JP2008118054A - 駆動素子を実装した表示装置 - Google Patents

駆動素子を実装した表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008118054A
JP2008118054A JP2006302000A JP2006302000A JP2008118054A JP 2008118054 A JP2008118054 A JP 2008118054A JP 2006302000 A JP2006302000 A JP 2006302000A JP 2006302000 A JP2006302000 A JP 2006302000A JP 2008118054 A JP2008118054 A JP 2008118054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
liquid crystal
heat
type diffusion
diffusion region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006302000A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hirashima
博之 平島
Masashi Katsuya
昌史 勝谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006302000A priority Critical patent/JP2008118054A/ja
Publication of JP2008118054A publication Critical patent/JP2008118054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を備えた表示装置を提供する。
【解決手段】液晶ドライバ実装表示装置1は、ドライバソケット4aを介して液晶表示手段2と液晶ドライバ3とが接続している。ドライバソケット4aにおける液晶ドライバ3実装面には、吸熱効果を奏する吸熱部として機能する第1の導電部材31と、第1の導電部材31によって吸収された熱を放熱する放熱部として機能する第2の導電部材32と、第1の導電部材31から第2の導電部材32まで熱を移行させる拡散領域(P型拡散領域とN型拡散領域)とを、それぞれドライバソケット4a表面に有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、駆動素子を実装した表示装置に関し、詳細には、表示体を駆動する駆動素子に設けられたICチップを、該ICチップで発生した熱を効果的にICチップ外部に放熱させる機能を備えた半導体基板に実装した表示装置に関するものである。
液晶ドライバ等の集積回路(IC)チップの実装に関しては、様々な形態が採用されている。例えば、液晶パネルのガラス辺に実装を行う必要があると共にパネル額縁を小さくする必要があることから、折り曲げ可能なパッケージであるTCP(Tape Carrir Package)やSOF(System On Film)が知られている。SOFは、COF(Chip On Film)とも呼ばれる。
図16及び図17に、TCP構造の集積回路チップ実装パッケージの構成を示す。図16は、TCP構造の上面図であり、封止樹脂を透視した状態を示した部分透視図である。また、図17は、図16に示したTCP構造を切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。
図16及び図17に示すTCP構造120では、スリット114と、デバイスホール115と呼ばれる穴部とが、フィルム基材113に設けられている。さらに、フィルム基材113に銅配線111・112が形成され、銅配線111・112上にソルダーレジスト116が形成されている。集積回路チップ101は、デバイスホール115内に設けられており、集積回路チップ101表面のバンプ110と、配線111・112とが接続した構造となっている。
次に、図18及び図19に、SOF構造の集積回路チップ実装パッケージの構成を示す。図18は、SOF構造の上面図であり、図19は、図18に示したSOF構造を切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。
上記SOF構造130は、フィルム基材113に銅配線111・112が形成されており、銅配線111・112の上にソルダーレジスト116が形成されている。銅配線111・112と、集積回路チップ101とは、当該集積回路チップ101のバンプ110によって接続されている。また、図19に示されているように、集積回路チップ101等を外部環境から保護するためにアンダーフィル材117が充填されている。
また、近年では、液晶パネルであるガラス基板に、直接、液晶ドライバを実装するCOG(Chip On Glass)も使用されている。COG実装に関しては、例えば特許文献1の構成に採用されている。
また、液晶ドライバに組み込まれる駆動回路が多くなっており、近年では500出力を超えるものも量産されている。
ところで、ICチップの実装形態として、上記したものの他にBGA(Ball Grid Array)を挙げることができる。
BGAは、集積回路をインターポーザと呼ばれる配線基板(ガラスエポキシやフィルムにより構成)にワイヤーボンディングやフィリップチップ接続等を用いて接続し、インターポーザの下部に配置された半田ボール等により回路基板へ実装する構造を有している。以下に、BGAの構造を図20〜図23に基づいて詳述する。
図20及び図21は、ワイヤーボンディングを用いて集積回路チップとインターポーザを接続した場合のBGAの構成を示している。図20は、BGAの上面図であり、封止樹脂を透視した状態を示した部分透視図である。また、図21は、図20に示したBGAを切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。図20及び図21に示すように、ワイヤーボンディング106を用いたBGA100aの構成では、インターポーザ102上に集積回路チップ101が搭載されており、集積回路チップ101のパッド105と、インターポーザ102のパッド107とがワイヤー106によって接続されている。封止樹脂109は、図20の上面を被覆するように設けられており、集積回路チップ101等を外部環境から保護している。インターポーザ102のパッド107は、図20に示す配線103に接続されており、スルーホール104を介して、インターポーザ102の裏面に設けられた半田ボール108と導通している。すなわち、半田ボール108を図示しない回路基板と接続することによって、集積回路チップ101を当該回路基板上に実装することができる。
また、図22及び図23は、フィリップチップ接続を用いて集積回路チップとインターポーザを接続した場合のBGAの構成を示している。図22は、BGAの上面図であり、封止樹脂を透視した状態を示した部分透視図である。また、図23は、図22に示したBGAを切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。BGA100bにおけるフィリップチップ接続とは、集積回路チップ101の入出力にバンプ110を形成して、直接、インターポーザ102の電極端子(不図示)と接合した構成である。また、図22及び図23も、図20及び図21と同様に、封止樹脂109が、図22の上面を被覆するように設けられており、集積回路チップ101等を外部環境から保護している。BGA100bは、スルーホール104を介して、インターポーザ102の配線103(図22)と、インターポーザ102の裏面に設けられた半田ボール108とが導通しており、図示しない回路基板と接続することによって、集積回路チップ101を当該回路基板上に実装することができる。
ところで、集積回路に組み込まれるトランジスタの数は年々多くなっており、トランジスタ内部に構成される回路数も多くなっている。また、液晶パネルに関しては、近年、高精細化がますます進んでおり、表示画素が増加する分、駆動用の集積回路の回路数も増加している。このように増加した集積回路を補うためには、液晶パネルに実装される液晶ドライバの数を増加させるか、1つの液晶ドライバに搭載される駆動用集積回路を増加させる必要があるが、近年では、液晶パネルに実装される液晶ドライバの数が増加しないように、後者の液晶ドライバの駆動回路を増加させる(多出力にする)対応をとることが多い。加えて、後者が選択される理由として、集積回路チップは、チップサイズが小さいほど量産効率がよく、チップの原価は安くなるという点が挙げられる。そこで、このような多出力のドライバでは、チップサイズ縮小のために、パッドを狭ピッチ化(ファインピッチ化)することが必要となる。
しかしながら、多出力のドライバの場合、ICチップから発生する熱が多くなり、過熱によるICチップの亀裂の発生や、ICチップと熱膨張係数の異なるインターポーザとの間で周囲温度変化による熱応力が発生し、両者の接続部が剥離したりといった不具合が生じる虞がある。
そこで、特許文献2には、インターポーザ上に複数の半導体素子(集積回路チップ)を実装し、BGAの形態で外部回路と接続することができる半導体装置(パッケージ)に関して、該パッケ半導体装置にペルチェ素子を組み込み、半導体素子から発生した熱をインターポーザ側へ移行させ、放熱を促進させる技術が提案されている。以下に、図24を用いて、この構成を説明する。
図24は、特許文献2に開示された半導体装置の構成を示す断面図である。図24に示す半導体装置200は、ペルチェ素子208の上に半導体素子202A,202Bが積層されている。ここで、ペルチェ素子208について図25を用いて説明する。
図25は、上記ペルチェ素子208の構成を示す図である。ペルチェ素子208は、直列に接続された複数のN型半導体とP型半導体で構成される。図25に示すように電流Iを流すと、両面208aと208bとの間に温度差ΔTが発生する。ペルチェ素子8の電極側が放熱面208aとなり、反対側の面が吸熱面208bとなる。すなわち、吸熱面208bでは熱を吸収し、吸収した熱を放熱面208bから放出する。従って、ペルチェ素子208は、吸熱面側から放熱面側へと熱を移動させる機能を有し、これにより、吸熱面8b側を冷却することができる。
