ入力器15より入力された地図データに基づく地図画像が表示され、この地図画像に重ねて位置検出器11にて検出した車両の現在位置を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データも表示される。
音声出力部17は、地図データ入力器15より入力した施設のガイドや各種対象の音声を出力する。
マイクロフォン18は、利用者が音声を入力(発話)するとその入力した音声に基づく電気信号(音声信号)を制御部19に出力するものである。このマイクロフォン18を介して入力される音声コマンドによって、ナビゲーション装置10の操作が可能なように構成されている。
近距離通信部20は、車両を運転する運転者が所有する携帯電話機PHとの間で、RF−IDやBluetooth(登録商標)等の無線通信技術により通信を行うものである。この近距離通信部20は、携帯電話機PHに記憶されている運転者の識別に用いられる運転者識別情報を、無線を介して取得する。
車内LAN通信部21は、車内LAN25を介して車内LAN25に接続された様々な機器(エンジンECU21等)と通信を行う。
制御部19は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
ここで、図2は、制御部19が実行する処理の概要を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、制御部19は、位置検出器11からの検出信号及び外部通信機14を介して得られるGPS基準基地局からのデータからなる位置検出データに基づいて、車両の現在位置を示す位置情報を求める位置算出部30と、地図データ入力器15に格納された地図データ、操作スイッチ群12やリモコン13aの操作、またはマイクロフォン18からの音声コマンド等に従って、目的地の設定や、現在位置から目的地までの最適な経路の設定などを行う経路設定部31と、位置算出部30にて算出された位置情報、経路設定部31にて設定された経路に従って、経路中に設定される直近の対象ポイント(本実施形態では交差点)までの距離を算出する距離算出部32と、運転者の運転操作の傾向を表す複数のテンプレート重み係数αt(ri)(後述)と各運転者とをそれぞれ対応させて制御部19のRAMに記憶するパラメータ記憶部33と、近距離通信部20で取得した運転者に対応するテンプレート重み係数αt(ri)をパラメータ記憶部33から取得するパラメータ選択部34とを備えている。
また、車内LAN通信部21を介してECU22〜24等から取得するアクセル開度,ブレーキ操作量,車速等といった運転者の運転操作が反映される車両情報及びパラメータ選択部34によって選択されたテンプレート重み係数αt(ri)に基づき運転者の行動を推定する運転行動推定部35と、位置算出部30にて算出された交差点通過前及び通過後の位置情報に基づき対象ポイントでの運転者の運転行動を認識する運転行動認識部36とを備えている。
さらに、車内LAN通信部21を介してアクセル開度A(t),ブレーキ操作量B(t),車速V(t)を要素とする運転データDU(t)={A(t),B(t),V(t)}の読み込みを行い、さらに、位置算出部30によって取得された位置情報の読み込みを行い、これら運転データDU(t)及び位置情報を制御部19のRAMに記憶させるドライビングレコーダ部37とを備えている。
さらに、運転行動推定部35による推定結果と運転行動認識部36による認識結果との比較結果に基づき、運転者の運転操作の傾向に関する学習を行うためにテンプレート重み係数αt(ri)の更新を行う運転行動適応部38を備えている。
さらに、制御部19は、位置算出部30にて算出された位置情報(現在位置)に基づき、地図データ入力器15を介して読み込んだ現在位置付近の地図を、現在位置を示すマークや、経路設定部31にて設定された経路と共に表示部16に表示する表示処理部39と、経路設定部31からの経路情報や運転行動推定部35での推定結果を表す推定結果フラグFに従って、経路情報に含まれた対象ポイントに関するガイダンスを音声出力部17を介して音声により実行する音声ガイダンス実行部40とを備えている。
そして、制御部19を構成するROMには、運転行動推定部35にて運転者の行動を推定する際に使用される行動パターンテンプレート(以下、単にテンプレートともいう)が記憶されている。
この行動パターンテンプレートの作成手順を図3及び図4に示すフローチャート、及び図5に示す説明図を用いて説明する。なお、行動パターンテンプレートは、ナビゲーション装置10外部のコンピュータ上で実行される処理によって作成される。
図3に示すように、行動モデル作成手順が開始されると、まず、S110で、車両の状態を表す各種車両情報を予め設定されたサンプリング間隔Sでサンプリングしたデータが蓄積されたデータベースから、予め指定された複数の車両情報(本実施形態では、アクセル開度A,ブレーキ操作量B,車速V)で表される運転データをロードする。
なお、データベースに蓄積された運転データは、実車を用いた測定により収集されたものであってもよいし、ドライビングシミュレータを用いて収集されたものであってもよい。そして、交差点前の所定期間Tpの間に取得されたTp/S個の運転データを交差点前運転データUG群とし、右折または左折をした全ての交差点についての交差点前運転データ群UGをロードし、しかも、このような交差点前運転データ群UGを100人分ロードするものとする。
続いてS120では、このようにしてロードされた全ての運転データの各要素A,B,Vを、いずれも0〜1の値を持つように正規化する。
