JP2008117736A - 平板型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】性能を十分に引き出すことができる平板型燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料供給マニホールド10の断面積に対する燃料供給経路5bの断面積の比率を示す第1の比率、および、空気供給マニホールド12の断面積に対する空気供給経路6bの断面積の比率を示す第2の比率を、燃料供給マニホールド10および空気供給マニホールド12の圧力損失、並びに、各セルに供給される燃料および酸化剤のばらつきに基づいて設定する。これにより、第1の比率と第2の比率とが最適化され、燃料ガスと酸化剤ガスとが十分に反応するので、結果として、平板型燃料電池の性能を十分に引き出すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平板型の単セルとセパレータとを交互に積層して形成する平板型燃料電池に関するものである。
平板型燃料電池は、平板からなる電解質層と、この電解質層の表裏面にそれぞれ形成した空気極および燃料極とで単セルを形成し、燃料極と空気極に燃料ガスと酸化剤ガスをそれぞれ給排気する通路を有するセパレータと単セルとを交互に複数個積層して電気的に直列に接続することにより燃料電池セルスタックを形成し、上記通路を介して各単セルの各極に燃料ガスと酸化剤ガスを供給することにより発電を行うようにした燃料電池である。このような従来の平板型燃料電池スタックを図4に示す(例えば、非特許文献1参照。)。
図4に示すように、平板型燃料電池スタックは、平板からなる電解質1、この電解質の一方の面に形成された平板からなる燃料極2、および電解質1の他方の面に形成された平板からなる空気極3から構成された燃料極支持型の単セル4と、これを挟み込んだ状態で介装するそれぞれ平面視略矩形の燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6と、燃料極セパレータ5の単セル4と反対側の面に設けられた燃料極インターコネクタ7と、空気極セパレータ6の単セル4と反対側の面に設けられた空気極インターコネクタ8とを備え、これらを1組とするセルを複数組重ねて設けた構造を有する。燃料極セパレータ5、空気極セパレータ6、燃料極インターコネクタ7および空気極インターコネクタ8には、単セル4の積層方向に沿った略円形断面を有する貫通孔が形成されており、これらの貫通孔と燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6との間に配設されたマニホールド部材9とにより、燃料供給マニホールド20、一対の燃料排出マニホールド21および空気供給マニホールド22とが構成される。
単セル4は、セルホルダ13により燃料極セパレータ5と空気極セパレータ6との間の所定の位置に配設され、燃料極2側が燃料極セパレータ5により空気極3側が空気極セパレータ6によりそれぞれ電解質1側に押圧されて保持される。電解質1およびセルホルダ13と空気極セパレータ6との間には、シール部材14が設けられる。
燃料極セパレータ5には、燃料極2と対向する位置に形成され燃料ガスを燃料極2に一様に供給するための流路を有する燃料流路5aと、この燃料流路5aと燃料供給マニホールド20とを連通する流路からなる燃料供給経路5bと、燃料流路5aと燃料排出マニホールド21とを連通する流路からなる燃料排出経路5cとが形成されている。
空気極セパレータ6には、空気極3と対向する位置に形成され酸化剤ガスを空気極3に一様に供給するための流路を有する空気流路6aと、この空気流路6aと空気供給マニホールド22とを連通する流路からなる空気供給経路6bとが形成されている。
平板型燃料電池スタックは、次のように動作する。まず、水素等の燃料ガスG1は、燃料供給マニホールド20から燃料供給経路5bを通って燃料流路5aから燃料極2に供給される。一方、空気等の酸化剤ガスG2は、空気供給マニホールド22から空気供給経路6bを通って空気流路6aから空気極3に供給される。このように燃料ガスG1および酸化剤ガスG2を所定の温度下において単セル4に供給することにより、燃料極2と空気極3との間に起電力を発生させることができる。燃料極2で未反応の燃料ガスG3は、燃料流路5aから燃料排出経路5cを通って燃料排出マニホールド21から排出される。一方、空気極3で未反応の酸化剤ガスは、空気流路6aから外部に放出される。
