JP2008117328A - 大株主検出支援サーバ、大株主検出支援方法、プログラム、および大株主検出支援システム - Google Patents

大株主検出支援サーバ、大株主検出支援方法、プログラム、および大株主検出支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】任意の株数について、当該株数を超える数の株式を保有する株主を検出することができる大株主検出支援サーバ20を提供する。
【解決手段】本発明の大株主検出支援サーバ20は、所定の銘柄について依頼された集中監視株数から、株主毎に、当該株主が口座を開設している口座管理機関13の個別監視株数を算出してそれぞれの口座管理機関13の口座監視サーバ30へ送信する。それぞれの口座監視サーバ30は、個別監視株数に対応する株主および銘柄の株数を監視し、個別監視株数を超えた株主に関する情報を大株主検出支援サーバ20へ報告する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の銘柄について、所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援するための技術に関する。
株式を上場している企業にとって、機関投資家等による敵対的買収は脅威である。買収の危機に晒されているときにはそれをできるだけ早期に察知して対応策を施すことが必要となる。株主の自主的な申出によらずに企業が自社の株主についての情報を得る方法としては、例えば、大量保有報告書がある。これは、企業の発行済株式の5%以上を取得した株主は5営業日以内にその旨を報告しなければならないという法律に基づくものである。
また、2009年に予定されている株券不発行制度の施行により、上場企業の全ての株式が証券会社などの口座管理機関が備える電子的な口座簿で記録されることとなり、それに伴って発行会社は情報提供請求というサービスを利用することが可能になる。このサービスは、株主を特定する情報を指定することにより、当該株主に関する現在の保有株数その他の情報を振替機関から入手できるというものである。
また、特許文献1には、予め登録された会員の株取引に関するデータを収集し、収集したデータが、会員情報および銘柄の組み合わせ毎に予め定められた条件を満たした場合に、管理者の端末へ警告メッセージを送信する取引所システムが開示されている。
特開2005−339190号公報
ところで、大量保有報告書では、報告が義務付けられている株式の保有割合が明確であるために、敵対的買収をもくろむ者にとっては、発行済み株式の5%未満となるぎりぎりの株数まで買い集め、所定のタイミングで一気に株式を買い増すことができる。そのため、大量保有報告書が株式の発行元に届くころには、既に発行済みの株式の20%が買い集められているような状況に陥る場合がある。
また、情報提供サービスでは、株主を特定する情報を指定する必要があり、特許文献1に開示されている技術では、株取引の監視対象の会員となるためには予め登録されている必要がある。そのため、全く認識していないノーマークの株主については、取引を監視することができないという問題がある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、任意の株数について、当該株数を超える数の株式を保有する株主を検出できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の銘柄について依頼された株数の報告閾値から、全ての株主毎に、当該株主が口座を開設している口座管理機関毎の個別の報告閾値を算出してそれぞれの口座管理機関へ送信することにより、各口座管理機関に、対応する個別の報告閾値を超えた株主に関する情報を報告させる。
例えば、本発明は、所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援する大株主検出支援サーバであって、株主を識別する株主IDに対応付けて、当該株主が開設している口座を管理している口座管理機関の口座管理機関IDを格納する口座DBと、大株主の検出を依頼した依頼元を識別する依頼元IDに対応付けて、株式の銘柄を識別する銘柄IDおよび株数の閾値である集中監視株数を格納する集中監視株数DBと、依頼元ID、銘柄ID、および集中監視株数を含む監視依頼を受信した場合に、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数および銘柄IDを、当該監視依頼に含まれる依頼元IDに対応付けて集中監視株数DBに格納すると共に、株式の銘柄および株主の組み合わせ毎の株数の閾値であって、当該閾値を超える株数を保有している株主を検出したときに、当該株主の株主ID、株数、および当該閾値を超えた株式の銘柄を含む個別超過通知を出力させるための個別監視株数を、口座DBを参照して算出する個別監視株数算出手段と、算出された個別監視株数、当該個別監視株数の算出対象の銘柄の銘柄ID、および当該個別監視株数に該当する株主の株主IDを含む個別監視開始指示を、口座DBを参照して、当該株主IDに対応する株主が開設している口座の口座管理機関へ送信する個別監視開始指示手段と、個別超過通知を受信したか否かを監視し、個別超過通知を受信した場合に、集中監視株数DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応する依頼元IDを抽出し、抽出した依頼元IDに対応する依頼元へ、株主IDおよび株数を通知する個別超過処理を実行する監視通知処理手段とを備えることを特徴とする大株主検出支援サーバを提供する。
本発明によれば、任意の株数について、当該株数を超える数の株式を保有する株主を検出することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る大株主検出支援システム10の構成を示すシステム構成図である。大株主検出支援システム10は、振替機関12に設けられる大株主検出支援サーバ20と、複数の口座管理機関13のそれぞれに設けられる口座監視サーバ30とを備える。
大株主検出支援サーバ20およびそれぞれの口座監視サーバ30は、インターネット等のネットワーク11に接続されている。それぞれの口座監視サーバ30は、ネットワーク11を介して口座監視サーバ30と直接通信するものと、他の口座監視サーバ30を介して大株主検出支援サーバ20と通信するものとがある。
株式の発行元であるそれぞれの発行会社14は、ネットワーク11を介して大株主検出支援サーバ20と通信することができる発行会社端末15を有する。それぞれの発行会社14は、自社内の発行会社端末15を用いて、自社が発行している株式の銘柄を識別する銘柄ID、報告を求める株数の閾値である集中監視株数、および依頼元を識別する依頼元IDを含む監視依頼を、ネットワーク11を介して大株主検出支援サーバ20へ送信することにより、自社の株式を所定数(集中監視株数)以上保有している株主の報告を大株主検出支援サーバ20に依頼する。
大株主検出支援サーバ20は、発行会社端末15を介して受信した監視依頼に含まれる集中監視株数から、全株主のそれぞれについて、当該株主が株取引のための口座を開設している口座管理機関13を特定し、特定した口座管理機関13の数から、それぞれの口座管理機関13に依頼する個別の報告閾値(後述する個別監視株数)を算出する。そして、大株主検出支援サーバ20は、算出した個別監視株数、株主を識別する株主ID、および銘柄IDを含む個別監視開始指示を、それぞれの口座管理機関13の口座監視サーバ30へ送信する。
それぞれの口座監視サーバ30は、顧客が株取引に使用する口座を管理しており、大株主検出支援サーバ20から個別監視開始指示を受信した場合に、当該個別監視開始指示に含まれる株主IDについて、当該個別監視開始指示に含まれる銘柄IDに対応する銘柄が、当該個別監視開始指示に含まれる個別監視株数を超えたか否かの監視を開始する。
いずれかの株主の株数が、対応する個別監視株数を超えた場合、大株主検出支援サーバ20は、当該株主の株主ID、個別監視株数を超えた銘柄の銘柄ID、および現時点の株数を含む個別超過通知を、ネットワーク11を介して大株主検出支援サーバ20へ送信する。
個別超過通知を受けとった大株主検出支援サーバ20は、当該個別超過通知の内容を、報告すべき発行会社14の発行会社端末15へ通知したり、当該個別監視超過通知に含まれる株主IDの株主について、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDの銘柄の株数に関する情報を全ての口座監視サーバ30から収集し、当該株主が有する当該銘柄の株数の合計を算出して、報告すべき発行会社14の発行会社端末15へ通知したりする処理等を行う。
図2は、大株主検出支援サーバ20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。大株主検出支援サーバ20は、個別監視株数算出部200、個別監視株数通知部201、集中監視株数DB202、個別監視株数DB203、口座DB204、監視状態DB205、監視通知処理部206、通知株数DB207、合計株数DB208、および超過口座DB209を備える。
集中監視株数DB202は、例えば図3に示すように、集中監視株数2021および依頼元ID2022を、銘柄ID2020に対応付けて格納する。なお、依頼元IDとは、対応する集中監視株数以上の株数を保有する株主情報を通知する通知先の発行会社14を識別する情報であり、具体的な通知先のアドレスや通知方法等を識別可能な情報である。また、自社の発行株数についての依頼であることが明らかな場合には、依頼元IDを設けずに、銘柄IDから集中監視株数以上の株数を保有する株主情報の通知先等を特定してもよい。
