JP2008119940A - 光ヘッド、その制御方法、および画像形成装置。 - Google Patents

光ヘッド、その制御方法、および画像形成装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で発光輝度のばらつきを補正する。
【解決手段】光ヘッド10Aにおいて、ブロックB1の発光素子36は、デマルチプレクサDMP1と、単位回路U1〜U4とによって駆動される。単位回路U1〜U4の各々は、ブロック内で発光素子36の発光輝度を調整するようにメモリM1〜M4に記憶された補正データに応じて駆動電流を設定する。また、ブロック間の発光輝度は発光期間制御信号E1〜Enによって均一になるように調整される。すなわち、駆動電流の大きさによって比較的小さな範囲の発光輝度を調整し、発光期間の長さによって比較的大きな範囲の発光輝度を調整する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の発光素子の輝度を補正する技術に関する。
画像形成装置としてのプリンタには、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成するための光ヘッドが用いられる。光ヘッドには、主走査方向に複数の発光素子がアレイ状に配列される。発光素子として発光ダイオードが用いられることがある。
このような光ヘッドは、一般に、発光ダイオードを形成した複数の半導体チップと別途駆動ICを配線パターン済のプリント基板上に実装して構成される。製造上の理由によって、異なる半導体チップ間や同一の半導体チップ内では個々の発光ダイオードの間に発光輝度のばらつきがある。発光輝度がばらつくと、印字時に例えば縦縞状のムラとなり、印字品質上好ましくない。このため、発光ダイオードの特性に応じて、駆動ICからの駆動条件を微調整することが行われている。
従来の光ヘッドで用いられる補正方法として、以下の技術が知られている。特許文献1には、発光電流を印加する期間を細かく調整して補正する方法が記載されている。また、特許文献2には、DACを用いて発光駆動電流値を補正する方法が記載されている。この方法は、半導体プロセスの微細加工により多数の補正用メモリ回路を搭載し、メモリ内容に従って電流値を微調整するものである。
特開平6-297769号公報 特開平8-39862号公報
ところで、特許文献1に記載された技術は、発光期間を微調整して感光体上の潜像形成域を調整する原理に基づくものであるが、発光期間の微調整のためには非常に高いクロック周波数で回路を動作させる必要がある。しかしながら、この方法を駆動回路一体型の光ヘッドに適用することは困難である。なぜなら、従来の駆動ICよりもはるかに大きな基板上に駆動回路を形成するため、寄生容量に起因して時定数が大きくなり高速駆動できないからである。
また、特許文献2に記載された技術では、大型ガラス基板上に回路を形成するプロセスの加工精細度はシリコンウエハ上の半導体プロセスと比較して粗く、駆動回路一体型の光 ヘッドに同等の補正用メモリ回路を搭載するのは困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で大きな補正範囲を有する光ヘッド、その制御方法、および画像形成装置を提供するという課題の解決を目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ヘッドの制御方法は、複数の発光素子を有する光ヘッドを制御する方法であって、前記複数の発光素子を近接するもの同士をグループ化して複数のブロックに分割し、前記複数のブロックの各々について、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の発光輝度が等しくなるように前記複数の発光素子に供給する駆動信号のレベルを調整し、前記複数のブロック間で前記発光素子の発光輝度が等しくなるように発光期間を調整することを特徴とする。
複数の発光素子を有する光ヘッドにおいて、発光素子の発光輝度のばらつきは、おおよそ発光素子間距離が近いものほど小さく、距離が遠いものほど大きい傾向がある。この発明によれば、近接する発光素子をグループ化してブロックに分割し、ブロック内では駆動信号の大きさ調整することによって発光輝度のばらつきを補正し、ブロック間では発光期間を調整することによって発光輝度のばらつきを補正したので、光ヘッド全体の発光輝度のばらつきを補正することが可能となる。また、発光輝度の補正を駆動信号のレベルと発光期間といった二つの要素に振り分けたので、単一の要素で完全に補正する場合と比較して、各要素の変化範囲を狭くすることができる。
ここで、前記発光期間の調整による発光輝度の変化範囲は、前記駆動信号のレベルの調整による発光輝度の変化範囲よりも大きいことが好ましい。上述したように複数の発光素子を有する光ヘッドにおいて、発光素子の発光輝度のばらつきは、おおよそ発光素子間距離が近いものほど小さく、距離が遠いものほど大きい傾向がある。このため、ブロック内の補正では発光輝度の変化範囲は小さく、ブロック間の補正では発光輝度の変化範囲を大きくすることが好ましい。
