JP2008120244A - 電気自動車用廃熱回収システム - Google Patents

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Takashi Hosokawa
隆志 細川
Ryunosuke Furusawa
竜之介 古澤
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Abstract

【課題】推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を行うことを可能とする電気自動車用廃熱回収システムを提供する。
【解決手段】電気自動車10に搭載される推進装置に発生する熱を電気自動車10の暖房装置の熱源として利用する電気自動車用廃熱回収システムを、モータ21に発生した熱を吸収するラジエータ23、及びラジエータ23の入路及び出路をバイパスするバイパス路25を備える冷却用回路2と、冷媒を加熱する温水製造器31、及び冷媒を熱源として車室内に温風を供給するヒータコア32とを備える暖房用回路3とからなり、且つ、冷却用回路2及び暖房用回路3は、冷却用回路2及び暖房用回路3の結合又は分離を切換可能な四方弁42によって連結される構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気自動車用廃熱回収システムに関する。
従来、動力源として電気モータ、バッテリ、パワーコントロールユニット(動力制御装置)からなる推進装置を備える電気自動車にあっては、該推進装置の冷却に用いられ、推進装置に発生する熱を吸収して加熱された冷媒を暖房装置の熱源として利用することでエネルギーを節約する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−123902号公報
しかしながら、上述した方法においては、次のような問題点が考えられる。即ち、暖房装置が要求する冷媒の温度が、推進装置の冷却を行う冷却装置の許容温度より高温である場合、この方法を用いることができないという問題である。また、冷却装置に用いられる冷媒を暖房装置の熱源として用いるためには、暖房装置において通常用いられる量と比較してより多くの量の冷媒を加熱する必要があるため、特に冷媒の温度が低い場合には効率が悪く、電気自動車においては電力の浪費に繋がる可能性があるという問題である。
このようなことから本発明は、推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を行うことを可能とする電気自動車用廃熱回収システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムは、電気自動車に搭載される推進装置に発生する熱を、前記電気自動車の暖房装置の熱源として利用する電気自動車用廃熱回収システムであって、前記推進装置、及び前記推進装置によって発生した熱を吸収する熱交換器、及び前記熱交換器の入路及び出路をバイパスするバイパス路を備える冷却用回路と、冷媒を加熱する冷媒加熱器、及び前記冷媒を熱源として車室内に温風を供給する温風供給部とを備える暖房用回路とからなり、且つ、前記冷却用回路及び前記暖房用回路は、前記冷却用回路及び前記暖房用回路の結合又は分離を切換可能な切換手段によって連結されることを特徴とする。
第2の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムは、前記冷却用回路が、前記熱交換器の上流側の流路と前記熱交換器の下流側の流路とをバイパスするバイパス路を備えることを特徴とする。
第3の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムは、第1又は第2の発明において、前記切換手段が、前記推進装置の下流側と、前記冷媒加熱器の上流側とを連結したことを特徴とする。
第4の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムは、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記切換手段は、前記推進装置の下流側を流動する前記冷媒の温度に基づき、前記冷却用回路と前記暖房用回路との結合、又は分離を行う制御装置によって制御されることを特徴とする。
第5の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムは、第4の発明において、前記切換手段により、前記冷却用回路の前記冷媒の温度が所定範囲より高温である、又は前記所定範囲より低温である場合は前記冷却用回路と前記暖房用回路とを分離し、前記冷却用回路の前記冷媒の温度が所定範囲内にある場合は前記冷却用回路と前記暖房用回路とを結合することを特徴とする。なお、上記「所定範囲」とは、暖房用回路において冷却装置の冷媒の加熱を効率よく行うことができる範囲であり、上限を冷却用回路の許容温度より低い温度とした範囲である。