口座DB204は、例えば図4に示すように、株主ID2040毎に、当該株主ID2040に対応する株主が株取引のために開設している口座を管理する口座管理機関13の口座管理機関ID2041を格納する。各口座管理機関13は、新規に口座が開設された場合や、開設されている口座が解約された場合等に、当該口座の情報を大株主検出支援サーバ20に通知し、大株主検出支援サーバ20は、通知された情報に基づいて口座DB204内のデータを更新する。なお、株主IDとは、例えば株主の名称や住所等が対応付けられ、大株主検出支援サーバ20および全ての口座監視サーバ30において、それぞれの株主を識別可能な情報である。
個別監視株数DB203は、例えば図5に示すように、株主ID2030毎に、銘柄ID2031、口座管理機関ID2032、ならびに、株主ID2030および銘柄ID2031の組み合わせに対応する個別監視株数2033を格納する。
監視状態DB205は、例えば図6に示すように、株主ID2050および銘柄ID2051の組み合わせ毎に、当該株主ID2050に対応する株主の、当該銘柄ID2051に対応する銘柄の株数における監視状態を識別する状態ID2052を格納する。
ここで、本実施形態では、例えば図7に示すように、それぞれの株主について、保有銘柄の株数に応じた3つの監視状態が設けられている。状態1は、投資家が保有するそれぞれの口座管理機関13における株数が、対応する個別監視株数よりも少なく、株式を買い増すか否かを静観している状態を示しており、それぞれの口座監視サーバ30によって、例えば1日毎に、該当する投資家の株数の監視が行われる。
状態2は、投資家が株式を買い増している状態を示し、この状態では、それぞれの口座監視サーバ30が、例えば1日間隔で継続的に、該当する投資家の保有株数を大株主検出支援サーバ20へ報告し、大株主検出支援サーバ20が、例えば1日間隔で、当該投資家の、状態2にある銘柄の株数が、対応する集中監視株数以上となったか否かを継続的に監視する。
状態3は、投資家が株式を売却している状態を示し、この状態では、それぞれの口座監視サーバ30が、該当する投資家の保有株数を、例えば1日間隔で継続的に監視する。いずれかの口座管理機関13内の保有株数が増加に転じれば再び状態2に遷移し、そのまま全ての口座管理機関13内の株数が対応する個別監視株数未満となれば再び状態1に遷移する。
図2に戻って説明を続ける。個別監視株数算出部200は、ネットワーク11を介して発行会社端末15から、銘柄ID、集中監視閾値、および依頼元IDを含む監視依頼を受信した場合に、当該監視依頼に含まれる集中監視株数および依頼元IDを、当該監視依頼に含まれる銘柄IDに対応付けて集中監視株数DB202に格納する。
そして、個別監視株数算出部200は、口座DB204を参照して、全ての株主のそれぞれについて、当該株主の口座を管理している口座管理機関13の数を算出し、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数を、算出した口座管理機関13の数で割ることにより、それぞれの口座監視サーバ30における個別監視株数を算出する。
なお、他の例として、個別監視株数算出部200は、口座が株式の売買に利用された頻度や当該口座の平均残高等に応じて、同一株主であっても、口座毎に異なる個別監視株数を算出してもよい。ただし、その場合も、個別監視株数算出部200は、所定の銘柄について、一人の株主に対して算出された複数の個別監視株数の合計が、集中監視株数と同じかそれよりも小さい値になるように、それぞれの個別監視株数を算出する。
そして、個別監視株数算出部200は、算出した個別監視株数を、当該個別監視株数の対象となる株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDに対応付けて個別監視株数DB203に格納すると共に、口座管理機関ID毎に、個別監視株数、株主ID、銘柄ID、および当該口座管理機関IDを個別監視株数通知部201へ送る。
個別監視株数通知部201は、個別監視株数、株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDを個別監視株数算出部200から受信した場合に、受け取った株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、監視状態を状態1とするデータを生成し、生成したデータを監視状態DB205に格納する。
そして、個別監視株数通知部201は、個別監視株数算出部200から受信した個別監視株数、株主ID、および銘柄IDを含む個別監視開始指示を生成し、生成した個別監視開始指示を、個別監視株数算出部200から受信した口座管理機関IDに対応する口座管理機関13の口座監視サーバ30へ、ネットワーク11を介して送信する。
なお、ネットワーク11を介して大株主検出支援サーバ20と直接通信しない口座監視サーバ30へ送信されるデータについては、大株主検出支援サーバ20は、送信先の口座監視サーバ30に対応する口座管理機関IDを、送信すべきデータに付加して送信する。また、他の口座監視サーバ30を介して大株主検出支援サーバ20へデータを送信する口座監視サーバ30は、送信すべきデータに、自身の口座管理機関IDを付加して送信する。
通知株数DB207は、例えば図8に示すように、株主ID2070および銘柄ID2071の組み合わせ毎に、口座監視サーバ30から通知された株数である通知株数2072、当該通知株数2072を通知した口座監視サーバ30の口座管理機関ID2073、および、当該通知株数2072が通知された日時を示す通知日時2074を格納する。本実施形態において、通知日時2074は、大株主検出支援サーバ20が通知株数2072を受信した日時を示す。なお、他の例として、通知日時2074は、それぞれの口座監視サーバ30が通知株数2072を送信した日時であってもよい。
合計株数DB208は、例えば図9に示すように、株主ID2080および銘柄ID2081の組み合わせ毎に、当該組み合わせに対応する株数の合計である合計株数2083および当該合計株数2083の算出日時2082を格納する。超過口座DB209は、例えば図10に示すように、株主ID2090および銘柄ID2091の組み合わせ毎に、当該組み合わせに対応する個別監視株数以上の株数の保有が記録されている口座監視サーバ30の口座管理機関ID2092を格納する。
図2に戻って説明を続ける。監視通知処理部206は、ネットワーク11を介して、いずれかの口座監視サーバ30から、株主ID、銘柄ID、および株数を含む個別超過通知を受信した場合に、口座DB204を参照して、受信した個別超過通知に含まれる株主IDに対応付けられている口座管理機関IDを全て抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座監視サーバ30へ、株主IDおよび銘柄IDを含む集中監視開始指示を送信すると共に、当該集中監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態2を示す値に変更する。
また、監視通知処理部206は、ネットワーク11を介して、集中監視開始指示を送信した口座監視サーバ30から、株主ID、銘柄ID、および株数を含む集中監視通知を受信した場合に、受信した集中監視通知に含まれる株主ID、銘柄ID、口座管理機関ID、および当該集中監視通知を受信した日時に対応付けて、当該集中監視通知に含まれる株数を通知株数として通知株数DB207に格納する。
そして、全ての口座監視サーバ30から集中監視通知を受信した場合、監視通知処理部206は、当該集中監視通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて株数の合計を算出し、算出した合計株数を、株主ID、銘柄ID、および算出日時に対応付けて合計株数DB208に格納する。
そして、監視通知処理部206は、算出した合計の対象の銘柄の集中監視株数を集中監視株数DB202から抽出し、算出した合計株数が、抽出した集中監視株数以上であるか否かを判定する。合計株数が集中監視株数以上である場合、監視通知処理部206は、集中監視株数DB202を参照して、当該集中監視株数に対応する銘柄の監視を依頼してきた発行会社14の発行会社端末15へ、株主に関する情報および依頼された銘柄の合計株数を報告する。
一方、合計株数が集中監視株未満である場合、監視通知処理部206は、集中監視株数DB202および合計株数DB208を参照して、当該集中監視株数または前回算出した合計株数のいずれか少ない方を減少傾向基準株数として選択し、今回の合計株数が、選択した減少傾向基準株数未満か否かを判定する。
今回の合計株数が減少傾向基準株数以上である場合、監視通知処理部206は、合計株数が減少傾向基準株数未満となるまで、受信した集中監視通知から株数の合計を求め、求めた合計株数と対応する集中監視株数を比較する集中監視処理を繰り返す。
今回の合計株数が減少傾向基準株数未満である場合、監視通知処理部206は、当該合計株数に対応する株主IDおよび銘柄IDについて、通知株数DB207を参照し、口座管理機関ID毎に最後に通知された通知株数(最終通知株数)を取得する。そして、監視通知処理部206は、当該口座管理機関ID毎に、株主ID、銘柄ID、口座管理機関ID、および最終通知株数を含む集中監視終了指示を生成し、生成した集中監視終了指示を、対応する口座管理機関IDの口座監視サーバ30へ送信する。
