JP2008118785A - 電力変換回路の電気基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台又は複数台のモータを駆動することができ、しかも小型モータ及び大型モータのいずれにも共用して適用することができる電力変換回路の電気基板を提供。
【解決手段】電力変換回路150の電気基板200において、個別の交流負荷を駆動する回路に対応した第1回路20及び第2回路40に対応したプリントパターンと、第1回路20と第2回路40における直流の同極性及び交流の同相に対応したスイッチング素子の切替信号線同士を接続する信号線ジャンパ162a〜162c及び164a〜164cを実装可能な信号線ランド部130a〜140bと、第1回路20と第2回路40における交流の同相に対応したスイッチング素子の交流負荷に対する出力駆動線同士を接続する駆動線ジャンパ160u〜160wを実装可能な駆動線ランド部122a〜126bとを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、交流負荷を駆動するため、各相毎に直流電源に直列接続された2つのスイッチング素子の切り替えを行って直流を交流に変換する電力変換回路の電気基板に関する。
例えば、電動カート、電動自動車又はFA分野のモータ制御等では、直流電源を電力変換回路により三相交流に変換してモータを駆動している。電力変換回路は、半導体からなる複数のスイッチング素子を駆動する三相型PWMインバータを構成しており、高速でスイッチングを行うことにより三相交流を生成している。
三相の電力変換回路ではブリッジ回路が形成されており、直流電源に対して直列接続された一対のスイッチング素子の組が3組設けられている。
ところで、電動カートや電動自動車又はFA分野のモータ制御等において、制御対象となるモータには種々のものがあるが、多種少量の場合にはモータの種類に応じて個別の回路基板を設けることは不経済である。
そこで、特許文献1においては、1つの回路でブラシ付モータと三相ブラシレスモータの両方のモータに共用することのできるモータ駆動装置が提案されている。この装置では、複数のスイッチング素子の一部をモータ駆動制御に用い、残りの部分を昇圧回路の駆動に用いており、ブラシ付モータの回転性能を向上させることができて好適である。
特開2004−64934号公報
上記の特許文献1記載の装置では、1つの回路でブラシ付モータと三相ブラシレスモータのいずれのモータも駆動することができるが、具体的な回路基板としてどのような構成にすればよいのか十分な提案はなされていない。
また、該装置では基本的には駆動するモータの台数は1台であり、複数台のモータを同時に駆動することはできない。
さらに、駆動するモータが小型である場合には、スイッチング素子も小量用型で足りるが、前記装置ではモータの大きさに応じた適切なスイッチング素子を設定するための具体的な手段については提案されていない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、1台又は複数台のモータを駆動することができ、しかも小型モータ及び大型モータのいずれにも共用して適用することができる電力変換回路の電気基板を提供することを目的とする。
本発明に係る電力変換回路の電気基板は、
交流負荷を駆動するため、各相毎に直流電源に直列接続された2つのスイッチング素子の切り替えを行って直流を交流に変換する電力変換回路の電気基板において、
個別の交流負荷を駆動する回路に対応した第1プリントパターン及び第2プリントパターンと、
前記第1プリントパターンと前記第2プリントパターンにおける直流の同極性及び交流の同相に対応したスイッチング素子の切替信号線同士を接続する信号線ジャンパを実装可能な信号線ランド部と、
前記第1プリントパターンと前記第2プリントパターンにおける交流の同相に対応したスイッチング素子の交流負荷に対する出力駆動線同士を接続する駆動線ジャンパを実装可能な駆動線ランド部と、
を有することを特徴とする。
このような回路基板によれば、第1プリントパターン及び第2プリントパターンにそれぞれ部品を実装することにより個別に交流負荷を駆動することができる。また、信号線ランド部に信号線ジャンパを実装し、駆動線ランド部に駆動線ジャンパを実装することにより、第1プリントパターンによる回路と第2プリントパターンによる回路が並列に接続されることになり、より大きな1台の交流負荷を駆動することができる。
