JP2008126702A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用駆動装置において、既存のエンジンと変速機とを流用可能としながら、電動ポンプなどのエンジンを始動させるための装置を別途設けることなく、エンジンの始動を行えるものとする。
【解決手段】モータ21を含む駆動ユニット20をエンジン2と変速機10との間に設ける。駆動ユニット20にエンジン2に連絡される入力軸22と、変速機10に連絡される出力軸23とを設け、これら入力軸22と出力軸23とを係脱自在に連結すると共に、モータ21と連結されたコーストクラッチ30を設ける。コーストクラッチ30と並列にワンウェイクラッチ40を設け、入力軸22の回転は出力軸23に伝達する一方、出力軸23の回転は入力軸22には伝達しないようにする。油圧ポンプ26により、出力軸23に駆動されたときにコーストクラッチ30の係脱を制御する油圧を発生させる。コーストクラッチ30を油圧ポンプ26の油圧不発生時に締結状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンと、無伝達状態を設定可能な変速機と、該エンジンと変速機との間に設けられてモータを含む駆動ユニットとを備えた車両用駆動装置に関するものである。
従来より、エンジンと、無伝達状態を設定可能な変速機と、該エンジンと変速機との間に設けられてモータを含む駆動ユニットとを備え、上記エンジン及びモータの少なくとも一方の動力が変速機を介して変速機の出力部材を経由して車輪に伝達される車両用駆動装置が知られている。
このような車両用駆動装置のうち、例えば、特許文献1のように、エンジンとトランスミッションとの間に直列に配置され、湿式多板クラッチからなる第1クラッチ及び第2クラッチとモータジェネレータとをハウジング内に収めてユニット化し、既存のエンジン及びトランスミッションをレイアウト変更を伴わずに流用するものが知られている。
特許文献2のものでは、エンジンと、電力供給を受けるとモータとして作動し回転駆動力を受けると発電機として作動しうるモータ兼発電機と、エンジン及びモータ兼発電機により駆動される回転軸を入力軸として備えられた無段変速機と、無段変速機の入力軸又は出力軸上に設けられた2自由度3要素型の遊星歯車機構と、遊星歯車機構から駆動輪側へ駆動力を出力する駆動出力軸とを備え、遊星歯車機構の3要素のうちの第1の要素が無段変速機の入力軸に連結され、3要素のうちの第2の要素が無段変速機の出力軸に連結され、3要素のうちの第3の要素が駆動出力軸に連結されている。この車両用駆動装置では、エネルギ効率よく車両を駆動できるようにして、エンジンやモータやバッテリーを小型化できるようにするとともに、小型のモータで大きな発進出力を得ることができ、極低車速まで従来の機械式ブレーキに大きく頼ることなく回生制動によりエネルギ効率よく制動を行えるようにしている。
特開2002−87080号公報 特開平11−180173号公報
しかしながら、従来の車両用駆動装置では、エンジンが作動していないときには、モータとエンジンとを連結するコーストクラッチが締結されていないので、モータの動力を直接エンジン始動に使用することができず、また、出力軸が駆動されていないので、油圧ポンプに油圧を発生させることができず、電動ポンプなどの油圧を利用せずにエンジンを始動させる手段を別途設ける必要がある。このため、部品点数が増加すると共に車両用駆動装置全体が大型化するという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、既存のエンジンと変速機とを流用可能としながら、電動ポンプなどのエンジンを始動させるための装置を別途設けることなく、モータを利用してエンジンの始動を行えるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、モータと連結されたコーストクラッチを油圧ポンプの油圧不発生時にエンジンと締結状態にするようにした。
具体的には、第1の発明では、エンジンと、無伝達状態を設定可能な変速機と、該エンジンと変速機との間に設けられてモータを含む駆動ユニットとを備え、
上記エンジン及びモータの少なくとも一方の動力が変速機を介して変速機の出力部材を経由して車輪に伝達される車両用駆動装置を対象とする。
そして、上記駆動ユニットは、上記エンジンに連絡される入力軸と、
上記変速機に連絡される出力軸と、
上記入力軸と出力軸とを係脱自在に連結すると共に、上記モータと連結されたコーストクラッチと、
上記コーストクラッチと並列に設けられ、上記入力軸の回転は該出力軸に伝達する一方、該出力軸の回転は入力軸には伝達しないワンウェイクラッチと、
上記出力軸に駆動されて上記コーストクラッチの係脱を制御する油圧を発生する油圧ポンプとを備え、
