JP2008124067A - 熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール - Google Patents
熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008124067A JP2008124067A JP2006302906A JP2006302906A JP2008124067A JP 2008124067 A JP2008124067 A JP 2008124067A JP 2006302906 A JP2006302906 A JP 2006302906A JP 2006302906 A JP2006302906 A JP 2006302906A JP 2008124067 A JP2008124067 A JP 2008124067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat conductive
- wiring electrode
- conductive member
- heat
- conductive sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【課題】熱伝導シートにクラックの発生がなく、配線電極の剥離も発生しない信頼性の高い熱伝導性基板を提供する。
【解決手段】熱伝導性基板は、半導体素子1と外部との間で送受する信号または電源を伝える配線電極2、配線電極2に接し熱を伝導する熱伝導シート3および熱伝導シート3に接し半導体素子1および配線電極2を支持するベース板4を有しており、配線電極2の側面から配線電極2を囲繞する熱伝導シート3の領域までを覆う熱伝導性部材5が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】熱伝導性基板は、半導体素子1と外部との間で送受する信号または電源を伝える配線電極2、配線電極2に接し熱を伝導する熱伝導シート3および熱伝導シート3に接し半導体素子1および配線電極2を支持するベース板4を有しており、配線電極2の側面から配線電極2を囲繞する熱伝導シート3の領域までを覆う熱伝導性部材5が形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、半導体素子が実装され熱伝導性に優れる熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュールに関するものである。
半導体装置の高速化、高性能化に伴い半導体素子の電力量は増加する方向にあるとともに、半導体素子は小型化、高集積化の傾向にあるため、電力量増加に伴って単位面積当たりの発熱量は、増加の一途をたどっている。このため、半導体素子の熱暴走による動作不良が生じやすく、また半導体素子を搭載する基板に使用する部材の熱膨張で部材が破壊し、熱伝導性基板の信頼性が著しく低下する問題が生じており、電気システム装置の高機能化、高性能化を妨げる要因のひとつになっている。
このような半導体素子の電力量の増加に対処する手段として熱伝導性のシートを介して半導体素子の熱を放熱板に効率良く放熱する方法が検討されてきた。通常、半導体素子と放熱板は電気回路の観点から直接結合することができないため、熱伝導性を高めた絶縁シートを搭載した熱伝導性基板の要求が高まっている。
このような半導体素子の電力量の増加に対処する手段として熱伝導性のシートを介して半導体素子の熱を放熱板に効率良く放熱する方法が検討されてきた。通常、半導体素子と放熱板は電気回路の観点から直接結合することができないため、熱伝導性を高めた絶縁シートを搭載した熱伝導性基板の要求が高まっている。
この要求に対し、熱伝導シートを金属ベース板と配線電極の間に設けて放熱性を高めた構造が提案されている。この構造では、セラミック粒子が充填された熱伝導性樹脂シートの上に、断面が矩形状の配線電極を設け、配線電極の端部の側面は、熱伝導性樹脂シート上部に露出している(例えば、特許文献1参照)。
また、絶縁層上に溶射法で形成した配線電極を使用した基板の構造が提案されている。この構造でも、断面が矩形状の配線電極を絶縁層上に形成してあり、配線電極の端部の側面は、熱伝導性樹脂シートの上部に露出している(例えば、特許文献2参照)。
また、絶縁層上に溶射法で形成した配線電極を使用した基板の構造が提案されている。この構造でも、断面が矩形状の配線電極を絶縁層上に形成してあり、配線電極の端部の側面は、熱伝導性樹脂シートの上部に露出している(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1で提案された構造では、配線電極の端部の側面が、熱伝導性樹脂シート上部に露出しているため、ヒートサイクル試験時には、配線電極の端部と熱伝導シートが接する部分から熱伝導シートにクラックが発生したり、配線電極が熱伝導シートから剥離したりして、基板の絶縁性能を著しく損なう問題がある。
また、特許文献2で提案された構造では、溶射法で電極を作製しているため、溶射温度から室温に冷却するときやヒートサイクル試験時に、配線電極の端部と熱伝導シートが接する部分から熱伝導シートにクラックが発生したり、配線電極が熱伝導シートから剥離したりして、基板の絶縁性能を著しく損なう問題がある。
また、特許文献2で提案された構造では、溶射法で電極を作製しているため、溶射温度から室温に冷却するときやヒートサイクル試験時に、配線電極の端部と熱伝導シートが接する部分から熱伝導シートにクラックが発生したり、配線電極が熱伝導シートから剥離したりして、基板の絶縁性能を著しく損なう問題がある。
