JP2008124401A - 電気機器収納用箱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て作業を簡易化することができるとともに、組み立て状態における剛性の向上をも図ることができ、ひいては各板部材の薄型化を実現可能な電気機器収納用箱体を提供する。
【解決手段】各板部材の周縁に形成された折り返し部Sにシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部Rと折り返し部Sとを接着して組み立てるようにした。したがって、各板部材をネジ止めして組み立てていた従来の電気機器収納用箱体と比較して、組立作業を非常に簡素なものとすることができる。また、接着面積を比較的広くとることができる折り返し部Sと折り曲げ部Rとを接着させるようにしているため、接着面が不用意に剥がれたりするおそれがなく、電気機器収納用箱体の安定性を高めることができる。
【選択図】図3
【解決手段】各板部材の周縁に形成された折り返し部Sにシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部Rと折り返し部Sとを接着して組み立てるようにした。したがって、各板部材をネジ止めして組み立てていた従来の電気機器収納用箱体と比較して、組立作業を非常に簡素なものとすることができる。また、接着面積を比較的広くとることができる折り返し部Sと折り曲げ部Rとを接着させるようにしているため、接着面が不用意に剥がれたりするおそれがなく、電気機器収納用箱体の安定性を高めることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、たとえば配電用機器や通信機器等の各種電気機器を収納するための電気機器収納用箱体(以下、収納箱と称す)に関するものである。
従来、配電用機器や通信機器等といった各種電気機器を収納するための収納箱としては、アングル枠等を溶接してフレームを形成し、その周囲各面に閉塞板を溶接やネジ止めによって取り付けて形成したものや、金属板を折り曲げて背板及び側板等を連続形成し、天板や底板等をその金属板に溶接等により取り付けて形成するといったフレームレス構造のものがある。
しかしながら、上記フレーム構造の収納箱やフレームレス構造の収納箱は、何れも工場等で組み立てられた状態で出荷され、保管及び運搬は該組み立て状態のまま行われる。したがって、保管のために広いスペースが必要となるし、運搬時における効率も悪く、一度に多くの収納箱を運搬できないという問題がある。
そこで、背板、天板、底板、及び側板等を設置現場でネジ止め等により組み立て可能とした収納箱が提案されている(たとえば、特許文献1)。該構成のものにあっては、設置現場で組み立てるまで各板を重ねて保管及び運搬することができるため、保管スペースが狭くてすむし、運搬時の効率を向上することができ、運搬コストを低減することができる、といった利点がある。
そこで、背板、天板、底板、及び側板等を設置現場でネジ止め等により組み立て可能とした収納箱が提案されている(たとえば、特許文献1)。該構成のものにあっては、設置現場で組み立てるまで各板を重ねて保管及び運搬することができるため、保管スペースが狭くてすむし、運搬時の効率を向上することができ、運搬コストを低減することができる、といった利点がある。
しかしながら、上記特許文献1に記載の収納箱は、背板、天板、底板、及び側板を全てネジ止めにより組み立てるものであるため、組み立て作業に手間がかかるし、組み立てた収納箱に十分な剛性を保たせることが難しく、各板部材を分厚く形成する必要がある等といった問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであって、組み立て作業を簡易化することができるとともに、組み立て状態における剛性の向上をも図ることができ、ひいては各板部材の薄型化を実現可能な収納箱を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の板部材を組み立てることで前面を除く他の5面が閉塞された箱本体と、該箱本体に組み付けられ、前記前面を開閉する扉部材とからなる電気機器収納用箱体であって、前記板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成するとともに、前記折り曲げ部の少なくとも一部にシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部同士を接着して組み立て可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、組み立て状態において隣接する折り曲げ部の一方に爪片を、