上記コーストクラッチは、上記油圧ポンプの油圧不発生時に締結状態とされている。
上記の構成によると、既存のエンジンと変速機との間にユニット化されたモータを含む駆動ユニットを設けることにより、エンジン及びモータの少なくとも一方の動力が変速機を介して車輪に伝達される。つまり、エンジンのみ、モータのみ、又はエンジン及びモータによる車両走行が可能となる。また、ワンウェイクラッチをコーストクラッチと並列に設けることにより、ワンウェイクラッチを介し、入力軸の回転を出力軸に伝達して車両を駆動する一方、出力軸の回転を入力軸には伝達しないようにしている。また、出力軸によって油圧ポンプが駆動されることにより、油圧が発生し、その油圧により、コーストクラッチの制御が可能となる。言い換えれば、エンジンが作動していないときには、油圧ポンプの油圧が発生していないので、コーストクラッチの制御が行えないが、本発明では、コーストクラッチは、油圧ポンプの油圧不発生時に締結状態となっているので、駆動ユニットのモータの動力をコーストクラッチを介してエンジンに伝えることができ、その動力により、エンジンが始動される。エンジン作動時には、コーストクラッチの制御が可能となり、締結状態が解除された状態で、ワンウェイクラッチにより、入力軸の回転を出力軸に伝達して車両が駆動される。したがって、従来のように電動ポンプを別途設け、その電動ポンプを電気により駆動させてコーストクラッチを締結させる必要はない。
第2の発明では、第1の発明において、
上記コーストクラッチは、
該コーストクラッチを押圧制御するピストンと、
該ピストンをコーストクラッチの締結方向に加圧するスプリングと、
該ピストンに対して対向して設けられ、受圧する該ピストンを上記コーストクラッチの開放方向に移動させる受圧室とを備えている。
上記の構成によると、スプリングにより、ピストンがコーストクラッチの締結方向に加圧されるので、油圧ポンプの油圧不発生時にコーストクラッチが締結状態となる。一方、受圧室に高圧油を送り込むことにより、ピストン移動してコーストクラッチが開放される。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記駆動ユニットは、
上記変速機側の端部に設けられた壁部と、
該壁部の内周部に上記エンジン側に延設されたボス部とを備え、
上記コーストクラッチ及び上記油圧ポンプは、上記ボス部上に配設されている。
上記の構成によると、変速機側の壁部の内周部からエンジン側に延設したボス部上にコーストクラッチ及び油圧ポンプを配設し、コーストクラッチ及び油圧ポンプとボス部とをオーバーラップさせているので、駆動ユニットの軸方向の長さが短くなる。
第4の発明では、第3の発明において、
上記コーストクラッチは、ドラム部と、ハブ部とを備え、
上記ドラム部には、上記出力軸及び上記モータのロータが連結され、
上記ハブ部は、上記入力軸に連結されている。
上記の構成によると、モータとコーストクラッチとが軸方向にオーバーラップして配設されているので、駆動ユニットの軸方向の長さが短くなる。
第5の発明では、第3又は第4の発明において、
上記ワンウェイクラッチは、上記コーストクラッチの内周側に軸方向にオーバーラップして配設されている。
上記の構成によると、ワンウェイクラッチとコーストクラッチとが軸方向にオーバーラップして配設されているので、駆動ユニットの軸方向の長さが短くなる。
第6の発明では、第1乃至第5のいずれか1つの発明において、
上記変速機は、クラッチペダルを不操作時に上記出力軸と上記出力部材とを締結状態とする発進クラッチ装置を備えた手動変速機である。
上記の構成によると、手動減速機をニュートラル以外の位置でパーキングしたときは、クラッチペダルが操作されないので、発進クラッチ装置が締結状態となって出力軸と出力部材とが連結される。このため、坂道駐車をした場合でも車輪の駆動力は停止中のエンジンに伝達されるので、車両が自重により動き出すことはない。一方、クラッチペダルを操作すると発進クラッチ装置は開放され、出力軸の動力は出力部材を介して車輪に伝達されない。
以上説明したように、本発明によれば、エンジンと変速機との間にモータを含む駆動ユニットを設け、エンジンが作動していない油圧ポンプの油圧不発生時においてコーストクラッチを締結状態として駆動ユニットのモータの動力をコーストクラッチを介してエンジンに伝えるようにしたことにより、既存のエンジンと変速機とを流用可能としながら、電動ポンプなどのエンジンを始動させるための装置を別途設けることなく、エンジンの始動を行うことができる。