このような構成を有するペルチェ素子208は、図24に示す下側の半導体素子202Aから熱を吸収して、吸収した熱をインターポーザ201に対して放出する。そして、インターポーザ201に伝達された熱は、インターポーザ201から半導体装置200外部へと放出される。従って、半導体装置200は、このような構成を備えることによって、半導体素子から発生する熱を効果的に放熱させることができる。
特開平1−128534号公報(1989年5月22日公開) 特開2003−17638号公報(2003年1月17日公開)
上記したように微細化、高集積化が進められた半導体素子(ドライバ、ICチップ、半導体チップ等)は、内部回路の発生する熱が多大となるため、特許文献3の構成を備えて放熱させることは有用であるが、特許文献3の構成を使用する場合、ペルチェ素子の上面と下面とで放熱、吸熱が行われるため、半導体素子とインターポーザ間に使用した場合、その厚さが増し、液晶パネル等の表示体に実装する際に表示体の厚さが厚くなるといった不都合が生じる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドライバ(ICチップ)用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を実装した表示装置を提供することにある。
本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上述した課題を解決するために、信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されており、上記ドライバから発生する熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収した熱を放熱する放熱部と、該吸熱部で吸収した熱を該放熱部に移行させる拡散部とを有する放熱素子を、上記半導体基板における上記ドライバが搭載される側の表面に有している、駆動素子を実装した表示装置であって、上記拡散部は、上記表面と面一になるように半導体基板に埋設されており、半導体基板の上記表面側に、上記吸熱部と放熱部とが互いに並設されており、上記ドライバは、上記吸熱部の上に設けられていることを特徴としている。
上記の構成とすれば、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を実装した表示装置を提供することができる。
すなわち、従来構成の場合は、本願の吸熱部と、拡散部と、放熱部とに相当する構成が、半導体基板表面に積層されて設けられていた。これに対して、本発明では、吸熱部と、拡散部と、放熱部とが半導体基板の表面の上で該表面に沿って設けられている。すなわち、積層された状態ではない。そのため、従来の場合は、本発明の放熱素子に相当する構成を設けようとすると、吸熱部の厚さと、拡散部の厚さと、放熱部の厚さとの3つの構成要素の厚さ分、厚さが増すことになる。しかしながら、本発明では、上記拡散部は半導体基板の上記表面に埋設されているので厚さを考慮する必要なく、吸熱部の厚さのみ、もしくは放熱部のみの1つの構成要素の厚さ分、厚さが増すだけで放熱素子を実現することができる。
従って、本発明の構成によれば、従来構成よりも、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現することができる。
具体的には、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置の上記放熱素子は、ペルチェ素子であることが好ましい。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記表面には、P型拡散領域及びN型拡散領域が形成されており、上記吸熱部と放熱部とは、各々複数個が交互に配設されていて、吸熱部と放熱部との間に上記P型拡散領域もしくはN型拡散領域が、P型拡散領域とN型拡散領域とが交互になるように形成されており、上記吸熱部と放熱部とP型拡散領域とN型拡散領域とが、全ての上記吸熱部を上記表面の中央部に配置させるとともに、全ての上記放熱部を該吸熱部を挟むように上記表面の該中央よりも外周側に配置させるように、1つの蛇行形状の電流経路を形成していることが好ましい。
上記のように構成することによって、上記吸熱部を半導体基板の表面の中央に集結させて形成しているので、ドライバに発生した熱を効果的に吸熱させ、放熱させることができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記ドライバには、外部電源から該ドライバに電流が供給されるための電源接続用パッドと、接地用パッドとが設けられており、上記放熱素子には、外部から上記電流経路に電流が供給されるための供給用電極と、接地される接地電極とが設けられており、上記接地用パッドと、上記供給用電極とが接続されていることが好ましい。
ドライバの発熱量は、ドライバの消費電流が多くなればなるほど多くなる。そこで、本発明では、上記のように、上記接地用パッドと、上記供給用電極とが接続されており、上記接地電極が接地している。すなわち、外部電極からドライバに流れた電流は、ドライバの接地用パッドに接続された半導体基板の上記供給用電極から放熱素子内を流れて、接地電極に至る。これにより、ドライバで消費される消費電流量が、放熱素子に流れる電流の電流量と同じになる。よって、発熱量が多くなった時に放熱量が多くなるので、ドライバに残存する熱量を常に一定に保つことができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記半導体基板は、上記出入力端子群と接続するように構成されたドライバ側接続端子群と、上記信号配線の端子群と接続するように構成された表示手段側接続端子群と、上記ドライバ側接続端子群及び表示手段側接続端子群を接続する配線とを有しており、上記ドライバ側接続端子群のピッチは、上記出入力端子群のピッチと合致するように構成されており、上記表示手段側接続端子群は、上記ドライバ側接続端子群の最小ピッチを下回ることのないピッチを有していることが好ましい。
液晶ドライバの出力配線ピッチをファインピッチにすることによって、上記したようにチップサイズが小さくなり、量産効率が上がってチップの原価が安くなるというメリットがある一方、液晶ドライバを液晶パネルのガラス基板上に実装する場合に、ガラス基板上で信号配線を集めるための面積が増えてしまうという問題がある。具体的には、液晶画素につながるデータラインやゲートラインで構成されている液晶パネルの信号配線の配線ピッチは、画素付近では画素ピッチと同等の配線ピッチであり、液晶ドライバの出力ピッチに対して当然広く構成されている。また、液晶ドライバがファインピッチになっても画素ピッチは変わらない。そのため、液晶ドライバを液晶パネルのガラス基板上に実装する場合、液晶ドライバの出力配線ピッチが狭くなるにつれ、ガラス基板上で信号配線を集めるための面積が増え、額縁面積を狭くすることができない。図26(a)・(b)に、液晶ドライバの出力ピッチが液晶パネル上の配線領域に与える影響を示す。図26(a)は、液晶データドライバ200の出力ピッチがAμmの場合のドライバ200と液晶パネルデータライン201間の配線領域202aを示したものである。図26(b)は、液晶データドライバ200の出力ピッチが2×Aμmの場合のドライバ200と液晶パネルデータライン201間の配線領域202bを示したものである。図26(a)・(b)を比較すると、液晶データドライバ200の出力ピッチを2×AμmからAμm、すなわち半分にすることによって、ドライバの出力と液晶パネルのデータラインとの配線領域がほぼ2倍になっていることがわかる。このように液晶ドライバのパッドピッチが狭くなると、液晶ドライバと液晶パネルのデータラインとの配線領域が増え、額縁面積の増加となる。そこで、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記ドライバを、上記半導体基板を介して表示手段(上記の液晶パネルに相当)に実装するように構成し、且つ、その半導体基板は、上記出入力端子群と接続するように構成されたドライバ側接続端子群と、上記信号配線の端子群と接続するように構成された表示手段側接続端子群と、上記ドライバ側接続端子群及び表示手段側接続端子群を接続する配線とを有しており、上記ドライバ側接続端子群のピッチは、上記出入力端子群のピッチと合致するように構成されており、上記表示手段側接続端子群は、上記ドライバ側接続端子群の最小ピッチを下回ることのないピッチを有するように構成されている。
このように構成した半導体基板を備えたことによって、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、ドライバが多出力であって、且つその端子がファインピッチで形成されている場合であっても、半導体基板における一方の上記ドライバ側接続端子群をドライバの端子のピッチに合わせて形成し、他方のパッケージ基材側接続端子群を、当該ドライバ側接続端子群よりもピッチを拡大させておくことができるので、表示手段のピッチを当該多出力のピッチに合わせてファインピッチで構成する必要がない。
よって、多出力で、且つファインピッチ化したドライバをCOG実装する場合であっても、額縁面積を増加させることはない。
また、上記ドライバに関しては、上記半導体基板を備えることによって、端子のピッチを表示手段の端子ピッチを考慮することなく、可能な限りファインピッチ化することができる。これにより、ドライバのチップサイズを縮小することができ、コストの低減を実現することができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記放熱部から放熱されようとする熱を伝える放熱補助膜が、上記半導体基板における上記放熱部の上層に設けられていることが好ましい。