この場合、直流電源の一方の極性の電力を供給し、所定の方向に延在する電源パターンと、前記スイッチング素子のうち、前記電源パターンから供給される電力の切替を行う第1のスイッチング素子群と、前記スイッチング素子のうち、直流電源の他方の極性の電力の切替を行い、前記電源パターンを境として一方に設けられた第2のスイッチング素子群と、前記電源パターンを境として他方に設けられ、前記交流負荷に接続する出力端子部と、前記第1のスイッチング素子群と前記第2のスイッチング素子群のうち同相に対応するものを直列接続する直列接続ラインと、前記電源パターンの上方を超えて、前記直列接続ラインと前記出力端子とを接続する中継ジャンパとを有する構成としてもよい。
これにより、第1プリントパターン及び第2プリントパターンを回路基板の片面だけで構成することができる。
前記信号線ジャンパにより接続される切替信号線同士のパターンは、少なくとも前記信号線ランド部が設けられている箇所で並列して設けられ、間に他のパターンが存在しない構成としてもよい。これにより、信号線ジャンパを十分に短くすることができ、抵抗が小さくなる。また、間に他のパターンがないことから、信号線ジャンパを基板表面に接して実装させることも可能である。
前記駆動線ジャンパにより接続される出力駆動線同士のパターンは、少なくとも前記駆動線ランド部が設けられている箇所で並列して設けられ、間に他のパターンが存在しない構成としてもよい。これにより、駆動線ジャンパを十分に短くすることができ、抵抗が小さくなる。また、間に他のパターンがないことから、駆動線ジャンパを基板表面に接して実装させることも可能である。
本発明に係る電力変換回路の電気基板によれば、第1プリントパターン及び第2プリントパターンにそれぞれ部品を実装することにより個別に交流負荷を駆動することができる。また、信号線ランド部に信号線ジャンパを実装し、駆動線ランド部に駆動線ジャンパを実装することにより、第1プリントパターンによる回路と第2プリントパターンによる回路が並列に接続されることになり、より大きな1台の交流負荷を駆動することができる。
以下、本発明に係る電力変換回路の電気基板について第1及び第2の実施の形態を挙げ、添付の図1〜図6を参照しながら説明する。
第1の形態に係る電気基板100(図2参照)は、例えば、電動カート、電動自動車又はFA分野のモータ制御等に用いられる。まず、電気基板100の電力変換回路10について図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、電力変換回路10は、バッテリ12から得られる直流電源を三相交流に変換して、第1モータ(交流負荷)14a及び第2モータ(交流負荷)14bを駆動するインバータ回路であって、ブリッジ回路18を有し、図示しないゲートドライバ回路によって駆動される。第1モータ14a及び第2モータ14bは三相交流型である。バッテリ12の正極(一方の極性の電力)は、正極ライン(電源パターン)12pに接続されており、負極(他方の極性の電力)は負極ライン(電源パターン)12nに接続されている。
ブリッジ回路18は、第1モータ14a及び第2モータ14bを駆動する回路に対応した第1回路20及び第2回路40を有する。
第1回路20は、3組の直列スイッチング部22a、22b及び22cを有する。直列スイッチング部22aは、正極ライン12pから負極ライン12nに向かって順に直列接続された第1スイッチング素子24a及び第2スイッチング素子26aを有する。同様に、直列スイッチング部22bは直列接続された第1スイッチング素子24b及び第2スイッチング素子26bを有し、直列スイッチング部22cは直列接続された第1スイッチング素子24c及び第2スイッチング素子26cを有する。各第1スイッチング素子24a〜24cのドレインは正極ライン12pに接続され、ソースは直列接続ライン27a〜27cを介して第2スイッチング素子26a〜26cのドレインに接続されている。第2スイッチング素子26a〜26cのソースは負極ライン12nに接続されている。
各スイッチング素子は半導体素子であり、例えばMOSFETを用いることができる。各スイッチング素子としては、これ以外にもIGBT又はサイリスタ等が挙げられる。