続いて、S130では、交差点前運転データ群UGをクラスタリング手法を用いて分類する。
具体的には、交差点前運動データ群UG間の距離を定義し、この距離が互いに近いもの同士を同一クラスタに分類する。なお、このようなクラスタリング手法は周知のものであり、例えばK−means法を用いることができるが、これに限るものではない。
続いてS140では、S130での分類結果に従って、図5中の左側に示すように、分類されたM個のクラスタ(m=1〜M)毎に、交差点前運転データ群UGの平均値を算出し、行動モデル作成手順を終了する。
以下、クラスタmの交差点前運転データ群UGの平均値を平均データ群UGm 、と呼び、(1)式で表すものとする。但し、(1)式におけるUm (i)は、平均データ群UGm を構成するi(i=1〜Tp/S)番目の平均運転データであり、(2)式で表すものとする。また、(2)式におけるAm (i)は、同じクラスタmに含まれる全ての交差点前運転データ群UGから、i番目の運転データのアクセル開度Aを抽出して求めたアクセル開度Aの平均値であり、Bm (i),Vm (i)も同様にして求めたブレーキ操作量B及び車速Vの平均値である。
UGm ={Um (1),Um (2),…,Um (Tp/S)} (1)
m (i)={Am (i),Bm (i),Vm (i)} (2)
その後、図4に示すように、テンプレート作成手順が開始されると、S150で、行動モデル作成手順で求めたM個の平均データ群UGm のそれぞれについて、平均データ群UGm から連続するTw/S個の平均運転データUm (i)を、Tf/S個ずつずらしながら切り出したR(=(Tp−Tw)/Tf+1)個のグループを、行動パターンテンプレートTmr(r=1〜R)として切り出して、テンプレート作成手順を終了する。
但し、行動パターンテンプレートTmrは(3)式で表され、この(3)式におけるUmr(j)は、j=1〜Tw/Sとして、(4)式で定義された平均運転データである。また、Umr(j)は(5)式で表され、この(5)式におけるAmr(j),Bmr(j),Vmr(j)は、(4)式と同様に定義されたアクセル開度,ブレーキ操作量,車速の平均値である。
mr={Umr(1),Umr(2),…,Umr(Tw/S)} (3)
mr(j)=Um (j+(r−1)×Tf/S) (4)
mr(j)={Amr(j),Bmr(j),Vmr(j)} (5)
つまり、行動パターンテンプレートTmrは、各クラスタm毎にR個生成され、全体としてはM×R個生成されることになる。
なお、本実施形態では、S=0.5秒,Tp=10秒,Tw=5秒,Tf=1秒であり、Tp/S=20個,Tw/S=10個,Tf/S=2個,R=6個である。また、クラスタ数Mは、S130での処理結果によって異なるが、5〜7個程度であり、従って、行動パターンテンプレートTmrは、30〜40個程度の規模となる。
次に、ナビゲーション装置10の制御部19が実行するナビゲーション処理について説明する。
但し、位置算出部30、経路設定部31、距離算出部32、ドライビングレコーダ部37、表示処理部39の処理は、周知の処理であるため説明を省略し、本発明の主要部に関わるパラメータ選択部34、運転行動推定部35、運転行動認識部36、運転行動適応部38の処理を、図6,7,9に示すフローチャートを用いて説明する。
なお、図6に示す処理は、経路設定部31にて目的地までの経路設定が行われた場合に実行される。
本処理が起動すると、まず、S1010で、近距離通信部20によって運転者の識別情報の取得を行う。
続いて、S1020では、パラメータ選択部34に相当するテンプレート重み係数αt(ri)の読み込み処理を行い、S1010で取得した識別情報の表す運転者に対応するテンプレート重み係数αt(ri)を取得する。ここで、αt(ri)は離散時刻tでのテンプレートri(iはテンプレート番号)の信頼性を表すものであり、運転者による運転操作の傾向を表す指標となる。なお、S1010で認識した運転者に対応するテンプレート重み係数αt(ri)がパラメータ記憶部33に記憶されていない場合には、パラメータ記憶部33に記憶されている複数のテンプレート重み係数αt(ri)の平均値を、S1010で認識された運転者のテンプレート重み係数αt(ri)の初期値とし、運転者と対応づけてパラメータ記憶部33に記憶する。
続いて、S1030では、交差点(以下、この交差点を「対象交差点」と称す。)までの距離Cdを距離算出部32から取得し、その距離Cdが予め設定された判定開始距離(本実施形態では300m)以下であるか否かを判定する。そして、距離Cdが判定開始距離より大きければ、同ステップを繰り返すことで待機し、一方、距離Cdが判定開始距離以下であれば、対象交差点に十分に接近したものとして、S1040へ移行する。
S1040では、ドライビングレコーダ部37に相当する運転行動データ記憶処理を開始する。続いて、S1050では、運転行動推定部35に相当する運転行動推定処理を実行し、S1060で、運転行動推定処理での推定結果を制御部19のRAMに記憶する。
続いて、S1070では、対象交差点がナビゲーション装置10の指示する案内ポイントであるか否かを判定する。そして、案内ポイントでないと判定した場合には、S1100へ移行する。一方、案内ポイントであると判定した場合には、S1080へ移行し、ナビゲーション装置10で推奨している行動(以下、ナビ推奨行動と称す。)と、S1060の処理で記憶された推定結果とが異なるか否かを判定する。