また、上述した光ヘッドの制御方法において、前記複数の発光素子は、一方向に配列されており、前記複数のブロックについて、当該ブロックに属する前記複数の発光素子数は、当該ブロックの光ヘッド内における相対的位置関係に基づき重み付けされた数となっていることが好ましい。発光素子の輝度のばらつきは製造プロセスにおいて均一な処理がなされないことに起因する。このため、光ヘッドの構成する複数の発光素子には、相対的な位置関係に応じたばらつきが存在する。この発明によれば、ブロックに属する発光素子の数を光ヘッド内の相対的な位置関係に応じて設定するので、各ブロックの補正の幅を均一に近づけることができるので、ブロック内で発光輝度を確実に平坦化しつつ、光ヘッド全体で発光輝度を平坦化することができる。
つまり、ブロックに属する発光素子の数を一定とした場合よりも、各ブロックにおける発光素子のばらつきの幅が均一に近づくように、ブロックに属する前記複数の発光素子数は、当該ブロックの光ヘッド内における相対的位置関係に基づき重み付けされた数とすることが好ましい。
例えば製造上の理由などによって一方向に配列された発光素子では、中心に近づくほど発光輝度のばらつきが小さく、端部に近づくほど発光輝度のばらつきが大きい傾向がある。一方、ブロック内で補正可能な発光輝度の範囲には一定の限界がある。そこで、ブロックに属する発光素子の数を中心部で多くし、端部で少なくすることによって、ブロック内で発光輝度を確実に平坦化しつつ、光ヘッド全体で発光輝度を平坦化することができる。
次に、本発明に係る光ヘッドは、複数の発光素子を有するものであって、前記複数の発光素子を近接するもの同士をグループ化して複数のブロックに分割し、前記複数のブロックの各々について、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の発光輝度が等しくなるように前記複数の発光素子に供給する駆動信号のレベルを調整する第1調整手段(例えば、図4に示すDMP1〜DMPn)と、前記複数のブロック間で前記発光素子の発光輝度が等しくなるように発光期間を調整する第2調整手段(例えば、図4に示すU1〜U4)とを備える。
この発明によれば、近接する発光素子をグループ化してブロックに分割し、ブロック内では第1調整手段を用いて駆動信号の大きさ調整することによって発光輝度のばらつきを補正し、ブロック間では第2調整手段を用いて発光期間を調整することによって発光輝度のばらつきを補正したので、光ヘッド全体の発光輝度のばらつきを補正することが可能となる。また、発光輝度の補正を駆動信号のレベルと発光期間といった二つの要素に振り分けたので、単一の要素で完全に補正する場合と比較して、各要素の変化範囲を狭くすることができる。
上述した光ヘッドの好ましい態様では、前記第1調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する発光素子ごとに設けられた複数の単位回路(例えば、図4のU1〜U4)を有し、前記複数の単位回路の各々は、駆動制御信号(例えば、図4のd11’〜d14’)が有効な期間において、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の輝度が目標輝度となるように定められたレベルの駆動信号(例えば、図4のIel)を生成し、前記第2調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する前記複数の単位回路の各々に前記駆動制御信号を供給する複数の論理回路(例えば、図4の22)を備え、前記複数の論理回路の各々は、前記発光素子の点灯または消灯を指定する点灯制御信号(例えば、図4のd11〜d14)と前記ブロックごとに設定された前記発光期間を指定する発光期間制御信号(例えば、図4のE1)との論理積を算出して前記駆動制御信号を生成し、前記発光期間制御信号は、前記複数のブロックの各々で設定された前記目標輝度を補正してすべてのブロック間で発光輝度が等しくなるように前記ブロックごとに前記発光期間を指定する。この発明によれば、発光輝度のブロック間の補正を発光期間制御信号を用いた論理回路によって実行でき、発光輝度のブロック内の補正を単位回路によって実行することができる。
より具体的な態様では、前記ブロックごとに前記点灯制御信号を時分割多重したデータ信号が供給され、前記発光期間制御信号は前記ブロックに属する前記複数の論理回路に共通して供給され、前記第2調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する複数の論理回路の各々に対応して設けられ、前記データ信号をラッチして前記点灯制御信号を生成する複数のラッチ回路を備える。この発明によれば、あるブロックには共通の発光期間制御信号が供給され、論理回路は点灯制御信号と発光期間制御信号との論理積を演算して駆動制御信号を生成するので、ブロック間において発光輝度の調整が可能となる。