上記第2の発明によれば、油圧ポンプの油圧不発生時にスプリングにより、ピストンをコーストクラッチの締結方向に加圧するようにしてコーストクラッチを締結状態とする一方、受圧室に高圧油を送り込んでピストンを移動させてコーストクラッチを開放するようにしたことにより、簡単な構成で確実に油圧不発生時にコーストクラッチを締結状態とすることができる。
上記第3の発明では、ボス部上にコーストクラッチ及び油圧ポンプを配設して駆動ユニットの軸方向の長さを短くしている。上記第4の発明では、モータとコーストクラッチとを軸方向にオーバーラップして配設して駆動ユニットの軸方向の長さを短くしている。上記第5の発明では、ワンウェイクラッチをコーストクラッチの内周側に軸方向にオーバーラップして配設し、駆動ユニットの軸方向の長さを短くしている。これらの発明によると、駆動ユニットの軸方向の長さをコンパクトにすることができるので、車両用駆動装置のレイアウトが極めて容易となる。
上記第6の発明によれば、発進クラッチ装置をクラッチペダルを不操作時に締結状態となるようにしてパーキング時に出力軸と出力部材とが連結されるようにした。このため、駆動ユニットをエンジンに連結することで車輪止めされるので、確実に駐車が行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−車両用駆動装置の構成−
図1及び図4は本発明の実施形態の車両用駆動装置1を示す。この車両用駆動装置1は、ガソリン、軽油等の燃料を燃焼させて駆動する内燃機関よりなる既存のエンジン2を備えている。本実施形態では、例えば、FR車用の縦置きエンジンとする。すなわち、図1の左側が車両前側で、右側が車両後側となっている。エンジン2のクランク軸3には、軸方向の誤差を吸収するためのフレックスプレート4が締結され、このフレックスプレート4にフライホイール5が締結されている。
また、車両用駆動装置1は、例えば、手動変速機よりなる既存の変速機10を備えている。この変速機10は、クラッチペダル(図示せず)を操作することにより、駆動力を無伝達状態を設定可能に構成されている。
そして、エンジン2と変速機10との間には、モータ21を含む駆動ユニット20が直列に設けられている。なお、上記変速機10は、汎用のものであって、本願のようなモータ21を有さない車両にも用いられるものであるため、詳細な内部構造の説明は省略する。上記駆動ユニット20は、略円筒状のユニットハウジング24に覆われている。ユニットハウジング24の変速機10側(後側)の端部には、変速機側壁部24aが形成されている。この変速機側壁部24aの内周部には、ハウジングボス部25がエンジン2側に延設されている。
上記ユニットハウジング24のエンジン2側(前側)には、中空の入力軸22が設けられ、この入力軸22にエンジン2のフライホイール5の回転力がねじれ吸収用のダンパー6を介して入力されるようになっている。この入力軸22の内周側に、変速機10に連絡される出力軸23がユニットハウジング24内を貫通するように設けられている。出力軸23の一端は、入力軸22の内部に前側ベアリング8を介して支持され、他端側は、後側ベアリング9を介してハウジングボス部25に支持されている。出力軸23の他端には出力側フランジ23aが形成されている。
上記ハウジングボス部25上には、油圧ポンプ26が配設されている。図2に簡略化して示すように、油圧ポンプ26は、油圧制御を行うレギュレータバルブ27と、コントロールバルブ28とに接続されている。この油圧ポンプ26のエンジン2側には、コーストクラッチ30が設けられている。油圧ポンプ26は、出力軸23に駆動されて上記コーストクラッチ30の係脱を制御する油圧を発生するように構成されている。このようにコーストクラッチ30及び油圧ポンプ26とハウジングボス部25とをオーバーラップさせているので、駆動ユニット20の軸方向の長さが短くなっている。
上記コーストクラッチ30は、油圧制御式湿式多板クラッチよりなり、入力軸22と出力軸23とを係脱自在に連結している。また、コーストクラッチ30は、上記モータ21と連結されている。
具体的には、モータ21は、上記ユニットハウジング24内面に固定されたステータ21aと、このステータ21aの内周側にロータ21bとを備えている。モータ21には、図示しないバッテリーが接続され、このバッテリーから電力が供給されるようになっている。また、ジェネレータとして機能する場合には、バッテリーを充電可能に構成されている。
図3に拡大して示すように、コーストクラッチ30は、ドラム部31とハブ部32とを備えている。ハブ部32の外周端部に設けたハブ側プレート32aの両面に摩擦材32bが設けられ、各ハブ側プレート32aを挟むように、ドラム部31の外周端内面側にドラム側プレート31aが配設されている。ドラム部31の外周端には、モータ21のロータ21bが連結されている。ドラム部31の内周側におけるボス状のドラム中心部31bは、出力軸23にスプライン結合されている。一方、ハブ部32の内周側におけるボス状のハブ中心部32cは、入力軸22にスプライン結合されている。このように、モータ21とコーストクラッチ30とを軸方向にオーバーラップして配設することにより、駆動ユニット20の軸方向の長さが短くなっている。
