JP2008124244A - 電子部品及びそれを用いた電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプライアントピンの圧入嵌合による基板実装ができる高信頼性の電子部品及びそれを用いた電子制御装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】リード線22が導出されている電解コンデンサ本体21と、この電解コンデンサ本体21を保持し固定するホルダー28と、このホルダー28に一部が固定され一方の端部に前記リード線22との接続部32を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される接続固定部34を設けたコンプライアントピン36からなる電子部品とした。
【選択図】図1

Description

本発明はコンプライアントピンの圧入嵌合によって回路基板への実装ができる電子部品及びそれを用いた電子制御装置に関するものである。
電子機器の生産性合理化の観点から、電子部品の回路基板への実装方法としてリフロー方式による半田付けが多く採用されているが、近年、環境負荷物質の低減のため鉛フリー半田材料が用いられるようになってきている。
しかし、鉛フリー半田材料は、従来の鉛入り半田材料に比べ融点が高いため、特に体積の大きい電子部品では、電子部品本体がリフロー熱を吸収してしまうことで回路基板と半田で接続されるリード線部の温度が上がりにくくなり半田付けが難しい。これに対し半田付けプロセスを必要とせず、めっきされたスルーホールに圧入嵌合されて電気的接続されるコンプライアントピンを有する電子部品の構成が提案されてきている。
従来、この種の電子部品は、P−PGA(プラスチック ピングリッドアレイ)と称される電子部品などにおいて、図38の側面図および図39の底面図に示されるような構成を有していた。
図38、図39において、この電子部品は、プラスチック基板上に各種半導体集積回路(IC)等が配置接続され且つ全体をプラスチック材料(例えばエポキシ樹脂)で封止された電子部品本体1と、この電子部品本体1の底面より導出され、先端部が回路基板のスルーホールに圧入嵌合されて接続可能なコンプライアントピンとなっているリード線2とで構成されており、この前記電子部品を回路基板に実装する場合、半田を用いなくても前記リード線2のスルーホールへの圧入嵌合によって実装を行うことができるとされている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特許第3418030号公報
しかしながら、上述した従来のコンプライアントピンを有した電子部品の構成では、電子部品本体1から導出されたリード線2自身が、回路基板のスルーホールに圧入接続可能な先端形状を有すコンプライアントピンとなっており、前記コンプライアントピンの先端部が回路基板のスルーホールに圧入される際に受ける荷重が、前記電子部品のリード線2に直接加わるようになっている。
一方、従来の一般的な電解コンデンサは、図40の斜視図および図41の断面図に示すように、一対のリード線12を有し駆動用電解液が含浸されたコンデンサ素子13と、弾性材からなる封口部材14と、円筒形の外装金属ケース15とを有し、前記コンデンサ素子13から引き出されている一対の前記リード線12を前記封口部材14に貫通させるとともに、前記コンデンサ素子13を前記外装金属ケース15内に収納し、そして、前記外装金属ケース15の開口部を前記封口部材14と一緒に巻締め部16で巻締め、かつカール部17でカールして封止された電解コンデンサ本体11と、前記リード線12が前記封口部材14を貫通して前記電解コンデンサ本体11から導出された構成となっており、この電解コンデンサ11のリード線12にコンプライアントピンを適用した場合、リード線12がゴムなどの弾性材からなる封口部材14によって保持されているため、リード線保持力が回路基板実装時の圧入荷重より弱く、この圧入荷重がリード線12を通じてコンデンサ素子13に伝わることで、コンデンサ素子13内でのショートや封口部材14での気密性低下などの問題を起こす課題を有している。
また、自動車用の電子制御装置の一例であるエアバッグ及びプリテンショナーシートベルトの電子制御装置の電源バックアップ用などに適用される電解コンデンサは特に大容量のものが必要とされるため、電解コンデンサ本体11の体積が大きく、重量も重たくなるが、前記一対のリード線12にコンプライアントピンを適用した場合、このコンプライアントピンを回路基板へ圧入嵌合させて実装しただけでは、自動車の使用環境で加わる振動や衝撃などの機械的なストレスに対して電解コンデンサ本体の振れを抑制することが不十分なため、リード線の破断などの問題を起こす課題を有している。
本発明は前記従来の課題を解決し、回路基板のスルーホールへのコンプライアントピンの圧入嵌合により電子部品本体のリード線にかかる荷重を低減し、且つ振動や衝撃などの機械ストレスへの耐久性を向上した電子部品を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、リード線が導出されている電子部品本体と、この電子部品本体を保持し固定するホルダーと、このホルダーに一部が固定され一方の端部に前記リード線との接続部を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部を設けたコンプライアントピンからなる電子部品とした。