そして、ナビ推奨行動と推定結果とが異なっていない場合には、S1100へ移行する。一方、ナビ推奨行動と推定結果とが異なっている場合には、S1090へ移行する。
S1090では、音声ガイダンス実行部40に相当する警告処理を実行する。続いて、S1100では、対象交差点までの距離Cdを距離算出部32から取得して、その距離Cdに基づいて、対象交差点を通過したか否かを判定する。そして、対象交差点を未だ通過していなければ、S1050に戻って、上記S1050〜S1090の処理を繰り返し実行し、一方、対象交差点を既に通過していれば、S1110へ移行する。
S1110では、運転行動認識部36に相当する運転行動認識処理を実行する。
続いて、S1120では、S1040で実行された運転行動データ記憶処理を終了する。つまり、ドライビングレコーダ部37によって、制御部19のRAMには、対象交差点までの距離Cd間の運転データDUm(t)及び位置情報が記憶される。
続いて、S1130では、S1060の処理で記憶された推定結果と、S1110の運転行動認識処理での認識結果とを比較し、S1140へ移行する。
S1140では、運転行動適応部38に相当する重み更新処理を実行する。続いて、S1150では、運転が終了したか否かを判定する。そして、運転が終了していなければ、S1030に戻って、上記S1030〜S1140の処理を繰り返し実行し、一方、運転が終了していれば、ナビゲーション処理を終了する。
次に、S1050にて実行される運転行動推定処理の詳細を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
この運転行動推定処理が開始されると、まず、S1210で、車内LAN通信部21を介してアクセル開度A(t),ブレーキ操作量B(t),車速V(t)を要素とする運転データDU(t)={A(t),B(t),V(t)}の読み込みを行う。
続いて、S1220では、S1210で読み込まれた運転データDU(t)の、各要素A(t),B(t),V(t)を、いずれも0〜1の値をとるように正規化する。
なお、tは、データをサンプリングした時刻を表し、運転データDU(t)は、上述したサンプリング間隔S(=0.5秒)毎に読み込まれるものとする。
続いて、S1230では、この正規化された運転データDU(t)を含む、過去Tw(=5秒)間分の運転データDU(t),DU(t−S),…,DU(t−Tw)が、制御部19を構成するRAMに保存されるように、RAMの保存データを更新する。なお、以下では、このRAMに保存されたTw秒間分(Tw/S個)の運転データを運転データ群MGとして(6)式にて表し、運転データ群MGに属する各運転データMU(j)を(7)式にて表す。但し、j=1〜Tw/Sであり、j=1が最古のデータ、j=Tw/Sが最新のデータを表す。即ち、DU(t−Tw)=MU(1),…,DU(t)=MU(Tw/S)であるものとする。
MG={MU(1),MU(2),…,MU(Tw/S)} (6)
MU(j)={A(j),B(j),V(j)} (7)
続いて、S1240では、運転データ群MGと、制御部19のROMに格納された行動パターンテンプレートTmrとに基づいて、時刻tにおける類似度R(t)を算出し、制御部19のRAMに記憶する。
具体的には、まず、(8)式により、行動パターンテンプレートTmrのそれぞれについて、運転データ群MGとの距離を表す指標データRmrを算出する。
Figure 2008126908
そして、これら行動パターンテンプレートTmr毎に算出した指標データRmrのうち、その値が最も小さいもの(即ち、運転データ群MGに最も類似した行動パターンテンプレートとの距離)を、時刻tにおける代表指標データRE(t)として抽出する((9)式参照)と共に、このようにして算出した過去の代表指標データの中で最大のものを、基準指標データRK(t)として抽出する((10)式参照)。更に、代表指標データRE(t)を、基準指標データRK(t)用いて正規化((11)式参照)したものを類似度R(t)とする。
Figure 2008126908
続いて、S1250では、図8に示すように、距離算出部32から取得した交差点までの距離Cdを入力として、距離Cdが一定距離(本実施形態では100m)以下の場合は1を出力し、距離Cdが一定距離より大きい場合は、距離Cdが大きいほど値が小さくなる1より小さな値を出力するメンバシップ関数を用いて、メンバシップ値Msを求める。
続いて、S1260では、更に、このメンバシップ値Msを先のS1240にて求めた類似度R(t)に乗じることにより、確信度K(=R(t)×Ms)を算出する。
続いて、S1270では、S1260で算出した確信度Kが予め設定された判定閾値TH(本実施形態では0.5)以上であるか否かを判定する。
そして、S1270で確信度Kが判定閾値TH以上であると判定した場合には、S1280へ移行し、運転者は交差点で曲がろうとしていると推定して、推定結果フラグFを1に設定する。その後、本運転行動推定処理を終了する。
一方、S1270で、確信度Kが判定閾値TH未満であると判定した場合には、S1290へ移行し、運転者は直進しようとしていると推定して、推定結果フラグFを0に設定する。その後、運転行動推定処理を終了する。
次に、ナビゲーション処理(図6)におけるS1110にて実行される運転行動認識処理の詳細を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