上記のように構成することにより、上記放熱部からの放熱をより効率よく行うことができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記放熱補助膜の上層に樹脂層が設けられており、上記樹脂層は、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面にも形成されていることが好ましい。
上記のように構成することにより、上記放熱部の熱が樹脂層を伝わって、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面からも放熱を行うことができるので、放熱効率を高めることができる。
また、特に、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面に形成された上記樹脂層が、外部環境に露出していることが好ましい。
これにより、より一層、放熱効率を向上させることができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記放熱部から放熱されようとする熱を伝える放熱補助膜が、上記半導体基板における上記放熱部の上層、該半導体基板の側面、及び該半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面に設けられていることが好ましい。
上記のように構成することにより、上記放熱部からの放熱をより効率よく行うことができる。
また、上記の構成において、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上記放熱補助膜が形成された、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面は、外部環境に露出していることが好ましい。
このように構成することにより、上記放熱部から、上記放熱補助膜を通じて上記半導体基板における上記チップを実装する面に至った熱は、外部環境と接触することにより効率的に放熱される。特に、外部環境が流動性を有している場合は、更に放熱効果を向上させることができる。
また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、上述した課題を解決するために、信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されている、駆動素子を実装した表示装置であって、上記半導体基板の一表面には、複数のP型拡散領域及びN型拡散領域が形成されており、上記一表面の上には、1つの上記P型拡散領域と1つの上記N型拡散領域との間に位置し、該P型拡散領域とN型拡散領域とを電気的に接続するための第1の導電部材が設けられており、上記1つのP型拡散領域と、上記1つのN型拡散領域と、P型拡散領域とN型拡散領域との間の第1の導電部とは、1つの列を構成しており、上記列は、互いに平行になるように、且つ隣り合う2つの上記列における一方の列のP型拡散領域と他方の列のN型拡散領域とが隣り合うように、複数設けられており、上記一表面の上には、全ての上記列によって1つの蛇行形状の電流経路が形成されるように隣り合う上記列同士を電気的に接続する第2の導電部材が設けられており、上記第1の導電部材の上に、上記ドライバを配設していることを特徴としている。
上記の構成とすれば、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を実装した表示装置を提供することができる。
具体的には、上記の構成とすることによって、上記第1の導電部材、上記第2の導電部材、及び、第1の導電部材と第2の導電部材との間に位置する上記P型拡散領域(もしくは上記N型拡散領域)によって、ペルチェ素子を構成することができ、電流が流れることによって、ペルチェ効果を実現することができる。すなわち、上記第1の導電部材が、ドライバから発生する熱を吸収する吸熱部として機能し、上記第2の導電部材が、該吸熱部で吸収した熱を放熱する放熱部として機能する。また、上記P型拡散領域及び上記N型拡散領域が、該吸熱部で吸収した熱を該放熱部に移行させる拡散部として機能する。
すなわち、本発明の表示装置は、吸熱部と、拡散部と、放熱部とが、半導体基板の表面の上で積層された状態ではなく、該表面に沿って並んで設けられている。これに対して、従来の場合は、本願の吸熱部と、拡散部と、放熱部とに相当する構成が、半導体基板表面に積層されて設けられているため、吸熱部の厚さと、拡散部の厚さと、放熱部の厚さとの3つの構成要素の厚さ分、ICチップ実装パッケージの厚さが増すことになる。しかしながら、本発明では、上記拡散部は半導体基板の上記表面に埋設されているので厚さは増加せず、よって、吸熱部の厚さのみ、もしくは放熱部のみの1つの構成要素の厚さ分、厚さが増すだけで放熱機能を実現することができる。
従って、本発明の構成によれば、吸熱部として機能する上記第1の導電部材の上にICチップを設けることによって、従来の構成ほどその厚さを増加させることなく、放熱機能を実現することができる。
本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、以上のように、信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されており、上記ドライバから発生する熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収した熱を放熱する放熱部と、該吸熱部で吸収した熱を該放熱部に移行させる拡散部とを有する放熱素子を、上記半導体基板における上記ドライバが搭載される側の表面に有している、駆動素子を実装した表示装置であって、上記拡散部は、上記表面と面一になるように半導体基板に埋設されており、半導体基板の上記表面側に、上記吸熱部と放熱部とが互いに並設されており、上記ドライバは、上記吸熱部の上に設けられていることを特徴としている。また、本発明に係る駆動素子を実装した表示装置は、以上のように、信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されている、駆動素子を実装した表示装置であって、上記半導体基板の一表面には、複数のP型拡散領域及びN型拡散領域が形成されており、上記一表面の上には、1つの上記P型拡散領域と1つの上記N型拡散領域との間に位置し、該P型拡散領域とN型拡散領域とを電気的に接続するための第1の導電部材が設けられており、上記1つのP型拡散領域と、上記1つのN型拡散領域と、P型拡散領域とN型拡散領域との間の第1の導電部とは、1つの列を構成しており、上記列は、互いに平行になるように、且つ隣り合う2つの上記列における一方の列のP型拡散領域と他方の列のN型拡散領域とが隣り合うように、複数設けられており、上記一表面の上には、全ての上記列によって1つの蛇行形状の電流経路が形成されるように隣り合う上記列同士を電気的に接続する第2の導電部材が設けられており、上記第1の導電部材の上に、上記ドライバを配設していることを特徴としていると言うこともできる。
以上の構成とすれば、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を実装した表示装置を提供することができる。
〔実施の形態1〕
本発明に係る駆動素子を実装した表示装置の一実施形態を、その一例である液晶ドライバ実装表示装置に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲が以下の実施形態及び図面に限定されるものではない。また、本実施形態では、液晶表示体を駆動すべく構成された液晶ドライバを実装した表示装置について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、EL(エレクトロルミネセンス)表示体の駆動素子や、各種携帯用電子機器などの装置内部に搭載される素子を実装した表示装置に適用することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態である液晶ドライバ実装表示装置1の構成を示した平面図である。図1に示すように、液晶ドライバ実装表示装置1は、液晶表示手段(表示手段)2と、液晶ドライバ(ドライバ)3と、ドライバソケット(半導体基板)4aとを備えている。
上記液晶表示手段2には、アクティブマトリクス基板25と、液晶層26と、対向電極が形成された対向基板28とが設けられている。
上記アクティブマトリクス基板25には、複数の画素電極が表面にXYマトリクス状に配されている。アクティブマトリクス基板25は、図1に示すように、ガラス基板(透明基板)10と、その上に形成された信号配線(データ電極線21a及びゲート電極線21b)21、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)22、画素電極24などを有している。TFT22、画素電極24などから画素29が構成されており、この画素29がXYマトリクス状(二次元行列状)に配置されている。そして、TFT22のゲート電極及びデータ電極それぞれゲート電極線21b及びデータ電極線21aに接続されている。
ゲート電極線21b及びデータ電極線21aは、それぞれアクティブマトリクス基板25の行方向及び列方向に延びており、ガラス基板10の端部において、ドライバソケット4aを介して液晶ドライバ3に接続されている。また、ドライバ3にはガラス基板上信号線27から、表示データ等の制御信号がドライバソケット4aを介して入力される。なお、説明の便宜上、図1には、データ電極線21a側の液晶ドライバ3及びドライバソケット4aのみを示している。
詳細な構造は後で述べるが、ドライバソケット4aは、液晶ドライバ3の出力ピッチを広げ、画素ピッチと同じになるようにしている。このため、画素上に配置されたデータ電極線21aはそのままのピッチで液晶ドライバ3とつながることが可能となる。つまり、データ電極線21aをガラス基板上で集める面積が不必要になるため額縁面積を小さくできる構造になっている。
なお、本実施形態では、アクティブマトリクス基板25にはガラス基板10を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、透明基板であれば従来公知のものを用いてもよい。
