JP2009230275A - 株式銘柄通知装置、株式銘柄通知方法、および株式銘柄抽出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの株式取引における利便性を向上させる。
【解決手段】ユーザ支援装置100は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報と、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標および指標値の状態に関する指定条件を保持する。ユーザ支援装置100は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移にしたがって、テクニカル指標の指標値を各株式銘柄についてそれぞれ算出し、指標値の状態が指定条件を満たす株式銘柄を特定してユーザ端末700に通知する。
【選択図】図15
【解決手段】ユーザ支援装置100は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報と、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標および指標値の状態に関する指定条件を保持する。ユーザ支援装置100は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移にしたがって、テクニカル指標の指標値を各株式銘柄についてそれぞれ算出し、指標値の状態が指定条件を満たす株式銘柄を特定してユーザ端末700に通知する。
【選択図】図15
Description
この発明は、データ処理技術に関し、特に、複数の株式銘柄の中から特定の株式銘柄を抽出する株式銘柄抽出方法、および抽出した株式銘柄をユーザに通知する株式銘柄通知装置と株式銘柄通知方法に関する。
ITの発展に伴い、株式取引に関する様々なオンラインサービスがユーザに提供されている。本出願人は、ユーザが指定した特定の株式銘柄が所定の条件を満たした場合に、その株式銘柄をユーザに通知するサービスを提供する取引システムを提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−279809号公報
株式を取引するユーザは、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標に着目し、その指標値が特定の状態になった株式銘柄を購入または売却することがある。このような場合、指定した株式銘柄の指標値を監視するサービスを利用することがあった。しかしながら、従来のサービスでは、監視対象の株式銘柄をユーザがあらかじめ指定しておく必要があった。したがって、ユーザに通知される株式銘柄は、当該ユーザにより指定された株式銘柄に限定され、ユーザの株式取引における利便性を低下させることがあった。
本発明は、本発明者の上記着目に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ユーザの株式取引における利便性を向上させる技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の株式銘柄通知装置は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報を保持する推移情報保持部と、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標および指標値の状態に関する指定条件を保持する条件保持部と、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移にしたがって、テクニカル指標の指標値を各株式銘柄についてそれぞれ算出する指標値算出部と、指標値算出部において算出された指標値の状態が指定条件を満たす株式銘柄を特定する銘柄特定部と、銘柄特定部において特定された株式銘柄をユーザに通知する銘柄通知部と、を備える。
本発明の別の態様は、株式銘柄通知方法である。この方法は、プロセッサとメモリとを有するコンピュータを用いた株式銘柄通知方法であって、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報をメモリに保持するステップと、メモリに保持された取引状態の推移を示す情報を参照して、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標の指標値を複数の株式銘柄それぞれについて算出するステップと、算出された指標値が所定の状態である株式銘柄を特定するステップと、特定された株式銘柄をユーザに通知するステップと、をプロセッサに実行せしめる。
本発明のさらに別の態様は、株式銘柄抽出方法である。この方法は、プロセッサとメモリとを有するコンピュータを用いた株式銘柄抽出方法であって、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報をメモリに保持するステップと、特定の株式銘柄を指定しない条件であって、取引状態の推移が特定の振る舞いを示すか否かに関する条件を用い、メモリに保持された取引状態の推移を示す情報を参照して、複数の株式銘柄の中から条件を満たす株式銘柄を抽出するステップと、をプロセッサに実行せしめる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ユーザの株式取引における利便性を向上できる。
図1は、証券会社システムの構成を示す。証券会社システム10は、社外通信網910を介して、ユーザ端末700で総称されるAユーザ携帯端末700a、Bユーザ携帯端末700b、AユーザPC端末700c、およびCユーザPC端末700dとに接続されている。ユーザ端末700は、ウェブブラウザを搭載したウェブクライアントであり、典型的には携帯電話やPDA、パソコン等である。ユーザは、ユーザ端末700を操作して、証券会社システム10にアクセスし、所望の情報を参照し、または株式の売買注文をする。
また、証券会社システム10は、社外通信網920を介して、取引所システム800および相場報道システム810とに接続されている。証券会社システム10は、ユーザ端末700から株式の売買注文を受け付けて、取引所システム800に対して売買注文を実行する。また、証券会社システム10は、相場報道システム810から複数の株式銘柄についての株式情報を取得して、ユーザ端末700に株式情報を提供する。
証券会社システム10においては、社内通信網900を介して、ユーザ支援装置100で総称されるユーザ支援装置X100aおよびユーザ支援装置Y100bと、対応管理装置200と、注文管理装置300と、正系株式情報管理装置400と、副系株式情報管理装置500と、株式情報比較装置600とが接続されている。社内通信網900、社外通信網910、および社外通信網920には、LAN(Local Area Network)・WAN(Wide Area Network)・インターネット等、様々な通信手段が含まれる。以下では単に「通信網」と総称することとする。
本明細書では、本発明の第1の実施の形態として、証券会社システム10に保持されている口座情報をユーザ端末700に提供するユーザ支援システムを提案する。また、第2の実施の形態として、相場報道システム810から送信される株式情報を保持する株式情報管理システムを提案する。また、第3の実施の形態として、複数の株式銘柄の中から特定の株式銘柄を抽出する株式銘柄通知システムを提案する。
(第1の実施の形態)
複数のユーザそれぞれから口座情報の照会要求を受け付けて、各ユーザに口座情報を提供するシステムにおいては、口座情報のマスタデータを保持するデータベースサーバにアクセスが集中してしまうことがあった。この結果、データベースサーバが、情報照会処理における性能のボトルネックとなり、ユーザは情報照会を要求してからその結果を受け取るまでに長時間待つ必要があり、ユーザの利便性を低下させることがあった。
