JP2008125517A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の期間において、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を交互に見るという煩雑な確認作業を不要にすると共に、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示に注目させる。
【解決手段】二つの特別図柄表示装置18A、18Bを備えるパチンコ遊技機1において、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知する。ただし、N、Mは、抽選に用いる記憶数値の上限個数とする。
【選択図】図7
【解決手段】二つの特別図柄表示装置18A、18Bを備えるパチンコ遊技機1において、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知する。ただし、N、Mは、抽選に用いる記憶数値の上限個数とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、パチンコ遊技機などの弾球遊技機に関し、特に、二つの特別図柄表示部を備えた弾球遊技機に関する。
始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当りの抽選(特別図柄抽選)に用いる数値(カウンタ値、乱数値など)を取得し、取得した数値を所定の上限個数を限度として記憶すると共に、記憶した数値に基づいて大当り状態を発生させるか否かという抽選を行った後、所定の時間が経過してから特別図柄表示部に抽選結果を表示させる弾球遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。抽選後、特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの所定時間(図柄変動時間)は、通常、一定時間ではなく、演出表示が行われる演出図柄表示部の演出内容を考慮して決定される。具体的には、大当りの抽選を行う主制御基板が抽選時に所定時間を決定し、この所定時間の経過をタイマで計時するようになっている。
近年、大当り抽選の契機を2つ有し、いずれか一方の大当り抽選に当選した場合に大当り状態となる弾球遊技機が開発されている。このような弾球遊技機は、二つの始動口と、各始動口に対応してそれぞれ設けられる二つの特別図柄表示部と、各始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当りの抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を、各始動口毎に設定される上限個数N、Mを限度として記憶すると共に、記憶した数値に基づいて大当りの抽選を行った後、所定の時間が経過してから対応する特別図柄表示部に抽選結果を表示させ、さらに、いずれかの特別図柄表示部に大当りの抽選結果を表示させた後は、所定の大当り状態を発生させるようになっている。
このような弾球遊技機では、二つの特別図柄表示部において同時に大当りの抽選結果表示が行われることを回避するために、抽選結果表示延期処理が行われるようになっている。この抽選結果表示延期処理は、一方の特別図柄表示部に係る抽選の後、その抽選結果を一方の特別図柄表示部に表示させるまでの間に、他方の特別図柄表示部に大当りに係る抽選結果を表示させる必要があるとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果の表示タイミングを、他方の特別図柄表示部に係る大当り状態の終了後まで延期する処理である。具体的には、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるタイミングは、予め定められた時間(図柄変動時間)に達したタイミングとなっており、他方の特別図柄表示部における大当りの抽選結果が表示された際に、一方の特別図柄表示部に係る前記時間の計時を一時停止し、他方の特別図柄表示部に係る大当り状態の終了後、所定時間の計時を再開するようになっている。
特開2006−25898号公報
ところで、このような弾球遊技機では、いずれかの抽選契機に基づいて大当りが発生しない限り、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)による抽選結果表示を、互いに干渉することなく独立して行うようになっているので、遊技者がすべての抽選結果を確認するためには、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を常に交互に見なければならず、抽選結果の確認作業が煩雑になるという問題がある。特に、遊技者が大当りを発生させるという抽選結果を確認する回数よりも遊技者が大当りを発生させないという抽選結果を確認する回数が多いため、前述のような煩雑な作業を遊技者に行わせて遊技者に何ら利益を与えないという告知である大当りを発生させないという抽選結果を確認させることは、遊技者に苦痛を与えてしまうという問題点がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、第一始動口と、第二始動口と、第一始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する制御部と、第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示部と、第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示部と、を備え、制御部は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、さらに、制御部は、いずれかの特別図柄表示部に大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっている弾球遊技機において、前記制御部は、第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示部に表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示部に表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、さらに、制御部は、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示時間を、他方の特別図柄表示部において大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知することを特徴とする。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部に表示されるハズレである抽選結果を複数表示することができるので、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を常に交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示を遅延させることで、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
また、第一始動口と、第二始動口と、第一始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する制御部と、第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示部と、第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示部と、を備え、制御部は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、さらに、制御部は、いずれかの特別図柄表示部に大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっている弾球遊技機において、前記制御部は、第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示部に表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示部に表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、さらに、制御部は、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示時間を、他方の特別図柄表示部において大当り状態を発生させないと決定された際に選択される時間であって大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間の最大値の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知することを特徴とする。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部に係る記憶数値に基づくすべてのハズレである抽選結果を表示することができるので、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を常に交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示を遅延させることで、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