また、本実施形態は、データ電極線側の液晶ドライバに用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ゲート電極線側の液晶ドライバに用いてもよい。
次に、液晶ドライバ実装表示装置1に設けられた液晶ドライバ3及びドライバソケット4aの構成について、図2ないし図9に基づいて説明する。
図2は、図1に示す液晶ドライバ実装表示装置1を切断線A−A’において切断した状態を示した矢視断面図である。図2に示すように、液晶ドライバ3及びドライバソケット4aは、液晶表示手段2のガラス基板10上に実装されている。
上記液晶ドライバ3は、図1に示した液晶表示手段2を駆動するための複数の液晶駆動用回路(集積回路)(不図示)を備えている。この液晶駆動用回路には、図2に示すように、駆動信号を出力するための駆動信号出力用端子(出入力端子群)3aと、制御信号(例えば画像データ信号)を液晶ドライバ3に入力するための信号入力用端子(出入力端子群)3bとが設けられている。また、液晶ドライバ3の駆動信号出力用端子3a及び信号入力用端子3bの上には、第3のバンプ6が形成されている。
尚、本実施形態で用いられる液晶ドライバ3は、多出力で、第3のバンプ6がファインピッチ化を実現したピッチとなっている。具体的には、0μmを超え、20μm以下のピッチとなるように構成されている。
上記ドライバソケット4aは、図2に示すように、一表面上において、液晶ドライバ3と、液晶表示手段2のデータ電極線21a及びガラス基板上信号線27と導通している。具体的には、ドライバソケット4aには、該一表面上に、第1のバンプ7と、第2のバンプ8と、ソケット上配線(配線、メタル配線)(不図示)、液晶ドライバ接続用端子(ドライバ側接続端子群)(不図示)と、表示手段接続用端子(表示手段側接続端子群)(不図示)とが設けられている。そして、図2に示すように、液晶表示手段2のデータ電極線21a及びガラス基板上信号線27と、表示手段接続用端子とが、第1のバンプ7によって導通している。また、液晶ドライバ3と液晶ドライバ接続用端子とが、第2のバンプ8と第3のバンプ6とを接続することによって導通している。
ドライバソケット4aの材料としては、半導体材料を用いることができ、シリコンを用いることが好ましい。ドライバソケット4aのサイズとしては、特に限定されるものではないが、例えば、2mm×20mmで、厚さ400μmとすることができる。
さらに、ドライバソケット4aの第1のバンプ7と第2のバンプ8との間と、ドライバソケット4aの側面と、液晶ドライバ3を実装する面とは反対側の面とには、図2に示すように、金属薄膜30が形成されている。
図3は、液晶ドライバ3が実装された状態のドライバソケット4aを示した平面図である。上記金属薄膜30は、図3に示すように、ドライバソケット4aにおける第1のバンプ7と第2のバンプ8とが形成されている面における、第1のバンプ7と第2のバンプ8との間にあって、且つ実装された液晶ドライバ3が重畳する部分を除く領域に形成されている。そして、金属薄膜30は、ドライバソケット4aにおける第1のバンプ7及び第2のバンプ8が形成されていない辺から、ドライバソケット4aの側面に沿って、液晶ドライバ3を実装する面とは反対側の面に至るまで形成されている。金属薄膜30は、後述する放熱効果を実現する際に、放熱を補助する機能を有する。尚、金属薄膜30の具体的な作用については後述する。金属薄膜30は、伝熱性の高い銅やアルミから構成することができ、例えば、厚さ100μmとすることができる。尚、この材料や厚さに限定されるものではない。
そして、ドライバソケット4aと液晶ドライバ3との間には、接続部を外部環境から保護する充填材15が設けられている。この充填材15は、熱伝導性を有する樹脂から構成されることが好ましい。詳細については後述する。
次に、ドライバソケット4aの詳細な構成について説明する。
本実施形態における液晶ドライバ実装表示装置1は、ドライバソケット4aに特徴的な構成を有している。具体的には、まず1つ目として、ドライバソケット4a上において、液晶表示手段12に接続するための端子のピッチが、液晶ドライバ3に接続するための端子のピッチよりも広く構成されている点である。そして、2つ目として、ドライバソケット4aの液晶ドライバ3実装側の表面に、液晶ドライバ3から発生した熱を放熱させる放熱機能が形成されている点である。そこで、以下の説明では、まず、1つ目の構成について説明する。
図4は、図3に示した液晶ドライバ3及びドライバソケット4aの構成から、液晶ドライバ3を除いた後の状態を示した平面図である。また、図5は、図4に示したドライバソケット4aから金属薄膜30を除いた後の状態を示した平面図である。
図4に示すように、実装されていた液晶ドライバ3をドライバソケット4a上から取り払うと、液晶ドライバ3が実装されていた部分に、液晶ドライバ3の駆動信号出力用端子3a及び信号入力用端子3bに接続する液晶ドライバ接続用端子12が形成されている。さらにドライバソケット4a上には、図4に示すように、液晶表示手段2のデータ電極線21a及びガラス基板上信号線27と接続する表示手段接続用端子13と、液晶ドライバ接続用端子12と表示手段接続用端子13とを接続するソケット上配線14とが設けられている。すなわち、ドライバソケット4aには、その中心付近に液晶ドライバ接続用端子12が設けられており、ドライバソケット4aの外周付近に表示手段接続用端子13が設けられている。
液晶ドライバ接続用端子12上には、図4及び図5に示すように第2のバンプ8が設けられている。また、表示手段接続用端子13上には第1のバンプ7が設けられている。第2のバンプ8は、液晶ドライバ3の駆動信号出力用端子3a及び信号入力用端子3bに設けられた第3のバンプ6と合致するように構成されている。言い換えれば、第2のバンプ8のピッチは、液晶ドライバ3における駆動信号出力用端子3a及び信号入力用端子3bに設けられた第3のバンプ6と同ピッチとなっている。そのため、上記したように、液晶ドライバ3の第3のバンプ6は、0μmを超え、20μm以下のファインピッチ化を実現したピッチとなっていることから、第2のバンプ8のピッチも図4に示すように、20μm以下のファインピッチとなるように構成されている。
一方、ドライバソケット4aの外周付近に設けられた第1のバンプ7のピッチは、第2のバンプ8のピッチよりも広く構成されている。具体的には、図4に示すように、50μm以上のピッチを有している。
すなわち、ドライバソケット4aにおける液晶表示手段2側の接続端子(表示手段接続用端子13)は、液晶ドライバ3側の接続端子(液晶ドライバ接続用端子12)よりもピッチが大きく形成されている。これにより、ドライバソケット4aの第1のバンプ7によって接続される液晶表示手段2のデータ電極線21a及びガラス基板上信号線27の端子のピッチを、第1のバンプ7のピッチに合わせて50μm以上のピッチで形成することができる。
このように、本実施形態の構成によれば、ドライバソケット4aにおいて、液晶ドライバ3側の接続端子を、液晶ドライバ3の端子のピッチに合わせて形成し、液晶表示手段2側の接続端子を、液晶ドライバ3側の接続端子よりもピッチを拡大させている。従って、液晶ドライバ3が多出力であり、液晶ドライバ3の端子がファインピッチで形成されている場合であっても、液晶表示手段2側の接続端子のピッチを当該多出力のピッチに合わせてファインピッチで構成する必要がない。
次に、本実施形態のドライバソケット4aの2つ目の特徴である放熱機能について説明する。
図6は、図5に示した構成のうちのソケット上配線を、説明の便宜上、表面に現した構造である。また、図7は、図5に示したドライバソケット4aから、液晶ドライバ接続用端子12、第2のバンプ8、表示手段接続用端子13、第1のバンプ7、ソケット上配線14とを取り除いた状態を示している。
図7に示すように、ドライバソケット4aの表面には、複数のP型拡散領域(図中のP)及びN型拡散領域(図中のN)が形成されている。1つのP型拡散領域と1つのN型拡散領域との間には、第1の導電部材31(吸熱部)が配設されており、該第1の導電部材31は、コンタクト部を介して、該P型拡散領域(図中のP)及び該N型拡散領域と接続している。
そして、「1つのP型拡散領域」と「第1の導電部材」と「1つのN型拡散領域」とが1つの構造体を形成している。本実施形態における上記構造体は、P型拡散領域と第1の導電部材とN型拡散領域とが各々細長い形状を有しており、第1の導電部材31の長手方向の両方の端部と、P型拡散領域及びN型拡散領域の長手方向の端部とがコンタクト部33を介して接続された細長い構造となっている。そして、この細長い上記構造体は、第1の導電部材31をドライバソケット4aの表面の中心部分に配置して、長手方向を互いに平行して複数形成されている。この際、隣り合う2つの構造体は、一方の構造体のP型拡散領域が、他方の構造体のN型拡散領域と隣り合うように設けられている。
上記構造体同士の接続は、次の通りである。例えば、平行に配列した複数の構造体の最も左側に位置する構造体を第1の構造体34−1として、第1の構造体34−1に隣り合う構造体を第2の構造体34−2、続いて、第3、第4と続き、最後、すなわち最も右側に位置する構造体を第nの構造体34−nとすると、第1の構造体34−1のN型拡散領域には、コンタクト部33を介して、図示しない電源と接続する第2の導電部材32(放熱部)が形成されている。そして、第1の構造体34−1のP型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側にも第2の導電部材32が形成されていて、コンタクト部を介して電気的に導通しているが、この第2の導電部材32は、隣り合う第2の構造体34−2のN型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側とも、コンタクト部を介して電気的に導通している。また、第2の構造体34−2のP型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側には、隣り合う第3の構造体34−3のN型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側と共通の第2の導電部材32が、コンタクト部33を介して電気的に導通している。また、第3の構造体34−3のP型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側には、隣り合う第4の構造体34−4のN型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側と共通の第2の導電部材32が、コンタクト部33を介して電気的に導通している。このように、構造体同士が第2の導電部材32によって接続され、第nの構造体34−nのP型拡散領域における第1の導電部材31と接続されていない側には、接地するように構成された第2の導電部材32、すなわち接地(GND)電極が、コンタクト部33を介して形成されている。