各スイッチング素子のゲートは、それぞれ図示しないゲート回路に接続されており、PWM駆動される。直列スイッチング部22aでは、基本的には、一方のスイッチング素子がオンであるときには、他方のスイッチング素子はオフとなるように制御される。これにより、第1スイッチング素子24a〜24cは直流電源の正極の電力の切替を行い、第2スイッチング素子26a〜26cは負極の電力の切替を行い、第1モータ14aのU、V及びW相に対して回転磁界が発生するように正極又は負極の電流を供給し、該第1モータ14aを所望の速度で回転させることができる。
また、第1回路20は、第1スイッチング素子24a〜24cのゲートに接続された信号線(切替信号線)28a〜28cと、第2スイッチング素子のゲートに接続された信号線(切替信号線)30a〜30cと、第1スイッチング素子24aと第2スイッチング素子26aとの接続点32aから第1モータ14aのU相に接続する出力駆動線34aと、第1スイッチング素子24bと第2スイッチング素子26bとの接続点32bから第1モータ14aのV相に接続する出力駆動線34bと、第1スイッチング素子24cと第2スイッチング素子26cとの接続点32bから第1モータ14aのW相に接続する出力駆動線34cとを有する。
第2回路40は、第1回路20と同構成であるので詳細な説明を省略し、符号については20番台で表される要素を下桁を共通として40番台で示す。また30番台で表される要素を下桁を共通として50番台で示す。
次に、第1の形態として、電力変換回路10が実現される電気基板100について説明する。
図2に示すように、電気基板100は片面のみにプリントパターンが設けられたプリント基板102に素子が実装され、電力変換回路10が実現されている。電気基板100上において、第1回路20(図1参照)に対応するパターンは第1パターンとして規定され、第2回路40(図1参照)に対応するパターンは第2パターンとして規定される。
図3に示すように、プリント基板102は、単体ではベースとなる板の表面にプリントパターンと、該プリントパターンに電気的に接続され、表面実装型の部品を実装可能なランド部とが設けられている。図3においては、理解が容易となるようにプリントパターンをハッチング、ランド部をクロスハッチングで示す。プリント基板102としては、例えばガラスエポキシ基板が用いられる。
図2に戻り、電気基板100は、上辺に電源系の端子部101が並んで設けられており、左から順に、グランド端子104、電源端子106、出力端子108u、110u、108v、110v、108w、110wが設けられている。出力端子108u、108v及び108wは、第1モータ14aに接続される端子であり、出力駆動線34a、34b及び34cに接続されている。出力端子110u、110v及び110wは、第2モータ14bに接続される端子であり、出力駆動線54a、54b及び54cに接続されている。
グランド端子104に接続された負極ライン12nは、電気基板100の左辺にから下辺に沿って延在している。電源端子106に接続された正極ライン12pは、電源系の端子が並んでいる列より下側で、中央よりもやや上側の位置で横方向に延在している。
正極ライン12p上には、左から順に第1スイッチング素子24a、44a、24b、44b、24c及び44cが設けられ、各裏面部がドレイン端子となって正極ライン12pに接続されている。電気基板100の略中央部では、左から順に第2スイッチング素子26a、46a、26b、46b、26c及び46cが設けられ、各裏面部がドレイン端子となって直列接続ライン27a〜27c、47a〜47cに接続されている。つまり、電気基板100では、左から順に直列スイッチング部22a、42a、22b、42b、22c及び42cが並んで設けられている。
出力端子部は正極ライン12pを境として上方側に設けられ、直列接続ライン27a〜27c、47a及び47bは正極ライン12pを境として下側に設けられており、これらを接続するために、正極ライン12pの上方を超えて中継接続する中継ジャンパ112a〜112eが設けられている。これにより、電気基板100の裏面を用いることなく正極ライン12pを超えて電力を供給することができ、部品及びプリントパターンを片面のみに集中的に配置することができる。したがって、例えば、裏面には放熱用の金属板等を設け、表面にプリントパターンを形成した金属ベース基板にも適用できる。