また、コーストクラッチ30は、コーストクラッチ30を押圧制御する円環状のピストン33と、このピストン33をコーストクラッチ30の締結方向(エンジン2側)に加圧する締結スプリング34とを備えている。また、ピストン33に対向して受圧室35が設けられている。つまり、受圧室35は、ドラム中心部31bに連結された円環状のシールプレート36とピストン33とで囲まれた空間で形成されている。一方、ピストン33とドラム部31とで囲まれた空間に遠心バランス室37が形成され、この遠心バランス室37に上記締結スプリング34が周方向に複数配置されている。受圧室35には、油圧ポンプ26からの高圧油がハウジングボス部25に設けた高圧油導入路38(図1の上側断面にのみ示す)を介して導入され、締結スプリング34の押圧力に抗してピストン33を押圧し、コーストクラッチ30の開放方向(変速機10側)に移動させるようになっている。言い換えると、コーストクラッチ30は、油圧ポンプ26の油圧不発生時には、締結スプリング34の押圧力により常に締結状態となっている。
上記コーストクラッチ30と並列にワンウェイクラッチ40が設けられている。すなわち、ワンウェイクラッチ40は、コーストクラッチ30のハブ部32の外周端と、ドラム中心部31bとの間に軸方向にオーバーラップして配設されている。このことで、駆動ユニット20の軸方向の長さが短くなっている。このワンウェイクラッチ40は、詳しくは図示しないが、スプラグタイプ又はロータータイプの係合部材を内部に有し、入力軸22の回転を出力軸23に伝達する一方、出力軸23の回転は入力軸22には伝達しないようになっている。つまり、エンジン2の出力を変速機10側へ伝える役割を果たしている。
図1に示すように、上記出力軸23のフランジ23aには、円盤状のリテイニングプレート41が連結されている。このリテイニングプレート41にプレッシャープレート42及びクラッチカバー43が連結され、プレッシャープレート42から変速機10の変速機入力軸11に出力軸23の動力が伝達されるようになっている。変速機10に伝達された駆動力は、図示しない出力部材を介して後輪の左右車輪に伝達されるようになっている。
変速機10は、発進クラッチ装置44を備え、この発進クラッチ装置44により、図示しないクラッチペダルを不操作時に出力軸23と出力部材とが締結状態となるように構成されている。クラッチペダルを踏むと、発進クラッチ装置44が開放され、出力軸23に伝達された駆動力は、出力部材に伝達されないようになっている。また、クラッチペダルを踏むと、発進クラッチスイッチがONとなるように構成されている。図示しないフットブレーキを操作すると、フットブレーキスイッチがONになるように構成されている。
このように構成することで、この車両用駆動装置1により、エンジン2及びモータ21の少なくとも一方の動力が変速機10を介して変速機10の出力部材を経由して車輪に伝達されるようになっている。
−車両用駆動装置の作動−
次に、本実施形態にかかる車両用駆動装置1の各運転モードにおける作動について図面を用いて具体的に説明する。
(1)停車時のエンジン始動
図4に示すように、車両が駐車時などの車両停止時かつエンジン2の停止時には、コーストクラッチ30の受圧室35には、油圧ポンプ26からの高圧油が導入されず、締結スプリング34の付勢力により、コーストクラッチ30は締結状態となる。各機構の状態としては、変速機10のシフト位置はニュートラル、発進クラッチ装置44は開放となっている。モータ21からの駆動力の伝達する方向を白抜き矢印で示す。
エンジン始動時には、まず、モータ21に電力を供給する。このことで、モータ21のロータ21bが回転し、その駆動力がロータ21bに連結されたドラム部31に加わり、ドラム部31に係合するハブ部32に伝達され、ハブ部32から入力軸22へ伝達される。このとき、ワンウェイクラッチ40の係合部材はロックされず、フリーとなっている。ロータ21bの回転に伴い出力軸23が回転するが、発進クラッチ装置44は開放されているので、モータ21の駆動力は変速機10側へ伝達されない。
次いで、その駆動力がダンパー6、フレックスプレート4、フライホイール5、クランク軸3等を介してエンジン2に伝わり、燃料を噴出することで、エンジン2が始動される。
(2)エンジンによる発進
図5にエンジン2からの駆動力の伝達する方向を黒塗り矢印で示す。
エンジン始動後の車両発進時には、エンジン2の駆動力は、クランク軸3、フライホイール5、フレックスプレート4、ダンパー6等から入力軸22に伝達され、入力軸22からワンウェイクラッチ40に伝達される。