さらに、前記所定の条件は、一方の特別図柄表示部に係る抽選結果が大当りになることであることを特徴とする。このようにすると、前記報知が、一方の特別図柄表示部に係る大当り予告となるので、一方の特別図柄表示部で行われる大当り表示の注目度を高めることができる。また、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部に係る抽選で大当りが発生すると、いずれかの特別図柄表示部に係る大当りの抽選結果表示が延期され、連続大当り状態が発生するので、他方の特別図柄表示部における抽選結果表示の注目度も高めることができる。
また、第一始動口と、第二始動口と、第一始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する制御部と、第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示部と、第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示部と、を備え、制御部は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、さらに、制御部は、いずれかの特別図柄表示部に大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっている弾球遊技機において、前記制御部は、第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示部に表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示部に表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、さらに、制御部は、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示時間を、他方の特別図柄表示部において大当り状態を発生させないと決定された際に選択される時間であって大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間の最大値の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知することを特徴とする。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部に係る記憶数値に基づくすべてのハズレである抽選結果を表示することができるので、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を常に交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示を遅延させることで、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
さらに、前記所定の条件は、一方の特別図柄表示部に係る抽選結果が大当りになることであることを特徴とする。このようにすると、前記報知が、一方の特別図柄表示部に係る大当り予告となるので、一方の特別図柄表示部で行われる大当り表示の注目度を高めることができる。また、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部に係る抽選で大当りが発生すると、いずれかの特別図柄表示部に係る大当りの抽選結果表示が延期され、連続大当り状態が発生するので、他方の特別図柄表示部における抽選結果表示の注目度も高めることができる。
以上のような構成によれば、報知後、一方の特別図柄表示部に抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示部における大当り状態を発生させないという抽選結果表示が複数回行われるので、二つの特別図柄表示部(演出図柄表示部)を交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。特に、煩雑な作業を遊技者に行わせて遊技者に何ら利益を与えないという告知である大当り状態を発生させないという抽選結果を確認させるという遊技者の苦痛を取り除くことができる。
[パチンコ遊技機の全体構成]
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はパチンコ遊技機(弾球遊技機)であって、該パチンコ遊技機1は、パチンコ島に固定される外枠2に対して、開閉自在に取り付けられている。パチンコ遊技機1の側方隣接位置には、台間玉貸し機3が並設され、この台間玉貸し機3に、現金又はプリペイドカードを投入することにより、台間玉貸し機3又はパチンコ遊技機1から遊技球が貸し出され、遊技球を用いたパチンコ遊技が可能になる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はパチンコ遊技機(弾球遊技機)であって、該パチンコ遊技機1は、パチンコ島に固定される外枠2に対して、開閉自在に取り付けられている。パチンコ遊技機1の側方隣接位置には、台間玉貸し機3が並設され、この台間玉貸し機3に、現金又はプリペイドカードを投入することにより、台間玉貸し機3又はパチンコ遊技機1から遊技球が貸し出され、遊技球を用いたパチンコ遊技が可能になる。
パチンコ遊技機1の正面部は、遊技球が発射される遊技盤4と、その前方を覆う開閉自在なガラス枠5と、遊技球を貯留する上皿6と、上皿6の余剰球を貯留する下皿7と、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8と、台間玉貸機3に遊技球の貸出指示を行う貸出操作部9と、効果音を出力するスピーカ10と、遊技者によって操作される演出用の操作スイッチSとを備えており、また、パチンコ遊技機1の背面部は、払出用の遊技球を貯留する遊技球タンク11と、遊技球タンク11内の遊技球を上皿6に払い出す賞球払出装置12と、遊技球を発射する発射モータ13と、後述する各種の基板とを備えている。
図3に示すように、遊技盤4には、始動口14、大入賞口15、入賞口(図示せず)、ゲートG、アウト口16、遊技釘17などが配置されており、遊技盤4に発射された遊技球は、遊技釘17によって各口14〜16に誘導される。また、遊技盤4には、特別図柄表示装置(特別図柄表示部)18、演出図柄表示装置19、普通図柄表示装置(図示せず)の表示装置が配置されている。特別図柄表示装置18は、特別図柄を形式的に変動表示した後に特別図柄抽選の結果である特別図柄を停止表示する表示装置であり、例えば、7セグLEDや複数のLEDで構成される。演出図柄表示装置19は、特別図柄に対応した演出図柄を変動表示する表示装置であり、例えば、液晶パネル、リールユニット、ドットマトリクスLED表示器などで構成され、演出図柄のスーパーリーチ演出表示を含む変動表示や停止表示の他、リーチ予告演出表示、大当り状態表示などを行う。
本発明に係るパチンコ遊技機1の遊技盤4には、始動口14A、14B、特別図柄表示装置18A、18B及び演出図柄表示装置19A、19Bがそれぞれ設けられている。第一特別図柄表示装置18Aは、第一特別図柄抽選(第一抽選)の契機である第一始動口14Aに対する遊技球の入賞に応じて、プログラム処理による第一特別図柄抽選に係る特別図柄を変動表示及び停止表示し、第二特別図柄表示装置18Bは、第二特別図柄抽選(第二抽選)の契機である第二始動口14Bに対する遊技球の入賞に応じて、プログラム処理による第二特別図柄抽選に係る特別図柄を変動表示及び停止表示し、第一演出図柄表示装置19Aは、第一特別図柄抽選に係る演出図柄の変動表示等を行い、第二演出図柄表示装置19Bは、第二特別図柄抽選に係る演出図柄の変動表示等を行うようになっている。ここで、本実施形態におけるプログラム処理による特別図柄抽選は、始動口14A又は14Bに入賞した際にカウンタ値、乱数値などの数値を取得すると共に、所定の当選判定テーブルを用いて、取得した数値が大当りとなる数値か否か及び大当りの種別を何にするかという判断を行う処理となっている。なお、演出図柄表示装置19A、19Bを構成する表示デバイスやその組み合せは、任意に変更することができる。