以上のように本発明によれば、リード線と接続されたコンプライアントピンが回路基板のスルーホールへ圧入嵌合される際の荷重がコンプライアントピンの一部を固定しているホルダーで吸収され、リード線を通じて電子部品本体の内部素子に伝わらず内部素子内でのショートや電子部品本体からリード線が導出している部分の気密性を損なうことがなく、且つ電子部品本体がホルダーで保持されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる電子部品本体の振れを低減してリード線の破断などの損傷を防ぎ、電子部品の信頼性が安定して確保できるという効果が得られる。
本発明の電子部品では、リード線が導出されている電子部品本体と、この電子部品本体を保持し固定するホルダーと、このホルダーに一部が固定され一方の端部に前記リード線との接続部を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部を設けたコンプライアントピンからなる構成を有する。
これにより、リード線と接続されたコンプライアントピンが回路基板のスルーホールへ圧入嵌合される際の荷重がコンプライアントピンの一部を固定しているホルダーで吸収され、リード線を通じて電子部品本体の内部素子に伝わらず内部素子内でのショートや電子部品本体からリード線が導出している部分の気密性を損なうことがなく、且つ電子部品本体がホルダーで保持されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる電子部品本体の振れを低減してリード線の破断などの損傷を防ぎ、電子部品の信頼性が安定して確保できるという効果を奏する。
また、前記ホルダーの形状を電子部品本体の外周面の少なくとも一部を覆う構成とする。
これにより、ホルダーの電子部品本体の保持力をより強固にすることができるという効果を奏する。
また、前記ホルダーの形状が電子部品本体を嵌め込み挟持して固定する構成とする。
これにより、電子部品本体のホルダーへの取り付けが容易になり、作業性を向上させることができるという効果を奏する。
また、前記ホルダーにコンプライアントピンと別の回路基板への固定部を設けた構成とする。
これにより、電子部品を回路基板に固定する箇所が増加し、より強固に固定することができ、耐振性や耐衝撃性が高くなるという効果を奏する。
また、前記ホルダーの回路基板と相対する面の一部に回路基板に実装される他の電子部品を配置できる隙間を形成するための段差を設けた構成とする。
これにより、電子部品が占有する回路基板上の面積が小さくなり、前記ホルダーの直下のスペースに他の電子部品等を配置することができるため、効率的に部品のレイアウトをすることができるという効果を奏する。
また、前記ホルダーの表面の一部に実装時に機械的に保持するための平面部を設けた構成とする。
これにより、コンプライアントピンを回路基板のスルーホールに圧入嵌合する際に、前記ホルダーの表面の一部の平面部があることによって、圧入荷重を加え易くなり、作業性が向上するという効果を奏する。
また、前記ホルダーを電子部品本体から導出されたリード線の極性を示す構成とする。
これにより、電子部品の極性を外観上で判別することが容易になり、電子機器の組み立て作業時の極性間違いを防止することができるという効果を奏する。
前記ホルダーを二つ以上の分割体とし、これらの分割体で電子部品本体を保持する構成とすると共に、その内の少なくともいずれか一方の分割体に一方の端部にリード線との接続部を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部を設けたコンプライアントピンの一部を固定した構成とする。
これにより、外形寸法が異なる類似した形状の電子部品本体が数種類ある場合に、ホルダーが分割体となっているため共通使用が可能で融通性が高く、それぞれの電子部品本体の形状に合わせたホルダーを作成しなくてもよいという効果を奏する。
また、前記ホルダーの二つ以上の分割体の少なくともいずれか一方に前記コンプライアントピンと別の回路基板への固定部を設けた構成とすれば、電子部品を回路基板に固定する箇所が増加し、より強固に固定することができ、耐振性や耐衝撃性が高くなるという効果を奏する。
また、前記ホルダーの二つ以上の分割体として、電子部品本体の長さ方向に対して分割され前記電子部品本体のリード線を導出している側とその相対する側とにそれぞれ配置された分割体を有し、それらの分割体に前記電子部品本体の長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けた構成としてもよく、この構成の具体的な例としては、前記電子部品本体の長さ方向に対して分割され前記電子部品本体のリード線を導出している側に配置された一方の分割体の一部に突起部または凹部を設け、その相対する側に配置された他方の分割体の一部に前記突起部または凹部に電子部品本体の長さ方向にスライド可能なように嵌まり込む部分を設けた構成とする。
これにより、特に外形寸法が長さ方向に異なる類似した形状の電子部品本体が数種類ある場合に、前記電子部品本体のリード線が導出している側とその相対する側とにそれぞれ分割体が配置され、これらの分割体に電子部品本体の長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けてあるため共通使用が可能で融通性が高く、それぞれの電子部品本体の形状に合わせたホルダーを作成しなくてもよいという効果を奏し、さらにこれらの分割体が回路基板へ固定されるコンプライアントピンの接続固定部および/または他の固定部を有している場合に、前記接続固定部および/または固定部の回路基板に対する平行度を容易に合わせることができ、実装作業性が向上するという効果を奏する。