他方に前記爪片を挿通可能なスリットを開設し、折り曲げ部同士の接着とともに前記爪片を前記スリットへ挿通させ、さらに爪片を前記スリットへの挿通状態にて折り曲げ可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、組み立て状態において隣接する折り曲げ部の一方に爪片を、他方に前記爪片を挿通可能なスリットを開設し、折り曲げ部同士の接着とともに前記爪片を前記スリットへ挿通させ、さらに爪片を前記スリットへの挿通状態にて折り曲げ可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成しているため、各板部材の剛性を向上することができる。したがって、組み立て状態における電気機器収納用箱体を安定したものとすることができるし、従来よりも各板部材の薄型化を図ることができるため、組み立て作業や運搬作業等の作業効率を向上することができる。
また、本発明によれば、折り曲げ部の少なくとも一部にシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部同士を接着して組み立て可能としているため、各板部材をネジ止めして組み立てていた従来の収納箱と比較して、組立作業を非常に簡素なものとすることができる。さらに、接着面積を比較的広くとることができる折り曲げ部同士を接着させるようにしているため、接着面が不用意に剥がれたりするおそれがなく、電気機器収納用箱体の安定性を高めることができる。
加えて、請求項2に記載の発明によれば、組み立て状態において隣接する折り曲げ部の一方に爪片を、他方に爪片を挿通可能なスリットを開設し、折り曲げ部同士の接着とともに爪片をスリットへ挿通させ、さらに爪片をスリットへの挿通状態にて折り曲げるようにしているため、電気機器収納用箱体の剛性の更なる向上を図ることができるし、板部材同士を接着するにあたり、爪片のスリットへの挿通作業が板部材同士の位置決め作業にもなるため、組み立て作業の一層の簡素化を実現することができる。
また、本発明によれば、折り曲げ部の少なくとも一部にシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部同士を接着して組み立て可能としているため、各板部材をネジ止めして組み立てていた従来の収納箱と比較して、組立作業を非常に簡素なものとすることができる。さらに、接着面積を比較的広くとることができる折り曲げ部同士を接着させるようにしているため、接着面が不用意に剥がれたりするおそれがなく、電気機器収納用箱体の安定性を高めることができる。
加えて、請求項2に記載の発明によれば、組み立て状態において隣接する折り曲げ部の一方に爪片を、他方に爪片を挿通可能なスリットを開設し、折り曲げ部同士の接着とともに爪片をスリットへ挿通させ、さらに爪片をスリットへの挿通状態にて折り曲げるようにしているため、電気機器収納用箱体の剛性の更なる向上を図ることができるし、板部材同士を接着するにあたり、爪片のスリットへの挿通作業が板部材同士の位置決め作業にもなるため、組み立て作業の一層の簡素化を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態となる収納箱について、図面をもとに説明する。
図1は、収納箱1の外観を示した斜視説明図であり、図2は、収納箱1の前扉2を取り外した状態を示した斜視説明図である。また、図3は、分解状態にある底板5及び背板6の一部と、右側の側板4とを示した斜視説明図であり、図4は、図3中のA部の拡大説明図である。
図1は、収納箱1の外観を示した斜視説明図であり、図2は、収納箱1の前扉2を取り外した状態を示した斜視説明図である。また、図3は、分解状態にある底板5及び背板6の一部と、右側の側板4とを示した斜視説明図であり、図4は、図3中のA部の拡大説明図である。
収納箱1は、天板3、一対の側板4、4、底板5、及び背板6を、前面を除く他の5面を閉塞するような箱状に組み立てた箱本体1aに、該箱本体1aの前面開口を開閉する前扉2を蝶着してなるものである。前扉2は、箱本体1aの前面右端部に設けられたヒンジ軸7を中心として片開き自在に取り付けられる。また、箱本体1aの前面開口周縁にはフランジ部Fが設けられており、前面開口4隅のフランジ部F裏面には、組み立て状態にある箱本体1aを補強するための補強金具20が取り付けられている。
まず、右側の側板4、底板5、及び背板6と、該板部材4、5、6の組み立てについて説明する。尚、左側の側板4は、右側の側板4と鏡面対称形状に形成されたものであって、以下詳述する右側の側板4と同様の構成要素を備えている。
