JP2008119074A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させた炊飯器を提供することを目的とする。
【解決手段】鍋2と、加熱手段5と、鍋の開口部を開閉自在に覆うよう軸支3aされた蓋3と、蓋3の内側に固定手段12と係止手段15により装着され、蓋開成時において固定手段12を解除した際に蓋3の軸支側である係止手段15を中心として鍋側へ回転移動する内蓋4とを備え、係止手段15と内蓋4間には、内蓋の鍋側への回転移動の加速を抑制する減速手段16を備えたものである。これによって、減速手段16の作用により、内蓋の回転移動の加速が抑制される。したがって、内蓋4が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋4や係止手段15の破損が軽減され、蓋3に対する内蓋4の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】鍋2と、加熱手段5と、鍋の開口部を開閉自在に覆うよう軸支3aされた蓋3と、蓋3の内側に固定手段12と係止手段15により装着され、蓋開成時において固定手段12を解除した際に蓋3の軸支側である係止手段15を中心として鍋側へ回転移動する内蓋4とを備え、係止手段15と内蓋4間には、内蓋の鍋側への回転移動の加速を抑制する減速手段16を備えたものである。これによって、減速手段16の作用により、内蓋の回転移動の加速が抑制される。したがって、内蓋4が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋4や係止手段15の破損が軽減され、蓋3に対する内蓋4の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、片手操作が可能な内蓋を有する炊飯器に関するものである。
従来、使用者が片手で内蓋を取り外すことのできる炊飯器はすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、蓋の内側に固定手段と係止手段により内蓋が装着されており、蓋開成時において固定手段を解除した際に蓋の軸支側である係止手段を中心として鍋側へ内蓋が自動的に回転移動し、蓋に対して所定の角度で自立するものである。これにより、内蓋は固定手段が解除された途端に蓋から離れて鍋上や床に落下することがないため、片手で固定手段の固定を解除するときにもう一方の手で内蓋を支えておく必要がなく、固定手段を解除して内蓋を自立させた後、蓋から取り外すことができ、内蓋を蓋から容易に片手で取り外すことができる。
特開2002−95580号公報
しかしながら、前記従来の構成では、固定手段を解除して蓋に対して所定の角度で内蓋を自立させる場合、内蓋は、使用者に向けて倒れてくることになるため、初めて使用する場合には、心理的に不安になるなど、不快な思いをするという課題があった。また、鍋側に向けて回転移動する内蓋は、勢いづいて回転移動するため、係止手段には内蓋を自立させる毎(取り外し毎)に荷重が掛かることで、長期的な使用においては、内蓋や、係止手段が破損する場合があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させた炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の開口部を開閉自在に覆うよう軸支された蓋と、前記蓋の内側に固定手段と係止手段により装着され、蓋開成時において固定手段を解除した際に蓋の軸支側である係止手段を中心として鍋側へ回転移動する内蓋とを備え、前記係止手段と内蓋間には、内蓋の鍋側への回転移動の加速を抑制する減速手段を備えたものである。
これによって、固定手段を解除すると、内蓋は鍋側に向けて回転移動を開始するが、減速手段の作用により、内蓋の回転移動の加速が抑制される。したがって、内蓋が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋や係止手段の破損が軽減され、蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができる。
本発明の炊飯器は、内蓋が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋や係止手段の破損が軽減され、蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができる。