また、前記ホルダーの二つ以上の分割体として、電子部品本体の高さ方向に対して分割され前記電子部品本体の上側と下側にそれぞれ配置された分割体を有し、それらの分割体に前記電子部品本体の高さ方向および/または長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けた構成としてもよく、この構成の具体的な例としては、前記電子部品本体の高さ方向に対して分割され前記電子部品本体の下側に配置された一方の分割体の一部に複数の突起部または凹部を設け、上側に配置された他方の分割体の一部に電子部品本体の高さ方向にずらしても前記複数の突起部または凹部に固定されるように嵌まり込み、および/または電子部品本体の長さ方向にスライド可能なように嵌まり込む部分を設けた構成とする。
これにより、特に外形寸法が高さ方向および/または長さ方向に異なる類似した形状の電子部品本体が数種類ある場合に、前記電子部品本体の上側と下側にそれぞれ分割体が配置され、これらの分割体に前記電子部品本体の高さ方向および/または長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けてあるため共通使用が可能でより融通性が高く、それぞれの電子部品本体の形状に合わせたホルダーを作成しなくてもよいという効果を奏する。
また、前記コンプライアントピンの接続部にリード線を嵌めこむ凹部を設けた構成とする。
これにより、前記コンプライアントピンと電子部品本体から導出された前記リード線とが接続し易くなり、作業性を向上することができるという効果を奏する。
また、前記コンプライアントピンの接続固定部を割りピン状とし、この割りピン状の接続固定部の中央部の隙間をリード線との接続部としてリード線を嵌め込み挟持させる構成とする。
これにより、リード線と接続されたコンプライアントピンを回路基板のスルーホールに圧入嵌合する際に、前記リード線と前記コンプライアントピンとめっきされたスルーホールの内壁とが、相互に圧接され電気的に確実に接続することができ、コンプライアントピンとリード線の接続を溶接や半田付けなどで行う手間が省け、作業性を向上することができるという効果を奏する。
また、前記コンプライアントピンを電子部品本体から導出され前記コンプライアントピンに接続されるリード線の極性を示す構成とする。
これにより、電子部品の極性を外観上で判別することが容易になり、電子機器の組み立て作業時の極性間違いを防止することができるという効果を奏する。
また、前記コンプライアントピンの接続部に設けられたリード線を嵌め込む凹部の形状をそれぞれ異なる前記リード線の形状に適合する構成とする。
これにより、極性を示す構成を持ったコンプライアントピンを異なった極性のリード線に間違えて嵌め込もうとした場合、正常な接続状態とすることができず、外観上で極性を間違えていることが容易に検出され、電子部品組み立て作業時の極性間違いを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明の電子部品の具体的な例として、前記電子部品本体を、一対のリード線を有し駆動用電解液が含浸されたコンデンサ素子と、弾性体からなる封口部材と、円筒形の外装金属ケースとを有し、前記コンデンサ素子から引き出されている前記一対のリード線を封口部材に貫通させるとともに、前記コンデンサ素子を外装金属ケース内に収納し、前記外装金属ケースの開口部を封口部材と一緒に巻締め部で巻締め且つカール部でカールして封止した電解コンデンサとする。
これにより、圧入荷重に対してリード線の保持力が弱いゴム等の弾性体からなる封口部材を用いた電解コンデンサであっても、リード線と接続されたコンプライアントピンが回路基板のスルーホールへ圧入嵌合される際の荷重を前記コンプライアントピンの一部が固定されているホルダーで吸収し、リード線を通じてコンデンサ素子に伝わらないため、コンデンサ素子内でのショートやリード線が引き出されている部分の気密性低下などの問題をほとんど無くすことができ、且つ電子部品本体がホルダーで保持されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる振れを低減してリード線の破断などの損傷を防ぎ、電解コンデンサの信頼性が安定して確保できるという効果を奏する。
また、室内で使用されるパーソナルコンピューターなどの一般電子機器と比較して、より過酷な機械ストレスが加わる環境下にある自動車用の電子制御装置において、本発明の電子部品を回路基板上に実装された複数の電子部品中に含む回路構成とすると、電子部品本体がホルダーで保持されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる電子部品本体の振れを低減する機能がより効果的となりリード線の破断などの損傷を防ぎ、また回路基板のスルーホールへのコンプライアントピンの機械的な圧入嵌合による実装によって生産管理条件を簡素化でき、電子機器の信頼性を安定化することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施例における電子部品について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における電子部品の斜視図、図2は同実施例における電子部品の正面図、図3は同実施例における電子部品の背面図、図4は同実施例における電子部品の側面図、図5は同実施例における電子部品の断面図、図6は同実施例における電子部品の上面図、図7は同実施例における電子部品の底面図、図8、図9は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図である。