複数のユーザそれぞれから口座情報の照会要求を受け付けて、各ユーザに口座情報を提供するシステムにおいては、口座情報のマスタデータを保持するデータベースサーバにアクセスが集中してしまうことがあった。この結果、データベースサーバが、情報照会処理における性能のボトルネックとなり、ユーザは情報照会を要求してからその結果を受け取るまでに長時間待つ必要があり、ユーザの利便性を低下させることがあった。
本実施の形態では、ユーザのアクセスをまず受け付けるウェブサーバ側にマスタデータのコピーデータを配置する。これにより、ユーザからの情報照会に対する処理をウェブサーバ内で完了できる。また、データベースサーバが保持するマスタデータと、各ウェブサーバが保持するコピーデータとをそれぞれ対応づけることで、各ウェブサーバが保持するコピーデータのデータ量を低減できる。
図2は、第1の実施の形態におけるユーザ支援システムの構成を示す。ユーザ支援システム20においては、ユーザ支援装置100と、対応管理装置200と、注文管理装置300と、ユーザ端末700とが通信網を介して接続されている。
注文管理装置300は、株式売買を指定する注文情報をユーザ端末700から受信して、図1の取引所システム800にその注文情報を送信し、取引所システム800からその取引結果を受信する。注文管理装置300は、また、データベースソフトウェアを搭載するデータベースサーバであり、口座情報のマスタデータを保持するマスタ保持部302を備える。注文管理装置300は、注文情報や取引結果に応じてマスタ保持部302のマスタデータを更新する。ここでは、マスタ保持部302には、Aユーザ、Bユーザ、およびCユーザの口座情報のマスタデータが保持されている。
図3は、口座情報のデータ構造を示す。口座情報における支店番号および口座番号は、各ユーザの口座情報を一意に特定するためのキー情報である。また、口座番号「1111」のレコードはAユーザの口座情報、また口座番号「2222」のレコードはBユーザの口座情報、また口座番号「3333」のレコードはCユーザの口座情報である。マスタ保持部302は、口座情報を不揮発性のハードディスクに保持する。図2に戻る。
このユーザ支援システム20において、口座情報を参照したいユーザは、ユーザ端末700で表示されるウェブ画面において支店番号、口座番号を指定してユーザ支援装置100にアクセスする。その結果、ユーザ端末700は、口座残高、保有株式銘柄、保有株式数が含まれる画面データをユーザ支援装置100から受信して表示端末に表示する。
ユーザ支援装置100は、ユーザ端末700に対して口座情報を含むウェブページを提供するウェブサーバである。ユーザ支援装置X100aは、携帯端末からのアクセスを受け付けるウェブサーバであり、Aユーザ携帯端末700aおよびBユーザ携帯端末700bに対してウェブページを提供する。また、ユーザ支援装置Y100bは、PC端末からのアクセスを受け付けるウェブページであり、AユーザPC端末700cおよびCユーザPC端末700dに対してウェブページを提供する。
また、ユーザ支援装置100は、注文管理装置300においてマスタデータとして保持されている口座情報であって、自サーバにアクセスするユーザに対応づけられた口座情報のコピーデータを保持する。すなわち、ユーザ支援装置X100aは、AユーザおよびBユーザに対応づけられた口座情報のコピーデータを保持し、ユーザ支援装置Y100bは、AユーザおよびCユーザに対応づけられたコピーデータを保持する。
対応管理装置200は、注文管理装置300において保持されているマスタデータと、ユーザ支援装置100において保持されているコピーデータとを対応づけるための対応情報を管理する。対応情報のデータ構造については後述する。
図4は、図2のユーザ支援装置100の機能構成を示すブロック図である。本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところであり、これらのいずれかに限定されるものではない。
また、本明細書の各装置においては、当該装置を効率よく利用するための機能および環境を提供して当該装置の全体を統括的に制御するオペレーションシステム(以下、「OS」と呼ぶ。)が実行されている。かかるOSによってブロック図の各機能ブロックが動作させられることにより、複数のソフトウェアが実行される。
ユーザ支援装置100は、コピー保持部102と、参照要求受信部104と、コピー送信部106と、マスタ取得部108と、マスタ送信部110と、コピー更新部112と、更新情報受信部114と、更新要求受信部116と、更新情報送信部118と、更新結果送信部120とを備える。
コピー保持部102は、自サーバにアクセスするユーザの口座情報であって、マスタ保持部302に保持されるマスタデータのコピーデータを保持する。図5(a)は、ユーザ支援装置X100aが保持するコピーデータの構造を示す。同図は、AユーザおよびBユーザのコピーデータを示している。また、図5(b)は、ユーザ支援装置Y100bが保持するコピーデータの構造を示す。同図は、AユーザおよびCユーザのコピーデータを示している。コピーデータにおけるユーザIDは、各ユーザ支援装置100においてコピーデータを特定するためのキー情報である。
また、コピー保持部102は、揮発性のメインメモリにコピーデータを保持する。例えば、JAVA(登録商標)のハッシュテーブルオブジェクトの中に、各ユーザの口座情報を保持する複数のJAVA(登録商標)オブジェクトを保持してもよい。
また、各ユーザのコピーデータを特定するためのキー情報は、ここではユーザ名とするが、ユーザ支援装置100にアクセスしているユーザを一意に特定できる情報であればよい。例えば、ユーザ端末700〜ユーザ支援装置100間のHTTPセッションIDでもよく、ユーザの電話番号でもよく、またはユーザの口座を特定するための支店番号および口座番号でもよい。図4に戻る。
参照要求受信部104は、口座情報の参照を要求するユーザ(以下、「参照要求ユーザ」と呼ぶ。)のユーザ端末700から口座情報の参照要求データを受信する。この参照要求データには、ユーザ名と、ユーザの口座を特定するための支店番号と口座番号とが指定される。参照要求受信部104は、コピー保持部102を参照して、参照要求ユーザのコピーデータが存在するときには、後述するコピー送信部106に参照要求データを処理させる。また、参照要求ユーザのコピーデータが存在しないときには、後述するマスタ取得部108に参照要求データを処理させる。
コピー送信部106は、コピー保持部102から参照要求ユーザのコピーデータを取得して、ユーザ端末700にコピーデータを送信する。これにより、参照要求ユーザのユーザ端末700には、口座情報が表示される。
マスタ取得部108は、参照要求ユーザのマスタデータの取得要求データを対応管理装置200に送信する。この取得要求データでは、ユーザ支援装置名と、ユーザ名と、支店番号と、口座番号とが指定される。マスタ取得部108は、対応管理装置200から参照要求ユーザのマスタデータを取得すると、そのマスタデータをマスタ送信部110およびコピー更新部112に通知する。
マスタ送信部110は、マスタ取得部108において取得された参照要求ユーザのマスタデータをユーザ端末700に送信する。これにより、参照要求ユーザのユーザ端末700には、口座情報が表示される。
コピー更新部112は、マスタ取得部108において取得された参照要求ユーザのマスタデータをコピー保持部102に記録することにより、参照要求ユーザのコピーデータを生成する。したがって、この参照要求ユーザから再度アクセスされた際には、当該ユーザのコピーデータがコピー保持部102に保持されていることになる。
更新情報受信部114は、注文管理装置300においてユーザのマスタデータが更新され、かつ、その更新の確定前に、マスタデータの更新データとユーザ名とを対応管理装置200から受信する。更新情報受信部114は、受信したユーザ名および更新データをコピー更新部112に通知する。