この運転行動認識処理が開始されると、まず、S1310で、ドライビングレコーダ部37によって記憶された対象交差点までの距離Cd間の自車両の位置情報の履歴から、対象交差点を通過する前の自車両の位置情報(例えば対象交差点の通過時点の2秒前での自車両の位置情報)を取得する。
続いて、S1320では、位置算出部30によって対象交差点を通過した後の自車両の位置情報(例えば対象交差点の通過時点の2秒後での自車両の位置情報)を取得する。
続いて、S1330では、S1310で取得した対象交差点通過前の自車両の位置情報と、S1320で取得した対象交差点通過後の自車両の位置情報とに基づき、対象交差点で運転者が行った運転行動を認識する運転行動判定処理を行う。尚、この運転行動判定処理としては、例えば、交差点通過前の位置情報に対して、交差点通過後の位置情報が、交差点に到達するまでの経路の道路幅(10m)よりも逸れた位置を示すものである場合に、自車両が交差点で曲がったと判定する処理が考えられる。
続いて、S1340では、S1330の運転行動判定処理で曲がったと認識されたか否かを判定する。
そして、S1340で、曲がったと認識されたと判定した場合には、S1350へ移行し、認識結果フラグFnを1に設定する。その後、運転行動認識処理を終了する。
一方、S1340で、曲がったと認識されなかった(直進したと認識された)と判定した場合には、S1360へ移行し、認識結果フラグFnを0に設定する。その後、運転行動認識処理を終了する。
次に、ナビゲーション処理(図6)におけるS1140にて実行される重み更新処理について図10に示すフローチャートを用いて説明する。
この重み更新処理が開始されると、まず、S1401で、運転者の運転操作の傾向に関する学習の回数を示すカウンタLを初期値に設定する(L=1)。
続いて、S1402では、推定結果フラグF=1かつ認識結果フラグFn=1であるか否かの判定を行う。つまり、運転行動推定処理で曲がると推定された(F=1)後に運転行動認識処理で曲がったと認識された(Fn=1)か否かを判定する。
そして、S1402でF=1かつFn=1であると判定した場合には、S1403へ移行し、制御部19のRAMに記憶された対象交差点までの類似度群Rm(本実施形態では7秒間のデータ)を取得する。
続いて、S1404では、類似度群(類似度算出に使われたテンプレートのIDも保存)Rmの末尾、即ち対象交差点に差し掛かった時刻を基点にして、類似度群Rmに対応したテンプレートについてのテンプレート重み係数αt(ri)に報酬Rwを伝播させることによってテンプレート重み係数αt(ri)を更新する。
具体的には、まず、交差点に差し掛かった時刻を基点に報酬Rwを渡し、過去(7秒間)に遡って曲がると予測したテンプレートに報酬Rwを伝播させる評価関数evl(ri,t)を求める((12)式、(13)式)。
ここで、(12)式及び(13)式のGR(ri,nt)は、ntサンプリング前にテンプレートriが得た報酬を示す値である。ntは交差点前のサンプリングでの時間系列を示す指標であり、nt=0が交差点に差し掛かった時刻を示し、値が大きくなるほど過去に遡る。
(13)式に示すように、GR(ri,nt)は、曲がると推定したテンプレートriに対して、報酬Rwを初項、1より大きい値γを公比、ntを変数とした等比級数で表される報酬を返すとともに、曲がると推定しなかったテンプレートriに対して「0」の報酬を返す。つまり、早くて正しい推定が行われたテンプレートriに対して多く分配されるように報酬を伝播させている。
そして、(12)式に示すように、テンプレートriについて伝播された報酬を合計して、テンプレートriが推定に使われた回数N(ri)によって平均化することで、評価関数evl(ri,t)を求める。
そして、テンプレート重み係数αt(ri)のパラメータであり各テンプレートの強度を表すWt(ri)を、評価関数evl(ri,t)に基づき更新する。例えば、Wt(ri)からWt+1(ri)への更新は(14)式のように、Wt(ri)にevl(ri,t)を減算することにより求められる。そして、強度W(ri)からテンプレート重み係数αt(ri)への変換は、(15)式に示すように、Soft−max関数を用いて正規化することで行っている。なお、Soft−max関数は、正規化のための関数であり、運転パターンテンプレート全体のバランスをとるものである。また、(15)式において、βは正の定数であり、β→0となる場合に、全てのαt(ri)は等値となり、β→∞のとき最大のαt(ri)は1に近づくという特徴を持つ。その後、重み更新処理を終了する。
Figure 2008126908
一方、S1402で、F=1かつFn=1でないと判定した場合には、S1406へ移行し、推定結果フラグF=1かつ認識結果フラグFn=0であるか否かの判定を行う。つまり、運転行動推定処理で曲がると推定された(F=1)にも関わらず運転行動認識処理で直進したと認識された(Fn=0)か否かを判定する。
そして、S1406で、F=1かつFn=0であると判定した場合には、S1407へ移行し、ドライビングレコーダ部37によって制御部19のRAMに記憶された対象交差点までの運転行動データDUm(t)を取得し、S1220(図7)と同様に、運転行動データDUm(t)の各要素を正規化する。
続いて、S1408では、S1230と同様に、S1407で正規化された運転行動データDUm(t)を含む過去Tw(=5秒)間分の運転データに基づき運転データ群MGmを算出し、制御部19のRAMにMGmを記憶し更新する。
続いて、S1409では、S1240(図7)と同様に、S1408で更新した運転データ群MGmと行動パターンテンプレートTmrとによって、時刻tにおける類似度R(t)を再度算出する。
