JP2005174884A - 固体酸化物形燃料電池およびそのインターコネクタ - Google Patents

固体酸化物形燃料電池およびそのインターコネクタ Download PDF

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Abstract

【目的】インターコネクタとセルとの接触圧力をその他のスタック構成部分の圧力とは独立に取れるようにすることで、良好なセル間接続を実現し、燃料電池スタックの出力向上を図る。
【構成】インターコネクタ2が単セル1の電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部21と前述のセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタガスマニホールド部22、24に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のパイプ23、25によって接続されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池およびそのインターコネクタに係り、特に前記インターコネクタを使用した平板型固体酸化物形燃料電池のスタック構成方法に関する。
燃料電極と酸化剤電極がセラミックスの電解質を介して配置され、燃料として最終的に水素を、酸化剤として酸素や空気を供給することで、水の電気分解の逆の反応を利用して発電する固体酸化物形燃料電池では、燃料電池の実用上十分な発電量を得るためには、上述の固体酸化物形燃料電池の単位構成要素(単セル)を複数個、直列および並列に電気的に接続すること(スタック化)が必要となる。
燃料電池動作の際には、電池の負極側(燃料電極側)では還元雰囲気に、正極側(酸化剤電極側)では酸化雰囲気に晒され、かつ、十分な発電効率を得るためには、電解質のイオン伝導性を確保し容易に酸化還元がおこる600℃以上の高温に燃料電池本体を保つ必要がある。従って、固体酸化物形燃料電池では、互いに異なる雰囲気に晒される正極と負極間をガス不透過でかつ電気伝導性のあるセラミックス材料もしくは金属材料でつくられた部品(インターコネクタ)で電気的に接続する必要がある。
図6および図7に平板型の燃料電池セルの断面図を示す。図6に示す燃料電池セル1は、支持膜型と称されるものであり、図の構成では、燃料電極基板12に電解質11を設け、さらにその電解質11上に空気極13を設けた構造になっている。この場合、空気極13が基板となる場合もある。一方、図7の燃料電池セル1は、自立膜型と称されるものであり、電解質基板11の両面に燃料極12および空気極13を設けた構造になっている。
上述のような平板型の燃料電池セル図6、図7に対して上述の接続を行う場合には、大きく分けて二つの方法がある。
熱膨張率が互いに近い材料のみでスタックするすべての部品を構成してセル間の接続およびシールを堅固に行う方法(剛構造スタック)と熱膨張の異なる材料の使用も許して、シールは堅固には行わず、各セル間の接合は荷重のみで行う方法(柔構造スタック)である。
これらのスタック化の方法は用いる燃料電池単セルが電解質自身で構造を保てる自立膜型(図7)であるか電解質膜を他の部分で支える必要がある支持膜型(図6)であるかということや、システムデザインなどを考慮して決定されている。特に、セルが燃料極支持型である場合には、強度を維持するために燃料極の雰囲気を一定に保つ必要があるため、堅固なシールができるようなスタック構造が選ばれる。
SOLID OXIDE FUEL CELLS VII,H.Yokokawa and S.C.Singhal Ed.The Electrochemical Society(2001)p72−77,p100−110
それぞれの積層方法にはガスシールを堅固に行うかどうかによる構造上の違いの他にも積層方法そのものから来る自由度の違いがあり、その違いがスタックの特性を左右する。すなわち、剛構造スタックをとり、燃料ガスのシールを堅固に行うと、ガス供給のためのマニホールドをインターコネクタと一体化してつくることも可能となるため、構成を単純化できることや、加圧システムへの拡張や燃料ガス回収機構など、システム設計に自由度が生じるなどのメリットがある反面、わずかな熱膨張率の違いがスタックの破壊の原因になるなどスタック設計は柔構造スタックに比べ難しいものとなり、信頼性にも乏しいという問題がある。
特に重要な問題としては、セル−インターコネクタの接続においてセル−インターコネクタ間にかかる荷重を任意に制御することが困難な構造となるため、良好な電気的接続を得ることが困難になる。一方、柔構造スタックでは、電気的接続の点ではセル−インターコネクタ間に任意の荷重をかけて接合を形成することができるため、剛構造スタックに比べて容易に良好な接続を得ることができる。さらには、セルスタックの構成が簡単になり、熱膨張率の制約がきつくない為、金属材料をはじめ材料の選択肢が広がることや比較的信頼性も高いなど多くのメリットがある方法である。
