JP6273866B2 - 制御プログラム、制御装置および制御方法 - Google Patents
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Description
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
業務システムをオートスケールするための技術としては、以下の技術(b1),(b2)が知られている。
当該技術(b1)では、CPU,メモリなどのリソース使用率の閾値(例えば70%)や、レスポンス時間の閾値(例えば1秒)が事前に設定される。そして、リソース使用率やレスポンス時間が閾値を超えた場合にスケールアウトまたはスケールアップが行なわれる。一方、リソース使用率やレスポンス時間が閾値以下になった場合にスケールインまたはスケールダウンが行なわれる。このようなオートスケール機能では、リソース使用率やレスポンス時間が閾値を超えた後にサーバ/リソースが追加されるため、閾値超過が発生した時点から実際にサーバ/リソースが追加されるまでに時間がかかる。これにより、オンライン業務のレスポンス時間が遅くなってSLA違反が生じたり、バッチ業務が所定時刻までに完了しないといった影響が生じたりする。通常、閾値超過のアラーム検知後、追加されたサーバ/リソースが使用可能になるまでに約5分を要する。その時間もクラウド側の混雑状況や作成するサーバタイプによって左右されるため、場合によっては5分以上かかる場合もある。
当該技術(b2)でも、CPU,メモリなどのリソース使用率の閾値(例えば70%)や、レスポンス時間の閾値(例えば1秒)が事前に設定される。そして、過去の実績などから将来予測(回帰直線等)によりリソースの需要(リソース使用率やレスポンス時間)が予測され、予測値が閾値を超えた場合にスケールアウトまたはスケールアップが行なわれる。一方、予測値が閾値以下になった場合にスケールインまたはスケールダウンが行なわれる。当該技術(b2)により上記技術(b1)の課題は解消される。しかし、上記技術(b1)や(b2)は、主にオンライン業務に対応するもので、バッチ業務の業務特性による考慮がなされていない。
(A1) エンドユーザ2からのアクセスがWebサーバ1aおよびAPサーバ1bを経由する。
(A2) APサーバ1bがリモートでDBサーバ1cにSQLを発行する。
(A3) DBサーバ1c内のRDBMSのスレッドが起動され、オンライン処理が実行される。
(B1) バッチサーバ1dがDBサーバ1c内のローカルバッチを起動する。
(B2) DBサーバ1c内のローカルバッチプロセスが起動される。
(B3) DBサーバ1c内のRDBMSのスレッドが起動され、バッチ処理が実行される。
(C1) バッチサーバ1dがリモートでDBサーバ1cにSQLを発行する。
(C2) DBサーバ1c内のRDBMSのスレッドが起動され、バッチ処理が実行される。
(D1) バッチサーバ1dからのアクセスが、Webサービスを通じて、Webサーバ1aおよびAPサーバ1bを経由する。
(D2) APサーバ1bがリモートでDBサーバ1cにSQLを発行する。
(D3) DBサーバ1c内のRDBMSのスレッドが起動され、バッチ処理が実行される。
手順2: サーバ1a〜1dそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報(プロセス情報,ネットワーク情報)を取得する。
手順3: 処理実績情報と、前記処理要求内容(SQL情報)と、前記の第1および第2の動作情報(プロセス情報,ネットワーク情報)とに基づき、前記処理要求の処理要求種別(バッチ処理/オンライン処理)を判別する。なお、前記処理実績情報は、DBサーバ1cに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応したDBサーバ1cによる処理履歴と当該処理要求を行なったAPサーバ1bまたはバッチサーバ1dの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報(プロセス情報)とを対応づけたものである。前記処理実績情報の具体例については、図19や図31を参照しながら後述する。
手順4: 前記処理要求種別の判別結果に基づき業務システム1(サーバ1a〜1d)に割り当てられるリソースの制御を行なう。
手順11: 前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、DBサーバ1cから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別する。
手順12: 当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、バッチサーバ1dによるローカルバッチ処理であると判別する。
手順13: 前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報(ネットワーク情報)とに基づき、前記ローカルバッチ処理の処理要求を発行したバッチサーバ1dの第1アドレス情報を取得する。
手順14: 前記第1アドレス情報を保存部120(バッチサーバ一覧情報DB122)に保存する。
手順21: 当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報になければ、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報(ネットワーク情報)とに基づき、当該処理要求を発行したサーバ1b/1dの第2アドレス情報を取得する。
手順22: 前記第2アドレス情報で指定されるサーバ1b/1dから、前回の処理要求による処理開始から処理終了までの第1リソース使用量と前記処理終了から当該処理要求による処理開始までの第2リソース使用量とを前記処理実績情報として取得する。