このような平板型燃料電池スタックにおいて、空気供給マニホールド22は、酸化剤ガスG2の方が燃料ガスG1よりも消費量が大量なので、図4(a)に示すように、燃料供給マニホールド20よりも大きな断面積を有するように形成されている。これにより、酸化剤ガスG2を大量に供給することができる。
田川博章、「固体酸化物燃料電池と地球環境」、アグネ承風社、1998年6月、p271−272
しかしながら、従来では、マニホールドの断面積については最適化が検討されていたものの、セパレータに形成された供給経路については最適化が検討されていなかったため、平板型燃料電池スタックの性能を十分に引き出すことができなかった。
例えば、マニホールドの断面積を一定にした場合、供給経路の断面積を大きくすればマニホールドで圧力損失は小さくなるが、ガス分配の均一性が崩れて燃料ガスと酸化剤ガスとが十分に反応しないために所望の出力が得られず、平板型燃料電池の性能が大きく低下する。逆に、供給経路の断面積を小さくすれば、ガス分配の均一性はよくなるが、マニホールドでの圧力損失が大きくなりガスコンプレッサの消費電力が大きくなり平板型燃料電池システムの出力が低下する。
また、従来では、空気供給マニホールド22の断面積を他のマニホールドの断面積より大きくしているので、図4(a)に示すように、セパレータの中心に対するマニホールドや単セルの位置が偏っているため、平板型燃料電池スタックにかける荷重や温度分布に偏りが生じ、燃料ガスと酸化剤ガスとが十分に反応しないために所望の出力が得られず、平板型燃料電池スタックの性能を十分に引き出すことができなかった。
そこで、本願発明は、性能を十分に引き出すことができる平板型燃料電池を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る平板型燃料電池は、燃料極、空気極および電解質から構成される平板型の単セルと、この単セルを収容し、燃料極に燃料を供給する燃料供給経路および空気極に酸化剤を供給する空気供給経路を備えた収容部材と、燃料供給経路に燃料を供給する燃料供給マニホールドと、空気供給経路に酸化剤を供給する空気供給マニホールドとを備えた平板型燃料電池であって、燃料供給経路の断面積に対する燃料供給マニホールドの断面積の比率を表す第1の値と、空気供給経路の断面積に対する空気供給マニホールドの断面積の比率を表す第2の値とは、燃料供給マニホールドおよび空気供給マニホールドの圧力損失、並びに、各単セルに供給される燃料および酸化剤のばらつきに基づいて設定されていることを特徴とする。
上記平板型燃料電池において、第1の値は、0.015以上0.05以下とし、第2の値は、0.03以上0.10以下とするようにしてもよい。
上記平板型燃料電池において、少なくとも燃料供給マニホールドおよび空気マニホールドを含む複数のマニホールドは、単セルの中心に対して等距離に配設されるようにしてもよい。ここで、複数のマニホールドは、互いに断面積が等しいようしてもよい。また、マニホールドは、隣り合う他のマニホールドと等間隔離間して配設されるようにしてもよい。また、燃料供給マニホールドと空気マニホールドとは、単セルの中心に対して点対称に配設されるようにしてもよい。また、収容部材は、燃料極で未反応の燃料を排出する燃料排出経路をさらに備え、燃料供給マニホールドおよび空気供給マニホールド以外のマニホールドは、燃料排出経路に接続されるようにしてもよい。
本発明によれば、燃料供給経路の断面積に対する燃料供給マニホールドの断面積の比率を表す第1の値と、空気供給経路の断面積に対する空気供給マニホールドの断面積の比率を表す第2の値とが、燃料供給マニホールドおよび空気供給マニホールドの圧力損失、並びに、各単セルに供給される燃料および酸化剤のばらつきに基づいて設定することにより、第1の値と第2の値とを最適化することが可能となり、燃料ガスと酸化剤ガスとが十分に反応するので、結果として、平板型燃料電池の性能を十分に引き出すことができる。
また、本発明によれば、各マニホールドを単セルの中心に対して等距離に配設したり、各マニホールドの断面積を等しく形成したり、各マニホールドを隣り合う他のマニホールドと等間隔離間して配設したり、燃料供給マニホールドと空気マニホールドとを単セルの中心に対して点対称に配設したりすることにより、マニホールドを対称性良く配置することが可能となり、平板型燃料電池にかける荷重や温度分布に偏りが生じないので燃料ガスと酸化剤ガスとが十分に反応するため、結果として、平板型燃料電池の性能を十分に引き出すことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態に係る平板型燃料電池スタックは、従来の平板型燃料電池スタックにおける燃料供給マニホールドの断面積と燃料供給経路の断面積の比率、および空気供給マニホールドの断面積と空気供給経路の断面積の比率について最適化を図ったものである。したがって、図4を参照して説明した従来の平板型燃料電池スタックと同等の構成要素については、同じ名称および符号を付して適宜説明を省略する。