しかし、ガスシールが必要な燃料極支持型のセルには適用が困難であることや、燃料ガスや酸化剤ガスを供給するためのマニホールドをインターコネクタと一体化することが困難であるため、各セルごとにガスを供給する配管を設ける必要があるなど、スタックの構成が複雑になるという問題があった。
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決するために、新たな構造のインターコネクタを用いることにより、セルおよびインターコネクタを積層するだけで、セルの電気的接続を実現すると同時に燃料ガスと酸化剤ガス供給のためのガスマニホールド部を簡便に構成でき、かつセル−インターコネクタ間の接触圧力を任意に制御できるようにすることで、セル−インターコネクタ間の電気的接続による抵抗を低減し、より高出力な燃料電池を得ることを可能とする。さらには、上述のインターコネクタとセルとをガスシールすることも可能となるため、セルが自立膜型か燃料極支持型かによらずしてスタックを組むことが可能となる。
すなわち、固体酸化物形燃料電池の平板型単セルとセルに燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給しかつ電気的な接続を行うインターコネクタを交互に接続することによってなる固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、インターコネクタとセルとの接触圧力をその他のスタック構成部分の圧力とは独立に取れるようにすることで、良好なセル間接続を実現し、燃料電池スタックの出力向上を図る。
上記目的を達成するため本発明による固体酸化物形燃料電池は、平板型固体電解質層の表裏面に燃料極と空気極とを配置してなる固体酸化物形燃料電池(SOFC)の平板型単セルと前記単セルに燃料ガスおよび酸化剤ガスをそれぞれの極に給排気する通路を有するインターコネクタとを交互に電気的に接続し、前記ガス給排気のための通路から前記各単セルの各極にそれぞれ、燃料ガスと酸化剤ガスを分配して発電を行う固体酸化物形燃料電池において、前記インターコネクタが単セルの電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部と前述のセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタガスマニホールド部に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のパイプによって接続されていることを特徴とする。
また、本発明によるインターコネクタは、単セルの電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部と前述のインターコネクタセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタガスマニホールド部に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のステンレスもしくは耐熱合金製のパイプによって接続されていることを特徴とする。
本発明を用いることによって、燃料極支持型のセルであっても、電解質支持型のセルであっても、セパレータとセルとの接触圧力を自在に選ぶことで良好な電気的接続を実現するとともに、良好なガスシール性と機械的堅牢さを有する、高出力な固体酸化物形燃料電池スタックを構成できる。固体酸化物形燃料電池の平板型単セルとセルに燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給しかつ電気的な接続を行うインターコネクタを交互に接続することによってなる固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、インターコネクタのガスマニホールド部分とセル接続部分とを変形の容易でかつガスを導通できる部品で分けることにより、固体酸化物形燃料電池の積層(スタック化)を簡便にし、かつセル間の電気的接続に最適な圧力で接続できるようにすることで、固体酸化物形燃料電池の出力を向上させる。また、単セルの外縁部電解質面上にもシール材が配置され、その電解質面上のシール材からインターコネクタの縁までを被覆することのできるセルカバーを設けることにより、単セル−インターコネクタ間のガスシールの信頼性、耐久性を飛躍的に向上し、ひいては固体酸化物形燃料電池の効率向上が図れる。