このときコピー更新部112は、通知されたユーザ名によりコピーデータを特定して、通知された更新データにより当該コピーデータを更新する。コピー更新部112は、既知の技術であるトランザクションエージェントの機能を有する。すなわち、コピー更新部112は、コピーデータの更新を未確定の状態に維持して、コピーデータの更新の成功を対応管理装置200に通知する。コピー更新部112は、対応管理装置200から更新の確定を指示するデータが通知されたとき、コピーデータの更新を確定する。
更新要求受信部116は、例えばユーザが株式売買を注文するとき、ユーザ端末700から口座情報の更新要求データを受信する。口座情報の更新を要求するユーザを、以下「更新要求ユーザ」と呼ぶことにする。この更新要求データには、ユーザ名と、口座残高や保有株式銘柄や保有株式数に対する更新データが含まれる。このときコピー更新部112は、更新要求データのユーザ名によりコピーデータを特定して、当該コピーデータを更新データにより更新する。かつ、更新要求受信部116はその更新を未確定の状態に維持する。
更新情報送信部118は、注文管理装置300のマスタデータに更新データを反映するために、ユーザ名および更新データを含む更新要求データを対応管理装置200に送信する。対応管理装置200から更新の確定を指示するデータが通知されたとき、コピー更新部112は、コピーデータの更新を確定する。
更新結果送信部120は、コピー更新部112によりコピーデータの更新が確定された後、更新の成功を示すデータをユーザ端末700に送信する。これにより、更新要求ユーザのユーザ端末700には、口座情報の更新成功が表示される。また、ユーザ端末700に更新成功が表示されたときには、マスタデータおよびコピーデータの更新も成功していることが保証される。図2に戻る。
図6は、図2の対応管理装置200の機能構成を示すブロック図である。対応管理装置200は、対応情報保持部202と、更新情報受信部204と、更新情報送信部206と、同期処理部208と、取得要求受信部210と、マスタ取得部212と、マスタ送信部214と、対応情報更新部216とを備える。
対応情報保持部202は、注文管理装置300のマスタデータと、ユーザ支援装置100のコピーデータとを対応づけるための対応情報を保持する。図7は、対応情報のデータ構造を示す。対応情報のユーザ支援装置IDおよびユーザIDは、ユーザ支援装置100のコピーデータのキー情報であり、また支店番号および口座番号は、注文管理装置300のマスタデータのキー情報である。すなわち、対応情報は、コピーデータのキー情報とマスタデータのキー情報との対応関係を示す情報である。
更新情報受信部204は、ユーザ支援装置100からコピーデータのキー情報と未確定の状態の更新データとを受信する。また、更新情報受信部204は、注文管理装置300からマスタデータのキー情報と未確定の状態の更新データとを受信する。コピーデータのキー情報は、ここではユーザ支援装置名およびユーザ名であり、マスタデータのキー情報は、ここでは支店番号および口座番号である。
更新情報送信部206は、更新情報受信部204においてコピーデータのキー情報と更新データとが受信されたとき、対応情報保持部202の対応情報を参照して、コピーデータのキー情報に対応づけられているマスタデータのキー情報を取得する。続いて、更新情報送信部206は、注文管理装置300に対してマスタデータのキー情報と更新データとを送信する。これにより、コピーデータの更新をマスタデータに反映させる。なお、注文管理装置300でのマスタデータの更新処理は未確定の状態に維持される。
また、更新情報送信部206は、更新情報受信部204においてマスタデータのキー情報と更新データとが受信されたとき、対応情報保持部202の対応情報を参照して、マスタデータのキー情報に対応づけられているコピーデータのキー情報を取得する。続いて、更新情報送信部206は、ユーザ支援装置100に対してコピーデータのキー情報と更新データとを送信する。これにより、マスタデータの更新をコピーデータに反映させる。なお、ユーザ支援装置100でのコピーデータの更新処理は未確定の状態に維持される。
同期処理部208は、既知の技術であるトランザクションマネージャーの機能を有し、ユーザ支援装置100および注文管理装置300のトランザクションエージェントに対して、トランザクションの制御を指示する。具体的には、ユーザ支援装置100からコピーデータの更新成功が通知され、また、注文管理装置300からマスタデータの更新成功が通知されたことを条件として、コピー更新部112および注文管理装置300に対し更新確定の指示データを送信する。ユーザ支援装置100または注文管理装置300の少なくとも一方から、更新の失敗が通知された場合には、更新取り消しの指示データを送信する。
取得要求受信部210は、ユーザ支援装置100のマスタ取得部108からマスタデータの取得要求データを受信する。マスタ取得部212は、取得要求データにおいて指定された支店番号および口座番号により特定されるマスタデータを注文管理装置300から取得して、マスタ送信部214および対応情報更新部216に通知する。マスタ送信部214は、マスタ取得部212において取得されたマスタデータを取得要求データの送信元のユーザ支援装置100に送信する。
対応情報更新部216は、取得要求データの送信元であるユーザ支援装置名と、ユーザ名と、支店番号と、口座番号とを対応づけて対応情報保持部202に記録する。これにより、参照要求ユーザのマスタデータが以後更新されると、更新情報受信部204および更新情報送信部206を介して、マスタデータの更新がコピーデータに反映される。
以上の構成による動作を以下説明する。
図8は、ユーザ支援システム20における各装置間の相互作用を示すシーケンス図である。同図は、Aユーザが口座情報を参照および更新する場合であって、ユーザ支援装置X100aにAユーザのコピーデータが存在しない場合の相互作用を示している。Aユーザ携帯端末700aは、ユーザ支援装置X100aに対して口座情報の参照を要求する(S2)。ユーザ支援装置X100aは、Aユーザのコピーデータが存在しないため、対応管理装置200に対してマスタデータの取得を要求する(S4)。
図8は、ユーザ支援システム20における各装置間の相互作用を示すシーケンス図である。同図は、Aユーザが口座情報を参照および更新する場合であって、ユーザ支援装置X100aにAユーザのコピーデータが存在しない場合の相互作用を示している。Aユーザ携帯端末700aは、ユーザ支援装置X100aに対して口座情報の参照を要求する(S2)。ユーザ支援装置X100aは、Aユーザのコピーデータが存在しないため、対応管理装置200に対してマスタデータの取得を要求する(S4)。
対応管理装置200は、注文管理装置300からマスタデータを取得して(S6)、そのマスタデータをユーザ支援装置X100aに送信する(S8)。それとともに、対応管理装置200は、Aユーザのマスタデータとコピーデータとを対応づけるための対応情報を更新する(S10)。ユーザ支援装置X100aは、Aユーザ携帯端末700aにマスタデータを送信する(S12)とともに、Aユーザのコピーデータを生成する(S14)。Aユーザ携帯端末700aがユーザ支援装置X100aに対して口座情報の参照を再度要求する(S16)と、ユーザ支援装置X100aはAユーザのコピーデータをAユーザ携帯端末700aに送信する(S18)。
続いて、Aユーザ携帯端末700aは、ユーザ支援装置X100aに対して口座情報の更新を要求する(S20)。ユーザ支援装置X100aは、更新要求データに応じてAユーザのコピーデータを更新して(S22)、その更新処理を未確定の状態に維持する。ユーザ支援装置X100aは、コピーデータの更新データを対応管理装置200に送信する(S24)。対応管理装置200は、受信した更新データを注文管理装置300に対して送信する(S26)。