[パチンコ遊技機の基本動作]
上皿6に遊技球が貯留された状態で発射ハンドル8を回し操作すると、遊技盤4に向けて遊技球が発射される。発射された遊技球が始動口14A、14Bや入賞口(図示せず)に入賞した場合は、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球がゲートGを通過したときは、普通図柄表示装置(図示せず)において普通図柄の変動表示が行われ、その停止図柄が所定の当り図柄である場合は、第二始動口14Bに設けられる普通電動役物14aが所定時間にわたって開放動作され、第二始動口14Bの入口の大きさが拡がり、入賞が発生しやすい状態へ変化するようになっている。なお、本実施形態では、2つの始動口14A、14Bのうち第二始動口14Bのみ普通電動役物14aが設けられているため、単位時間あたりの平均入賞球数は、第一始動口14Aよりも第二始動口14Bの方が多くなっている。また、遊技球が第一始動口14Aに入賞した際に第一特別図柄抽選に用いる数値を取得すると共に、該数値を用いた第一特別図柄抽選の結果に基づいて第一特別図柄表示装置18A及び第一演出図柄表示装置19Aにおいて特別図柄及び特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われるようになっている。さらに、遊技球が第二始動口14Bに入賞した際に第二特別図柄抽選に用いる数値を取得すると共に、該数値を用いた第二特別図柄抽選の結果に基づいて第二特別図柄表示装置18B及び第二演出図柄表示装置19Bにおいて特別図柄及び特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われるようになっている。そして、これらの図柄が予め決められた当り配列(特図特定表示、演図特定表示)で停止すると、遊技者が多くの遊技球を獲得可能な大当りモード(大当り状態)となる。
上皿6に遊技球が貯留された状態で発射ハンドル8を回し操作すると、遊技盤4に向けて遊技球が発射される。発射された遊技球が始動口14A、14Bや入賞口(図示せず)に入賞した場合は、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球がゲートGを通過したときは、普通図柄表示装置(図示せず)において普通図柄の変動表示が行われ、その停止図柄が所定の当り図柄である場合は、第二始動口14Bに設けられる普通電動役物14aが所定時間にわたって開放動作され、第二始動口14Bの入口の大きさが拡がり、入賞が発生しやすい状態へ変化するようになっている。なお、本実施形態では、2つの始動口14A、14Bのうち第二始動口14Bのみ普通電動役物14aが設けられているため、単位時間あたりの平均入賞球数は、第一始動口14Aよりも第二始動口14Bの方が多くなっている。また、遊技球が第一始動口14Aに入賞した際に第一特別図柄抽選に用いる数値を取得すると共に、該数値を用いた第一特別図柄抽選の結果に基づいて第一特別図柄表示装置18A及び第一演出図柄表示装置19Aにおいて特別図柄及び特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われるようになっている。さらに、遊技球が第二始動口14Bに入賞した際に第二特別図柄抽選に用いる数値を取得すると共に、該数値を用いた第二特別図柄抽選の結果に基づいて第二特別図柄表示装置18B及び第二演出図柄表示装置19Bにおいて特別図柄及び特別図柄に係る演出図柄の変動表示及び停止表示が行われるようになっている。そして、これらの図柄が予め決められた当り配列(特図特定表示、演図特定表示)で停止すると、遊技者が多くの遊技球を獲得可能な大当りモード(大当り状態)となる。
なお、各始動口14A、14Bに対する遊技球の入賞に応じて取得した抽選用の数値は、各始動口14A、14B毎に設定される上限個数(本実施形態では、各4個)を限度として記憶されるようになっており、先に行われた抽選の結果表示を待って、次の記憶数値に基づいた抽選が行われるようになっている。そして、大当りモードの発生時以外は、各特別図柄表示装置18A、18Bに係る特別図柄抽選が互いに干渉することなく独立して行われるようになっている。
以下、大当り状態の開始、終了などを契機として切換えられるパチンコ遊技機1の各種遊技モードについて、図4を参照して説明する。
以下、大当り状態の開始、終了などを契機として切換えられるパチンコ遊技機1の各種遊技モードについて、図4を参照して説明する。
(1)通常モード
このモードでは、特別図柄抽選における2段階の大当り確率のうち、低確率(例えば、1/300)が適用される。また、このモードでは、普通図柄の抽選サイクルが長くなっている。
(2)大当りモード(大当り状態)
このモードは、特別図柄(演出図柄)が予め決められた当り配列で停止したときに実行され、大入賞口15に設けられる特別電動役物15aの開放動作が行われる。この開放動作は、所定時間の経過(例えば、30秒)又は所定個数の入賞(例えば、10球)を1ラウンドとし、所定のラウンド数(例えば、15ラウンド)に亘って繰り返される。
(3)確率変動モード
このモードは、大当りモードが終了した後、所定の確率(例えば、1/2)で実行される。すなわち、特別図柄抽選の大当りには、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を低確率にする通常当りと、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を高確率にする確率変動当りとがある。例えば、大当り時の停止図柄が特定の確率変動図柄であったとき、確率変動当りとなる。そして、確率変動モードでは、大当り確率が高確率(例えば、1/30)となり、また、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、再び大当りを発生させることができる。
(4)時間短縮モード
このモードは、通常当りの大当りモードが終了した後に実行される。時間短縮モードでは、特別図柄抽選の大当り確率が低確率であるが、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、遊技を継続することができる。ただし、このモードは、大当り終了後、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば、100回)となった時点で終了し、通常モードに切り換えられる。
このモードでは、特別図柄抽選における2段階の大当り確率のうち、低確率(例えば、1/300)が適用される。また、このモードでは、普通図柄の抽選サイクルが長くなっている。
(2)大当りモード(大当り状態)
このモードは、特別図柄(演出図柄)が予め決められた当り配列で停止したときに実行され、大入賞口15に設けられる特別電動役物15aの開放動作が行われる。この開放動作は、所定時間の経過(例えば、30秒)又は所定個数の入賞(例えば、10球)を1ラウンドとし、所定のラウンド数(例えば、15ラウンド)に亘って繰り返される。
(3)確率変動モード
このモードは、大当りモードが終了した後、所定の確率(例えば、1/2)で実行される。すなわち、特別図柄抽選の大当りには、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を低確率にする通常当りと、大入賞口15の開放動作後、特別図柄抽選の当選確率を高確率にする確率変動当りとがある。例えば、大当り時の停止図柄が特定の確率変動図柄であったとき、確率変動当りとなる。そして、確率変動モードでは、大当り確率が高確率(例えば、1/30)となり、また、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、再び大当りを発生させることができる。
(4)時間短縮モード
このモードは、通常当りの大当りモードが終了した後に実行される。時間短縮モードでは、特別図柄抽選の大当り確率が低確率であるが、普通図柄抽選の抽選サイクルが短く、しかも、普通電動役物14aの開放時間が長いため、持ち玉をほとんど減らすことなく、遊技を継続することができる。ただし、このモードは、大当り終了後、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば、100回)となった時点で終了し、通常モードに切り換えられる。