図1に示すように、発電素子である固体酸化物形燃料電池の平板型単セル1と、燃料ガスおよび酸化剤ガスをセルに供給するための構造を有し、かつ電気的に接続するインターコネクタ2とを交互に積層する構造をとる場合に、このインターコネクタに新しい構造を採用する。すなわち、本発明のインターコネクタはセルを電気的に接続し、かつ燃料ガスおよび酸化剤ガスをセルに供給する部分であるインターコネクタセル接続部21と、燃料ガスおよび酸化剤ガスを外部のガス供給源から各セル部へと分配し、排気する部分であるインターコネクタガスマニホールド部22,24とが別々の部品として構成され、このインターコネクタセル接続部とインターコネクタガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のパイプ23,25により結ばれており、お互いの位置を変えることができるように変形することができることを特徴とする。
前述の特徴を有するインターコネクタを用いることにより、平板型単セル1とインターコネクタ2の積層にあっては、インターコネクタセル接続部21−空気極集電材15−単セル1−燃料極集電材14−インターコネクタセル接続部21、の順で積層し、集電面に対して接続に必要な適度な荷重を加えることにより良好な電気的接続を実現できる。
請求項2は、前記インターコネクタのより具体的な構成を示すものであり、前記インターコネクタの前記インターコネクタ接続部は、一方の面に前記単セルを設置するための凹部を、他方の面に凸部を備え、前記凹部には、前記単セルの燃料極に燃料ガスを供給するガス供給通路および反応後のガスを排出するガス排出通路が設置され、一方前記凸部には、隣接する単セルの空気極に酸化剤ガスを供給するガス供給通路と反応後のガスを排出するガス排出通路が設けられており、前記ガス供給通路およびガス排出通路は前記パイプに接続していることを特徴とする。
請求項3から5は前記インターコネクタのパイプがステンレスもしくは耐熱合金製であり、好ましくはその直径が2〜3mm、さらに好ましくは1.5〜2.9mmであることを特徴とする。
請求項6はインターコネクタガスマニホールド部の形状とマニホールドコネクタに関するものであり、前記インターコネクタガスマニホールド部は中空状であり、絶縁性の中空のマニホールドコネクタにより相互に接続可能であり、ガスが導通するガスマニホールドを形成することを特徴とする。これにより、従来よりもより簡便に燃料ガス、酸化剤ガスそれぞれのガス供給のためのガスマニホールドを構成できる。この際、インターコネクタガスマニホールド部を積層するための荷重は、インターコネクタガスセル接続部とは独立に設定することができるため、ガスリークを防ぐために十分な荷重をかけることができる。
請求項7に係る発明はこのときの集電面に加わる荷重を調整できる機構をスタックが併せ持つことを特徴とする。なお、この発明における前述の集電材は省略することも可能であるが、適当な集電材を用いることで、より良好な接続を実現できる(請求項8)。
請求項9は燃料極支持型単セルにおいて、前記単セルと前記インターコネクタとが、前記単セルの外縁部でシール材4によりガスのシールがなされていることを特徴とする。
請求項10は、前記インターコネクタに関する発明であり、単セルの電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部と前述のインターコネクタセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタガスマニホールド部に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のステンレスもしくは耐熱合金製のパイプによって接続されていることを特徴とする。
請求項11は、前記インターコネクタのより具体的構造に関するものであり、前記インターコネクタ接続部は、一方の面に前記単セルを設置するための凹部を、他方の面に凸部を備え、前記凹部には、前記単セルの燃料極に燃料ガスを供給するガス供給通路および反応後のガスを排出するガス排出通路が設置され、一方前記凸部には、隣接する単セルの空気極に酸化剤ガスを供給するガス供給通路と反応後のガスを排出するガス排出通路が設けられており、前記ガス供給通路およびガス排出通路は前記パイプに接続していることを特徴とする。
請求項12から14は、前記パイプの好ましい態様を示し、ステンレスもしくは耐熱合金製であリ、前記パイプの直径は、好ましくは2〜3mm、さらに好ましくは1.5〜2.9mmであることを特徴とする。
請求項15はインターコネクタガスマニホールド部の形状とマニホールドコネクタに関するものであり、前記インターコネクタガスマニホールド部は中空状であり、絶縁性の中空のマニホールドコネクタにより相互に接続可能であり、ガスが導通するガスマニホールドを形成することを特徴とする。
請求項16は請求項9の固体電解質形燃料電池において、前記単セルの固体電解質の外縁部上に、さらにシール材が設けられていることを特徴とする。
請求項17は、前記シール材の固定方法に関するものであり、前記シール材は前記インタコネクタセル接続部の周縁に嵌合するセルカバーによって固定されていることを特徴とする。