そして、監視通知処理部206は、送信した集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態3を示す値に変更する。そして、監視通知処理部206は、それぞれの集中監視終了指示に含まれる最終通知株数と、個別監視株数DB203内の対応する個別監視株数とを比較し、最終通知株数が個別監視株数以上となっている口座管理機関IDを特定し、特定した口座管理機関IDを、対応する集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDと共に、超過口座DB209に格納する。
ここで、最終通知株数が個別監視株数以上となっている口座管理機関IDが1つもない場合、すなわち、集中監視処理の対象となっていた株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについての株数が、いずれの口座管理機関においても、対応する個別監視株数未満となっている場合、監視通知処理部206は、株主IDおよび銘柄IDを含む個別監視再開指示を生成する。そして、監視通知処理部206は、生成した個別監視再開指示を、当該個別監視株数に対応する口座管理機関の口座監視サーバ30へ送信すると共に、当該個別監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態1を示す値に変更する。
次に、監視通知処理部206は、超過口座DB209内に格納されている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、株主IDおよび銘柄IDを含む最終通知株数超過通知、または、株主IDおよび銘柄IDを含む超過状態解除通知を、いずれかの口座監視サーバ30から受信したか否かを判定する。最終通知株数超過通知を受信した場合、監視通知処理部206は、受信した最終通知株数超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する全ての口座管理機関IDを、口座DB204から抽出する。
そして、監視通知処理部206は、抽出した口座管理機関IDに対応する口座監視サーバ30のそれぞれへ、株主IDおよび銘柄IDを含む集中監視再開指示を送信すると共に、当該集中監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態2を示す値に変更して、当該株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、集中監視処理を再開する。
また、超過状態解除通知を受信した場合、監視通知処理部206は、受信した超過状態解除通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせを超過口座DB209から削除し、当該超過状態解除通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせが超過口座DB209内に残っているか否かを判定する。
当該株主IDおよび銘柄IDの組み合わせが超過口座DB209内に残っていない場合、監視通知処理部206は、個別監視再開指示を生成し、生成した個別監視再開指示を、当該個別監視株数に対応する口座管理機関の口座監視サーバ30へ送信すると共に、当該個別監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態1を示す値に変更する。
次に、口座監視サーバ30の構成について説明する。図11は、口座監視サーバ30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。口座監視サーバ30は、口座監視部31、振替口座DB32、監視状態DB33、個別監視株数DB34、および最終通知株数DB35を備える。
振替口座DB32は、例えば図12に示すように、顧客の株主ID320毎に、当該顧客が保有する株式に関する銘柄ID321および株数322を格納する。顧客が新規に口座を開設した場合、当該口座の情報が振替口座DB32に登録されると共に、大株主検出支援サーバ20に通知される。監視状態DB33は、図6を用いて説明した監視状態DB205と同様のデータ構造を有しているため、説明を省略する。
個別監視株数DB34は、例えば図13に示すように、株主ID340および銘柄ID341の組み合わせ毎に、当該組み合わせに対応する、大株主検出支援サーバ20から通知された個別監視株数342を格納する。最終通知株数DB35は、例えば図14に示すように、株主ID350および銘柄ID351の組み合わせ毎に、当該組み合わせに対応する、大株主検出支援サーバ20から通知された最終通知株数352を格納する。
口座監視部31は、ネットワーク11を介して、大株主検出支援サーバ20から、個別監視開始指示を受信した場合に、受信した個別監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、監視状態を状態1とするデータを生成し、生成したデータを監視状態DB33に格納する。そして、口座監視部31は、受信した個別監視開始指示に含まれる個別監視株数を、当該個別監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応付けて個別監視株数DB34に格納する。
また、監視状態DB33において状態1が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、口座監視部31は、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の株数と個別監視株数DB34内の個別監視株数とを比較し、振替口座DB32内の株数が個別監視株数DB34内の個別監視株数以上である場合に、株主ID、銘柄ID、および株数を含む個別超過通知を作成して大株主検出支援サーバ20へ送信する。
また、大株主検出支援サーバ20から集中監視開始指示を受信した場合、口座監視部31は、当該集中監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB33内の状態IDを、状態2を示す値に変更する。
また、監視状態DB33において状態2が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、口座監視部31は、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の株数を抽出し、抽出した株数、株主ID、および銘柄IDを含む集中監視通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する。
また、株主ID、銘柄ID、および最終通知株数を含む集中監視終了指示を受信した場合、口座監視部31は、当該集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、個別監視株数DB34内の監視状態を状態3に変更すると共に、当該集中監視終了指示に含まれる最終通知株数を、当該当該集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応付けて最終通知株数DB35に格納する。
また、株主IDおよび銘柄IDを含む個別監視再開指示を受信した場合、口座監視部31は、当該個別監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する個別監視株数DB34内の状態IDを、状態1を示す値に変更する。
また、株主IDおよび銘柄IDを含む集中監視再開指示を受信した場合、口座監視部31は、当該集中監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する個別監視株数DB34内の状態IDを、状態2を示す値に変更する。
また、監視状態DB33において状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、口座監視部31は、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の株数と、最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数とを比較する。振替口座DB32内の株数が、最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数以上である場合、口座監視部31は、株数が最終通知株数以上となった株主IDおよび銘柄IDの組み合わせを含む最終通知株数超過通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する。
一方、監視状態DB33において状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、振替口座DB32内の株数が最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数未満である場合、口座監視部31は、当該株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する最終通知株数と個別監視株数とを比較する。