また、他の具体的な態様では、前記ブロックごとに前記点灯制御信号を時分割多重したデータ信号が供給され、前記第2調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する複数の論理回路の各々に対応して設けられ、前記データ信号に含まれる複数の点灯制御信号の各々を選択するための複数の選択信号に従って前記データ信号をラッチして前記点灯制御信号を各々生成する複数のラッチ回路を備え、あるブロックに対応する前記発光期間制御信号は、当該ブロックに属する複数の単位回路に各々対応する個別発光期間制御信号によって構成され、あるブロック(例えば、図8に示すB1)に対応する複数の個別発光期間制御信号(例えば、図8に示すE11〜E14)は、指定する発光期間の長さが互いに等しく、前記発光期間の開始が対応する選択信号(例えば、図8に示すSEL1’〜SEL4’)に応じて相違する。この場合には、個別発光期間制御信号を用いるので、各選択信号に応じて発光期間の開始を設定することができるので、一つの階調を刻む期間を単位期間としたとき、単位期間に占める発光期間の割合を大きくすることができる。この結果、所定の発光輝度を得るために必要な駆動信号のレベルを小さくすることが可能となり、単位回路の構成を簡素化できる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上述した光ヘッドのいずれかと、前記光ヘッドからの光によって形成される像を担持する像担持体とを備える。本発明の画像形成装置によれば、上述した各態様についての効果のいずれかが達成される。
図面を参照しながら本発明の様々な実施の形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付す。
<1.第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。同図に示すように、この画像形成装置は、光ヘッド10Aと集光性レンズアレイ15と感光体ドラム(像担持体)110とを有する。光ヘッド10Aは、アレイ状に配列された多数の発光素子を有する。これらの発光素子は、用紙などの記録材に印刷されるべき画像に応じて選択的に発光する。発光素子としては、感光体ドラム110に潜像を形成できるのであれあればどのようなものであってもよいが、この例では、OLED(Organic Light Emitting Diode)素子を用いる。集光性レンズアレイ15は、光ヘッド10Aと感光体ドラム110との間に配置される。この集光性レンズアレイ15は、各々の光軸を光ヘッド10Aに向けた姿勢でアレイ状に配列された多数の屈折率分布型レンズを含む。光ヘッド10Aの各発光素子から発せられた光は集光性レンズアレイ15の各屈折率分布型レンズを透過して感光体ドラム110の表面において結像する。感光体ドラム110は回転し、感光体ドラム110の表面の所定の露光位置に所望の画像に応じた潜像が形成される。
図2に、光ヘッド10Aの機械的な概略構成を示す。この図に示すように光ヘッド10Aはガラス基板70の上に複数の発光素子36と駆動回路60とが形成されて構成される。複数の発光素子36は主走査方向に配列されており、n(nは2以上の整数)個のブロックに分割されている。この例では、各ブロックB1〜Bnに属する発光素子36の数は4である。すなわち、本実施形態の光ヘッド10Aは主走査方向に4n(nは自然数)個の発光素子が配列されて構成される。
図3に光ヘッド10Aを用いた露光装置Aのブロック図を示す。この図に示すように露光装置Aは、制御回路50Aと光ヘッド10Aとを備える。制御回路50Aは、上位装置から供給される入力画像データDinに基づいてブロックB1〜Bnに各々対応したデータ信号D1〜Dn、選択信号SEL1〜SEL4、及び発光制御信号E1〜Enを生成する。iを1≦i≦nの任意の整数としたとき、データ信号Diはi番目のブロックBiに属する4個の発光素子36の点灯または消灯を指定する点灯制御信号を時分割多重したものである。
また、選択信号SEL1〜SEL4は、データ信号Diのデマルチプレクス処理に用いられる信号であって、選択信号SEL1〜SEL4を用いてデータ信号Diをラッチすることによって、4個の発光素子36に各々対応する点灯制御信号が得られる。さらに、発光制御信号E1〜Enは、ブロックごとに発光期間を指定する信号である。詳細は後述するが、本実施形態では、ブロックごとに定めた目標輝度と一致するように発光素子36の駆動電流のレベルを調整し、ブロック間で発光輝度が一致するようにブロックごとに発光期間を制御する。
図4に光ヘッドのブロック図を示す。光ヘッド10Aは、n個のブロックB1〜Bnに対応するn個のデマルチプレクサDMP1〜DMPnと、ブロックごとに4個の単位回路U1〜U4を備える。図4には、ブロックB1に関するデマルチプレクサDMP1と単位回路U1〜U4の詳細を記載したが、他のブロックB2〜Bnについても同様である。
デマルチプレクサDMP1は、4個のラッチ回路21と、4個のNAND回路22とを備える。各ラッチ回路21はデータ信号D1を選択信号SEL1〜SEL4によってラッチする。図5に示すように単位期間Tの開始からデータ信号D1が光ヘッド10Aに供給され、このデータ信号D1と同期して、順次アクティブとなる選択信号SEL1〜SEL4が供給される。各ラッチ回路21は、選択信号SEL1〜SEL4がアクティブになる期間において、データ信号D1をラッチするので、図5に示す点灯制御信号d11〜d14が得られる。
また、4個のNAND回路22の一方の入力端子には、点灯制御信号d11〜d14が各々供給され、他方の入力端子には発光期間制御信号E1が共通して供給される。したがって、ブロックB1に属する4個の発光素子36の発光期間TELは同じになる。なお、発光期間制御信号E1は、選択信号SEL1〜SEL4のいずれかがアクティブとなる期間以外でアクティブとなる。一つの階調を刻む期間を単位期間Tとしたとき、この例では、図5に示すように選択信号SEL1〜SEL4を単位期間Tの開始に集めている。これは、各選択信号SEL1〜SEL4がアクティブとなるサンプリング期間中の誤信号が点灯動作に反映しないようにするためである。すなわち、補正用に設けた発光期間制御信号E1は、誤点灯を防ぐ効果を合わせもつ。