また、中継ジャンパ112a〜112eを用いることにより、電源系の端子部101を電気基板100の上辺にまとめて配置することが可能になり、第1モータ14a及び第2モータ14bに対する接続線を上辺部にまとめて接続することができる。これにより、接続線の配線作業が容易になるとともに、各接続線は電気基板100上をほとんど覆うことがなく、素子に接触したり、熱の影響を受けることがない。
なお、出力端子110wと直列接続ライン47cとの間は、正極ライン12pの右側を迂回して直接に接続することが可能であるから、ジャンパが不要であることは明かであろう。
図4に示すように、中継ジャンパ112aは、導電性のよい金属で構成されており、両端下面が水平に構成されている。一方の下面は出力端子108uに至るパターンにおけるランド部に半田固定されており、他方の下面は直列接続ライン27aにおけるランド部に半田固定されている。中継ジャンパ112aはアーチ状であって、中央部は正極ライン12pの上方を超えるように構成されている。中継ジャンパ112aは、第1モータ14aを駆動するのに十分な電流を流すことができるように、長さに応じた所定の断面積が確保されており、抵抗値が低くなるように設定されている。中継ジャンパ112b〜112eについても中継ジャンパ112aと同構造である。
図2に戻り、第1モータ14a及び第2モータ14bのU相に係る直列スイッチング部22a及び42aは左側にまとめられており、V相に係る直列スイッチング部22b及び42bは中央にまとめられており、W相に係る直列スイッチング部22c及び42cは右側にまとめられている。
U相に係る直列スイッチング部22a及び42aについては、信号線28a、48a、30a及び50aがまとめて配設されている。また、直流の正極に係る第1スイッチング素子24aと44aに係る信号線28aと48a同士は縦方向に並列して設けられ、間に他のパターンが存在しない。直流の負極に係る第2スイッチング素子26bと46bに係る信号線30aと50a同士は縦方向に並列して設けられ、間に他のパターンが存在しない。信号線28a、48a、28b及び48bは左斜め下側の方向に集められ、縦方向に並行し且つ隣接して配設され、負極ライン12nよりもやや上側に設けられた信号端子114a、114b、114c、114dに接続されている。
V相に係る直列スイッチング部22b及び42bについても、同様に信号線28b、48b、30b及び50bがまとめて配設され、信号端子114e、114f、114g、114hに接続されている。さらに、W相に係る直列スイッチング部22c及び42cについても、同様に信号線28c、48c、30c及び50cがまとめて配設され、信号端子114i、114j、114k、114lに接続されている。
このように、各信号端子114a〜114lを電気基板100の下辺にまとめて配置することが可能になり、ゲート回路への接続線を下辺部にまとめて接続することができる。これにより、ゲート回路への接続線の配線作業が容易になるとともに、各接続線は電気基板100上をほとんど覆うことがなく、素子に接触したり、熱の影響を受けることがない。
また、各信号端子114a〜114lが下辺側、電源系の端子部101が上辺側と反対側に分けて配設することができるため、電磁的ノイズが相互に影響しあうことを抑制できる。
また、U相に係る出力駆動線34aと54aは、正極ライン12pよりも上の箇所で並列して斜め方向に設けられており、間に他のパターンが存在しない。V相に係る出力駆動線34bと54bは、正極ライン12pよりも上の箇所で並列して斜め方向に設けられており、間に他のパターンが存在しない。W相に係る出力駆動線34cと54cは、正極ライン12pよりも上の箇所で並列して斜め方向に設けられており、間に他のパターンが存在しない。これらの箇所において、出力駆動線34aと54a、出力駆動線34bと54b、出力駆動線34cと54cには、駆動線ランド部122a、122b、124a、124b、126a、126bが設けられている。
出力側がU相で電源側で正極に係る信号線28aと48aには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部130a及び130bが設けられ、負極に係る信号線30a及び50aには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部132a及び132bが設けられている。