請求項18は 前記シール材を固定するセルカバーの構造に関するものであり、前記セルカバーは、前記インターコネクタ接続部の周端部に嵌め合わされる嵌合部とこの嵌合部から垂直方向に伸長するカバー部と、前記カバー部の中央に形成された開口とを備えていることを特徴とする。
請求項19から21は前記セルカバーの材質に関するものであり、絶縁性セラミックス、Alを1%〜25%含有する耐熱ステンレス鋼もしくは耐熱合金、Alを1%〜10%未満含有するフェライト系ステンレス鋼のいずれかであることを特徴とする。
以下、本発明を図1から4の図面に基づいて説明する。図2、3に本発明の発電時における、燃料ガス、酸化剤ガスそれぞれの流れを矢印で図示する。
図1より明らかなように単セル1には、空気極側(図示せず)には空気極集電材15が設けられ、一方、燃料極側(図示せず)には燃料極集電材14が設けられた構造になっている。
一方、インターコネクタ2は、図4より明らかなように、前記単セル1を電気的に接続し、かつ燃料ガスおよび酸化剤ガスを供給するためのインターコネクタセル接続部21と、前記燃料ガスおよび酸化剤ガスを外部の供給源より前記インターコネクタセル接続部21に供給するためのインターコネクタ給気マニホールド部22と、前記インターコネクタセル接続部21と前記インターコネクタ給気マニホールド部22を接続し、前記インターコネクタ給気マニホールド部22より前記燃料ガスおよび酸化剤ガスを前記インターコネクタセル接続部21に供給するための給気パイプ23を備えている。さらに前記インターコネクタセル接続部21に給気された反応後のガスを外部に排気するインターコネクタ排気マニホールド部24と、前記インターコネクタセル接続部21とインターコネクタ排気マニホールド部を接続する排気パイプ25を備えた構造になっている。この明細書中、インターコネクタ給気マニホールド部、インターコネクタ排気マニホールド部を総称して、ガスマニホールド部、給気パイプ、排気パイプを総称する場合、パイプという。
図4および図5に示すように、前記インターコネクタセル接続部21は、単セル1を燃料極(図示せず)を下にして単セル1を設置するための凹部211とその凹部211の裏面に隣接する単セル1の空気極13に接触する凸部212を備えた構造になっている。
そして、図2に示すように、前記凹部211の下方に形成されたガス給気通路213が形成されており、このガス給気通路213の一方の端部は前記凹部211の底部より開口し、他方の端部は給気パイプ23に接続するようになっている。一方、前記凹部211に開口して、前記ガス給気通路213と同様にガス排気通路214が形成されており、前記ガス排気通路214は前記排気パイプ25に接続している。
さらに図3に示すように、前記凸部212にもガス給気通路213が設けられており、このガス給気通路213の一方の端部は隣接する単セル1の空気極13に酸化剤ガスを供給するため中央部に開口を備えており、他方の端部は給気パイプ23に接続している。さらに、前記凸部212の外縁で排気パイプ25に接続している。
さらに前記インターコネクタ給気マニホールド部22およびインターコネクタ排気マニホールド部24は中空の円筒状(これに限定されるものではない)になっており、これらの中空部221および241に貫通して前記給気パイプ23、排気パイプ25がそれぞれ接続されている。
このような構造のインターコネクタ2の前記凹部211に単セル1を空気極13が上になり、燃料極12が凹部211の底部に接触するように設置する。このように構成したものを積層することによって固体酸化物形燃料電池を構成する。この際、前記ガスマニホールド部間に中空のマニホールドコネクタ3を設けて、相互に対応する前記インターコネクタ給気マニホールド部22間および相互に対応するインターコネクタ排気マニホールド部24間を相互にそれぞれ接続し、ガスが導通するようにしたガスマニホールドMとしている。
上述のような構成になっているため、前記インターコネクタ給気マニホールド部22およびマニホールドコネクタ3より構成されるガスマニホールドMに供給された燃料ガスは、前記インターコネクタ給気マニホールド部22、変形可能な給気パイプ23、ガス給気通路213を通って、インターコネクタセル接続部21の凹部211の底部より単セル1の燃料極12に接触し、反応し発電した後、排気ガスはガス排気通路214、排気パイプ25およびガスマニホールドM(前記インターコネクタ排気マニホールド部24、マニホールドコネクタ3より構成される)を介して外部に排気される。
一方、酸化剤ガスは、ガスマニホールドMのインターコネクタ給気マニホールド部22により、給気パイプ23およびガス給気通路213を通って、前記凸部212より隣接する単セル1の空気極32に接触し反応する。反応後の排気ガスは排気パイプ25より排気マニホールド部24に導かれ、マニホールドコネクタ3などを介してガスマニホールドMより外部に排出される。
さらに具体的に説明すると、図4は本発明を円形平板型の電解質支持型燃料電池セルに対して適用する際の積層方法の例を示す図である。