続いて、S1410では、類似度R(t)が判定閾値TH(=0.5)未満であるか否かを判定する。
そして、S1410で、類似度R(t)が判定閾値TH未満であると判定した場合には、S1412へ移行する。つまり、時刻tにおけるテンプレート重み係数αt(ri)は、適切な値であると認識する。
一方、S1410で、類似度R(t)が判定閾値TH以上であると判定した場合には、S1411へ移行し、テンプレート重み係数αt(ri)の更新処理を行う。ここで、αt(ri)の更新処理は、S1409で算出した類似度R(t)と上述した判定閾値TH(本実施形態では0.5)との差を求め、その差の累積値を正規化したものを新たにαt(ri)として設定することで行われる((16)式〜(18)式参照)。
Figure 2008126908
具体的には、まず、類似度R(t)と上述した判定閾値THとの差を表す評価関数evl(ri,t)を求める((16)式)。
そして、テンプレート重み係数αt(ri)のパラメータであり各テンプレートの強度を表すWt(ri)を、評価関数evl(ri,t)に基づき更新する。例えば、Wt(ri)からWt+1(ri)への更新量は(17)式のように、Wt(ri)にevl(ri,t)を加算することにより求められる。このため、Wt(ri)は、類似度R(t)と判定閾値THとの差の累積値によって表されたものである。そして、強度W(ri)からテンプレート重み係数αt(ri)への変換は、(18)式に示すように、Soft−max関数を用いて正規化することで行っている。その後、S1412へ移行する。
S1412では、S1407で用いた運転行動データDUm(t)が対象交差点を通過した時点のもの(つまり対象交差点までにドライビングレコーダ部37によって記憶された一連の運転データDUm(t)において一番最後に記憶された運転データ)であるか否かを判定する。
そして、S1412で、運転行動データDUm(t)が対象交差点を通過した時点のものでないと判定した場合には、次の運転データDUm(t)を対象としてS1408へ戻る。つまり、過去交差点を通過するまでの運転行動データDUm(t)を対象にS1408〜S1411までの処理を繰り返す。
一方、S1412で、運転行動データDUm(t)が対象交差点を通過した時点のものであると判定した場合には、S1413へ移行する。
S1413では、カウンタLが学習回数LT(=5)に達したか否かを判定する。
そして、S1413で、カウンタLが学習回数LTに達していないと判定した場合には、S1414へ移行し、カウンタLに1を加えて(L=L+1)、S1407へ戻る。
一方、S1413で、カウンタLが学習回数LTに達したと判定した場合(つまり、テンプレート重み係数αt(ri)の更新処理が5回繰り返された場合)には、重み更新処理を終了する。
次に、ナビゲーション処理(図6)におけるS1090にて実行される警告処理について図11に示すフローチャートを用いて説明する。
この警告処理が開始されると、まず、S1510で、経路設定部31にて設定された経路を参照して、対象交差点で曲がるべきか否かを判定する。
そして、S1510で、対象交差点で曲がるべきと判定した場合には、S1520へ移行し、推定結果フラグFが1に設定されているか否か、即ち運転者は交差点で曲がろうとしているか否かを判定する。
そして、推定結果フラグFが1に設定されていると判定した場合には、警告処理を終了する。
一方、S1520で、推定結果フラグFが1に設定されていないと判定した場合には、S1530へ移行し、交差点までの距離Cdが、先のS1220にて正規化された車速Vを入力として関数f(V)を用いて算出される必要距離Dneed=f(V)より小さいか否かを判定する。
なお、関数f(V)は、図12に示すように、車速Vが大きいほど、必要距離Dneedも大きくなり、しかも、最初の音声ガイダンスが、運転者にとって余裕を持って従うことができるようなタイミングで開始されるように設定されている。
そして、S1530で、交差点までの距離Cdが必要距離Dneedより小さい場合(図中d1参照)は、S1540へ移行し、対象交差点では曲がるべきであること(或いは直進すべきではないこと)を案内する音声ガイダンスを実行し、その後、警告処理を終了する。一方、S1530で、交差点までの距離Cdが必要距離Dneed以上である場合(図中d2参照)は、音声ガイダンスを実行するには未だ早過ぎるものとして、音声ガイダンスを実行することなく、そのまま警告処理を終了する。
また、S1510で、対象交差点で曲がるべきではないと判定した場合には、S1550へ移行し、推定結果フラグFが1に設定されているか否か、即ち運転者は交差点で曲がろうとしているか否かを判定する。
そして、S1550で、推定結果フラグFが1に設定されていると判定した場合には、S1560へ移行し、対象交差点では曲がるべきではないこと(或いは直進すべきこと)を案内する音声ガイダンスを実行し、その後、警告処理を終了する。一方、S1550で、推定結果フラグFが1に設定されていないと判定した場合には、音声ガイダンスを実行することなく、そのまま警告処理を終了する。
このように構成されたナビゲーション装置10では、位置算出部30により、自車両の現在位置を示す位置情報が算出されるとともに、経路設定部31により、現在位置から目的地までの最適な経路が設定される。そして距離算出部32により、位置検出器11にて算出された位置情報と、経路設定部31にて設定された経路とに基づき、経路中に設定される直近の対象ポイントまでの距離が算出される。