上述した第1の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムによれば、条件に応じて冷却用回路と暖房用回路とを分離又は結合することにより、暖房運転に冷却用回路の廃熱を有効利用するとともに、暖房運転に使用する電力を抑えることができる。
第2の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムによれば、冷却用回路が、熱交換器の上流側の流路と熱交換器の下流側の流路とをバイパスするバイパス路を備えるために、より細かい温度調整を行うことができる。
第3の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムによれば、第1又は第2の発明において、入出力可変手段が、推進装置の下流側と、冷媒加熱器の上流側とを連結するため、冷却装置においてモータ等により加熱された冷媒の温度を暖房運転に有効に利用し、且つ、冷媒加熱器において使用するエネルギーを最小にすることが可能であり、省電力化が可能である。
第4の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムによれば、第1乃至第3のいずれかの発明において、切換手段は、推進装置の下流側を流動する冷媒の温度に基づき、冷却用回路と暖房用回路との結合、又は分離を行う制御装置によって制御するため、より確実に冷却用回路と暖房用回路との結合、又は分離を行うことができる。
第5の発明に係る電気自動車用廃熱回収システムによれば、第4の発明において、切換手段により、冷却用回路の冷媒の温度が所定範囲より高温である、又は所定範囲より低温である場合は冷却用回路と暖房用回路とを分離し、冷却用回路の冷媒の温度が所定範囲内にある場合は冷却用回路と暖房用回路とを結合する構成としたため、より高精度に冷却用回路と暖房用回路との結合、又は分離を制御し、省電力化を図ることができる。
本発明に係る電気自動車用廃熱回収システムの実施の形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の一実施の形態に係る電気自動車用廃熱回収システムを適用した電気自動車を示す概略図、図2は本実施の形態の廃熱回収システムの構成を示すブロック図、図3は本実施の形態の切換手段の制御装置を示すブロック図、図4は本実施の形態の四方弁の制御の流れを示すフローチャート、図5は本実施の形態の三方弁の制御の流れを示すフローチャートである。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の電気自動車用廃熱回収システム1は、モータ21を搭載し、電気エネルギーによって走行する電気自動車10に適用される。電気自動車用廃熱回収システム1は、冷却用回路2と、暖房用回路3とから構成される。
冷却用回路2は、電気自動車10の推進装置を構成するモータ21及びインバータ22、冷媒としての冷却水を介してモータ21及びインバータ22に発生する熱を回収する熱交換器としてのラジエータ23、ラジエータ23の上流側に設けられ、冷却水の供給を行うウォーターポンプ24、及び、ラジエータ23を短絡するバイパス路25を備えている。なお、本実施の形態では冷却用回路2には冷却水が例えば7リットル程度用いられるものとし、また、図2において冷却水は時計回りに流動するものとする。
バイパス路25によって分岐されるラジエータ23上流側の流路の分岐点には、一つの入り口41aと二つの出口41b,41cとを備えた三方弁41が設けられている。入口41aはウォーターポンプ24の下流側の流路と接続され、出口41b,41cはそれぞれラジエータ23の上流側、バイパス路25と接続されている。三方弁41は、後述する制御装置50により制御され、冷却水の温度に応じて流路を切換可能になっている。
また、暖房用回路3は、加温水を加熱する冷媒加熱器としての温水製造器31、加温水によって加熱された空気を車室内へ供給する温風供給部としてのヒータコア32、及び、温水製造器31の下流側に設けられ、加温水の供給を行うウォーターポンプ33を備えている。なお、本実施の形態では暖房用回路3には加温水が例えば2リットル程度用いられるものとし、また、図2において加温水は時計回りに流動するものとする。
更に、電気自動車用廃熱回収システム1には、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離・結合可能に構成された切換手段としての四方弁42が設けられている。具体的には、モータ21の下流側の流路と、ヒータコア32の下流側の流路とを四方弁42によって連結している。