最終通知株数が個別監視株数よりも多い場合、口座監視部31は、振替口座DB32を参照して、現在の株数が個別監視株数未満となったか否かを判定する。現在の株数が個別監視株数未満となった場合、口座監視部31は、株主IDおよび銘柄IDを含む超過状態解除通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する。
次に、大株主検出支援システム10の動作について説明する。図15は、大株主検出支援システム10の状態遷移を説明するための状態遷移図である。
まず、大株主検出支援サーバ20が、発行会社端末15から送信された監視依頼を受信し、当該監視依頼に含まれる集中監視株数に基づいて、それぞれの株主について、口座管理機関13毎の個別監視株数を算出して各口座監視サーバ30へ送信することにより、大株主検出支援システム10は、当該監視依頼に含まれる銘柄IDの銘柄について、状態1へ遷移する(S1)。
状態1では、それぞれの口座監視サーバ30が、顧客の株数と、対応する個別監視株数とを比較する処理を行い、いずれかの顧客の株数が対応する個別監視株数以上となった場合に、口座監視サーバ30は、個別超過通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する。
次に、大株主検出支援サーバ20が、いずれかの口座監視サーバ30から個別超過通知を受信することにより、大株主検出支援システム10は、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDについて、状態2に遷移する(S2)。
状態2では、大株主検出支援サーバ20が、個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDについて、全ての口座監視サーバ30から株数の報告を求め、報告された株数の合計と、対応する銘柄の集中監視株数とを比較し、報告された株数の合計が対応する銘柄の集中監視株数以上である場合に、当該合計株数および当該合計株数を有する株主に関する情報を、対応する銘柄の監視を依頼した発行会社14の発行会社端末15に通知する処理を行う。合計株数が減少傾向を示した場合に、当該減少傾向を示した合計株数の株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、大株主検出支援システム10は、状態3に遷移する(S3)。
状態3では、対象となる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、それぞれの口座監視サーバ30は、状態2において最後に通知した最終通知株数と現在の株数とを比較する処理、および、状態2において最後に通知した最終通知株数が対応する個別監視株数よりも大きい場合に当該個別監視株数と現在の株数とを比較する処理を実行する。
いずれかの口座監視サーバ30において、現在の株数が最終通知株数よりも多いと判定された場合(S4)、大株主検出支援システム10は、再び状態2に遷移する。
一方、状態3の対象となっている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、全ての口座監視サーバ30において、株数が対応する個別監視株数未満となった場合(S5)、大株主検出支援システム10は、再び状態1へ遷移する。
図16から図18は、大株主検出支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。まず、発行会社端末15は、銘柄ID、集中監視株数、および依頼元IDを含む監視依頼を生成して大株主検出支援サーバ20へ送信する(S100)。
大株主検出支援サーバ20内の個別監視株数算出部200は、監視依頼を受信し(S200)、当該監視依頼に含まれる集中監視株数および依頼元IDを、当該監視依頼に含まれる銘柄IDに対応付けて集中監視株数DB202に格納する。
そして、個別監視株数算出部200は、口座DB204を参照して、それぞれの株主について、当該株主の口座を管理している口座監視サーバ30の数を算出し、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数を、算出した口座監視サーバ30の数で割ることにより、それぞれの口座監視サーバ30における個別監視株数を算出する(S201)。
そして、個別監視株数算出部200は、算出した個別監視株数を、当該個別監視株数の対象となる株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDに対応付けて個別監視株数DB203に格納すると共に、口座管理機関ID毎に、個別監視株数、株主ID、銘柄ID、および当該口座管理機関IDを個別監視株数通知部201へ送る。
個別監視株数通知部201は、個別監視株数算出部200から受信した株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、監視状態を状態1とするデータを生成し、生成したデータを監視状態DB205に格納する。そして、個別監視株数通知部201は、個別監視株数算出部200から受信した個別監視株数、株主ID、および銘柄IDを含む個別監視開始指示を生成し、生成した個別監視開始指示を、個別監視株数算出部200から受信した口座管理機関IDに対応する口座管理機関13の口座監視サーバ30へ送信する(S202)。
口座監視サーバ30の口座監視部31は、受信した個別監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、監視状態を状態1とするデータを生成し、生成したデータを監視状態DB33に格納する。そして、口座監視部31は、受信した個別監視開始指示に含まれる個別監視株数を、当該個別監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応付けて個別監視株数DB34に格納する(S300)。
次に、口座監視部31は、監視状態DB33において状態1が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の株数と個別監視株数DB34内の個別監視株数とを比較する(S301)。振替口座DB32内の株数が個別監視株数DB34内の個別監視株数以上である場合(S301:Yes)、口座監視部31は、株主ID、銘柄ID、および株数を含む個別超過通知を作成して大株主検出支援サーバ20へ送信する(S302)。
大株主検出支援サーバ20内の監視通知処理部206は、個別超過通知を受信し(S203)、口座DB204を参照して、受信した個別超過通知に含まれる株主IDに対応付けられている口座管理機関IDを全て抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座監視サーバ30へ、株主IDおよび銘柄IDを含む集中監視開始指示を送信すると共に、当該集中監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態2を示す値に変更する(S204)。
なお、監視通知処理部206は、ステップS203において個別超過通知を受信した時点で、株数および株主IDを、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDの銘柄の監視を依頼した発行会社14へ通知してもよい。この場合、監視通知処理部206は、当該株主IDが開設している口座数等を併せて通知するとよい。これにより、大株主検出支援システム10は、より迅速に、大株主である可能性の高い株主に関する情報を依頼元に通知することができる。
次に、口座監視部31は、集中監視指示を受信し、当該集中監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB33内の状態IDを、状態2を示す値に変更する(S303)。
なお、ステップS302において個別超過通知を送信した口座監視部31は、ステップS303において集中監視開始指示を受信することなく、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB33内の状態IDを、状態2を示す値に変更するようにしてもよい。この場合、監視通知処理部206は、ステップS204において、個別超過通知を送信してきた口座監視サーバ30へは、集中監視開始指示を送信しない。これにより、通信トラフィックを低減することができる。
次に、口座監視部31は、監視状態DB33において状態2が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の株数を抽出し、抽出した株数、株主ID、および銘柄IDを含む集中監視通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する(S304)。
次に、監視通知処理部206は、集中監視通知を受信し、受信した集中監視通知に含まれる株主ID、銘柄ID、口座管理機関ID、および当該集中監視通知を受信した日時に対応付けて、当該集中監視通知に含まれる株数を通知株数として通知株数DB207に格納する(S205)。
そして、状態2にある株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、当該株主IDの株主が口座を開設している全ての口座管理機関13から集中監視通知を受信した場合に、監視通知処理部206は、当該株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに関して合計株数を算出し、算出した合計株数を、株主ID、銘柄ID、および算出日時に対応付けて合計株数DB208に格納する(S206)。