手順23: 前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加しているか否かを判別する。
手順24: 前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していれば、前記処理要求の処理要求種別は、バッチサーバ1dによるリモートバッチ処理であると判別する。
手順25: 前記第2アドレス情報を、バッチサーバ1dのアドレス情報として保存部120(バッチサーバ一覧情報DB122)に保存する。
手順31: 前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していなければ、前記第2アドレス情報をAPサーバ1bのアドレス情報として取得する。
手順32: 前記処理要求の処理要求内容とAPサーバ1bのアドレス情報とWebサーバ1aから取得された前記第1の動作情報(ネットワーク情報)とに基づき、当該処理要求の発行元サーバの第3アドレス情報を検出する。
手順33: 前記第3アドレス情報がバッチサーバ一覧情報DB122に保存されているか否かを判別する。
手順34: 前記第3アドレス情報がバッチサーバ一覧情報DB122に保存されていれば、前記処理要求の処理要求種別は、バッチサーバ1dによってWebサーバ1a経由で行なわれるWebサービスバッチ処理であると判別する。
手順35: 前記第3アドレス情報が保存部120(バッチサーバ一覧情報DB122)に保存されていなければ、前記処理要求の処理要求種別は、オンライン処理であると判別する。
まず、図6を参照しながら、本実施形態の業務システム1および管理サーバ(制御装置)100の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る業務システム1および管理サーバ(制御装置)100のハードウエア構成例および機能構成例を示すブロック図である。
次に、図7〜図35を参照しながら、本実施形態に係る業務システム1および管理サーバ100の具体的な機能および動作(処理)について説明する。
図7の矢印A1〜A12を参照しながら、本実施形態における業務種別の判別手法による処理の流れについて説明する。
次に、図8〜図11を参照しながら、DB情報収集部11cの機能および動作と、DB情報収集部11cによって取得されるSQL情報,プロセス情報およびネットワーク情報とについて、より具体的に説明する。なお、図8は、DB情報収集部11cの機能および動作を説明する図である。図9は、DB情報収集部11cによって取得されるSQL情報の一例を示す図である。図10は、DB情報収集部11cによって取得されるプロセス情報の一例を示す図である。図11は、DB情報収集部11cによって取得されるネットワーク情報の一例を示す図である。
(c1) DB情報収集部11cは、DBサーバ1cにおいて、定期的に以下の情報(c11)および(c12)を収集する。
(c11) RDBMSの監査ログ等からSQL情報を収集する(図8の矢印A21参照)。
(c12) OSのpsコマンド等を用いてDBサーバ1cのOSからプロセス情報を収集する(図8の矢印A22参照)。
(c21) RDBMSの監査ログ等からSQL情報を収集する(図8の矢印A21参照)。
(c22) OSのpsコマンド等を用いてDBサーバ1cのOSからプロセス情報を収集する(図8の矢印A22参照)。
(c23)OSのnetstatコマンドを用いてDBサーバ1cのOSからネットワーク情報を収集する(図8の矢印A23参照)。
(c31) RDBMSのSQL情報(新規SQLログの追加前と追加後のSQL情報)
(c32) OSのプロセス情報(新規SQLログの追加前と追加後のプロセス情報)
(c33) OSのネットワーク情報(新規SQLログの追加後のネットワーク情報)
次に、図12〜図16を参照しながら、ローカルバッチ業務判断部111aの機能および動作について、より具体的に説明する。なお、図12は、ローカルバッチ業務判断部111aの機能および動作を説明する図である。図13は、SQL・業務種別履歴DB121に対する保存処理について説明する図である。図14は、SQL・業務種別履歴DB121に保存される情報の一例を示す図である。図15は、バッチサーバ一覧情報DB122に対する保存処理について説明する図である。図16は、バッチサーバ一覧情報DB122に保存される情報の一例を示す図である。
(d1) ローカルバッチ業務判断部111aは、DB情報収集部11cから、RDBMSのSQL情報,OSのプロセス情報およびOSのネットワーク情報を受け取る(図12の矢印A1参照)。
次に、図17〜図20を参照しながら、リモートバッチ業務判断部111bおよびAP情報収集部11b/バッチ情報収集部11dの機能および動作について、より具体的に説明する。なお、図17および図20は、リモートバッチ業務判断部111bの機能および動作を説明する図である。図18は、AP情報収集部11bまたはバッチ情報収集部11dの機能および動作を説明する図である。図19は、リモートバッチ業務判断部111bの判別基準について説明する図である。
(e1) リモートバッチ業務判断部111bは、SQL情報に基づき、当該SQLの属するセッションで発行された連続するSQLを特定し、前回のSQL開始時刻およびSQL終了時刻と、新規に発行された今回のSQLの開始時刻とを取得する。
(f1) 収集部11b/11dは、以下の期間(f11)および(f12)におけるリソース使用状況(CPU使用率,メモリ使用量)を、プロセス情報(処理実績情報)として取得する(図18の矢印A24参照)。また、収集部11b/11dは、OSのnetstatコマンドを用いてサーバ1b/1dのOSからネットワーク情報を取得する(図18の矢印A25参照)。