底板5は、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工を施した折り曲げ部Rを有する箱状体に形成されてなる。各折り曲げ部Rは、板状部材を上方へ起こすように折り曲げて形成した壁部R1と、該壁部R1の先端を更に外方へ折り曲げて形成した鍔部R2とからなる。そして、前縁に形成された折り曲げ部Rを除く他の折り曲げ部Rの両端(前後端又は左右端)位置の鍔部R2基端部には、後述する爪片10を挿通可能なスリット11が開設されている。尚、底板5の前縁の折り曲げ部Rは、組み立て状態においてフランジ部Fを形成する。
底板5は、金属製板状部材の周縁部に、それぞれ補強のための折り曲げ加工を施した折り曲げ部Rを有する箱状体に形成されてなる。各折り曲げ部Rは、板状部材を上方へ起こすように折り曲げて形成した壁部R1と、該壁部R1の先端を更に外方へ折り曲げて形成した鍔部R2とからなる。そして、前縁に形成された折り曲げ部Rを除く他の折り曲げ部Rの両端(前後端又は左右端)位置の鍔部R2基端部には、後述する爪片10を挿通可能なスリット11が開設されている。尚、底板5の前縁の折り曲げ部Rは、組み立て状態においてフランジ部Fを形成する。
背板6は、金属製板状部材の上縁及び左右両縁に、上記底板5同様の折り曲げ部Rを有するとともに、下縁に後述の如き折り返し部(折り曲げ部)Sを有する箱状体に形成されてなる。折り返し部Sは、板状部材を上方へ起こすように折り曲げた後、更に内方へ折り返して設けられる。そして、該折り返し部Sの外面にはシール材15が貼着されており、底板5の後縁の壁部R1外面へ当接させることにより、背板6の折り返し部Sと底板5の折り曲げ部Rとを接着可能となっている。また、折り返し部Sの左右両端位置であって、底板5の後縁の折り曲げ部Rに設けられた上記スリット11、11と対応する位置には、スリット11に挿通可能な爪片10、10が上方へ突設されている。各爪片10は、対応するスリット11と略同じ幅及び厚みに形成されており、スリット11への挿通状態におけるガタつきを最小限に抑えるようになっている。一方、背板6の各折り曲げ部Rの両端(上下端又は左右端)位置及び上縁に形成された折り曲げ部Rの中央位置には、上記同様のスリット11が形成されている。尚、シール材15の粘着面は、通常、粘着性を有さない被覆部材で覆われており、箱本体1aの組み立て時には、該被覆部材を剥がし、粘着面を露出させて使用する。
側板4は、金属製板状部材の上縁及び前縁に上記同様の折り曲げ部Rを有するとともに、下縁及び後縁に上記同様の折り返し部Sを有する箱状体に形成されてなる。そして、折り返し部S、Sの外面には、上記背板6同様、シール材15が貼着されており、底板5の右縁の折り曲げ部Rや背板6の右縁の折り曲げ部Rに接着可能となっている。また、各折り返し部Sの両端(左右端又は上下端)位置であって、底板5の折り曲げ部R又は背板6の折り曲げ部Rに設けられたスリット11、11と対応する位置には、上記同様の爪片10、10が突設されている。さらに、上縁に形成された折り曲げ部Rの前端部には、上記同様のスリット11が開設されている。
ここで、上述したような側板4、底板5、及び背板6の組み立てについて説明する。図5及び6は、側板4、底板5、及び背板6を組み立てる様子を示した説明図である。
まず、図5に示す如く、背板6の爪片10、10を、底板5の後縁の折り曲げ部Rに開設されたスリット11、11へ挿通させるとともに、当該折り曲げ部Rの壁部R1外面に背板6の折り返し部Sに貼着されたシール材15を当接させ、折り返し部Sと折り曲げ部Rとを接着して背板6を底板5へ組み付ける。次に、図6に示す如く、側板4の下縁の折り返し部Sを底板5の右縁の折り曲げ部Rの壁部R1外面に、側板4の後縁の折り返し部Sを背板6の右縁の折り曲げ部Rの壁部R1外面に夫々当接させるようにして、各爪片10を対応するスリット11へ挿通させた状態で、側板4を底板5及び背板6に接着する。そして、図6(b)に示す如く、スリット11へ挿通状態にある各爪片10を折り曲げ部Rに沿って折り曲げれば、側板4がより強固に底板5及び背板6と連結されて組み立て完了となる。尚、左側の側板4は、右側の側板4と同様に組み付けられる。
まず、図5に示す如く、背板6の爪片10、10を、底板5の後縁の折り曲げ部Rに開設されたスリット11、11へ挿通させるとともに、当該折り曲げ部Rの壁部R1外面に背板6の折り返し部Sに貼着されたシール材15を当接させ、折り返し部Sと折り曲げ部Rとを接着して背板6を底板5へ組み付ける。次に、図6に示す如く、側板4の下縁の折り返し部Sを底板5の右縁の折り曲げ部Rの壁部R1外面に、側板4の後縁の折り返し部Sを背板6の右縁の折り曲げ部Rの壁部R1外面に夫々当接させるようにして、各爪片10を対応するスリット11へ挿通させた状態で、側板4を底板5及び背板6に接着する。そして、図6(b)に示す如く、スリット11へ挿通状態にある各爪片10を折り曲げ部Rに沿って折り曲げれば、側板4がより強固に底板5及び背板6と連結されて組み立て完了となる。尚、左側の側板4は、右側の側板4と同様に組み付けられる。