この発明の目的は、熱伝導シートにクラックの発生がなく、配線電極の剥離も発生しない信頼性の高い熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュールを提供することにある。
この発明に係わる熱伝導性基板は、半導体素子と外部との間で送受する信号または電源を伝える配線電極、上記配線電極に接し熱を伝導する熱伝導シートおよび熱伝導シートに接し上記半導体素子および上記配線電極を支持するベース板を有する熱伝導性基板において、上記配線電極の側面から上記配線電極を囲繞する上記熱伝導シートの領域までを覆う熱伝導性部材が形成されている。
この発明に係わる熱伝導性基板の効果は、ヒートサイクル試験やハンダリフロー時の温度で発生する熱応力に対し、配線電極の端部が熱伝導性部材により覆われているために、配線電極の端部と熱伝導シートとの接点付近からクラックが発生することがなくなり、また配線電極が熱伝導シートから剥離することがなくなるので、熱伝導性基板の信頼性が向上することである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板の断面図である。図2は、この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板の斜視図である。なお、図1は、図2のA−A断面での断面図である。
この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板は、図1と図2に示すように、配線路であり半導体素子1の入出力端子が接続される配線電極2、配線電極2が実装される熱伝導シート3、熱伝導シート3が実装されるベース板4、配線電極2の外周端面から熱伝導シート3の上面に亘って形成された熱伝導性部材5を備える。
図1は、この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板の断面図である。図2は、この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板の斜視図である。なお、図1は、図2のA−A断面での断面図である。
この発明の実施の形態1に係わる熱伝導性基板は、図1と図2に示すように、配線路であり半導体素子1の入出力端子が接続される配線電極2、配線電極2が実装される熱伝導シート3、熱伝導シート3が実装されるベース板4、配線電極2の外周端面から熱伝導シート3の上面に亘って形成された熱伝導性部材5を備える。
配線電極2は、半導体素子1に電力を供給したり、半導体素子1と外部との間の電気信号を伝達したりする配線路が形成されている。配線電極2は、銅が用いられて形成されているがこれに限定するものではなく、銀、アルミニウム、金など導電性を持つ金属であればよい。
また、配線電極2の表面は防錆のため金、ニッケルなどのめっきを施してもよい。
また、熱伝導シート3と接する部分の表面に凹凸を設けて接着性を向上させてもよい。
また、配線電極2の表面は防錆のため金、ニッケルなどのめっきを施してもよい。
また、熱伝導シート3と接する部分の表面に凹凸を設けて接着性を向上させてもよい。
熱伝導シート3は、配線電極2をベース板4に接着することにより一体化し、半導体素子1からの熱をベース板4に伝達させる高熱伝導性物質が混合された樹脂であり、エポキシ樹脂中に球状のアルミナ粉末を混合したものである。なお、樹脂成分としてはエポキシ樹脂に限るものではなく、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂など整形できる樹脂であれば良い。また、高熱伝導性物質としてはアルミナに限るものではなく、シリカ、ボロンナイトライドなどのセラミック微粒子を用いてもよい。また、粒子形状としては球状を用いているがこれに限るものではなく、粒子状、破砕状、鱗片状などを用いても良い。
ベース板4は、半導体素子1、配線電極2および熱伝導シート3を支持する支持体であり、銅板を用いている。なお、ベース板4に銅板を用いているがこれに限るものではなく、アルミニウムなどの金属板、銅タングステン合金、銅モリブデン合金などの合金板、シリコンカーバイト(SiC)、酸化ベリリウム(BeO)、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al2O3)などのセラミックス板、アルミニウムシリコンカーバイト(AlSiC)などの金属基複合材料などを用いてもよい。また、樹脂中にセラミック粒子やガラス繊維を充填した樹脂基複合材料を用いても良い。
熱伝導性部材5は、配線電極2の端部の側面と熱伝導シート3の配線電極2を囲繞する領域とを覆い、配線電極2および熱伝導シート3と一体化している構造部材である。熱伝導性部材5は、熱伝導シート3と同じくエポキシ樹脂中に球状のアルミナ粉末を混合したものである。なお、熱伝導性部材5としては、熱伝導シート3と同じものを用いているがこれに限るものではない。また、接着基材としてはエポキシ樹脂を用いているが、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂など整形できる樹脂であれば良い。また、樹脂に充填する粒子としてアルミナ粉末を用いているがこれに限るものではなく、ダイアモンド、金属粉末、カーボン、セラミックなど樹脂成分に比べて熱伝導率の大きい粒子であれば構わない。また、粒子形状としては球状粒子を用いているがこれに限るものではなく、粒状、破砕状、鱗片状などを用いても良い。
また、接着基材として樹脂成分を用いているがこれに限るものではなく、銅、アルミニウム、鉄、ニッケルなどの金属、銅タングステンなどの合金、アルミニウムシリコンカーバイトなどの金属基複合材料を用いても良い。
