JP2008126299A - 板材加工システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パンチプレス等の板材加工機1と、板材ローダ2と、板材ローダ制御装置3とを備える。板材ローダ2は、板材Wを保持する板材保持手段4と、この板材保持手段4を水平方向に移動させる移動機構19とを有する。板材ローダ制御装置3は、板材Wを保持して板材加工機1のテーブル9上で移動させているときの負荷を検知する負荷検知手段42を有する。負荷検知手段42で検知した負荷が閾値に達したときに、位置決め部材7に板材Wが当て付けられたと判断する当て付け完了判定手段41を有する。この当て付け完了判定手段41の閾値は、閾値演算手段40により、前記負荷検知手段42で検知した負荷を用いて設定規則42aにより定める。
【選択図】 図1
Description
一般的な板材ローダは、走行体が横方向のみに走行可能なものであり、上記位置決めについては、一部(例えば2個)の吸着パッドを走行体に対してシリンダ装置等で水平方向に進退可能な位置決め専用パッドとし、前記シリンダ装置の伸長動作によって板材をテーブル上のエンドロケータやワークホルダに押し付けて位置決めする。
この前後左右に走行可能とした板材ローダは、従来の位置決め専用の吸着パッドを持たず、左右移動につき、トルクスキップ制御で位置決めを行うようにしている。すなわち、吸着パッドで吸着している板材を走行体の移動でエンドロケータへ押し当て、左右走行用のサーボモータに一定のトルクが掛かると停止させる制御を行っている。
この左右方向の移動は、板材がワークホルダに接した状態で行われる。しかし、ワークホルダに対する板材の当たり具合は、板材の僅かな角度の違いや、板材の辺の直線度等によって変動し、この当たり具合によってワークホルダが板材に与える抵抗が大きく変動する。そのため、上記トルクスキップ制御を、閾値を一定として行う従来の制御方法では、実際にはエンドロケータに板材が適切に接していないのに接したと判断して位置決めを停止したり、エンドロケータへの押し付け力が過剰になるまで位置決め動作が続けられて板材に歪みを生じさせたりすることがある。
前記板材ローダ(2)は、板材(W)を保持する板材保持手段(4)と、この板材保持手段(4)を水平方向に移動させる移動機構(19)とを有し、保持した板材(W)を、板材加工機(1)のテーブル(9)上で水平方向に移動させて、板材加工機(1)に設けられた位置決め部材(7,14)に当て付けた状態で板材加工機(1)へ渡すものである。
前記板材ローダ制御装置(3)は、板材(W)を保持して前記テーブル(9)上で移動させているときの前記移動機構(9)に掛かる負荷を検知する負荷検知手段(42)と、検知した負荷を用いて設定規則(40a)により閾値を定める閾値演算手段(40)と、前記負荷検知手段(42)で検知した負荷が前記閾値演算手段(40)で定めた閾値に達したときに前記位置決め部材(7,14)に板材(W)が当て付けられたと判断する当て付け完了判定手段(41)とを有する、ことを特徴とする。
上記エンドロケータ7およびワークホルダ14は、板材ローダ2により板材加工機1に板材Wを搬入したときの、各軸(Y軸,X軸)の位置決め部材となる。
吸着パッド4aは、吸引装置(図示せず)に接続された真空吸着パッド、または磁気吸着力で吸着する電磁吸着パッドからなる。吸着パッド4aを真空吸着パッドとする場合、例えば、小吸着パッドの集まりからなる一つの吸着パッド群としても良い。吸着パッド4aをこのような小吸着パッドの集まりとした場合は、吸着パッド4aの一部が板材W,Mに対応する位置にあれば、残り部分が板材W,Mから外れた位置であっても吸着可能である。
搬送プログラム34の保持命令,および保持解除命令は、上記シーケンス制御部の一部として構成される保持手段制御部39に転送され、保持手段制御部39により、板材保持手段4の吸着パッド4aへの真空供給経路のバルブ(図示せず)の開閉をそれぞれ行わせる。
なお、演算制御部35またたはサーボコントローラ36〜38で定められる各軸の移動速度のパターンは、停止状態から一定の加速度で定常移動速度まで加速し、定常移動速度で移動した後、一定の加速度で減速して停止する、いわゆる台形制御とされる。
負荷検知手段42は、例えばX軸サーボコントーラ36内に設けられたトルク検出手段からなり、X軸サーボモータ25の負荷電流を検出する電流計、またはフィードバック制御系で得られるトルク検出手段であっても良い。負荷検知手段42が電流計である場合、X軸サーボコントーラ36とX軸サーボモータ25との間に設けても良い。
閾値演算手段40は、図4のように、板材保持手段4で保持された板材Wを、テーブル9上で移動機構19により移動させているときの、移動機構19に掛かる負荷、つまりX軸サーボモータ25の負荷を用い、設定規則40aにより閾値を定める手段である。上記負荷は、上記負荷検知手段42の出力として得られる負荷である。
所定量Bを板厚,寸法によって変わる値とする場合、板厚については複数区分(例えばt1未満、t1〜t2、t2以上の3区分)に分けるように、区分毎に、寸法によって定まる値とする。t1,t2は任意に定める。
具体例を示すと、
t1未満の場合 :C=A+B1
t1〜t2の場合:C=A+B2
t2以上の場合 :C=A+B3
とする。
なお、B1 〜B3 は、板材Wのx寸法及び/又はy寸法それぞれに所定の定数を乗算して求めたものである。この定数は、板厚が厚くなるに従い大きくなるように定められている。このx寸法、y寸法は、それぞれ板材WのX軸方向,Y軸方向の寸法である。
また、Y軸については、閾値演算手段40を設けずに当て付け完了判定手段41のみを設け、閾値を一定としても良い。