ワンウェイクラッチ40は、係合部材がロックされ、入力軸22からの駆動力を出力軸23に伝達する。このことで、油圧ポンプ26が駆動されて高圧油が発生する。コントロールバルブ28により、高圧油がコーストクラッチ30の受圧室35に導入され、締結スプリング34の付勢力に抗してピストン33を押圧し、コーストクラッチ30が開放状態となる。
次いで、変速機10のシフト位置を前進又は後進とし、発進クラッチ装置44を締結することで、出力軸23の駆動力が発進クラッチ装置44を介して変速機10に伝達され、変速された駆動力が出力部材を介して車輪に伝達されて、車両が発進する。
このとき、モータ21に電力を供給することで、ロータ21bが回転する。コーストクラッチ30は開放されているので、その駆動力は出力軸23にのみ伝達される。この場合には、エンジン2及びモータ21の駆動力が変速機10に伝達される。
(3)モータのみの発進
図6に示すように、車両が駐車時などの車両停止時かつエンジン2の停止時において、モータ21のみで発進する場合には、コーストクラッチ30の受圧室35には、油圧ポンプ26からの高圧油が導入されず、締結スプリング34の付勢力により、コーストクラッチ30は締結状態となっている。エンジン2は駆動されていないので、入力軸22からの入力はなく、ワンウェイクラッチ40の係合部材はロックされず、フリーとなっている。
まず、モータ21に電力を供給することで、ロータ21bが回転する。このことで、出力軸23が回転し、コーストクラッチ30の受圧室35に油圧ポンプ26からの高圧油が導入され、締結スプリング34の付勢力に抗してコーストクラッチ30が開放される。このため、ロータ21bの駆動力は入力軸22には伝達されず、出力軸23にのみ伝達される。
次いで、変速機10のシフト位置を前進又は後進とし、発進クラッチ装置44を締結することで、出力軸23の駆動力が発進クラッチ装置44を介して変速機10に伝達され、変速された駆動力が出力部材を介して車輪に伝達されて、車両が発進する。
(4)走行中のエンジン始動
図7に示すように、モータ21のみの走行時には、ロータ21bが回転し、出力軸23の駆動力により、油圧ポンプ26が駆動されて高圧油が発生する。この高圧油が受圧室35に導入されてコーストクラッチ30が開放されるので、ロータ21bの駆動力は入力軸22には伝達されず、出力軸23にのみ伝達される。エンジン2は駆動されていないので、入力軸22からの入力はなく、ワンウェイクラッチ40の係合部材はロックされず、フリーとなっている。
次いで、変速機10のシフト位置を前進又は後進とし、発進クラッチ装置44を締結することで、出力軸23の駆動力が発進クラッチ装置44を介して変速機10に伝達され、変速された駆動力が出力部材を介して車輪に伝達されて、車両が走行する。
そして、コントロールバルブ28によって高圧油をコーストクラッチ30の受圧室35に徐々に導入しないようにすることで、締結スプリング34の付勢力により、コーストクラッチ30がゆっくりと締結状態となる。
すると、モータ21には、そのまま電力が供給されているので、ドラム部31に加わったロータ21bの駆動力が、ドラム部31に係合するハブ部に伝達され、ハブ部32から入力軸22へ伝達される。
次いで、その駆動力がダンパー6、フレックスプレート4、フライホイール5、クランク軸3等を介してエンジン2に伝わり、燃料を噴出することで、エンジン2が始動される。
(5)エンジンによる充電
図8に示すように、停車時におけるバッテリーの電力不足が発生したときにエンジン2によりバッテリーに充電する場合について説明する。各機構の状態としては、変速機10のシフト位置はニュートラル、前進又は後進、発進クラッチ装置44は開放となっている。
エンジン2の駆動力は、クランク軸3、フライホイール5、フレックスプレート4、ダンパー6等から入力軸22に伝達され、入力軸22から係合部材がロック状態となったワンウェイクラッチ40に伝達される。
ワンウェイクラッチ40は、入力軸22からの駆動力をドラム部31のドラム中心部31b及び出力軸23に伝達する。このとき、発進クラッチ装置44は、開放されているので、出力軸23の駆動力は、変速機10側へ伝達されない。
出力軸23により、油圧ポンプ26が駆動されて高圧油が発生する。コントロールバルブ28により、高圧油がコーストクラッチ30の受圧室35に導入され、締結スプリング34の付勢力に抗してピストン33を押圧し、コーストクラッチ30が開放状態となる。
次いで、ドラム部31が駆動されることでロータ21bが回転し、モータ21がジェネレータとして作動し、バッテリーが充電される。
(6)モータのみによる減速時充電