図1〜図7において、電子部品は、一対のリード線22を有し、駆動用電解液(図示せず)が含浸されたコンデンサ素子23と、ゴム等の弾性材からなる封口部材24と、アルミニウム等の金属材の外装金属ケース25とを有し、前記コンデンサ素子23から引き出されている一対のリード線22を前記封口部材24に貫通させるとともに、前記コンデンサ素子23を前記外装金属ケース25内に収納し、前記外装金属ケース25の開口部を前記封口部材24と一緒に巻締め部26で巻締め、かつカール部27でカールして封止された電子部品本体としての一般的な電解コンデンサ本体21と、横置きにしたこの電解コンデンサ本体21の外周面を覆い保持部29で接して固定する樹脂材等の絶縁性のホルダー28と、このホルダー28に一部がインサート成型等で固定され一方の端部に前記リード線22との接続部32を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される接続固定部34を設けたコンプライアントピン36から構成されている。なお、前記接続固定部34は複数となっていてもよい。
なお、電子部品本体として本実施例で挙げた電解コンデンサ本体21は円筒形状で横置きされており、一対のリード線22が封口部材24を貫通して回路基板と水平に同一方向に引き出されているが、電子部品本体は直方形や楕円筒形などであってもよく、リード線は回路基板と水平に同一方向または相反方向に引き出されてもよい。
なお、本実施例で電子部品本体の長さ方向とは回路基板と水平で同一もしくは相反方向に引き出されたリード線の引き出し方向であると定義し、電子部品本体の幅方向とは前記長さ方向と直角で回路基板に対して水平方向であると定義し、電子部品本体の高さ方向とは回路基板に対して垂直方向であると定義する。
以上のような構成において、圧入荷重に対してリード線22の保持力が弱いゴム等の弾性体からなる封口部材24を用いた電解コンデンサ本体21であっても、リード線22と接続されたコンプライアントピン36が回路基板のスルーホール33へ圧入嵌合される際の荷重を前記コンプライアントピン36の一部が固定されているホルダー28で吸収し、電解コンデンサ本体21のリード線22を通じてコンデンサ素子23に伝わらないため、コンデンサ素子23内でのショートやリード線が引き出されている部分の気密性低下などの問題をほとんど無くすことができ、且つ電解コンデンサ本体21の外周面がホルダー28の保持部29によって固定されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる電解コンデンサ本体21の振れを低減してリード線22の破断などの損傷を防ぎ、電解コンデンサの信頼性が安定して確保できるという効果が得られる。
また、前記コンプライアントピン36には、前記接続部32として前記リード線22を嵌めこむ凹部37を設けてあり、この凹部37にリード線22を嵌め込み、溶接、半田付け、圧接等によって接続されている。
以上のような構成において、前記コンプライアントピン36に設けた凹部37は、前記電解コンデンサ本体21から導出されたリード線22を嵌めこみ、接続が容易になるように機能し、接続の作業性を向上させる効果が得られる。
また、前記ホルダー28の形状は、側面の一部に平面部30aと上面の一部に平面部30bを設けた構成になっている。
以上のような構成において、本電子部品を自動実装機等で回路基板へ実装する際に、前記ホルダー28が側面の一部に平面部30aを有しているため本電子部品を掴みやすく搬送を安定化でき、また上面の一部に平面部30bを有していることからコンプライアントピン36を回路基板へ圧入嵌合する際の本電子部品への荷重をかけやすくなり作業性を向上することができる。
また、前記ホルダー28の形状は、図8に示すように電解コンデンサ本体21の外周面の少なくとも一部を覆い保持部29で保持する構成とすれば電解コンデンサ本体21を固定することができ、振動や衝撃などの機械ストレスによる電解コンデンサ本体21の振れを低減してリード線22の破断などの損傷を防ぎ、電解コンデンサの信頼性が安定して確保できるという効果が得られる。
また、前記ホルダー28の形状は、図9に示すように電解コンデンサ本体21を嵌め込んで挟持する保持部29を有する構成としてもよく、電解コンデンサ本体21を上方からホルダー28へ嵌め込んで固定することができ作業性を向上することができる。
(実施例2)
図10は本発明の実施例2における電子部品の斜視図、図11は同実施例における電子部品の正面図、図12は同実施例における電子部品の背面図、図13は同実施例における電子部品の側面図、図14は同実施例における電子部品の上面図、図15は同実施例における電子部品の底面図である。なお、実施例1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例1と同様とする。
図10〜図15において、実施例1と相違する点は、図10〜図15に示すようにコンプライアントピン36の接続固定部34が割りピン状になっており、この割りピン状の接続固定部34の中央部の隙間をリード線22との接続部32として、ホルダー28の正面部にピン状の接続固定部34に沿って設けた溝部31を通してリード線22を嵌め込み挟持させる構成になっている点である。
以上のような構成において、リード線22と接続されたコンプライアントピン36を回路基板のスルーホール33に圧入嵌合する際に、リード線22とコンプライアントピン36とめっきされたスルーホール33の内壁とが、相互に圧接され電気的に確実に接続することができるため、コンプライアントピン36とリード線22の接続を溶接や半田付けなどで行う手間が省け、作業性を向上させる効果が得られる。
(実施例3)