[平板型燃料電池スタックの構成]
図1に示すように、本実施の形態に係る平板型燃料電池スタックは、平板からなる電解質1、この電解質の一方の面に形成された平板からなる燃料極2、および電解質1の他方の面に形成された平板からなる空気極3から構成された燃料極支持型の単セル4と、これを挟み込んだ状態で介装する燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6とを備え、これらを1組として燃料極インターコネクタ7および空気極インターコネクタ8を介して複数組重ねて設けた構造を有する。ここで、燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6は、それぞれ平面視略矩形の板の形状を有し、それぞれの重心と単セル4の中心とが一致するように、単セル4を内装する。これにより、単セル4は、単セル4の積層方向から見た場合、燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6の略中央部に位置することとなる。
燃料極セパレータ5、空気極セパレータ6、燃料極インターコネクタ7および空気極インターコネクタ8には、単セル4の積層方向に沿った略円形断面を有する貫通孔が形成されており、これらの貫通孔と燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6との間に配設されたマニホールド部材9とにより、燃料供給マニホールド10、一対の燃料排出マニホールド11および空気供給マニホールド12とが構成される。
ここで、燃料供給マニホールド10、燃料排出マニホールド11、および、空気供給マニホールド12は、それぞれ略円形の断面形状を有し、その断面積がそれぞれ等しく形成されている。また、燃料供給マニホールド10と空気供給マニホールド12とは、平面視略円形の単セル4の中心に対して点対称に配設される。同様に、一対の燃料排出マニホールド11も、上記単セル4の中心に対して点対称に配設される。また、燃料供給マニホールド10、燃料排出マニホールド11、および空気供給マニホールド12は、断面の中心と単セル4の中心との距離、および隣り合うマニホールドとの間隔が等しく形成されている。本実施の形態では、上記単セル4の中心と隣り合うマニホールドの断面の中心とで構成される角度が90°に設定されている。
(燃料極セパレータの構成)
燃料極セパレータ5は、燃料極2と対向する位置に形成され燃料ガスを燃料極2に一様に供給するための流路を有する燃料流路5aと、この燃料流路5aと燃料供給マニホールド10とを連通する流路からなる燃料供給経路5bと、燃料流路5aと燃料排出マニホールド11とを連通する流路からなる燃料排出経路5cとを備えている。
ここで、燃料極セパレータ5に形成された燃料供給経路5bは、略矩形または略円形の断面形状を有し、燃料供給マニホールド10の断面積に対する当該燃料供給経路5bの断面積の比率(以下、「第1の比率」という)が、0.015以上0.05以下、望ましくは0.015以上0.02以下に設定されている。これについて、図2を参照して説明する。なお、燃料供給経路5bの断面積とは、軸線が燃料供給マニホールド10の軸線と略直交するように形成された流路の断面の面積、具体的には当該流路における燃料ガスの流通方向に対して垂直方向の面積のことを意味する。また、燃料供給マニホールド10の断面積とは、燃料ガスの流通方向に対して垂直な方向の面積、言い換えると図1(a)に示す略円形の面積を表す。
図2は、40のセルを積層した平板型燃料電池スタックにおいて、第1の比率と、圧力損失(図2中の実線)および各セルへの燃料供給量のばらつき(図2中の点線)との関係を表している。図2に示すように、第1の比率が0.015より小さくなると、各セルへの燃料供給量のばらつきが小さくならないが、圧力損失が急激に大きくなる。また、第1の比率を0.05より大きくすると、圧力損失は殆ど小さくならないが、燃料供給量のばらつきは徐々に大きくなる。したがって、第1の比率は、0.015以上0.05以下、望ましくは0.015以上0.02以下に設定する。これにより、圧力損失を抑えつつ、かつ、燃料を均一に分配することが可能となり、結果として、平板型燃料電池スタックの性能を向上させることができる。