図9に示すように、車両走行時であって、減速中の場合に車輪の駆動力によりモータ21を駆動させて充電する、モータ21のみによる回生作動について説明する。各機構の状態としては、変速機10のシフト位置は前進又は後進、発進クラッチ装置44は締結、エンジン2はアイドル状態にあって入力軸22は回転していないので、ワンウェイクラッチ40の係合部材はロックされず、フリーとなっている。車輪からの駆動力の伝達方向をハッチング入りの矢印で示す。
減速時の車輪の駆動力は、変速機10を伝わり、発進クラッチ装置44から出力軸23に伝達される。
出力軸23により、油圧ポンプ26が駆動されて高圧油が発生する。コントロールバルブ28により、高圧油がコーストクラッチ30の受圧室35に導入され、締結スプリング34の付勢力に抗してピストン33を押圧し、コーストクラッチ30が開放状態となる。このため、エンジン2側へは駆動力は伝達されない。
さらに、出力軸23に連結されたドラム部31が回転し、ロータ21bが回転するので、モータ21がジェネレータとして作動し、バッテリーが充電される。
(7)モータ及びエンジンによる強制エンジンブレーキ
図10に示すように、車両走行時であって、長い下り坂や急ブレーキ時に車輪の駆動力によりモータ21を駆動させて充電しながら、エンジンブレーキによって強制的に減速する、強制エンジンブレーキについて説明する。各機構の状態としては、変速機10のシフト位置は前進、発進クラッチ装置44は締結、エンジン2はアイドル状態にあって入力軸22は回転せず、ワンウェイクラッチ40の係合部材はロックされず、フリーとなっている。このとき、出力軸23により、油圧ポンプ26が駆動されて高圧油が発生し、コントロールバルブ28により、高圧油がコーストクラッチ30の受圧室35に導入され、締結スプリング34の付勢力に抗してコーストクラッチ30は開放されている。
図11を用いて、このときの制御について説明する。
まず、ステップS10において、スロットル開度がゼロかどうかを判定する。ゼロの場合には、減速中と判断し、ステップS11に進む。一方、ゼロでないときには、リターンに進む。
ステップS11でジェネレータをONにして、上記(6)モータ21のみによる減速時充電が行われる。すなわち、減速時の車輪の駆動力は、変速機10を伝わり、発進クラッチ装置44から出力軸23に伝達され、出力軸23に連結されたドラム部31が回転し、ロータ21bが回転するので、モータ21がジェネレータとして作動し、充電されると共に、ステップS12に進む。
ステップS12において、減速力が不足しているかを判定する。不足している場合には、ステップS13に進む。不足していない場合には、リターンに進む。
ステップ13において、コーストクラッチ30をゆっくり締結する。すなわち、締結スプリング34の付勢力に抗してコーストクラッチ30は開放されているが、コントロールバルブ28によって高圧油をコーストクラッチ30の受圧室35に導入するのを徐々に停止することにより、締結スプリング34の付勢力によってコーストクラッチ30がゆっくり締結される。
すると、図10に示すように、ドラム部31とハブ部32とが連結されるので、ドラム部31の駆動力がハブ部32に伝達され、ハブ部32の駆動力が入力軸22に伝達される。
次いで、入力軸22の駆動力がダンパー6、フレックスプレート4、フライホイール5、クランク軸3等を介してエンジン2に伝わり、エンジン2が逆回転されるので、エンジン2による制動力が発生する。
このようにして、モータ21及びエンジン2による強力な制動力が発生する。
なお、長い坂が続くような場合、バッテリーが満充電となる場合がある。このような場合には、ジェネレータをOFFとして、モータ21による減速は行わず、エンジン2のみによるエンジンブレーキが行われる。
(8)アイドルストップからの自動再始動
図12に示すように、踏切などの停車時にアイドルストップしたときに、自動再始動する場合について説明する。
まず、図13及び図14を用いて、このときの制御について説明する。
(a)図13にエンジン自動停止制御のフローチャートを示す。初期状態として、エンジン2は作動中、変速機10のシフト位置はニュートラル又は前進とする。
最初にステップS20において、車速がゼロかどうか判定する。ゼロの場合には、停車中と判断し、ステップS21に進み、ゼロでないときには、リターンに進む。
ステップS21において、スロットル開度がゼロかどうかを判定する。ゼロの場合には、ステップS22に進む。ゼロでないときには、リターンに進む。
ステップS22において、発進クラッチスイッチがONかどうかを判定する。ONの場合、すなわち、発進クラッチ装置44が開放されている場合には、ステップS23に進み、OFFの場合、すなわち、発進クラッチ装置44が締結されている場合には、すぐに走り出すケースも考えられることから、リターンに進む。