図16は本発明の実施例3における電子部品の斜視図、図17は同実施例における電子部品の側面図、図18は同実施例における電子部品の底面図、図19は同実施例における電子部品の他の例を示す底面図、図20は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図である。なお、実施例1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例1と同様とする。
図16〜図18において、実施例1と相違する点は、図16〜図18に示すようにホルダー28の回路基板と相対する面の一部に回路基板に実装される他の電子部品等を配置できる隙間を形成するための段差部38を有し、この段差部38の回路基板と接する部分にリード線22と接続された一対のコンプライアントピン36の接続固定部34を設けると共に、一部をホルダー28にインサート成型等で固定した一対のダミーの補助コンプライアントピン46の固定部44をさらに設けた構成になっている点である。
以上のような構成において、本電子部品が占有する回路基板上の面積が小さくて済み、前記ホルダー28の直下のスペースに他の電子部品等を配置することができるため、効率的に部品のレイアウトをすることができ、また本電子部品を回路基板に固定する箇所が増加し、より強固に固定されることで耐振性や耐衝撃性を高くすることができる。
また、前記コンプライアントピン36の接続固定部34と前記補助コンプライアントピン46の固定部44の配置において、図19に示すように非対称の位置に配置する構成としてもよく、誤って違う回路基板のスルーホール33へ挿入することができなくなるため、極性間違いを防止することができる。
なお、前記コンプライアントピン36の接続固定部34の形状において、図20に示すように実施例2に挙げた割りピン状とし、この割りピン状の接続固定部34と中央部の隙間をリード線22との接続部32とし、ホルダー28の正面部にピン状の接続固定部34に沿って設けた溝部31を通してリード線22を嵌め込み挟持させる構成としてもよい。
なお、前記補助コンプライアントピン46の固定部44は、ホルダー28に一体成型されたピン状突起など基板へ圧入嵌合して固定できる構成のものであればよい。
(実施例4)
図21は本発明の実施例4における電子部品の斜視図、図22は同実施例における電子部品の斜視図(電子部品本体の長さ方向の寸法が相違した場合)、図23は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図、図24は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図(電子部品本体の長さ方向の寸法が相違した場合)である。なお、実施例3の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例3と同様とする。
図21において、実施例3と相違する点は、図21に示すように電解コンデンサ本体21の長さ方向に対して二分割された分割体の一方のホルダー28aと他方のホルダー28bによって電解コンデンサ本体21を保持している点であり、一方のホルダー28aは電解コンデンサ本体21を保持し且つ一方の端部にリード線22との接続部32を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される接続固定部34を設けたコンプライアントピン36の一部を固定した構成で、他方のホルダー28bは電解コンデンサ本体21の他の部分を保持し且つ一方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される固定部44を設けたダミーの補助コンプライアントピン46の一部を固定した構成となっている。
また、図22に示されるように、電解コンデンサ本体21の長さ方向の寸法が相違した構成となっていても二分割されたホルダー28a、28bの配置間隔を調整して適用することでき、部品を共有化することができる。
また、二分割されたホルダー28aとホルダー28bの形状において、図23に示すように他方のホルダー28bの上面に板状の突起部40を水平に設け、一方のホルダー28aの上面部に前記板状の突起部40に適合する凹部41を設け、前記板状の突起部40をスライド可能なように前記凹部41に嵌め込んだ構成としてもよく、二分割されたホルダー28aとホルダー28bを電解コンデンサ本体21と組み合わせる際に、一方のホルダー28aが有するコンプライアントピン36の接続固定部34と他方のホルダー28bが有するダミーの補助コンプライアントピン46の固定部44の回路基板面に対する平行度を容易に合わせることができ、実装作業性を向上させることができる。
またさらに図24に示すように電解コンデンサ本体21の長さ方向の寸法が異なっていても、前記板状の突起部40が前記凹部41に沿って摺動して二分割された前記ホルダー28aと前記ホルダー28bの平行度を保ちながら配置間隔を調整することができるため部品を共有化することができる。
なお、前期突起部40と前記凹部41は、分割されたホルダー28a、28bの平行度を保つ機能を有する形状、位置であればよい。
(実施例5)
図25は本発明の実施例5における電子部品の斜視図、図27は同実施例における電子部品の正面図、図29は同実施例における電子部品の背面図、図26は同実施例における電子部品の正面図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合)、図28は同実施例における電子部品の正面図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合)、図30は同実施例における電子部品の背面図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合)、図31は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図、図32は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図(電子部品本体の高さ及び長さ方向の寸法が相違した場合)である。なお、実施例4の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例4と同様とする。