続いて、注文管理装置300は、更新データによりマスタデータを更新して(S30)、その更新処理を未確定の状態に維持する。注文管理装置300は、更新の成功を対応管理装置200に通知する(S32)。対応管理装置200は、ユーザ支援装置X100aにおけるコピーデータの更新および注文管理装置300におけるマスタデータの更新を確定させる(S34)。ユーザ支援装置X100aは、Aユーザ携帯端末700aに対して口座情報の更新の完了を通知する(S36)。
図9も、ユーザ支援システム20における各装置間の相互作用を示すシーケンス図である。同図は、ユーザ支援装置X100aおよびユーザ支援装置Y100bにAユーザのコピーデータが存在する場合に、Aユーザのマスタデータの更新がコピーデータに伝搬する相互作用を示している。注文管理装置300は、外部装置から受信した更新データによりAユーザのマスタデータを更新して(S42)、その更新処理を未確定の状態に維持する。注文管理装置300は、マスタデータの更新データを対応管理装置200に送信する(S44)。
対応管理装置200は、受信した更新データをユーザ支援装置X100aに対して送信する(S46)。ユーザ支援装置X100aは、その更新データによりAユーザのコピーデータを更新して(S48)、その更新処理を未確定の状態に維持する。さらに、対応管理装置200は、受信した更新データをユーザ支援装置Y100bに対して送信する(S50)。ユーザ支援装置Y100bは、その更新データによりAユーザのコピーデータを更新して(S52)、その更新処理を未確定の状態に維持する。対応管理装置200は、注文管理装置300におけるマスタデータの更新と、ユーザ支援装置X100aおよびユーザ支援装置Y100bにおけるコピーデータの更新とを確定させる(S54)。
以上説明したユーザ支援システム20によれば、ユーザのアクセスをまず受け付けるユーザ支援装置100のそれぞれが、口座情報のコピーデータを保持する。マスタデータが更新されると、その更新はコピーデータに反映され、データの同期が取られる。これにより、ユーザ端末700から送信された口座情報の参照要求をユーザ支援装置100に閉じて、また、複数のユーザ支援装置100で分散して処理できる。言い換えれば、注文管理装置300に対するマスタデータの参照回数が低減されて、参照要求に対するレスポンスタイムが向上する。一般的に、口座情報の参照数はその更新数と比べて圧倒的に多い。ユーザ支援システム20の構成によれば、参照のトラヒックと更新のトラヒックとを分離でき、迅速な参照および迅速な更新を実現できる。
また、ユーザ支援システム20によれば、ユーザからの参照要求時に注文管理装置300へのアクセスが発生しないことで、注文管理装置300にアクセスするための伝送遅延時間が発生せず、ユーザの参照要求に対するレスポンスタイムを向上できる。
さらに、ユーザ支援システム20によれば、マスタデータおよびコピーデータの対応関係が対応管理装置200において一元管理される。これにより、各ユーザ支援装置100は自装置がアクセスを受け付けるユーザのコピーデータのみを保持および処理すればよく、各ユーザ支援装置100のハードウェアリソース量および処理負荷を軽減できる。さらに、ユーザ端末700からの参照要求に応じて、参照要求ユーザのコピーデータおよび対応情報が生成される。これにより、全ユーザのコピーデータおよび対応情報を常時保持する場合と比べて、ユーザ支援装置100および対応管理装置200のハードウェアリソース量および処理負荷を軽減できる。
さらにまた、ユーザ支援システム20によれば、ユーザ支援装置100のコピーデータはユーザ支援装置100が有するメインメモリに常時保持される。一方でマスタデータは注文管理装置300のハードディスクに保持されているため、コピーデータはマスタデータと比較して高速なアクセスができ、ユーザの参照要求に対するレスポンスタイムを向上できる。
さらにまた、ユーザ支援システム20によれば、コピーデータが更新されると、その更新はマスタデータに反映され、データの同期が取られる。また、マスタデータおよびコピーデータの更新トランザクションの整合を維持できる。これにより、マスタデータの更新確定後に未更新のコピーデータをユーザが参照すること等、すなわち、マスタデータ〜コピーデータ間のデータ不整合に伴うユーザの利便性低下を防止できる。
(第2の実施の形態)
証券会社システム10においては、複数の株式銘柄それぞれの取引状態を通知するための電文が外部の相場報道システムから随時送信される。多数の株式銘柄が存在し、株式の取引数も膨大であるため、相場報道システムから送信される電文数も膨大となる。このように膨大な数の電文が送信される場合、ネットワーク上で一部の電文が消失してしまうことがある。電文が消失してしまうと、ユーザは株式銘柄の正確な取引状態、例えば株価を参照できず、ユーザの利便性を低下させることになる。
証券会社システム10においては、複数の株式銘柄それぞれの取引状態を通知するための電文が外部の相場報道システムから随時送信される。多数の株式銘柄が存在し、株式の取引数も膨大であるため、相場報道システムから送信される電文数も膨大となる。このように膨大な数の電文が送信される場合、ネットワーク上で一部の電文が消失してしまうことがある。電文が消失してしまうと、ユーザは株式銘柄の正確な取引状態、例えば株価を参照できず、ユーザの利便性を低下させることになる。
本実施の形態では、相場報道システムから送信される電文を正系装置と副系装置の両方で受信して、2つの受信電文が一致するか否かを判定し、この判定結果に応じて記憶すべき電文を選択する。これにより、相場報道システムから送信された電文の消失を検出して、その補てんを実現する。
図10は、第2の実施の形態における株式情報管理システムの構成を示す。株式情報管理システム30においては、正系株式情報管理装置400と、副系株式情報管理装置500と、株式情報比較装置600と、ユーザ支援装置100と、相場報道システム810とが通信網を介して接続されている。
相場報道システム810は、株式市場で取引されている複数の株式銘柄それぞれについての株価や出来高等の株式情報を管理する。相場報道システム810は、各株式銘柄の株式情報を更新するときに、更新された株式情報を本体データとする電文(以下、「株式情報電文」と呼ぶ。)を正系株式情報管理装置400および副系株式情報管理装置500に対して送信する。
なお、相場報道システム810は、同一の株式情報電文を同時に正系株式情報管理装置400および副系株式情報管理装置500に対して送信する。また、株式情報電文には、相場報道システム810から送信された前後関係を特定するためのデータが含まれている。ここでは、送信時刻を示す時刻データが含まれていることとする。
正系株式情報管理装置400は、相場報道システム810から株式情報電文を受信する。また、株式情報電文の本体データである株式情報を保持することにより、ユーザ支援装置100に対して株式情報を提供する。
副系株式情報管理装置500も、相場報道システム810から株式情報電文を受信する。また、株式情報電文の本体データである株式情報を保持する。副系株式情報管理装置500は、正系株式情報管理装置400が所定の異常状態になった際に、正系株式情報管理装置400に代わって、ユーザ支援装置100に対して株式情報を提供する。
株式情報比較装置600は、正系株式情報管理装置400および副系株式情報管理装置500からそれぞれ株式情報電文を取得して一致するか否かを判定する。
ユーザ支援装置100は、正系株式情報管理装置400が正常動作中であるとき、正系株式情報管理装置400から株式情報を取得し、正系株式情報管理装置400が異常状態になったとき、副系株式情報管理装置500から株式情報を取得する。
図11は、図10の正系株式情報管理装置400の機能構成を示すブロック図である。正系株式情報管理装置400は、正系記憶部402と、正系受信部404と、正系転送部406と、正系記憶制御部408と、正系記憶同期部410と、正系監視部412とを備える。