第1の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の開口部を開閉自在に覆うよう軸支された蓋と、前記蓋の内側に固定手段と係止手段により装着され、蓋開成時において固定手段を解除した際に蓋の軸支側である係止手段を中心として鍋側へ回転移動する内蓋とを備え、前記係止手段と内蓋間には、内蓋の鍋側への回転移動の加速を抑制する減速手段を備えた炊飯器とすることにより、固定手段を解除すると、内蓋は鍋側に向けて回転移動を開始するが、減速手段の作用により、内蓋の回転移動の加速が抑制される。したがって、内蓋が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋や係止手段の破損が軽減され、蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、減速手段は、係止手段の両内側面に配置されはめ込まれる内蓋と接触する軟質素材の面材を有することにより、内蓋の回転移動の加速を抑制することができ、また、減速構成が単純であるため、繰り返し使用による信頼性も高い。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、軟質素材の面材は、鋸歯形状の断面を有し内蓋が鍋側へ回転移動するときに摺動抵抗が掛かるように鋸歯形状に指向性を持たせたことにより、内蓋の回転移動の加速を抑制し、内蓋を蓋に固定する際は、摺動抵抗の発生を抑制し、スムーズに蓋に固定することができ、内蓋の固定解除時の圧迫感と、取り付け時の操作しやすさを両立することができる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、減速手段は、内蓋と係止手段との一方に設けた取り付け軸と、他方に設けた取り付け軸が抜き差し自在に嵌合する軟質素材の軸受けとを有し、取り付け軸と軸受け間の接触面で摺動抵抗を発生させるようにしたことにより、内蓋の回転移動の加速を抑制し、さらに内蓋を係止手段に仮置きする際に、取り付け軸と軸受けの嵌合操作の節度感が内蓋を持つ手に伝わるので、仮置きが完了したことを使用者が認識することができ、内蓋の設置不良も抑制することができる。
第5の発明は、第2〜第4のいずれか1つの発明において、軟質素材は、シリコン系ゴム、ネオプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリ塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂のうち少なくとも1種類を用いたことにより、いずれの素材も表面の摩擦係数が高く、接触することで摩擦力を発生し、内蓋が鍋側へ回転移動する際に、回転移動の増速を抑制する作用を持たせることができ、かつ加工も容易であるため、係止手段の形状に合わせて任意に成型することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図5は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示している。
図1〜図5は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示している。
図1に示すように、炊飯器本体1は、着脱自在で有底略円筒形の鍋2と、鍋2の開口部を開閉自在に覆うよう軸支3aされた蓋3と、蓋3内側に固定手段12と係止手段15により着脱自在に装着された略円形状の内蓋4と備えている。
また、炊飯器本体1内には、鍋2を誘導加熱するためのコイルからなる加熱手段5と、鍋2の温度を測定するための温度センサーからなる温度検知手段6と、炊飯工程を実行する制御手段7とが設置されている。
蓋3には鍋2内の余分な蒸気を炊飯器本体1外へと排出するための蒸気筒8と、内蓋4の温度を検知する温度センサーからなる蓋温度検知手段9と、内蓋4を誘導加熱するコイルからなる内蓋加熱手段10とが設置されている。内蓋4は蓋3を閉じた状態で鍋2と密接する弾性体からなる略環状の内蓋パッキン11をその外周に備えており、内蓋4の少なくとも一部は誘導加熱が可能なステンレスなどの金属からなっている。
蓋3に内蓋4を装着する固定手段12は、バネ12aによって付勢されたフック12bからなり、このフック12bは、バネ12aと同期する解除手段14が操作されることによりスイングし、内蓋4の前端部付近にある内蓋固定部4aの固定や解除が可能となる。また、蓋3には、蓋3を炊飯器本体1に固定するフック13を設けている。
内蓋4は、図2において、蓋3が開いた状態(直立状態)で、内蓋4断面が鍋2側に向けた凸形状であり、内蓋4を起立させた状態では、鍋2側に重心がくる構成となっており、固定手段12を解除すると、内蓋4は、係止手段15を中心として自然に鍋2側に向けて回転移動し傾倒することとなる。
また、蓋3は、図1に示すとおり、炊飯器本体1に対して略90度に開放された状態において、係止手段15が内蓋4を蓋3に対して所定開度A(例えば40度)傾斜させた状態で係止する。