図25、図27、図29において、実施例4と相違する点は、電解コンデンサ本体21の高さ方向に対して上側と下側に二分割された分割体の一方のホルダー28aと他方のホルダー28bによって電解コンデンサ本体21を保持している点であり、一方のホルダー28aは電解コンデンサ本体21の外周面の下部の一部に凹形状の保持部29で接し、且つ一方の端部にリード線22との接続部32を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される接続固定部34を設けたコンプライアントピン36の一部を固定し、さらに前記コンプライアントピン36と別に一方の先端部分に回路基板のスルーホール33に圧入嵌合される固定部44を設けたダミーの補助コンプライアントピン46の一部を固定した構成で、他方のホルダー28bは電解コンデンサ本体21の外周面の上部と側部の一部を覆いその上部の一部に凹形状の保持部29で接した構成とし、前記一方のホルダー28aの両側面に複数の同形状の凹部47を水平に設け、前記他方のホルダー28bが前記一方のホルダー28aの両側の側面に接する部分に前記複数の凹部47にそれぞれ適合する複数の同形状の凸部48を水平に設け、この凸部48をスライド可能なように前記凹部47に嵌め込むことによって、ホルダー28aとホルダー28bとで電解コンデンサ本体を挟持し固定する構成となっている。
また、図26、図28、図30に示されるように、電解コンデンサ本体21の高さ方向の寸法が相違した構成となっていても、前記凹部47と前記凸部48の嵌め込み位置を上下にずらすことによってホルダー28bの配置を調整して適用することでき、部品を共有化することができる。
また、図31に示すように、下側の一方のホルダー28aを電解コンデンサ本体21の長さ方向に長くし、上側の他方のホルダー28bが電解コンデンサ本体21の長さ方向にスライド可能な範囲を広げるように構成してもよく、この場合は図32に示すように、電解コンデンサ本体21の高さ方向及び長さ方向の寸法が相違しても、前記他方のホルダー28bの配置を前記一方のホルダー28aへ嵌め込む位置を変えて高さ方向に調整し、さらに前記他方のホルダー28bをスライドさせて長さ方向に調整することができ、部品を共有化できる電解コンデンサ本体21の外形寸法の範囲を広げることができる。
なお、前記二分割された分割体の一方のホルダー28aと他方のホルダー28bが電解コンデンサ本体21の幅方向に対して分割されていてもよく、前記一方のホルダー28aと前記他方のホルダー28bの一部にスライド可能なように組み合わせられた部分を設け、この部分を前記電解コンデンサ本体21の幅方向にずらして接着などの方法で固定すれば、前記電解コンデンサ本体21の幅方向の寸法が相違する場合に部品を共有化することができる。
(実施例6)
図33は本発明の実施例6における電子部品の斜視図、図34は同実施例における電子部品の他の例を示す斜視図である。なお、実施例3の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例3と同様とする。
図33において、実施例3と相違する点は、前記電解コンデンサ本体21から導出されているリード線22aとリード線22bが異なった極性を有する場合に、ホルダー28に極性を示す面取り部35を一方の極性側に設けた点である。
この構成により、電解コンデンサ本体21の極性を外観上で判別することが容易になるように作用し、電子機器の組み立て作業時の極性間違いを防止することができるという効果が得られる。
また、図34に示すようにリード線22aとリード線22bと接続されているコンプライアントピン36が極性を示す構成となっており、陽極側の接続固定部34aと陰極側の接続固定部34bの大きさが異なるように構成しても電解コンデンサ本体21の極性を外観上で判別することが容易になり、電子機器の組み立て作業時の部品極性間違いを防止することができるという効果が得られる。
なお、前記コンプライアントピン36が極性を示す構成として、コンプライアントピン36の接続固定部34aと34bの形や色などが異なっていても同様の効果が得られる。
(実施例7)
図35は本発明の実施例7における電子部品の上面図、図36は同実施例における電子部品の他の例を示す上面図である。なお、実施例6の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。また、電子部品本体の長さ、幅、高さ方向の定義は実施例6と同様とする。
図35において、実施例6と相違する点は、前記電解コンデンサ本体21から導出されているリード線22aとリード線22bが異なった極性を有する場合に、電解コンデンサ本体21から導出された陽極リード線22aと陰極リード線22bの長さが極性によって異なっており、これらの陽極リード線22aと陰極リード線22bとそれぞれ適合する陽極側の凹部37aと陰極側の凹部37bを備えたコンプライアントピン36となっている点である。
この構成により、極性を示す構成をもったコンプライアントピン36を異なった極性のリード線に間違えて嵌め込もうとした場合、正常な接続状態とすることができず、外観上で極性を間違えていることが容易に検出され、電子部品組み立て作業時の極性間違いを防止することができるという効果が得られる。