単位回路U1は、駆動トランジスタ35、発光素子36、および電流デジタルアナログ変換器(電流DAC)を備える。駆動トランジスタ35のオン・オフは、発光期間制御信号E1によって発光期間が制限された駆動制御信号d11’によって制御される。発光素子36の実効的な発光輝度は、発光期間と、駆動トランジスタ35から供給される駆動電流Ielの大きさの積によって定まる。駆動電流Ielの大きさは電流DACによって定まる。
電流DACは、トランジスタ31〜34およびメモリM1〜M4を備える。この例においてトランジスタ31〜34のトランジスタサイズは、1:2:4:8に設定されている。また、メモリM1〜M4には、トランジスタ31〜34をオフ状態にする電位とオン状態にする電位が各々記憶されている。このうちオン状態にする電位は各メモリM1〜M4において共通である。したがって、駆動電流Ielの大きさはメモリM1〜M4に記憶される4ビットの補正データで制御される。本実施形態では、ブロックごとに定めた目標輝度と一致するように補正データがメモリM1〜M4に記憶される。
このようにブロック内の発光輝度の平坦化とブロック間の発光輝度の平坦化といった2段階の補正を実行するのは以下の理由による。すなわち、発光素子36の発光輝度のばらつきは、光ヘッド10A全体でみると大きくても、局所的にばらつきの最大値と最小値とが集中する可能性は極めて小さい。換言すれば、光ヘッド10Aのばらつきは大きくても分割されたブロック内でのばらつきは小さい。そこで、ブロック内のばらつきを比較的ビット数の少ない電流DACを用いて補正し、ブロック間の発光輝度のばらつきを発光期間を調整することによって補正する。つまり、ブロック内の比較的小さなばらつきは、駆動電流の大きさを調整することによって補正し、ブロック間の比較的大きなばらつきは発光期間を調整することによって補正する。
仮に、駆動電流の大きさを調整することによってのみで光ヘッド10A全体の発光輝度を均一に補正する場合には、電流DACのビット数を大幅に増加させる必要があるため、大規模な回路が必要となる。また、発光期間の長さを調整することによってのみで光ヘッド10A全体の発光輝度を均一に補正する場合には、データ信号の高速サンプリング動作を行うか、各発光素子毎に発光期間制御信号を設けるしかない。しかしながら光ヘッド10Aの長さは印刷用紙の幅によって定まるため、所謂半導体集積回路と比較して非常に大きなものになっている。このため、選択信号SEL1〜SEL4など各種信号線を長い距離を引き回す必要があり、高速データの伝送が困難である。また各発光素子毎に発光期間制御信号を設けるのは端子数を考えれば事実上不可能である。これに対して、本実施形態の光ヘッド10Aはブロック内とブロック間といった2種類の補正を施すので、簡易な構成によって、光ヘッド10A全体の発光輝度を均一にすることができる。
図6を参照して発光輝度の補正の過程を具体的に説明する。この例では、光ヘッド10A全体のブロック数を「4」とする。4ビットの電流DACでは、発光輝度分布の上限値を100とすると、概ね66の値まで出力電流値を100に相当する値に補正できる。これは、基本電流源を構成するトランジスタのチャネル幅に対して、3.3%に相当するチャネル幅をもつトランジスタによる電流源を階調電流単位とした例である。一般に、プリンタ光源として使用するには目標値に対して±2%%程度の範囲に補正後の発光輝度があることが望ましい。この例では、光ヘッド10A全体での補正前の発光輝度ばらつきが、最小値=50、最大値=100である。仮に、発光期間を一定にして4ビットの電流DACのみで光ヘッド10A全体を補正すると、図7に示すように補正不能な箇所が存在する。
一方、本実施形態の構成では、図6に示すように、ブロックB1において発光輝度の最大値は「75」である一方、最少値は「50」であり、補正可能な下限は「約49」となり、ブロック内の平坦化を4ビットの電流DACで可能である。また、ブロックB2において発光輝度の最大値は「81」である一方、最少値は「60」であり、補正可能な下限は「約53」となり、ブロック内の平坦化を4ビットの電流DACで可能である。また、ブロックB3において発光輝度の最大値は「100」である一方、最少値は「71」であり、補正可能な下限は「約66」となり、ブロック内の平坦化を4ビットの電流DACで可能である。また、ブロックB4において発光輝度の最大値は「86」である一方、最少値は「71」であり、補正可能な下限は「約55」となり、ブロック内の平坦化を4ビットの電流DACで可能である。ただし、各ブロックB1〜B4において1単位期間Tの50%にあたる期間を発光期間TELとして設定しているものとする。また、各ブロックB1〜B4において、補正前の発光輝度分布の最大値を、目標輝度として駆動電流Ielを調整するものとする。
次に、ブロック間の発光期間制御信号E1〜E4を調整し、実行的な発光期間TELを調整する。ブロックB1では、50%の発光期間TELを約66.7%に再設定し、ブロックB2では、50%の発光期間TELを約62.5%に再設定し、ブロックB3では50%の発光期間TELを維持し、ブロックB4では、50%の発光期間TELを約58.1%に再設定する。これにより、実効的な発光輝度が光ヘッド10A全体で概ね均一に補正される。なお、光ヘッド10A全体で発光輝度をX%増加減少させる場合には、各発光期間制御信号E1〜Enの発光期間TELをX%増加減少させればよい。