なお、ステップS206において、監視通知処理部206は、算出した合計株数を、対応する株主IDと共に、発行会社端末15に通知してもよい。これにより、大株主検出支援システム10は、大株主になる可能性の高い株主に関する情報をより迅速に依頼元に通知することができる。
そして、監視通知処理部206は、集中監視株数DB202を参照して、算出した合計株数が、当該合計株数の銘柄に対応する集中監視株数以上か否かを判定する(S207)。算出した合計株数が対応する集中監視株数以上である場合(S207:Yes)、監視通知処理部206は、算出した合計株数および当該合計株数を保有している株主の株主IDを、当該合計株数の銘柄の監視を依頼した依頼元の発行会社端末15に通知する(S209)。
一方、算出した合計株数が対応する集中監視株数未満である場合(S207:No)、監視通知処理部206は、集中監視株数DB202および合計株数DB208を参照して、当該集中監視株数または前回算出した合計株数のいずれか少ない方を減少傾向基準株数として選択する(S208)。
なお、他の例として、監視通知処理部206は、前回と前々回の合計株数の平均や、前回までの合計株数の変動に基づいて算出した株数を、集中監視株数と比較して、いずれか少ない方を減少傾向基準株数として算出するようにしてもよい。
次に、監視通知処理部206は、合計株数が減少傾向基準株数未満か否かを判定する(S210)。合計株数が減少傾向基準株数以上である場合(S210:No)、監視通知処理部206は、再びステップS205に示す処理を実行する。
合計株数が減少傾向基準株数未満である場合(S210:Yes)、監視通知処理部206は、当該合計株数に対応する株主IDおよび銘柄IDについて、通知株数DB207を参照し、口座管理機関ID毎に最後に通知された通知株数(最終通知株数)を取得する。
そして、監視通知処理部206は、当該口座管理機関ID毎に、株主ID、銘柄ID、口座管理機関ID、および最終通知株数を含む集中監視終了指示を生成し、生成した集中監視終了指示を、対応する口座管理機関IDの口座監視サーバ30へ送信し、送信した集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態3を示す値に変更する(S211)。
そして、監視通知処理部206は、それぞれの集中監視終了指示に含まれる最終通知株数と、個別監視株数DB203内の対応する個別監視株数とを比較し、最終通知株数が個別監視株数以上となっている口座管理機関IDを特定し、特定した口座管理機関IDを、対応する集中監視終了指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDと共に、超過口座DB209に格納する(S212)。
なお、ステップS212において、最終通知株数が個別監視株数以上となっている口座管理機関IDが1つもない場合、すなわち、集中監視処理の対象となっていた株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについての株数が、いずれの口座管理機関においても、対応する個別監視株数未満となっている場合、監視通知処理部206は、超過口座に関する情報を超過口座DB209に格納しない。
次に、監視通知処理部206は、状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、超過口座DB209内にデータが残っているか否かを判定する(S213)。当該株主IDおよび銘柄IDの組み合わせが超過口座DB209内に残っていない場合(S213:No)、監視通知処理部206は、個別監視再開指示を生成し、生成した個別監視再開指示を、当該個別監視株数に対応する口座管理機関の口座監視サーバ30へ送信すると共に、当該個別監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態1を示す値に変更し(S214)、再びステップS203に示した処理を実行する。
状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせが超過口座DB209内に残っている場合(S213:Yes)、監視通知処理部206は、状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、最終通知株数超過通知を受信したか否かを判定する(S215)。最終通知株数超過通知を受信した場合(S215:Yes)、監視通知処理部206は、受信した最終通知株数超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する口座管理機関IDを、口座DB204から抽出する。
そして、監視通知処理部206は、抽出した口座管理機関IDに対応する口座監視サーバ30のそれぞれへ、株主IDおよび銘柄IDを含む集中監視再開指示を送信すると共に、当該集中監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB205内の状態IDを、状態2を示す値に変更し(S216)、再びステップS205に示した処理を実行する。
最終通知株数超過通知を受信していない場合(S215:No)、監視通知処理部206は、超過解除通知を受信したか否かを判定する(S217)。超過解除通知を受信していない場合(S217:No)、監視通知処理部206は、再びステップS213に示した処理を実行する。
超過解除通知を受信した場合(S217:Yes)、監視通知処理部206は、受信した超過状態解除通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせを超過口座DB209から削除し(S218)、再びステップS213に示した処理を実行する。
ステップS305において、集中監視終了指示を受信した口座監視部31は、当該集中監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、監視状態DB33内の状態IDを、状態3を示す値に変更する(S305)。
そして、口座監視部31は、個別監視再開指示を受信したか否かを判定する(S306)。個別監視再開指示を受信した場合(S306:Yes)、口座監視部31は、当該個別監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する、個別監視株数DB34内の状態IDを、状態1を示す値に変更し、再びステップS301に示した処理を実行する。
個別監視再開指示を受信していない場合(S306:No)、口座監視部31は、状態3が対応付けられている株主IDおよび銘柄IDの組み合わせについて、例えば1日に1回等の所定のタイミングで、振替口座DB32内の現在の株数が、最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数以上か否かを判定する(S307)。
振替口座DB32内の現在の株数が、最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数以上である場合(S307:Yes)、口座監視部31は、株数が最終通知株数以上となった株主IDおよび銘柄IDの組み合わせを含む最終通知株数超過通知を大株主検出支援サーバ20へ送信する(S308)。
そして、口座監視部31は、集中監視再開指示を受信し、当該集中監視再開指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する個別監視株数DB34内の状態IDを、状態2を示す値に変更し(S309)、再びステップ304に示す処理を実行する。
振替口座DB32内の現在の株数が、最終通知株数DB35に格納されている最終通知株数未満である場合(S307:No)、口座監視部31は、対象となっている株主IDおよび銘柄IDについて、最終通知株数が対応する個別監視株数よりも多いか否かを判定する(S310)。最終通知株数が対応する個別監視株数以下である場合(S310:No)、口座監視部31は、再びステップS306に示した処理を実行する。
一方、最終通知株数が対応する個別監視株数よりも多い場合(S310:Yes)、口座監視部31は、振替口座DB32および個別監視株数DB34を参照して、現在の株数が個別監視株数未満か否かを判定する(S311)。現在の株数が個別監視株数以上である場合(S311:No)、口座監視部31は、再びステップS306に示した処理を実行する。
現在の株数が個別監視株数未満である場合(S311:Yes)、口座監視部31は、株主IDおよび銘柄IDを含む超過状態解除通知を大株主検出支援サーバ20へ送信し(S312)、再びステップS306に示した処理を実行する。
図19は、大株主検出支援サーバ20または口座監視サーバ30の機能を実現する情報処理装置40のハードウェア構成を例示するハードウェア構成図である。情報処理装置40は、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random Access Memory)42、ROM(Read Only Memory)43、HDD(Hard Disk Drive)44、通信インターフェイス45、入出力インターフェイス46、およびメディアインターフェイス47を備える。