また、車内LAN通信部21を介してアクセル開度A(t),ブレーキ操作量B(t),車速V(t)を要素とする運転データDU(t)={A(t),B(t),V(t)}が読み込まれる。更に、制御部19のROMにテンプレートが記憶されるとともに、制御部19のRAMにテンプレート重み係数αt(ri)が記憶されており、対象ポイントまでの距離が判定開始距離(本実施形態では300m)以下である場合に(S1030)、運転データDU(t)とテンプレートTmrとテンプレート重み係数αt(ri)とに基づいて、運転行動推定部35にて、対象ポイントでの運転者の運転行動を推定する(S1050)。
更に、運転行動認識部36にて、対象ポイントで実際に行われた運転者の運転行動を認識する(S1110)。そして、運転行動推定部35での推定結果と運転行動認識部36での認識結果とを比較し(S1130)、推定結果と認識結果とが一致している場合に、運転行動適応部38にて、一致している推定結果で用いられたテンプレートについてのテンプレート重み係数αt(ri)を、このテンプレートを用いて運転行動を推定する場合における信頼性を高めるように更新する(S1140,S1404)。
つまり、推定結果と認識結果とが一致するように、テンプレート重み係数αt(ri)を更新することで、運転者の運転傾向に関する学習を行う。
したがって、実際の運転行動が反映されるように学習が行われることにより、運転行動推定処理(S1050)による推定精度を向上させることができる。
また、運転行動推定処理(S1050)により運転行動を推定した時点における対象ポイント距離が長いほど信頼性が高まるようにテンプレート重み係数αt(ri)を更新する(S1404)。これにより、自車両が対象ポイントに到達するまでに正しい推定を早く行うほど、その正しい推定に用いられたテンプレートの信頼性を高めることができる。このため、対象ポイントでの運転行動を早期に推定する場合の推定精度を高めることができ、推定時間の向上を図ることができる。
また、自車両が対象ポイントを通過する毎にテンプレート重み係数αt(ri)を更新する(S1100,S1140)。これにより、対象ポイントでの学習結果を、次の対象ポイントでの推定結果に直ちに反映させることができる。
また、運転行動推定部35での推定結果と運転行動認識部36での認識結果とを比較し(S1130)、推定結果と認識結果とが不一致である場合に、運転行動適応部38にて、この推定結果で用いられたテンプレートについてのテンプレート重み係数αt(ri)を、このテンプレートを用いて運転行動を推定する場合における信頼性を低めるように更新する(S1140,S1411)。これにより、推定結果と認識結果とが一致している場合だけはなく、推定結果と認識結果が不一致である場合にも、テンプレート重み係数αt(ri)を更新することで、運転者の運転傾向に関する学習を行うため、推定精度を更に向上させることができる。
また、類似度R(t)にメンバシップ値Msを乗じた値(確信度K)が判定閾値THを上回るテンプレートが存在する場合に、対象ポイントでの運転者の運転行動がそのテンプレートの示す運転行動と同じ運転行動になると推定し(S1270)、類似度R(t)と判定閾値THとの差分に基づいて、テンプレート重み係数αt(ri)を更新する(S1411)。これにより、運転データDU(t)がテンプレートTmrと類似しているか否かを定量的に判断することが可能となり、安定した推定結果を得ることができる。更に、テンプレート重み係数αt(ri)を判定閾値THと類似度R(t)との差に応じて変化させることが可能となり、推定結果と認識結果とを一致させる方向にテンプレート重み係数αt(ri)を効率よく更新することができる。
また、近距離通信部20によって運転者の識別情報を取得し(S1010)、この識別情報の表す運転者に対応するテンプレート重み係数αt(ri)を取得する(S1020)。これにより、複数の運転者によって車両が利用される場合であっても、各運転者の車両操作の傾向に応じた運転行動の推定を行うことができる。
また、テンプレートTmrは、時系列のパターンである行動モデル(平均データ群UGm)を、予め設定されたシフト期間ずつシフトさせながら切り出したものである(S150)。これにより、特徴的な変化パターンが平均より早いタイミングで発生したり、逆に平均より遅いタイミングで発生したりしたとしても、これを確実に捉えることができ、運転者の行動を精度良く推定することができる。
また、運転行動推定処理(S1050)による推定結果と、対象ポイントで運転者の採るべき行動とが不一致である場合に(S1510,S1520,S1550)、推定結果と採るべき行動とが不一致である旨を示す音声を出力する(S1540,1560)。これにより、対象ポイントに到達する前に、対象ポイントで運転者の採るべき行動を運転者に認識させることができ、採るべき行動とは異なる行動を運転者が行ってしまうことを抑制できる。
以上説明した実施形態において、ナビゲーション装置10は本発明における運転行動推定装置、位置検出器11及び外部通信機14は本発明における位置情報取得手段、地図データ入力器15は本発明における経路情報取得手段、距離算出部32は本発明における距離算出手段、車内LAN通信部21は本発明における運転データ取得手段、制御部19のRAMは本発明におけるテンプレート記憶手段及び重み記憶手段、S1050の処理は本発明における運転行動推定手段、S1110の処理は本発明における運転行動認識手段、S1404の処理は本発明における第1重み更新手段、判定開始距離は本発明における許容値、テンプレート重み係数αt(ri)は本発明における重み係数である。