また、この例では、発光期間TELの調整によって変化させる発光輝度の変化範囲が、駆動電流Ielの調整によって変化させる発光輝度の変化範囲と比較して大きくなるように設定する。これによって、ブロック内の発光輝度のばつきは比較的小さいので、少ないビット数で発光輝度を平坦化することができ、ブロック間の大きな発光輝度のばらつきは発光期間TELを調整することによって補正できる。
<2.第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、制御回路50Aは1つの階調を刻む単位期間Tの開始に選択信号SEL1〜SEL4のアクティブとなる期間を集中させ、発光期間TELを単位期間Tのうち選択信号SEL1〜SEL4が非アクティブになる期間に割り当てた。このため、各選択信号SEL1〜SEL4がアクティブとなる期間をΔTとすれば、発光期間TELが単位期間Tに占める割合TEL/Tは、最大でも(T−4ΔT)/Tに制限される。第2実施形態は第1実施形態と比較して発光期間TELが単位期間Tに占める割合を拡大するものである。
図8に第2実施形態に係る露光装置Bのブロック図を示す。制御回路50Bは、単位期間Tに分散した選択信号SEL1’〜SEL4’を生成する共に、各ブロックB1〜Bnに対応する発光期間制御信号E11〜E14、E21〜E24、…En1〜En4を生成する。
図9に第2実施形態の光ヘッド10Bのブロック図を示し、図10にそのタイミングチャートを示す。光ヘッド10Bは、デマルチプレクサDMP1’〜 DMPn’の詳細な構成を除いて、図4に示す第1実施形態の光ヘッド10Aと同様に構成されている。デマルチプレクサDMP1’において、ナンド回路22の一方の入力端子にはデータd11〜d14が各々供給され、他方の入力端子には発光期間制御信号E11〜E14が各々供給される。これらの発光期間制御信号E11〜E14において、発光期間TELの開始タイミングは選択信号SEL1’〜SEL4’の立下りに同期して設定され、発光期間TELの開始から終了までの時間が等しくなるように設定される。ここで、選択信号SEL1’〜SEL4’がアクティブなる期間ΔTが単位期間Tに占める割合を10%とすれば、発光期間TELは、図10に示すように最大で90%に設定することが可能となる。
第1実施形態では、単位期間Tの後半部分に発光期間TELを割り当てるため、単位期間Tに占める発光期間TELの割合を小さくする必要があった。このため、所定の発光輝度を得るには各発光素子36により大きな電流を流す必要があった。これに対して、第2実施形態では、発光期間TELの割合を大きくすることができるので、所定の発光輝度を得るには各発光素子36に供給する駆動電流の大きさを小さくすることが可能となる。この結果、単位回路U1〜U4を構成するトランジスタ31〜36のサイズを小さくすることができる。
<3.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。
(1)上述した各実施形態では、発光素子36の一例として、OLED素子を取り上げたが、無機発光ダイオードであってもよい。要は、駆動信号のレベルに応じた発光輝度で発光するのであれば、どのような素子であってもよい。例えば、発光素子36には電界放出素子(FED:FIeld Emission Device)や表面伝導型電子放出素子(SED:Surface-conduction Electron-emitter Device)、弾道電子放出素子(BSD:Ballistic electron Surface emitting Device)などが含まれ得る。
(2)上述した各実施形態において各ブロックB1〜Bnに含まれる発光素子36の数は、4個として説明したが、その数は2以上であれば任意である。また、各ブロックB1〜Bnに含まれる発光素子36の数は必ずしも一致する必要がない。一方向に配列された発光素子36は、一例として中心に近づくほど発光輝度のばらつきが小さく、端部に近づくほど発光輝度のばらつきが大きい傾向がある。一方、ブロック内で補正可能な発光輝度の範囲には一定の限界がある。そこで、ブロックに属する発光素子の数を中心部で多くし、端部で少なくすることによって、ブロック内で発光輝度を確実に平坦化しつつ、光ヘッド10A,10B全体で発光輝度を平坦化することができる。すなわち、複数のブロックB1〜Bnのうち隣接する2つのブロックにおいて、中心側のブロックに属する発光素子36の数は、端部側のブロックに属する発光素子36の数以上であることが好ましい。
<3.画像形成装置>
以上の各態様に係る光ヘッド10A,10Bは、電子写真方式を利用した画像形成装置における像担持体に潜像を書き込むためのライン型の光ヘッドとして利用され得る。画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機の印刷部分およびファクシミリの印刷部分がある。図11は、光ヘッド10A,10Bをライン型の光ヘッドとして用いた画像形成装置の一例を示す縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置では、同様な構成の4個の有機ELアレイ10K,10C,10M,10Yが、同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの露光位置にそれぞれ配置されている。有機ELアレイ10K,10C,10M,10Yは、以上に例示した何れかの態様に係る光ヘッド10A,10Bである。