CPU41は、ROM43またはHDD44に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM43は、情報処理装置40の起動時にCPU41が実行するブートプログラムや、情報処理装置40のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD44は、CPU41が実行するプログラムおよびCPU41が使用するデータ等を格納する。通信インターフェイス45は、ネットワーク11を介して他の機器からデータを受信してCPU41へ送ると共に、CPU41が生成したデータを、ネットワーク11を介して他の機器へ送信する。
CPU41は、入出力インターフェイス46を介して、キーボードやマウス、LCD(Liquid Crystal Display)等の入出力装置を制御する。CPU41は、入出力インターフェイス46を介して、キーボードやマウス等からデータを取得する。また、CPU41は、生成したデータを、入出力インターフェイス46を介してLCD等へ出力する。
メディアインターフェイス47は、記録媒体48に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM42に提供する。RAM42を介してCPU41に提供されるプログラムは、記録媒体48に格納されている。当該プログラムは、記録媒体48から読み出されて、RAM42を介して情報処理装置40にインストールされ、CPU41によって実行される。
情報処理装置40が大株主検出支援サーバ20として機能する場合、HDD44には、集中監視株数DB202、個別監視株数DB203、口座DB204、監視状態DB205、通知株数DB207、合計株数DB208、および超過口座DB209内の各データが格納される。
また、情報処理装置40が口座監視サーバ30として機能する場合、HDD44には、振替口座DB32、監視状態DB33、個別監視株数DB34、および最終通知株数DB35内の各データが格納される。
情報処理装置40が大株主検出支援サーバ20として機能する場合、情報処理装置40にインストールされて実行されるプログラムは、情報処理装置40を、個別監視株数算出部200、個別監視株数通知部201、集中監視株数DB202、個別監視株数DB203、口座DB204、監視状態DB205、監視通知処理部206、通知株数DB207、合計株数DB208、および超過口座DB209として機能させる。
また、情報処理装置40が口座監視サーバ30として機能する場合、情報処理装置40にインストールされて実行されるプログラムは、情報処理装置40を、口座監視サーバ30、口座監視部31、振替口座DB32、監視状態DB33、個別監視株数DB34、および最終通知株数DB35として機能させる。
記録媒体48は、例えばDVD、PD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。情報処理装置40は、これらのプログラムを、記録媒体48から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信媒体を介して、これらのプログラムを取得してもよい。通信媒体とは、ネットワーク11、または、当該ネットワーク11を伝搬するディジタル信号または搬送波を指す。
なお、本実施形態において、大株主検出支援サーバ20または口座監視サーバ30は、1台の情報処理装置40によって実現されるが、他の例として、大株主検出支援サーバ20、口座監視サーバ30、または、大株主検出支援サーバ20および口座監視サーバ30は、複数の情報処理装置40によって実現されていてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本発明の大株主検出支援サーバ20によれば、任意の株数について、当該株数を超える数の株式を保有する株主を検出することができる。
上記において、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の一実施形態に係る大株主検出支援システム10の構成を示すシステム構成図である。 大株主検出支援サーバ20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 集中監視株数DB202に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 口座DB204に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 個別監視株数DB203に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 監視状態DB205に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 それぞれの監視状態の一例を説明するための説明図である。 通知株数DB207に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 合計株数DB208に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 超過口座DB209に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 口座監視サーバ30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 振替口座DB32に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 個別監視株数DB34に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 最終通知株数DB35に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 大株主検出支援システム10の状態遷移を説明するための状態遷移図である。 大株主検出支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。 大株主検出支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。 大株主検出支援システム10の動作の一例を示すフローチャートである。 大株主検出支援サーバ20または口座監視サーバ30の機能を実現する情報処理装置40のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
符号の説明
10・・・大株主検出支援システム、11・・・ネットワーク、12・・・振替機関、13・・・口座管理機関、14・・・発行会社、15・・・発行会社端末、20・・・大株主検出支援サーバ、200・・・個別監視株数算出部、201・・・個別監視株数通知部、202・・・集中監視株数DB、203・・・個別監視株数DB、204・・・口座DB、205・・・監視状態DB、206・・・監視通知処理部、207・・・通知株数DB、208・・・合計株数DB、209・・・超過口座DB、30・・・口座監視サーバ、31・・・口座監視部、32・・・振替口座DB、33・・・監視状態DB、34・・・個別監視株数DB、35・・・最終通知株数DB、40・・・情報処理装置、41・・・CPU、42・・・RAM、43・・・ROM、44・・・HDD、45・・・通信インターフェイス、46・・・入出力インターフェイス、47・・・メディアインターフェイス、48・・・記録媒体

Claims (16)

  1. 所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援する大株主検出支援サーバであって、
    株主を識別する株主IDに対応付けて、当該株主が開設している口座を管理している口座管理機関の口座管理機関IDを格納する口座DBと、
    大株主の検出を依頼した依頼元を識別する依頼元IDに対応付けて、株式の銘柄を識別する銘柄IDおよび株数の閾値である集中監視株数を格納する集中監視株数DBと、
    依頼元ID、銘柄ID、および前記集中監視株数を含む監視依頼を受信した場合に、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数および銘柄IDを、当該監視依頼に含まれる依頼元IDに対応付けて前記集中監視株数DBに格納すると共に、株式の銘柄および株主の組み合わせ毎の株数の閾値であって、当該閾値を超える株数を保有している株主を検出したときに、当該株主の株主ID、株数、および当該閾値を超えた株式の銘柄を含む個別超過通知を出力させるための個別監視株数を、前記口座DBを参照して算出する個別監視株数算出手段と、
    算出された個別監視株数、当該個別監視株数の算出対象の銘柄の銘柄ID、および当該個別監視株数に該当する株主の株主IDを含む個別監視開始指示を、前記口座DBを参照して、当該株主IDに対応する株主が開設している口座の口座管理機関へ送信する個別監視開始指示手段と、
    前記個別超過通知を受信したか否かを監視し、前記個別超過通知を受信した場合に、前記集中監視株数DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応する依頼元IDを抽出し、抽出した依頼元IDに対応する依頼元へ、株主IDおよび株数を通知する個別超過処理を実行する監視通知処理手段と
    を備えることを特徴とする大株主検出支援サーバ。
  2. 請求項1に記載の大株主検出支援サーバであって、
    前記個別監視株数算出手段は、