また、S1411の処理は本発明における第2重み更新手段、判定閾値THは本発明における判定基準、S1010の処理は本発明における運転者識別手段、S1540及びS1560の処理は本発明における音声出力手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、音声ガイダンスを実行する案内ポイントの例として交差点を用いて説明したが、高速道路のランプなど、経路が分岐する分岐点であれば、交差点に限るものではない。
また上記実施形態では、音声により警告を行っているが(S1090)、本発明の表示手段として、表示部に画像を表示することにより警告を行うようにしてもよい。
また上記実施形態では、運転者の行動の推定に用いる車両情報として、アクセル開度A,ブレーキ操作量B,車速Vを用いたが、車速V以外の情報については、自車両の走行状態に影響を与える運転者の車両操作に関わる操作情報であれば、これら以外のものであってもよく、また、その個数も3個に限るものではなく、2個以下または4個以上であってもよい。
また上記実施形態では、運転者に対応するテンプレート重み係数αt(ri)がパラメータ記憶部33に記憶されていない場合には、パラメータ記憶部33に記憶されている複数のテンプレート重み係数αt(ri)の平均値を初期値とするようにしているが(S1020)、これに限ったものではなく、予め設定された既定値とするようにしてもよい。
ナビゲーション装置10の構成、及びナビゲーション装置10が接続された車内LANの概略構成を示すブロック図である。 制御部19が実行する処理の概要を示す機能ブロック図である。 行動モデル作成手順を示すフローチャートである。 テンプレート作成手順を示すフローチャートである。 行動パターンテンプレートTmrの構成を示す説明図である。 ナビゲーション処理を示すフローチャートである。 運転行動推定処理を示すフローチャートである。 確信度の算出に使用するメンバシップ値の概要を示すグラフである。 運転行動認識処理を示すフローチャートである。 重み更新処理を示すフローチャートである。 警告処理を示すフローチャートである。 音声ガイダンスの実行条件を示すグラフである。
符号の説明
10…ナビゲーション装置、11…位置検出器、12…操作スイッチ群、13a…リモコン、13b…リモコンセンサ、14…外部通信機、15…地図データ入力器、16…表示部、17…音声出力部、18…マイクロフォン、19…制御部、20…近距離通信部、21…車内LAN通信部、22…エンジンECU、23…ブレーキECU、24…ステアリングECU、25…車内LAN、30…位置算出部、31…経路設定部、32…距離算出部、33…パラメータ記憶部、34…パラメータ選択部、35…運転行動推定部、36…運転行動認識部、37…ドライビングレコーダ部、38…運転行動適応部、39…表示処理部、40…音声ガイダンス実行部

Claims (15)

  1. 自車両の現在位置を表す位置情報を取得する第1ステップと、
    自車両の走行経路を表す経路情報を取得する第2ステップと、
    前記第1ステップにて取得された前記位置情報と、前記第2ステップにて取得された前記経路情報とに基づき、前記経路情報に含まれる対象ポイントまでの距離を求める第3ステップと、
    自車両の速度情報と、自車両の走行状態に影響を与える運転者の車両操作に関わる操作情報とからなる運転データを取得する第4ステップと、
    前記第3ステップにて求められた距離が予め設定された許容値以下である場合に、前記第4ステップにて取得された運転データの履歴と、運転者の典型的な運転行動パターンを示す複数のテンプレートと、該テンプレートについての重み係数とに基づいて、前記対象ポイントでの運転者の運転行動を推定する第5ステップと、
    前記対象ポイントで実際に行われた運転者の運転行動を認識する第6ステップと、
    前記第5ステップによる推定結果と前記第6ステップによる認識結果とを比較し、前記推定結果と前記認識結果とが一致している場合に、該一致している推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、該テンプレートを用いて前記運転行動を推定する場合における信頼性を高めるように更新する第7ステップと
    からなることを特徴とする運転行動推定方法。
  2. 自車両の現在位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    自車両の走行経路を表す経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された位置情報と、前記経路情報取得手段により取得された前記経路情報とに基づき、前記経路情報に含まれる対象ポイントまでの距離である対象ポイント距離を求める距離算出手段と、
    自車両の速度情報と、自車両の走行状態に影響を与える運転者の車両操作に関わる操作情報とからなる運転データを取得する運転データ取得手段と、
    運転者の典型的な運転行動パターンを示す複数のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、
    前記複数のテンプレート毎に、該テンプレートについての重み係数を記憶する重み記憶手段と、