図11に示すように、この画像形成装置には、駆動ローラ121と従動ローラ122とが設けられており、これらのローラ121,122には無端の中間転写ベルト120が巻回されて、矢印に示すようにローラ121,122の周囲を回転させられる。図示しないが、中間転写ベルト120に張力を与えるテンションローラなどの張力付与手段を設けてもよい。
この中間転写ベルト120の周囲には、外周面に感光層を有する4個の感光体ドラム110K,110C,110M,110Yが互いに所定の間隔をおいて配置される。添え字K,C,M,Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの顕像を形成するために使用されることを意味している。他の部材についても同様である。感光体ドラム110K,110C,110M,110Yは、中間転写ベルト120の駆動と同期して回転駆動される。
各感光体ドラム110(K,C,M,Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K,C,M,Y)と、有機ELアレイ10(K,C,M,Y)と、現像器114(K,C,M,Y)が配置されている。コロナ帯電器111(K,C,M,Y)は、対応する感光体ドラム110(K,C,M,Y)の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ10(K,C,M,Y)は、感光体ドラムの帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。各有機ELアレイ10(K,C,M,Y)は、複数の発光素子Pの配列方向が感光体ドラム110(K,C,M,Y)の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上記の複数の発光素子Pによって感光体ドラムに光を照射することにより行う。現像器114(K,C,M,Y)は、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラムに顕像すなわち可視像を形成する。
このような4色の単色顕像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各顕像は、中間転写ベルト120上に順次一次転写されることにより、中間転写ベルト120上で重ね合わされ、この結果としてフルカラーの顕像が得られる。中間転写ベルト120の内側には、4つの一次転写コロトロン(転写器)112(K,C,M,Y)が配置されている。一次転写コロトロン112(K,C,M,Y)は、感光体ドラム110(K,C,M,Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K,C,M,Y)から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写コロトロンの間を通過する中間転写ベルト120に顕像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としてのシート102は、ピックアップローラ103によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラ121に接した中間転写ベルト120と二次転写ローラ126の間のニップに送られる。中間転写ベルト120上のフルカラーの顕像は、二次転写ローラ126によってシート102の片面に一括して二次転写され、定着部である定着ローラ対127を通ることでシート102上に定着される。この後、シート102は、排紙ローラ対128によって、装置上部に形成された排紙カセット上へ排出される。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態について説明する。
図12は、光ヘッド10A,10Bをライン型の光ヘッドとして用いた他の画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したロータリ現像式のフルカラー画像形成装置である。図13に示す画像形成装置において、感光体ドラム165の周囲には、コロナ帯電器168、ロータリ式の現像ユニット161、有機ELアレイ167、中間転写ベルト169が設けられている。
コロナ帯電器168は、感光体ドラム165の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ167は、感光体ドラム165の帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。有機ELアレイ167は、以上に例示した各態様の光ヘッド10A,10Bであり、複数の発光素子Pの配列方向が感光体ドラム165の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、これらの発光素子Pから感光体ドラム165に光を照射することにより行う。
現像ユニット161は、4つの現像器163Y,163C,163M,163Kが90°の角間隔をおいて配置されたドラムであり、軸161aを中心にして反時計回りに回転可能である。現像器163Y,163C,163M,163Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーを感光体ドラム165に供給して、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラム165に顕像すなわち可視像を形成する。
