JP2005339190A

JP2005339190A - リアルタイム監視処理方式

Info

Publication number: JP2005339190A
Application number: JP2004157033A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Bansho; 芳典番匠; Takeshi Komine; 武之小峰
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2004-05-27
Filing date: 2004-05-27
Publication date: 2005-12-08

Abstract

【課題】本発明は、売買の取引時間中において、高々１注文、１約定のデータに関しての取引の監視に限らず、当日や過去の取引履歴データを含んだ条件で取引の監視を行うことを課題とする。
【解決手段】前記課題は、株式等の売買取引をコンピュータで行う取引所システムにおいて、取引時間中に発生した注文データ及び約定データ等に対して、銘柄毎、会員毎に監視条件をあらかじめ監視条件デーベースに設定する。銘柄毎、会員毎に取引データと監視条件とを比較し、監視条件に該当する場合に、警告メッセージを管理者の端末に通知することによって達成される。
【選択図】図２

Description

本発明は、株式等の売買取引をコンピュータで行う取引所システムにおける、取引データの監視処理方式に関する。

株式等の売買取引をコンピュータで行う取引所システムにおいて、取引データの監視処理を行っているが、取引時間中の監視処理は高々１注文、１約定のデータに関して監視するものである。

売買の取引時間中において、当日や過去の取引履歴データを含んだ条件で取引の監視を行う。

銘柄毎、会員毎に監視条件をあらかじめ監視条件デーベースに設定する。取引時間中に発生した取引データを、銘柄毎、会員毎の監視基準値と比較し、条件に該当する場合、警告メッセージを管理者の端末に通知する。

本発明によれば、売買取引時間中において、高々１注文、１約定のデータに関しての監視に限らず、当日や過去の取引履歴データを含んだ条件で、取引の監視を行うことができる。

以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。本発明の実施の形態では、監視条件の例として、「銘柄毎、会員毎の平均注文数量の一定倍数（ｍ倍）以上の注文数量を指定した新規注文を、過去一定期間（ｋ分間）に、一定回数（ｎ回）以上発注する行為を監視する」という例を用いて説明する。

図２は、本発明の一実施例を示すフローチャートである。以下では特に、会員コードA1234の会員が、銘柄コード12345の銘柄について買の新規注文を行う例をとりあげて説明する。また、リアルタイム監視処理実行時刻が９時１５分であったとする。まず、銘柄毎、会員毎の平均注文数量を履歴データベース９から取り出す（ステップ１００）。『本例では、図６のレコード１を参照し平均注文数量は10,000となる。』
続いて、監視条件となる倍数（ｍ倍）、集計期間（ｋ分間）、回数（ｎ回）を監視条件データベース８から取り出し（ステップ１０１）、監視基準となる新規注文数量の閾値（平均注文数量×ｍ倍）を算出する（ステップ１０２）。『本例の監視条件は、図５のレコード１より、集計期間５分間、倍数２倍、回数２回であることがわかる。またステップ１００より平均注文数量は10,000であるため、閾値は10,000×2=20,000となる。すなわち「会員コードA1234の会員が、銘柄コード12345の銘柄について、20,000件以上を指定した売買区分「買」である新規注文を、５分間に２回以上発注する行為」を監視することになる。』
次に、未取り出しの新規注文データ１件を注文データベース４から取り出し（ステップ１０３）、ステップ１０２で算出した閾値以上かどうかを判定する（ステップ１０４）。閾値以上の場合は集計データベースのレコードの該当件数に１を加算して集計データベースを更新する（ステップ１０５）。『本例では、先程ステップ１０２で求めた閾値は20,000であった。図３のレコード１は、会員コードA1234の会員が、銘柄コード12345の銘柄についての買の新規注文であり、その注文数量50,000は閾値20,000を超えるため、図７のレコード６の該当件数０に１を加算して、レコード６を更新する。つまり、レコード６の該当件数は１となる。』
続いて監視条件の集計期間（ｋ分間）に応じて過去ｋ分間の該当件数を加算し（ステップ１０６）、加算した該当件数が監視条件の回数（ｎ回）以上かを判定し（ステップ１０７）、監視条件の回数（ｎ回）以上の場合は監視条件に沿った警告メッセージを編集して管理者の端末に通知する（ステップ１０８）。『本例では、ステップ１０１から監視条件は集計期間が５分間となるため、処理実行時刻である９時１５分の過去５分間の該当件数を加算する。つまり、図７のレコード２からレコード６（9:11〜9:15）の該当件数を加算すると２件（今回１件該当したため、レコード６の該当件数が１に更新されている）となる。ステップ１０１から監視条件は２回となるが、これは過去５分間の該当件数が２件以上となる場合に該当する。このとき管理者の端末には「会員コードA1234の会員から銘柄コード12345の銘柄に対する20,000件以上の買の新規注文が、５分間に２回以上発生しました」などと警告を通知する。』
未取り出しの新規注文データがある間、ステップ１０３からステップ１０８を繰り返す。『本例では、図３のレコード１の処理が終了したため、レコード２以降の処理を図３のデータがなくなるまで同様に行う。』
以上が一回のリアルタイム監視処理の処理フローである。取引時間中はこの処理を一定間隔（例えば一分間隔）で繰り返し行う。

本発明のシステム構成図。本発明の実施の形態を表すフローチャート。注文データベースのデータ形式図。約定データベースのデータ形式図。監視条件データベースのデータ形式図。履歴データベースのデータ形式図。集計データベースのデータ形式図。

符号の説明

１…会員システム、２…注文受付処理、３…約定処理、４…注文データベース、５…約定データベース、６…リアルタイム監視処理、７…管理者端末、８…監視条件データベース、９…履歴データベース、１０…集計データベース。

Claims

株式等の売買取引をコンピュータで行う取引所システムにおいて、取引時間中に発生した注文データ及び約定データ等に対して、銘柄毎、会員毎にリアルタイム又は一定間隔で監視処理を行い、所定の監視基準値を超えた場合、警告メッセージを管理者の端末に通知することを特徴とするリアルタイム監視処理方式。