次に、天板3、及び該天板3の組み付けについて説明する。図7は、組み付け前の天板3を下方から示した斜視説明図である。
天板3は、金属製板状部材の前縁に上記同様の折り曲げ部Rを有するとともに、他の周縁に上記同様の折り返し部Sを有する箱状体に形成されてなる。天板3の折り返し部S、S・・にも、側板4や背板6同様、シール材15が貼着されており、側板4、4及び背板6の上縁の折り曲げ部R、R・・に接着可能となっている。また、左右両側縁の折り返し部Sの前部、及び後縁の折り返し部Sの左右両端部と中央部とであって、側板4、4及び背板6の上縁の折り曲げ部Rに開設されているスリット11、11・・と対応する位置には、該スリット11へ挿通可能な爪片10、10・・が突設されている。尚、12は、補強金具20を位置決めするための突起であり、13は、補強金具20をボルト固定するためのボルト孔である。
天板3は、金属製板状部材の前縁に上記同様の折り曲げ部Rを有するとともに、他の周縁に上記同様の折り返し部Sを有する箱状体に形成されてなる。天板3の折り返し部S、S・・にも、側板4や背板6同様、シール材15が貼着されており、側板4、4及び背板6の上縁の折り曲げ部R、R・・に接着可能となっている。また、左右両側縁の折り返し部Sの前部、及び後縁の折り返し部Sの左右両端部と中央部とであって、側板4、4及び背板6の上縁の折り曲げ部Rに開設されているスリット11、11・・と対応する位置には、該スリット11へ挿通可能な爪片10、10・・が突設されている。尚、12は、補強金具20を位置決めするための突起であり、13は、補強金具20をボルト固定するためのボルト孔である。
上述の如き天板3は、組み立て状態にある側板4、4、底板5、及び背板6に対し、各爪片10を対応するスリット11へ挿通させるとともに、折り返し部S、S・・に貼着されたシール材15を、側板4、4及び背板6の上縁の折り曲げ部R(壁部R1)へ当接させ、折り返し部S、S・・と折り曲げ部R、R・・とを接着して組み付けられる。また、各爪片10を、スリット11への挿通状態において、各折り曲げ部Rに沿って折り曲げれば、天板3の組み付けは完了となり、箱本体1aの組み立て作業も完了となる。
そして、組み立てられた箱本体1aに前扉2を蝶着すれば、収納箱1は完成となる。尚、補強金具20の取付作業は、箱本体1aの組み立てに際して適宜行われる。
そして、組み立てられた箱本体1aに前扉2を蝶着すれば、収納箱1は完成となる。尚、補強金具20の取付作業は、箱本体1aの組み立てに際して適宜行われる。
以上、詳述したような収納箱1によれば、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6をシール材15による接着によって組み立てられる。したがって、各板部材をネジ止めして組み立てていた従来の収納箱と比較して、組立作業を非常に簡素なものとすることができるし、接着面積が広いため、組み立て状態における箱本体1aに十分な剛性を保たせることができ、ひいては各板部材3、4、5、6の薄型化を図ることができる。
また、板部材同士を接着するシール材15は、天板3、側板4、4、及び背板6の縁部に形成された折り返し部Sに貼着されており、該折り返し部Sを折り曲げ部Rの壁部R1に当接させるようにして板部材同士を接着する。このように、比較的面積の広い面同士にて接着する構成としているため、不用意に剥がれたりするおそれもなく、安定した箱本体1aとすることができる。
さらに、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6を組み立てるにあたっては、各板部材に設けられている爪片10、10・・をスリット11、11・・へ挿通させ、さらに折り曲げることにより、接着された板部材同士をより強固に連結するようになっている。したがって、組み立て状態における箱本体1aの剛性の更なる向上を図ることができるし、板部材同士を接着するにあたり、爪片10のスリット11への挿通作業が板部材同士の位置決め作業にもなるため、箱本体1aの組み立て作業の一層の簡素化を実現することができる。
さらにまた、各爪片10を、対応するスリット11の幅及び厚みと略同様の寸法となるように形成しているため、挿通状態にある爪片10のガタつきを最小限に抑えることができ、ガタつきのない収納箱1とすることができる。
またさらに、前面開口周縁に形成されるフランジ部Fの裏面に補強金具20を取り付けているため、組み立て状態にある箱本体1aの剛性の一層の向上を実現することができる。