図3に示すように、係止手段15は、開状態の蓋3の軸支3a側(下部)に設置されており、略溝形状の凹部15cと、凹部15cの鍋側突起部15aと、凹部15cの蓋側突起部15bとを有しており、固定手段12を解除して、内蓋4を所定角度で仮置きする際は、内蓋後端部4bの鍋側面および蓋側面を、鍋側突起部15a、蓋側突起部15bが同時に支持することで、所定角度で保持することとなる。
なお、係止手段15の材質は、樹脂、金属などの素材で構成するのが好ましく、特に、樹脂素材であれば、複雑な形状も成型しやすいためより好ましく、中でも耐熱性、剛性の観点から、ナイロン、PPSなどのエンプラ系素材であればなおよい。
図4は、内蓋4を取り付けた状態の蓋3を示し、その係止手段15の詳細を図5に示している。
図5(a)、(b)において、係止手段15の内側面には、減速手段16が設置されている。係止手段15に内蓋4を取り付けると、内蓋後端部4bの両側面が、減速手段16によって挟み込まれることとなる。減速手段16は、内蓋4の鍋2側への回転移動の加速を抑制する作用をするものである。
減速手段16の素材としては、復元性を持った軟質素材を使用するのが好ましく、シリコン系ゴム、ネオプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリ塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂などのうち少なくとも1種類を用いた面材とすることで、内蓋後端部4aが減速手段16表面と接して摺動する場合に、内後端部4aに対する摩擦抵抗力を発生させることができる。
さらに、本実施の形態では、減速手段16の係止手段15上面から見た断面が、図5(c)に示すように鋸歯形状を形成している。鋸歯形状の減速手段16は、内蓋後端部4bに対する摺動抵抗に指向性を有している。図5(d)に示すように、減速手段16と内蓋後端部4b側面の位置関係より、内蓋後端部4bが係止手段15内を鍋2方向に移動する時は、鋸歯部16aが内蓋後段部4bの移動に対して変形しにくくすることで、摺動抵抗を高め、移動に対する減速作用が働く。一方、内蓋後端部4bが蓋3方向へ移動する際は、鋸歯部16aが変形しやすくすることで、摺動抵抗を下げて、内蓋4がスムーズに蓋3に固定できるようになる。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
まず、鍋2内に所定の米と水をセットし、炊飯開始ボタン(図示せず)を押下することで、炊飯工程が開始される。炊飯工程は、水を一定温度に保って米に水を吸収させる浸せき工程、鍋2を加熱手段5により一気に加熱し、鍋2内の水を沸騰状態にする炊き上げ工程、鍋2内の水がほとんどなくなった状態で加熱を抑える蒸らし工程からなり、これらの工程の間に米の糊化を進めて炊飯する。制御手段7は温度検知手段6により鍋2の温度に応じて最適に加熱手段5を制御し、あらかじめ決められた炊飯シーケンスに従って炊飯を行う。炊飯シーケンスは米の種類などによって複数のコースが準備されている。この蒸らし工程が終了すると炊飯が終了し、自動的に保温工程へと移行し、炊き上がったご飯の温度が低下しないようにして、使用者がいつでも温かいご飯が得られる。
炊飯開始ボタン(図示せず)を押下して炊飯が開始されると、まず米に水を吸収させる浸せき工程が始まる。制御手段7は、加熱手段5により鍋2を加熱し、鍋2内の水の温度を温度検知手段6によって検知し、米の糊化が始まらない温度(約60℃未満)に調整して米の吸水を促進する。
炊き上げ工程では、米に水と熱を加えて糊化を進行させる。制御手段7は、加熱手段5を動作させて鍋2を急速に加熱し、鍋2内の水を沸騰状態とする。このとき連続的に沸騰が生じて蒸気が大量に発生するが、内蓋4が内蓋装着位置に固定されていると内蓋パッキン11が鍋2と密接するため、蒸気は蒸気筒8を通り、炊飯器本体1外へと放出される。しかし、内蓋4の位置にずれが生じていると、内蓋パッキン11と鍋2との接し方にばらつきが生じ、密接度合の強い部分と弱い部分が生じてしまう。このような場合、蒸気筒8の開口面積が十分大きくないと、内蓋パッキン11と鍋2との密接度合の弱い部分から蒸気が漏れだす恐れがある。
蒸らし工程では、米に付着した余分な水分を蒸散させながら、鍋2内を高温状態(約100℃の状態)に維持して糊化をさらに進展させる。制御手段7は、温度検知手段6の温度を確認して、鍋2内を高温状態に維持するために鍋2の温度が一定温度以下に下がると、加熱手段5を動作させて鍋2を加熱する。
炊飯後に内蓋4のお手入れをする際は、使用者は蓋3を開状態にし、固定手段12による内蓋4の固定を解除すると、内蓋4は鍋側に重心があるため、自然に矢印Xの方向へ、内蓋後端部4bを支点に回転移動し、所定開度A(例えば40度)まで傾斜すると自立する(図1の状態)。