正系記憶部402は、相場報道システム810から送信された株式情報電文についてその本体データである株式情報を記憶するデータ記憶領域である。正系記憶部402は、正系株式情報管理装置400が有するメインメモリに株式情報を常時記憶している。
正系受信部404は、相場報道システム810から送信された株式情報電文を受信する。以下、正系受信部404で受信された株式情報電文を「正系電文」と呼ぶことにする。正系受信部404は、正系株式情報管理装置400のメインメモリ上に生成されたキュー(以下、「正系キュー」と呼ぶ。)に正系電文を追加する。
正系転送部406は、正系キューの先頭から正系電文を取得して株式情報比較装置600に送信する。正系記憶制御部408は、正系転送部406により株式情報比較装置600に送信された正系電文の記憶を指示するデータ(以下、単に「記憶指示」と呼ぶ。)を受信して、この正系電文から株式情報を抽出して正系記憶部402に記憶させる。
正系記憶同期部410は、正系記憶制御部408が正系記憶部402に株式情報を記憶させたことを検出して、後述する副系記憶同期部510に対して当該株式情報を送信する。また、正系記憶同期部410は、副系記憶同期部510から送信された株式情報を受信して正系記憶部402に記憶させる。
正系監視部412は、正系株式情報管理装置400の正常動作を監視して、後述する副系監視部512に対してハートビートを送信する。具体的には、正系監視部412は所定のヘルスチェックアプリケーションを定期的に動作させて、正系株式情報管理装置400の動作状態を検出する。そして、正系株式情報管理装置400の動作状態を示す通知データを定期的に副系監視部512に送信する。図10に戻る。
図12は、図10の副系株式情報管理装置500の機能構成を示すブロック図である。副系株式情報管理装置500は、副系記憶部502と、副系受信部504と、副系転送部506と、副系記憶制御部508と、副系記憶同期部510と、副系監視部512と、代替処理部514とを備える。
副系記憶部502は、相場報道システム810から送信された株式情報電文についてその本体データである株式情報を記憶するデータ記憶領域である。副系記憶部502は、副系株式情報管理装置500が有するメインメモリに株式情報を常時記憶している。
副系受信部504は、相場報道システム810から送信された株式情報電文を受信する。以下、副系受信部504で受信された株式情報電文を「副系電文」と呼ぶこととする。副系受信部504は、副系株式情報管理装置500のメインメモリ上に生成されたキュー(以下、「副系キュー」と呼ぶ。)に副系電文を追加する。
副系転送部506は、株式情報比較装置600から副系電文の取得要求データを受信したとき、副系キューの先頭から副系電文を取得して株式情報比較装置600に送信する。副系記憶制御部508は、副系転送部506により株式情報比較装置600に送信された副系電文の記憶指示を受信して、この副系電文から株式情報を抽出して副系記憶部502に記憶させる。
副系記憶同期部510は、副系記憶制御部508が副系記憶部502に株式情報を記憶させたことを検出して、正系記憶同期部410に対して当該株式情報を送信する。また、副系記憶同期部510は、正系記憶同期部410から送信された株式情報を受信して副系記憶部502に記憶させる。
副系監視部512は、正系株式情報管理装置400の動作状態を示す通知データを正系監視部412から定期的に受信する。副系監視部512は、この通知データを正系監視部412から所定時間受信しない、または、通知データが正系株式情報管理装置400における所定の異常状態を示すとき、後述する代替処理部514を活性化する。例えば、代替処理部514に対して所定データを通知する、または、代替処理部514が常時監視しているデータ領域を所定値に変更することにより、代替処理部514を活性化してもよい。
代替処理部514は、副系受信部504において受信された副系電文を取得して、株式情報比較装置600に送信することなく、副系記憶部502に記憶させる。代替処理部514は、正系株式情報管理装置400が正常動作している間は不活性化された状態に設定されており、正系株式情報管理装置400が所定の異常状態となったとき、副系監視部512により活性化されて上記動作を実行する。図10に戻る。
図13は、図10の株式情報比較装置600の機能構成を示すブロック図である。株式情報比較装置600は、取得部602と、判定部604と、指示部606とを備える。
取得部602は、正系転送部406から送信された正系電文を受信する。さらに正系電文を受信したとき、副系転送部506に対して副系電文の取得要求データを送信し、副系電文を取得する。
判定部604は、取得部602において取得された正系電文と副系電文とが一致するか否かを判定する。具体的には、正系電文に含まれる時刻データと副系電文に含まれる時刻データとが一致したとき、判定部604は正系電文と副系電文とが一致すると判定する。判定部604は、時刻データが完全一致したときのみ両電文が一致すると判定してもよく、両電文の時刻データにより示される送信時刻の差が所定範囲内である場合に、両電文の送信時刻が一致すると判定してもよい。
また、判定部604は、正系電文の送信時刻と副系電文の送信時刻とが一致しないと判定したとき、正系電文の時刻データにより示される送信時刻と、副系電文の時刻データにより示される送信時刻の前後関係をさらに判定する。
変形例として、判定部604は、正系電文および副系電文における時刻データ以外のデータであって、相場報道システム810において電文が送信された前後関係を示すデータに基づいて、両電文の一致および前後関係を判定してもよい。また、正系電文および副系電文における全データが一致したとき、両電文が一致すると判定してもよい。また、一致および前後関係を判定する対象データは、正系電文および副系電文におけるヘッダ部のデータでもよく、本体部のデータでもよい。
指示部606は、判定部604における判定結果に応じて、正系記憶制御部408または副系記憶制御部508に対して正系電文または副系電文の記憶指示を送信する。
以上の構成による動作を、指示部606における判定結果で場合分けして以下説明する。
第1に、正系電文と副系電文とが一致すると判定された場合について説明する。この場合、指示部606は、正系電文の記憶指示を正系記憶制御部408に対して送信する。これにより、この正系電文の株式情報が正系記憶部402に記憶される。さらに、正系記憶同期部410および副系記憶同期部510を介して、この正系電文の株式情報が副系記憶部502にも記憶される。また、この場合、取得部602は正系転送部406から次の正系電文を取得し、また副系転送部506から次の副系電文を取得し、判定部604は次の正系電文と次の副系電文との一致および前後関係を次回の判定において判定する。
第1に、正系電文と副系電文とが一致すると判定された場合について説明する。この場合、指示部606は、正系電文の記憶指示を正系記憶制御部408に対して送信する。これにより、この正系電文の株式情報が正系記憶部402に記憶される。さらに、正系記憶同期部410および副系記憶同期部510を介して、この正系電文の株式情報が副系記憶部502にも記憶される。また、この場合、取得部602は正系転送部406から次の正系電文を取得し、また副系転送部506から次の副系電文を取得し、判定部604は次の正系電文と次の副系電文との一致および前後関係を次回の判定において判定する。
第2に、正系電文と副系電文とが一致せず、かつ、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より前であると判定された場合について説明する。この場合、指示部606は、正系電文の記憶指示を正系記憶制御部408に対して送信する。これにより、この正系電文の株式情報が正系記憶部402に記憶される。さらに、正系記憶同期部410および副系記憶同期部510を介して、この正系電文の株式情報が副系記憶部502にも記憶される。また、この場合、取得部602は正系転送部406から次の正系電文を取得し、判定部604は次の正系電文と、先の判定で使用された副系電文との一致および前後関係を次回の判定において判定する。