また、接着基材として樹脂成分を用いているがこれに限るものではなく、銅、アルミニウム、鉄、ニッケルなどの金属、銅タングステンなどの合金、アルミニウムシリコンカーバイトなどの金属基複合材料を用いても良い。
また、複数の配線電極2が熱伝導シート3に上に形成されている場合、個々の配線電極2に異なる熱伝導性部材5を形成してもよく、配線電極2の剥離や熱伝導シート3のクラックを抑制できる構造であれば構わない。
半導体素子1は、電気信号の切換、増幅などを行う素子であり、通常シリコン素子であるがこれに限定するものではなくガリウムヒ素、インジウムリン、シリコンカーバイトなどの化合物材料を用いた素子でも良く、半導体特性が得られるものであればいずれの素子でも構わない。
また、図2においてベース板4上に半導体素子1を2個搭載しているが、半導体素子1の数を限定することはない。
また、図2においてベース板4上に半導体素子1を2個搭載しているが、半導体素子1の数を限定することはない。
次に、熱伝導性部材5の形状について図3を参照して説明する。図3は、熱伝導性部材5の形状を説明するための熱伝導性基板の部分拡大断面図である。
ベース板4の厚さ方向に配線電極2を熱伝導シート3に投影したときの投影図の外周、例えば図3に示す熱伝導性基板においては、点Pが外周の点になる。この点Pを原点とし、ベース板4の面方向にX軸を、厚さ方向にY軸を設定する。
そして、熱伝導性部材5の断面をY軸により分けられた2つの図形5a、5bがY軸を中心線として線対称であり、断面を円弧状の側辺8a、8bと熱伝導シート3に沿った底辺9で表すことができる。
ベース板4の厚さ方向に配線電極2を熱伝導シート3に投影したときの投影図の外周、例えば図3に示す熱伝導性基板においては、点Pが外周の点になる。この点Pを原点とし、ベース板4の面方向にX軸を、厚さ方向にY軸を設定する。
そして、熱伝導性部材5の断面をY軸により分けられた2つの図形5a、5bがY軸を中心線として線対称であり、断面を円弧状の側辺8a、8bと熱伝導シート3に沿った底辺9で表すことができる。
次に、熱伝導性部材5の断面の形状の変形例を図4〜図6を参照して説明する。図4は、Y軸により分けられた2つの図形5a、5bが線対称でない熱伝導性部材5を含む部分拡大断面図である。図5は、側辺8a、8bが直線であり断面が三角形である熱伝導性部材5を含む部分拡大断面図である。図6は、配線電極2の半導体素子1が実装される面2aより高い位置まで形成された熱伝導性部材5を含む部分拡大断面図である。
熱伝導性部材5の断面形状は、配線電極2の剥離や熱伝導シート3のクラックを抑制できる形状であればいずれの形状でも構わない。例えば、図4に示すように、Y軸により2つに分けられた図形5a、5bが線対称でなくてもよいし、図5に示すように、断面が三角形状であってもよいし、図6に示すように、配線電極2の半導体素子1が実装される面2aより高い位置まで形成してもよい。
また、断面の側辺8a、8bの形状は多次元関数、指数関数、対数関数などで表される曲線で形成されていてもよい。
熱伝導性部材5の断面形状は、配線電極2の剥離や熱伝導シート3のクラックを抑制できる形状であればいずれの形状でも構わない。例えば、図4に示すように、Y軸により2つに分けられた図形5a、5bが線対称でなくてもよいし、図5に示すように、断面が三角形状であってもよいし、図6に示すように、配線電極2の半導体素子1が実装される面2aより高い位置まで形成してもよい。
また、断面の側辺8a、8bの形状は多次元関数、指数関数、対数関数などで表される曲線で形成されていてもよい。
このような熱伝導性基板は、ヒートサイクル試験やハンダリフロー時の温度で発生する熱応力に対し、配線電極2の端部が熱伝導性部材5により覆われているために、配線電極2の端部と熱伝導シート3との接点付近からクラックが発生することがなくなり、また配線電極2が熱伝導シート3から剥離することがなくなるので、熱伝導性基板の信頼性が向上する。
また、熱伝導性部材5が配線電極2の側面にも形成されるので、配線電極2に搭載された半導体素子1から発熱する熱量を効率よく熱伝導シート3に伝えることができ、熱伝導性基板の放熱性が向上する。
また、熱伝導性部材5が配線電極2の側面にも形成されるので、配線電極2に搭載された半導体素子1から発熱する熱量を効率よく熱伝導シート3に伝えることができ、熱伝導性基板の放熱性が向上する。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係わる熱伝導性基板の部分拡大断面図である。図7は、図5の熱伝導性基板と同じ熱伝導性基板を図示してあるが、Y軸により分けられた部分5a、5bの断面の形状が異なっている。図7(a)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が内側の部分5bの高さh2より低い場合を図示している。図7(b)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が内側の部分5bの高さh2より高い場合を図示している。図7(c)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が配線電極2の厚さtよりも高い場合を図示している。
この発明の実施の形態2に係わる熱伝導性基板は、実施の形態1に係わる熱伝導性基板と寸法を除けば同様であり、同じ符号を付記して説明は省略する。
まず、寸法の定義を行う。
ベース板4の厚さ方向に配線電極2を熱伝導シート3上に投影したときの投影図の外周、図7に示す熱伝導性基板においては、点Pが配線電極2の外周に相当する点になる。この点Pを原点とし、ベース板4の面方向にX軸を、厚さ方向にY軸を設定する。