すなわち、上記構造体同士は、第2の導電部材32によって直列に接続され、ドライバソケット4aの表面にて、1つの蛇行形状の電流経路を形成する「ペルチェ素子」を形成している。そのため、図示しない電源と接地電極との間に電位差をかけることによって、ドライバソケット4aの表面において、第1の導電部材31から、拡散領域(P型拡散領域及びN型拡散領域)を通じて第2の導電部材32まで、熱を移行する機構が形成される。言い換えれば、第1の導電部材31は、吸熱効果を奏する吸熱部として機能し、第2の導電部材32は、第1の導電部材31によって吸収され拡散領域を移行した熱を外部へ放熱する放熱効果を奏する放熱部として機能する。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、ドライバソケット4aの液晶ドライバ接続用端子12を、上記構造体と構造体の間の拡散領域によって挟まれた領域に形成する。これにより、図3に示すように実装された液晶ドライバ3から発生した熱は、吸熱部である第1の導電部材31から、拡散領域(P型拡散領域及びN型拡散領域)を介して、放熱部である第2の導電部材32まで移行し、第2の導電部材32から外部に放熱される。尚、本実施形態では液晶ドライバ接続用端子12を上記構造体と構造体の間の拡散領域によって挟まれた領域に形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸熱部に配置してもよい。
本実施形態における電源の配線は、まず外部電源(不図示)が、図6に示すように、ドライバソケット4aのソケット上配線14の或る端子(表示手段接続用端子13)の第1のバンプ7’と接続しており、第1のバンプ7’からドライバソケット4a上のソケット上配線14により、図2に示した液晶ドライバ3の端子3a及び3bへつながっている。そして、ドライバソケット4a上の、図示しない液晶ドライバ3のGNDパッドと接続する液晶ドライバ用GNDパッド8’は、ペルチェ素子の電源接続用の第2の導電部材32につながるように構成され、さらに、ペルチェ素子の接地電極(第2の導電部材32’)は、ドライバソケット4aの接地電極(第1のバンプ7’’)に接続されている。すなわち、ペルチェ素子とドライバソケット4aとのGNDを共通にしている。
このような配線構造を形成することによって、本実施形態の液晶ドライバ実装パッケージ1aは、液晶ドライバ3で消費される消費電流量が、ペルチェ素子に流れる電流の電流量と同じになり、液晶ドライバ3での消費電流量に見合った放熱効果を実現することができる。すなわち、液晶ドライバ3の発熱量は、液晶ドライバ3の消費電流が多くなればなるほど多くなる。そこで、液晶ドライバ3で消費される消費電流量が、ペルチェ素子に流れる電流の電流量と同じにすることよって、発熱量が多くなった時に放熱量が多くなるので、液晶ドライバ3に残存する熱量を常に一定に保つことができる。
さらに、本実施形態のドライバソケット4aには、図2に示したように、金属薄膜30が形成されている。金属薄膜30は、第2の導電部材32と接触していて、第1の導電部材31及び第2の導電部材32を覆うように形成されている。このように形成されることによって、第2の導電部材32から放熱しようとする熱を、金属薄膜30に移行させることができるので、効率よく放熱させることが可能となる。すなわち、金属薄膜30は、放熱効果を奏する放熱補助膜と言える。そして、この金属薄膜30が、上記したように、ドライバソケット4aの側面に沿って、液晶ドライバ3を実装する面とは反対側の面に至るまで形成されている。
ここで、本実施形態のドライバソケット4aの、液晶ドライバ3を実装する面とは反対側の面(対面)は、外部環境に露出している。すなわち、該対面に形成された金属薄膜30は、外気と接触していることになる。そのため、対面に形成された金属薄膜30からさらに効率的な放熱を行うことができる。このとき、外気が流動していれば、放熱効果はより高められる。
尚、上記対面を他の放熱体に接続することにより、放熱の効率を上げることが可能となる。他の放熱体として、ヒートシンクを接続することも考えられるが、液晶表示装置への実装を考えた場合、現実的ではない。液晶表示装置の場合、筐体への接続を行うことにより放熱の効率化が可能である。
次に、以上のような特徴を有するドライバソケット4aの製造方法を、図8を用いて説明する。図8は、図5に示すドライバソケット4aを切断線A−Aによって切断した上体を示した矢視断面図である。
まず、拡散領域形成工程として、ドライバソケット4aの大きさに分断される前のウエハの状態で、個々のドライバソケット4aに分断された際に、P型拡散領域とN型拡散領域とが図7に示す箇所に位置するように、ウエハにイオン注入を行ってP型の拡散領域とN型の拡散領域とを形成する。そして、P型拡散領域とN型拡散領域を形成したウエハ表面に保護膜35を形成する(図8の(a))。
尚、ウエハがP型の場合、P型の拡散は、ウエハと電気的に絶縁するため、N型拡散のウエルを作成しておく必要があるが、図面が複雑になるため、図示を省略する。
そして、次にソケット上配線形成工程として、上記保護膜にコンタクト(穴)を形成した後、図7に示すソケット上配線14となる下層メタル36を形成する。さらに、下層メタル36上に保護膜35を形成した後、平坦化処理を行う(図8の(b))。
そして、図8の(c)に示すように下層メタル36上に形成された保護膜35にコンタクト部(穴)をした後、ペルチェ素子形成工程として、第1の導電部材31と第2の導電部材32とコンタクト部33となる上層メタルと、上層メタル37上に保護膜35を形成する(図8の(d))。
このようにコンタクト部33を介して、第1のN型拡散領域及びP型拡散領域から、第nの構造体34−nのN型拡散領域及びP型拡散領域(第nのN型拡散領域及びP型拡散領域と記載する)までを、第1の導電部材31と第2の導電部材32で直列に接続した後に、第nのP型拡散領域を、接地電極となる第2の導電部材32に、コンタクト部を介して接続する。
そして最後に、図8の(e)に示すように、上層メタル37上に形成した保護膜35にコンタクト部(穴)を形成して、下層メタル36(ソケット上配線14)と電気的に導通するバンプ7・8を形成する。
ここまでの工程を経たウエハは、個々のドライバソケット4aの大きさにダイシングされ(ダイシング工程)。
上記ダイシング工程によって得られた個々のドライバソケット4aに対して、金属薄膜形成工程では、第1の導電部材31及び第2の導電部材32の上層に、第2の導電部材32と接触させるように、金属薄膜30を形成する。具体的には、蒸着によって形成することができる。さらに、この工程では、ドライバソケット4aの側面(つまり、ダイシング面)と、液晶ドライバ3を実装する面とは反対側の面とにも金属薄膜30を形成し、液晶ドライバ3を実装する面から、該反対側の面に、連続した金属薄膜30を形成する。
以上の各工程を経て、図4に示すドライバソケット4a製造を製造することができる。
以上のように、本実施形態の構成によれば、第1の導電部材31、第2の導電部材32、及び、第1の導電部材31と第2の導電部材32との間に位置するP型拡散領域(もしくは上記N型拡散領域)によって、ペルチェ素子を構成することができ、電流が流れることによって、ペルチェ効果を実現することができる。これにより、第1の導電部材31が、液晶ドライバ3から発生する熱を吸収する吸熱部として機能し、P型拡散領域及びN型拡散領域が、その熱を移行し、第2の導電部材32が、移行した熱を放熱する放熱部として機能する。
すなわち、本実施形態の構成によれば、吸熱部と、拡散領域と、放熱部とが、ドライバソケット4aの表面で積層された状態ではなく、該表面に沿って並んで設けられている。これに対して、従来の場合は、吸熱部と、拡散部と、放熱部とに相当する構成が、ドライバソケット4aに相当する半導体基板の表面に積層されて設けられているため、吸熱部の厚さと、拡散領域の厚さと、放熱部の厚さとの3つの構成要素の厚さ分ほど厚さが増すことになる。しかしながら、本実施形態の構成によれば、拡散領域はドライバソケット4aの表面に埋設されているので厚さは増加せず、よって、吸熱部の厚さのみ、もしくは放熱部のみの1つの構成要素の厚さ分ほど厚さが増すだけで放熱機能を実現することができる。
従って、本実施形態の構成によれば、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を実装した表示装置を提供することができる。
尚、本実施形態では、図2に示したように、液晶ドライバ3がドライバソケット4aとガラス基板20との間に設けられた構成のCOG実装形態となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示す構成であってもよい。図9に示す構成では、ドライバソケット4aが液晶ドライバ3とガラス基板20との間に設けられた構成となっている。この場合、ドライバソケット4aには貫通電極45が設けられており、液晶ドライバ3は、貫通電極35及び第2のバンプ7を介して、データ電極線21aと接続している。
図9の構成によれば、ドライバソケット4aに形成した放熱部である第2の導電部材32が、外気と接触するため、図2に示したような金属薄膜30を設ける必要はない。