2が本発明のインターコネクタである。インターコネクタ2は中央部にインターコネクタセル接続部21があり、その周囲にガスマニホールド部22、24がある。インターコネクタセル接続部21とガスマニホールド部22、24は4本の細い変形可能なパイプ23、25でつながれている。このインターコネクタ2と平板型単セル1を積層することで固体酸化物形燃料電池を実現する。
1は支持膜型単セルである。単セル1は図6に示すような構造をしている。単セルの構成材料としては一般に開発が行われているすべての材料系に対して適用することが出来る。例えば、電解質11にScおよびAl安定化ZrO(SASZ)やイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのジルコニア系材料を用い、燃料極基板12としてはこれらジルコニア系材料と酸化ニッケルとの混合サーメットを用いることが出来る。単セルの厚みはおよそ1mmほどである。セルの面積は必要とされる出力に応じて決められるが、おおよそ10〜1000cm程度である。この場合セルの800℃から1000℃までの平均熱膨張係数は10〜11×10−6/K程度となる。
空気極13の材料にはランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)などの一般的な空気極材料を用いることができるが、本発明では合金製のインターコネクタを用いる観点から、燃料電池の動作温度は800℃以下とすることが好ましいので、低温での特性がより優れている、ランタンニッケルフェライト(LNF)やランタンストロンチウムコバルタイト(LSCo)などの材料を用いることが好ましい。
前述した平板型単セルを用いて固体酸化物形燃料電池を構成するために前記単セル1をインターコネクタ2のインターコネクタセル接続部21に配置し、セル1の外縁部とインターコネクタ2とをシール材4(図1の最上図参照:図4には図示せず)でガスシールを行う。
インターコネクタ2にはSUS430等のフェライト系ステンレス材料をはじめとする各種耐熱金属材料を用いることが出来る。ただし、電気的な接続を行うため耐熱金属の表面にできる酸化皮膜の電気抵抗がなるべく小さいことが好ましい。このため、Alを含み、表面にAlの皮膜をつくる耐熱合金を使用することはできない。代表的な耐熱金属材料の線熱膨張係数は11〜16×10−6/K程度であり、セルの熱膨張係数と比べて一般に大きい。したがって、セルとインターコネクタとをシールする際にはこの熱膨張特性の違いを吸収できるような方法でシールすることが望ましい。たとえば、このようなシール材4はほう珪酸ガラスなど燃料電池の動作温度よりも軟化点の低いガラス材料を使うことで実現できる。
上述のように、固体酸化物形燃料電池を支持膜型の単セルで実現する場合単セルの外縁部でセルとインターコネクタをガスシールする必要がある。一般に金属材料を用いたインターコネクタを用いる場合、セルとインターコネクタとの熱膨張率が異なるため、この熱膨張差を吸収できるような方法でシールすることが望まれる。これは、シール材として、上述のようなほう珪酸ガラスなど燃料電池の動作温度よりも軟化点の低いガラス材料を用いることで実現できるが、単にシール材をセル外縁部に配置するだけではシールの信頼性が十分に確保できない場合もある。
図8および図9の実施例では、このガラス材料を主成分とするシール材4’をセル外縁部の周端部ばかりでなく、外縁部の電解質面側にも配置し、かつこの電解質面上のシール材4’からインターコネクタセル接続部21の縁までを覆うことのできるようなセルカバー5をこの単セル−インターコネクタのシール部に配置する。このことにより、シールの信頼性、耐久性を飛躍的に向上することができる。
このようなセルカバー5は、図8および図9より明らかなように、前記インターコネクタ接続部21の周端部に嵌め合わされる嵌合部51とこの嵌合部51から垂直方向に伸長するカバー部52を備えており、前記カバー部52の中央には開口53が形成された構造になっている。前記開口53はインターコネクタ接続部21の凸部212と単セル1を当接可能にし、一方、前記カバー部52は前記シール材4’の押さえの作用を営む。
また、セルカバー5とインターコネクタセル接続部21の間(嵌合部分)にもシール材を配置するとより効果的である。
前記セルカバー5の材質は高温でシール材と反応しないものが好ましい。また、インターコネクタ接続部21まで被覆するため単セル1の両電極間の短絡を防ぐ意味で電気的絶縁性を有することが好ましい。具体的にはアルミナやマセライト、ジルコニアなどのセラミックス材料を用いることができる。
また、Alを1%以上、25%以下、好ましくは3%以上、25%以下含有するような耐熱性ステンレス鋼や耐熱合金の中には、高温で酸化することによりその表面にAlを主成分とする電気的に絶縁性の被膜を形成するものがある。このような材料をセルカバーとして用いることができる。Al含有量が25%を越えると、合金の融点が低下し、耐熱合金としての機能が失われるからである。たとえばMA47P(Ni−2%Cr−4%Al+α)などを用いることができる。金属材料を用いることでセルカバーのコストを軽減できる。