ステップS23において、フットブレーキスイッチがONかどうかを判定する。ONの場合、すなわち、フットブレーキが作動している場合には、ステップS24に進む。OFFの場合には、リターンに進む。
ステップS24において、タイマーをスタートさせ、ステップS25に進む。
ステップS25において、所定時間を経過したかを判定する。経過した場合には、ステップS26に進む。経過していない場合には、リターンに進む。
ステップS26において、燃料の供給を停止し、エンジン2を停止してアイドリングストップ状態とする。
(b)図14にエンジン自動再始動制御のフローチャートを示す。初期状態として、エンジン2はアイドリングストップ状態、変速機10のシフト位置はニュートラル又は前進とする。
最初にステップS30において、車速がゼロかどうか判定する。ゼロの場合には、停車中と判断し、ステップS31に進み、ゼロでないときには、リターンに進む。
ステップS31において、スロットル開度がゼロかどうかを判定する。ゼロの場合には、ステップS32に進む。ゼロでないときには、リターンに進む。
ステップS32において、発進クラッチスイッチがONかどうかを判定する。ONの場合、すなわち、発進クラッチ装置44が開放されている場合には、ステップS23に進み、OFFの場合、すなわち、発進クラッチ装置44が締結されている場合には、リターンに進む。
ステップS33において、フットブレーキスイッチがOFFかどうかを判定する。OFFの場合、すなわち、フットブレーキが解除されている場合には、走行再開の意思があると判断し、ステップS34に進む。ONの場合には、リターンに進む。
ステップS34において、エンジン2を再始動する。アイドリングストップ時には、油圧ポンプ26は駆動されず、コーストクラッチ30の受圧室35には、油圧ポンプ26からの高圧油が導入されない。このため、締結スプリング34の付勢力により、コーストクラッチ30は締結状態となっている。
図12に示すように、エンジン始動時には、まず、モータ21に電力が供給される。このことで、モータ21のロータ21bが回転し、その駆動力がロータ21bに連結されたドラム部31に加わり、このドラム部31の駆動力がドラム部31に係合するハブ部32に伝達され、ハブ部32から入力軸22へ伝達される。
次いで、その駆動力がダンパー6、フレックスプレート4、フライホイール5、クランク軸3等を介してエンジン2に伝わり、燃料を噴出することで、エンジン2が始動される。
エンジン2の再始動後、ステップS35に進む。
ステップS35において、エンジン2の回転数が所定回転数以上であるかを判定する。所定回転数以上である場合には、リターンに進む。所定回転数よりも小さい場合には、エンジン2が再始動できていないと判断し、ステップS34に戻る。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる車両用駆動装置1によると、エンジン2と変速機10との間にモータ21を含む駆動ユニット20を設け、エンジン2が作動していない油圧ポンプ26の油圧不発生時においてコーストクラッチ30を締結状態として駆動ユニット20のモータ21の動力をコーストクラッチ30を介してエンジン2に伝えるようにしたことにより、既存のエンジン2と変速機10とを流用可能としながら、電動ポンプなどのエンジン2を始動させるための装置を別途設けることなく、エンジン2の始動を行うことができる。
また、油圧ポンプ26の油圧不発生時に締結スプリング34により、ピストン33をコーストクラッチ30の締結方向に加圧するようにしてコーストクラッチ30を締結状態とする一方、受圧室35に高圧油を送り込んでピストン33を移動させてコーストクラッチ30を開放するようにしたことにより、簡単な構成で確実に油圧不発生時にコーストクラッチ30を締結状態とすることができる。
また、ハウジングボス部25上にコーストクラッチ30及び油圧ポンプ26を配設して駆動ユニット20の軸方向の長さを短くしている。また、モータ21とコーストクラッチ30とを軸方向にオーバーラップして配設して駆動ユニット20の軸方向の長さを短くしている。また、ワンウェイクラッチ40をコーストクラッチ30の内周側に軸方向にオーバーラップして配設し、駆動ユニット20の軸方向の長さを短くしている。このため、駆動ユニット20の軸方向の長さをコンパクトにすることができるので、車両用駆動装置1のレイアウトが極めて容易となる。
また、発進クラッチ装置44をクラッチペダルを不操作時に締結状態となるようにしてパーキング時に出力軸23と出力部材とが連結されるようにした。このため、駆動ユニット20をエンジン2に連結することで車輪止めされるので、確実に駐車が行える。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、エンジン2は、縦置きのものとしたが、横置きとしてもよい。