四方弁42は二つの入口42a,42cと、二つの出口42b,42dを備え、入口42a,42cはそれぞれモータ21の下流側、ヒータコア32の下流側の流路と接続され、出口42b,42cはそれぞれ温水製造器31の上流側、ウォーターポンプ24の上流側の流路と接続されている。
図3に示すように、四方弁42は制御装置50によって制御されるようになっている。制御装置50は電気自動車10の電子的な制御を行う電子制御装置51と、空調機器制御装置52と、自動制御装置53と、自動制御装置53によって制御される四方弁モータ54とから構成し、冷却水、加温水の水温や、暖房装置の要求する温度等に基づいて四方弁モータ54を操作し、四方弁42の入出口の切換を制御する。
具体的には、制御装置50によって、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離する場合は入口42aと出口42d、入口42cと出口42bをそれぞれ連通させ、冷却用回路2と暖房用回路3とを結合する場合は入口42aと出口42b、入口42cと出口42dをそれぞれ連通させるのである。
以下、図4に基づき制御装置50による四方弁42の制御の流れを説明する。これは、冷却用回路2と暖房用回路3の結合・分離を行う制御に関するものである。
図4に示すように、本実施の形態における廃熱回収システム1では、まず冷却水温度Twcが所定範囲内にあるか否かの判定を行う(ステップS11)。本実施の形態では、冷却水温度Twcをモータ21の下流側で測定するものとし、判定基準の一例として、冷却水温度Twcが20℃以上50℃以下であるか否かを判定する。
冷却水温度Twcが所定の範囲より低い、又は所定の範囲より高い場合(NO)は、冷却用回路2、暖房用回路3が各々水温管理をするように、四方弁42を操作して冷却用回路2と暖房用回路3とを分離し、ステップS11へ戻る。
なお、冷却水温度Twcが所定の範囲より低い場合に回路2,3を分離するのは、暖房用回路3のみで加温水の加熱を行うほうが、加熱の対象となる水量が少なく、加温水を効率よく所望の温度まで加熱することができるためである。
また、冷却水温度Twcが所定の範囲より高い場合に回路2,3を分離するのは、冷却水温度Twcがモータ21の冷却装置の許容値を越える可能性を排除するためである。
これに対し、冷却水温度Twcが所定の範囲内にある場合(YES)は次のステップへと進む。即ち、暖房装置が要求する温度であるヒータ要求温度Twhrが所定範囲内にあるか否かの判定を行う(ステップS12)。本実施の形態では、判定基準の一例として、ヒータ要求温度Twhrが冷却水温度Twc以上且つ45℃以下であるか否かを判定する。
ヒータ要求温度Twhrが所定の範囲より低い、又は高い場合(NO)は、四方弁42を冷却用回路2と暖房用回路3が分離するよう制御し、ステップS11へ戻る。
なお、ヒータ要求温度Twhrが冷却水温度Twcより低い場合に回路2,3を分離するのは、このような状態においてはモータ1の発熱量が大きいと考えられるので、回路2,3を分離することによってラジエータ23に通水する等により冷却水の温度の管理を行うためである。
また、ヒータ要求温度Twhrが所定範囲より高い場合に回路2,3を分離するのは、冷却水温度Twcがモータ21の冷却装置の許容値を越える可能性を排除するためである。
これに対し、ヒータ要求温度Twhrが所定の範囲内にある場合(YES)は次のステップへ進み、冷却水温度Twcとヒータ要求温度Twhrとの温度偏差ABS(Twhr−Twc)が所定値以下であるか否かの判定を行う(ステップS13)。本実施の形態では、判定基準の一例として、温度偏差ABS(Twhr−Twc)が5℃以下であるか否かを判定する。
温度偏差ABS(Twhr−Twc)が所定値より大きい場合(NO)は、四方弁42を冷却用回路2と暖房用回路3が分離するよう制御し、ステップS11へ戻る。これは、温度偏差が所定値より大きい場合に回路2,3を結合すると、回路2,3を分離した状態で暖房用回路3によって加温水を加熱する場合と比較して加熱効率が悪く、かえって電力を浪費する可能性があるためである。
一方、温度偏差ABS(Twhr−Twc)が所定の範囲内にある場合(YES)は次のステップへ進み、ウォーターポンプ24が作動しているか否かの判定を行う(ステップS14)。ウォーターポンプ24が作動していなければ、ウォーターポンプ24の作動を開始し、ステップ14に戻る。一方、ウォーターポンプ24が既に作動している場合は四方弁42を操作し、冷却用回路2と暖房用回路3を結合させる。
このようにして冷却用回路2と暖房用回路3の結合・分離を制御することにより、効率よく暖房運転を行うことができる。
次に、図5に基づき冷却用回路2と暖房用回路3の結合時において加温水温度Twhの調整を行う三方弁41の制御の一例を説明する。
