JP2008122605A - 画像形成装置 - Google Patents

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英俊 金井
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Abstract

【課題】画素カウントを単純にカウントするだけでは、画素カウント値とトナー消費量が正確に対応しないことがあるので、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント累積値を補正することで、正確な画素カウント値を得ること。
【解決手段】コピー画像およびプリント画像の画素カウントを行う画像形成装置において、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント計算用の累積値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、LD光で感光体に潜像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来技術としては特許文献1がある。これは入力画像信号の画像面積率により、トナー付着量を変化させるものである。
ここで、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの複数のアプリケーション機能を有し、画像読み取り手段、画像形成手段、給紙カセットを含む画像形成装置であって、計測手段と、対比手段と、判別手段と、カウント値増加手段と、枚数換算手段とを備えることで、通常使用と通常使用以外のトナーの消費量を簡易かつ正確に把握することができ、さらに、通常使用以外のトナー消費量を詳細に管理することができる技術が開示されている。
特開2006−126753号公報 特開2006−091356号公報
従来技術では、画素カウントを単純にカウントするだけなので、画素カウント値とトナー消費量が正確に対応していない。
そこで、本発明では、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント累積値を補正することで、正確な画素カウント値を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、コピー画像およびプリント画像の画素カウントを行う画像形成装置において、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント計算用の累積値を補正することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、プロセスコントロールデータとして黒ベタ画像濃度をフォトセンサで読み取ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、黒ベタ画像濃度が異常な場合は、警告を表示することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、黒ベタ画像濃度を可変設定にすることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、黒ベタ画像の主走査および副走査領域を可変設定にすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、黒ベタ画像を手動で生成することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、黒ベタ画像を自動生成することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、画素カウンタをカウントするカウンタを画像領域部と非画像領域部で、別個に持つことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、画像部用カウンタを、画像領域有効信号でリセットすることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、画像領域有効時に、前ページの画素カウント値を読み出す手段を有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像形成装置において、画素カウント値が異常な場合に、警告を表示することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、画素データをトナー消費量データに変換する手段を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、画素データをトナー消費量データに変換する手段として、画像部用と非画像部用の2個のテーブルを持つことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、プロセスコントロール用補正データの複数回のデータを演算して、演算結果に基づいて画素カウント計算用の累積値を補正することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14記載の画像形成装置において、画素カウント計算用の累積値が異常な場合に、警告を表示することを特徴とする。
本発明によれば、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント累積値を補正することで、正確な画素カウント値を得ることができる。
図1に、本発明の実施の形態のコピア、プリンタの走査光学系のブロック図を示す。
LDは、LD制御板で変調される。LD光は、コリメートレンズでコリメートされ、ポリゴンモータで走査され、fθレンズを通って感光体に照射されて、潜像を形成する。
図2に、同期検知部のブロック図を示す。同期検知素子は、有効画像領域外に設置される。LD光が同期検知素子に照射すると、電流Iが発生する。
コンパレータの入力には、V1=IxR1の電圧が発生し、これが基準電圧Vrefより大きくなると、コンパレータ出力V3は、LOWになる。LD光が同期検知素子を通りすぎると、V3出力はHIGHになる。
すなわち、V3出力(XDETP信号)は、図3に示すように、ある一定周期で、LOW出力が発生する。
画素カウントを行うブロック図の1例を、図4に示す。
第1ライン濃度データと、第2ライン濃度データは、それぞれ16X4bitのLUT(ルックアップテーブル)に入る。
それぞれのLUT出力は、4bit+4bitAdderで加算され、その出力が6bit累積Adderに入り、Carry出力がHの期間、Wclkが27bitCounterでカウントされる。
27bitCounterの出力はレジスタにラッチされる。pfgate_n信号の立ち上がりでラッチされる。
レジスタ出力は、画素カウント変換部を通って画素カウント値になる。
画素カウント変換部のブロック図を図5に示す。プロセスコントロールデータとして、ある大きさの黒ベタ画像濃度をフォトセンサで読み取り、その濃度データで画素カウントの累積値を切り替える。
その濃度データが正常範囲を超えている場合は、操作部に警告を表示する。
黒ベタ画像は、LDをある期間、発光させる事により形成するが、LDが点灯するDutyを変えたり、LDの光量を変化させる事により、黒ベタ画像の濃度を変化させる事ができる。
黒ベタ画像の主走査は、主走査カウンタlcountがある値になるとPSONとなり、黒ベタデータがアサートされる。
lcountがある値になると、PSOFFになり、黒ベタデータがネゲートされる。lcountは、XDETPのLOW信号でリセットされる。
図7の主走査PSLGATE期間、主走査方向に黒画像が形成される。
副走査方向の黒画像の有効領域を図8に示す。副走査カウンタfcountは、XDETP信号をカウントする。
fcount値がある値になると、PSENがアサートされて、副走査方向の黒画像が
作成される。fcount値が設定値になると、PSENはネゲートされて、副走査方向の黒画像が禁止される。
プロセスコントロール用の黒ベタ画像を自動生成するブロック図を図13に示す。