出力側がV相で電源側で正極に係る信号線28bと48bには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部134a及び134bが設けられ、負極に係る信号線30b及び50bには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部136a及び136bが設けられている。
出力側がW相で電源側で正極に係る信号線28cと48cには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部138a及び138bが設けられ、負極に係る信号線30c及び50cには、並列している箇所に、隣接した信号線ランド部140a及び140bが設けられている。
電気基板100においては、各駆動線ランド部及び信号線ランド部には部品が実装されていない。
このように構成される電気基板100では、第1モータ14a及び第2モータ14bを独立的に駆動することが可能である。もちろん、いずれか一方のモータのみを駆動させる場合には、他方のモータを駆動するための第1回路20又は第2回路40を構成するスイッチング素子を実装しなくてもよい。この場合、対応する中継ジャンパ112a〜112c又は112d〜112eも不要であり、中継ジャンパの数が少ない第2回路40を用いるとよい。
次に、第2の実施形態に係る電気基板200について説明に先だって、該電気基板200で実現される電力変換回路150について説明する。以下、電気基板100及び電力変換回路10と同じ箇所については同符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、電力変換回路150は、バッテリ12から得られる直流電源を三相交流に変換して、第3モータ(交流負荷)14cを駆動するインバータ回路であって、ブリッジ回路18を有し、図示しないゲートドライバ回路によって駆動される。第3モータ14cは三相交流型であり、第1モータ14a及び第2モータ14bよりも大型であり、第1回路20又は第2回路40のいずれか一方では駆動することができない。そこで、電力変換回路150では、第1回路20と第2回路40とを並列的に接続し、協動して第3モータ14cを駆動することができるように構成されている。
つまり出力側については、第1回路20と第2回路40における第3モータ14cの同相に対応した出力駆動線同士を接続している。具体的には、U相を駆動するのに出力駆動線34aと出力駆動線54aとを駆動線ジャンパ160uで接続し、V相を駆動するのに出力駆動線34bと出力駆動線54bとを駆動線ジャンパ160vで接続し、W相を駆動するのに出力駆動線34cと出力駆動線54cとを駆動線ジャンパ160wで接続している。
これにより、例えば第1回路20の出力端子108u、108v及び108wを第3モータ14cのU、V及びW端子に接続すればよく、第2回路40の出力端子110u、110v、110wは使用しなくてもよい。
また、入力側については、第1回路20と第2回路40における直流の同極性、及び第3モータ14cの同相に対応したスイッチング素子の切替信号線同士を接続している。具体的には、正極側のU相については信号線28aと信号線48aとを信号線ジャンパ162aで接続し、V相については信号線28bと信号線48bとを信号線ジャンパ162bで接続し、W相については信号線28cと信号線48cとを信号線ジャンパ162cで接続している。負極側のU相については信号線30aと信号線50aとを信号線ジャンパ164aで接続し、V相については信号線30bと信号線50bとを信号線ジャンパ164bで接続し、W相については信号線30cと信号線50cとを信号線ジャンパ164cで接続している。
ここで、信号線ジャンパ162aは信号線ジャンパ164aよりも上方にずらした位置に設けているが、これは、第1スイッチング素子24a及び44aからの信号線ジャンパ162aまでの距離と、第2スイッチング素子26a及び46aからの信号線ジャンパ164aまでの距離が略等しくなるようにするためである。V相及びW相に係る箇所についても同様である。