無端の中間転写ベルト169は、駆動ローラ170a、従動ローラ170b、一次転写ローラ166およびテンションローラに巻回されて、これらのローラの周囲を矢印に示す向きに回転させられる。一次転写ローラ166は、感光体ドラム165から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写ローラ166の間を通過する中間転写ベルト169に顕像を転写する。
具体的には、感光体ドラム165の最初の1回転で、有機アレイ167によりイエロー(Y)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Yにより同色の顕像が形成され、さらに中間転写ベルト169に転写される。また、次の1回転で、有機アレイ167によりシアン(C)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Cにより同色の顕像が形成され、イエローの顕像に重なり合うように中間転写ベルト169に転写される。そして、このようにして感光体ドラム165が4回転する間に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の顕像が中間転写ベルト169に順次重ね合わせられ、この結果フルカラーの顕像が転写ベルト169上に形成される。最終的に画像を形成する対象としてのシートの両面に画像を形成する場合には、中間転写ベルト169に表面と裏面の同色の顕像を転写し、次に中間転写ベルト169に表面と裏面の次の色の顕像を転写する形式で、フルカラーの顕像を中間転写ベルト169上で得る。
画像形成装置には、シートが通過させられるシート搬送路174が設けられている。シートは、給紙カセット178から、ピックアップローラ179によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラによってシート搬送路174を進行させられ、駆動ローラ170aに接した中間転写ベルト169と二次転写ローラ171の間のニップを通過する。二次転写ローラ171は、中間転写ベルト169からフルカラーの顕像を一括して静電的に吸引することにより、シートの片面に顕像を転写する。二次転写ローラ171は、図示しないクラッチにより中間転写ベルト169に接近および離間させられるようになっている。そして、シートにフルカラーの顕像を転写する時に二次転写ローラ171は中間転写ベルト169に当接させられ、中間転写ベルト169に顕像を重ねている間は二次転写ローラ171から離される。
以上のようにして画像が転写されたシートは定着器172に搬送され、定着器172の加熱ローラ172aと加圧ローラ172bの間を通過させられることにより、シート上の顕像が定着する。定着処理後のシートは、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印Fの向きに進行する。両面印刷の場合には、シートの大部分が排紙ローラ対176を通過した後、排紙ローラ対176が逆方向に回転させられ、矢印Gで示すように両面印刷用搬送路175に導入される。そして、二次転写ローラ171により顕像がシートの他面に転写され、再び定着器172で定着処理が行われた後、排紙ローラ対176でシートが排出される。
図11および図12に例示した画像形成装置は、発光素子36を露光手段として利用しているので、レーザ走査光学系を用いた場合よりも、装置の小型化を図ることができる。なお、以上に例示した以外の電子写真方式の画像形成装置にも本発明の光ヘッドを採用することができる。例えば、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写するタイプの画像形成装置や、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも本発明に係る光ヘッドを応用することが可能である。
また、本発明に係る光ヘッドが適用される画像形成装置は画像形成装置に限定されない。例えば、各種の電子機器における照明装置としても本発明の光ヘッドが採用される。このような電子機器としては、ファクシミリ、複写機、複合機、プリンタなどが挙げられる。これらの電子機器には、複数の発光素子を面状に配列した光ヘッドが好適に採用される。
本発明の第1実施形態に係る光ヘッド10Aを利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。 光ヘッド10Aの構成を示す平面図である。 露光装置Aの構成を示すブロック図である。 光ヘッド10Aの構成を示す回路図である。 光ヘッド10Aの動作を示すタイミングチャートである。 ブロック内の補正とブロック間の補正の関係を示す説明図である。 比較例におけるブロック内の補正を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る露光装置Bの構成を示すブロック図である。 光ヘッド10Bの構成を示す回路図である。 光ヘッド10Bの動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 本発明に係る光ヘッドを利用した他の画像形成装置の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