(空気極セパレータの構成)
空気極セパレータ6は、空気極3と対向する位置に形成され酸化剤ガスを空気極3に一様に供給するための流路を有する空気流路6aと、この空気流路6aと空気供給マニホールド12とを連通する流路からなる空気供給経路6bとを備えている。
ここで、空気極セパレータ6に形成された空気供給経路6bの断面積は、略矩形または略円形の断面形状を有し、空気供給マニホールド12の断面積に対する当該空気供給経路6bの断面積の比率(以下、「第2の比率」という)が、0.03以上0.10以下、望ましくは0.04以上0.06以下に設定される。これについて、図3を参照して説明する。なお、空気供給経路6bの断面積とは、軸線が空気供給マニホールド12の軸線と略直交するように形成された流路の断面の面積、具体的には当該流路における酸化剤ガスの流通方向に対して垂直方向の面積のことを意味する。また、空気供給マニホールド12の断面積とは、酸化剤ガスの流通方向に対して垂直な方向の面積、言い換えると図1(a)に示す略円形の面積を表す。
図3は、40のセルを積層した平板型燃料電池スタックにおいて、第2の比率と、圧力損失(図3中の実線)および各セルへの燃料供給量のばらつき(図3中の点線)との関係を表している。図3に示すように、第2の比率が0.03より小さくなると、各セルへの空気供給量のばらつきが小さくならないが、圧力損失が急激に大きくなる。また、第2の比率を0.10より大きくすると、圧力損失は殆ど小さくならないが、空気供給量のばらつきは徐々に大きくなる。したがって、第2の比率は、0.03以上0.10以下、望ましくは0.04以上0.06以下に設定する。これにより、圧力損失を抑えつつ、かつ、燃料を均一に分配することが可能となり、結果として、平板型燃料電池スタックの性能を向上させることができる。
[平板型燃料電池スタックの動作]
このような本実施の形態に係る平板型燃料電池スタックは、次のように動作する。
まず、水素等の燃料ガスG1は、燃料供給マニホールド10から燃料供給経路5bを通って燃料流路5aから燃料極2に供給される。このとき、燃料供給マニホールド10の断面積に対する燃料供給経路5bの断面積の比率を示す第1の比率は、上述したように0.015以上0.05以下に設定されている。これにより、燃料ガスG1は、圧力損失が抑えられるとともに、平板型燃料電池スタックの各セルに均一に分配される。
一方、空気等の酸化剤ガスG2は、空気供給マニホールド12から空気供給経路6bを通って空気流路6aから空気極3に供給される。このとき、空気供給マニホールド12の断面積に対する空気供給経路6bの断面積の比率を示す第2の比率は、上述したように0.03以上0.10以下に設定されている。これにより、酸化剤ガスG2は、圧力損失が抑えられるとともに、平板型燃料電池スタックの各セルに均一に分配される。
このように燃料ガスG1および酸化剤ガスG2を所定の温度下において単セル4に供給することにより、燃料極2と空気極3との間に起電力を発生させることができる。このとき、第1の比率が0.015以上0.05以下、第2の比率が0.03以上0.10以下に設定されているので、燃料ガスG1および酸化剤ガスG2は、圧力損失が抑制されてそれぞれ各単セル4に均一に分配されて十分に反応するために所望の出力が得ることができる。結果として、平板型燃料電池スタックの性能を十分に引き出すことができる。
また、単セル4は、燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6の略中央部に位置している。燃料供給マニホールド10、燃料排出マニホールド11および空気供給マニホールド12は、それぞれ断面積が等しく、断面の中心が単セル4の中心と同心の円上に位置し、かつ、隣り合うマニホールドとの間隔が等しく形成されている。このように、本実施の形態では、燃料極セパレータ5および空気極セパレータ6に対して、単セル4が略中央部に配置され、各マニホールドが対称に設けられており、従来のように偏って配置されていない。このため、平板型燃料電池スタックの底面を固定し、上面を底面側に押下して、各セルに荷重をかけると、各セルに均等に荷重がかかるので、平板型燃料電池スタックの性能を十分に引き出すことができる。また、単セル4およびマニホールドが偏って設けられていないので、温度分布にも大きな偏りが生じるようなことがない。したがって、平板型燃料電池スタックを同一容器内に多数配置して発電を行う場合、従来の大きな温度分布の偏りが生じる平板型燃料電池スタックよりも、性能を十分に引き出すことができる。