ここで、内蓋4が回転移動する際、内蓋後端部4b側面は、鋸歯断面の減速手段16表面と摺動しながら移動し、減速手段16は、鋸歯先が内蓋後端部4の移動に対して、抵抗力として働く。このため、内蓋4は、回転移動しながら移動速度を加速することがなく、ほぼ等速に近い状態で、所定開度Aまで傾斜し自立する。
使用者は、内蓋4が倒れてきても、回転移動の速度が加速しないため、視覚的には、内蓋4が自分の方に迫ってくる圧迫感が少なくなり、慌てて手で内蓋4を支えたり、驚いたりすることはない。
次に、本実施の形態における内蓋4の回転移動速度の減速効果を検証した。固定手段12解除時点から、内蓋後端部4bが、係止手段15の鍋側突起部15aに当たるまでに要する時間を計測した。比較例として同実施の形態で、減速手段16無しの炊飯器についても同様に、測定した。
測定の結果、実施の形態が1.2秒、比較例が0.4秒となり、実施の形態の減速効果を確認することができた。また、比較例は、内蓋4の回転移動速度が速いため、係止手段5の鍋側突起部15aに内蓋後端部15bが当たった後、2〜3回バウンドしたのち、自立に至るのに対して、本実施の形態は、バウンドは起きず、内蓋4を開放する時に係止手段に加わる衝撃が、比較例に対して小さくなることも確認できた。
以上のように、本実施の形態においては、固定手段12を解除すると、内蓋4は、鍋2側に重心があるため、係止手段15にはめ込まれた内蓋後端部4bを支点に、鍋2側に向けて回転移動を開始するが、係止手段15の両内側面に設置した軟質素材の減速手段16が内蓋後端部4bの両側面を挟みむことで、内蓋後端部4bの移動に対して摺動抵抗が発生させ、内蓋4の回転移動速度の加速が抑制されるため、内蓋4の固定解除時に、内蓋4が使用者に向かって傾倒してくる圧迫感を軽減でき、快適な取り外し動作が可能となる。
また、減速手段16の係止手段15上部から見た断面を鋸歯形状にすることで、内蓋4の固定を解除するときは、回転移動速度の加速を抑制し、内蓋4を蓋3に固定する際は、内蓋後端部4bの摺動抵抗の発生を抑制し、スムーズに蓋3に固定することができ、内蓋4固定解除時の圧迫感と、取り付け時の操作しやすさを両立することができる。
また、内蓋4の固定解除時に係止手段15に加わる荷重を低減することができるので、係止手段15を含む構成部の長期使用における破損を抑制することができる。また、減速構成が単純であるため、繰り返し使用による動作信頼性も高い。
(実施の形態2)
図6〜図8は、本発明の実施の形態2における炊飯器を示している。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6〜図8は、本発明の実施の形態2における炊飯器を示している。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態1と減速手段16の構成が相違するものである。図6、図7に示すように、減速手段16は、内蓋4に設けた取り付け軸17と、係止手段15に設けた、取り付け軸17が抜き差し自在に嵌合する軟質素材の軸受け18とを有し、取り付け軸17と軸受け18間の接触面で摺動抵抗を発生させるようにした。取り付け軸17と軸受け18は、図とは逆にそれぞれ係止手段15と内蓋4に設けることもできるものである。
前記軸受け18は、軸受け円周の一部に切り欠きが設けられており、切り欠き位置は、内蓋4が係止状態(図1の状態)において、蓋3に対して着脱する方向に設けている。さらに、切り欠き幅および軸受けの内径は、取り付け軸17の外径に対して、小さく設定し、かつ素材としてシリコン系ゴム、ネオプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリ塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂などのうち少なくとも1種類を用いるのが好ましい。
以上の構成により、内蓋4を係止手段15に取り付ける際、図8に示すように、内蓋後端部4b側面の取り付け軸17を係止手段15内の軸受け18の切り欠き部に向けて挿入すると、軸受け18は軟質素材であるため、切り欠き部を広げながら取り付け軸17が軸受け18内に入り込み、最終的に取り付け軸17と軸受け18が嵌合し、取り付け軸17を支点にして、内蓋4を蓋3に回転移動させて固定することとなる。使用者は、取り付け軸17と軸受け18が嵌合する際に、内蓋4を持つ手に、嵌合時の節度感を感じることになるので、内蓋4が係止手段15に設置されたことを、確実に認識することできる。
また、軸受け18の切り欠き端部は、取り付け軸17の着脱をスムーズにするため、曲面処理するとなお着脱操作性が向上する。