A,B……露光装置、10A,10B……光ヘッド、DMP1〜DMPn,DMP1’〜DMPn’……デマルチプレクサ、31〜34……トランジスタ、35…駆動トランジスタ、M1〜M4……メモリ、E1〜En,E11〜E14,E21〜E24,En1〜En4……発光期間制御信号、TEL……発光期間、d11’〜d14’……駆動制御信号、36……発光素子。B1〜Bn……ブロック。

Claims (8)

  1. 複数の発光素子を有する光ヘッドの制御方法であって、
    前記複数の発光素子を近接するもの同士をグループ化して複数のブロックに分割し、
    前記複数のブロックの各々について、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の発光輝度が等しくなるように前記複数の発光素子に供給する駆動信号のレベルを調整し、
    前記複数のブロック間で前記発光素子の発光輝度が等しくなるように発光期間を調整する、
    ことを特徴とする光ヘッドの制御方法。
  2. 前記発光期間の調整による発光輝度の変化範囲は、前記駆動信号のレベルの調整による発光輝度の変化範囲よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッドの制御方法。
  3. 前記複数の発光素子は、一方向に配列されており、
    前記複数のブロックについて、当該ブロックに属する前記複数の発光素子数は、当該ブロックの光ヘッド内における相対的位置関係に基づき重み付けされた数となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ヘッドの制御方法。
  4. 複数の発光素子を有する光ヘッドであって、
    前記複数の発光素子を近接するもの同士をグループ化して複数のブロックに分割し、
    前記複数のブロックの各々について、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の発光輝度が等しくなるように前記複数の発光素子に供給する駆動信号のレベルを調整する第1調整手段と、
    前記複数のブロック間で前記発光素子の発光輝度が等しくなるように発光期間を調整する第2調整手段とを、
    備えることを特徴とする光ヘッド。
  5. 前記第1調整手段は、
    前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する発光素子ごとに設けられた複数の単位回路を有し、
    前記複数の単位回路の各々は、駆動制御信号が有効な期間において、当該ブロックに属する前記複数の発光素子の輝度が目標輝度となるように定められたレベルの駆動信号を生成し、
    前記第2調整手段は、
    前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する前記複数の単位回路の各々に前記駆動制御信号を供給する複数の論理回路を備え、
    前記複数の論理回路の各々は、前記発光素子の点灯または消灯を指定する点灯制御信号と前記ブロックごとに設定された前記発光期間を指定する発光期間制御信号との論理積を算出して前記駆動制御信号を生成し、
    前記発光期間制御信号は、前記複数のブロックの各々で設定された前記目標輝度を補正してすべてのブロック間で発光輝度が等しくなるように前記ブロックごとに前記発光期間を指定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ヘッド。
  6. 前記ブロックごとに前記点灯制御信号を時分割多重したデータ信号が供給され、
    前記発光期間制御信号は前記ブロックに属する前記複数の論理回路に共通して供給され、
    前記第2調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する複数の論理回路の各々に対応して設けられ、前記データ信号をラッチして前記点灯制御信号を生成する複数のラッチ回路を備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド。
  7. 前記ブロックごとに前記点灯制御信号を時分割多重したデータ信号が供給され、
    前記第2調整手段は、前記複数のブロックの各々において、当該ブロックに属する複数の論理回路の各々に対応して設けられ、前記データ信号に含まれる複数の点灯制御信号の各々を選択するための複数の選択信号に従って前記データ信号をラッチして前記点灯制御信号を各々生成する複数のラッチ回路を備え、
    あるブロックに対応する前記発光期間制御信号は、当該ブロックに属する複数の単位回路に各々対応する個別発光期間制御信号によって構成され、
    あるブロックに対応する複数の個別発光期間制御信号は、指定する発光期間の長さが互いに等しく、前記発光期間の開始が対応する選択信号に応じて相違する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の光ヘッドと、
    前記光ヘッドからの光によって形成される像を担持する像担持体とを、
    備える画像形成装置。
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