    前記口座DBを参照して、株主毎の口座数を算出し、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数を、算出した口座数で割ることにより、株主毎の個別監視株数を算出すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  3. 請求項1または2に記載の大株主検出支援サーバであって、
    前記監視通知処理手段は、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した場合に、前記口座DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる株主IDに対応する口座管理機関IDを全て抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座管理機関へ、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する株数の報告を求め、報告された株数の合計を算出し、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  4. 請求項1または2に記載の大株主検出支援サーバであって、
    前記監視通知処理手段は、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した場合に、前記口座DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる株主IDに対応する口座管理機関IDを全て抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座管理機関へ、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する株数の報告を求め、報告された株数の合計を算出し、算出した株数の合計が当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている集中監視株数以上である場合には、当該集中監視株数に対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  5. 請求項4に記載の大株主検出支援サーバであって、
    前記監視通知処理手段は、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した後に、算出した株数の合計が減少傾向を示すまで、所定のタイミングで、口座管理機関から報告される株数の合計を算出する処理、および、算出した株数の合計が当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている集中監視株数以上である場合には、当該集中監視株数に対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知する処理を繰り返す集中監視処理を実行すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  6. 請求項5に記載の大株主検出支援サーバであって、
    前記監視通知処理手段は、
    今回算出した株数の合計が、前回算出した株数の合計または対応する集中監視株数のいずれか少ない方を下回った場合に、算出した株数の合計が減少傾向を示したと判定すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  7. 請求項5または6に記載の大株主検出支援サーバであって、
    口座管理機関から報告された株数を、銘柄ID、株主ID、および当該株数を報告した口座管理機関の口座管理機関IDに対応付けて格納する通知株数DBと、
    個別監視株数を、株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDに対応付けて格納する個別監視株数DBと、
    株数が個別監視株数を超過している口座管理機関の口座管理機関IDを、株主IDおよび銘柄IDに対応付けて格納する超過口座DBと
    をさらに備え、
    前記個別監視株数算出手段は、さらに、
    算出した個別監視株数を、株主IDおよび銘柄IDに対応付けて前記個別監視株数DBに格納し、
    前記監視通知処理手段は、さらに、
    口座管理機関から報告された株数を、当該株数を報告した口座管理機関の口座管理機関IDに対応付けて前記通知株数DBに格納し、
    算出した株数の合計が減少傾向を示した場合に、前記通知株数DBおよび前記個別監視株数DBを参照して、当該減少傾向を示した株数に対応する株主IDおよび銘柄IDについて、株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在するか否かを判定し、
    株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在しない場合に、前記個別超過処理を実行し、
    株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在する場合に、当該口座管理機関の口座管理機関IDを、株主IDおよび銘柄IDに対応付けて前記超過口座DBに格納し、前記通知株数DB内の株数を最終通知株数として対応する口座管理機関へ通知し、
    監視対象の株主IDおよび銘柄IDについて株数が前記最終通知株数以上となった旨を示す集中監視再開指示を口座管理機関から受信した場合に、前記集中監視処理を再開し、
    株数が個別監視株数未満となった旨を示す通知であって、株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDを含む超過状態解除通知を口座管理機関から受信した場合に、当該超過状態解除通知に含まれる株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDの組を前記超過口座DBから削除し、
    超過口座DBから全て削除された株主IDおよび銘柄IDの組について、前記個別超過監視処理を再開すること
    を特徴とする大株主検出支援サーバ。
  8. 所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援する大株主検出支援サーバにおける大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援サーバは、
    依頼元を識別する依頼元ID、株式の銘柄を識別する銘柄ID、および株数の閾値である集中監視株数を含む監視依頼を受信した場合に、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数および銘柄IDを、当該監視依頼に含まれる依頼元IDに対応付けて集中監視株数DBに格納すると共に、株式の銘柄および株主の組み合わせ毎の株数の閾値であって、当該閾値を超える株数を保有している株主を検出したときに、当該株主の株主ID、株数、および当該閾値を超えた株式の銘柄を含む個別超過通知を出力させるための個別監視株数を、株主を識別する株主ID毎に、当該株主が開設している口座を管理している口座管理機関の口座管理機関IDを格納する口座DBを参照して算出する個別監視株数算出ステップと、
    算出された個別監視株数、当該個別監視株数の算出対象の株式の銘柄ID、および当該個別監視株数に該当する株主の株主IDを含む個別監視開始指示を、前記口座DBを参照して、当該株主IDに対応する株主が開設している口座の口座管理機関へ送信する個別監視開始指示ステップと、
    前記個別超過通知を受信したか否かを監視し、前記個別超過通知を受信した場合に、前記集中監視株数DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応する依頼元IDを抽出し、抽出した依頼元IDに対応する依頼元へ、株主IDおよび株数を通知する個別超過処理を実行する監視通知処理ステップと
    を実行することを特徴とする大株主検出支援方法。
  9. 請求項8に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記個別監視株数算出ステップにおいて、