[パチンコ遊技機の基板構成]
次に、パチンコ遊技機1の基板構成について、図5を参照して説明する。この図に示すように、パチンコ遊技機1は、少なくとも主基板21と、該主基板21からのコマンドに応じて、演出処理などを行う周辺基板22とを備えている。本実施形態の主基板21は、主制御基板23、払出制御基板24及び発射モータ制御基板25を含み、周辺基板22は、演出図柄表示制御基板26、音声制御基板27及びランプ制御基板28を含んでいる。なお、特許請求の範囲に記載の制御部は、上記すべての制御基板を含む概念とする。
次に、パチンコ遊技機1の基板構成について、図5を参照して説明する。この図に示すように、パチンコ遊技機1は、少なくとも主基板21と、該主基板21からのコマンドに応じて、演出処理などを行う周辺基板22とを備えている。本実施形態の主基板21は、主制御基板23、払出制御基板24及び発射モータ制御基板25を含み、周辺基板22は、演出図柄表示制御基板26、音声制御基板27及びランプ制御基板28を含んでいる。なお、特許請求の範囲に記載の制御部は、上記すべての制御基板を含む概念とする。
払出制御基板24には、玉切れスイッチ29、払出センサ30、払出モータ31などが接続されており、主制御基板23からの払出信号に応じて、遊技球の払い出しを行うほか、台間玉貸し機3からの貸出信号に応じて、遊技球の払い出しを行う。また、発射モータ制御基板25には、発射スイッチ(ハンドル角センサ)32、タッチセンサ33、発射モータ13などが接続されており、発射スイッチ32及びタッチセンサ33がONのとき、発射モータ13を駆動させる。つまり、遊技者が発射ハンドル8に触れると、タッチセンサ33がONとなり遊技球の発射が可能な状態になるようになっている。
主制御基板23には、入賞口(図示せず)に対する遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチSW1、第一始動口14Aに対する遊技球の入賞を検出する第一始動口スイッチSW2、第二始動口14Bに対する遊技球の入賞を検出する第二始動口スイッチSW3、ゲートGにおける遊技球の通過を検出するゲートスイッチSW4、大入賞口15に対する遊技球の入賞を検出する大入賞口スイッチSW5などのセンサ類と、普通電動役物14aや特別電動役物15aを開閉動作させるソレノイドSOLなどのアクチュエータ類と、特別図柄表示装置18A、18B、普通図柄表示装置20などの表示デバイス類とが接続されている。そして、主制御基板23は、上記各スイッチSW1〜SW5の検出信号に応じて、特別図柄抽選処理、特別図柄表示処理、抽選結果表示延期処理、コマンド送信処理、大入賞口開閉処理などを行う。
演出図柄表示制御基板26には、演出図柄表示装置19A、19Bが接続されており、主制御基板23からのコマンドに応じて、演出図柄表示装置19A、19Bに演出図柄を変動表示させる。具体的には、主制御基板23から送信される変動パターン(演出図柄変動表示時間及び特別図柄抽選結果を含むコマンド)というコマンドに応じて、演出図柄表示装置19A、19Bに演出図柄を変動表示させるようになっている。なお、前記した演出図柄を変動表示させる時間は、後述する第一抽選結果表示時間TA1及び第二抽選結果表示時間TB1と同値であり、演出図柄表示制御基板26における前記した演出図柄を変動表示させる時間の計時のタイミングは、後述する主制御基板23における第一抽選結果表示時間TA1及び第二抽選結果表示時間TB1の計時のタイミングと同じとなっている。また、演出図柄表示制御基板26には、操作スイッチSが接続されており、操作スイッチSの操作に応じたスイッチ演出表示を行う。また、音声制御基板27には、スピーカ10が接続されており、主制御基板23(又は演出図柄表示制御基板26)からのコマンドに応じて、所定の演出音声をスピーカ10から出音させる。また、ランプ制御基板28には、発光表示ランプLが接続されており、主制御基板23(又は演出図柄表示制御基板26)からのコマンドに応じて、発光表示ランプLを点灯動作させる。
[特別図柄抽選処理]
次に、主制御基板23が行う特別図柄抽選処理、特別図柄表示処理、抽選結果表示延期処理及び新規な抽選結果表示時間設定処理と、演出図柄表示制御基板26が行う新規な報知処理について順次説明する。主制御基板23は、第一始動口14Aに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否か及び大当りの種別を何にするかという第一特別図柄抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数N(本実施形態では、4個)を限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口14Bに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否か及び大当りの種別を何にするかという第二特別図柄抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数M(本実施形態では、4個)を限度として記憶する第二記憶領域を有する。そして、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選を行い、次いで、主制御基板23は、第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選の結果に基づいて、後述の第一抽選結果表示時間TA1及び第二抽選結果表示時間TB1を決定するようになっている。なお、主制御基板23は、第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選が終了した際に前記数値を前記記憶領域から削除していくようになっている。
次に、主制御基板23が行う特別図柄抽選処理、特別図柄表示処理、抽選結果表示延期処理及び新規な抽選結果表示時間設定処理と、演出図柄表示制御基板26が行う新規な報知処理について順次説明する。主制御基板23は、第一始動口14Aに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否か及び大当りの種別を何にするかという第一特別図柄抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数N(本実施形態では、4個)を限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口14Bに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否か及び大当りの種別を何にするかという第二特別図柄抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数M(本実施形態では、4個)を限度として記憶する第二記憶領域を有する。そして、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選を行い、次いで、主制御基板23は、第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選の結果に基づいて、後述の第一抽選結果表示時間TA1及び第二抽選結果表示時間TB1を決定するようになっている。なお、主制御基板23は、第一特別図柄抽選及び第二特別図柄抽選が終了した際に前記数値を前記記憶領域から削除していくようになっている。
[特別図柄表示処理]