さらに、軸受け18内径は、取り付け軸17の外径より小さいため、両者が嵌合時には、軸受け18が取り付け軸17の回転時に摺動抵抗を発生させることになるため、内蓋4の固定を解除し、内蓋4が鍋2側に向けて回転移動する際の回転移動速度が加速することを抑制し、内蓋4が使用者に向かって傾倒することによる圧迫感を低減できることは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態は、内蓋4を取り付け時の係止手段15への設置を、設置時の手に伝わる感触により確実に、実行することができ、また内蓋4を蓋3から固定解除する際も、快適に操作することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、内蓋が使用者に向けて勢いよく倒れてくることによる心理的な不安などや長期的使用における内蓋や係止手段の破損が軽減され、蓋に対する内蓋の取り付け、取り外しの操作性を向上させることができるので、内蓋を有する炊飯器全般に適用できる。
1 炊飯器本体
2 鍋
3 蓋
4 内蓋
5 加熱手段
12 固定手段
15 係止手段
16 減速手段
17 取り付け軸
18 軸受け
2 鍋
3 蓋
4 内蓋
5 加熱手段
12 固定手段
15 係止手段
16 減速手段
17 取り付け軸
18 軸受け
Claims (5)
- 鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の開口部を開閉自在に覆うよう軸支された蓋と、前記蓋の内側に固定手段と係止手段により装着され、蓋開成時において固定手段を解除した際に蓋の軸支側である係止手段を中心として鍋側へ回転移動する内蓋とを備え、前記係止手段と内蓋間には、内蓋の鍋側への回転移動の加速を抑制する減速手段を備えた炊飯器。
- 減速手段は、係止手段の両内側面に配置されはめ込まれる内蓋と接触する軟質素材の面材を有する請求項1に記載の炊飯器。
- 軟質素材の面材は、鋸歯形状の断面を有し内蓋が鍋側へ回転移動するときに摺動抵抗が掛かるように鋸歯形状に指向性を持たせた請求項2に記載の炊飯器。
- 減速手段は、内蓋と係止手段との一方に設けた取り付け軸と、他方に設けた取り付け軸が抜き差し自在に嵌合する軟質素材の軸受けとを有し、取り付け軸と軸受け間の接触面で摺動抵抗を発生させるようにした請求項1に記載の炊飯器。
- 軟質素材は、シリコン系ゴム、ネオプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム、フッ素系ゴム、ポリ塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂のうち少なくとも1種類を用いた請求項2〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006303602A JP2008119074A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006303602A JP2008119074A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008119074A true JP2008119074A (ja) | 2008-05-29 |
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Family Applications (1)
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JP2006303602A Pending JP2008119074A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 炊飯器 |
Country Status (1)
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Cited By (5)
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JP2014090785A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 炊飯器 |
KR20190035192A (ko) * | 2017-09-26 | 2019-04-03 | 주식회사 대유위니아 | 전기압력밥솥 |
KR20190036147A (ko) * | 2017-09-27 | 2019-04-04 | 주식회사 대유위니아 | 전기압력밥솥 |
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2006
- 2006-11-09 JP JP2006303602A patent/JP2008119074A/ja active Pending
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