そして、熱伝導性部材5の断面をY軸により2つの部分5a、5bに分ける。2つの部分のうち、Y軸に関して配線電極2の反対側の部分(以下、「熱伝導性部材5の外側の部分」と称す)5aの底辺の長さをw1、高さをh1、Y軸に関して配線電極2側の部分(以下、「熱伝導性部材5の内側の部分」と称す)5bの底辺をw2、高さをh2で表す。また、配線電極2の厚さをtとする。
図7は、この発明の実施の形態2に係わる熱伝導性基板の部分拡大断面図である。図7は、図5の熱伝導性基板と同じ熱伝導性基板を図示してあるが、Y軸により分けられた部分5a、5bの断面の形状が異なっている。図7(a)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が内側の部分5bの高さh2より低い場合を図示している。図7(b)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が内側の部分5bの高さh2より高い場合を図示している。図7(c)には、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が配線電極2の厚さtよりも高い場合を図示している。
この発明の実施の形態2に係わる熱伝導性基板は、実施の形態1に係わる熱伝導性基板と寸法を除けば同様であり、同じ符号を付記して説明は省略する。
まず、寸法の定義を行う。
ベース板4の厚さ方向に配線電極2を熱伝導シート3上に投影したときの投影図の外周、図7に示す熱伝導性基板においては、点Pが配線電極2の外周に相当する点になる。この点Pを原点とし、ベース板4の面方向にX軸を、厚さ方向にY軸を設定する。
そして、熱伝導性部材5の断面をY軸により2つの部分5a、5bに分ける。2つの部分のうち、Y軸に関して配線電極2の反対側の部分(以下、「熱伝導性部材5の外側の部分」と称す)5aの底辺の長さをw1、高さをh1、Y軸に関して配線電極2側の部分(以下、「熱伝導性部材5の内側の部分」と称す)5bの底辺をw2、高さをh2で表す。また、配線電極2の厚さをtとする。
実施の形態2においては、熱伝導性部材5の外側の部分5aと内側の部分5bの寸法を変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率について評価した。
熱伝導シート3のクラック発生率は、作製した熱伝導性基板中でクラックが発生していた基板の枚数の百分率、配線電極2の剥離率は、作製した熱伝導性基板中で配線電極2が剥離していた熱伝導性基板の枚数の百分率、封止樹脂のボイド率は、熱伝導性基板を封止樹脂で封止したときに、封止樹脂中にボイドが混入した熱伝導性基板の枚数の百分率で評価した。
熱伝導シート3のクラック発生率は、作製した熱伝導性基板中でクラックが発生していた基板の枚数の百分率、配線電極2の剥離率は、作製した熱伝導性基板中で配線電極2が剥離していた熱伝導性基板の枚数の百分率、封止樹脂のボイド率は、熱伝導性基板を封止樹脂で封止したときに、封止樹脂中にボイドが混入した熱伝導性基板の枚数の百分率で評価した。
ベース板4の厚さを2.0mm、熱伝導シート3の厚さを0.1mm、配線電極2の厚さtを1.0mmとして、ベース板4と配線電極2は銅を使用し、熱伝導シート3と熱伝導性部材5は弾性率が10GPaで熱伝導率が5W/mKの樹脂組成物を使用した。また、熱伝導性部材5は断面が三角形になるように作製した。
そして、熱伝導性部材5の外側の部分5aの寸法、底辺の長さと高さとを変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、外側の部分5aの底辺の長さw1を0.005t、0.01t、t、1.01t、1.5t、外側の部分5aの高さh1を0.005t、0.01t、t、1.2t、1.21t、1.5tと可変した。このとき熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2を0.5mm、高さh2を0.5mmに固定して評価した。その結果を表1と表2に示す。
そして、熱伝導性部材5の外側の部分5aの寸法、底辺の長さと高さとを変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、外側の部分5aの底辺の長さw1を0.005t、0.01t、t、1.01t、1.5t、外側の部分5aの高さh1を0.005t、0.01t、t、1.2t、1.21t、1.5tと可変した。このとき熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2を0.5mm、高さh2を0.5mmに固定して評価した。その結果を表1と表2に示す。
表1と表2の結果より分かるように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1が0.005tmm以上で1.5tmm以下の範囲、高さh1が0.005tmm以上で1.5tmm以下の範囲にある場合、配線電極2の剥離は発生しない。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が、0.01t以上でt以下の範囲、高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲にある場合、熱伝導シート3のクラック発生率とボイド率が0%になることが分かる。なお、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が配線電極2の厚さtを超える場合は、図7(c)に示す様に、熱伝導性部材5が配線電極2上に覆いかぶさる構造になるため、配線電極2の端部の垂線上の高さを利用した。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が、0.01t以上でt以下の範囲、高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲にある場合、熱伝導シート3のクラック発生率とボイド率が0%になることが分かる。なお、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が配線電極2の厚さtを超える場合は、図7(c)に示す様に、熱伝導性部材5が配線電極2上に覆いかぶさる構造になるため、配線電極2の端部の垂線上の高さを利用した。