主制御基板23は、第一特別図柄抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間TA1に達した際に、第一特別図柄抽選の抽選結果を第一特別図柄表示装置18Aに後述の時間TA2の間、表示させ、また、第二特別図柄抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間TB1に達した際に、第二特別図柄抽選の抽選結果を第二特別図柄表示装置18Bに後述の時間TB2の間、表示させる。抽選後、特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの前記時間TA1、TB1は、一定時間ではなく、演出表示が行われる演出図柄表示装置19A、19Bの演出内容などを考慮して決定される。そして、この演出内容は、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合と、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合と、で異なるようになっており、当然に前記時間TA1、TB1も、上記の場合で異なるようになっている。なお、本実施形態では、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合のTA1、TB1は、時間が最大値である大当り最大TA1、TB1と、時間が最小値である大当り最小TA1、TB1と、その間の時間に設定されている大当りTA1、TB1と、から選択されるようになっている。また、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合のTA1、TB1も、時間が最大値である非大当り最大TA1、TB1と、時間が最小値である非大当り最小TA1、TB1と、その間の時間に設定されている非大当りTA1、TB1と、から選択されるようになっている。さらに、抽選結果は、所定時間TA2、TB2(図柄停止表示時間)が経過するまで特別図柄表示装置18A、18Bに表示させる。つまり、一回の抽選に係る特別図柄表示装置18A、18Bの図柄表示時間TA、TBは、図柄変動表示時間であるTA1、TB1と図柄停止表示時間であるTA2、TB2とを加算した時間であり、これらの時間を主制御基板23のタイマにより計時し、特別図柄表示装置18A、18Bの表示時間を管理するようになっている。なお、本実施形態では、時間TA2、TB2は、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合と、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合と、で同一の時間となっている。しかし、前記場合で異なるようにしても良く、大当りの場合は、前記時間TA2、TB2を大当りTA2、TB2と、非大当りの場合は、前記時間TA2、TB2を非大当りTA2、TB2とする。
主制御基板23は、第一特別図柄抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間TA1に達した際に、第一特別図柄抽選の抽選結果を第一特別図柄表示装置18Aに後述の時間TA2の間、表示させ、また、第二特別図柄抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間TB1に達した際に、第二特別図柄抽選の抽選結果を第二特別図柄表示装置18Bに後述の時間TB2の間、表示させる。抽選後、特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの前記時間TA1、TB1は、一定時間ではなく、演出表示が行われる演出図柄表示装置19A、19Bの演出内容などを考慮して決定される。そして、この演出内容は、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合と、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合と、で異なるようになっており、当然に前記時間TA1、TB1も、上記の場合で異なるようになっている。なお、本実施形態では、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合のTA1、TB1は、時間が最大値である大当り最大TA1、TB1と、時間が最小値である大当り最小TA1、TB1と、その間の時間に設定されている大当りTA1、TB1と、から選択されるようになっている。また、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合のTA1、TB1も、時間が最大値である非大当り最大TA1、TB1と、時間が最小値である非大当り最小TA1、TB1と、その間の時間に設定されている非大当りTA1、TB1と、から選択されるようになっている。さらに、抽選結果は、所定時間TA2、TB2(図柄停止表示時間)が経過するまで特別図柄表示装置18A、18Bに表示させる。つまり、一回の抽選に係る特別図柄表示装置18A、18Bの図柄表示時間TA、TBは、図柄変動表示時間であるTA1、TB1と図柄停止表示時間であるTA2、TB2とを加算した時間であり、これらの時間を主制御基板23のタイマにより計時し、特別図柄表示装置18A、18Bの表示時間を管理するようになっている。なお、本実施形態では、時間TA2、TB2は、大当り状態を発生させないという抽選結果である場合と、大当り状態を発生させるという抽選結果である場合と、で同一の時間となっている。しかし、前記場合で異なるようにしても良く、大当りの場合は、前記時間TA2、TB2を大当りTA2、TB2と、非大当りの場合は、前記時間TA2、TB2を非大当りTA2、TB2とする。
[抽選結果表示延期処理]
特別図柄表示装置18A、18Bにおける特別図柄表示は、通常、独立して行われるが、二つの特別図柄表示装置18A、18Bにおいて同時に大当りの抽選結果表示が行われる可能性があるときは、それを回避するために抽選結果表示延期処理が行われるようになっている。具体的には、第一特別図柄抽選が行われた後であって第一時間TA1に達する前に、第二特別図柄抽選によって第二特別図柄表示装置18Bに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一特別図柄抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二特別図柄抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示装置18Aに表示される第一特別図柄抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理と、第二特別図柄抽選が行われた後であって第二時間TB1に達する前に、第一特別図柄抽選によって第一特別図柄表示装置18Aに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二特別図柄抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一特別図柄抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示装置18Bに表示される第二特別図柄抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理とが行われるようになっている。なお、実際の処理では、図6に示すように、計時からA秒経過後に計時を一時停止した場合、大当り状態の終了後、所定の待ち時間(C秒)が経過してから、第一時間TA1又は第二時間TB1の残り時間(B秒)の計時を再開するようになっている。
特別図柄表示装置18A、18Bにおける特別図柄表示は、通常、独立して行われるが、二つの特別図柄表示装置18A、18Bにおいて同時に大当りの抽選結果表示が行われる可能性があるときは、それを回避するために抽選結果表示延期処理が行われるようになっている。具体的には、第一特別図柄抽選が行われた後であって第一時間TA1に達する前に、第二特別図柄抽選によって第二特別図柄表示装置18Bに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一特別図柄抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二特別図柄抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示装置18Aに表示される第一特別図柄抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理と、第二特別図柄抽選が行われた後であって第二時間TB1に達する前に、第一特別図柄抽選によって第一特別図柄表示装置18Aに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二特別図柄抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一特別図柄抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示装置18Bに表示される第二特別図柄抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理とが行われるようになっている。なお、実際の処理では、図6に示すように、計時からA秒経過後に計時を一時停止した場合、大当り状態の終了後、所定の待ち時間(C秒)が経過してから、第一時間TA1又は第二時間TB1の残り時間(B秒)の計時を再開するようになっている。