加えて、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6を、金属製板状部材の周縁部に、折り曲げ部Rや折り返し部Sといった補強加工を施してなる箱状体に形成しているため、収納箱1の剛性の向上、それに伴う各板部材の薄型化等といった効果を一層顕著なものとすることができる。
またさらに、前面開口周縁に形成されるフランジ部Fの裏面に補強金具20を取り付けているため、組み立て状態にある箱本体1aの剛性の一層の向上を実現することができる。
加えて、天板3、側板4、4、底板5、及び背板6を、金属製板状部材の周縁部に、折り曲げ部Rや折り返し部Sといった補強加工を施してなる箱状体に形成しているため、収納箱1の剛性の向上、それに伴う各板部材の薄型化等といった効果を一層顕著なものとすることができる。
なお、本発明の収納箱に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、各板部材の形状、スリットや爪片の数、設置位置、及び折り曲げ部や折り返し部の形状等に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態に記載したような構成の底板等において、底板の折り曲げ部の壁部外面にシール材を貼着するようにしてもよいし、上記実施形態に記載のものとは異なり、底板に折り返し部を設ける一方、背板等に該折り返し部に当接する折り曲げ部を設けて、その何れかにシール材を貼着するような構成としてもよい。
また、シール材を折り返し部や折り曲げ部の全面にわたって貼着してもよいし、部分的にシール材を貼着することで、コスト削減等を図るようにしてもよい。
さらに、各板部材にスリット又は爪片の何れを設けるかは適宜変更可能である(たとえば、底板に爪片を、側板にスリットを夫々設けるようにしてもよい)し、爪片とスリットとの両者を一の折り曲げ部に設ける(たとえば、折り曲げ部の前部には爪片を、後部にはスリットを夫々設ける)ことも可能である。
また、シール材を折り返し部や折り曲げ部の全面にわたって貼着してもよいし、部分的にシール材を貼着することで、コスト削減等を図るようにしてもよい。
さらに、各板部材にスリット又は爪片の何れを設けるかは適宜変更可能である(たとえば、底板に爪片を、側板にスリットを夫々設けるようにしてもよい)し、爪片とスリットとの両者を一の折り曲げ部に設ける(たとえば、折り曲げ部の前部には爪片を、後部にはスリットを夫々設ける)ことも可能である。
1・・収納箱、1a・・箱本体、2・・前扉、3・・天板、4・・側板、5・・底板、6・・背板、10・・爪片、11・・スリット、15・・シール材、F・・フランジ部、R・・折り曲げ部、R1・・壁部、R2・・鍔部、S・・折り返し部。
Claims (2)
- 複数の板部材を組み立てることで前面を除く他の5面が閉塞された箱本体と、該箱本体に組み付けられ、前記前面を開閉する扉部材とからなる電気機器収納用箱体であって、
前記板部材を、周縁部に折り曲げ加工が施された折り曲げ部を有する箱状体に形成するとともに、前記折り曲げ部の少なくとも一部にシール材を設け、該シール材により、組み立て時において隣接する板部材の折り曲げ部同士を接着して組み立て可能とした電気機器収納用箱体。 - 組み立て状態において隣接する折り曲げ部の一方に爪片を、他方に前記爪片を挿通可能なスリットを開設し、折り曲げ部同士の接着とともに前記爪片を前記スリットへ挿通させ、さらに爪片を前記スリットへの挿通状態にて折り曲げ可能としたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱体。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267918A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Kawamura Electric Inc | 組立式箱体 |
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2006
- 2006-11-15 JP JP2006309489A patent/JP2008124401A/ja active Pending
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JP2010267918A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Kawamura Electric Inc | 組立式箱体 |
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