次の評価条件としては、ベース板4の厚さを2.0mm、熱伝導シート3の厚さを0.1mm、配線電極2の厚さtを1.0mmとし、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1を0.3mm、高さh1を0.5mmに固定して熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2と高さh2を変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、内側の部分5bの底辺の長さw2を0.005t、0.01t、t、1.01t、1.5t、内側の部分5bの高さh2を0.005t、0.01t、tと可変した。その評価結果を表3に示す。
表3の結果より分かるように、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの高さh2が0.005t以上でt以下の範囲にあるとき、熱伝導シート3のクラックと封止樹脂のボイドは発生しないことが分かる。
また、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺w2が、0.01tmm以上でt以下の範囲、高さh2が0.01t以上でt以下の範囲にあるとき配線電極2の剥離率が0%になることが分かる。
また、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺w2が、0.01tmm以上でt以下の範囲、高さh2が0.01t以上でt以下の範囲にあるとき配線電極2の剥離率が0%になることが分かる。
表1から表3に示す評価は、熱伝導性部材5の断面の形状が三角形のときの評価結果であるが、熱伝導性部材5の側辺8a、8bが円弧になるように形成した熱伝導性基板につても評価を行った。
この評価ではベース板4の厚さを2.0mm、熱伝導シート3の厚さを0.1mm、配線電極2の厚さtを1.0mmとし、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2を0.5mm、高さh2を0.5mmに固定して熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1と高さh1を変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、外側の部分5aの底辺の長さw1を0.005t、t、1.5t、外側の部分5aの高さh1を0.01t、1.2t、1.21t、1.5tと可変した。その評価結果を表4に示す。
この評価ではベース板4の厚さを2.0mm、熱伝導シート3の厚さを0.1mm、配線電極2の厚さtを1.0mmとし、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2を0.5mm、高さh2を0.5mmに固定して熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1と高さh1を変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、外側の部分5aの底辺の長さw1を0.005t、t、1.5t、外側の部分5aの高さh1を0.01t、1.2t、1.21t、1.5tと可変した。その評価結果を表4に示す。
表4の結果から分かるように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲にあるとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲にあるとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲にあるとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲にあるとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲にあるとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
次の評価ではベース板4の厚さを2.0mm、熱伝導シート3の厚さを0.1mm、配線電極2の厚さtを1.0mmとし、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1を0.3mm、高さh1を0.5mmに固定して熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2と高さh2を変更して、熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。なお、内側の部分5bの底辺の長さw2を0.005t、0.01t、t、1.01t、1.5t、内側の部分5bの高さh2を0.01t、tと可変した。その評価結果を表5に示す。