上記実施形態では、変速機10は、手動変速機としたが、自動変速機としてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる車両用駆動装置の駆動ユニット及びその周辺を示す断面図である。 油圧ポンプ及びその周辺を簡略化して変速機側から示す概略図である。 コーストクラッチ及びその周辺を拡大して示す断面図である。 停車時のエンジン始動モードを示す車両用駆動装置を示す断面図である。 エンジンによる発進モード時の図4相当図である。 モータのみの発進モード時の図4相当図である。 走行中のエンジン始動モード時の図4相当図である。 エンジンによる充電モード時の図4相当図である。 モータのみによる減速時充電モード時の図4相当図である。 強制エンジンブレーキモード時の図4相当図である。 強制エンジンブレーキ制御を示すフローチャートである。 アイドルストップからの自動再始動モード時の図4相当図である。 エンジン自動停止制御を示すフローチャートである。 エンジン自動再始動制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両用駆動装置
2 エンジン
10 変速機
20 駆動ユニット
21 モータ
21b ロータ
22 入力軸
23 出力軸
24a 変速機側壁部(壁部)
25 ハウジングボス部
26 油圧ポンプ
30 コーストクラッチ
31 ドラム部
32 ハブ部
33 ピストン
34 締結スプリング
35 受圧室
40 ワンウェイクラッチ
44 発進クラッチ装置

Claims (6)

  1. エンジンと、無伝達状態を設定可能な変速機と、該エンジンと変速機との間に設けられてモータを含む駆動ユニットとを備え、
    上記エンジン及びモータの少なくとも一方の動力が変速機を介して変速機の出力部材を経由して車輪に伝達される車両用駆動装置であって、
    上記駆動ユニットは、
    上記エンジンに連絡される入力軸と、
    上記変速機に連絡される出力軸と、
    上記入力軸と出力軸とを係脱自在に連結すると共に、上記モータと連結されたコーストクラッチと、
    上記コーストクラッチと並列に設けられ、上記入力軸の回転は該出力軸に伝達する一方、該出力軸の回転は入力軸には伝達しないワンウェイクラッチと、
    上記出力軸に駆動されて上記コーストクラッチの係脱を制御する油圧を発生する油圧ポンプとを備え、
    上記コーストクラッチは、上記油圧ポンプの油圧不発生時に締結状態とされている
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の車両用駆動装置において、
    上記コーストクラッチは、
    該コーストクラッチを押圧制御するピストンと、
    該ピストンをコーストクラッチの締結方向に加圧するスプリングと、
    該ピストンに対して対向して設けられ、受圧する該ピストンを上記コーストクラッチの開放方向に移動させる受圧室とを備えている
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用駆動装置において、
    上記駆動ユニットは、
    上記変速機側の端部に設けられた壁部と、
    該壁部の内周部に上記エンジン側に延設されたボス部とを備え、
    上記コーストクラッチ及び上記油圧ポンプは、上記ボス部上に配設されている
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  4. 請求項3に記載の車両用駆動装置において、
    上記コーストクラッチは、ドラム部と、ハブ部とを備え、
    上記ドラム部には、上記出力軸及び上記モータのロータが連結され、
    上記ハブ部は、上記入力軸に連結されている
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用駆動装置において、
    上記ワンウェイクラッチは、上記コーストクラッチの内周側に軸方向にオーバーラップして配設されている
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の車両用駆動装置において、
    上記変速機は、クラッチペダルを不操作時に上記出力軸と上記出力部材とを締結状態とする発進クラッチ装置を備えた手動変速機である
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
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