    前記口座DBを参照して、株主毎の口座数を算出し、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数を、算出した口座数で割ることにより、株主毎の個別監視株数を算出すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  10. 請求項8または9に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記監視通知処理ステップにおいて、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した場合に、前記口座DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる株主IDに対応する口座管理機関IDを抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座管理機関へ、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する株数の報告を求め、報告された株数の合計を算出し、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  11. 請求項8または9に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記監視通知処理ステップにおいて、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した場合に、前記口座DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる株主IDに対応する口座管理機関IDを抽出し、抽出した口座管理機関IDに対応する口座管理機関へ、当該個別超過通知に含まれる株主IDおよび銘柄IDの組み合わせに対応する株数の報告を求め、報告された株数の合計を算出し、算出した株数の合計が当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている集中監視株数以上である場合には、当該集中監視株数に対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  12. 請求項11に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記監視通知処理ステップにおいて、さらに、
    前記個別超過通知を口座管理機関から受信した後に、算出した株数の合計が減少傾向を示すまで、所定のタイミングで、口座管理機関から報告される株数の合計を算出する処理、および、算出した株数の合計が当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている集中監視株数以上である場合には、当該集中監視株数に対応付けられて前記集中監視株数DBに格納されている依頼元IDに対応する依頼元へ、算出した株数の合計を示す情報および株主IDを通知する処理を繰り返す集中監視処理を実行すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  13. 請求項12に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記監視通知処理ステップにおいて、
    今回算出した株数の合計が、前回算出した株数の合計または対応する集中監視株数のいずれか少ない方を下回った場合に、算出した株数の合計が減少傾向を示したと判定すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  14. 請求項12または13に記載の大株主検出支援方法であって、
    前記大株主検出支援装置は、前記個別監視株数算出ステップにおいて、さらに、
    算出した個別監視株数を、株主IDおよび銘柄IDに対応付けて個別監視株数DBに格納し、
    前記監視通知処理ステップにおいて、さらに、
    口座管理機関から報告された株数を、当該株数を報告した口座管理機関の口座管理機関IDに対応付けて通知株数DBに格納し、
    算出した株数の合計が減少傾向を示した場合に、前記通知株数DBおよび前記個別監視株数DBを参照して、当該減少傾向を示した株数に対応する株主IDおよび銘柄IDについて、株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在するか否かを判定し、
    株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在しない場合に、前記個別超過処理を実行し、
    株数が個別監視株数を超過している口座管理機関が存在する場合に、当該口座管理機関の口座管理機関IDを、株主IDおよび銘柄IDに対応付けて超過口座DBに格納し、前記通知株数DB内の株数を最終通知株数として対応する口座管理機関へ通知し、
    監視対象の株主IDおよび銘柄IDについて株数が前記最終通知株数以上となった旨を示す集中監視再開指示を口座管理機関から受信した場合に、前記集中監視処理を再開し、
    株数が個別監視株数未満となった旨を示す超過状態解除通知を口座管理機関から受信した場合に、当該超過状態解除通知の対象となる株主ID、銘柄ID、および口座管理機関IDの組を前記超過口座DBから削除し、
    超過口座DBから全て削除された株主IDおよび銘柄IDの組について、前記個別超過監視処理を再開すること
    を特徴とする大株主検出支援方法。
  15. コンピュータを、所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援する大株主検出支援サーバとして機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    株主を識別する株主IDに対応付けて、当該株主が開設している口座を管理している口座管理機関の口座管理機関IDを格納する口座DB、
    大株主の検出を依頼した依頼元を識別する依頼元IDに対応付けて、株式の銘柄を識別する銘柄IDおよび株数の閾値である集中監視株数を格納する集中監視株数DB、
    依頼元ID、銘柄ID、および前記集中監視株数を含む監視依頼を受信した場合に、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数および銘柄IDを、当該監視依頼に含まれる依頼元IDに対応付けて前記集中監視株数DBに格納すると共に、株式の銘柄および株主の組み合わせ毎の株数の閾値であって、当該閾値を超える株数を保有している株主を検出したときに、当該株主の株主ID、株数、および当該閾値を超えた株式の銘柄を含む個別超過通知を出力させるための個別監視株数を、前記口座DBを参照して算出する個別監視株数算出手段、
    算出された個別監視株数、当該個別監視株数の算出対象の銘柄の銘柄ID、および当該個別監視株数に該当する株主の株主IDを含む個別監視開始指示を、前記口座DBを参照して、当該株主IDに対応する株主が開設している口座の口座管理機関へ送信する個別監視開始指示手段、および
    前記個別超過通知を受信したか否かを監視し、前記個別超過通知を受信した場合に、前記集中監視株数DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応する依頼元IDを抽出し、抽出した依頼元IDに対応する依頼元へ、株主IDおよび株数を通知する個別超過処理を実行する監視通知処理手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  16. 所定数以上の株式を保有する大株主の検出を支援する大株主検出支援システムであって、
    振替機関に設けられる大株主検出支援サーバと、
    口座管理機関に設けられ、顧客の口座を監視する口座監視サーバと
    を備え、
    前記大株主検出支援サーバは、
    株主を識別する株主IDに対応付けて、当該株主が開設している口座を管理している口座管理機関の口座管理機関IDを格納する口座DBと、
    大株主の検出を依頼した依頼元を識別する依頼元IDに対応付けて、株式の銘柄を識別する銘柄IDおよび株数の閾値である集中監視株数を格納する集中監視株数DBと、
    依頼元ID、銘柄ID、および前記集中監視株数を含む監視依頼を受信した場合に、受信した監視依頼に含まれる集中監視株数および銘柄IDを、当該監視依頼に含まれる依頼元IDに対応付けて前記集中監視株数DBに格納すると共に、株式の銘柄および株主の組み合わせ毎の株数の閾値であって、当該閾値を超える株数を保有している株主を検出したときに、当該株主の株主ID、株数、および当該閾値を超えた株式の銘柄を含む個別超過通知を出力させるための個別監視株数を、前記口座DBを参照して算出する個別監視株数算出手段と、
    算出された個別監視株数、当該個別監視株数の算出対象の銘柄の銘柄ID、および当該個別監視株数に該当する株主の株主IDを含む個別監視開始指示を、前記口座DBを参照して、当該株主IDに対応する株主が開設している口座の口座管理機関へ送信する個別監視開始指示手段と、
    前記個別超過通知を受信したか否かを監視し、前記個別超過通知を受信した場合に、前記集中監視株数DBを参照して、当該個別超過通知に含まれる銘柄IDに対応する依頼元IDを抽出し、抽出した依頼元IDに対応する依頼元へ、株主IDおよび株数を通知する個別超過処理を実行する監視通知処理手段と
    を有し、
    前記口座監視サーバは、
    株主IDおよび銘柄ID毎に、当該株主IDに対応する顧客の株数を格納する振替口座DBと、
    株主IDおよび銘柄ID毎に、個別監視株数を格納する口座管理機関側個別監視株数DBと、
    前記大株主検出支援サーバから前記個別監視開始指示を受信した場合に、受信した個別監視開始指示に含まれる株主IDおよび銘柄IDに対応付けて、当該個別監視開始指示に含まれる個別監視株数を前記口座管理機関側個別監視株数DBに格納し、前記口座管理機関側個別監視株数DBに格納されている個別監視株数を超える株数が前記振替口座DBに格納されているならば、当該個別監視株数を超える株数、当該株数に対応付けられている株主ID、および銘柄IDを含む個別超過通知を前記大株主検出サーバへ送信する口座監視手段と
    を有することを特徴とする大株主検出支援システム。
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