尚、本発明の表示装置は、以下の構成を特徴としていると換言することができる。
すなわち、表示装置は、表示用駆動ICが発する熱を吸熱する吸熱部分と、前記吸熱部分の熱が移動する放熱部分とを、表面に備えた半導体基板を、実装することを特徴としていると換言することができる。
また、この構成について、吸熱部分と放熱部分とをペルチェ効果により作成することが好ましく、半導体基板表層にN型拡散領域とP型拡散領域を作成し第1の接続用メタル、第1のN型拡散領域、第1の吸熱メタル、第1のP型拡散領域、第1の放熱メタル、第2のN型拡散領域、第2の吸熱メタル、第2のP型拡散領域、第2の放熱メタル・・・第n−1の放熱メタル、第n−1のN型拡散領域、第n−1の吸熱メタル、第n−1のP型拡散領域、第nの放熱熱メタル、第nのN型拡散領域、第nの吸熱メタル、第nのP型拡散領域、第2の接続用メタルの順に接続し、第1吸熱メタルから第n吸熱メタルに部にICを実装することが好ましく、上記半導体基板の第1の接続用メタルから第2の接続用メタルへ電流を流すことにより、ペルチェ効果を発生させることが好ましく、また、上記電流が表示用駆動ICの消費電流と同等であることが好ましい。
そして、さらに上記の構成において、信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えた駆動素子実装表示装置であって、上記駆動素子には、集積回路及び出入力端子群を有するドライバと、上記出入力端子群に接続するように構成されたドライバ側接続端子群、上記信号配線の端子群に接続するように構成された表示手段側接続端子群、及び当該ドライバ側接続端子群と表示手段側接続端子群とを接続する配線を有した半導体基板とを有しており、上記ドライバ側接続端子群のピッチは、上記出入力端子群のピッチと合致するように構成されており、上記表示手段側接続端子群は、上記ドライバ側接続端子群の最小ピッチを下回ることのないピッチを有していることを特徴とする駆動素子実装表示装置で、上記半導体基板が、上記の構成を有するものであることが好ましい。
さらには、上記半導体基板が、流動体に触れる面に、熱を伝える構造をもつことが好ましく、上記半導体基板が、流動体に触れる面に、熱をメタルにより伝える構造をもつことが好ましく、上記半導体基板が、流動体に触れる面に、熱を樹脂により伝える構造をもつことが好ましい。
〔実施の形態2〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図10に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。また、説明の便宜上、図10では、実施の形態1において説明した放熱素子を省略する。
図10は、本実施形態の液晶ドライバ実装表示装置1のドライバソケット4bの構成を示した斜視図である。図10に示す液晶ドライバ実装表示装置1のドライバソケット4bは、上記実施の形態1にて説明した液晶ドライバ実装表示装置1のドライバソケット4aに代えて、多層構造のソケット上メタル配線14’を有したドライバソケット4bを備えている。
表示手段側接続端子13と、液晶ドライバ接続用端子12を接続する配線14が単層の場合、表示手段側接続端子13の端子順と、液晶ドライバ接続用端子12の端子順は同一の順番でしか構成できないが、配線を多層にすることにより、図14のように配線を交差することが可能になるため、表示手段側接続端子13の端子順と、液晶ドライバ接続用端子12の端子順を入れ替えることが可能となる。
例えば、液晶ドライバの入力側端子は、液晶表示手段のタイプに応じて、変更が必要となる場合がある。このような場合、液晶ドライバが液晶表示手段のガラス基板に直接接続されている構成の場合、液晶ドライバ自体の変更が必要となる。しかしながら、図10のような構成のドライバソケット4bを用いることによって、ドライバソケット4b上で配線を入れ替えることができる。ドライバソケット4bは、上記したように、液晶ドライバ3のように微細プロセスを必要としないことから、液晶ドライバ自体を変更する場合と比較して、コストを抑えて対応することができる。
〔実施の形態3〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図11ないし図14に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。また、説明の便宜上、図11ないし図14では、実施の形態1において説明した放熱素子を省略する。
上記実施形態1の液晶ドライバ実装表示装置1のドライバソケット4aは、図4に示したように、液晶ドライバ接続用端子12と、表示手段側接続端子13と、当該液晶ドライバ接続用端子12と表示手段側接続端子13とを接続するソケット上メタル配線14とが設けられている。これに対して、図11ないし図14に示す本実施形態における液晶ドライバ実装表示装置1は、ドライバソケットに他の回路素子をさらに配設している。以下に、各ドライバソケットについてそれぞれ説明する。
図11は、液晶ドライバ実装表示装置1のドライバソケット4cの構成を示す斜視図である。液晶ドライバ実装表示装置1では、液晶ドライバ接続用端子12と、表示手段側接続端子13と、ソケット上メタル配線とに加えて、電源回路(電源素子)16及び出力駆動バッファー(出力バッファー素子)17を備えている。
液晶ドライバ3とドライバソケット4cとは、別のプロセスで製造されるため、ドライバソケット4cを例えば電源回路16が作成しやすいプロセスで作成し、ドライバソケット4c上の電源回路16で作成した電圧を液晶ドライバ3に供給することが可能となる。
ドライチップの液晶表示手段の駆動能力は、実装される液晶表示手段の大きさ等により決定される負荷容量を十分駆動できる能力が必要であるが、必要以上に大きくすると液晶ドライバが大きくなるという問題が生じる。そこで、図11のドライバソケット4cに示すように、出力駆動バッファー17を搭載することにより、液晶ドライバ3の駆動能力を小さく作成しておき、出力駆動バッファー17のサイズを液晶表示手段に合わせて変更することにより、種々の液晶表示手段に対応可能であると共に、液晶ドライバ3のコストダウンを実現することができる。
なお、図11のように出力駆動バッファー17をドライバソケット4cに搭載する際、出力駆動バッファー17は出力数に相当する数あるため、全出力分に相当する出力駆動バッファー17をドライバソケット4cに搭載してもよく、一部の出力に相当する出力駆動バッファー17をドライバソケット4cに搭載してもよい。また、液晶ドライバ3の出力部のオペアンプをドライバソケット4c上に設けることによって、全出力分に相当する出力駆動バッファー17を含む液晶駆動電圧の出力回路を全てドライバソケット4c上で製造してもよい。オペアンプ等のアナログ回路がすべてドライバソケット4c上で構成でき、液晶ドライバ3はロジック回路のみになり、液晶ドライバ3のチップ面積を飛躍的に小さくできる。このように構成することによって、ドライバソケット4cのコストは上がるが、ドライバソケット4cを安価なプロセスで作成することで、液晶ドライバ3でのコストダウンより少ないコストアップに抑え、全体としてコストダウンを実現することが可能となる。
また、図11では、出力駆動バッファー17を備えたドライバソケット4cについて説明したが、ドライバソケットには、入力バッファーを備えるものであってもよい。液晶ドライバへの信号入力は、差動信号を使用したRSDSやLVDS等のディスプレイ・インターフェース技術を使用した信号が入力されることが多い。これらの技術は規格に合わせたレシーバーを液晶ドライバに内蔵する必要がある。半導体基板に入力バッファーやレシーバーを構成することにより、規格の異なったインターフェースにも容易に対応可能になる。これにより、液晶ドライバのコストダウンを実現することができる。
図12は、ドライバソケットの他の構成を示す斜視図である。図12に示すドライバソケット4dでは、液晶ドライバ接続用端子12と、表示手段側接続端子13と、ソケット上メタル配線とに加えて、冗長バッファー(冗長バッファー素子)18を備えている。
液晶表示手段2の画素29を結ぶ信号配線21が途中で切断された場合、切断後のラインは表示不良となる。これを回避するため、切断ラインの反対側から駆動信号を入力して救済を行うことが知られている。この時、信号ラインの接続等により負荷が増えるため、通常の駆動バッファーより大きな駆動能力が必要になる。しかしながら、このような大きな冗長用バッファーを、微細プロセスで作成する液晶ドライバ3に搭載するのは、コストアップになる。そこで、ここでは、図12に示すように、冗長用バッファー18をドライバソケット4dに搭載する。これにより、ドライバソケット4dでのコストアップを最小限にし、なお且つ、液晶ドライバ3のコストアップを防止することができる。
図13は、ドライバソケットの他の構成を示す斜視図である。図13に示すドライバソケット4eでは、液晶ドライバ接続用端子12と、表示手段側接続端子13と、ソケット上メタル配線とに加えて、共通電源配線40と、共通GND配線(共通接地配線)31とを備えている。
液晶ドライバ3の場合、出力回路が多く、またアナログ回路が使用されているため、出力間で電源のインピーダンスが異なると出力電圧の差(出力間偏差)が発生する。この差を少なくするため、通常は、液晶ドライバで多層配線を使用し、幅広い電源配線を設ける必要がある。しかしながら、電源配線を配設することによって、配線層が1層多くなり、コストアップにつながる虞がある。そこで、本実施形態では、ドライバソケット4eに共通配線(共通電源配線40及び共通GND配線31)を設け、液晶ドライバ3の各出力とドライバソケット4eの共通配線と接続するパッド及び電極を設けることによって、液晶ドライバ3での電源配線を省略すると共に、液晶ドライバ3の各出力間での電源インピーダンスの差を少なくすることができ、液晶ドライバ3の出力間偏差の低減が行われ、表示品位の向上を実現することが可能となる。
図14は、ドライバソケットの他の構成を示す斜視図である。図14に示すドライバソケット4fは、液晶ドライバ接続用端子12と、表示手段側接続端子13と、ソケット上メタル配線とに加えて、保護素子42を備えている。