    前記距離算出手段にて求められた距離が予め設定された許容値以下である場合に、前記運転データ取得手段にて取得された運転データの履歴と、前記テンプレート記憶手段に記憶されているテンプレートと、前記重み記憶手段に記憶されている重み係数とに基づいて、前記対象ポイントでの運転者の運転行動を推定する運転行動推定手段と、
    前記対象ポイントで実際に行われた運転者の運転行動を認識する運転行動認識手段と、
    前記運転行動推定手段による推定結果と前記運転行動認識手段による認識結果とを比較し、前記推定結果と前記認識結果とが一致している場合に、該一致している推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、該テンプレートを用いて前記運転行動を推定する場合における信頼性を高めるように更新する第1重み更新手段と
    を備えることを特徴とする運転行動推定装置。
  3. 前記第1重み更新手段は、
    前記運転行動推定手段が前記運転行動を推定した時点における前記対象ポイント距離が長いほど前記信頼性が高まるように前記重み係数を更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の運転行動推定装置。
  4. 前記第1重み更新手段は、
    前記テンプレートの前記信頼性を高める報酬を前記重み係数に与えることにより、前記重み係数を更新し、
    前記報酬は、前記対象ポイント距離が長いほど等比級数的に大きくなるように設定される
    ことを特徴とする請求項3に記載の運転行動推定装置。
  5. 前記第1重み更新手段は、
    自車両が前記対象ポイントを通過する毎に、前記重み係数を更新する
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の運転行動推定装置。
  6. 前記運転行動推定手段による推定結果と前記運転行動認識手段による認識結果とを比較し、前記推定結果と前記認識結果とが不一致である場合に、該推定結果で用いられたテンプレートについての重み係数を、該テンプレートを用いて前記運転行動を推定する場合における信頼性を低めるように更新する第2重み更新手段を備える
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載の運転行動推定装置。
  7. 前記運転行動推定手段は、前記運転データ取得手段にて取得された運転データの履歴と前記テンプレートとの相違度合いを表す値に該テンプレートの前記重み係数を乗じて得られた値に基づき前記テンプレートと前記運転データの履歴との類似度を判断し、その類似度が予め設定されている判定基準を上回るテンプレートが存在する場合に、前記対象ポイントでの運転者の運転行動がそのテンプレートの示す運転行動と同じ運転行動になると推定し、
    前記第2重み更新手段は、前記類似度と前記判定基準との差分に基づいて、前記重み係数を更新する
    ことを特徴とする請求項6に記載の運転行動推定装置。
  8. 前記第2重み更新手段は、
    自車両が前記対象ポイントを通過する毎に、前記重み係数を更新する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の運転行動推定装置。
  9. 自車両の運転者を識別する運転者識別手段を備え、
    前記重み記憶手段は、前記運転者識別手段で識別される運転者毎に、該運転者に対応する前記重み係数を記憶し、
    前記運転行動推定手段は、前記重み記憶手段に記憶されている前記重み係数のうち、前記運転者識別手段によって識別された運転者に対応するものに基づいて前記運転行動を推定する
    ことを特徴とする請求項2〜請求項8の何れかに記載の運転行動推定装置。
  10. 前記テンプレートは、
    予め収集された前記運転データ又は前記運転データに相当する疑似運転データからなる蓄積データに基づき、これら蓄積データの履歴から特定される運転行動パターンを分類することで生成される時系列のパターンである
    ことを特徴とする請求項2〜請求項9の何れかに記載の運転行動推定装置。
  11. 前記テンプレートは、
    前記時系列のパターンを、予め設定されたシフト期間ずつシフトさせながら切り出したものである
    ことを特徴とする請求項10に記載の運転行動推定装置。
  12. 前記対象ポイントには、少なくとも走行経路の分岐点が含まれており、
    前記運転行動推定手段は、前記運転行動として前記分岐点で曲がるか否かを推定する
    ことを特徴とする請求項2〜請求項11の何れかに記載の運転行動推定装置。
  13. 前記操作情報は、アクセルペダル及びブレーキペダルに関するものであることを特徴とする請求項2〜請求項12の何れかに記載の運転行動推定装置。
  14. 前記運転行動推定手段による推定結果と、前記対象ポイントで運転者の採るべき行動とが不一致である場合に、前記推定結果と前記採るべき行動とが不一致である旨を示す音声を出力する音声出力手段を備える
    ことを特徴とする請求項2〜請求項13の何れかに記載の運転行動推定装置。
  15. 前記運転行動推定手段による推定結果と、前記対象ポイントで運転者の採るべき行動とが不一致である場合に、前記推定結果と前記採るべき行動とが不一致である旨を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項2〜請求項13の何れかに記載の運転行動推定装置。
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