図5に示すように、本実施の形態における廃熱回収システム1において冷却用回路2と暖房用回路3が結合されている場合、まず加温水温度Twhとヒータ要求温度Twhrの温度差(Twh−Twhr)が所定値以上であるか否かの判定を行う(ステップS21)。本実施の形態では、加温水温度Twhを温水製造器31の上流側で測定するものとし、判定基準の一例として、温度差(Twh−Twhr)が3℃以上であるか否かを判定する。なお、冷却用回路2と暖房用回路3が結合されているため、加温水温度Twhと冷却水温度Twcとは等しい(Twh=Twc)ものとする。
温度差(Twh−Twhr)が所定値より小さい場合(NO)は、加温水(冷却水)がバイパス路25を通るように三方弁41を制御し、ステップS21へ戻る。このようにすることで、加温水(冷却水)はラジエータ23に通水されることなく回路内を循環し、効率よく暖房を行う。
一方、温度差(Twh−Twhr)が所定値より大きい場合(YES)は、加温水(冷却水)がラジエータ23を通るように三方弁41を制御する。このようにして、加温水(冷却水)をラジエータ23に通水し、所望の温度範囲を維持する。
なお、本実施の形態における廃熱回収システム1において冷却用回路2と暖房用回路3が分離されている場合、例えばモータ21の稼動直後等であって冷却水温度Twcが適温より低温であるときは、三方弁41を制御して入口41aと出口41cとを連通させ、冷却水をバイパス路25に通すことで冷却水を冷やさず、適温になるように管理する。一方、冷却水温度Twcが予め設定した規定値より高温になったときは冷却水がラジエータ23に通水されるように、即ち入口41aと出口41bが連通するように三方弁41を制御して冷却水の温度を管理する。
上述した本実施の形態の電気自動車用廃熱回収システムによれば、暖房装置の要求温度が冷却用回路2における許容温度を超えている場合には、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離し、各々独立した状態で冷却水又は加温水の温度を管理することが可能であるため、廃熱回収システムを常に成立させることができる。
例えば暖房運転の開始時等において、冷却水温度Twcが予め設定した規定値より低い場合には、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離し、流量の少ない暖房用回路3内の加温水のみを加熱してヒータコア32の熱源とする。このようにすれば、暖房装置の起動時などには暖房用回路3において少量の加温水を加熱するのみでよく、加熱に掛かる時間を短縮できるとともに、加熱に要する電力を節約することができる。
なお、電気自動車10の走行中に暖房運転を開始するような場合、冷却水温度Twcがモータ21等の熱を回収して加熱されていることにより、冷却水温度Twcが加温水温度Twhより高い場合には、以下に示す手順によって暖房運転を行えばより好適である。
即ち、温水製造器31を作動させる前に四方弁42を制御して回路2,3を結合し、ウォーターポンプ33を作動させて冷却水が例えば暖房用回路3内を一巡する間、加熱された冷却水を暖房用回路3に取り込み、その後、再度四方弁42を制御して回路2,3を分離し、温水製造器31を作動させるのである。
このような手順によって暖房運転を行えば、暖房運転の開始前に暖房用回路3内の加温水温度Twhを予め上昇させることができるため、より加熱に掛かる時間を短縮できるとともに、暖房運転に要する電力の消費を低減することができ、従って電気自動車10の航続距離を延長することが可能となる。
更に、このような手順による暖房運転は、電気自動車10に搭載されるバッテリを充電した後、車両を始動する際において暖房運転を行う場合にも有用である。
即ち、電気自動車10においてバッテリの充電に用いられる充電器は、一般的に、ラジエータ23、モータ21、ウォーターポンプ24と直列に接続され、冷却水によって冷却されるように構成されている。
本実施の形態において、充電時に冷却用回路2と暖房用回路3とを四方弁42によって分離し、冷却用回路2内で冷却水を循環させて充電器の発熱を回収するようにすれば、冷却水温度Twcは、充電器の熱によって上昇する。
従って、充電後に暖房運転を行う際には、冷却水温度Twcが予め設定した規定値より低い場合であっても、充電器の熱によって加熱され、加温水温度Twhより高温となっている場合には、温水製造器31を作動させる前に四方弁42を制御して回路2,3を結合し、例えば冷却水が暖房用回路3内を一巡した後、再度四方弁42を制御して回路2,3を分離し、温水製造器31を作動させることで、暖房運転の開始前に加温水温度Twhを予め上昇させることができるため、加熱に掛かる時間を短縮できるとともに、暖房運転に要する電力の消費を低減して電気自動車10の航続距離を延長することができるのである。