[新規な抽選結果表示時間設定処理]
主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定するようになっている。具体的には、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間、つまり、図柄表示時間TB、TAは、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間となる。従って、主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の二倍よりも長く設定するようになっている。
主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定するようになっている。具体的には、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間、つまり、図柄表示時間TB、TAは、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間となる。従って、主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の二倍よりも長く設定するようになっている。
また、以下のようにしても良い。
主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定する。
例えば、図7に示すように、第一特別図柄表示装置18Aに新規な抽選結果表示時間設定処理を適用する場合、図柄表示時間TAは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TBの(M+1)倍よりも長く設定されるようになっており、逆に、第二特別図柄表示装置18Bに新規な抽選結果表示時間設定処理を適用する場合、図柄表示時間TBは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TAの(N+1)倍よりも長く設定されるようになっている。ここで、N、Mは、前述した抽選用記憶数値の上限個数であり、本実施形態では、上限個数N、Mがいずれも4個であるため、新規な抽選結果表示時間設定処理により設定される図柄表示時間TA、TBは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TB、TAの5倍よりも長く設定されることになる。なお、(+1)倍は、現在変動中の特別図柄が停止するまでの時間を考慮したものである。
主制御基板23は、所定の条件が成立すると、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定する。
例えば、図7に示すように、第一特別図柄表示装置18Aに新規な抽選結果表示時間設定処理を適用する場合、図柄表示時間TAは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TBの(M+1)倍よりも長く設定されるようになっており、逆に、第二特別図柄表示装置18Bに新規な抽選結果表示時間設定処理を適用する場合、図柄表示時間TBは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TAの(N+1)倍よりも長く設定されるようになっている。ここで、N、Mは、前述した抽選用記憶数値の上限個数であり、本実施形態では、上限個数N、Mがいずれも4個であるため、新規な抽選結果表示時間設定処理により設定される図柄表示時間TA、TBは、大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するため図柄表示時間TB、TAの5倍よりも長く設定されることになる。なお、(+1)倍は、現在変動中の特別図柄が停止するまでの時間を考慮したものである。
一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1、つまり図柄表示時間TA、TBに上記のような極めて長い時間を設定する所定の条件は、任意に設定することができる。
例えば、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当り(確率変動当り及び通常当り)になること、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が通常当りの大当りになること、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が確率変動当りの大当りになること、
所定の当り確率で行われる演出抽選の抽選結果が当りになること、
などを条件として上記のような極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1を設定することができる。
例えば、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当り(確率変動当り及び通常当り)になること、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が通常当りの大当りになること、
一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が確率変動当りの大当りになること、
所定の当り確率で行われる演出抽選の抽選結果が当りになること、
などを条件として上記のような極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1を設定することができる。
[新規な報知処理]
演出図柄表示制御基板26は、上記のような極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1が設定された場合、これを変動パターンにより判断して所定の報知を行わせるようになっている。例えば、遊技盤4上に配置されるチャンスタイム報知ランプLを点灯させる。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間は、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおける抽選結果表示のみが行われるので、二つの特別図柄表示装置18A、18B(演出図柄表示装置19A、19B)を交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定することにより、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに係る記憶数値に基づくすべての抽選結果(大当り状態を発生させないという抽選結果)が表示されるまで、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示を遅延させて、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
演出図柄表示制御基板26は、上記のような極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1が設定された場合、これを変動パターンにより判断して所定の報知を行わせるようになっている。例えば、遊技盤4上に配置されるチャンスタイム報知ランプLを点灯させる。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間は、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおける抽選結果表示のみが行われるので、二つの特別図柄表示装置18A、18B(演出図柄表示装置19A、19B)を交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定することにより、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに係る記憶数値に基づくすべての抽選結果(大当り状態を発生させないという抽選結果)が表示されるまで、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示を遅延させて、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