PFGATEがLOWになると、PSカウンタがリセットされる。PSカウンタはlclreをカウントする。PSカウンタ値がpsfdly_rの値に等しくなると、PSFGATEがアサートされる。
PSカウンタ値がpsfdly+psfgateの値に等しくなると、PSFGATEがネゲートされる。PSFGATEがアサートされている期間が、Pセンサが出力される領域である。
これがPセンサパターン(プロセスコントロール用黒ベタパターン)を自動生成させる
方式の説明である。
Pセンサパターンを手動生成する場合は、PSカウンタを使用せずに、PSENレジスタをソフトでアサートする事により、Pセンサパターンの生成が開始される。
画素カウンタを画像領域部でカウントするブロック図とタイミングチャートを図9、図10に示す。
画素カウンタを非画像領域部でカウントするブロック図とタイミングチャートを図11、図12に示す。
画像領域部のカウンタは、図10に示すように、画像領域信号のPFGATE_nがアサートされると、aclrパルスが発生して、adcountがリセットされる。
adderには前頁の画素カウント値がラッチされている。pfgate_nがネゲートされる時、aclatchパルスが発生し、それにより、現頁の画素カウント値がラッチされる。
ラッチされた画素カウント値が異常な場合は、警告を表示する。
非画像領域部のカウンタは、図12に示すように、画像領域信号のPFGATE_nがネゲートされると、bcclrパルスが発生して、adcountがリセットされる。
psfgate_nがネゲートされると、bclatchパルスが発生して、adderにadcountの値がラッチされる。
図6に示すように、画素カウント値を、データ変換用のRAM(L.U.T ルックアップテーブル)を通す事により、トナー消費量データに変換する事ができる。
データ変換用のRAM(L.U.T)を画像領域用と、非画像領域用の2個持つ事により、画像領域用のトナー消費量データと、非画像領域用のトナー消費量データを違う値にする事ができる。
プロセスコントロール用補正データの複数回のデータを演算して、演算結果に基づいて、画素カウント計算用の累積値を補正するやり方は、いろいろ有るが、図14は、プロコンデータの平均をとって、補正するやり方を示す。
プロコンデータP1、P2、P3を取得する。
P=(P1+P2+P3)/3を計算する。
規定値1<規定値2<規定値3とする。
補正値α>β>γとする。
P>規定値3の場合は、プロコンデータが大きな値が続いたので、画像濃度は最大に濃い事になるので、図5のSW1にS1がセレクトされ、画素カウント値Y=α*Aとなり、画素カウント値は、大きな値に補正される。
規定値2<P<規定値3の場合は、3個のプロコンデータの平均は、中くらいなので、
画像濃度の濃さは中くらいなので、SW1はS2がセレクトされ、画素カウント値Y=β*Aとなり、画素カウント値は、中程の値に補正される。
規定値1<P<規定値2の場合は、3個のプロコンデータの平均は小さいので、画像濃度の濃さは小さいので、SW1はS3がセレクトされ、画素カウント値Y=γ*Aとなり、画素カウント値は、小さい値に補正される。
画素カウンタ累積値が異常な値の時は、警告を表示する。
従来技術では、画像領域のみの画素カウントを行うが、画像領域外の画素カウントも正確に行え、画像領域部と非画像領域部の画素カウント値を測定するので、正確な画素カウントを行う事ができる。
従来技術では、画素カウント値とトナー消費量が正確に対応しないが、演算を行う事により、画素カウント値とトナー消費量を正確に対応させる事ができる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
本発明の実施の形態に関わるコピア、プリンタの走査光学系のブロック図である。 本発明の実施の形態に関わる同期検知部のブロック図である。 本発明の実施の形態に関わるV3出力(XDETP信号)を示す図である。 本発明の実施の形態に関わるフローチャートである。 本発明の実施の形態に関わる画素カウント変換部のブロック図である。 本発明の実施の形態に関わる画素カウント値をトナー消費量データに変換する図である。 本発明の実施の形態に関わる主走査PSLGATE期間、主走査方向に黒画像が形成される図である。 本発明の実施の形態に関わる副走査方向の黒画像の有効領域を示す図である。 本発明の実施の形態に関わる画素カウンタを画像領域部でカウントするブロック図である。 本発明の実施の形態に関わる画素カウンタを画像領域部でカウントするタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に関わる画素カウンタを非画像領域部でカウントするブロック図である。 本発明の実施の形態に関わる画素カウンタを非画像領域部でカウントするタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に関わるプロセスコントロール用の黒ベタ画像を自動生成するブロック図である。 本発明の実施の形態に関わるプロコンデータの平均をとって、補正するやり方を示す図である。

Claims (15)

  1. コピー画像およびプリント画像の画素カウントを行う画像形成装置において、プロセスコントロール用補正データの値に応じて、画素カウント計算用の累積値を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. プロセスコントロールデータとして黒ベタ画像濃度をフォトセンサで読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記黒ベタ画像濃度が異常な場合は、警告を表示することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記黒ベタ画像濃度を可変設定にすることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 黒ベタ画像の主走査および副走査領域を可変設定にすることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 黒ベタ画像を手動で生成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 黒ベタ画像を自動生成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  8. 画素カウンタをカウントするカウンタを画像領域部と非画像領域部で、別個に持つことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 画像部用カウンタを、画像領域有効信号でリセットすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 画像領域有効時に、前ページの画素カウント値を読み出す手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記画素カウント値が異常な場合に、警告を表示することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 画素データをトナー消費量データに変換する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 画素データをトナー消費量データに変換する手段として、画像部用と非画像部用の2個のテーブルを持つことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. プロセスコントロール用補正データの複数回のデータを演算して、演算結果に基づいて画素カウント計算用の累積値を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  15. 前記画素カウント計算用の累積値が異常な場合に、警告を表示することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
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