一方、冷却水温度Twcが予め設定された一定条件を満たす場合には四方弁42を制御して回路2,3を結合する。このようにすれば、モータ21、インバータ22等において発生した熱によって加熱された冷却水を暖房用回路3側に供給し、推進装置の廃熱を利用するため、温水製造器31を最小限の電力で運転するだけで、所望のヒータ要求温度Twhrを得ることができるため、省電力化が可能である。
更に、回路2,3結合時には冷却水温度Twcに応じて三方弁41の制御を行うため、冷却水温度Twcがヒータ要求温度Twhrより所定値以上高い場合には、冷却水をラジエータ23に通水して水温調整を行うことができる。
なお、上述した実施の形態において冷却用回路2と暖房用回路3とを連結する部材として四方弁42を用いる例を示したが、四方弁に限らず、例えば二つの三方弁とTジョイントとを組み合わせたものを用いる等、同様の作用を得られればよい。
以上に示したように、本実施の形態の電気自動車用廃熱回収システムは、暖房装置にモータ21等の推進装置に発生する熱を利用するとともに、必要に応じて冷却用回路2と暖房用回路3とを分離又は結合する構成としたことより、少ない電力で暖房運転を行うことができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図6に基づいて詳細に説明する。図6は本実施の形態の電気自動車用廃熱回収システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は図2に示し、上述した第1の実施の形態の電気自動車用廃熱回収システムにおいて、冷却用回路2と暖房用回路3とを結合した場合は冷却水(加温水)が後述するバイパス路26を通り、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離してそれぞれ独立させた場合は冷却用回路2の冷却水がラジエータ23に通水されるように構成したものである。その他の構成は第1の実施の形態と概ね同様であり、同一部材には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施の形態において冷却用回路2はモータ21、インバータ22、コンバータ及び充電器27、コンデンサタンク28等の冷却を行う。ラジエータ23の上流側の流路はラジエータ23に連通する流路と、ラジエータ23の上流側と温水製造器31の上流側とをバイパスするバイパス路26とに分岐され、三方弁43によって流路を切換可能に構成されている。なお、ウォーターポンプ24はコンデンサタンク28の下流側に接続されている。
三方弁43は一つの入口43aと、二つの出口43b,43cを有している。入口43aはモータ21の下流側の流路と接続され、出口43b,43cはそれぞれラジエータ23の上流側、温水製造器31の上流側の流路と接続されている。
更に、暖房用回路3のヒータコア32の下流側の流路が温水製造器31に連通する流路と、冷却用回路2のラジエータ23の下流側の流路に合流する流路35とに分岐され、三方弁44によって流路を切換可能に構成されている。
また、三方弁44は一つの入口44aと、二つの出口44b,44cを有している。入口44aはヒータコア32の下流側の流路と接続され、出口44b,44cはそれぞれ温水製造器31の上流側、コンデンサタンク28の上流側の流路と接続されている。
上述した三方弁43及び三方弁44は、図示しない制御装置により相互に連動するように制御される。具体的には、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離する場合は三方弁43,44をそれぞれ入口43aと出口43b、入口44aと出口44bが連通するように制御し、冷却用回路2と暖房用回路3とを結合する場合は三方弁43,44をそれぞれ入口43aと出口43c、入口44aと出口44cが連通するように制御するのである。
なお、制御装置による三方弁43,44の制御は、図4に示すフローチャートに従って行うものとし、第1の実施の形態で説明したような四方弁42により行っていた制御を、三方弁43,44を連動させて行う点で異なり、その他の点は概ね同様である。
上述した本実施の形態の電気自動車用廃熱回収システムによれば、例えば暖房用回路3の加温水の温度を上げたい場合であって、冷却用回路2の冷却水の温度が加温水の温度より高い場合は、制御装置によって三方弁43を制御して冷却用回路2と暖房用回路3とを結合し、暖房用回路3の加温水の温度を上昇させる。このとき、冷却水及び加温水の温度によっては、温水製造器31等を用いることなく加温水の温度を上昇させることが可能である。
また、暖房装置の要求する温度が高く、冷却用回路2の許容温度を超えている場合は、冷却用回路2と暖房用回路3とを分離して暖房用回路3において加温水を加熱することとなるが、この場合は暖房用回路3を流動する加温水の流量が少ないため、消費電力を抑えることができる。