また、図36に示すように電解コンデンサ本体21から導出された陽極リード線22aと陰極リード線22bの太さが極性によって異なっており、これらの陽極リード線22aと陰極リード線22bとそれぞれ適合する陽極側の凹部37aと陰極側の凹部37bを備えたコンプライアントピン36とした構成にしても同様の効果が得られる。
(実施例8)
図37は本発明の実施例1〜実施例7における電子部品を含む回路構成とした自動車用の電子制御装置の一例であるエアバッグ及びプリテンショナーシートベルトの電子制御装置の回路構成図を示している。
この回路構成は、図37に示すように加速度センサー51が自動車の衝突や横転時の衝撃を検知し、その情報が電子制御装置59へ伝えられ、この電子制御装置59によりエアバッグ60やプリテンショナーシートベルト61などの動作が制御される。前記電子制御装置59は、前記加速度センサー51からの情報を制御用マイコン54で処理し、前記エアバッグ60や前記プリテンショナーシートベルト61などを駆動させる駆動回路58へ作動指示を出すが、この際に電源監視用フェイルセイフ用IC53によって前記駆動回路58の作動に必要な電源がバッテリー52からDC/DCコンバーター55を通して供給可能かどうか確認され、自動車の衝突や横転等によって前記バッテリー52の配線に異常が生じ電源供給ができない場合、電源バックアップ用コンデンサ57に蓄えられた電荷がバックアップ用回路56を通して前記駆動回路58へ供給される回路構成を有している。この電子制御装置59に適用される電源バックアップ用コンデンサ57は、複数のエアバッグ60やプリテンショナーシートベルト61などを制御するために大きな静電容量が必要とされ、比較的大きなサイズである直径16mm〜20mm、全長25mm〜60mm程度の電解コンデンサが一般的には使用される。この電源バックアップ用コンデンサ57に本発明の実施例1〜実施例6に挙げた構成の電子部品を適用すると、図1〜図36で示すように電解コンデンサ本体21がホルダー28で保持されることで振動や衝撃などの機械ストレスによる電子部品本体の振れを低減する機能がより効果的となりリード線21の破断などの損傷を防ぎ、また回路基板のスルーホール33へのコンプライアントピン36の機械的な圧入嵌合によって実装できることから従来実装時に適用されてきた半田付け工程での半田槽やリフロー槽の管理を必要とせず、生産管理条件を簡素化でき、電子機器の信頼性を安定化することができる。
本発明の電子部品は、コンプライアントピンの圧入嵌合によって基板実装ができる電子部品及びそれを用いた電子制御装置へ適用することができる。
本発明の実施例1における電子部品の斜視図 本発明の実施例1における電子部品の正面図 本発明の実施例1における電子部品の背面図 本発明の実施例1における電子部品の側面図 本発明の実施例1における電子部品の断面図 本発明の実施例1における電子部品の上面図 本発明の実施例1における電子部品の底面図 本発明の実施例1における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例1における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例2における電子部品の斜視図 本発明の実施例2における電子部品の正面図 本発明の実施例2における電子部品の背面図 本発明の実施例2における電子部品の側面図 本発明の実施例2における電子部品の上面図 本発明の実施例2における電子部品の底面図 本発明の実施例3における電子部品の斜視図 本発明の実施例3における電子部品の側面図 本発明の実施例3における電子部品の底面図 本発明の実施例3における電子部品の他の例を示す底面図 本発明の実施例3における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例4における電子部品の斜視図 本発明の実施例4における電子部品の斜視図(電子部品本体の全長寸法が相違した場合) 本発明の実施例4における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例4における電子部品の他の例を示す斜視図(電子部品本体の全長寸法が相違した場合) 本発明の実施例5における電子部品の斜視図 本発明の実施例5における電子部品の斜視図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合) 本発明の実施例5における電子部品の正面図 本発明の実施例5における電子部品の正面図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合) 本発明の実施例5における電子部品の背面図 本発明の実施例5における電子部品の背面図(電子部品本体の高さ方向の寸法が相違した場合) 本発明の実施例5における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例5における電子部品の他の例を示す斜視図(電子部品本体の高さ及び長さ方向の寸法が相違した場合) 本発明の実施例6における電子部品の斜視図 本発明の実施例6における電子部品の他の例を示す斜視図 本発明の実施例7における電子部品の上面図 本発明の実施例7における電子部品の他の例を示す上面図 本発明の実施例1〜実施例7における電子部品を用いた例を示す自動車用の電子制御装置の回路構成図 従来のコンプライアントピンを有する電子部品の側面図 従来のコンプライアントピンを有する電子部品の底面図 従来の一般的な電解コンデンサの斜視図 従来の一般的な電解コンデンサの断面図
符号の説明
21 電解コンデンサ本体
22,22a,22b リード線