(f12) 前回のSQLの終了時刻から今回のSQL(新規SQL)の開始時刻までの間(図19の期間TB)におけるリソース使用量(第2リソース使用量)。第2リソース使用量としては、期間TBにおけるリソース使用量の平均値を用いることができる。
(e4) リモートバッチ業務判断部111bは、収集部11b/11dから受け取った情報(第1リソース使用量および第2リソース使用量)に基づき、判別対象業務がリモートバッチ業務であるかそれ以外の業務であるかの判別を行なう。つまり、リモートバッチ業務判断部111bは、第1リソース使用量に対して第2リソース使用量が増加しているか否かを判別する。
次に、図21を参照しながら、Webサービスバッチ業務/オンライン業務判断部111cの機能および動作について、より具体的に説明する。なお、図21は、図6に示すWebサービスバッチ業務/オンライン業務判断部111cの機能および動作を説明する図である。
(g1) 判断部111cは、リモートバッチ業務判断部111bから受け取ったSQL情報等(図21の矢印A9参照)と、収集部11aを通じて取得されたWebサーバ1aのネットワーク情報(図21の矢印A10参照)とに基づき、SQL発行元サーバのIPアドレスを検出する。このとき、プロセスIDとローカルIPアドレス/外部IPアドレスおよびポートとの組合せに基づきWebサーバ1aの上流側を辿ることにより、SQL発行元サーバのIPアドレスが検出される。
は、判別対象業務はバッチサーバ1dによるWebサービスバッチ業務であると判別する。そして、判断部111cは、SQLと判別結果の業務種別情報“バッチ”とをSQL・業務種別履歴DB121に格納する(図21の矢印A12参照)。
は、判別対象業務はオンライン業務であると判別する。そして、判断部111cは、SQLと判別結果の業務種別情報“オンライン”とをSQL・業務種別履歴DB121に格納する(図21の矢印A12参照)。
次に、図22〜図25に示すフローチャートに従って、本実施形態の処理手順について説明する。
まず、図22に示すフローチャート(ステップS1〜S8)に従って、管理マネージャ101の動作(処理全体)について概略的に説明する。
次に、図23に示すフローチャート(ステップS31〜S37)に従って、図22に示すステップS3のローカルバッチ業務判断処理について説明する。
次に、図24に示すフローチャート(ステップS51〜S58)に従って、図22に示すステップS5のリモートバッチ業務判断処理について説明する。
次に、図25に示すフローチャート(ステップS71〜S75)に従って、図22に示すステップS7のWebサービスバッチ業務/オンライン業務判断処理について説明する。
次に、図26〜図35を参照しながら、本実施形態による判断動作について具体的に説明する。
まず、図26〜図28を参照しながら、本実施形態のローカルバッチ業務判断処理について具体的に説明する。なお、図26はSQL情報の一例を示す図、図27はプロセス情報の一例を示す図、図28はネットワーク情報の一例を示す図である。
次に、図29〜図31を参照しながら、本実施形態のローカルバッチ業務判断処理について具体的に説明する。なお、図29はSQL情報の一例を示す図、図30はネットワーク情報の一例を示す図、図31はリソース使用状況(処理実績情報)の一例を示す図である。
次に、図32〜図34を参照しながら、本実施形態のWebサービスバッチ業務/オンライン業務判断処理について具体的に説明する。なお、図32はSQL情報の一例を示す図、図33はネットワーク情報の一例を示す図、図34はバッチサーバ一覧情報DB122に保存される情報の一例を示す図である。
次に、図35を参照しながら、本実施形態による判別処理終了時のアウトプット例について具体的に説明する。なお、図35は、本実施形態による判別結果として出力される、SQL・業務種別履歴DB121の情報の一例を示す図である。
本実施形態によれば、複数のサーバ1a〜1dを含む業務システム1上で稼働している全ての業務処理について、DBサーバ1cを利用しているメイン業務がオンライン業務であるかバッチ業務であるかを適切に判別することができる。このため、今まで対応が困難であったメイン業務の種別によってスケーリング方法を変更するなど、業務特性に応じた運用を行なうことができる。つまり、業務の切替えタイミングや業務特性に応じて適切なスケーリングを自動的に行なうことができる。したがって、性能維持しつつ低コストでシステム運用を行なうことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
以上の各実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得し、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得し、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別する、
処理をプロセッサに実行させる、制御プログラム。
前記処理要求種別の判別結果に基づき前記コンピュータに割り当てられるリソースの制御を行なう、
処理を前記プロセッサに実行させる、付記1記載の制御プログラム。
前記第1のコンピュータとしてデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータとしてウエブサーバ,アプリケーションサーバおよびバッチサーバを含む場合、
前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるローカルバッチ処理であると判別し、