これにより、ゲート回路との接続は、例えば第1回路20の信号端子114a、114c、114e、114g、114i、114kを用いればよく、第2回路40の信号端子114b、114d、114f、114h、114j、114lは使用しなくてもよい。
図6に示すように、駆動線ジャンパ160uは両端が、駆動線ランド部122a及び駆動線ランド部122bに接続されており、駆動線ジャンパ160vは両端が、駆動線ランド部124a及び駆動線ランド部124bに接続されており、駆動線ジャンパ160wは両端が、駆動線ランド部126a及び駆動線ランド部126bに接続されている。
これらの駆動線ランド部は、対応する出力駆動線同士が並列している箇所に設けられており、しかも間に他のパターンが存在しない隣接した箇所に設けられていることから、駆動線ジャンパ160u〜160wを十分に短くすることができ、抵抗が小さくなるとともに低コストになる。また、間に他のパターンがないことから、駆動線ジャンパ160u〜160wを基板表面に接して実装させることも可能である。
駆動線ジャンパ160u〜160wは、中継ジャンパ112a〜112eと共通にしてもよい。これにより、部品管理やチップマウント工程が簡便となるとともに、いわゆるスケールメリットが得られる。
また、信号線ジャンパ162aは両端が、信号線ランド部130a及び信号線ランド部130bに接続されており、信号線ジャンパ162bは両端が、信号線ランド部134a及び信号線ランド部134bに接続されており、信号線ジャンパ162cは両端が、信号線ランド部138a及び信号線ランド部138bに接続されている。
さらに、信号線ジャンパ164aは両端が、信号線ランド部132a及び信号線ランド部132bに接続されており、信号線ジャンパ164bは両端が、信号線ランド部136a及び信号線ランド部136bに接続されており、信号線ジャンパ164cは両端が、信号線ランド部140a及び信号線ランド部140bに接続されている。
これらの信号線ランド部は、対応する切替信号線同士が並列している箇所に設けられており、しかも間に他のパターンが存在しない隣接した箇所に設けられていることから、信号線ジャンパ162a〜162c及び164a〜164cを十分に短くすることができ、抵抗が小さくなとともに低コストになる。また、間に他のパターンがないことから、信号線ジャンパ162a〜162c及び164a〜164cを基板表面に接して実装させることも可能である。
このような電気基板200では、第1回路20と第2回路40が並列的に接続されて協動させることができる。例えば、U相からW相に電流を流す場合に、信号端子114a及び114kをアクティブとすることにより、信号線ジャンパ162aの作用下に第1スイッチング素子24aと第1スイッチング素子44aが同期してオンとなり、信号線ジャンパ164cの作用下に第2スイッチング素子26cと第2スイッチング素子46cが同期してオンとなる。
第1スイッチング素子24a及び第1スイッチング素子44aを通った電流は、駆動線ジャンパ160uの作用下に合流し、出力端子108uから第3モータ14cのU相に供給される。
また第3モータ14cのW相から出た電流は、出力端子108wから電気基板200に入り、駆動線ジャンパ160wの作用下に分流し、第2スイッチング素子26c及び第2スイッチング素子46cに流れることになる。
このように、第3モータ14cは大型であって大電流が流れるが、該電流は正極側では第1回路20と第2回路40のいずれか1つずつの第1スイッチング素子に分流して流れ、負極側では第1回路20と第2回路40のいずれか1つずつの第2スイッチング素子に分流して流れる。したがって、理論的には各スイッチング素子の電流容量は第3モータ14cに要求される電流容量の1/2で足りる。
つまり、電気基板200で用いられるスイッチング素子と、前記の電気基板100で用いられるスイッチング素子は、基本的には同じもので足り、部品の共通化が図られる。
上述したように、本実施の形態に係る電気基板100によれば、第1回路20に対応した第1プリントパターン及び第2回路40に対応した第2プリントパターンにそれぞれ部品を実装することにより個別に交流負荷(つまり、第1モータ14a及び14b)を駆動することができる。また、信号線ランド部に信号線ジャンパを実装し、駆動線ランド部に駆動線ジャンパを実装することにより電気基板200が得られ、第1回路20と第2回路40が並列に接続されることになり、より大きな1台の交流負荷(つまり、第3モータ14c)を駆動することができる。