更に、暖房装置の要求する温度が低下した場合、冷却用回路2の冷却水の温度が暖房用回路3の加温水の温度より低ければ、冷却用回路2と暖房用回路3とを結合して加温水の温度を下げることができる。または、温風の送風と同時に、外気やエアコンで冷却した空気を混合すれば、要求される温度を得ることができる。外気の混合のみで加温水の温度を暖房装置の要求する温度まで下げれば、ラジエータ23の消費電力を抑制することができる。
このように、冷却用回路2の廃熱を利用することで暖房用回路での温水製造器31の消費電力量を低減し、暖房運転における省電力化が可能になる。
また、上述した第1の実施の形態と同様、電気自動車10の走行中に暖房運転を開始する場合、及び充電後、車両を始動させる際に暖房運転を開始する場合等、暖房運転の開始時に冷却用回路2の冷却水温度が、暖房用回路3の加温水温度より高温となっている場合には、温水製造器31を作動する前に三方弁43,44を制御して回路2,3を結合し、例えば冷却水が暖房用回路3内を一巡した後、再度三方弁43,44を制御して回路2,3を分離し、温水製造器31を作動させることで、暖房運転の開始前に加温水温度を予め上昇させることができるため、加熱に掛かる時間を短縮できるとともに、暖房運転に要する電力の消費を低減して電気自動車10の航続距離を延長することができる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態において説明した温水製造器31は、PTCヒータや、シーズヒータなど、電気自動車に適用できるものであればよく、その形態を特に限定しない。
本発明は、電気自動車用廃熱回収システムに利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車用廃熱回収システムを適用した電気自動車を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電気自動車用廃熱回収システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の四方弁の制御装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の四方弁の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の三方弁の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る電気自動車用廃熱回収システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電気自動車用廃熱回収システム
2 冷却用回路
3 暖房用回路
10 電気自動車
21 モータ
22 インバータ
23 ラジエータ
25,26 バイパス路
31 温水製造器
32 ヒータコア
41,43,44 三方弁
42 四方弁
50 制御装置

Claims (5)

  1. 電気自動車に搭載される推進装置に発生する熱を、前記電気自動車の暖房装置の熱源として利用する電気自動車用廃熱回収システムであって、
    前記推進装置、及び前記推進装置によって発生した熱を吸収する熱交換器を備える冷却用回路と、
    冷媒を加熱する冷媒加熱器、及び前記冷媒を熱源として車室内に温風を供給する温風供給部とを備える暖房用回路とからなり、
    且つ、前記冷却用回路及び前記暖房用回路は、前記冷却用回路及び前記暖房用回路の結合又は分離を切換可能な切換手段によって連結される
    ことを特徴とする電気自動車用廃熱回収システム。
  2. 前記冷却用回路が、前記熱交換器の上流側の流路と前記熱交換器の下流側の流路とをバイパスするバイパス路を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の電気自動車用廃熱回収システム。
  3. 前記切換手段が、前記推進装置の下流側と、前記冷媒加熱器の上流側とを連結した
    ことを特徴とする請求項2記載の電気自動車用廃熱回収システム。
  4. 前記切換手段は、前記推進装置の下流側を流動する前記冷媒の温度に基づき、前記冷却用回路と前記暖房用回路との結合、又は分離を行う制御装置によって制御される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気自動車用廃熱回収システム。
  5. 前記制御装置は、前記切換手段により、前記冷却用回路の前記冷媒の温度が所定範囲より高温である、又は前記所定範囲より低温である場合は前記冷却用回路と前記暖房用回路とを分離し、前記冷却用回路の前記冷媒の温度が所定範囲内である場合は前記冷却用回路と前記暖房用回路とを結合する
    ことを特徴とする請求項4記載の電気自動車用廃熱回収システム。
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