23 コンデンサ素子
24 封口部材
25 外装金属ケース
26 巻締め部
27 カール部
28,28a,28b ホルダー
29 保持部
30,30a,30b 平面部
31 溝部
32 接続部
33 回路基板のスルーホール
34,34a,34b 接続固定部
35 面取り部
36 コンプライアントピン
37,37a,37b 凹部
38 段差部
40 突起部
41 凹部
44 固定部
46 補助コンプライアントピン
47 凹部
48 凸部
51 加速度センサー
52 バッテリー
53 電源監視用フェイルセイフ用IC
54 制御用マイコン
55 DC/DCコンバーター
56 バックアップ用回路
57 電源バックアップ用コンデンサ
58 駆動回路
59 電子制御装置
60 エアバッグ
61 プリテンショナーシートベルト

Claims (19)

  1. リード線が導出されている電子部品本体と、この電子部品本体を保持し固定するホルダーと、このホルダーに一部が固定され一方の端部に前記リード線との接続部を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部を設けたコンプライアントピンからなる電子部品。
  2. 前記ホルダーの形状を電子部品本体の外周面の少なくとも一部を覆う構成とした請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記ホルダーの形状が電子部品本体を嵌め込み挟持して固定する構成とした請求項1に記載の電子部品。
  4. 前記ホルダーに前記コンプライアントピンと別の回路基板への固定部を設けた請求項1に記載の電子部品。
  5. 前記ホルダーの回路基板と相対する面の一部に回路基板に実装される他の電子部品等を配置できる隙間を形成するための段差を設けた構成とした請求項1に記載の電子部品。
  6. 前記ホルダーの表面の一部に実装時に機械的に保持するための平面部を設けた請求項1に記載の電子部品。
  7. 前記ホルダーを電子部品本体から導出されたリード線の極性を示す構成とした請求項1に記載の電子部品。
  8. 前記ホルダーを二つ以上の分割体とし、これらの分割体で電子部品本体を保持する構成とすると共に、その内の少なくともいずれか一方の分割体に一方の端部にリード線との接続部を有し他方の先端部分に回路基板のスルーホールに圧入嵌合される接続固定部を設けたコンプライアントピンの一部を固定した構成とした請求項1に記載の電子部品。
  9. 前記ホルダーの二つ以上の分割体の少なくともいずれか一方に前記コンプライアントピンと別の回路基板への固定部を設けた請求項8に記載の電子部品。
  10. 前記ホルダーの二つ以上の分割体として、電子部品本体の長さ方向に対して分割され前記電子部品本体のリード線を導出している側とその相対する側とにそれぞれ配置された分割体を有し、それらの分割体に前記電子部品本体の長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けた構成とした請求項8に記載の電子部品。
  11. 前記ホルダーの二つ以上の分割体として、電子部品本体の高さ方向に対して分割され前記電子部品本体の上側と下側にそれぞれ配置された分割体を有し、それらの分割体に前記電子部品本体の高さ方向および/または長さ方向に位置を調整可能なように組み合わされた部分を設けた構成とした請求項8に記載の電子部品。
  12. 前記電子部品本体の長さ方向に対して分割され前記電子部品本体のリード線を導出している側に配置された一方の分割体の一部に突起部または凹部を設け、その相対する側に配置された他方の分割体の一部に前記突起部または凹部に電子部品本体の長さ方向にスライド可能なように嵌まり込む部分を設けた構成とした請求項10に記載の電子部品。
  13. 前記電子部品本体の高さ方向に対して分割され前記電子部品本体の下側に配置された一方の分割体の一部に複数の突起部または凹部を設け、上側に配置された他方の分割体の一部に電子部品本体の高さ方向にずらしても前記複数の突起部または凹部に固定されるように嵌まり込み、および/または電子部品本体の長さ方向にスライド可能なように嵌まり込む部分を設けた構成とした請求項11に記載の電子部品。
  14. 前記コンプライアントピンの接続部にリード線を嵌めこむ凹部を設けた請求項1に記載の電子部品。
  15. 前記コンプライアントピンの接続固定部を割りピン状とし、この割りピン状の接続固定部の中央部の隙間をリード線との接続部としてリード線を嵌め込み挟持させる構成とした請求項1に記載の電子部品。
  16. 前記コンプライアントピンを電子部品本体から導出され前記コンプライアントピンに接続されるリード線の極性を示す構成とした請求項1に記載の電子部品。
  17. 前記コンプライアントピンの接続部に設けられたリード線を嵌め込む凹部の形状をそれぞれ異なる前記リード線の形状に適合する構成とした請求項14に記載の電子部品。
  18. 前記電子部品本体を、一対のリード線を有し駆動用電解液が含浸されたコンデンサ素子と、弾性体からなる封口部材と、円筒形の外装金属ケースとを有し、前記コンデンサ素子から引き出されている前記一対のリード線を封口部材に貫通させるとともに、前記コンデンサ素子を外装金属ケース内に収納し、前記外装金属ケースの開口部を封口部材と一緒に巻締め部で巻締め且つカール部でカールして封止した電解コンデンサとした請求項1に記載の電子部品。
  19. 回路基板上に実装された電子部品中に請求項1〜請求項18のいずれか一つに記載の電子部品を含む回路構成とした自動車用の電子制御装置。
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