また、前記所定の条件を、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当りになることとした場合は、前記報知が、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る大当り予告となるので、一方の特別図柄表示装置18A、18Bで行われる大当り表示の注目度を高めることができる。しかも、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに係る抽選で大当りが発生すると、いずれかの特別図柄表示装置18A、18Bに係る大当りの抽選結果表示が前記延期処理の対象となり、連続大当り状態が発生するので、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおける抽選結果表示の注目度も高めることができる。
次に、前記所定の条件を、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当りになることとした場合における新規な抽選結果表示時間設定処理及び新規な報知処理の具体的な処理手順について、図8及び図9を参照して説明する。図8に示すように、主制御基板23が行う新規な抽選結果表示時間設定処理は、第一特別図柄抽選又は第二特別図柄抽選が行われた後に実行される処理であり、まず、抽選結果を参照して、いずれかの抽選結果が当りか否かを判断する(S11)。この判断結果がNOの場合は、通常の抽選結果表示時間設定処理(S12)にて抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を設定するが、判断結果がYESの場合は、当りとなった一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、非大当り最大TB1、TA1と時間TB2、TA2(若しくは非大当りTB2、TA2)を加算した時間の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定する(S13)。そして、ここで設定された極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)に基づいて一方の特別図柄表示装置18A、18Bが制御されると共に、極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1及び抽選結果が変動パターンとして演出図柄表示制御基板26に送信されるようになっている。
図9に示すように、演出図柄表示制御基板26が行う新規な報知処理は、変動パターンを受信した後に実行される処理であり、まず、受信した変動パターンが極めて長いものであるか否かを判断する(S21)。すなわち、変動パターンに含まれる演出図柄変動表示時間(抽選結果表示時間TA1、TB1)が所定の基準時間を超えているか否かを判断しており、この判断結果がYESの場合は、変動パターンに含まれる演出図柄変動表示時間(抽選結果表示時間TA1、TB1)が経過するまで前記チャンスタイム報知ランプLを点灯させるという報知開始処理を行う一方(S22)、判断結果がNOの場合は、報知終了処理によりチャンスタイム報知ランプLを消灯させるようになっている(S23)。
なお、本実施形態では、図8のS11に示すように一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当りの場合にのみ極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1を設定しているが、所定の当り確率で行われる演出抽選の抽選結果が当りとなった場合、及び一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果が大当りの場合に極めて長い抽選結果表示時間TA1、TB1を設定しても良い。その場合は、図9に示すチャンスタイム報知よって、大当りが発生する可能性があることを遊技者に告知することができる。また、前述の場合に図9に示す制御に換えて、変動パターンに基づいて大当りを判断する処理ステップ(S24)を追加した図10に示す制御にして、当該判断結果がYESの場合にのみチャンスタイム報知を行うようにしてもよい。この場合、チャンスタイム報知によって大当りが発生することを遊技者に告知することができる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、第一始動口14Aと、第二始動口14Bと、第一始動口14Aに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口14Bに対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する主制御基板23と、第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間TA1に達した際に、主制御基板23によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示装置18Aと、第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間TB1に達した際に、主制御基板23によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示装置18Bとを備え、主制御基板23は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、さらに、主制御基板23は、いずれかの特別図柄表示装置18A、18Bに大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっているパチンコ遊技機1において、主制御基板23は、第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間TA1に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示装置18Bに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示装置18Aに表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間TB1に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示装置18Aに大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示装置18Bに表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、さらに、主制御基板23及び演出図柄表示制御基板26は、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて、大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知するようにしたので、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに表示されるハズレである抽選結果を複数表示することができ、その結果、二つの特別図柄表示装置18A、18B(演出図柄表示装置19A、19B)を常に交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる。また、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示を遅延させることで、当該抽選結果表示に対する注目度を高めることができる。
また、所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示時間TA1、TB1(又は図柄表示時間TA、TB)を、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおいて大当り状態を発生させないと決定された際に選択される時間であって大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間TB、TAの最大値の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知するようにしてもよい。このようにすると、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに係る記憶数値に基づくすべてのハズレである抽選結果を表示することができるので、二つの特別図柄表示装置18A、18B(演出図柄表示装置19A、19B)を常に交互に見るという煩雑な確認作業が不要になる期間を長くすることができる。また、一方の特別図柄表示装置18A、18Bにおける抽選結果表示をさらに遅延させることで、当該抽選結果表示に対する注目度を一層高めることができる。