インターコネクタ用の金属材料としては主にフェライト系ステンレスが用いられるため、前記セルカバーに用いる、Alを1%含有するような金属材料の中でも特にフェライト系ステンレス鋼でAlを1%以上含むものが熱的性質の適合性の観点からもっとも好ましい。特に、Alを1%以上10%未満含むようなフェライト系ステンレス鋼が機械的性質も良好で好ましい。この場合もAlが3%以上含まれるほうがより好ましい。このような金属にはINCOLOY MA956(Fe−20%Cr−4.5%Al−0.5%Ti−0.5%Y)や日新製鋼製NCA−1(Fe−18%Cr−3%Al)など多数の鋼種がある。
上述のシール材4,4’およびセルカバー5を用いることにより、単セル−インターコネクタ間のガスシールの信頼性、耐久性を飛躍的に向上し、ひいては固体酸化物形燃料電池の効率向上が図れる。
セル1の各電極とインターコネクタ2との電気的な接続は、電極、インターコネクタのそれぞれの表面の平坦性を確保することが困難なことから、変形できる集電材14,15(図1の円内参照:図4には図示せず)を介して行うことが好ましい。
空気極13(図6,図7参照)側の集電材15としては白金、金、銀、銅などの貴金属の多孔体や発泡体、メッシュなどを用いることができるが、耐酸化性と経済性のバランスから、銀を多孔体や発泡体、メッシュなどの変形できる形状で用いることが好ましい。また、この集電材15とセル1との接合をより強固にするために空気極13側には空気極材料と同一の材料のぺースト剤などを配置し焼結させるとよい。インターコネクタ側にも銀ぺーストや銀ロウなどの接続剤を用いてより良好な接続を得ることができる。
燃料極12(図6,図7参照)側の集電材14としては空気極13と同様の銀の多孔体や発泡体、メッシュの他に、ニッケルの多孔体や発泡体、メッシュも用いることができる。ただし、ニッケルには炭化水素燃料の分解反応に対する触媒効果があるので、用いる際には注意が必要である。
セルのスタック化は、前述したインターコネクタセル接続部21の凹部211内に単セルを配置しシールされたものをスタックに必要な段数積層することで行う。このときにセルにかかる荷重を設定するための機構を設けて適当な荷重をかけることで、セル間の良好な電気的接続を得ることができる。
図10に荷重を設定するための機構の例を示す。シールされた単セル−インターコネクタを必要な段数積層したセルスタック81の上面と下面にそれぞれインターコネクタと同じ材質でできたスタック押さえ板82,83を配置し、この2枚のスタック押さえ板82,83をロッド84で連結し、そのロッドの片端に必要な荷重を発生させることのできる強さのばね85を配置し、ナットで締め付けることで最適な荷重に調整される。
ロッドやナットには各種耐熱合金のほかアルミナなど高温に耐える構造材全般を用いることができる。図10に示すような方法では、ばねの力を利用することから燃料電池の動作温度と同じ温度雰囲気におくことはできないため、ばね部は断熱材88の外側に置かれる。スタック押さえ板82,83は互いに電気的に絶縁される必要があるため、絶縁のためのスペーサー87を配置する必要がある。この絶縁スペーサーはアルミナやマイカ(雲母)などの材料を用いることができる。
また図11に示すように、ばね85の代わりにロッド94より熱膨張係数の大きな材料でできた伸展棒95を配置することで荷重機構を燃料電池の動作温度環境に配置することも可能である。
図4に示す例では、インターコネクタのセル接続部の周囲には4本の細い変形可能なパイプでつながったインターコネクタガスマニホールド部が設けられている。この4つはそれぞれ、燃料ガスの供給、排出、および酸化剤ガスの供給、排出を行うもので、各1本を配置している。この本数は必要とされる燃料ガスおよび酸化剤ガスが大きい時には1本以上適当な本数を設けることができる。ガスマニホールド部はセル接続部と同様に各種耐熱合金を用いることができる。
また、セル接続部とガスマニホールド部を接続するパイプもSUS310Sなどの耐熱ステンレスやインコネル、ハステロイなどの耐熱金属のパイプを用いることができる。変形の容易さから、パイプの直径は5mm以下、できれば2〜3mm程度の細いものが好ましい。変形の容易さの観点からは細ければ細いほうが好ましいが、単セルに供給しなければならない、燃料ガスおよび酸化剤ガスは単セルの電極面積が10cm以上ある場合には100ml/min以上の流量が必要となるため、最低でも1mm以上の直径は必要である。現実的なセルの大きさとしてはおおよそ100cm〜400cm程度となるため、必要とされる流量は1000ml/min程度となる。この場合には外径1/16インチのパイプか1/8インチのパイプを用いることができる。これ以上大きな面積の単セルを用いる場合には、パイプの直径を大きくするよりも、パイプの本数を増やすほうが好ましい。