表5の結果から分かるように、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの高さh2が0.01t以上でt以下の範囲にあるとき、熱伝導シート3のクラック発生率および封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2が0.01t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの高さh2が0.01t以上でt以下の範囲にあるとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2が0.01t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの高さh2が0.01t以上でt以下の範囲にあるとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
今までの表1から表5に示す評価条件では、配線電極2の厚さtを1.0mmとして評価してきたが、次に、配線電極2の厚さtを0.5mmに変更して、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1と高さh1とを可変して熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。この評価条件では、ベース板4の厚さは2.0mm、熱伝導シート3の厚さは0.1mmと固定している。また、ベース板4と配線電極2は銅を使用し、熱伝導シート3と熱伝導性部材5は弾性率が10GPaで熱伝導率が5W/mKの樹脂組成物を使用した。また、熱伝導性部材5は断面形状を三角形となるように作製した。このような条件で作製した熱伝導性基板を評価しその結果を表6に示す。
表6の結果から分かるように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.02t以上で3t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.6t以上で2.42t以下の範囲のとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.02t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.6t以上でt以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.02t以上で2t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.6t以上で2.42t以下の範囲のとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.02t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.6t以上でt以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.02t以上で2t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.6t以上で2.42t以下の範囲のとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
次の評価条件では、ベース板4の厚さを3.0mmに変更して、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1と高さh1とを可変して熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。この評価条件では配線電極2の厚さtは1.0mm、熱伝導シート3の厚さは0.1mmと固定している。また、ベース板4と配線電極2は銅を使用し、熱伝導シート3と熱伝導性部材5は弾性率が10GPaで熱伝導率が5W/mKの樹脂組成物を使用した。また、熱伝導性部材5は断面形状を三角形となるように作製した。このような条件で作製した熱伝導性基板を評価しその結果を表7に示す。
表7の結果から分かるように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック発生率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック率が0%になる。
次の評価条件では、熱伝導シート3の厚さを0.2mmに変更して、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1と高さh1とを可変して熱伝導シート3のクラック発生率、配線電極2の剥離率、封止樹脂のボイド率を評価した。配線電極2の厚さは1.0mm、ベース板4の厚さは2.0mmと固定している。また、ベース板4と配線電極2は銅を使用し、熱伝導シート3と熱伝導性部材5は弾性率が10GPaで熱伝導率が5W/mKの樹脂組成物を使用した。また、熱伝導性部材5は断面形状を三角形となるように作製した。このような条件で作製した熱伝導性基板を評価しその結果を表8に示す。
表8の結果から分かるように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、配線電極2の剥離率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲のとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1が0.005t以上で1.5t以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲のとき、封止樹脂のボイド率が0%になる。
また、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺w1がt、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.5t以下の範囲のとき、熱伝導シート3のクラック率が0%になる。
このように、熱伝導性部材5の外側の部分5aの底辺の長さw1が0.01t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の外側の部分5aの高さh1が0.01t以上で1.2t以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの底辺の長さw2が0.01t以上でt以下の範囲、熱伝導性部材5の内側の部分5bの高さh2が0.01t以上でt以下の範囲のとき、配線電極2の剥離率、熱伝導シート3のクラック率および封止樹脂のボイド率が0%になる。
上述のような寸法の熱伝導性部材5を配線電極2の側面から熱伝導シート3の配線電極2を囲繞する領域に亘って形成することにより、熱伝導シート3のクラックや配線電極2の剥離を防止することができ、熱伝導性基板を小型化や高密度化できる。
また、熱伝導性基板を樹脂で封止するとき、熱伝導性部材5の表面に沿って封止樹脂が流れ易いので、配線電極2の端部に気泡が巻き込まれることがなく、熱伝導性基板の絶縁信頼性を向上することができる。
また、熱伝導性基板を樹脂で封止するとき、熱伝導性部材5の表面に沿って封止樹脂が流れ易いので、配線電極2の端部に気泡が巻き込まれることがなく、熱伝導性基板の絶縁信頼性を向上することができる。
この熱伝導性基板を用いることにより放熱性に優れ、信頼性が高いパワーモジュールを提供することができる。このパワーモジュールは、熱伝導性基板の配線電極2に実装された半導体素子1と、半導体素子1および配線電極2を封止する封止樹脂と、熱伝導性基板のベース板4に固着されたヒートシンクを具備する。
1 半導体素子、2 配線電極、3 熱伝導シート、4 ベース板、5 熱伝導性部材、5a (熱伝導性部材の)外側の部分、5b (熱伝導性部材の)内側の部分、8a、8b 側辺、9 底辺。
Claims (4)
- 半導体素子と外部との間で送受する信号または電源を伝える配線電極、上記配線電極に接し熱を伝導する熱伝導シートおよび熱伝導シートに接し上記半導体素子および上記配線電極を支持するベース板を有する熱伝導性基板において、
上記配線電極の側面から上記配線電極を囲繞する上記熱伝導シートの領域までを覆う熱伝導性部材が形成されていることを特徴とする熱伝導性基板。 - 上記配線電極の外周から上記熱伝導シートに向けて下ろした垂線を基準にするとき、上記配線電極の側面が上記熱伝導シートに上記垂線に対して上記配線電極側で接し、
上記熱伝導性部材は、上記垂線を挟んだ外側と内側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱伝導性基板 - 上記配線電極の厚さをtとし、上記熱伝導性部材の外側に形成されている部分の底辺の長さが0.01t以上でt以下の範囲、上記熱伝導性部材の外側に形成されている部分の高さが0.01t以上で1.2t以下の範囲、上記熱伝導性部材の内側に形成されている部分の底辺の長さが0.01t以上でt以下の範囲、上記熱伝導性部材の内側に形成されている部分の高さが0.01t以上でt以下の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の熱伝導性基板。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱伝導性基板の配線電極に実装された半導体素子と、上記半導体素子および上記配線電極を封止する封止樹脂と、上記熱伝導性基板のベース板に固着されたヒートシンクを具備することを特徴とするパワーモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006302906A JP2008124067A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006302906A JP2008124067A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008124067A true JP2008124067A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39508536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006302906A Pending JP2008124067A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008124067A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190089630A (ko) * | 2018-01-23 | 2019-07-31 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
KR20190139174A (ko) | 2018-01-23 | 2019-12-17 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
CN111656546A (zh) * | 2018-01-23 | 2020-09-11 | Lg伊诺特有限公司 | 热电模块 |
-
2006
- 2006-11-08 JP JP2006302906A patent/JP2008124067A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190089630A (ko) * | 2018-01-23 | 2019-07-31 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