前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記ローカルバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、
前記第1アドレス情報を保存部に保存する、
処理を前記プロセッサに実行させる、付記1または付記2記載の制御プログラム。
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報になければ、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求を発行したサーバの第2アドレス情報を取得し、
前記第2アドレス情報で指定されるサーバから、前回の処理要求による処理開始から処理終了までの第1リソース使用量と前記処理終了から当該処理要求による処理開始までの第2リソース使用量とを前記処理実績情報として取得し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加しているか否かを判別し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるリモートバッチ処理であると判別し、
前記第2アドレス情報を、前記バッチサーバのアドレス情報として前記保存部に保存する、
処理を前記プロセッサに実行させる、付記3記載の制御プログラム。
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していなければ、前記第2アドレス情報を前記アプリケーションサーバのアドレス情報として取得し、
前記処理要求の処理要求内容と前記アプリケーションサーバのアドレス情報と前記ウエブサーバから取得された前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求の発行元サーバの第3アドレス情報を検出し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されているか否かを判別し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによって前記ウエブサーバ経由で行なわれるウエブサービスバッチ処理であると判別する、
処理を前記プロセッサに実行させる、付記4記載の制御プログラム。
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていなければ、前記処理要求の処理要求種別は、オンライン処理であると判別する、
処理を前記プロセッサに実行させる、付記4または付記5記載の制御プログラム。
第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得する第1取得部と、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得する第2取得部と、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別する判別部と、を有する、制御装置。
前記処理要求種別の判別結果に基づき前記コンピュータに割り当てられるリソースの制御を行なうリソース制御部を、さらに有する、付記7記載の制御装置。
前記第1のコンピュータとしてデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータとしてウエブサーバ,アプリケーションサーバおよびバッチサーバを含む場合、
前記判別部は、
前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるローカルバッチ処理であると判別し、
前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記ローカルバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、
前記第1アドレス情報を保存部に保存する、付記7または付記8記載の制御装置。
前記判別部は、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報になければ、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記第2取得部によって当該処理要求を発行したサーバの第2アドレス情報を取得し、
前記第2アドレス情報で指定されるサーバから、前回の処理要求による処理開始から処理終了までの第1リソース使用量と前記処理終了から当該処理要求による処理開始までの第2リソース使用量とを前記処理実績情報として取得し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加しているか否かを判別し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるリモートバッチ処理であると判別し、
前記第2アドレス情報を、前記バッチサーバのアドレス情報として前記保存部に保存する、付記9記載の制御装置。
前記判別部は、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していなければ、前記第2アドレス情報を前記アプリケーションサーバのアドレス情報として取得し、
前記処理要求の処理要求内容と前記アプリケーションサーバのアドレス情報と前記ウエブサーバから取得された前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求の発行元サーバの第3アドレス情報を検出し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されているか否かを判別し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによって前記ウエブサーバ経由で行なわれるウエブサービスバッチ処理であると判別する、付記10記載の制御装置。