燃料極2で未反応の燃料ガスG3は、燃料流路5aから燃料排出経路5cを通って燃料排出マニホールド11から排出される。一方、空気極3で未反応の酸化剤ガスは、空気流路6aから外部に放出される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の比率および第2の比率を燃料供給マニホールド10および空気供給マニホールド12の圧力損失、並びに、各セルに供給される燃料および酸化剤のばらつきに基づいて設定することにより、第1の比率と第2の比率とを最適化することが可能となり、結果として、平板型燃料電池の性能を十分に引き出すことができる。
本発明は、燃料供給経路および空気供給経路が形成されたセパレータと、燃料供給経路に燃料を供給する燃料供給マニホールドと、空気供給経路に酸化剤ガスを供給する空気供給マニホールドとを備えた平板型燃料電池に適用することができる。
(a)は本発明の平面型燃料電池の平面図、(b)は(a)のI-I線断面図、(c)は(a)のII-II線断面図である。 第1の比率と圧力損失および燃料供給量のばらつきとの関係を示すグラフである。 第2の比率と圧力損失および空気供給量のばらつきとの関係を示すグラフである。 (a)は従来の平板型燃料電池の平面図、(b)は(a)のIII-III線断面図、(c)は(a)のIV-IV線断面図である。
符号の説明
1…電解質、2…燃料極、3…空気極、4…単セル、5…燃料極セパレータ、5a…燃料流路、5b…燃料供給経路、5c…燃料排出経路、6…空気極セパレータ、6a…空気流路、6b…空気供給経路、7…燃料極インターコネクタ、8…空気極インターコネクタ、9…マニホールド部材、10…燃料供給マニホールド、11…燃料排出マニホールド、12…空気供給マニホールド、13…セルホルダ、14…シール部材。

Claims (8)

  1. 燃料極、空気極および電解質から構成される平板型の単セルと、
    この単セルを収容し、前記燃料極に燃料を供給する燃料供給流路および前記空気極に酸化剤を供給する空気供給流路を備えた収容部材と、
    前記燃料供給流路に前記燃料を供給する燃料供給マニホールドと、
    前記空気供給流路に前記酸化剤を供給する空気供給マニホールドと
    を備えた平板型燃料電池であって、
    前記燃料供給流路の断面積に対する前記燃料供給マニホールドの断面積の比率を表す第1の値と、前記空気供給流路の断面積に対する前記空気供給マニホールドの断面積の比率を表す第2の値とは、前記燃料供給マニホールドおよび前記空気供給マニホールドの圧力損失、並びに、各単セルに供給される前記燃料および前記酸化剤のばらつきに基づいて設定されている
    ことを特徴とする平板型燃料電池。
  2. 前記第1の値は、0.015以上0.05以下とする
    ことを特徴とする請求項1記載の平板型燃料電池。
  3. 前記第2の値は、0.03以上0.10以下とする
    ことを特徴とする請求項1または2記載の平板型燃料電池。
  4. 少なくとも前記燃料供給マニホールドおよび前記空気供給マニホールドを含む複数のマニホールドは、前記単セルの中心に対して等距離に配設される
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の平板型燃料電池。
  5. 前記複数のマニホールドは、互いに断面積が等しい
    ことを特徴とする請求項4記載の平板型燃料電池。
  6. 前記マニホールドは、隣り合う他のマニホールドと等間隔離間して配設される
    ことを特徴とする請求項4または5記載の平板型燃料電池。
  7. 前記燃料供給マニホールドと前記空気マニホールドとは、前記単セルの中心に対して点対称に配設される
    ことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の平板型燃料電池。
  8. 前記収容部材は、前記燃料極で未反応の燃料を排出する燃料排出流路をさらに備え、
    前記燃料供給マニホールドおよび前記空気供給マニホールド以外のマニホールドは、前記燃料排出流路に接続される
    ことを特徴とする請求項請求項4乃至7の何れか1項に記載の平板型燃料電池。
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