KR102055428B1 (ko) * | 2018-01-23 | 2019-12-12 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
KR20190139174A (ko) | 2018-01-23 | 2019-12-17 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
CN111656546A (zh) * | 2018-01-23 | 2020-09-11 | Lg伊诺特有限公司 | 热电模块 |
JP2021512488A (ja) * | 2018-01-23 | 2021-05-13 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | 熱電モジュール |
KR102275612B1 (ko) * | 2018-01-23 | 2021-07-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
US11730056B2 (en) | 2018-01-23 | 2023-08-15 | Lg Innotek Co., Ltd. | Thermoelectric module |
JP7407718B2 (ja) | 2018-01-23 | 2024-01-04 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | 熱電モジュール |
CN111656546B (zh) * | 2018-01-23 | 2024-04-16 | Lg伊诺特有限公司 | 热电模块 |
KR20210087916A (ko) | 2019-12-05 | 2021-07-13 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
KR102580350B1 (ko) * | 2019-12-05 | 2023-09-19 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
KR20230141663A (ko) | 2019-12-05 | 2023-10-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전소자 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007311770A (ja) | 半導体装置 | |
EP2562809B1 (en) | High performance liquid cooled heatsink for igbt modules | |
JP2006303400A (ja) | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置ならびに電子装置の実装構造 | |
JPWO2015029511A1 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
CN110459512A (zh) | 散热主板及光模块 | |
JP2009272487A (ja) | 電子部品 | |
JP2017107937A (ja) | 電力用半導体装置 | |
JP2006269966A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2008124067A (ja) | 熱伝導性基板およびこれを用いるパワーモジュール | |
JP2004022973A (ja) | セラミック回路基板および半導体モジュール | |
JP5957866B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2003204021A (ja) | 半導体モジュール用基板 | |
JP2006210575A (ja) | 半導体素子用パッケージ | |
JP6841367B1 (ja) | 半導体モジュール、電力変換装置及び半導体モジュールの製造方法 | |
JP2011192762A (ja) | パワーモジュール | |
JP5278011B2 (ja) | 半導体の冷却構造及びその製造方法 | |
JP2017045959A (ja) | 高周波半導体装置用パッケージおよび高周波半導体装置 | |
JP2008171963A (ja) | 半導体チップ冷却構造 | |
JP4459031B2 (ja) | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置 | |
JP2004296726A (ja) | 放熱部材および半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JP2004247514A (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
JPH0677678A (ja) | ヒートシンク構造 | |
JP2003068954A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
JP2006013420A (ja) | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置 | |
JP4682925B2 (ja) | エレベータ用のヒートシンク |