第3に、正系電文と副系電文とが一致せず、かつ、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より後であると判定された場合について説明する。この場合、指示部606は、副系電文の記憶指示を副系記憶制御部508に対して送信する。これにより、この副系電文の株式情報が副系記憶部502に記憶される。さらに、副系記憶同期部510および正系記憶同期部410を介して、この副系電文の株式情報が正系記憶部402にも記憶される。またこの場合、取得部602は副系転送部506から次の副系電文を取得し、判定部604は先の判定で使用された正系電文と、次の副系電文との一致および前後関係を次回の判定において判定する。
上述した第3の場合における変形例を説明する。この変形例では、指示部606は、副系電文と、この副系電文の記憶指示を正系記憶制御部408に対して送信する。これにより、この副系電文の株式情報が正系記憶部402に記憶される。さらに、正系記憶同期部410および副系記憶同期部510を介して、この副系電文の株式情報が副系記憶部502にも記憶される。この変形例においても、取得部602は副系転送部506から次の副系電文を取得し、判定部604は先の判定で使用された正系電文と、次の副系電文との一致および前後関係を次回の判定において判定する。
図14は、株式情報比較装置600における処理の流れを説明するフローチャートである。取得部602は、正系転送部406から送信された正系電文を受信したとき(S62)、副系転送部506から副系電文を取得する(S64)。判定部604は、正系電文と副系電文(以下、「正副電文」とも呼ぶ。)との一致および前後関係を判定する。正副電文が一致すると判定されるとき(S66のY)、指示部606は、正系記憶制御部408に対して正系電文の記憶指示を送信して(S68)、株式情報比較装置600は処理を終了する。
正系電文が一致せず(S66のN)、かつ、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より前であると判定されるとき(S70のY)、指示部606は、正系記憶制御部408に対して正系電文の記憶指示を送信する(S72)。取得部602は、正系転送部406から次の正系電文を取得する(S74)。以降S66の処理に戻り、判定部604は、次の正系電文と、先の判定処理で使用した副系電文との一致および前後関係を判定する。
正系電文が一致せず(S66のN)、かつ、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より後であると判定されるとき(S70のN)、指示部606は、副系記憶制御部508に対して副系電文の記憶指示を送信する(S76)。以降S604の処理に戻り、取得部602は副系転送部506から次の副系電文を取得し、判定部604は先の判定処理で使用した正系電文と、次の副系電文との一致および前後関係を判定する。
以上説明した株式情報管理システム30によれば、相場報道システム810から同一の株式情報電文を送信される正系株式情報管理装置400および副系株式情報管理装置500が随時連動して、株式情報電文の消失を検出し、また、消失した株式情報電文を補てんできる。
具体的には、株式情報管理システム30においては、正系電文と副系電文とが一致するか否かを判定する。したがって、相場報道システム810〜正系株式情報管理装置400間、または、相場報道システム810〜副系株式情報管理装置500間での株式情報電文の消失を検出できる。ユーザは、株式情報電文の消失を検出した際に適切な処理を取ることで、消失した株式情報電文を補てんできる。例えば、消失した株式情報電文が送信された時間帯を株式情報電文の時刻データに基づき特定して、その時間帯に相場報道システム810から送信された株式情報電文を再度取得し、株式情報電文を補てんできる。
また、株式情報管理システム30においては、正系記憶部402に記憶される株式情報と、副系記憶部502に記憶される株式情報とは常に同期が取られている。これにより、正系株式情報管理装置400が所定の異常状態になったとき、ユーザ支援装置100は、副系株式情報管理装置500から株式情報を取得できる。また、正系株式情報管理装置400が所定の異常状態となったときには、代替処理部514が活性化されるため最新の株式情報が副系記憶部502に記憶される。これにより、ユーザ支援装置100は、最新の株式情報を引き続き取得できる。
さらに、株式情報管理システム30においては、正系株式情報管理装置400だけでなく副系株式情報管理装置500も株式情報電文を受信している。一般的なフェールオーバー構成では、現用機からスタンバイ機への切換時に、相場報道システム810から送信される株式情報電文を受信できない時間が発生する。しかし、本システムの構成では、副系株式情報管理装置500での受信が可能であり、ユーザ支援装置100に対する株式情報の提供を継続できる。
さらにまた、副系記憶部502は株式情報をメインメモリに常時記憶している。これにより、正系株式情報管理装置400が所定の異常状態となったとき、ユーザ支援装置100は、副系株式情報管理装置500への切換直後に副系記憶部502に対してアクセスできる。言い換えれば、株式情報がハードディスクに記憶されている場合と比べて短時間のうちに、ユーザ支援装置100に対して株式情報を提供可能になる。
さらにまた、株式情報管理システム30によれば、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より前であるとき、言い換えれば、副系電文が消失しているときには、正系電文を記憶装置に記憶させることで副系電文の消失を補てんできる。また、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より後であるとき、言い換えれば、正系電文が消失しているときには、副系電文を記憶装置に記憶させることで正系電文の消失を補てんできる。これにより、株式情報電文の消失によるユーザの利便性低下を防止できる。
さらにまた、株式情報管理システム30によれば、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より前であるとき、次回の判定では、次の正系電文と先の判定で使用された副系電文とが判定対象になる。また、正系電文の送信時刻が副系電文の送信時刻より後であるとき、次回の判定では、先の判定で使用された正系電文と次の副系電文とが判定対象になる。これにより、送信時刻が一致する可能性が高い正系電文および副系電文を判定対象とでき、株式情報電文の消失を効率的に検出できる。
(第3の実施の形態)
証券会社等では、ユーザが指定した特定の株式銘柄についてそのテクニカル指標の指標値が所定の状態となる場合に、その株式銘柄をユーザに通知する監視サービスが提供されることがある。しかし、従来の監視サービスでは、ユーザがあらかじめ監視対象の株式銘柄を指定しておく必要があり、監視対象の株式銘柄に関する指標値が所定の状態となる場合にのみ通知が実行された。この結果、ユーザの株式取引において機会損失が発生し、ユーザの利便性を低下させることがあった。
証券会社等では、ユーザが指定した特定の株式銘柄についてそのテクニカル指標の指標値が所定の状態となる場合に、その株式銘柄をユーザに通知する監視サービスが提供されることがある。しかし、従来の監視サービスでは、ユーザがあらかじめ監視対象の株式銘柄を指定しておく必要があり、監視対象の株式銘柄に関する指標値が所定の状態となる場合にのみ通知が実行された。この結果、ユーザの株式取引において機会損失が発生し、ユーザの利便性を低下させることがあった。