板材Wをテーブル9上に降ろした後、走行体5と共に板材保持手段4をY軸サーボモータ26の駆動によりY軸方向に移動させ、板材加工機1のワークホルダ14に押し当てる。これにより、板材WのY軸方向の位置決めが行われる(図4(A)に示す状態)。
閾値演算手段40は、X軸サーボコントローラ36等に設けられた負荷検知手段42により得られるX軸サーボモータ25の負荷の値から、設定規則40aに従って閾値Cを演算する。
当て付け完了判定手段41は、負荷検知手段42の負荷(例えばトルク)τを監視し、負荷τが閾値Cに達すると、当て付け完了信号を出力する。この出力によって、演算制御部35はX軸サーボモータ25を停止させることにより、板材保持手段4の移動を停止させる。
すなわち、エンドロケータ7でX軸方向の位置決めを行うときは、板材Wがワークホルダ14に接した状態で行われる。しかし、ワークホルダ14に対する板材Wの当たり具合は、板材Wの僅かな角度の違や、板材Wのワークホルダ14と接する辺の直線度等によって変動し、この当たり具合によってワークホルダWが板材Wに与える抵抗が大きく変動する。そのため、トルクスキップ制御の閾値を一定として制御する従来の制御方法では、実際にはエンドロケータ7に板材が適切に接していないのに接したと判断して位置決め動作を停止したり、エンドロケータ7への押し付け力が過剰になるまで位置決め動作が続けられて板材に歪みを生じさせたりすることがある。このような課題が、上記のように移動中の負荷に応じて閾値Cを定めることで解消される。
また、板材ローダ2は、走行体5が上記実施形態のような前後左右に移動可能なものに限らず、一方向にのみ移動するものである場合にも、この発明を適用することができる。
2…板材ローダ
3…板材ローダ制御装置
4…板材保持手段
4a…吸着パッド
5…走行体
7…エンドロケータ(位置決め部材)
8…加工機制御装置
9…テーブル
14…ワークホルダ(位置決め部材)
19…移動機構
20…パッド支持フレーム
21…前後移動台
23…昇降体
24…レール
25…X軸サーボモータ
26…Y軸サーボモータ
27…Z軸サーボモータ
32…加工プログラム
34…搬送プログラム
35…演算制御部
36〜38…サーボコントーラ
41…当て付け完了判定手段
42…負荷検知手段
40…閾値演算手段
40a…設定規則
43…板厚検出手段
A…負荷の平均値
B…所定量
C…閾値
W…板材
Claims (3)
- パンチプレス等の板材加工機と、この板材加工機のテーブル上に板材を供給する板材ローダと、この板材ローダを制御する板材ローダ制御装置とを備えた板材加工システムであって、
前記板材ローダは、板材を保持する板材保持手段と、この板材保持手段を水平方向に移動させる移動機構とを有し、保持した板材を、板材加工機のテーブル上で水平方向に移動させて、板材加工機に設けられた位置決め部材に当て付けた状態で板材加工機へ渡すものであり、
前記板材ローダ制御装置は、板材を保持して前記テーブル上で移動させているときの前記移動機構に掛かる負荷を検知する負荷検知手段と、検知した負荷を用いて設定規則により閾値を定める閾値演算手段と、前記負荷検知手段で検知した負荷が前記閾値演算手段で定めた閾値に達したときに前記位置決め部材に板材が当て付けられたと判断する当て付け完了判定手段とを有する、
ことを特徴とする板材加工システム。 - 前記閾値演算手段の前記設定規則は、前記負荷検知手段で検知した所定期間または所定移動距離の負荷の平均値に所定量を加えた値を閾値とする規則である請求項1記載の板材加工システム。
- 前記閾値演算手段の前記設定規則は、前記負荷検知手段で検知した所定期間または所定移動距離の負荷の平均値に対する所定倍の値を閾値とする規則である請求項1記載の板材加工システム。
Priority Applications (1)
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JP2006316438A JP2008126299A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 板材加工システム |
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JP2006316438A JP2008126299A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 板材加工システム |
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Citations (3)
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JPH03142602A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-18 | Okuma Mach Works Ltd | 数値制御装置 |
JP2000117374A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-25 | Murata Mach Ltd | 板材搬送装置 |
JP2006205350A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Fanuc Ltd | 工具損傷異常検出装置 |
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- 2006-11-24 JP JP2006316438A patent/JP2008126299A/ja active Pending
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