また、前記所定の条件を、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る抽選結果の大当りとした場合は、前記報知が、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに係る大当り予告となるので、一方の特別図柄表示装置18A、18Bで行われる大当り表示の注目度を高めることができる。また、報知後、一方の特別図柄表示装置18A、18Bに抽選結果が表示されるまでの間に、他方の特別図柄表示装置18B、18Aに係る抽選で大当りが発生すると、いずれかの特別図柄表示装置18A、18Bに係る大当りの抽選結果表示が延期され、連続大当り状態が発生するので、他方の特別図柄表示装置18B、18Aにおける抽選結果表示の注目度も高めることができる。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
14A 第一始動口
14B 第二始動口
15 大入賞口
18A 第一特別図柄表示装置
18B 第二特別図柄表示装置
19A 第一演出図柄表示装置
19B 第二演出図柄表示装置
23 主制御基板
26 演出図柄表示制御基板
L チャンスタイム報知ランプ
4 遊技盤
14A 第一始動口
14B 第二始動口
15 大入賞口
18A 第一特別図柄表示装置
18B 第二特別図柄表示装置
19A 第一演出図柄表示装置
19B 第二演出図柄表示装置
23 主制御基板
26 演出図柄表示制御基板
L チャンスタイム報知ランプ
Claims (3)
- 第一始動口と、
第二始動口と、
第一始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する制御部と、
第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示部と、
第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示部と、
を備え、
制御部は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、
さらに、制御部は、いずれかの特別図柄表示部に大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっている弾球遊技機において、
前記制御部は、
第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、
第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示部に表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、
第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、
第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示部に表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、
さらに、制御部は、
所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示時間を、他方の特別図柄表示部において大当り状態を発生させないという抽選結果を二回以上表示するのに必要な時間よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知することを特徴とする弾球遊技機。 - 第一始動口と、
第二始動口と、
第一始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第一抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Nを限度として記憶する第一記憶領域を有すると共に、第二始動口に対する遊技球の入賞に応じて、大当り状態を発生させるか否かという第二抽選に用いる数値を取得し、取得した数値を設定された上限個数Mを限度として記憶する第二記憶領域を有する制御部と、
第一抽選が行われた後から計時される時間が第一抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第一特別図柄表示部と、
第二抽選が行われた後から計時される時間が第二抽選結果表示時間に達した際に、制御部によって抽選結果の表示がなされる第二特別図柄表示部と、
を備え、
制御部は、各記憶領域に記憶された数値をそれぞれの前記記憶領域に記憶された順に読み出して、読み出した数値に基づいて第一抽選及び第二抽選を行い、次いで、前記抽選が終了した数値を前記記憶領域から削除していくようになっており、
さらに、制御部は、いずれかの特別図柄表示部に大当りを示す抽選結果を表示させた後に、所定の大当り状態を発生させるようになっている弾球遊技機において、
前記制御部は、
第一抽選が行われた後であって第一抽選結果表示時間に達する前に、第二抽選によって第二特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、
第一抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第二抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第一特別図柄表示部に表示される第一抽選の抽選結果の表示時期が延期される第一抽選結果表示延期処理を行い、
第二抽選が行われた後であって第二抽選結果表示時間に達する前に、第一抽選によって第一特別図柄表示部に大当り状態を示す抽選結果を表示したときに、
第二抽選が行われた後から計時されている時間の計時を一旦停止し、第一抽選に係る大当り状態の終了後に前記時間の計時を再開することで、第二特別図柄表示部に表示される第二抽選の抽選結果の表示時期が延期される第二抽選結果表示延期処理を行うようになっており、
さらに、制御部は、
所定の条件が成立したとき、一方の特別図柄表示部における抽選結果表示時間を、他方の特別図柄表示部において大当り状態を発生させないと決定された際に選択される時間であって大当り状態を発生させないという抽選結果を必ず一回表示するために必要な時間の最大値の(M+1)倍又は(N+1)倍よりも長く設定すると共に、その旨を遊技者に報知することを特徴とする弾球遊技機。 - 前記所定の条件は、一方の特別図柄表示部に係る抽選結果が大当りになることである請求項1又は2記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309863A JP2008125517A (ja) | 2006-11-16 | 2006-11-16 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309863A JP2008125517A (ja) | 2006-11-16 | 2006-11-16 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008125517A true JP2008125517A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39551977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006309863A Pending JP2008125517A (ja) | 2006-11-16 | 2006-11-16 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008125517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013135719A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
-
2006
- 2006-11-16 JP JP2006309863A patent/JP2008125517A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013135719A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
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