本実施の形態では、特定の株式銘柄を指定しない条件であって、特定のテクニカル指標とその指標値が特定の状態になることを指定する条件(以下、「指標値条件」と呼ぶ。)を用いて、不特定多数の株式銘柄の中から指標値条件を満たす株式銘柄を抽出する。さらに、抽出した株式銘柄をユーザに通知する。これにより、ユーザは特定の株式銘柄をあらかじめ指定することなく、指標値条件を充足した株式銘柄について通知を受けることができ、ユーザが株式取引を行う機会を拡充できる。
図15は、第3の実施の形態における株式銘柄通知システム40の構成を示す。株式銘柄通知システム40においては、ユーザ支援装置100と、対応管理装置200と、正系株式情報管理装置400と、ユーザ端末700とが通信網を介して接続されている。
正系株式情報管理装置400は、第2の実施の形態において説明したように正系記憶部402を備える。正系記憶部402は、複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報(以下、単に「推移情報」と呼ぶ。)を保持する。推移情報には、例えば、過去の所定時点から現在までの株価の推移や、出来高の推移が含まれる。なお、図15には図示しない副系株式情報管理装置500の副系記憶部502にも推移情報が保持されており、この推移情報は正系記憶部402の推移情報と同期が取られている。
ユーザ支援装置100は、複数の株式銘柄それぞれについての推移情報を保持し、所定のイベントが発生したときに、所定の指標値条件を充足する株式銘柄をユーザ端末700に対して通知する。
対応管理装置200は、正系株式情報管理装置400において保持される推移情報と、ユーザ支援装置100において保持される推移情報との同期を取る。すなわち、対応管理装置200は、第1の実施の形態において説明した更新情報受信部204、更新情報送信部206、同期処理部208を備える。対応管理装置200は、正系記憶部402の推移情報が更新されたことを検出して、ユーザ支援装置100の推移情報をその更新データにより更新させる。なお、正系株式情報管理装置400が異常状態になった場合、対応管理装置200は、図15には図示しない副系株式情報管理装置500の副系記憶部502に保持される推移情報の更新を検出して更新データを取得する。
図16は、図15のユーザ支援装置100の機能構成を示すブロック図である。ユーザ支援装置100は、推移情報保持部150と、推移情報取得部152と、条件保持部154と、条件受付部156と、指標値算出部158と、銘柄特定部160と、銘柄通知部162とを備える。
推移情報保持部150は、複数の株式銘柄それぞれについての推移情報を記憶するデータ記憶領域である。また、推移情報保持部150は、ユーザ支援装置100が有するメインメモリに推移情報を常時記憶している。推移情報取得部152は、対応管理装置200から推移情報の更新データを取得して、推移情報保持部150に記憶させる。
条件保持部154は、指標値条件を保持する記憶領域である。条件受付部156は、ユーザが指定する指標値条件のデータをユーザ端末700から受信する。条件受付部156は、受信した指標値条件を、当該指標値条件を指定したユーザに対応づけて条件保持部154に記憶させる。
指標値条件において指定される株式銘柄のテクニカル指標に制限はなく、例えば、Tick、ローソク足、一目均衡表、カギ足などを含む。また、テクニカル指標は階層的に指定でき、例えば、大分類としてローソク足を指定し、小分類として中期線や短期線を指定できる。また例えば、大分類として一目均衡表を指定し、小分類として基準線や転換線を指定できる。
また、指標値条件において指定される指標値の状態にも制限はなく、指標値が指定値以上になること、指標値が指定値以下になること、他の指標値との関係が指定の状態になることなどが含まれる。例えば、指標値条件として、ローソク足の中期線が短期線を上回ることや、Tickが指定価格以下となることが指定できる。
なお、ユーザ端末700は、複数の指標値条件を指定してもよく、複数の指標値条件のうち何個以上の指標値条件を満足する株式銘柄を通知させるかを指定する通知条件を指定してもよい。このとき、条件受付部156は、受信した複数の指標値条件と通知条件とをそれぞれユーザに対応づけて条件保持部154に記憶させる。
指標値算出部158は、推移情報保持部150に保持されている複数の株式銘柄それぞれについての推移情報を参照して、条件保持部154に保持されている指標値条件で指定されるテクニカル指標の指標値を各株式銘柄について算出する。指標値算出部158は、大分類および小分類のテクニカル指標の指標値を既知の方法により算出する。
なお、指標値算出部158は、所定のイベントが発生したときに、指標値を算出する。所定のイベントが発生したときとは、システム時刻が所定時刻、例えば午前および午後の株式取引の終了時刻やユーザ端末700から指定された時刻になったことが検出されたときでもよい。また、ユーザ端末700から送信された株式銘柄の取得要求データが受信されたときでもよい。なお、特定ユーザの時刻指定に基づき指標値を算出するとき、または、特定ユーザからの取得要求データに応じて指標値を算出するとき、指標値算出部158は、当該ユーザと対応づけられた指標値条件で指定されるテクニカル指標の指標値を算出する。
銘柄特定部160は、指標値算出部158において算出された各株式銘柄についての指標値を取得する。銘柄特定部160は、条件保持部154に保持された指標値条件で指定される指標値の状態に合致する株式銘柄を特定し、当該指標値条件を指定したユーザに対応づける。また、指標値条件を指定したユーザにさらに通知条件が対応づけられているとき、銘柄特定部160は、通知条件で指定される個数以上の指標値条件を満足する株式銘柄を特定して当該ユーザに対応づける。
銘柄通知部162は、銘柄特定部160において特定された株式銘柄を、この株式銘柄に対応づけられているユーザのユーザ端末700に通知する。通知方法に制限はなく、ユーザ端末700から送信されたデータ、例えば株式銘柄の取得要求データに対する応答として株式銘柄データを通知してもよい。また、銘柄特定部160により株式銘柄が特定されたときに、ユーザ端末700に搭載されているリッチクライアントアプリケーションのサブスクライバに対して株式銘柄データを通知してもよく、ユーザ端末700に対して電子メールで株式銘柄を通知してもよい。
以上の構成による動作を以下説明する。
ユーザは、テクニカル指標の指標値が特定の状態、例えばローソク足の中期線が短期戦を上回った株式銘柄の通知を受けたいと考えている。このユーザは、ユーザ端末700を操作して、ユーザ支援装置100から提供されるウェブページに指標値条件を入力し、ユーザ支援装置100に対して指標値条件を送信する。ユーザ支援装置100は、受信した指標値条件を条件保持部154に記憶させる。ユーザ支援装置100は、所定のイベントが発生したことを検出して、推移情報保持部150を参照し、指標値条件で指定されたテクニカル指標について、市場で取引されている不特定多数の株式銘柄の指標値を算出する。ユーザ支援装置100は、算出した指標値に基づいて、指標値条件で指定された指標値の状態を満たす株式銘柄を特定してユーザ端末700に通知する。
ユーザは、テクニカル指標の指標値が特定の状態、例えばローソク足の中期線が短期戦を上回った株式銘柄の通知を受けたいと考えている。このユーザは、ユーザ端末700を操作して、ユーザ支援装置100から提供されるウェブページに指標値条件を入力し、ユーザ支援装置100に対して指標値条件を送信する。ユーザ支援装置100は、受信した指標値条件を条件保持部154に記憶させる。ユーザ支援装置100は、所定のイベントが発生したことを検出して、推移情報保持部150を参照し、指標値条件で指定されたテクニカル指標について、市場で取引されている不特定多数の株式銘柄の指標値を算出する。ユーザ支援装置100は、算出した指標値に基づいて、指標値条件で指定された指標値の状態を満たす株式銘柄を特定してユーザ端末700に通知する。