保護素子42は、静電放電(ESD:Electrostatic discharge)に対する保護回路である。静電放電は、組み立てラインの機械や人に帯電して、帯電した物から集積回路へ放電するモードや、集積回路のパッケージが帯電して、パッケージから外部へ放電するモードが考えられており、何れも数千ボルトに及ぶ静電放電を生じるため、集積回路の破壊を招く。特に、液晶ドライバを実装したドライバソケットを、液晶パネルへ実装する工程で、前者のモードによる帯電が生じてESD破壊を生じる虞がある。そこで、この静電放電から液晶ドライバを保護するために、保護素子42を備えている。
ESDでの破壊を防止するためには、保護素子42自体の耐圧も必要になる。そのため、保護素子42の内部回路の集積度が上がり微細化されても、保護素子42自体は微細化できない傾向にある。ここでは、保護素子42を液晶ドライバ3ではなくドライバソケット4fに搭載している。液晶ドライバ3は微細プロセスにて製造するため、保護素子42がないと液晶ドライバ3の集積度が上がり、チップサイズが小さくなってコストダウンを図ることができる。一方、ドライバソケット1は、液晶ドライバ3のような微細なプロセスを使用せずに製造することができるので、保護素子42を搭載しても、保護素子を液晶ドライバに搭載する構成と比較して、コストアップを抑えることができる。
なお、本発明の駆動素子実装表示装置は、ドライバソケット上に集積回路プロセスを使用した、素子を含むことを特徴としていると換言することができる。
また、本実施形態では、出力駆動バッファー及び電源回路、入力バッファー、電源回路、冗長バッファー、共通電源配線、共通GND配線、保護素子の何れかを備えた構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施の形態4〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図15に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。また、説明の便宜上、図15では、実施の形態1において説明した放熱素子を省略する。
上記実施形態1の液晶ドライバ実装表示装置1の液晶ドライバ3は、図4に示したように、液晶ドライバ3の端子パッドが、液晶ドライバ3の対向する2辺に沿って、それぞれ一直線上に配列した構成である。そのため、ドライバソケット4aの液晶ドライバ接続用端子12は、液晶ドライバ3の端子パッドに対応して、図4に示したように、ドライバソケット4aの対向する2辺に沿って、それぞれ一直線上に配列した構成となっている。これに対して、本実施形態の液晶ドライバ実装表示装置1は、端子パッドが液晶ドライバの全面に設けられている液晶ドライバ3’と、この端子パッドに対応するように、液晶ドライバ接続用端子及び第3のバンプ8が設けられているドライバソケット4gとを備えている。
これにより、液晶ドライバ3’での出力回路(不図示)の配置の制約が少なくなり、液晶ドライバ3’の形状を、図4に示した長方形から正方形へ近い形状にすることができる。
液晶ドライバをはじめとする集積回路は、円形のウエハ上に複数作成される。そのため、ウエハ上に乗るチップの個数(乗り数)を多くするためにはチップ形状を正方形にするほうが良いことになる。そこで、本実施形態の液晶ドライバ実装表示装置1の構成とすることによって、液晶ドライバ3’形状を正方形に近い形状にできるため、液晶ドライバ3’の製造に伴うコストダウンが可能となる。
また、液晶ドライバ3’形状を正方形に近い形状にするために、ドライバソケット4gのソケット上メタル配線を上記実施形態2のように多層構造とすることも可能である。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の駆動素子を実装した表示装置は、ドライバ用の放熱素子を薄型で実現した駆動素子を備えている。
従って、液晶表示体を駆動すべく構成された液晶ドライバ実装表示装置として適用できるほか、EL(エレクトロルミネセンス)表示体の駆動素子や、各種携帯用電子機器などの装置内部に搭載される素子を実装した表示装置適用することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る液晶ドライバ実装パッケージの構成を示す平面図である。 図1に示した液晶ドライバ実装パッケージを切断線A−A’において切断した状態を示した矢視断面図である。 図1に示した液晶ドライバ実装パッケージに設けられた液晶ドライバ及びドライバソケットの構成を示した斜視図。 図3に示した液晶ドライバ及びドライバソケットの構成から、液晶ドライバを除いた状態を示した平面図である。 図4に示したドライバソケットから金属薄膜を除いた状態を示した平面図である。 図5に示した構成において、説明の便宜上、ソケット上配線を上層に示した平面図である。 本実施形態の液晶ドライバ実装パッケージに設けられた放熱素子の構成について示した平面図である。 図5に示したドライバソケットの製造工程を説明した図である。 図1に示した液晶ドライバ実装パッケージにおける他の構造を示す断面図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 本発明にかかる液晶ドライバ実装表示装置に設けられたドライバソケットの他の構成を示した斜視図である。 従来技術を示すものであり、TCPの構成を示す平面図である。 図16の構成を、切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。 従来技術を示すものであり、SOFの構成を示す平面図である。 図18の構成を、切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。 従来技術を示すものであり、BGAの構成(ワイヤーボンディング接続タイプ)を示す平面図である。 図20の構成を、切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。 従来技術を示すものであり、BGAの構成(フィリップチップ接続タイプ)を示す平面図である。 図22の構成を、切断線B−B’において切断した状態を示した矢視断面図である。 従来技術を示すものであり、ペルチェ素子を備えた半導体装置の構成を示す断面図である。 図24に示されたペルチェ素子の構成を模式的に示した図である。 液晶ドライバをCOG実装した場合の配線領域について示した図である。
符号の説明
1 液晶ドライバ実装表示装置(駆動素子を実装した表示装置)
2 液晶表示手段(表示手段)
3,3’ 液晶ドライバ(ドライバ)
3a 駆動信号出力用端子(出入力端子群)
3b 信号入力用端子(出入力端子群)
4a〜4g ドライバソケット(半導体基板)
6 第1のバンプ
7 第2のバンプ
8 第3のバンプ
12 液晶ドライバ接続用端子(ドライバ側接続端子群)
13 表示手段側接続端子(表示手段側接続端子群)
14 ソケット上メタル配線(配線、メタル配線)
14’ ソケット上メタル配線(多層配線、配線、メタル配線)
16 電源回路(電源素子)
17 出力駆動バッファー(出力バッファー素子)
18 冗長用バッファー(冗長バッファー素子)
20 ガラス基板(透明基板)
21 信号配線
21a データ電極線
21b ゲート電極線
22 薄膜トランジスタ(TFT)
24 画素電極
25 アクティブマトリクス基板
26 液晶層
27 ガラス基板上信号線
28 対向電極が形成された対向基板
29 画素
30 金属薄膜(放熱補助膜)
31 第1の導電部材(吸熱部)
32 第2の導電部材(放熱部)
33 コンタクト部
34 構造体
35 保護膜
40 共通電源配線
41 共通接地配線
42 保護素子
45 貫通電極
N N型拡散領域
P P型拡散領域

Claims (11)

  1. 信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、
    上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、
    上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されており、
    上記ドライバから発生する熱を吸収する吸熱部と、該吸熱部で吸収した熱を放熱する放熱部と、該吸熱部で吸収した熱を該放熱部に移行させる拡散部とを有する放熱素子を、上記半導体基板における上記ドライバが搭載される側の表面に有している、駆動素子を実装した表示装置であって、
    上記拡散部は、上記表面と面一になるように半導体基板に埋設されており、
    半導体基板の上記表面側に、上記吸熱部と放熱部とが互いに並設されており、
    上記ドライバは、上記吸熱部の上に設けられていることを特徴とする駆動素子を実装した表示装置。
  2. 上記放熱素子は、ペルチェ素子であることを特徴とする請求項1に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  3. 上記表面には、P型拡散領域及びN型拡散領域が形成されており、
    上記吸熱部と放熱部とは、各々複数個が交互に配設されていて、吸熱部と放熱部との間に上記P型拡散領域もしくはN型拡散領域が、P型拡散領域とN型拡散領域とが交互になるように形成されており、
    上記吸熱部と放熱部とP型拡散領域とN型拡散領域とが、全ての上記吸熱部を上記表面の中央部に配置させるとともに、全ての上記放熱部を該吸熱部を挟むように上記表面の該中央よりも外周側に配置させるように、1つの蛇行形状の電流経路を形成していることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  4. 上記ドライバには、外部電源から該ドライバに電流が供給されるための電源接続用パッドと、接地用パッドとが設けられており、
    上記放熱素子には、外部から上記電流経路に電流が供給されるための供給用電極と、接地される接地電極とが設けられており、