なお、上述のプリント基板102は、第1回路20及び第2回路40に対応した2つのプリントパターンが設けられていると説明したが、対応するプリントパターンの数は3つ以上でもよい。回路が3つ以上の場合、入力側及び出力側をジャンパで接続することにより、さらに大型の交流負荷を駆動することができる。
本発明に係る電力変換回路の電気基板は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施形態に係る電気基板の回路図である。 第1の実施形態に係る電気基板の平面図である。 プリント基板の平面図である。 中継ジャンパの側面図である。 第2の実施形態に係る電気基板の回路図である。 第2の実施形態に係る電気基板の平面図である。
符号の説明
10、150…電力変換回路 12…バッテリ
12n…負極ライン 12p…正極ライン
14a〜14c…モータ 18…ブリッジ回路
20…第1回路
22a〜22c、42a〜42c…直列スイッチング部
24a〜24c、44a〜44c…第1スイッチング素子
26a〜26c、46a〜46c…第2スイッチング素子
28a〜28c、30a〜30c、48a〜48c、50a〜50c…信号線
34a〜34c、54a〜54c…出力駆動線
40…第2回路 101…端子部
102…プリント基板 112a〜112e…中継ジャンパ
122a、122b、124a、124b、126a、126b…駆動線ランド部
130a、130b、132a、132b、134a、134b、136a、136b、138a、138b、140a、140b…信号線ランド部
160u〜160w…駆動線ジャンパ
162a〜162c、164a〜164c…信号線ジャンパ
200…電気基板

Claims (4)

  1. 交流負荷を駆動するため、各相毎に直流電源に直列接続された2つのスイッチング素子の切り替えを行って直流を交流に変換する電力変換回路の電気基板において、
    個別の交流負荷を駆動する回路に対応した第1プリントパターン及び第2プリントパターンと、
    前記第1プリントパターンと前記第2プリントパターンにおける直流の同極性及び交流の同相に対応したスイッチング素子の切替信号線同士を接続する信号線ジャンパを実装可能な信号線ランド部と、
    前記第1プリントパターンと前記第2プリントパターンにおける交流の同相に対応したスイッチング素子の交流負荷に対する出力駆動線同士を接続する駆動線ジャンパを実装可能な駆動線ランド部と、
    を有することを特徴とする電力変換回路の電気基板。
  2. 請求項1記載の電力変換回路の電気基板において、
    直流電源の一方の極性の電力を供給し、所定の方向に延在する電源パターンと、
    前記スイッチング素子のうち、前記電源パターンから供給される電力の切替を行う第1のスイッチング素子群と、
    前記スイッチング素子のうち、直流電源の他方の極性の電力の切替を行い、前記電源パターンを境として一方に設けられた第2のスイッチング素子群と、
    前記電源パターンを境として他方に設けられ、前記交流負荷に接続する出力端子部と、
    前記第1のスイッチング素子群と前記第2のスイッチング素子群のうち同相に対応するものを直列接続する直列接続ラインと、
    前記電源パターンの上方を超えて、前記直列接続ラインと前記出力端子とを接続する中継ジャンパと、
    を有することを特徴とする電力変換回路の電気基板。
  3. 請求項1又は2記載の電力変換回路の電気基板において、
    前記信号線ジャンパにより接続される切替信号線同士のパターンは、少なくとも前記信号線ランド部が設けられている箇所で並列して設けられ、間に他のパターンが存在しないことを特徴とする電力変換回路の電気基板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換回路の電気基板において、
    前記駆動線ジャンパにより接続される出力駆動線同士のパターンは、少なくとも前記駆動線ランド部が設けられている箇所で並列して設けられ、間に他のパターンが存在しないことを特徴とする電力変換回路の電気基板。
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