以上説明した株式銘柄通知システム40によれば、特定の株式銘柄を指定しない条件であって、取引状態の推移が特定の振る舞いを示すか否かに関する条件を用い、不特定多数の株式銘柄の中からこの条件を満たす株式銘柄を抽出してユーザに通知できる。すなわち、ユーザに通知される株式銘柄がユーザの指定銘柄に限定されることなく、ユーザの株式取引の機会を拡充できる。言い換えれば、ユーザの株式取引における利便性を向上する新たなサービスを提供できる。
また、株式銘柄通知システム40によれば、複数のユーザはそれぞれ異なる指標値条件を指定でき、各指標値条件に応じて特定された株式銘柄を、各指標値条件を指定したユーザに通知できる。これにより、各ユーザは売買タイミングに関する自身のノウハウを指標値条件として指定でき、自身のノウハウに応じて特定された株式銘柄の通知を受けることができる。すなわち、ユーザの株式取引における利便性を向上できる。
さらに、株式銘柄通知システム40によれば、ユーザは複数の指標値条件と通知条件とを指定でき、通知条件で指定された個数以上の指標値条件を満足する株式銘柄をユーザに通知できる。これにより、ユーザは様々なテクニカル指標を組み合わせた複雑な条件を設定でき、自身のノウハウを条件に反映しやすくなり、また、通知される株式銘柄を重要なものに絞り込める。
さらにまた、株式銘柄通知システム40によれば、推移情報はユーザ支援装置100が有するメインメモリに常時記憶される。したがって、推移情報がハードディスク等の外部記憶装置に記憶された場合と比べて、CPUが推移情報へのアクセスに要する時間が大幅に短縮され、指標値の算出に要する時間を短縮できる。この結果、所定のイベント発生後、短時間のうちに株式銘柄をユーザに通知でき、ユーザの利便性を向上できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 証券会社システム、 20 ユーザ支援システム、 30 株式情報管理システム、 40 株式銘柄通知システム、 100 ユーザ支援装置、 102 コピー保持部、 104 参照要求受信部、 106 コピー送信部、 108 マスタ取得部、 110 マスタ送信部、 112 コピー更新部、 114 更新情報受信部、 116 更新要求受信部、 118 更新情報送信部、 120 更新結果送信部、 150 推移情報保持部、 152 推移情報取得部、 154 条件保持部、 156 条件受付部、 158 指標値算出部、 160 銘柄特定部、 162 銘柄通知部、 200 対応管理装置、 202 対応情報保持部、 204 更新情報受信部、 206 更新情報送信部、 208 同期処理部、 210 取得要求受信部、 212 マスタ取得部、 214 マスタ送信部、 216 対応情報更新部、 300 注文管理装置、 302 マスタ保持部、 400 正系株式情報管理装置、 402 正系記憶部、 404 正系受信部、 406 正系転送部、 408 正系記憶制御部、 410 正系記憶同期部、 412 正系監視部、 500 副系株式情報管理装置、 502 副系記憶部、 504 副系受信部、 506 副系転送部、 508 副系記憶制御部、 510 副系記憶同期部、 512 副系監視部、 514 代替処理部、 600 株式情報比較装置、 602 取得部、 604 判定部、 606 指示部、 700 ユーザ端末、 800 取引所システム、 810 相場報道システム、 900 社内通信網、 910 社外通信網、 920 社外通信網。
Claims (6)
- 複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報を保持する推移情報保持部と、
株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標および指標値の状態に関する指定条件を保持する条件保持部と、
前記複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移にしたがって、前記テクニカル指標の指標値を各株式銘柄についてそれぞれ算出する指標値算出部と、
前記指標値算出部において算出された指標値の状態が前記指定条件を満たす株式銘柄を特定する銘柄特定部と、
前記銘柄特定部において特定された株式銘柄をユーザに通知する銘柄通知部と、
を備えることを特徴とする株式銘柄通知装置。 - 前記条件保持部は、複数の指定条件を保持し、
前記銘柄特定部は、前記指標値算出部において算出された複数の指標値の状態が前記複数の指定条件のうち所定個以上の指定条件を満たす株式銘柄を特定することを特徴とする請求項1に記載の株式銘柄通知装置。 - ユーザが設定した指定条件を受け付け、前記条件保持部に記録する条件受付部をさらに備え、
前記銘柄通知部は、前記銘柄特定部において特定された株式銘柄を、当該株式銘柄を特定する際に用いられた指定条件を設定したユーザへ通知することを特徴とする請求項1または2に記載の株式銘柄通知装置。 - 前記推移情報保持部は、前記複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報を本株式銘柄通知装置の有するメインメモリに常時保持することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の株式銘柄通知装置。
- プロセッサとメモリとを有するコンピュータを用いた株式銘柄通知方法であって、
複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報を前記メモリに保持するステップと、
前記メモリに保持された取引状態の推移を示す情報を参照して、株式銘柄の取引状態の推移に基づく所定のテクニカル指標の指標値を前記複数の株式銘柄それぞれについて算出するステップと、
前記算出された指標値が所定の状態である株式銘柄を特定するステップと、
前記特定された株式銘柄をユーザに通知するステップと、
を前記プロセッサに実行せしめることを特徴とする株式銘柄通知方法。 - プロセッサとメモリとを有するコンピュータを用いた株式銘柄抽出方法であって、
複数の株式銘柄それぞれについての取引状態の推移を示す情報を前記メモリに保持するステップと、
特定の株式銘柄を指定しない条件であって、取引状態の推移が特定の振る舞いを示すか否かに関する条件を用い、前記メモリに保持された取引状態の推移を示す情報を参照して、前記複数の株式銘柄の中から前記条件を満たす株式銘柄を抽出するステップと、
を前記プロセッサに実行せしめることを特徴とする株式銘柄抽出方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008072444A JP2009230275A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 株式銘柄通知装置、株式銘柄通知方法、および株式銘柄抽出方法 |
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ID=41245620
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230277A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Nomura Research Institute Ltd | 情報処理システム |
JP2012003501A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Daiwa Securities Group Inc | 金融機関連携システム、金融機関システム、金融機関連携方法、およびプログラム |
-
2008
- 2008-03-19 JP JP2008072444A patent/JP2009230275A/ja active Pending
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