前記判別部は、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていなければ、前記処理要求の処理要求種別は、オンライン処理であると判別する、付記10または付記11記載の制御装置。
プロセッサが、
第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得し、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得し、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別する、制御方法。
前記プロセッサが、
前記処理要求種別の判別結果に基づき前記コンピュータに割り当てられるリソースの制御を行なう、付記13記載の制御方法。
前記第1のコンピュータとしてデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータとしてウエブサーバ,アプリケーションサーバおよびバッチサーバを含む場合、
前記プロセッサが、
前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるローカルバッチ処理であると判別し、
前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記ローカルバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、
前記第1アドレス情報を保存部に保存する、付記13または付記14記載の制御方法。
前記プロセッサが、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報になければ、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求を発行したサーバの第2アドレス情報を取得し、
前記第2アドレス情報で指定されるサーバから、前回の処理要求による処理開始から処理終了までの第1リソース使用量と前記処理終了から当該処理要求による処理開始までの第2リソース使用量とを前記処理実績情報として取得し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加しているか否かを判別し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるリモートバッチ処理であると判別し、
前記第2アドレス情報を、前記バッチサーバのアドレス情報として前記保存部に保存する、付記15記載の制御方法。
前記プロセッサが、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していなければ、前記第2アドレス情報を前記アプリケーションサーバのアドレス情報として取得し、
前記処理要求の処理要求内容と前記アプリケーションサーバのアドレス情報と前記ウエブサーバから取得された前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求の発行元サーバの第3アドレス情報を検出し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されているか否かを判別し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによって前記ウエブサーバ経由で行なわれるウエブサービスバッチ処理であると判別する、付記16記載の制御方法。
前記プロセッサが、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていなければ、前記処理要求の処理要求種別は、オンライン処理であると判別する、付記16または付記17に記載の制御方法。
1a Webサーバ(ウエブサーバ,第2のコンピュータ)
1b APサーバ(アプリケーションサーバ,第2のコンピュータ)
1c DBサーバ(データベースサーバ,第1のコンピュータ)
1d バッチサーバ(第2のコンピュータ)
2 クライアント端末(エンドユーザ)
3 ネットワーク
10a,10b,10c,10d 管理エージェント
11a Web情報収集部(第2取得部)
11b AP情報収集部(第2取得部)
11c DB情報収集部(第1取得部,第2取得部)
11d バッチ情報収集部(第2取得部)
100 管理サーバ(制御装置)
101 管理マネージャ
110 処理部(CPU,プロセッサ,第1取得部,第2取得部)
111 判別部
111a ローカルバッチ業務判断部(判別部)
111b リモートバッチ業務判断部(判別部)
111c Webサービスバッチ業務/オンライン業務判断部(判別部)
112 リソース制御部
120 記憶部(メモリ,保存部)
121 SQL・業務種別履歴DB
122 バッチサーバ一覧情報DB
Claims (8)
- 第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得し、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得し、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別し、
前記第1のコンピュータはデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータは少なくともバッチサーバを含み、前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバにより実行されるバッチ処理のうち、特定種別のバッチ処理であると判別し、