インターコネクタガスマニホールド部およびセル接続部とを接続するパイプには電気伝導性が必要ないため、表面にAlの皮膜をつくるFe−Cr−Al耐熱合金などを使用することができる。燃料に炭化水素系の燃料を用いてセルまで直接に導入する場合には、特に、表面にAlの皮膜をつくる耐熱合金を用いるほうが炭化水素燃料を安定にセルに供給できるため好ましい。ガスマニホールド部の積層は、絶縁性の材料で作られたマニホールドコネクタとインターコネクタマニホールド部を交互に積層し、ガスが漏れないように十分な荷重をかけるとともに、ガラスなどのシール材でシールすることにより行う。
以上のような単セルとインターコネクタの積層を行って、各セルの燃料極に燃料ガス、空気極に酸化剤ガスを供給することで、図2、3に示したようなガス供給系と電気的接続が実現され、従来の方法によるよりも接続損失の少ない、高出力な固体酸化物形燃料電池を実現できる。
本発明は例に示した円形のセル以外にも方形などあらゆる形に適用することが出来る。
また、本発明は燃料極支持型のセルのみならず、十分な強度を有する平板型固体電解質板の表裏面にそれぞれ燃料極、空気極を配置した電解質支持型単セルに対しても適用できる。この場合システム側の要求として燃料ガスを回収する必要がなければ、特に単セルとインターコネクタをシールする必要はない。この場合インターコネクタの持つガスマニホールド部の数は燃料ガス供給用と酸化剤ガス供給用の2つで十分である。
固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、インターコネクタのガスマニホールド部とセル接続部分とを変形の容易でかつガスを導通できる部品で分けることにより、セル間の電気的接続に最適な圧力で接続できる。さらに単セルの外縁部電解質面上にもシール材が配置され、その電解質面上のシール材からインターコネクタの縁までを被覆することのできるセルカバーを設けることにより、単セル−インターコネクタ間のガスシールの信頼性、耐久性を飛躍的に向上し、ひいては固体酸化物形燃料電池の効率向上が図れる。
本発明のスタック構成方法を示す図。 燃料ガスの流れを矢印で示した図。 酸化剤ガスの流れを矢印で示した図。 本発明を燃料極支持型の単セルで実施する際の例を示した斜視図。 本発明に用いるインターコネクタの例の斜視図。 燃料極支持型平板型固体酸化物形燃料電池セルの断面図。 電解質支持型平板型固体酸化物形燃料電池セルの断面図。 本発明を他の燃料極支持型の単セルで実施する際の例を示した斜視図。 本発明の他のスタック構成方法を示す図。 本発明に用いるセル−インターコネクタ間の荷重を調節する機構の例を示す図。 本発明に用いるセル−インターコネクタ間の荷重を調節する機構の例を示す図。
符号の説明
1 単セル
11 電解質
12 燃料極
13 空気極
14 燃料極集電材
15 空気極集電材
2 インターコネクタ
21 インターコネクタセル接続部
211 凹部
212 凸部
213 ガス給気通路
214 ガス排気通路
22 インターコネクタ給気マニホールド部
23 給気パイプ
24 インターコネクタ排気マニホールド部
25 排気パイプ
3 マニホールドコネクタ
4 シール材
4’ シール材
5 セルカバー
51 嵌合部
52 カバー部
53 開口
81,91 セルスタック
82,92 スタック押さえ板(上面)
83,93 スタック押さえ板(下面)
84,94 ロッド
85 ばね
86,96 ナット
87,97 絶縁スペーサー
88 断熱材
95 伸展棒

Claims (21)

  1. 平板型固体電解質層の表裏面に燃料極と空気極とを配置してなる固体酸化物形燃料電池(SOFC)の平板型単セルと前記単セルに燃料ガスおよび酸化剤ガスをそれぞれの極に給排気する通路を有するインターコネクタとを交互に電気的に接続し、前記ガス給排気のための通路から前記各単セルの各極にそれぞれ、燃料ガスと酸化剤ガスを分配して発電を行う固体酸化物形燃料電池において、前記インターコネクタが単セルの電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部と前述のセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタマニホールド部に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のパイプによって接続されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記インターコネクタの前記インターコネクタ接続部は、一方の面に前記単セルを設置するための凹部を、他方の面に凸部を備え、前記凹部には、前記単セルの燃料極に燃料ガスを供給するガス供給通路および反応後のガスを排出するガス排出通路が設置され、一方前記凸部には、隣接する単セルの空気極に酸化剤ガスを供給するガス供給通路と反応後のガスを排出するガス排出通路が設けられており、前記ガス供給通路およびガス排出通路は前記パイプに接続していることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記パイプはステンレスもしくは耐熱合金製であることを特徴とする請求項1または2記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記パイプの直径は、2〜3mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記パイプの直径は1.5〜2.9mmであることを特徴とする請求項4記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記インターコネクタガスマニホールド部は中空状であり、絶縁性の中空のマニホールドコネクタにより相互に接続可能であり、ガスが導通するガスマニホールドを形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記単セルを設置したインターコネクタセル接続部を相互に積層する際の前記単セル−インターコネクタ間にかかる荷重を任意に調節できる機構を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 各単セルの両電極上にそれぞれ変形可能な集電材を配置したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の固体酸化物形燃料電池。
  9. 前記単セルが、燃料極基板の上に薄膜の固体電解質が配置され、その上に空気極が形成されている燃料極支持型の単セルであって、前記単セルと前記インターコネクタとが、前記単セルの外縁部でシール材によりガスのシールがなされていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の固体酸化物形燃料電池。
  10. 単セルの電気的な接続と単セルへの燃料ガス、酸化剤ガスの給排気を行うためのインターコネクタセル接続部と前述のインターコネクタセル接続部に各ガスを供給するためのインターコネクタマニホールド部に分離されており、このセル接続部とガスマニホールド部が直径1mm以上5mm以下のステンレスもしくは耐熱合金製のパイプによって接続されていることを特徴とするインターコネクタ。
  11. 前記インターコネクタ接続部は、一方の面に前記単セルを設置するための凹部を、他方の面に凸部を備え、前記凹部には、前記単セルの燃料極に燃料ガスを供給するガス供給通路および反応後のガスを排出するガス排出通路が設置され、一方前記凸部には、隣接する単セルの空気極に酸化剤ガスを供給するガス供給通路と反応後のガスを排出するガス排出通路が設けられており、前記ガス供給通路およびガス排出通路は前記パイプに接続していることを特徴とする請求項10記載のインターコネクタ。
  12. 前記パイプはステンレスもしくは耐熱合金製であることを特徴とする請求項10または11記載のインターコネクタ。
  13. 前記パイプの直径は、2〜3mmであることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項記載のインターコネクタ。
  14. 前記パイプの直径は1.5〜2.9mmであることを特徴とする請求項13記載のインターコネクタ。
  15. 前記インターコネクタマニホールド部は中空状であり、絶縁性の中空のマニホールドコネクタにより相互に接続可能であり、ガスが導通するガスマニホールドを形成することを特徴とする請求項10から14のいずれか1項記載のインターコネクタ。
  16. 前記単セルの固体電解質の外縁部上に、さらにシール材が設けられていることを特徴とする請求項9記載の固体電解質形燃料電池。
  17. 前記シール材は前記インタコネクタセル接続部の周縁に嵌合するセルカバーによって固定されていることを特徴とする請求項16記載の固体電解質形燃料電池。
  18. 前記セルカバーは、前記インターコネクタ接続部の周端部に嵌め合わされる嵌合部とこの嵌合部から垂直方向に伸長するカバー部と、前記カバー部の中央に形成された開口とを備えていることを特徴とする請求項17記載の固体電解質形燃料電池。
  19. 前記セルカバーは絶縁性セラミックスからなることを特徴とする請求項17または18記載の固体電解質形燃料電池。
  20. 前記セルカバーはAlを1%〜25%含有する耐熱ステンレス鋼もしくは耐熱合金であることを特徴とする請求項17または18記載の固体電解質形燃料電池。
  21. 前記セルカバーはAlを1%〜10%未満含有するフェライト系ステンレス鋼であることを特徴とする請求項17または18記載の固体電解質形燃料電池。
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