    上記接地用パッドと、上記供給用電極とが接続されていることを特徴とする請求項3に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  5. 上記半導体基板は、
    上記出入力端子群と接続するように構成されたドライバ側接続端子群と、
    上記信号配線の端子群と接続するように構成された表示手段側接続端子群と、
    上記ドライバ側接続端子群及び表示手段側接続端子群を接続する配線とを有しており、
    上記ドライバ側接続端子群のピッチは、上記出入力端子群のピッチと合致するように構成されており、
    上記表示手段側接続端子群は、上記ドライバ側接続端子群の最小ピッチを下回ることのないピッチを有していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  6. 上記放熱部から放熱されようとする熱を伝える放熱補助膜が、上記半導体基板における上記放熱部の上層に設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  7. 上記放熱補助膜の上層に樹脂層が設けられており、
    上記樹脂層は、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面にも形成されていることを特徴とする請求項6に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  8. 上記半導体基板における上記ドライバを実装する面に形成された上記樹脂層が、外部環境に露出していることを特徴とする請求項7に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  9. 上記放熱部から放熱されようとする熱を伝える放熱補助膜が、上記半導体基板における上記放熱部の上層、該半導体基板の側面、及び該半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  10. 上記放熱補助膜が形成された、上記半導体基板における上記ドライバを実装する面とは反対側の面は、外部環境に露出していることを特徴とする請求項9に記載の駆動素子を実装した表示装置。
  11. 信号配線及び透明基板を有する表示手段と、上記信号配線に電圧を印加することによって上記表示手段を駆動する駆動素子とを備えており、
    上記駆動素子には、半導体基板と、出入力端子群を有するドライバとが設けられており、
    上記ドライバは、上記半導体基板を介して、上記透明基板に実装されている、駆動素子を実装した表示装置であって、
    上記半導体基板の一表面には、複数のP型拡散領域及びN型拡散領域が形成されており、
    上記一表面の上には、1つの上記P型拡散領域と1つの上記N型拡散領域との間に位置し、該P型拡散領域とN型拡散領域とを電気的に接続するための第1の導電部材が設けられており、
    上記1つのP型拡散領域と、上記1つのN型拡散領域と、P型拡散領域とN型拡散領域との間の第1の導電部とは、1つの列を構成しており、
    上記列は、互いに平行になるように、且つ隣り合う2つの上記列における一方の列のP型拡散領域と他方の列のN型拡散領域とが隣り合うように、複数設けられており、
    上記一表面の上には、全ての上記列によって1つの蛇行形状の電流経路が形成されるように隣り合う上記列同士を電気的に接続する第2の導電部材が設けられており、
    上記第1の導電部材の上に、上記ドライバを配設していることを特徴とする駆動素子を実装した表示装置。
JP2006302000A 2006-11-07 2006-11-07 駆動素子を実装した表示装置 Pending JP2008118054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302000A JP2008118054A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 駆動素子を実装した表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302000A JP2008118054A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 駆動素子を実装した表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008118054A true JP2008118054A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39503740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302000A Pending JP2008118054A (ja) 2006-11-07 2006-11-07 駆動素子を実装した表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008118054A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200659A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社ジャパンディスプレイ トランジスタ基板および表示装置
KR20180079582A (ko) * 2016-12-30 2018-07-11 엘지디스플레이 주식회사 열전기 냉각 시스템을 갖는 표시 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200659A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社ジャパンディスプレイ トランジスタ基板および表示装置
US10297621B2 (en) 2015-04-08 2019-05-21 Japan Display Inc. Transistor substrate and display device
US10600822B2 (en) 2015-04-08 2020-03-24 Japan Display Inc. Display device
US10790316B2 (en) 2015-04-08 2020-09-29 Japan Display Inc. Display device
US11205665B2 (en) 2015-04-08 2021-12-21 Japan Display Inc. Transistor substrate
US11600641B2 (en) 2015-04-08 2023-03-07 Japan Display Inc. Transistor substrate
KR20180079582A (ko) * 2016-12-30 2018-07-11 엘지디스플레이 주식회사 열전기 냉각 시스템을 갖는 표시 장치
KR102648973B1 (ko) 2016-12-30 2024-03-20 엘지디스플레이 주식회사 열전기 냉각 시스템을 갖는 표시 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070290302A1 (en) IC chip package, and image display apparatus using same
KR100798531B1 (ko) 구동 소자 실장 표시 장치
US20060273463A1 (en) Semiconductor device and mounting structure thereof
TWI470762B (zh) Laminated semiconductor device
US20070045804A1 (en) Printed circuit board for thermal dissipation and electronic device using the same
JP2007103848A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR101566593B1 (ko) 반도체 패키지
US10211123B2 (en) Semiconductor memory device and a chip stack package having the same
JP2008078686A (ja) 半導体装置
TWI356480B (en) Semiconductor package substrate
US20070013045A1 (en) Printed circuit board for thermal dissipation and electronic device using the same
US7723843B2 (en) Multi-package module and electronic device using the same
KR101450950B1 (ko) 드라이버 패키지
KR100644028B1 (ko) 반도체 칩 및 반도체 칩 패키지
JP4687066B2 (ja) パワーic
JP2012169330A (ja) 電子装置
JP2001281687A (ja) 液晶表示装置の実装構造及びその製造方法
JP2008118054A (ja) 駆動素子を実装した表示装置
JP2008153393A (ja) Icチップ実装パッケージ
JP2007081042A (ja) 半導体装置
US20100123245A1 (en) Semiconductor integrated circuit devices and display apparatus including the same
JP2008118053A (ja) Icチップ実装パッケージ
KR101279469B1 (ko) 방열성을 향상시킨 칩 온 필름 패키지
WO2007052761A1 (ja) Icチップ実装パッケージ
US20220246530A1 (en) Chip-on-film package and display apparatus including the same