前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記特定種別のバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、
前記第1アドレス情報を保存部に保存する
処理をプロセッサに実行させる、制御プログラム。 - 前記処理要求種別の判別結果に基づき前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータに割り当てられるリソースの制御を行なう、
処理を前記プロセッサに実行させる、請求項1記載の制御プログラム。 - 当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報になければ、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求を発行したサーバの第2アドレス情報を取得し、
前記第2アドレス情報で指定されるサーバから、前回の処理要求による処理開始から処理終了までの第1リソース使用量と前記処理終了から当該処理要求による処理開始までの第2リソース使用量とを前記処理実績情報として取得し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加しているか否かを判別し、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによるリモートバッチ処理であると判別し、
前記第2アドレス情報を、前記バッチサーバのアドレス情報として前記保存部に保存する、
処理を前記プロセッサに実行させる、請求項1または請求項2記載の制御プログラム。 - 前記第2のコンピュータはさらにウエブサーバおよびアプリケーションサーバを含み、
前記第1リソース使用量に対して前記第2リソース使用量が増加していなければ、前記第2アドレス情報を前記アプリケーションサーバのアドレス情報として取得し、
前記処理要求の処理要求内容と前記アプリケーションサーバのアドレス情報と前記ウエブサーバから取得された前記第1の動作情報とに基づき、当該処理要求の発行元サーバの第3アドレス情報を検出し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されているか否かを判別し、
前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバによって前記ウエブサーバ経由で行なわれるウエブサービスバッチ処理であると判別する、
処理を前記プロセッサに実行させる、請求項3記載の制御プログラム。 - 前記第3アドレス情報が前記保存部に保存されていなければ、前記処理要求の処理要求種別は、オンライン処理であると判別する、
処理を前記プロセッサに実行させる、請求項4記載の制御プログラム。 - 第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得する第1取得部と、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得する第2取得部と、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別する判別部と、を有し、
前記第1のコンピュータはデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータは少なくともバッチサーバを含み、前記判別部は、前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバにより実行されるバッチ処理のうち、特定種別のバッチ処理であると判別し、前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記特定種別のバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、前記第1アドレス情報を保存部に保存する、制御装置。 - プロセッサが、
第1のコンピュータに対する第2のコンピュータによる処理要求の処理要求内容を取得し、
前記の第1および第2のコンピュータそれぞれの動作に関する第1および第2の動作情報を取得し、
前記第1のコンピュータに対する前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求に対応した前記第1のコンピュータによる処理履歴と当該処理要求を行なった前記第2のコンピュータの当該処理要求に関連した前記第2の動作情報とを対応づけた処理実績情報と、前記処理要求内容と、前記の第1および第2の動作情報とに基づき、前記処理要求の処理要求種別を判別し、
前記第1のコンピュータはデータベースサーバを含み、前記第2のコンピュータは少なくともバッチサーバを含み、前記処理要求の処理要求内容に含まれる当該処理要求の発行元プロセス識別情報が、前記データベースサーバから取得された前記第1の動作情報に含まれるプロセス情報にあるか否かを判別し、
当該処理要求の発行元プロセス識別情報が前記プロセス情報にあれば、前記処理要求の処理要求種別は、前記バッチサーバにより実行されるバッチ処理のうち、特定種別のバッチ処理であると判別し、
前記処理要求の処理要求内容と前記第1の動作情報とに基づき、前記特定種別のバッチ処理の処理要求を発行した前記バッチサーバの第1アドレス情報を取得し、
前記第1アドレス情報を保存部に保存する、制御方法。 - 前記特定種別のバッチ処理はローカルバッチ処理である、請求項1記載の制御プログラム。
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